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プロフィール
コメント数 92
性別 男性
自己紹介 基本的に点数が甘めになりがち。
あまりジャンルに好き嫌いはありませんが、やはり娯楽映画が好きです。
密度の濃い映画が好みですね。

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1.  ブレードランナー 2049 《ネタバレ》 前作から35年ぶりの続編。「スター・ウォーズ」でも「ジェダイの復讐」から「ファントム・メナス」までは16年。「インディ・ジョーンズ」でも「最後の聖戦」から「クリスタル・スカルの王国」までの間は19年ということを考えると35年ぶりの続編というのは相当珍しいのではないか。「ハスラー」でも「2」までは25年じゃないか!うっひゃあ!だいたいこの作品に続編が作られるなんて誰が思っただろうか。公開時はともかく今ではSF映画の金字塔と言われるまでになった作品に誰が手をつけようと思うのか。想像するだけで恐ろしいほどのプレッシャーだがドゥニ・ヴィルヌーヴが監督をすると聞いて不安は少々消えた。今のリドリー・スコットが監督するよりいいのではないかという思いもあった。 前作の世界観はウェットで物語はドライな印象だったが、今作の世界観はもう少し乾いた感じの印象だ。そして物語は湿度を増した印象。前作から30年後の世界、歴史的な大きな事件もあったようだし変わっていて当然。現代が「ブレードランナー」のような世界だと言われて久しくなった今では同じものを見せられても意味はない。前作と似たシーンはあってもこれ見よがしではない。一歩引いたような視点で映画は流れていく。どこか絵画的なのもヴィルヌーヴの世界観だろう。 自分でも驚いたことだが3時間近くの長尺で眠くなったり飽きたりする瞬間は皆無だった。スクリーンに釘付けだった。自分の想像以上に「ブレードランナー」の続きの物語に興味津々だったのだろう。前作より娯楽性は増しているが意外な程にスリリングなサスペンス要素が今作を引っ張っていく。ハンス・ジマーの重低音を効かせた音楽は(うんざりしている人も増えているようだが)それを助けるものだ。次々と出てくる新事実を食い入るように観ていたのだが、前作のデッカードとレイチェルの出会いが仕組まれていたのではないかというところはくすぐったいような感覚に陥った。人間とレプリカントが自然に恋に落ちるから素敵なんじゃないの!と。ロイがデッカードを助けたのももしかしてタイレル社でそういう計画を知ったからとか(あくまで個人的な)妄想をし始めると…。うーん、あの物語性の希薄な前作が計画的なものであったとなるとどこか壮大になってやはりくすぐったい。 “奇跡”を知った者たちの反乱を予想はさせるが直接的な描写は無くホッとした。これはあくまでKの物語なのだ。新型レプリカントがブレードランナーの仕事に従事するような世界。先の“大停電”のこともありレプリカントへの差別はさらに酷くなっているようだ。仕事を終え帰宅し会話をする相手は実体のないジョイという存在。なんとも寂しい男なのだ。デッカードはレイチェルに対して強引な態度をとったが、Kはジョイに対していつも受け身だ。続編であっても世界観や主役が対照的に描かれるのも興味深い。“奇跡”の調査はいつの間にか彼のアイデンティティを探る旅になっていく。その過程が面白い。自分が“奇跡”の当事者ではないと知ったKはうなだれる。「誰もがそう考える。」という言葉にレプリカントたちの哀愁がつまっている。人間を憎んではいても記憶だけではないものに対する憧れがあるのだろう。Kは恋人と同じ名前を持つ巨大なモノの前に立ち尽くす。自分に名前を与えてくれた恋人はもういないが彼女の前で選択をする。それは思想に染まったものではない。個人的で普遍的な人間としての選択だ。 命を散らしていく者に降りそそぐものは雨から雪に変わった。更に儚いものに、切ないものになった。レプリカントが哀しみから解放される時は来るのだろうか。でも更なる続編をあまり観たくはないな。続編ゆえの難しさも痛いくらい感じたが自分を大いに興奮させ、感動させてくれた今作に素直に賛辞を送りたいと思う。しかし、賛辞と共に改めて感じるのはアナログ技術だけで作り上げた前作がどれだけ神がかり的な仕事だったかということ。どれだけ大予算の超大作になろうとも、CGの技術が向上しようとも35年前の前作の映像や美術の魅力には及ばないと自分は感じてしまった。 ちなみに「おかしな二人」の続編まででも30年なんです。[映画館(字幕)] 8点(2017-10-29 21:45:25)《改行有》

2.  ブレードランナー/ファイナル・カット 《ネタバレ》 驚くのはその高画質。元々古びない作品だったが傷等が除去されてさらに美しくなっている。映像特典を見ると不満点でもあったゾーラのスタントシーンは本人を使った再撮影に処理を加えて修正されている。ハリソン・フォードの息子を使って修正されたシーンもあって驚く。そこまでして監督の希望を叶えた作品があっただろうか。伝説的な作品が完成度も高められて新たに送り出される。時間をかけて「ブレードランナー」はとても幸運な作品となった。 数々の名シーン、映像、美術の美しさを堪能できる文字通り最終形態にして決定版だろう。「ブレードランナー2049」を観る前の一助としてはこれ一本観れば充分だと思う。あとは補足として劇場版か完全版かどちらかを観れば完璧だろう。[ブルーレイ(字幕)] 10点(2017-10-29 18:47:39)(良:1票) 《改行有》

3.  ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版> 《ネタバレ》 「ブレードランナー」を初めて観たのはこのバージョン。ナレーションが無くなり、ラストのハッピーエンド的なシーンも削除されている。完全版の残酷描写の追加も今作は無くなっているみたいだ。自分はこのバージョンのエレベーターのドアが閉まってエンドクレジットが流れるラストの方が好みだ。 ナレーションのあるバージョンはこの作品の理解を助けるため一見の価値はあると思う。が、観ていればわかることも多いし別に知らなくても影響がない情報もあるため個人的には必須ではない考え。特にロイが死んだ後のナレーションは直前に観たことを説明されるのがとても無粋な感じで好きでない。娯楽性の観点からすると相当ゆるい作りの作品だがこれ程どっぷりと世界観に浸れる作品も稀だ。ナレーションが無くなったことによって更にそれが強まっていて良い。 あとはユニコーンのシーンの追加で匂わせるデッカードのレプリカント説だが自分はデッカードは人間だと思っている。レイチェルと恋に落ちるところやロイがデッカードを助けるところ等はデッカードが人間である方が素敵だからだ。リドリー・スコットはデッカードはレプリカントだと言及しているようだが、それは作品の外の言葉だ。匂わせた程度では確定しない。富野由悠季が「Gのレコンギスタ」は「∀ガンダム」の後の世界だと頓珍漢なことを言ってもそれは作品の外の言葉だ。作品には表現されていない。無視して良い。 ただ、匂わせたことは色々論争や考察を産んだのも確かでそれはそれでとても興味深いし良かったと思う。[ブルーレイ(字幕)] 10点(2017-10-29 18:23:57)《改行有》

4.  ブレードランナー/完全版 《ネタバレ》 完全版と言われているが日本やヨーロッパで公開されたバージョン。残酷描写が追加されているのが主で劇場版とあまり変わりはない。 ロイがタイレルを殺すシーンの直接描写、デッカードがプリスと格闘中に鼻に指を突っ込まれるシーンの追加、ロイが自分の手に釘を刺すシーンの直接描写がされている。ブラスターでプリスにとどめを刺すところで一度外すところもそうかな。…これくらいだろうか。 レビューも劇場版とそう変わるものでもない。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2017-10-29 17:55:02)《改行有》

5.  ブレードランナー 《ネタバレ》 この作品を初めて観た時に面食らったのは事実だ。設定だけ見ればSFアクション映画を想像させるし自分もそれを期待していたのだろう。ここまで娯楽性に欠ける作品とは思いもしなかったのだ。しかし同時にこの作品の影響下にある作品を多く観た後だったに関わらず今作の世界観や映像、美術の密度に圧倒されたのも事実なのだ。これだけ影響された作品が数多く輩出されて、現代がもう「ブレードランナー」のような世界ではないかと言われるようになっても今作の映像はちっとも古びていない。凄まじいことだ。スタッフの神がかり的な仕事ぶりとリドリー・スコットの妥協のない姿勢と映像センスの確かさだろう。観る度に稀有な作品だと思うようになった。 話はシンプルだ。主人公が依頼された仕事をなんとか完遂し惚れた女と逃げる。ハードボイルド探偵モノのフィルムノワールとして観た方がおそらくしっくりくる。映像はウェットな感覚だが物語や雰囲気はドライだ。面白いのは感情がないとされるレプリカントの方が感情豊かに描かれていること。彼らは仲間で行動し、愛する人もいて、寿命が短いことに怒り、仲間の死を嘆く。人間側のタイレルやおもちゃに囲まれているセバスチャン、主人公のデッカードの方が孤独に見える皮肉。彼らの違いは一体何なのか。 登場人物はどれも個性的だが演じる役者も適役ぞろいで良い演技を見せてくれる。リドリー・スコットの前作「エイリアン」もそうだった。映像がとかく注目されがちな作品だが人物の表情やしぐさ、感情の移り変わりを観察する作品だと思う。その中でも強烈な個性を放っているのはルトガー・ハウアーが演じたロイだろう。狂暴な中にも哀しさを同居させているようなキャラクターで肉感的でもあり詩的でもある。最後に服を脱ぎ捨てデッカードを追い回すシーンは彼の生命の最後の輝きを全身で表現しているようだ。人間を憎み人間に憧れ、そして最後に救う。雨に打たれ自分の記憶を語りながら命を散らせていく。美しい瞬間だ。人を人とたらしめているのは記憶なのだろうか。それが作られた移植された記憶だったとしても。デッカードはレイチェルと街を抜け出す。もう彼女の中には移植された記憶だけではない。惚れた男に愛し愛された記憶や想いがある。ほのかな切なさを漂わせる終盤は本当に秀逸だ。 自分が初めて観たのはディレクターズカット最終版だったのでエレベーターのドアが閉まって終わるラストの方がどちらかというと好みでしっくりくるのだが、劇場版や完全版のラストも味があっていい。暗い世界観から解放された感じがあって良いという声があるのも分かる。あとワークプリントを観て気づかされたのは想像以上にヴァンゲリスの音楽がこの作品の強い位置を占めているということか。黒澤明は映画は芸術形態としては音楽に似ていると言ったが、ヴァンゲリスの音楽が大袈裟にならない形でこの作品にうまく寄り添っていることがどれだけ幸運なことか思い知らされた。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2017-10-29 17:36:58)(良:1票) 《改行有》

6.  ファイナル・デッドサーキット 3D 《ネタバレ》 3Dで観れてないからわからないけど肉片や内臓やらも飛び出して見えたんですかね。飽きてきた感はあるがサクッと観れちゃうから観ちゃった。友達とワイワイ言いながら観るのに適してるしね。 冒頭のサーキットのシーンが一番印象に残ってるかな。やっぱり勢いが違うね。タイヤで頭も吹っ飛ばしちゃうんだから。まさかサーキットに来てる人も真っ二つになったり、ベンチの木片が口を貫いたりするとは思ってなかっただろうなあ。まあそこは回避されちゃうんだけど。でも惨事より耳栓代わりにタンポンを子供の耳に入れるシーンが一番のインパクトだった気がする。今回も「ヒトコロスイッチ」ぶりがすごいんだけどギャグスレスレというかもうギャグだこれ。今さらか。洗車場で車の屋根から頭を出して進んでいくシーンは「ひええ」となりながらもちょっとシュールな絵で笑ってしまう。 今回も助かった人たちはラストでまとめて始末。死に様はCG骸骨でマイルドにしたから許してね。[インターネット(字幕)] 5点(2016-09-21 02:18:17)《改行有》

7.  ファイナル・デッドコースター 《ネタバレ》 3作目ともなるとさすがに新鮮さはない。結局のところこのシリーズは理不尽に死ぬスプラッターものでありどういう風に登場人物が死んでいくかを楽しむ映画だ。悪趣味と言えば悪趣味なのだが尺も短くサクッと手軽に楽しめるのがこのシリーズの良いところ。 冒頭はジェットコースターで始まるがただでさえ怖い乗り物でさらに死がついてくるなんて最悪だ。一番えぐい死に方は日焼けサロンかな。ああいう長く苦しむ死に方は勘弁。自分が同じ立場だったら即死する死に方でお願いしたい。ホームセンターの釘打ち機で何本も釘が頭を貫いていく死に方もやだなあ。イコライザーなら回避できただろうに。それにしてもこの映画に出てくる施設は危険がいっぱい。老朽化してたり、いろんなものがグラグラしてたり、電化製品を平気で水に近づけたり、死は日常に潜んでいるのだ。みなさん気をつけましょう。 回避した人たちはまとめて電車で始末。死神からは逃れられないのが今作のルールみたいだがそろそろひと工夫欲しい。[インターネット(字幕)] 5点(2016-09-21 01:57:37)《改行有》

8.  ブラック・スキャンダル 《ネタバレ》 ジョニー・デップが久々に好演している。この人はどんな役をやっても熱が入らないイメージだが今回はそれが良い方向に作用している印象。 何十人も殺したと噂される人物。いつ暴発するかわからないこの“ホワイティ”という人物が持つ緊張感が作品を引っ張る。 ギャングとFBI。同郷の人間がいるために生まれるお互いを利用しようという関係。その関係の中バルジャーもコノリーも栄えてきたが気づいた時には身動きが取れないような状態に。こういうジャンルの作品ではよくある展開であり結末だとも言えるが何かもう一つ物足りない。この監督の前作を観た時にも感じたことだ。役者や作品の雰囲気は悪くないのに何かもったいない。 とはいえこういう関係が長く続きその間に小悪党だったバルジャーがビンラディンに続く危険人物とされるような怪物になっていった事実には驚かされる。身内には優しそうな人物だがこの人と一緒に食事はしたくないなあ。[映画館(字幕)] 7点(2016-02-15 20:49:03)《改行有》

9.  ファーナス/訣別の朝 《ネタバレ》 なかなかに豪華で渋い顔ぶれだが冒頭からインパクトのある演技を見せるウディ・ハレルソンに目が行く。他のキャストも良い演技をしているがウディ・ハレルソンの凶暴で凄みのある演技がある意味この作品を支えているように思える。 クリスチャン・ベイルが演じるラッセルは真面目な男だ。真面目すぎると言ってもいいくらいの男。ある事故を境に転落が始まっても彼は喚いたりしない。服役している間に病身の父が死に、金に困った弟が危ない仕事をしていることを知り、恋人が他の男の子を宿しても彼は感情を爆発させることはない。抑えている。抑えてはいるが彼の心の中は煮えたぎっている。タイトルのファーナスは溶鉱炉のことらしいが彼自身を指しているとも言える。いつ外に漏れ出してもおかしくないものを彼は抱えている。ウディ・ハレルソン演じるデグロートがなぜ弟とペティを殺したのかはわからない。が、「この男ならやりかねない」と思ってしまうのは冒頭のシーンがあるからだろう。この男のアクションによって主人公はやっと抱えていたものを復讐という形に変えることができるのだ。 地味でとても暗い話だ。復讐は遂げられるがカタルシスはあまり感じないし、この後の主人公のことを考えると救われた気もしない。撃たれてうつ伏すデグロートに近づくラッセル。観ている間「うつ伏している腕に銃を隠し持っているのでは…」とハラハラしてしまったのはそれほど凶暴な男だったからだが、彼の口から弟を「タフな男だった」という言葉が出たのは印象的だった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-28 02:29:46)《改行有》

10.  ブリッジ・オブ・スパイ 《ネタバレ》 マーク・ライランスの演技が素晴らしい。トム・ハンクスは安定の演技を見せるがこの作品に深みを与えているのはマーク・ライランスの存在だろう。踏み込まれても動じず坦々と動く物腰に彼の仕事の長さを感じさせる。「不安じゃないか?」と聞かれる度に「役に立つか?」と返す姿は自分に起こる全ての物事に対する覚悟ができているかのようだ。 厳しい世論に対して主人公の弁護士ドノヴァンは真摯にそして信念を持って仕事をこなす。判事さえも感情的な目を向けるがあくまで理性的に対応し、論理的にスパイを生かしておく有用性を説く。それが結果的に米国の兵士を助ける切り札になった。感情的になって目先のことを考えるのではなく理性的に人間性を持って対処することは自分を救うことにもなり得る。きっと国益にも。それは現代にも通じることだ。終盤、米兵士のパワーズは抱擁で迎えられる。ソ連のスパイアベルには抱擁はなく後部座席に乗り込む。もちろんこの対比だけで論じるのは短絡的だとは思うが冷戦の結果を暗示しているシーンに思えた。 偵察機墜落のように迫力あるシーンを入れることにも抜かりなく、スピルバーグらしいヒューマニズムもバランスが良くラストのドノヴァンとアベルのやり取りも素直に感動できた。というよりも自分でも意外な程に熱いものと寂しさを感じ涙があふれた。地味な題材だが長さを感じさせない作りはさすがと言わざるを得ない。 ドノヴァンという人物を全く知らなかった自分はラストにその後の仕事も知り更に驚かされた。[映画館(字幕)] 8点(2016-01-12 01:59:40)(良:1票) 《改行有》

11.  ブラックハット 《ネタバレ》 「パブリック・エネミーズ」から早や6年その間映画を監督していなかったとは知らなかった。「マイアミ・バイス」「パブリック・エネミーズ」はあまり好みではなかったが…。 中盤までは少々退屈に感じた。が、やはり銃撃戦で目が覚める。音や着弾の描写などこだわりを感じさせる銃撃戦描写はさすがだ。 この構図は何かやばいと感じた直後に訪れる轟音。親友が乗っていた車が吹き飛び、銃弾の雨が主人公たちに襲いかかる。9.11で夫を亡くしたバレットが倒れ、NSAに不正侵入した主人公に連行命令が下った時「命令に従う」と言ったジェサップが冷静に五人仕留めた後崩れ落ちる。バレットの視界が霞み彼女の命も消える。ハッカー同士の頭脳戦の様相がその瞬間変わり始め静かに熱いマイケル・マンが帰って来た気がした。 クリス・ヘムズワースが天才ハッカー?どちらかというと直情的な肉体派、熱血漢というイメージのある彼をなぜその役に据えたのか。それは終盤を観ればなんとなく分かる。復讐心を胸に一か八かの戦いをしかけるのに典型的な柔なハッカーでは絵にならない。そういう点で彼の熱は必要だったのだろう。本国では評価が伸び悩んだ本作だが個人的には今後のマイケル・マンを期待させる一作となった。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-12-30 03:17:22)《改行有》

12.  ファイティング・タイガー 《ネタバレ》 キアヌ・リーヴスが監督をやるというイメージがあまり無かったが「マトリックス」で相当惚れ込んだのか初監督作はカンフー映画。武術指導にユエン・ウーピンを迎えているので安定したカンフーアクションをじっくり見せてくれて好感触。 主役はキアヌではなくあまり主役という感じはしない顔だちの人(デコ広い!)。もちろんアクションができるから選ばれたのだろうがかなり地味だ。まあ無垢な青年が闇格闘技にのめりこむ内に暗黒面を見せ始めるというストーリーだから無垢な感じは出てるとは言える。まさかこの人を主役に選んだからそういうストーリーにしたんじゃあるまいな! 終盤の「ザ・レイド」の主役とはじっくり闘って欲しかった。もったいない。ラスボスはキアヌ本人。寺までわざわざ出張って「マトリックス」でダウンロードしたデジタルカンフーを見せてくれます。 それにしても車であれだけ転げ落ちても普通に動けるカレン・モク姐さん丈夫すぎ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-05-27 03:48:37)《改行有》

13.  フューリー(2014) 《ネタバレ》 戦車が主体の映画はあまり見たことがなく結構期待していたのだがドラマ部分は意外とありきたりな感じ。激戦をくぐり抜けてきた戦車隊に実戦経験のない新兵が配属され、戦争の現実を突きつけられながら隊員たちと心を通わせていく。しかし、それをこの監督の脚本作「トレーニング デイ」と同じく一日の出来事として描くのはちとつらい。一日のドラマとしてはつめこみ感が否めず戦争映画としてのポイントを押さえているのに浅く感じてしまう。 だが、ドイツの母娘(っぽいが従姉妹)のエピソードは意外と嫌いではない。戦争という異常な日常の中ですでに非日常になってしまって久しい平和で穏やかな食事をしたいという気持ちは共感できる。結局隊員によってぶち壊されるが童貞卒業シーンもはさまれる特殊さもあって、個人的にはこの映画のドラマの中で唯一引っかかりがあるシーンだ。まあ長いなとは思ったが。 戦車同士の戦闘シーンはさすがの迫力。戦車には全然詳しくないがタイガー戦車が恐ろしい性能を持っていることは伝わってくる。あんなのに出くわしたら生きた心地がしないだろう。人体破壊描写も凄まじく何台も戦車が踏み荒らしていったと思われる死体なども記憶に残る。 全体的に見てくれは悪くない。が、最後の戦闘があまり良くない。ウォーダディの選択が理解できない。動けなくなった戦車に立て篭もる作戦なのになぜ予備の弾薬を車外に放置してあるのかわからない。こんな感じで終盤に悶々としてしまう何かもったいない作品だ。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-03-20 03:06:56)(良:1票) 《改行有》

14.  プリースト ポール・ベタニー主演でこういうアクションだと「レギオン」を思いだす。と思ったら同じ監督だった。しかし、アメリカは吸血鬼映画が好きね。吸血鬼というよりはエイリアンのような造詣だが。 冒頭に世界観の説明としてアニメーションを使っているので結構凝った作りなのかと思ったが、世界観やアクションはなんとなくどこかで観た感じのものばかりでそんなに目新しいものは無い。ストーリー的にも特に盛り上がる感じはなく平凡な出来。[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-02-13 01:12:11)《改行有》

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