みんなのシネマレビュー
鱗歌さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 3874
性別 男性
年齢 53歳

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順12
投稿日付順12
変更日付順12

21.  ペイルライダー 《ネタバレ》 冒頭の襲撃の場面なんか、随分リキが入っていて、心ある映画ファンならば感激間違いなし!なんでしょうけど、私のように心の曇っている人間はどうしても、「ほら~こんな細かいカット割りを何日もかけて撮影するから、空が晴れてたり曇ってたりバラバラやんか~」と思っちゃうのです。すみません。イーストウッドって、目つき悪いですね。大きなお世話ってか。いや、この眼力があるからこそ、本作の主人公役にうってつけ。そうでもなければ、こんな(到底ありえない)モテモテ役を自ら演じるなんて、本来ならこれこそ許されざるモノですよ、全く。ま、とりあえずこの主人公、カッチョよいことは間違いない。007も手を焼いたジョーズを、一撃のもとにやっつける。でも金的は反則。この、ニセ牧師め(私の目にはどう見ても牧師に見えないのです)。主人公の過去が明かされないのが、いいですね。彼の過去を語る唯一のものが、背中の弾痕(やっぱし堅気じゃないよねー)。敵役の悪徳保安官が、またカッチョよい。6人の部下もカッチョよい。計7人が相手、6連発の拳銃では弾が足りない、さあどうする。どうするって、2丁持ってるから問題なしか。ガックシ。しかも2丁使うまでもなく、手際良く部下たちを倒していく主人公。最初は敵役たちカッチョよいと思ってたのに、途中から「あれコイツら弱いんじゃないの?」と思えてきちゃう。そういや丸腰の爺さん一人を撃ち殺しただけだもんなー。クライマックスの決闘の前にもう少し、敵役たちの凄みみたいなものを表現しておいて欲しかったかな。ま、でも、決闘シーンは、実にシビれる盛り上がりで、出色です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-12-13 22:18:26)(良:1票)

22.  BEDHEAD 『エル・マリアッチ』のDVDの余白に入っている、ホームメイドな短編映画。たいていのDVDは「特典映像付き」と言っても「どこが特典やねん」と言いたくなるようなものが多く観る気もしないんですけど、こういうオモロイのをオマケしてくれてると、嬉しい限りです。内容はというと、ただのきょうだい喧嘩を、「そこまでやるか」という超能力バトルとして描いた作品で、すげ~おバカ。もちろん金かかってなさそう。でもアイデア満載。カメラがあって弟妹がいれば、こういう作品を作るチャンスは誰にでもある、あとは才能があれば。[DVD(字幕)] 7点(2010-05-05 07:11:13)

23.  ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー 前作では、「異形の者の持つ哀しみ」みたいなものが作品の中にそこはかとなく表れていて、だからこそまた、ヘルボーイ氏のカッチョよさというものも際立っていたんですが。しかしこの2作目では、そういう「哀しみ」を、わざわざ強調し過ぎている気がして、いささか押しつけがましい。ちょっと残念。でも、次から次に現れるヘンテコキャラの数々についつい笑ってしまう、楽しい作品にはなっております。敵の宅八郎みたいな王子との、カンフーばりの殺陣も楽しい。そういえば、ヘルボーイ氏が赤ちゃんを抱いて走って逃げるシーンなんかを観てると、『九龍の眼』を思い出したりもして。あと中盤で、ヘルボーイとエイブが缶ビール飲みながら話し込む場面、ドタバタした映画の中で、心和むひと時ですね。冷静に観れば話し込んでる二人の顔、相当なマヌケ面なんですけれど(笑)。   ★2011/8/6訂正 ×『九龍の眼』⇒○『新ポリス・ストーリー』です、多分(また間違ってたらさらにアホですね。すんません。)[ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-04-29 07:45:05)

24.  ヘルライド チョイ悪オヤジならぬ極悪オヤジどもの傍若無人ぶり“のみ”がひたすら描かれる、暑苦しさナンバーワンの映画。と言ってもオヤジばかりが出てくる映画ではなくて、お色気丸出しのオネーチャンが次々に出てきて、腰をふったりキャットファイトを演じたり。これまた暑苦しいばかり。要するにこの映画のテーマは、マッチョへの憧れ、マッチョへの幻想(あるいは幻影、あるいはもはや、幻覚か)。バイクを乗り回し、殴り合い、撃ちあう。オネーチャンが腰をふって迫ってきても、鼻の下を伸ばしたりはせず、余裕綽々。うーむ、すべてワタシにはマネのできないことばかりだナー。恐れ入るばかりでございます、だけど別に、こういうマッチョぶりに対して憧れる訳でもないので、正直、ついていけませぬ。でもいいじゃない、この、非日常の世界にみなぎる生気。何か知らんが、(とりあえず)明日への活力。内容がワケわからない分、映画を短くまとめているのも良心的だし(笑)。オヤジどものやんちゃな生きざまを、観よ。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-04-22 22:03:39)

25.  ヘアスプレー(1988) 少し好意的な見方を無理にすれば、人種差別を笑い飛ばす映画、とかなんとかモットモらしいことも言えるかもしれないけど、それ以上に好意的かつ自然な見方をするならば、まあ、見たまんまのデタラメ映画っちゅうことですかね。60年代を描いていると言われても、ほとんどSF映画としか思えない、ぶっとんだ世界。まあ、デブが踊るだけの映画なんですけど・・・。二役を演じるディヴァインの男役姿も要チェック。って、チェックしてどうするのよ。[地上波(字幕)] 7点(2008-03-03 11:57:32)(笑:1票)

26.  蛇姫様 陰謀あり、殺陣あり、オカルトあり、という欲張りな一本。しかし何と言っても見所は雷蔵の女形姿!!セクシー!う~ん、じゅるじゅる。一方、地のシーンでも基本的にヘナへナの優男で流麗振りを発揮、しかも時々、何だか異様に顔が細長いぞ!カツラが浮いてるんでないか、と一瞬心配になったよ。というわけで殺陣もあっさり風味。なお個人的には、一刀斎先生の暑苦しいキャラ(ワケのワカラン言動、ヘンテコリンな変装)が、もうひとつの見所かな、と思っております。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-11-01 23:33:08)

27.  ベン・ハー(2016) 《ネタバレ》 過去に超大作が2本作られているこのネタで、また映画を作ろうってんだから、余程のコトを思いついたんじゃないのか、と勝手に期待をすると(いやホントに勝手なんだけど)、結構フツーに「今どき映画」らしくカメラを揺らしたりなんかして、特に目新しさも無く。 目玉とも言うべきチャリオットの競争シーンはさすがに、いくらか派手な味付けはされていましたけれど、アノ2本に対して驚く程の新しさも無く、やはり相手が悪かった、とでもいいますか。 2時間ほどの作品ですから、当然ワイラー版よりコンパクト。ただし、展開がスピーディというよりは、端折った印象。 どうも、メッサラのワルさが足りない。この点は、今作の狙いでもあるのでしょうが(モーガン・フリーマンがベン・ハーをケシカけるのが逆の伏線になっている)、、、ウチの子供が幼稚園の頃、発表会でやる劇は、どんなお話であろうと最後は必ず悪役が「ゴメンね」と言って主人公が「いいよ」と返して終わるのが定番でしたが、あれを思い出しました・・・。[インターネット(字幕)] 6点(2022-01-23 22:23:22)《改行有》

28.  ベイビー・ドライバー 主人公が音楽を聴いてるだけで、実際には歌わない、口パクだけのミュージカル。その音楽に乗って、カーアクションがテンポよく繰り広げられます。主人公は銀行強盗をクルマに乗せて逃がすだけの仕事なので、強盗シーンなども描写が省略され、とにかくテンポよく進みます。コインランドリーの洗濯物たちも、映画の中で踊ってる。 ただ、次に狙う郵便局へ下見に行くシーンでは、沢山の監視カメラが映されたりするものの、主人公と一緒に下見に行った少年に瞬時に状況を把握させることで、下見シーンを大幅に省略してしまう。確かにテンポはいいけれど、さすがにちょっと、味気ない。映画でちゃんと描写されない警備なんて、あって無いようなもの。観てて、どうでもよくなってきちゃう。 おそらくは、後半、主人公の彼女が事件に巻き込まれてしまうのか・・・という部分を中心に描かんがために、他の部分を省略しているのかも知れないけれど、それにしては、ここに至ってなお、もうひとつハラハラさせてくれないのは、どうしたもんだか。 あと、アクションを音楽とシンクロさせるのはいいけれど、銃撃戦の銃声まで音楽に乗せると、ここまでシラけるものか、というのは、ちょっとした発見でした。銃撃戦が台無し、といっても過言ではないですな。思えば、チャイコフスキーが「1812年」においてラ・マルセイエーズとともに大砲を鳴らす場面で、4拍子の音楽に3拍ごとの砲声を重ねたのは、さすがというべきか。[地上波(吹替)] 6点(2020-10-04 15:16:11)《改行有》

29.  ヘルレイザー3 ヘルレイザーと言えば何と言っても、顔中に焼き鳥の串を刺したあのピンヘッド氏ですが、本作の前半は、ヘンなオブジェの中から顔だけ出して、頼りなくも情けないお姿に。そんな姿で、いくらオドロオドロしいことを言ってもみせても、ねえ。 しかし元の姿に戻ってからは大暴れ、まさに殺戮の嵐、と言いたいところですが、CDが飛んできて顔に刺さるとか、かなりトホホな殺戮でして、ええ、もちろんこういうの、大好きですよ。さらには街中でのちょっとした破壊活動にまで発展。 ピンヘッド氏の仲間の魔導士も、これまではただ顔が面白いだけで無害そうな連中でしたが、今回は妙にメカニックで強そうな連中が登場。 一作目のボヤボヤっとした田舎じみた感じの因縁話も良かったですけど、こういうバカバカしいスペクタクルも、良いですなあ(変に技巧ぶった映像が、これまたアホらしくて良い)。 ただ、どうしてこうも最期があっけないのか・・・[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-09-08 12:41:13)《改行有》

30.  ヘル・レイザー 《ネタバレ》 入手したルービックキューブもどきのパズルがうまく解けずに憤死(?)したオジサンが、死んで朽ち果ててるんだけど生きている。そういう、何かよくわからんヤツが何かよくわからん形で生きてます、ってのが、クライヴ・バーカーの好みなんですかね。ミッドナイトミートトレインに出てくるやみくろ(じゃないけど)なんかもその一種でしょう。自分の家のどこかに、そういうミョーなヤツが住んでいる、というイヤラシさ。狭い我が家ではとても考えられません。家が広いっていいよなあ。よくないけど。 で、肉体はボロボロになっているけど生きてるそのオジサン、人間の生血を吸収しては徐々に体を蘇生させていく、というハムナプトラ方式。だけどこちらはCGではないホンモノのヌメヌメ感があって、イイんですね。いや、イヤラシイんですね。 で、復活して何をしようかっていうと、生前のごとく、弟の嫁さんとの浮気を続けようってんだから、どうしようもない。なんか魔道士とか何とかいう変な妖怪みたいな連中に狙われてるのにねえ。 それにしても例のピンヘッド氏。黙ってるとイイ感じなんですが、しゃべるとまるで迫力がない。なんとも素朴。ま、こんな感じで、異界の連中がフツーに存在してフツーにしゃべってる、ってのがクライヴ・バーカーの好みなんでしょう。 むしろ、オジサンの弟氏が「知らぬは亭主ばかりなり」にもほどがあるマヌケぶりで、見てる我々もイライラするくらいなんですが、最後にオジサンに皮膚を奪われ、オジサンの顔がマヌケ弟の顔となり、マヌケ顔のまま、恍惚としながらギタギタにされる、ってのが、本作の最大のインパクト。 監督・脚本クライヴ・バーカー。(いくら非現実世界の物語とは言え)登場人物のセリフや挙動に違和感ありまくりだったり(特に娘。でも可愛いから許す)、せっかく作ったクリーチャーとばかりに画面に登場させ過ぎてかえってインパクトを薄れさせたり、音楽が重厚過ぎてマッチしてなかったり、と、いろいろヘンなところはあるのですが、彼のイマジネーションが自由に炸裂したユニークな作品となっております。 ところで弟の嫁さん、ちょっと老けすぎだろー、と思うのですが、うん、これもきっと、クライヴ・バーカーの好みなんでしょう。ほんまかいな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-06-02 16:18:24)《改行有》

31.  ヘルファイター 油田火災と戦う男たちの映画。って言ってもパニック映画じゃなくって、時々電話がかかってきて出動しては消火、というエピソードの寄せ集めみたいな、あまり緊迫感のないおハナシ。別に逃げ遅れた人々の救出、みたいなこともなく、呼ばれたら世界のどこにでも出かけて、じっくりと消火作業にあたる。出動要請の電話がかかる度にソレっぽいBGMが流れるのがまた、かえってノンビリした雰囲気を醸し出してます。主人公のジョン・ウェインはその道の大物であって、若いパートナーが居て、生き別れの娘も居て。と、何ともアリガチでベタな設定でして、実に大らか。どんな設定であれ、ジョン・ウェインが主演すりゃ、まあ、そんな感じですわな。ただ、油井が燃え上がるシーンはミニチュアなんぞ使うことなく、しっかり盛大に燃えあがらせております。最大の見所は、映画始まっていきなりの火災、「ユニヴァーサル・プレゼンツ」と出てくる前にもう大炎上してますから実に気が早い。そしてオープニングのクレジットの背景で燃え続け、クレジット終了とともに鉄塔が崩れ落ちる、神業のようなシーンであります。あとはノンビリしたドラマと同じような火災シーンの繰り返しですが、ラスト、飛行機から現れるジョン・ウェインの笑顔がいいのです。やっぱりこのヒト、神サマです。まあ、そういうノンビリした映画ですから、USJのアトラクションはやっぱり、「ヘルファイター」ではなくって「バックドラフト」でなくてはいけないんでしょう、なあ。[DVD(字幕)] 6点(2014-03-15 10:36:26)

32.  ペット・セメタリー(1989) 大体どういう設定の話か雑誌などで紹介されていて、これは面白そう!と思ったのですが、観てみりゃなんの事はない、紹介されてた内容そのものがストーリーのキモで、それにちょいと結末がくっついた感じ。なんとなく呆気ない印象でした。後半をもっとふくらませて欲しかったのですがねえ(例えば『エイリアン』なんかは前半と後半のバランスが抜群)。というわけでこの映画は予備知識無しで観てたらもう少し楽しめたのかもしれません。6点(2003-10-10 23:57:29)

33.  BEST GUY 『トップガン』のパクリ映画を作るだなんて、誰が聞いたって無謀そのものなんですが、岡田茂社長時代の東映だからこそ通ってしまった企画、なのかどうなのか。もはや、トップガンとはなるべく距離を置こうなどという意思も感じられず、諦めムードすら漂っており、まあ間違いなく「怪作」のたぐいでしょう。いっそ「壊作」とでも呼びますか。 あちらがトニー・スコットなら、こちらはアクションならこの人、村川透。なんか妙に納得しつつ、ちょっと違うような気もして。トニスコには遊戯シリーズは撮れんだろうし、村川監督だってトップガンは難しいだろう・・・。 ドラマ部分の演出は決して負けてないと思うんですけどね。あまり中身が無いのはお互い様。米国海軍に対抗してこちらは航空自衛隊の協力のもと、貴重かつ迫力ある映像の数々が登場します(一種の機能美ですな)。戦争とは無縁だと思ってる今の日本にも、こういう世界がある、ということ。ただ、映像が合成になったとたん、迫力が数段低下してしまうのは、これは元映画との比較が避けられないパクリ映画の宿命ですね。で、あちらがトムクルーズならこちらは織田裕二とくる。まあ、これも納得か。ケリー・マクギリスには財前直見。これは、何と言ってよいやら。[インターネット(邦画)] 5点(2021-08-22 06:54:37)《改行有》

34.  ベスト・キッド2 《ネタバレ》 ご存知スローモーションカラテ映画の第2作。どうしてこんなカラテで勝てるのか。というより、どうしてこんなカラテに負けるのか。 それはともかく、曖昧な記憶で申し訳ないけど、第3作の公開時にラルフ・マッチオがこの第2作のことを「ハートが無かった」とか何とか否定的な風に言ってた記憶があって、まあ、だからどうしたということは無いんですけどね。 それはともかく。 今回はミヤギさんの故郷の沖縄が舞台。何でダニエルがついてくるのかワカランけれど、チンピラに絡まれてタコ殴りにされるのがこの人の役回りだから、彼が沖縄についてこないと話が始まらない。 ただ、前回の敵役が、某大学のアメフト部みたいに(その話はもうやめなさいっての)比較的硬派だったのに比べると、どうも今回は(風貌だけはヤクザを連想させるけれど)少々粘着質にミヤギさんとダニエルにつきまとうところがあって、何だかストーカーみたい。特に、ダニエルにチョッカイをかけ続けるチンピラは、実はダニエルに気があってわざとイヤガラセしているんではないか、と。 ここでふと、今回久しぶりに観てて、「なぜ、K-1のリングにチェ・ホンマンが現れた時に既視感があったのか」のナゾが解けた気がしました、もしかして自分は、この敵役の俳優さんを思いだしていたんではなかろうか。 それはともかく。 アメリカ映画に登場する「日本人女性」の多くが、我々日本人から見て「え、もうちょっとキレイな人いなかったの?」と言いたくなるケースが多い中で(失礼)、本作では、ヒロイン役のタムリン・トミタが美しく撮られていて、好感が持てます。お茶をたてるシーンのしっとり感。こんな映画にもったいない(笑)。 クライマックスの決闘。デンデン太鼓の動きで敵を打ち負かす! うーむ、もはや何の動きを参考にしても勝てそうな気がするなあ。 最後に一言、前作で相当なアブク銭を稼いだハズなんだから、台風のシーンはもう少し頑張ってスペクタクル感を出して欲しかった。[地上波(吹替)] 5点(2019-04-13 12:19:50)《改行有》

35.  ヘルレイザー2 前作は、「監督・脚本クライヴ・バーカー」でしたが、2作目からは製作総指揮に引っ込んで、監督はと言うと・・・誰ですかこれは。 1作目には、日常と魔界が隣り合わせ、みたいな感覚があってそれなりにいい味出してたのですが、1作目のクライマックスから始まる2作目ではもはや日常色が引っ込まざるを得ず、普通にグロテスクなだけの世界観になっちゃいました。 皮膚のないヌメヌメとした全身血濡れメーキャップは、頑張ってるんですけどね。 それに、あの昔懐かしいギクシャクとしたコマ撮り映像、こういうのもちょっと嬉しくなってきます。 ただ、あのヘンな立体パズルみたいなのには、別段思い入れも感じなければ神秘性も感じないので、いつまでこんなコトやってんのかね~とも思いますが。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-08-10 16:18:20)《改行有》

36.  ベルリン陥落 キミョー奇天烈なる戦争映画。まず冒頭、アリョーシャとナターシャのラブラブな場面が描かれる(って言っても、このアリョーシャがまた冴えないオッサンなんだ、これが)。草原でラブラブな二人、と、そこに唐突に襲いかかるドイツ軍(ホントに唐突なんだ、これが)。ナターシャはドイツ軍の囚われの身に!復讐に燃えるアリョーシャ、と思いきや、彼は脇役に転落、映画はなんだか歴史ドキュメンタリみたいな様相に一変して、どっちかっつーと、途中からヒトラーが主人公になっちゃったみたいな印象(似てるんだ、これが)。変なニホンジンも登場したりして、トホホホホ。第2部ではいよいよソ連軍の猛反撃!って言っても、ソ連軍の快進撃ばかりで、派手な割にはいまいち盛り上がらない戦闘シーン。あれよあれよと言う間に、ベルリンは陥落、スターリン様ありがとう、マンセー!じゃなくてウラー!ってな映画でした(スターリンもまた、似てるんだ、これが)。スターリンが英雄視されてる、っちゅうより、もはや神格化されちゃってますね~。音楽はショスタコーヴィチ。交響曲7番なんかも挿入されたりするんだけど、はっきり言って、つまらな過ぎ。このぬる過ぎる音楽には辟易します。勿論、時代背景とショスタコの曲者ぶりを考え併せると、このヌルさをそのまま額面通り受け取るわけにもいかないのでしょうけど、「これがショスタコだと思ってほしくない」音楽であることは間違いないでしょう。というわけでまあ、変な映画には違いないんですけども、逆に、プロパガンダのためにはこんな変な映画を作っちゃうという驚き、この驚きだけは、時代を超えた普遍性を感じさせるわけで、これも映画の魔力の一種には違いありません。人に、国に、ここまでさせちゃう“映画”って、いったい何なんでしょうね。[DVD(字幕)] 5点(2008-11-03 12:02:58)

37.  北京原人の逆襲 え~コレはですねえ。本サイトにおける『北京原人 Who are you?』の評判がすこぶる悪い事に、いたく気分を害した佐藤某と早坂某が、レビュワー達に逆襲してくる映画・・・な訳はないですね。まあジャンルとしては「パクリもの」が最適。しかし子供の頃の私にはどうやらまだ「パクリ」という概念が身についてなかったようでして。どこかで観たような観なかったような、どこかで聞いたようなちょっと違うような、この映画の微妙な展開に、アタマの中は「?」マークの大洪水。まーどっちみち、図鑑に載ってる北京原人とは似ても似つかないですしね。もうムチャクチャですわ。とは言え、パツキンのオネーさんが半端なお色気を振りまいた挙げ句、エロそうなヤツに襲われるシーンは、妙にリアルでちょっとドキドキものでしたね。あと気のせいかどうか、昔は年末年始に必ず本作がテレビ放映されてたような記憶があるため、なにかメデタイ印象が本作にこびりついてしまっております。ところで、本作が作られたり、『クイーン・コング』が作られたりした事を思うと、76年版『キングコング』の製作と言うのは映画の歴史上、結構重要な事件だった、という事なんですかねえ。そんなバカな。ねえ?  (よりによってこの映画に一番乗りしてしまった。後からコワいレビュワーさん達がいっぱい襲ってくるゾ~。) 5点(2004-11-06 01:29:48)(笑:2票)

38.  ベスト・キッド(1984) 皆さまご存知、元祖DIYカラテ。 故・岡八郎師匠の「空手もやってるねんぞ~通信教育やけどな~」というギャグと、思想的には近いものがあります。 「そもそも、こんなクソガキがこの程度の練習でトーナメントを勝ち上がれるワケがないだろ~」とツッこむ以前に、「そもそも、エリザベス・シューがラルフ・マッチオなんかに一目ぼれするワケがないだろ~」と言いたくなるワケで、そこに目をつぶることができれば、大抵のことは見逃してしんぜよう、という気持ちにもなってきますが、そういう受け止め方で、いいんですかねえ。ちなみにエリザベス・シューの出演作における相手役は、ラルフ・マッチオ⇒チンパンジー⇒トム・クルーズ⇒マイケル・J・フォックスと、この後、だんだんレベルが上がっていきます。 『ロッキー』のジョン・G・アビルドセン監督が再び取り組んだスポコンものですが、ほとんどスポーツも無ければ根性もない作品に仕上げていて、二番煎じにしていないところはアッパレ。最後は口数が少なくなり少々神がかり的になってしまった一作目のロッキーとは異なり、こちらの作品では「等身大過ぎる」主人公を設定して、最初から最後まで、どうしようもない「のび太君」でいてくれる。いてくれてうれしいかどうかはともかくとして。 で、コブラ会所属のジャイアンに要らぬチョッカイを出して、「ギタギタのメタメタ(©ジャイアン)」にされかかったところを、ドラえもんならぬ(似てるけど)ミヤギさんに救われる。そういや当時、雑誌のインタビューにパット・モリタが「カラテ経験なしで撮影に取り組んだ」とか答えていた記憶があるけれど、実際、見るからにそんな感じの所作ですな。まさに通信教育レベル。だけどそれに目をつぶると(←またか!)、この人、「東洋の神秘」みたいなものはよく出していると思います。日本人の我々が見たって、謎めいてますからね。でも一方で、生身の人間の弱さも感じさせるエピソードが挿入されたりもする(ただ挿入されただけ、という印象もありますが)。 実はジャイアンもそんな悪いヤツじゃなかったり、のび太は基本的にまったく反省しなかったり、ドラえもんはのび太を甘やかし過ぎたり、と、ロッキーから距離をおいた結果、「ドラえもん」にえらく接近した作品になっちゃってて、まあ、そこが、シリーズ化されるほどの人気を博した理由、なのか、どうなのか・・・。[地上波(吹替)] 4点(2019-04-07 09:56:37)《改行有》

39.  ペリカン文書 本作、始めて観たのはいつだっけ? とにかく、以来ず~っと気になっているのが、「その“ホッペにチュー”ってのはなんやねん」と。子供じゃあるまいし。せっかく、黒人男性スターと白人女性スターとの共演、という目玉を準備しておきながら、どうしてそうなるの。とは言え、デンゼル・ワシントン、最初の方こそキビキビとした所作がカッコよかったけど、事件の進行とともに、ジュリア・ロバーツと絡めば絡むほど、彼自身の見せ場は減っていく感じ。それでも事件の方がナンボか面白ければそれでもいいんだろうけれど、ミステリーとしての魅力も乏しいし。巨大な陰謀劇のように匂わせながら、妙にチンマリとまとめてしまっているし、それなりに不気味さを放っていた殺し屋も、さほど活躍の場が与えられないし。音楽のジェームズ・ホーナーだけがやたら張り切ってトーンクラスターを連発しておりますけれども。「こんなカッコ悪いタイトルでありながら、実は意外に面白かったりするんじゃないの?」という期待を意外にも裏切ってくれる、そんな作品でした(いやホントに、何がやりたかったんだろうか)。[CS・衛星(字幕)] 4点(2013-10-28 23:17:14)

40.  ヘラクレス(2014) ヘラクラスが本当は人間なんだとか、プロレスラーだって生身の人間なんだとか、それ「だけ」が言いたいんだったら、もうどうでもいい訳で。 それを踏まえた上で、その先に何があるのか、あるいは何もない、ありきたりな陰謀劇しかないのか。 肉体美以外にたいして魅力の無いヘラクレスに、これまた魅力の無い仲間たち。 大勢の軍隊をそれなりにロングショットで捉えるのは、それなりにスペクタル感を出そうとしているのだろうけれど、いざ戦闘が始まれば、これまたありきたりなゴチャゴチャした乱闘シーンが、判で押したように繰り返される。 退屈でした。[CS・衛星(邦画)] 3点(2017-11-04 14:10:55)《改行有》

030.08%
1190.49%
2411.06%
3731.88%
41614.16%
53619.32%
663116.29%
7122331.57%
888722.90%
93749.65%
101012.61%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS