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プロフィール |
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854 |
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男性 |
自己紹介 |
<レビュアー引退について>
他の方にとってはどうでもいい事ですが(笑)、 こちらでのレビュアーを引退させて頂きます。 理由はあまり映画自体を見なくなった事と、 結局、映画以外にもレビューを書けるAmazonが レビュー投稿の中心になってしまった事ですね。
長い間、お世話になりました。 2021/11/27 <ジャンルの好みについて>
・好きなジャンルは「ホラー」「サスペンス」「ミステリー」。 ・嫌いなジャンルは「ミュージカル」「恋愛」「韓国映画」「感動押し付け系」。 ・どちらでもないのは「アクション」「SF」「コメディ」「時代劇」。 |
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21. マトリックス
日本の漫画やアニメ、特に「攻殻機動隊」や「AKIRA」辺りの影響を強く受けているのが分かる。見たときの年齢や、優れたアニメを見慣れているかいないかで、大きく評価は変わりそう。評価の高いアクションシーンも個人的には別にどーとも思わなかった。単にワイヤーで引っ張って高く飛んだり回転しているだけでスタイリッシュでも何でもないし、カンフーアクションも手抜きかと思えるほど迫力がない。ジャッキー・チェンの映画を見習って欲し…、って、この映画のアクション担当って、かつてジャッキーの酔拳や蛇拳を担当した人なの!?…やっぱり、いい映画を撮るには、色々な条件が揃わないとダメなんだなあと痛感。ストーリーも古今東西のSF映画のごった煮という印象でオリジナリティ皆無。3点(2003-10-22 18:18:58)
22. 稀人(まれびと)
《ネタバレ》 「呪怨」とは違う方向性を目指したいのかも知れないが、ホラーとして実に中途半端な作品。「恐怖とは何か」というテーマに囚われ過ぎて、自家中毒を起こしているように思われる。
とにかく恐怖演出を含め、作品全体の方向性が不明瞭で、結局、何がメインに見せたいのか、最後まで伝えきれずに終わっている。原案が監督とは違うようなので何とも言えない部分もあるけど、アイデアが具体的な形になっていないのに作り始めて、そのまま何とな~く惰性で最後まで行ってしまったような印象を受ける。
内的な恐怖と外的な恐怖が混然となっている事に加え、主観視点と客観視点が混在しまくる妙なカメラアングルのおかげで、余計に作品としてのまとまりが感じられない。謎もはっきりしないまま放置されているものが多いし、登場人物にベラベラと陳腐で説明臭いセリフを喋らせ過ぎているのも難点。
それにしても、この監督さんも、有名になるのとは反比例するかのように、OV版「呪怨」→劇場版「呪怨」→「稀人」と、ホラー映画としての質が目に見えて低下している。
始めからホラー監督としての才能は無かったのではないかと疑ってしまうくらいの凋落ぶり。ギャグ漫画家が辿るように、ホラーというひとつのジャンルの表現にばかり気を取られ過ぎて、「何が怖いのか」とか、「お客が何を望んでいるか」という常識の柱を見失っているように思う。
もっと単純に「カメラを通した冷めた視点」で都市伝説を追っていくという見せ方にした方がまとまりもあるし、よほど恐怖の本質に迫れると思うけどなあ。
一度、ホラーというジャンルや商業主義的発想から離れて、表現者として何がやりたいのかという原点を見つめ直して欲しいところ。[DVD(邦画)] 2点(2005-09-02 21:26:24)《改行有》
23. マラソン マン
《ネタバレ》 これも世間の評価とは違い、個人的に良さが分からない作品。
とにかく無駄に説明不足。脚本構成の詰めが甘いので、結局「ナチの残党がダイヤを密輸か何かしてるw」と言う程度の単純な話の割りに無駄に分かりにくくなっている。
また、序盤であれだけ大々的に扱っている「マラソン」という設定にほとんど意味がないと言うのもお粗末。結局、逃げ出すにしても、最後はタクシー使ってるしw。別にマラソンやってなくても、自分の命に危険が迫ってれば、誰だってあれくらい必死に逃げるでしょ。それに、いちいちアベベのカットを入れるのは何か意味あるの?「アベベよ、オレを守ってくれ」みたいな事だろうけど、主人公の背景描写が無く、何故そこまでアベベを信奉しているのかという部分が語られていないので、まったく効果を上げていない。
話題の拷問シーンも拍子抜け。「ウィ~ン」「ガリガリ」「ギャ~~~!」みたいに、音と悲鳴だけで直接的には見せないというもので、映画や漫画において古来より普遍的に使われてきた非常によくある表現パターン。なんでここまで話題になるのかさっぱり分からない。他のホラーやサスペンスにしても、ほとんどがこういうパターンじゃん(見せなくていい分、演出としてラクだから)。
最後の方も意味不明な展開が多すぎ。主人公と彼女はあの隠れ家(?)に何しに行ったの?なんでそこにあの三人が都合良く来るの?三人もいるのに、なんでひとりも銃を構えずにノコノコ家に近づく?なんで主人公はあんなに復讐に燃えていたのに兄貴の仇を殺さない?
また、あのオッサンはいつダイヤの在り処を知ったんだ?誰かから教えられるようなシーンなんてあったか?ダイヤの場所を知らなかったから、あんなに拷問をしてまで聞き出そうとしてたんじゃないの?
さらに、顔を見られちゃいけないユダヤ人街に取りに行くのに、どうして念入りに変装をしない?
と言うか、結局、貸し金庫のダイヤが兄貴の隠してたというダイヤなの?序盤のチョコの入れ物に入ってたのもダイヤ?あれはどうした?ワケ分からん。
ラストも結局、主人公は何も手を汚さずに終わるという、ご都合主義的なオチ。
これだけ単純な話をここまで無駄に分かりにくく撮るというのも、ある意味すごい。展開が分かりにくい事に何か演出上の意味があるなら良いが、これは単に脚本がお粗末なだけでしょ。[ビデオ(字幕)] 2点(2005-04-01 03:51:51)(良:4票) 《改行有》
24. マグノリア
《ネタバレ》 「ゴスフォード・パーク」もそうだったけど、やっぱり個人的に「群像劇」って本っ当に合わんわ。無駄に登場人物が多いので、必然的に一人ひとりの描写が薄っぺらくなるし、あちこち視点がぶれるので感情移入もしにくく、初見では状況が把握しにくい。おまけに、やたらに時間が長い事と、たいした事件が起こるわけでもないので、見ているのが非常に苦痛。序盤から同じような音楽が延々と垂れ流されるのも耳障りだった。
「人生は必然か偶然か」というテーマ自体も古臭い。自分に言わせりゃ、必然と偶然なんて同じ意味。事象を受け取る側が納得するための表現の違いでしかない。何か意味付けしたければ「必然だった」と言うだろうし、逆に「偶然だった」で済ませたほうが精神衛生上、良い場合もあるだろう。
カエルのシャワーという、ギリギリ現実と非現実の境界にあるような現象を持ってくる事で、登場人物たちの必然と偶然の「総括」を目的としているオチ「だけ」は非常に秀逸だが、やはり、そこまでに語られる「どうでもいい個人的な話」が冗長すぎる。なんで2時間程度にまとめちゃダメなの?こんな長時間にする意味ってある?
導入とオチを見るだけで十分言いたい事は伝わる。そんな程度の映画。
[DVD(字幕)] 1点(2005-04-29 07:30:50)(良:1票) 《改行有》
25. 魔界転生(2003)
<原作未読。旧作未見。今作のみの評価>。見ている間、よくここまでつまらない映画が作れるものだと感心しきり。あまりの低レベルな内容に早送りでも見るのが辛かった。安っぽく幼稚なストーリー。演出センスの無さ。たるい展開。妖艶な魅力の欠片も感じられない天草。迫力の無い戦闘シーン。手抜きとしか思えないカメラワーク(いつもほとんど目線の高さ&同じ距離からの撮影なんて、映画をなめてないか?そのくせ、無意味なところでいきなり遠景になるという意味不明なカメラワーク)。特に、戦闘シーンのつまらなさ、演出センスの無さは呆れるほど。魔人として転生したくせに、戦闘能力も見た目も普通の人間とほとんど変わってないなんて、あり得ない。腕を切り落とされたら、意に介さず、その腕を拾ってくっつけてくれよ!魔人でしょ!?とにかく魔性の者としての迫力や凄絶さ、人間性を捨てる悲しみなど、描かれてしかるべきものが、な~んにも無い。監督さん、まず「ベルセルク」でも読んで勉強してくれ。頼むから。 0点(2003-12-28 14:09:11)
0 | 47 | 5.50% |
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1 | 62 | 7.26% |
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2 | 64 | 7.49% |
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3 | 125 | 14.64% |
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4 | 163 | 19.09% |
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5 | 145 | 16.98% |
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6 | 82 | 9.60% |
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7 | 75 | 8.78% |
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8 | 49 | 5.74% |
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9 | 30 | 3.51% |
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10 | 12 | 1.41% |
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