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プロフィール |
コメント数 |
890 |
性別 |
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自己紹介 |
ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。 「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。 映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。 目指せ1000本! |
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21. マンダレイ
《ネタバレ》 『ドッグヴィル』よりこちらの方が好み。ミステリーとしての面白さが遺憾なく発揮されていて、2時間強で済んだのも良い(逆に線を引いただけのセットの役割が薄れてしまったが)。『マンダレイ』をイラク戦争後の物語に置き換えると、欧米式グローバリズムは、日本を含め、価値観の違う世界を良い方向に進ませているのか、ということだ。村のためだと言いつつも、実は自分にとって居心地の良い空間を押し付けているだけのありがた迷惑に過ぎないのではないか。早い話が理想主義という名の優越感や自己顕示力である。結局、王家出身の黒人が実は卑しい身分だと知るや、自分の都合で罰を与える皮肉なオチが効いている。差別主義者と同じじゃん。改革する前の方がマシだった、というのはよくある話だが、リスクや挑戦なくして改善も発展もないし、平凡な安定志向のままではいずれ社会全体の首を絞めてしまう。古き良きものは尊重しつつ、少しずつ人間として進化していく意思は持ちたいものだ。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-25 21:06:29)
22. マグノリア
《ネタバレ》 PTAの早熟なまでのキャリアの頂点と言える。冒頭で語られる3つの"思いがけない出来事"を象徴するが如く、「こんなはずじゃなかった・・・」と上手くいかず、途方に暮れて、誰かが口ずさんでいるかもしれない歌により一つの物語に紡がれていく。これは映画でしかできない希有な体験だった。そろそろ飽きてきたときに、"思いがけない出来事"をガツンとぶつけられたときの衝撃は計り知れない。アレに出会ったことによって、新しく自分を始められるきっかけになるかもしれないし、変化もなく堂々巡りで終わるのかもしれない。たとえ意見が割れる結果になったとしても、そのワンダーは登場人物と同じく現実のものとして記憶に残る。[DVD(字幕)] 8点(2015-08-05 21:06:47)
23. 魔法にかけられて
二次元では動物と戯れ、楽しく歌う綺麗なプリンセスも、三次元では浮きまくって痛い女にしか見えない。そのギャップにひたすら引き攣った笑いが止まらなかった。ディズニーらしかぬ自虐さとシニカルさが逆に新鮮。ジゼルとエドワード王子が30代ってあたりも狙っているとしか思えないが、演技派のエイミー・アダムスでなければアニメの世界を実写に持ち込めなかったかもしれない。絵に描いたような薄っぺらいキャラクターが現実に触れることで次第に奥行きを与えられる過程とクライマックスの変化球に、ディズニーの正統進化が感じられた。惜しむらくは、ラストが強引で綺麗に締めてしまったところか。 もう少しブラックな結末にしても良いと思うけど。[地上波(吹替)] 7点(2015-03-01 00:57:31)
24. マネーボール
《ネタバレ》 視点が面白い。野球をテーマにしてもあくまで裏方のお話。野球試合がメインではないため、物足りないと感じなくもないが、マネーボール理論で合理的に勝利を狙う展開を上手く魅せる。だから逆転ホームランのシーンで一番気分が高揚するわけで。ノウハウが他の球団で使われてしまうシビアさを字幕のみでサラッと見せ、終わりなき主人公の戦いを際出せていた。堅実な作りだけど、それ以上の収穫はなし。製作年から10年近く前の話なのに、パソコンのディスプレイに時代を感じるね。[映画館(吹替)] 7点(2015-02-15 18:11:05)(良:1票)
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