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プロフィール
コメント数 3876
性別 男性
年齢 53歳

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21.  主水之介三番勝負 劇中のどれとどれとどれが合わせて「三番勝負」なのか、よくわからん、というか、まあそれはどうでもいいのですが、例によって例のごとく橋蔵スマイルがまぶしい本作。 剣術指南役をめぐる争いから、師匠が闇討ちにあうんですが、橋蔵演じる主水之介は破門の身。次の師範代に指名された里見浩太朗のとりなしもあって、橋蔵は破門を解かれるものの、里見浩太朗もまた敵の凶刃に倒れ、右腕を失ってしまう。という訳で、橋蔵と里見浩太朗のキラキラ感あふれる友情エピソードとか、ライバル・天知茂のシブさと焦燥感の二面性、はたまた近衛十四郎サマの浮世離れしまくった剣豪ぶり、もう見どころ満点です。こんな言い方をしても信じてもらえないかもしれませんが(笑)。 回想シーンが妙に前衛的な演出だったりして、時代劇が妙なエリアへとハマりかけている雰囲気も味わうことができますが、まあ主人公がスマイル橋蔵なので大きく逸脱することはありません。このヒト、煩悩の塊みたいな感じで、とても剣豪には見えないけど。 その一方で、天知茂の存在を食ってしまう(ストーリー上の都合、という部分もありますが)のが十四郎サマ。このヒトはどうしていつも、「さっき、ひとっ風呂浴びてきました」みたいなサッパリした表情をしているのでしょうか。 ラストは橋蔵vs十四郎の一騎打ち。このシーン、ちょっとマカロニウェスタン風味が入ってますけれど、こちらも65年の映画ですから、実は時代をホンの少し、先取りしていたのかも。[CS・衛星(邦画)] 7点(2019-06-09 11:10:45)《改行有》

22.  目撃(1997) 希代の大泥棒を演じるイーストウッド、明らかに変装やらコスプレやらを楽しんでますねえ・・・。 冒頭の無言で続けられる侵入の作業で、主人公が只者ではないところを見せつける。そして彼が偶然目撃する、ある殺人事件。その中心人物が大統領であることは、劇中の登場人物である主人公はとっくに知っているハズだけど、観ている我々にはそれを後から徐々に知らしめる面白さ。 中盤も、基本的にはエド・ハリスを事実上の主人公といっていいくらい登場させ、監督ご自分はほどよく登場し、ほどよく役柄を楽しんでます。 それにしても、このお話、世間は狭いというか、偶然が多すぎるというか。いや、骨組みだけ見りゃ結果的にはそうであってもいいんですけど、脚本上、もうちょっとうまくゴマかしてくれてもいいのになあ、という気もします。 あと、主人公を泥棒という「悪人」に設定しつつ、自分の良心と家族愛から、大統領をも敵に回す物語、それなりに重いオハナシでもあるのですが、やっぱりラストがちょっと弱いかな、とも。難しい場面ではありますが。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-01-29 08:53:44)《改行有》

23.  桃太郎侍(1957) 市川雷蔵が一人二役で、雷蔵ファンは2倍楽しめる作品。なんだかどうだか。 跡継ぎをめぐるお家騒動、あわや毒殺されそうになる若殿が雷蔵で、さらに若殿には生き別れの弟がいてこれも雷蔵。ちょっとイナセな浪人で、なぜか桃太郎などというふざけた偽名を使っている。で、この桃太郎が若殿サイドと陰謀サイドの両者からスカウトされてしまったことから否応なく騒動に巻き込まれ、やがて自ら若殿の身代わりとして、陰謀に立ち向かっていく。わかりやすくて楽しいオハナシ。実際、両陣営が相手方のことを名前ではなくただ「敵」と呼んでいるのがこれまたわかりやすい。 雷蔵がクリソツの二人を演じていますが、どっちがどっちだか我々が混乱するようなこともありません。活躍する方が桃太郎、活躍しないで声の高い方が若殿。ただ、周囲の人間がこの「同じ人間が二人いる」という事態をどうと捉えているのかは、正直、ちょっとわかりにくい・・・。ま、深く考えないことに。 ちょっと演出がもたつく面もあったり(桃太郎が顔にアザのようなモノを貼っているのが、正体を隠すためなのやら何やら、中途半端)、殺陣ももうひとつキレがなかったり(雷蔵だからしょうがない?)するのですが、明るく楽しく、ホンの少ししんみり、結構楽しめます。[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-09-22 17:40:23)《改行有》

24.  燃えよドラゴン 金もかかってないし出来もよくない作品、と思いつつ、何度も観ちゃう作品、70年代なら例えばこの『燃えよドラゴン』、80年代なら『コマンドー』とか。ま、いろいろありますわな。この作品、ブルース・リー作品の中でも、代表作と言ってよいのでしょうけど、作品自体はそれなりにデタラメで、それなりにワケがわからない。まずそもそも、ブルース・リーが本作において主人公扱いなのかどうか、まあ一応主人公だとして、このヒト、道を極め悟りを開いた仙人のような人かと思いきや、これ見よがしにトンボ返りしてみせたり(顔が写って無いのでリー本人ではなくスタントマンなのか、としたらさらにこのシーンの意味がワカラナイ)、復讐に燃えた悲壮な表情を浮かべたかと思いきや、明るいチャラけたところも見せたり。戦いの前、しなやかな構えのポーズを見せたかと思えば、イザ格闘が始まると奇妙な堅苦しい動き、視線もアサッテの方向で、こんな挙動不審な格闘シーン、ブルース・リーならではでしょう。そしてカッコいいんだか何なんだか、例の怪鳥音。そういったよくわからない一切合切が集まって、結局「ブルース・リーのあらゆる魅力、あらゆる表情が詰め込まれた、最高の逸品」になってしまったのが、本作という訳で、まあある種、映画史の脇道に燦然と輝く奇跡のような作品でもあります。そうそう、勿論ブルース・リーだけが本作の魅力じゃない、サモ・ハンがいる、ジャッキーも(どこかに)いる、そして何より、香港のシュワルツェネッガーことヤン・スエがいる(Gメン’75!)。鏡の部屋での戦いもワクワクするし、最後にポツンと残されたハンの義手、これはもはや、ひとつの哲学でしょう(笑)。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-10-30 22:55:36)

25.  もつれタンゴ ダンスホールを舞台に、2人のバンドマンがクローク係のオネエチャンを狙って喧嘩するオハナシ、というのなら普通だけど、ここにもう一人の男が加わって三つ巴の喧嘩になるのがミソ。って、2人が3人になったからと言って、どやねん、ってなとこですが、その明らかにオジャマ虫である3人目の男が、チャップリンであるとうところがミソ。チョビ髭もドタ靴も無い、普通の扮装の小男であるチャップリンが、出演者の誰にも負けるまじと、ひっきり無しにコミカルな挙動不審ぶり(笑)を演じる芸の細かさに、また一方ではこれでもかと激しく動き回る。こういう作品を通じて、自分のキャラクターを作り上げていったのかな、と。[CS・衛星(吹替)] 7点(2014-03-18 22:33:43)

26.  モンスター・ホテル 《ネタバレ》 そりゃま、ドラキュラのおとっつぁんが娘のために命がけで奔走するクライマックス、ホロリと来ますよ。確かにホロリと来たさ。でもね。その奔走の理由が「娘とボーイフレンドを繋ぎ合わせるため」だなんて、ちょーっとオメデタ過ぎないですかねぇ。もし娘が原節子みたいに「ワタシ、お嫁なんか行かないワ」とか言って婚期逃しかけてりゃ心配もするでしょうけど。でもコレ、どこかの誰かさんが「ビビビ婚」とか言ってたレベルじゃないですか。父親って、そんなもんかい? それとも何ですか、今どきのオヤジは、娘の恋愛のために全面協力するんですかね(私には無理です!!!)。と取り乱すくらい違和感のあるオハナシでした。設定に似たところのある『塔の上のラプンツェル』の方が余程ピンと来る。多分この作品、オドロオドロしいモンスターたちを意識的に「いい人」に描こうとし過ぎなんじゃなかろうか。だからちょっと理屈っぽくなっちゃう。それに“モンスター”を中心に持ってくる以上、オドロオドロしさをどう醸し出すかも見せ場のはず、だけど残念ながら、モンスターたちの造形も、これだけの数を出すにしてはもうひとつヒネリが無く、特徴が薄い。そしてオドロオドロしさの代わりに、単純にオゲレツ描写に走ってしまう。発想の豊かさの点でやはり水木しげる先生は偉大だと感じた次第。 ま、でも、ホロリとは来ましたから。大いに笑わせてもらいましたから。手に汗握りましたから。つまり、愉しい作品でしたから。[映画館(吹替)] 7点(2012-10-02 23:05:15)

27.  殯の森 奈良県は「天国にいちばん近い都道府県」なのか? ちなみに私も奈良県在住ですけどね。あくまでフィクションとは言え、前半における老人たちの表情はまさに実生活のナチュラルさ。後半、森の中を彷徨う二人の姿、それはフィクションとしての物語なのだけれども、森はそれを圧倒的に包みこみ、もはやそこは、フィクションとドキュメンタリのはざま。生きることとは「人とのつながり」、であるならば、その二人の姿は、生と死のはざまでもある。我々はカメラを通じ、そこに同席し、森を共に彷徨い、森の底に沈みゆく二人の姿を見守る。いやあ、気色悪いんだ、これが(笑)。「映画とこうあるべき」という観点からは、少し外れた映画、いわば「はざま」の映画、かもしれませんけどね。観終わったときに感じる“居心地悪さ”を、不愉快に感じるか、観てよかったと感じるか。[CS・衛星(邦画)] 7点(2008-08-17 11:47:57)

28.  モンスター・パニック 子供の頃は、本作のラストを称して「エイリアンよりもスゴい映画」と呼んでいたこともありました。ああハズカシ。まず冒頭、ボロ漁船の網に半魚人がひっかかるという、上々の滑り出しに膝を打つ。こいつは素晴らしい、ノンキ過ぎるぜ。この田舎じみたノンビリムードこそが、安っぽい恐怖映画ならではの、独特の不気味な雰囲気を醸し出します。恐怖映画をパロって我々をニンマリさせてくれた『スクリーム』という映画がありましたが、さすがにこの雰囲気だけは真似することができなかった。この素朴で長閑な不気味さの中、暗躍するエロ半魚人ども。やがて祭りの最中、半魚人の集団が襲いかかる大パニックならぬ小パニックのクライマックスへ。いやあ。ヒドイ映画だ。好きだなあ。[DVD(字幕)] 7点(2007-01-09 21:43:21)

29.  モンタージュ/証拠死体 《ネタバレ》 ラスト、犯人に捕らえられ、あわや拷問にかけられそうになる主人公! いや~、よく警官隊の救助が間に合ったもんだ。・・・っちゅうか、よく場所がわかったなあ。第一、何で隣の建物から救助に来るの? → つまりですね、ワタシが思うに、救助に来たウォシャウスキーは、ギリギリ間に合ったように見せてますが、実際にはとっくに現場に駆けつけてるんですよ、おそらく(夜も明けてるし、彼が真相を掴んでからかなり時間が経過しております)。で、まあ主人公も恐喝に荷担するヒドイ奴なのでちょっと懲らしめてやろうと、脇でこっそり眺めてたんでしょうなあ。このラストはきっとそういう意味だと思います、というのはウソですが。さてこの映画、展開に関しては大体予想通りのアリガチなサスペンスではあるのですが、どこかちょっと静かな、孤独感みたいなものが漂っており、乱闘シーンにおける「痛み」の描写ともあいまって、なかなかエエ感じの雰囲気もあります。ラストのエプロン姿など、ちょっと泣かせるではないですか・・・。[地上波(字幕)] 7点(2005-04-02 14:03:39)

30.  モスラ対ゴジラ 《ネタバレ》 私の職場には人間離れしたゴジラフリークの先輩がいまして、コレを引き合いに出して「○○対△△ってタイトルの場合、勝つ方の怪獣の名前が先に来るんだよ」と、基本的な事を教えてもらいました。いやあ勉強になるなあ。語りつくされた事かもしれませんが、ゴジラの造形が本当にスバラしい。いい顔してるね。不気味な山がのしかかってくるようなゴジラの描写、そしてダイナミックな名古屋城破壊シーン! モスラ成虫とのバトルも手に汗握る凄まじさで、ストップモーション撮影かと思ったよ(それくらい不自然だった、と言いたい訳ではない)。後半はモスラ幼虫が親の仇ゴジラへ毒霧ならぬ糸吐き攻撃! なんだモスラって親より子供の方が強いのか、と子供心にも釈然としないものを感じたのでした。今にして思えば、ゴジラに慢心があったのではないかと。7点(2003-11-02 00:38:50)(笑:1票) (良:1票)

31.  燃えよデブゴン この邦題を考えた人はマジで偉いと思います。後から考えれば「これしかない」という邦題なのですが、これを自分で思いつけと言われても、なかなか、できることではありません。言い得て妙、語感も良く、聞いてしっくり、見て納得。サモハンと言えばデブゴン、どころか、デブゴンってホントはサモハンって言うらしいぜ、ぐらいの定着度合い。この邦題が、日本におけるカンフー映画受容史に一定の影響を与えたことは、間違いない!と思うんですが、どうでしょうか。 とか何とか、力説するほど、内容は大して面白くはないんですけどね。チンピラとのゴタゴタやらしょうもない誘拐事件やら、とりとめのないオハナシに、演出の方もあまりこなれていない印象。ちなみに監督・武術指導もサモハンがやっており、武術指導の方はすでにかなりこなしてますが、映画監督としてはキャリア初期ですね。 せっかくの笑わせどころ(と思われる部分)も、あまり見せ方がうまくないもんで、もう一つピンと来ないんですよね。バナナのくだりもよくわからんし、サングラス買う際のポスターのネタも、もうちょっとうまい見せ方がありそうなもの。 しかし、終盤のタクシーに乗りそびれるあたりからは、絶好調。ようやく映画が活き活きとしてくる。でもって、待ち受ける3人の敵との対決の場所は、倉庫。殺風景ゆえに、かえって盛り上がるところです。 デブゴンと言うからには(本人が自ら名乗った訳ではありませんが・・・)役作りでもう少し体重を増やして欲しかった気もしますが、体形や顔立ちのコミカルさと、キレのあるスピーディな格闘の動きとのギャップ、まあ、充分ではないでしょうか。 チョイ役で、ユン・ピョウの姿も。[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-02-04 16:49:18)《改行有》

32.  モンスター・イン・ザ・クローゼット/暗闇の悪魔 オープニングから、ロイド・カウフマンだとかマイケル・ハーツだとかトロマだとか、縁起でもないクレジットが見えたような気がしたけど、きっと気のせいでしょう、さらには出演者のクレジットの中に、ジョン・キャラダインだのポール・ウォーカーだのという名前が見えたような気がして、ああ、やっぱり今日は眼の調子がおかしいんだ、だってそんな訳がないもんね、とか思ってたら。 何とこれが、ホントなんだから、困っちゃうんです。ジョン・キャラダインとポール・ウォーカーとがトロマで出会う。いやあ、困った。 もっとも、ポール・ウォーカーは子役時代で、知らなきゃ誰だかまず、気づきませんけど。 それはともかく本作。「クローゼットにはオバケがいる」、という、トイレの花子さん的な定番ネタで、全く誰にも予想出来ないぶっ飛んだ映画を作っちゃった、アッパレな作品です。メチャクチャですけど。 要するに、トイレの花子さんを退治するために自衛隊が出動する、ってな感じです。 モンスターの着ぐるみの中に入ってるヒト、本当に無事だったんでしょうか。チープな映画の割に着ぐるみの造形がよく出来ているのですが、造形のみならず耐火性にも優れていそうな。 ド派手なドンパチから、人を食ったラストまで、まあ見事にアホらしく、やっぱりトロマは一味違うねえ。 一味違うと言っただけで、決して美味しいとは一言も言ってませんが。[インターネット(字幕)] 6点(2021-05-13 23:07:02)《改行有》

33.  燃える昆虫軍団 《ネタバレ》 子供の頃、確か水曜ロードショーで放送されてたっけか。水曜ロードショーって、なーんかコワそうなエゲツなさそうな映画ばっかり放送している印象があって(実際はそうでもなかったのかも知れないけれど)、あの穏やかなオープニングがいかにも、嵐の前の静けさを思わせたもんです。 で、なぜか家族そろってこういう作品を観てたのですが、まだ小さかった私は途中で寝て、後半の展開を翌日、親に教えてもらう、というのがいつものパターン。この映画も、火を発する昆虫が、車を燃やしたり、電話の受話器にへばりついてて髪の毛を燃やしたり、オソロシゲな場面の数々にたまりかねて(であったか、それとも単に眠かったからかは、もう忘れましたが)、布団に入り、翌日、その後どんな恐ろしい展開になったか、父親に聞いてみると、「男の人があの昆虫を飼いならして、言葉を言ったらその文字の形に昆虫が並ぶねん」「でも最後はその昆虫に殺されるねん」とのこと。子供心にも「なんのこっちゃ」と思いつつ、映画ってのはスゴイなあ、そんなアサッテの展開にまで広がっていくのか、と、何やら壮大な感じすら受けたもんでした。 ・・・当時のオヤジの説明、実際の映画とはちょっと違ってましたね。それとも私が何か聞き違いでもしてたのか。別に、飼いならしたり、自由に言う事聞かせたりする訳じゃ、なかったんですね。 しかし、自然を愛するサワヤカ系の教師が、後半、だんだんマッドサイエンティストになっていくあたり、なかなかよく描けております。いやそんな描写はいいから、もっと昆虫の襲撃を描けよ、パニックを描けよ、と思わんでもないけれど、いやこれがオリジナリティというもの。いいじゃないですか。さらに最後は「?」な幻想風味のカタストロフィ。いや確かに、当時のウチの親も、私へのあらすじ説明に困ったであろうことは、想像に難くないですな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-16 01:55:45)(笑:1票) 《改行有》

34.  盲目ガンマン 日本の『用心棒』とかという映画をパクッて一発当てた奴がいるので、それならオレは『座頭市』をパクッてみよう、という趣向でしょうか。何も無理してパクる必要も無いと思うのですが。主演のトニー・アンソニーという人が、製作、脚本。要するにこのヒトの映画。彼が演じる主人公はもちろん盲目のガンマン(じゃなかったら、この邦題なんなんだよ)。勝新気どりで、盲目の演技もノリノリ、しかしそもそもなぜ主人公を盲目という設定にしなきゃならなかったのかは、正直よくわからんのです(まあ、とりあえず「パクる」という発想だけがあったから、としか考えられないのですね)。「盲目なのに強い」というエキセントリックな役作り、は感じられず、この主人公、普通に弱いのです(笑)。顔は、勝新というよりは、新日本プロレスの中邑真輔選手に似てなくもないし、特にクネクネしている時の中邑選手の感じに近いですね。盲目というハンデ以前に、いつもフニャフニャニヤニヤしているこの主人公、基本的に弱くって、何かにつけ敵にヤラレちゃう(これがまた、「股間に爆弾をしかけられる」とか「ヒモで手足を吊るされ上下される」とか、バラエティ番組の罰ゲームのようなレベルだったりするのですが)。ただし、この激弱な主人公も、ごく稀に巧みなガンさばきを見せたり、イザという時はダイナマイトで派手な戦いを繰り広げたり、とりあえず普通レベルにはマカロニ作品らしいサービスを繰り広げております。あと特徴と言えば、やたらハダカが出てくることですかね、出演した女性は基本的に全員脱いでるんじゃないですかね。女囚映画みたいなシャワー(?)シーンがあったり。あと、天下のビートルズから約一名、出演しているというのも(主人公の仕掛けた意味不明のトラップにより、パンティに目が眩んで命を落としてしまう!?のだけど)まあ、特徴と言えば特徴でしょうか。そういう、平凡な作品です(笑)。[DVD(字幕)] 6点(2013-06-16 08:17:03)(良:1票)

35.  盲獣VS一寸法師 本作には無数の差別的表現が含まれておりますが、作品の変態性を尊重し、そのままDVD化します、ってな感じですかね。妄想炸裂、インディーズ魂あふれる一本。と言えば聞こえは良いけど(良くないか?)、ま、正直、安っぽいです(ビデオ撮影で、画質も、何だかなあ)。無理やり2本の小説をごちゃまぜにし、一本で2度おいしい、という仕掛け。実に無理やりで、そこがまた珍味。プロには出せない素人役者の妙味も見逃せない(大根とも言う)。そしてシメは、やっぱり丹波ですか。やっぱりね。って納得するなっての。ミゼットレスラーのリトル・フランキーさん、この後、亡くなってしまいました。合掌。[DVD(邦画)] 6点(2009-12-29 04:08:33)

36.  もっとしなやかに もっとしたたかに 妻に逃げられた亭主役を演じれば古今無双、右に出る者も左に出る者もいない、奥田英二(瑛二)。いや、さすがです。エッチシーンをあれだけヘタクソっぽく演じられるのも、かなりの演技力と見た。さて、この映画で描かれる三角関係、いや、その三角の辺が完全には閉じていないような、奇妙な関係、それを通して、この映画は何がいいたいのかというと、要するに「男ってのは、アホだ」ということですね、これは・・・。ラスト、少年がラジコン飛行機の真似をしてると、飛行機はあえなく墜落。母はタバコを燻らし、悠然とそれを見守る。この少年もいずれはアホな大人の男性になって、奥田英二の二の舞になるんでしょうなあ、きっと。いやあ、他人事ではない、切ないのう。[地上波(字幕)] 6点(2005-08-12 00:18:01)

37.  モータル・コンバット(1995) あっはっは。全然わからん。もともとゲームなの?知らんもん。どしたらいいの? ま、いいや。格闘シーンを楽しめばよい映画なんでしょう。ふむふむ。敵のキャラ、やられるシーンだけ見ると、どいつもこいつもメチャ弱いぞ。あっけなくやられすぎ。おーっと、味方もやられちゃった(相手は四本腕の五郎さんとかいうヤツ)。すると敵の首領のシャン・ツン、「貴様の魂はもらった!」。で、やおら目ん玉に魂(?)を吸い込んじゃう!それを見て「ノ~!!!」と叫ぶ主人公の一人!何だか恥ずかしいシーンだぞ。 それからこの映画、全体に格闘シーンが何だかトロいんじゃないですかね。何しろこっちは、日頃からプロレスみて目が肥えてるんだからなー。そんなんじゃあ、ストーカー市川にも勝てまい。ふっふっふ。いやいやでも、後半は格闘シーン良くなってきました(ホッ)。なかなかのもんです。でもシャン・ツンっちゅうヤツ、偉そうだった割に意外と弱かったなあ(がっくり)。最後にやっぱり、登場人物たちに訊きたーい。「アンタ達、一体、何者なんだよ~」 背景がわからんと、つらい。6点(2004-11-24 00:48:17)

38.  猛獣大脱走(1983) 動物園から逃げ出した動物たちが人間に襲い掛かるパニック映画、ってなコトなんでしょうけど、まーあんまし「襲われてる感」ってのはありません。作品中でいちばん印象に残るシーンというと、冒頭、猛獣のエサとして登場する、ウシか何かの生首でして。かなりインパクトあります。ギョッとします。これを超えるシーンは本編には登場しません、ハイ。 という訳で、肝心のパニックシーンは、調教された動物たちでもって和やかに撮られておりますが(ゾウさん頑張れ~もっと演技しろ~)、夜の街にチーターを走らせてみせたのは、これは比較的頑張ってたかな、と。 緊迫感の無さは、主人公のツラ構えにも表れていて、一体どこからこんなサエない俳優を見つけてきたのか。有名人だったらゴメン。 ラストのオチは、これ、手塚治虫の某短編作品みたいですね(アチラのネタバレになるのでタイトルは省略しますが)。アチラの方が数段、効果的ですけれども。[CS・衛星(字幕)] 4点(2018-06-30 02:15:22)《改行有》

39.  モータル・コンバット2/魔界来襲 相変わらず、何だかワケがわからんのですが、何となく判るのは、どうやら、人類の運命ってのは、ものすごーくしょうもない事に左右されてるんやなーって事で。判らんと言っても、ストーリーはめちゃくちゃ単純。キタナ姫が誘拐された!助けに行かねば、とテクテク歩いてると、時々敵が襲って来て、戦ってこれを倒す。これの繰り返し。前作からはスケールダウン。CGキャラはやたら早く倒される。経済的! 例えば、荒野で突然、巨大なCGモンスターに襲われるシーン。腕に変なメカ取り付けたにーちゃんにポカスカ殴られただけで、あっというまにやられちゃう。モンスターを倒したのを見て、味方のオネーチャンはほっと安堵の表情を浮かべるが、見てる私はそれ以上にほっとする。何しろ、あんな出来の悪いCG、長々と見せられちゃたまらんもんね。そういや前作にはクリストファー・ランバートが出てたと思ったが、どうやら気のせいだったらしい(笑)。その代わり、おお、ブライアン・トンプソンが出てるじゃないの、いやあ御無沙汰してます(←知合いじゃないっての)。というわけで、アクションシーンをぼーっと眺めて楽しむ、環境ビデオのような映画です。しっかし、世の中、運動神経のいい人っていっぱいいるんだねえ、としみじみ思うのでした。4点(2004-12-02 23:43:41)

40.  モンスターズ/新種襲来 モンスター映画の体裁を借りて、戦争というものの真実を描こうとした、というのが製作の意図なら、そもそもあのヘンな生き物がチョロチョロ走り回ってる時点で「これは架空のオハナシです」とわざわざ念押ししているようなもんで、完全にブチ壊しだし、それが意図でないなら、どうしてこんな作品になってしまったのか、もっと訳がわからなくなります。 いや、別にモンスターが出てくるのがダメだと言うつもりは毛頭無くって、出すなら出すで、それなりの工夫して、相応の魅力をもって描いてくれればいいんです。それで観る我々が惹きつけられたら、そこにはリアルを超えたリアルがある訳で。残念ながら本作のモンスターは、中途半端もいいところ、もはや目障りな存在でしかない。 背景のフォーカスがあっていない遠景をモンスターが走っていたりすると、ちょっと「おっ」と思わせるものがあるのに、たちまちカメラはモンスターを追いかけ、モンスターもわざわざカメラの中心に入ろうとこちらに寄ってくる。これにはゲンナリ、私の心の「おっ」を返してくれと言いたくなるではないですか。言えば返してくれそうな気もするけど。 冒頭、浮かれていた若者たちが、実際の戦場の恐怖を体験する、という、何やら批判精神モドキのようなものを匂わせつつ、皮相的なリアリティを追求してみせ、「言いたいことがありそう」な映画には仕上がるけれど、何が言いたいのか実際にはワカラン、というよりゴメン、まるで興味が湧かない。この作品が、あの素敵なギャレス・エドワーズ監督作の続編を名乗っているもんだから、余計に残念に思えます。[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-12-06 15:26:02)《改行有》

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