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プロフィール |
コメント数 |
1047 |
性別 |
男性 |
年齢 |
30歳 |
自己紹介 |
とにかくアクションものが一番
感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます
備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません 10点…大傑作・特に好き 9点…好き・傑作 8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く |
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1. 我等の生涯の最良の年
戦争の傷跡から苦悩し、再び立ち上がろうとする3人の男たちと家族のドラマを描いた作品。
戦場で様々な「何か」を失い帰還した3人の男たち。それを暖かく迎え入れる家族たちも、何処か後ろめたい暗さを見せる。
悪夢にうなされていた男は、現実でも妻にうなされていたろうぜ。廃棄寸前の飛行機に居心地良さそうに座る姿なんかさ。心がどっか行っちまってんのさ。
そんな男たちが再び家族や恋人と交流し、自分なりに立ち直っていく姿に勇気付けられる。良い映画です。[DVD(字幕)] 9点(2014-03-11 21:24:43)《改行有》
2. わが谷は緑なりき
《ネタバレ》 フォードの西部劇の最高傑作が「リバティ・バランスを射った男」「捜索者」だとすれば、人間ドラマの最高は「怒りの葡萄」「静かなる男」とこの「わが谷は緑なりき」!
炭鉱の街に生きる人々の家族愛と絆を描いていく。
炭鉱作業の描写は終盤まで挿入されない。
それはススだらけになった男たちの顔が物語るし、主人公が成長する過程で挿入される。
そう、本作の視点は子供の主人公の眼だ。
大家族の末っ子として生まれた主人公。
炭鉱でたくましく働く兄弟たちへの憧れ、様々な出会いと別れを、幼い眼に焼き付けていく。
ストライキ、孤独と戦う父、一喝する母親の強さ、一人また一人去っていく兄姉弟たち・・・主人公も勉学に励み、知る人間のいない学校で戦った。
殴られたら殴り返す。
大人が手を出したら大人が倍返しだ!
フォードの暖かい人間ドラマがここに詰まっている。
燃え盛る炭鉱に何のためらいもなく助けに向かう男たち。
「果てなき船路(果てなき航路)」でジョン・ウェインを助けに行く水夫たちに通じる熱い魂。
どんな逆境でも懸命に生きる男たちは、何時の時代もカッコイイ。
それを見守る母親、女性たち。
牧師も拳闘士も関係ない、みんな一人の人間だ。
ラストは悲しくもあり、温もりもある締めくくり。
家族の魂は主人公の心の中に生き続ける・・・そんな映画だ。[DVD(字幕)] 9点(2014-01-21 23:57:55)(良:1票) 《改行有》
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