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1. ワンドゥギ
《ネタバレ》 大変良い。ユ・アインの魅力が詰まっています。
初回は中断しました。貧しい韓国の高校生が無神経な担任教師にいじられる映画を見る意味もないかな、と。
しかし、ユ・アインという役者が、他の作品そこここで魅力をふりまくのを観て、二度目ですっかり虜に。20分を過ぎたころからググッと面白くなります。
ユ・アインは巧いですね。役者としての覚悟、オーラを感じます。
製作費をかけた訳でなし、イケメンを揃えた訳でなし、ストーリーも目新しくない、登場人物も少なくて単純、でも無理に笑わそうとしてないのに笑える、見て良かったと思う。脚本、演出、役者、制作現場の本気の相乗効果でしょうか。
好きなシーンは、家の前の坂道、ご近所トラブルシーン。まるで素人がスマホで撮ってるみたいなやり方。怒っている大人たちを遠巻きに、自然体でありながら演技者として映っているユアインが魅力的です。あっちとこっちにいる人物を交互にカメラを振りながら追うのが、なんか素敵です。教室内で女子高生がからかわれる時の、ワンドゥクの登場するタイミングもなかなか面白い。最初ウザイと感じた教師役のキムユンソクや近所のだめおやじキムサンホもいい味を出しています。というかみんな魅力的です。後で知ったことですが、みなさん有名な役者さんみたいです。
将来が楽しみなユアインに捧げる満点です![インターネット(字幕)] 10点(2016-01-13 21:03:46)《改行有》
2. 我は神なり
《ネタバレ》 社会問題や人間の悲しいサガをえぐる力作が多い韓国映画。
人の弱みに付け入る詐欺集団、自己主張を暴力でしか表現できない父親。深い内容なのですが、なんせ画が……。昭和のアニメのようにぎこちなく繰り返す動作、血の気の無い顔、簡単な背景、暗い画面。これはヨンサンホ監督の狙いなんですかね。なかなか物語に集中できませんでした。悲劇の娘なんて、泣くと顔が怖すぎて。いい役者揃えて実写で作ったほうが良いのでは?
根っからの詐欺師、若気の至りの牧師、ギャンブル依存症のダメおやじ、それを甘やかすダメばあさん、不幸な娘。いくらでも適任がいそうです。
信者ではありませんが宗教には関心があります。宗教が本物か偽物かは重要ではなくて、救われるかどうかが大切だと思います。三大宗教だって本物か偽物か誰にも分からないんだし。
でも、人間のすがりたい気持ちに付け入って金を騙しとるのは完全なる悪だし、娘を救うために鎌を振りかざして髪の毛をつかんでビンタするのも完全な悪でしょう。弱い人間は救われても悪人は救われないでしょう。
訂正:悪い人をも許すのが神でしょう[DVD(字幕)] 6点(2018-05-13 16:49:01)《改行有》
3. 私の少女
《ネタバレ》 「言っていいかわかりませんがドヒには可哀そうだと思いながらも
良くない印象も持っています。まるで小さな怪物にに思えることも」
ラストで若い警官が言います。
14歳でこの役を演じたキムセロン。
言っていいかわかりませんが
まるで小さな怪物に思える。映画の役が役者個人の人格に与える影響。子役に関してはいつも思いを馳せてしまいます[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-10-09 21:41:48)《改行有》
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