みんなのシネマレビュー |
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1. ザ・フラッシュ 《ネタバレ》 タイムトラベルに走っちゃったか~。 しかもがっつりパラレルワールド。いや、マルチユニバースというんですか?嫌いなんですよね~。後半はもうワケわかめ状態。 序盤はめっちゃ良かったのに。 赤ちゃん助けるとこ、めっちゃワクワクして、めっちゃ大笑いしたのに。 ずっとその路線で良かったのに、 過去のある1点を変えてしまうと、過去も未来も全部変わって、まったく別の世界ができてしまう。 じゃあ今までとは全く違う世界での出来事を延々と見せられるわけですよね? いや、気分乗らんわ~。そこで何をどう頑張っても、自分の元いた世界での問題は何も解決しないわけだし。 映画のほとんどが別世界での物語。しかもその世界では、スーパーガールとバットマンが、何をどうやっても殺されちゃうバッドエンドばかり。ご丁寧にふたりがやられちゃうところを何回も見せてくださる。いやいや、望んでねーよ、そんなこと。 スカッと爽快なヒーローものを見たかったのに、なんかもう暗い。 最初が暗くて、だんだん明るくなっていくなら良い。 この映画逆なんだもん。 ジャスティスリーグでは良いキャラしていたフラッシュ。もっと彼の良さを堪能できるようなヒーローエンターテイメントを期待していました。がっかりです。 もっとわかりやすく楽しい話にしてくれたらいいのに。 しかも今回の失敗がしっかり骨身に染みておきながら、ラストでまた同じ間違いを繰り返すなんて、何考えてるの。 トマト缶ひとつで世界がひとつできて、しかもその世界は破滅しちゃうような世界だったんだから、何もいじくりまわしちゃダメだってわかったんでしょ。 ほら、ブルース・ウェインがジョージ・クルーニーになっちゃったじゃん。 どーすんのよ、これ。 もう過去も未来も行くの禁止。 以上。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-06-04 02:42:31)(良:1票) 2. シャザム!~神々の怒り~ 《ネタバレ》 前作とは違い、最初からみんなで協力。反省会や作戦会議だってしちゃう。仲が良くてなにより。 みんなそろって変身するシーンは否が応にもテンション上がります。 橋の崩落から人々を救うシャザムチーム。テンポもサクサクいいかんじ。オープニングは最高。 今回の相手は神。 まあ、これだけチートなパワーをもつのが6人もいるんじゃ、神くらい出てこないと勝負にならないから、それはいいんだけどサ。 早々に不意打ちでパワー奪っちゃうのは、盛り下がるわー。 みんなスーパーパワー持っているのに、ドラゴンみたいなのが出てきただけで逃げ腰になっちゃってう~ん。 それなのに、スーパーパワー失って、生身の人間に戻った後は、ユニコーン手なずけて、モンスターたちと戦っちゃう。 ・・・・生身の人間のときのほうが勇敢になっとるがな。そんなことあります? カリプソが黄金のリンゴを植えて、怪物がいっぱい出てきたときはミョーにテンション上がっちゃいました。こーゆーノリがもっとほしかったかな。 で、戦いがいがありそうなクリーチャーがたくさん出てきたのに、主人公以外みんなパワー奪われちゃってるのもったいない! こーゆーところでこそ、チームバトルで大暴れさせて、もうひとカタルシスほしかったところです。 正直ラストは、カリプソと主人公のワンパターンなタイマンをダラダラ見せられて、飽きちゃいました。 盛り上げようとして、ちょっと長めのタメを入れてみたり、お涙ねらいの会話シーン入れてみたり。 いやいや、今バトル中ですよ~。 終盤になるにつれ、どんどんテンポが悪くなる。 DC映画の悪いとこ出てるわ~。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-06-03 00:51:46)(良:1票) 3. ワンダーウーマン 1984 《ネタバレ》 もっとわかりやすく『悪者』VS『ヒーロー』で良いのに。 全然カタルシスを感じられないヒーローもの。 こんなに長尺なのに、見所少ない。 結局、ショッピングモールで小悪党捕まえるオープニングが一番面白かった。そーゆーのもっとたくさん見たかった。 そして今回の目玉商品、『願いをかなえる石』。 なーんてルールが曖昧なんでしょう。ふわっとしすぎ。 『願いをかなえる代わりに、代償を支払う』 たったそれだけのルールなのに、何の代償払ったかわかりにくすぎ。 ワンダーウーマンが代償に力を失ったっていうんだったら、もっとはっきり一般人くらいにしてもらわないと。突然力を失って、呆然とする表情の一つでも見せてもらわないと。 バーバラにいたっては、『優しい心』とか、それが代償になるってなんかずるくない? マックスパパは、みんなの願いをかなえまくって、結局何がしたかったのかわからずじまいなんですが。 こんな消化不良感の残るヒーローものはいやだ~。 多少ストーリーが稚拙でも、ワンダーウーマンが活躍する姿が見られるならそれでOKなのに、そーゆーシーンが後半になるにつれ激減。とゆーか皆無。もしくは活躍しそうな場面でも、パワーとられちゃってるから苦戦しまくってしょぼい。 最後はどうパニックを収束させるのだろうかと思ったら、全世界の人に願いを取り消させる力技。 え?どうするのかって? それは人の良心に訴えかけるのですよ。 ほら、ごらんなさい、どっかの中東のテロリストだって改心してるじゃないですか。 ・・・・・・って、そんなわけないでしょーーー。 開いた口が塞がらないとは、まさにこのこと。この脚本書いた人だれー。 全世界の人たちがそーゆー人たちなら、世界はもっと平和です。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-06-01 02:28:47)(良:2票) 4. 青天の霹靂 《ネタバレ》 いわゆるタイムリープもの。 でもタイムリープにありがちな、過去改変による現在への影響などは一切なし。 もちろんパラレルワールドもなし。 主人公の晴夫が自分のルーツを知る旅に終始しています。よってわかりやすいシナリオです。その辺は好印象。 ただ、『劇団ひとり』『大泉洋』『柴咲コウ』ときたらどうしてもコメディを期待してしまうわけで、そのあたりはちょっと期待とは違いました。 多少コメディテイストな部分はありますが、これはもうヒューマンドラマでしょう。 自分を捨てたと思っていた母は、実は命をかけて自分を生んでくれていた。 ろくでもないと思っていた父は、自分のために優しい嘘をついていた。 そのオチそのものは美しく、嫌いではないです。 個人的には、晴夫には過去の世界に逃げ込まず、現在のほうで人生逆転してほしかったものです。それだけの実力はあるわけですから。 もちろんそーゆー趣旨のドラマでないことは重々承知しているんですけど。 変にサクセスストーリーの空気も出すから、期待しちゃうじゃないですか。 現在の世界に戻ってきた晴夫が一念発起してもう一度夢に向かう姿も見てみたかったです。[ブルーレイ(邦画)] 5点(2024-05-28 01:49:02)《改行有》 5. サスペクト 哀しき容疑者 《ネタバレ》 ボーン・アイデンティティーだ! 凄腕の元工作員VS暗殺者チームVSスーパー軍人VS警察のみなさまVS女記者。 惜しむらくは登場人物多すぎてごちゃごちゃしちゃったとこかな。 特にお偉いさんたちは、途中から誰が誰だかわからなくなります。 チ・ドンチョル(主人公)リ・グァンジョ(主人公の標的、妻の敵)ミン・セフン(スーパー軍人)キム・ソッコ室長(ラスボスでクズ)ガム噛んでる人(ミンの部下で名前忘れた)女記者(同じく名前忘れた)、この人たちさえ把握していればとりあえず他の細かいとこはいいかなって感じです。 アクションはアップが多く、早いカット割りでちょっと誤魔化されている印象。臨場感や迫力をお手軽に出しやすいのかもしれないけれど、安易な多用は反対。 最近のアクションはこーゆー編集が多くて、目が疲れるし、脳も疲れるし、そして状況がわかりづらい。 まあそれをふまえても、エリート工作員同士の戦いはしびれるものがありますが。 特にショッピングモールでの一騎打ちは見ものです。 それに対し、3人目の大学講師みたいな暗殺者。車クラッシュしてリタイアって。そんなつまんない退場のさせ方するんだったら、あんなもったいぶった登場シーンだっていらなかったでしょ。ただでさえ登場人物多いのに。 ストーリー複雑すぎ、スパイあっちゃこっちゃにいすぎ、よっておおまかにしか内容がわからず、そこも残念ポイント。 このわかりにくさは、自分の理解力の問題ではなく、制作サイドの問題だと思います。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-27 00:54:41)《改行有》 6. プーと大人になった僕 《ネタバレ》 前半は退屈。 中盤はイライラ。 終盤、マデリンとプーさんたちが書類を届けに行くとこだけ面白かったかな。 そもそもストーリーが嫌いです。 『家庭と仕事、どっちが大事なの?』みたいな質問を本気でするな。家庭が大事だから仕事をするのです。 『自分のしたいことをしている人間』が、『自分がしたいことを我慢して家族や従業員のために頑張っている人間』を非難するんじゃないよ。あまつさえそれを正論のように語り、美談に仕立て上げる。嫌いだわー。そーゆーの。 クリストファー・ロビンも、『仕事のことは僕が間違っていた。』って、べつに何も間違っちゃいないよ。胸を張って仕事しなさいよ。 唯一『えっ?』って思ったのは、プーのお世話をしちゃったことかな。 その時間が取れるのであれば、家族との時間だって作れたでしょ、とは思いました。 この映画が一番まずかったのは、クリストファー・ロビンをあまりに責任のある役職に就かせてしまったことでしょう。 だから家族やプーさんの言うことが、現実の見えていない絵空事にしか聞こえないのです。 ただ、プーさんたちがマデリンと一緒にロンドンに来てから、しゃべるぬいぐるみたちにいちいち周りが驚くのは面白かったです。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2024-05-26 02:11:47)(良:1票) 《改行有》 7. ゲッタウェイ スーパースネーク 《ネタバレ》 90分ずーっとカーチェイス。ひたすらパトカーとの鬼ごっこ 似たようなクラッシュシーンを見せられて、さすがに飽きます。 まるで腕のない芸人が、なんの知恵も絞らずに、同じフレーズを何十回と繰り返しているよう。 さすがにもう少し変化や抑揚が欲しくなります。 車やカーチェイスが好きな人には、それでも良いのでしょうけど・・・そうでない私には、ひたすら退屈な時間でした。 こんな役だと、イーサン・ホークの良さも十分に出ていたとは言い難い。 少女とのバディ形式で話が進んでいくのは良かったと思います。 ただ、犯人が少女にしかできない何か重大な役目を与えるのかと思ったら、結局何もなし。じゃあなぜ少女を同乗させたの?そんな感じでストーリーは穴だらけ。 それに妻を人質にとられていたとはいえ、これだけ町中を破壊して、パトカーをクラッシュさせまくった主人公が無罪放免にはならないでしょ。 逆襲に転じてからはまたちょっと面白くなりましたが、最後はやっぱりカーチェイス。 遂に黒幕を捕まえた!・・・と思ったら、捕まえていない・・・。 そんで、こんだけ好き勝手やっといて、『君のファンだよ。』ってなめとんかい。 『君の味方だよ』みたいな顔しやがって~。今更味方ヅラすんな~。イライラ。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-05-23 02:37:13)《改行有》 8. ザ・ホスト 美しき侵略者 《ネタバレ》 今から侵略されるのではなく、すでに地球の大部分が侵略された状態からスタート。スタート地点は思っていたのとだいぶ違いました。 よくある寄生型宇宙人。 普通と違うのが平和主義。 『あなたたち人間のためなのよ~。』『悪いようにはしないから~』って近づいてきます。 寄生されると人格が失われます。運がよければ、人格や意識が残ります。ですが自分の体を動かすことはもはやできません。頭のなかで文句を言うことはできます。 ・・・・どこが平和主義者やねん。立派な侵略じゃんねぇ・・・。 わずかながら生き残っている地球人。身を寄せ合って生きています。ちょっとディストピアな雰囲気です。 こちらのジャンルには入っていませんが、サスペンス要素ありありです。 この作品が他の類似作品と違うのは、サスペンスをメインにはしなかったことでしょう。 そのため中盤は若干の中だるみを起こして退屈に感じる場面も。 そのぶん、終盤はサスペンス的にもドラマとしても、見ごたえのあるエンタメ作品へと昇華されていきます。 主人公はメラニーと、そのメラニーに寄生した宇宙生物ワンダラー。 このワンダラーが、人間たちとの交流のなかで、考え方や価値観を変化させていくわけです。 遂には、寄生している宇宙生物を人間から取り出す方法を教えてくれます。 時間はかかりそうですが、一番平和な解決方法を教えてくれるので、すっきりします。 更にたたみかけるように、もう一筋の希望を残す終わり方。 こーゆー作品にしては後味の良さが好印象です。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-22 03:05:52)《改行有》 9. あなたにも書ける恋愛小説 《ネタバレ》 個人的に思い出深い作品。で、大好きなラブコメ。・・・だったはずなんですが、こちらでの評価が思ったより低くてあれれ? 確認の意味も込めて、妻と再鑑賞。 ・・・いやいや、やっぱ面白かったですよ。 私が知る限り、ケイト・ハドソンが一番かわいく撮れているんじゃないかな。 タイプした原稿を雨の中水溜まりに落としちゃうケイト・ハドソン。翌日、そのことを泣きながら白状するシーンが最高におかしくてキュート。一番お気に入りのシーンです。 『借金返してほしいなら、パソコン壊しちゃダメでしょ。』とか、細かいところで気になるところはあります。 が、そんなことがどーでもよくなるくらい、2人があーでもない、こーでもないって言いながら小説を仕上げていくのが微笑ましい。 もはや、2人の合作と言っても過言でないくらい、ケイト・ハドソンが口出してます。 結構あっさり借金の問題が片付いちゃうラスト。 散々ひっぱっといて、ちょっと物足りなさも感じちゃうくらいですが、2人の恋の行方がメインのストーリーなのでこれで良かったのかな。 まったくひねりのないラブコメですが、2人のやりとりとケイト・ハドソンの笑顔に凄く幸せな気分になれる良作です。[DVD(字幕)] 8点(2024-05-20 00:21:52)《改行有》 10. ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey 《ネタバレ》 あらら、評価低いですねー。 超人ぞろいのなか、一般人代表で頑張るキャラは好きなんですけど。 思ってたよりアクション多め。テンポも良い。 警察署内での大立ち回りなんか最高。カラフルな煙幕弾やら、いろんなタイプの弾撃ちまくって楽しい。 ラストはラストで、キラーボイスの歌姫やらハントレスやらとチームを組んで、もう一盛りあがり。 遊園地でのバトルってのがまた良い。 『毒を以って毒を制す』的なストーリーは好き。燃える。 ただ今作に限って言うと、ハーレイ・クイーンの毒気はちょっと足りなかった気も。 見た目やアクションが派手で奇抜、っていうだけにとどまってしまったかもしれないです。 もっと意地悪に相手を出し抜くとか、ハーレイ・クインならではのウリみたいなものが欲しかった気はしますね。 ただ、ずっと飽きずに見られたし、エンタメアクションとしては及第点だと思います。 ハーレイ・クインを除く3人で最後はチームを組んでいましたが、なんとなくそれにはハーレイ・クインも参加してほしかったです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-20 00:05:01)《改行有》 11. 銀の匙 Silver Spoon 《ネタバレ》 淡々と進んでいくドラマ。 あまり退屈に感じさせないのは、ケンティー演じる八軒くんに、なんだか期待しちゃうから。 八軒君はどう成長していくのだろう。進学校出身の頭の良さというアドバンテージは、どう活かされていくのだろう。 なんかね、サクセスストーリー的なものを想像しちゃって、勝手にワクワクした自分が悪いのです。 結局、期待した以上のものなんて出てきません。なぜならそーゆードラマじゃないから。 ただ前半から中盤にかけては、そんな期待感と御影アキ役の広瀬アリスのかわいさで、なんか楽しく見られました。 要は、文化祭の準備にはいってから、なんか自分が期待したのとは違うベクトルに話が進んでんなぁと、だんだん興味が薄れてきたのでした。 豚丼のベーコンエピソードは最高に良かったんですけどねぇ。バーベキューのシーン、かなり好き。ただ一番の盛りあがりがそこっていうのが残念。 せっかく打ち解けて仲良くなった駒場の実家が離農。駒場は高校を辞めてしまう。 駒場家がそんな大変な状況なのにさ、文化祭の様子を見せられても集中できないっす。 駒場家は中島先生の紹介で、別の農場で住み込みで働かせてもらえることになりました。 ・・・だからなに?根本的な解決にはなってないでしょ? それが現実だと言われればそれまでだけどさ。映画の世界でまで厳しい現実ばかり見せられると嫌になっちゃうのよ。 進学校から来た主人公が、その頭の良さで何か画期的な解決策を見つけてくれるのを、心のどこかで期待しちゃいました。 原作読んでないから何とも言えませんが、映画向きの題材じゃなかった気がします。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-05-15 02:17:33)《改行有》 12. プロジェクト・アルマナック 《ネタバレ》 結構サスペンス色強めです。 流行りのPOV方式のモキュメンタリーな雰囲気の作品。 当然BGMなどはありません。 このリアルな質感、嫌いではないです。 主人公のデヴィッドも含め、基本的にやばいやつは出てきません。こーゆータイプの映画は暴走する人が一人くらいいそうですが、今作では主人公がちょっとやらかしちゃうくらいです。 基本みんなまとも。どちらかと言えば頭が良いひとたち。 そんな頭が良くて、オタク気質な3人がタイムマシンを作っちゃうお話。 スクールカーストでいけば、おそらく底辺にいる人たちなんだろうなぁ。 その3人のなかでも、主人公は割とイケメン。その妹も明るくて美人。ヒロインよりも妹のほうがかわいいくらいです。妹は撮影係なので、他の人に比べると露出控えめなのがもったいない。 そんな3人がタイムマシンを作っちゃったことで、学園のマドンナと仲良くなっていくのもお約束ながら楽しい。青春ものは嫌いではないので、前半から中盤までは楽しく見られました。 過去に戻れたらやってみたい。ちっちゃなことからおっきなことまで、結構幅広くやってくれたのは楽しい。 雲行きが怪しくなってくる後半。 過去を改変したことで、現在に影響が出始めます。 もちろん悪い影響が。バスケ部が廃部になったり。飛行機が墜落したり。 いわゆるバタフライ効果が出始めるのです。 このころから主人公のルール破り、スタンドプレーも出始めて、状況は悪くなる一方。 1人でタイムトラベルしちゃうから、現在に戻ってきた主人公は結果はわかってもそのプロセスがわかりません。 原因を突き止めようと焦りますが、当然うまくいきません。 この最後のたたみかけが、エンターテイメントを重視したためか、雑で分かりにくくて説明不足で不親切。 父親とのやりとりの結果、結局どうなったのか私の頭では??? 最後もうすこしわかりやすい着地点がほしかったです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-13 03:25:45)《改行有》 13. L.A. ギャング ストーリー 《ネタバレ》 マフィア映画にしては人物の描き方が浅く、ドラマが盛り上がりません。 仲間を1人、また1人と集めていくシーンは好きですけどね。祭りや遠足の前のワクワク感に似ている。 一筋縄ではいかない面子をそろえて、いったいいどんな凄いことをやってくれるのだろうと楽しみで仕方がない。 ところが蓋を開けてみたら、コーエンのカジノや麻薬を積んだ車を襲うだけ。 まあ、最初はそこから始めるのだろうと思ってみていたら、終始そんな感じ。なんと芸がない。 なのでアクションは夜のシーン多め。 暗いうえにみな同じファッション。 誰がどこにいて、誰が誰撃ってんのかわかりづらいです。 わかりづらいから、見せ場であるドンパチシーンもいまいち盛り上がりません。 ※例外はあります。靴磨きの少年が巻き添えで撃たれてしまうシーンは緊迫感もあり良かった。だから今後の復讐劇に期待を寄せたのですが、それを超えるものは後半ほとんど出てきませんでした。 盗聴器を発見された途端、主人公たちの素性が一気にばれる理屈もよくわかりません。 エマ・ストーンは大好きな女優さんですが、正直この映画ではいてもいなくても良い程度の役回り。 軍隊あがりの歴戦の猛者オマラ。 投げナイフの達人コールマン。 天才ガンマンのマックス。 有能な人物を集め、個性豊かなはずなのに、それにしては盛り上がらなかった不思議な作品です。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-05-12 17:12:33)(良:2票) 《改行有》 14. 人狼ゲーム ラヴァーズ 《ネタバレ》 ああ、また役職オープンにしちゃったか。 しかも人狼、恋人、キューピッド、重要な役職があっという間に判明。 消去法で佳奈が霊媒師、管すばるが予言者ということもわかってしまいます。 よって『プリズン・ブレイク』のときのような、推理ゲーム的面白さは弱い。 そのぶん処刑シーンや襲撃シーンを復活。過激な描写とスプラッタな映像に振り切っている感じ。 あとは人狼ゲームを楽しむというより、役職がわかっているうえでの、登場人物の駆け引きや人間ドラマをお楽しみくださいってことなんでしょう。 面白かったのは、恋人の二人が人狼側と村人側に分かれちゃっているところ。 人狼の2人は、本来協力関係であるはずなのに、この恋人システムのせいで仲間の人狼を信頼しきれない構図ができています。そのため、人狼が人狼を襲うというのもアリ、という解釈ができてしまうのです。これにより、今までにはない人間ドラマや緊張感を作ることに成功しています。 でも良かったのはそこぐらいかな。 後味の悪さは気になります。 今までで最悪の主人公と言っていいでしょう。良心のカケラもありません。 今作の主人公はシリーズ中はじめて、『自分の命が助かるため』でもなければ『大事な誰かを助けるため』でもなく、『お金のため』に動きます。 最悪だったのは、最後の投票。恋人陣営3人で勝ち残れるのに、賞金の分け前が減るという理由だけで、味方のキューピッドを吊ります。しかもこの吊られた八木ひなたは、もっとも主人公に協力的で、好意的で、そして余命いくばくもない薄幸の美少女。そんな少女を主人公に処刑させるっていう趣味の悪さ。 更には一緒に勝ち残ったもう一人の恋人は、ゲームと関係ないところで殺害。 すべては1億円を独り占めするため。 2人が不憫すぎて、この決着のさせかたはとても不愉快です。 あ、でもサスペンス映画としては、もちろん面白かったですよ。[DVD(邦画)] 7点(2024-05-09 15:35:57)《改行有》 15. 人狼ゲーム プリズン・ブレイク 《ネタバレ》 全役職オールシークレット。 いいですね。これでこそ人狼ゲームですよ。 キャスティングも最高に良かったと思います。 予言者や霊媒師に性格難アリの人物を配置。視聴者の反感を買いそうな人たちをあえて村人側に。 そして性格でもビジュアルでも好感がもてるタイプを人狼側に配置。心理的なミスリードをさそっています。 個人的には金城渚の人狼は意外でしたね~。 処刑されちゃうときの渚や菜々実の演技は同情をさそうすばらしいもの。その二人がまさかの人狼だったとはね~。 今作では人狼が襲う場面は、遠目にしか映していません。それが逆に良かった。 かたや正義感、かたや理知的で理性的、その二人の美少女はどんな気持ちで人を殺していたんでしょうかねー。 そしてなんと言っても、ラストで明かされる主人公の役職。 その役職の特性を活かして人狼をあぶりだした決着は最高でした。 惜しむらくは『た、タイトルでネタバレしちゃってますよ~。』ってとこでしょうか。 『ビーストサイド』にしろ『クレイジーフォックス』にしろ、サブタイトルがズバリ的を得ていたのが、今回は裏目に出ちゃいましたね~。 朱莉の自己犠牲のシーンも、どうせ死んじゃいないんだろうことがバレバレです。 あとついでに言うと、『死角になっているところでルール違反をしても処刑されない』のであれば、その死角のところで2、3人ずつカードを見せ合えば、簡単に人狼をあぶりだせて犠牲者は最小限に抑えられたんじゃないかな。 もっとも、それじゃ映画にならないわけですが・・・。[DVD(邦画)] 8点(2024-05-08 01:49:33)(良:1票) 《改行有》 16. シャザム! 《ネタバレ》 H→ヘラクレスの剛力 A→アキレスの勇気 S→ソロモンの知恵 ・・・・ん?・・・ソロモンの知恵? ・・・どうやら知恵の継承だけは失敗したようだ・・・ 子供のときより、大人の姿になったときのほうが明らかに知力が低下している主人公。ひ、ヒーローなのにそれでいいのか。 しかも中盤、フレディと仲違いしてからは、知力どころかモラルまで低下しちゃって、すげーヤなやつに。 フレディと二人でいろいろ実験したり、深夜の公園やコンビニで人助けをするところなんかは楽しかったんですけどねー。 強盗に銃を返して、『撃ってみて』なんて無邪気に言うシーンなんか好きなんですけどねー。 ちょっと中盤の主人公、あんま良いイメージ持てないなぁ。だからあんま楽しくない。むしろちょっとイライラしちゃう。 そして性格の悪い時間が長い。さっさと正義に目覚めてよ、ヒーロー。って思いながらずっと見てました。 やっぱ応援する気が失せるヒーローはだめですよ。 でもお母さんに会ったあと、グループホームのみんなを助けるために立ち上がってからは、またちょっと盛り返します。 ヒーローっぽくなってきます。 更には、他の子供たちもみんなヒーローに。 これは気分がアガります。 7つの大罪と子供ヒーローたちとのバトル。ちょっとコミカルな感じなのがまた楽しい。 主人公がちょっと難ありな性格ではありましたが、そのぶん義妹のダーラが魅力爆発の超キュートな女の子だったので、そこもまた良し。 スーパーパワーを手にしても、サンタのおじさんに目をキラキラさせながら『ダーラは良い子だよ』って言うシーン最高に好きです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-05-05 22:52:42)《改行有》 17. 海月姫 《ネタバレ》 原作未読。ドラマ未見。映画のみでの感想です。 これ、連ドラ向きなんでしょうねぇ。 それぞれ背景を抱える登場人物たち。その背景によって造られる人物像。その人物像や性格から紡ぎだされる一つ一つの行動や意思決定。それが笑いをさそったり、感動したりするタイプのドラマ映画。 だとすれば、わずか2時間という厳しい時間制限のある映画とは相性が悪そうです。 1人1人が描けていないから、距離が急接近したり、極端な行動をとったりしているように見えて、違和感を感じます。 それでも割り切って、『こーゆー映画なんだ』と見ているうちは面白かった。 中盤くらいまでは普通に笑っちゃってたし。 問題は終盤。ファッションショー。 自分がファッションに疎いっていうのももちろんあるんですけど、出てくるドレスやモデルの二人が、他のファッションショーと比べてどれくらい優れているのかが、いまいちよくわからないのです。だからあんま感動もできなくて。 そもそもたったあれだけの人数で、わずか8日間で、ドレスだけならまだしもあんな舞台装置を準備するのは絶対無理でしょ。 あまりにファンタジーすぎて現実感無さすぎ。 きわめつけはラストのブルーのドレスが濡れちゃって、『え?今から乾かすの?しかもドライヤー探すところから始めるの?絶対間に合わないでしょ?』 で、やっと準備ができたと思ったら、のんきにしんみりモードで話しはじめるし。 さんざん待たせて、やっと出てきたドレスがあれで、なのにお客さんたち大絶賛で、みんな感動しまくっているフィナーレがありえなさすぎて、一気に引いてしまいました。 あと、恋愛要素ぶち込むんなら、ある程度の決着は見せてー。[ブルーレイ(邦画)] 4点(2024-05-05 01:11:01)《改行有》 18. ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 《ネタバレ》 自分から見たわけではなく、妻から誘われてアマゾンプレミアムで一緒に鑑賞。 とゆーことで予備知識なし、期待なし。 ところが、映画が始まってしばらくし、キノコ王国にやってきたあたりからいろんな思い出がフラッシュバック。 特に効果音が最高です。ゲームの効果音が、BGMが、随所にちりばめられている本作。めっちゃマリオしたくなります。 更にはドンキーコングやマリオカートも登場。れ、レインボーロードだ~。これは世代にはたまらないですね~。 ファミコン、スーファミ世代にはぐっとくるものがあります。 ピーチ姫のキャラだけ、ゲームやってたときのイメージとだいぶ違っちゃってましたが。 ファミコンやってたときは、ただただ助けてもらうだけだったお姫様。映画ではマリオ以上に戦うお姫様。これも時代ですかね~。 なんか昨今のDisneyプリンセスと同じ現象がここでも~。 マリオがキノコ王国にやってきたとき、『タイルどうやって宙に浮いているの~』『これどーゆー構造なの~』とか、いちいち突っ込むところ面白い。クッパの弾き語りも最高。爆笑というより、クスクス笑いがたくさんある感じ。 ファイアフラワーやアイスフラワー、たぬきマリオなんかが活躍してくれたのも嬉しい。 猫マリオはやったことないからちょっとわかんなかったけど・・・。 マリオカートではバナナしかけたり、甲羅投げたりと、お約束的みどころがたくさん。 ストーリーが面白いとか、そーゆータイプの映画ではありませんが、ここまでゲームの世界を再現してくれたら満足です。 トゲゾーやメット、ハンマーマリオやじゅげむも見たいものです。 次作ではいろんなマリオが見られるかなぁ。今から楽しみです。[インターネット(吹替)] 7点(2024-05-03 22:43:02)(良:1票) 《改行有》 19. レザーフェイス―悪魔のいけにえ 《ネタバレ》 『悪魔のいけにえ』のつもりで見ると、『あれ?なんか違うじゃん。』ってなるかもしれません。 でもサスペンスホラーとしてみると、かなりよくできた良作だと思いますよ。 タイトルもう少しわかりやすくしたら、また違ったかも。『悪魔のいけにえビギニング~そして伝説へ…~』とかだったらわかりやすい。くそダサいうえにパクリですが。 短めの尺に見所たくさんつめこんで、ホラーファンにはサービス満点。テンポ、スピード感も丁度良い。最後まで見ると、やりきれないドラマ性まで感じられちゃう。ヒーローがダークサイドに堕ちるまでの悲しい物語? とにかく狂人しか出てきません。唯一まともそうだった保安官ですら、ソーヤーママと金で裏取引。挙句に豚のエサにされちゃって。 ジェドはジャクソンなのかバドなのかっていうのを曖昧にしているのも面白い。それくらいバドの存在感が際立っています。 この映画が面白いのは、加害者が被害者に、被害者が加害者に、コロコロ攻守交替するところでしょう。 まずはマッド・ドクター。次がアイザックとサイコパス彼女。主導権を握る人間がどんどん変わっていくわけです。 そしてその2人を殺っちゃうのがバドってのも面白い。バドが凶行に及ぶときの演出はラスボス感漂わせていて、完全にミスリードを狙っています。 終盤になるとハートマン保安官が娘を殺された復讐を果たそうとめちゃくちゃします。 もう殺人鬼たちのバトルロワイアル状態。『毒を以って毒を制す』のノリが好きな人ははまるはず。 こんななかにほうりこまれた一般人代表のナース、リジー。 最後は自分をずっと守ってくれたナイト様からのまさかの首チョンパ。合掌。 個人的には大好きなノリで、ホラーのなかではなかなかの力作で傑作です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2024-05-02 15:05:48)《改行有》 20. 人狼ゲーム クレイジーフォックス 《ネタバレ》 なかなか厳しい評価を受けているようですが、なんでだろう?ビーストサイドと同じくらいには面白かったです。 あっという間に退場した男3人が、ガンガン自分の意見を言っていたのが気持ち良かった。 そんなリーダーシップを見せるから、狼側が『強そうなのから減らしていこう』とまっさきにターゲットにしたのも至極納得。 今作の登場人物たちは、わりと合理的に真剣にゲームに取り組んでいる気がするから、3作のなかでは一番ストレスなく見られたかもしれない。 『狐』って、何の能力もないし、味方もいないしで、圧倒的に不利。貧乏くじもいいとこ・・・って思っていたのですが、『人狼ゲーム』ってゲームの性質上『村人と人狼が同数になって人狼側の勝利』っていうパターンが多そうな気がします。 だとしたら、『狐』は立ち回り方次第では今作のように最強のジョーカーになれるかも。なかなか面白い役職です。 人狼の最後のひとりが誰だかわからないってのは面白いかもしれませんが、前作まではカードに書かれていましたよね?前作までと同じルールのつもりで見ていたので、その辺はあまり変えないでほしかったかな。 人狼同士で3人目が誰かはわかっているけれど、視聴者にはそれが誰かは教えない、ぐらいのほうが良かったかも。 人狼の2人のやりとりで、3人目は誰だろうといろいろ考えることもできるし。 最後に有希が佐伯桃子を指して、芽亜里に『お前むかつく』と言い放ったのは最高にスカッとしました。 これには賛否両論あるかもしれませんが、私は彼女の決断を支持します。 何気に最高のツンデレキャラだった気がします。[DVD(邦画)] 7点(2024-05-01 02:11:45)(良:1票) 《改行有》
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