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181.  ティム・バートンのコープスブライド 《ネタバレ》 「シザーハンズ」の妹、まさにそういう作品だ。 不運な花嫁の破れたヴェールを透して、実写ではアーティスティックな職人となりつつあるティム・バートンの本質が仄見える。 朽ちかけておよそ不気味な存在であるエミリーが観る者の心を惹きつける様は見事というしかない。 それも彼女が欲しくてたまらなかったものを手放すほどに大人になったからだろう。 名前のように似た、愚直な親の影響を受けていない「2人のヴィク」も魅力的で罪はないせいでいっそう切ない。 口下手のヴィクターが自分を表現し、2人の女性の心に触れるピアノも素敵だ。 月の光を受けて呪縛から解き放たれるエミリー。 青白い腕からは骨がのぞいていても、見惚れるほど美しい脚をした彼女はバートンの人魚姫かもしれない。[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-11-25 10:41:56)(良:2票)

182.  ドリームチャイルド 少女を偏愛したルイス・キャロルことドジソン教授と彼の特別のお気に入りだったアリス・リデル。長じて老ハーグリーヴス夫人となったアリスの30年代ニューヨークへの旅、そして遠い過去となったヴィクトリア朝イギリスへの心の旅が描かれる。アリスが触媒となり、キャロルの内面まで炙り出した作品は恐らくこの映画だけだろう。かなり良心的な解釈がされ、健全さを踏み外してもいない領域においてだが。とても30歳には見えないドジソン役のI・ホルムは、卓越した演技力でキャロルの神秘のヴェールを剥いでみせる。不思議の国に登場する数々のクリーチャーも登場するが、当時のJ・ヘンソンの腕をもってしてもかなり見劣りする出来であり、作品の魅力を削ぐことにもなっているのは惜しまれる。アリス役のA・シャンクリーはややもすればリデル嬢のオーラに欠けるかもしれないが、彼女が水辺にて忠実な従僕であるドジソンの胸に頭をあずけるシーンは秀逸。実際にはこのような情景はなかったであろうが「黄金の昼下がり」の象徴として、流れる水面(みなも)のような時の一瞬を掬い取った場面として心に刻まれる。ハーグリーヴス夫人のキャロルへの謝辞をもって映画は幕を降ろすが、生涯をあの物語に付き纏われる運命から逃れ得なかった彼女の本心は、神のみぞ知る。[映画館(字幕)] 8点(2006-11-11 22:33:18)(良:1票)

183.  ミクロの決死圏 《ネタバレ》 元祖ミクロ映画。 作中で外的宇宙(アウター・スペース)・内的宇宙(インナー・スペース)という表現があり、アウター・スペースの「2001年宇宙の旅」は2年後。 あの洗練された感じとはまたちがったカラフルな視覚効果とアートな美術(ともにアカデミー賞受賞)に味があリ、「ファンタスティック・ヴォヤージュ」のタイトルにふさわしい幻想美。 ゆったりとした作りながらもタイムリミットがあることでテンションが保たれ、「大脱走」の錠前屋ドナルド・プレザンスが「エイリアン」のアッシュのような危険分子としてサスペンスを盛り上げますが、彼の正体が明らかにされるまでには至らず(東側だろうけど)。 体内組織にからみつかれたラクウェル・ウェルチのナイスバディに男3人でベタベタさわんのは、内心「うひょひょ♪」とか思ってない? 66年の作品ですが、翌年の「ウルトラセブン」の31話「悪魔のすむ花」(ダリーの回ね)の元ネタでもあるんだろうと思われます。[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-10-22 17:48:00)(良:2票)

184.  スーパーマン(1978) グレン・フォードが亡くなった。彼が演じるスモールヴィルの農夫ジョナサン・ケントは、音と映像で素晴らしい別れの場面が用意されたマーサ・ケントに比べかすみがちだが、わずかな出演時間の中で息子に告げた「お前がこの星に送られた理由はしらねぇが、タッチダウンするためじゃねえ」。「人生、小さなことは気にするな」ということをこんなに説教くさくなく軽妙に語った言葉を他に知らない。ミス・テシュマーカーの「アタシって善い人とはすぐに別れるのよね」とともに、M・プーゾの脚本はただ一言でその人物を忘れがたいものにさせる。情緒ある前半部を受けてメトロポリス・パートは小気味よい。最初から完璧だったC・リーブの二役、オティスとテシュマーカーを従えたJ・ハックマン版ルーサーの絶妙な間の取り方。人を食ったようなラストも誰も予想しないという点ではMUST BE SUPER.[映画館(字幕)] 8点(2006-09-02 20:24:15)(良:2票)

185.  風の又三郎/ガラスのマント 賢治の作品とは大きく異なる構成。「どっどど」の詩(うた)から名を受けた少女かりんが小さな巫女として据えられ、不思議な転校生と村の少年たちの間に立つ。かりんを苛めながらも彼女の目が又三郎を追うのが癪にさわる一郎。又三郎とかりん、どちらも異端児として認めようとしない嘉助。本来少年物なのだから女子の存在に憂える賢治ファンも少なくないかも知れないが、原作とは別物でも嫌うには至らない。白服の少年がいくばくか孤独な少女の白馬の王子に変質しているとしても。病のかりんの母や物いわぬ又三郎の父も穏やかな佇まいで物語を邪魔しない。風の視界でとび、冨田氏が蒼い澄んだ風を吹き散らし、深い緑がざわざわと声をあげ、又三郎の森の家がよぶ幻想的な世界にしばし溺れる。銀河鉄道やセロ、賢治のファクターもさりげなく。夏のおわりに訪れる又三郎。今年も二百十日が来る。(←明日にまにあいました、管理人様ありがとうございます)[映画館(邦画)] 8点(2006-08-31 20:21:27)(良:1票)

186.  マイ・フェア・レディ オードリーの作品として「ローマの休日」とは役柄も結末も真逆なのがいいのか、バーナード・ショーの「ピグマリオン」の結末を変えたことで、ハッピーで後味のいい作品。 舞台版のジュリー・アンドリュースからオードリーに代わったことで、彼女の歌が吹替えなのが常にいわれてしまうけれど、そのぶんマーニ・ニクソンの素晴らしい歌声が聴けるわけですから。 アスコットと舞踏会の2度の変身の華やかさは彼女でないとというところがあり、20年後にグラナダ・ホームズとなる若きジェレミー・ブレット(フレディ)が見られるのも楽しい部分。 階級(クラス)を描きながらどちらを持ち上げるでもなく、ヒギンズ教授は相手の身分に関わらず「SIT DOWN」を使いますが、日本語では反映されにくいのが残念。 ヒギンズが意地っぱりなだけに、「ビクターの犬」よろしく蓄音機に残された声に耳を傾ける姿にはしんみりとしてしまいます。 歌われるのも粒ぞろいの名曲ばかり、一番好きなのはイライザの父親ドゥーリトル(スタンリー・ホロウェイ)の「時間通りに教会へ」。 「運がよけりゃ」では素寒貧でも自由を謳歌していた彼が、思わぬ遺産にからめとられてしまう自分を笑ってみせる結婚前夜のバチェラー・パーティが、明るくもほろ苦い味わい。[映画館(字幕)] 8点(2006-08-27 18:26:07)

187.  グッドナイト&グッドラック 冴えざえとしたストラザーンのエド・マロー。番組の終わりに決まり文句を口にする際にだけ伏せられる真摯な眼差し。のっけから‘When I fall in love’にとらわれ、極端に被写界深度の浅いモノクロ画面が50年代のCBSに放り込まれた気にさせる。渦巻く紫煙は時代を生きる彼らの息吹とも。製作中は父に同化する思いだったろうクルーニーは、彼らの真実から離れぬことだけに心を砕いたように見え、ゆるく流れるスタンダード以外に飾りらしいものは見当たらない。それを素っ気ないととるか、潔いととるか。正義、良心、それら言葉にすればたちまち濁る水晶を内にもつ男たちは、まごうかたなきジュルナリスト。[映画館(字幕)] 8点(2006-08-04 22:08:39)

188.  ターミナル 《ネタバレ》 よくリオレの「パリ空港の人々」と比較される作品。 国境警備局のお役所仕事を皮肉った元ネタは同じでも内容は違うしどちらもいいと思ってます、豪華なセットに反比例した地味で堅実な内容だし。 苦手なトム・ハンクスも台詞少なくパントマイム風なのがよいし、キャサリンも妖艶でなく可憐なたたずまい。 自分の足の下しか居場所がなかったヴィクターが少しづつ自分の世界を広げて、周りにも影響を与えていくのが気持ちよく。 総じてメルヘンチックで彼が取り結ぶエンリケとドロレスの結婚なんて御伽噺みたいだけど(洒落た作りはいいのですが、多分あの2人は口きいたこともなさそう)、一方で父親思いの東欧の青年を救う場面はリアルに物語をひきしめて、彼自身の渡米した目的(つまらないですかね…そうは思わないけど)とも重なる部分。 グプタの捨て身のモップ攻撃も頑な自分を動かしてくれた彼への返礼の意味もこめて? そりゃ「パリ空港」のようにシャワーは使えなさそうだし、最後「みんなのヒーロー」みたいになっちゃうのは少しやりすぎ、出ていく時の主任ディクソンの態度が煮え切らないなど、完璧ではないけど。 アメリアと結ばれないのは残念ですが、あれでよかったのかも。 ヴィクターは多くを望まない人、憧れの女性と心が触れあった想い出を持ち帰られるだけで十分なんだと思います。[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-06-17 20:55:43)

189.  アマデウス 《ネタバレ》 サリエリは幸せではなかったか?自らの平凡な才能に埋没する人生よりも。俗人の心が嫉妬に焼かれても、聖なる音楽家としての魂は神の子の調べに誰より酔い痴れたのだから。死床の楽聖の口述筆記をつとめた彼の目は至福に輝き羽ペンを持つ手は震え頭には天使の鐘が鳴ったのだから。この時ふたつの魂は確かに寄り添うたのだ、一瞬。かの人は天の園へ去り残されし人に人生は酷に永く、常人の届かぬ悦びを知る者は常人の知らぬ苦しみもまた深い。[映画館(字幕)] 8点(2006-05-20 20:16:02)

190.  リバティーン ジョニー・デップの本来の姿を生かした咲きこぼれるデカダンな美しさが目を引くが、それも後半の剥き出しになった魂に比べれば仮面でしかないかも知れない。枷なきリバティーン、自由人=放蕩者とはなんと誘惑的な響きで耳を打つことか。才の天賦は平等でなく、誰もが心の儘に生きられるわけでもないのだ。無頼ポエット、Ⅱ・アール・ロチェスターに祝福までも与えたくなり、主役をお譲りになられたマルコビッチ国王もご満足と思し召したに違いない。伯爵と愛を結ぶ女人たちの中にあってとりわけ印象的な、深い慈愛をそそぐロザムンド・パイクのカウンテスは観客の救いともなる。‘Rochester’s farewell’が彼のイメージを昇華しているのは確かだが、こんな甘美な音色を耳にしたことはあまりない。退廃のパティオに耽美の風が舞う。 [映画館(字幕)] 8点(2006-05-04 19:48:11)《改行有》

191.  デューン/砂の惑星(1984) 見やすく分かりやすいTV版は悪くはない。でもあれを見ると逆にグロテスクで悪趣味なリンチ版が愛しくなる。陰謀渦巻く銀河中世世界での希少なスパイスとアクアに操られるかのような人々の弱さ、そして強さ。恐ろしげなナビゲーター、異形の宇宙船、腐臭漂わせるバロン・ハルコネンとは対照的に白い薔薇の固い蕾のようなアトレイデスの王子ポウル=カイル。温室育ちのプリンスは砂漠の風に吹かれ変貌を遂げていく。オレンジに染めた髪のフェイド=スティングも「クァドロフェニア」と同じく存在感だけを叩きつける。重苦しく鈍重な印象さえする作品だけれどもリンチ作品では一番好きかもしれない。ポウルをめぐるチャニやイルーラン皇女ら女性陣はS・ヤング、V・マドセンという美女を揃えているのに印象薄く、ここに関しては彼女らが生気を見せるTV版が優るように思えるが、公平を規すならば特別篇(未見)と比較すべきなのかも知れない。この版でのリンチの女性への視線はポウルの血族である母ジェシカや妹アリアにより強く注がれているように見えるのだ。F・ハーバートが生んだ数々の造語も異世界に引き込む力となって砂塵のなかに響く。[映画館(字幕)] 8点(2006-04-29 17:19:50)(良:1票)

192.  ザ・コミットメンツ 《ネタバレ》 アラン・パーカーの青春を描く時のキビキビした味は、どうしたって「小さな恋のメロディ」や「フェーム」を思い出さずにはいられない。彼の生んだ子供たちはロンドンっ子であろうとニューヨーカーであろうとダブリン市民であろうと、体に同じ熱い血が流れる。変わりばえしない日常から抜け出し、自分を燃やす喜びを知ってゆくザ・コミットメンツとまとめ役のジミー。洗濯物がはためくバックヤードでも仲間がいれば歌える。ケンカばかりの毎日だけど、バンド・スタンドに立った彼らはひとつ。たとえ求めたものに届かずとも、あの時の音は彼らの心の底に鳴り続ける。[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-04-08 15:43:11)

193.  天国の日々 穏やかな暮らしを夢見てうたれた芝居が三つの心を落日のように染め分けてゆく。ふたりを愛した娘の心は誰のものであったのか。彼女らのために命を落とした男たちの眠る大地の上を女たちは駆けてゆく。[映画館(字幕)] 8点(2006-03-29 20:15:48)(良:1票)

194.  フル・モンティ ロバート・カーライルなくしてはこの作品は成り立たないが、次いで印象的なのは1人だけ年長で元管理職のトム・ウィルキンソン。本作からの最大の出世株でもある彼の、他の者より年令を重ねているがゆえの哀愁をおびた演技は独自のポジションから映画を支える。貫禄ある風貌で最近は傲慢な特権階級やマフィアのボスもこなす彼だが、どんな役を演じていても壊れたノームを抱いて途方にくれた姿が思いだされる。ノームは失業の象徴でもあるかも知れない。今まで毎日当然のようにそこにあったものが、ある日突然壊れてしまう。砕かれた人生をいかに気持ちから立て直すか。ユーモアに溢れながら軽くないテーマを最後のステージが昇華する。華麗(?)な「帽子はそのままで」を「ナインハーフ」のキム・ベイシンガーのそれと見比べるのも一興。[映画館(字幕)] 8点(2006-03-26 21:43:37)

195.  いつか晴れた日に 《ネタバレ》 時代を超えたキャラクター性では「高慢(プライド)と偏見」に譲るが、充足感と品のよさではこちら。苦しい忍耐を強いられたエリノア(トンプソン)とブランドン大佐(リックマン)の報われる思いに観客もカタルシスを得られ、彼らの秘めた情熱と控えめな所作が2人をシンパシティックな好ましい存在にしている。マリアンヌ(ウィンスレット)のひたむきな恋心も演技を感じさせない。エマ・トンプソンが自ら脚色した脚本にマリアンヌの花嫁姿を遠い丘より見とどけるウィロビー(これは雨に打たれながらウィロビーの館を見つめたマリアンヌの姿と呼応する)を加えることで、より情緒ある仕上がりとなった。韻を踏む原題も絶妙だが、暗く長い道のりを重い心を抱いて歩んだキャラクターたちには、暗雲去り光満ちた空を感じさせる邦題も似つかわしい。[映画館(字幕)] 8点(2006-03-20 20:36:23)

196.  フリービーとビーン/大乱戦 これでA・アーキンのファンになった。とにかくハイテンションで押しまくる2人が可笑しくてならない。なかなか再放送しないのは、奥さんの浮気疑念の○○ネタがマズいのか?‘M・A・S・H’(TV)の熱い唇も出てたんですね! もう一度見たい。[地上波(吹替)] 8点(2006-02-26 18:31:15)

197.  ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版> 劇場公開版ではなく、こちらを先に見ていたらどうだったろうか?ボギー風のナレーションや楽観的な結末、美しいビスタは姿を消し、タイトに絞られたBR。そのかわりにデッカードの身上を仄めかすユニコーンが視界を駆け抜ける。H・フォードのモノローグは確かに洗練とは程遠いが、既にインプリントされた声を頭から消し去るのは難しい。あれを嫌っていた人間も情報だけはしっかり頂いているのだし。ラストの印象も全く違うので好みが分かれるところ。複雑な経緯があって世に出たコンクルージョンだが、自分にはBRヴァリエの一つでしかない。[映画館(字幕)] 8点(2006-02-19 18:21:54)(良:1票)

198.  ブレードランナー/完全版 公開当時ヒットとはならず、ビデオもワーナーではなく子会社のエンバシーからリリースされるという継子扱いぶりだったBRのヴァイオレンス・バージョン。残酷シーンが増えただけでシアター版と大きな相違はない。暴力と血がレプリの心の闇をより深く見せる以外には。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-18 20:48:35)

199.  スパイダーマン2 「1」はアベレージだったが「2」は違った。コミックヒーロームービーとして出色の出来。黒蛸ドック・オクの造形、前半のタメを受けての後半の密度は、近年のSFアクションではなかなかお目にかかれないほど。役目を果たし終え、車両先端で放心した表情を見せるピーターを横から捉えるショット。失意のヒーローの眼前に啓示のように降り立つ白い衣(きぬ)。「3」が緑鬼再来なら第2作がシリーズ最高作となる確率もきわめて高い。MJとスパイディのアイキャッチは「ヴィーナスの誕生」の風神ゼフュロスと花神フローラを思わせ印象的。[映画館(字幕)] 8点(2006-02-14 19:25:13)

200.  ザ・フライ 濃いめの美男美女の悲劇的な愛を濃厚に描き、グロテスクではあっても見る者を強く惹きつけるクローネンバーグの怪作。オリジナルもSFとして面白いが、このリメイクでは恐ろしいモンスターでも中に心があるとないとでは全く違うことを見せたラストシーンに大きな価値がある。衝撃的な大変身に続く主人公セス最期の仕草は、思わず抱きしめたくなってしまうほどに切ない。[映画館(字幕)] 8点(2006-01-29 18:41:09)

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