みんなのシネマレビュー |
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181. HELLO WORLD 《ネタバレ》 この映画、全くの圏外だったけど、某所で某氏が絶賛してるのを読んで不安半分で見に行った。結論は「自分の感性を信じなきゃダメだ」と思った。この作品はSFチックなストーリーを萌えアニメでやっただけ。萌えの要素が強すぎて「勘弁してくれよ」とひどく居心地が悪かった。肝心のテーマだが、いくら記憶容量が無限にあっても世界の全てを記憶させる事は不可能だし、それを再現させる事はもっと不可能だ。マトリックスのように仮想空間をシミュレートする方が現実的だが、この世界の高校生も「仮想空間か?」と言うくらい自分的には非現実的に思えた。それとも都会の高校では日々こんな光景が繰り広げられているのだろうか?だとしたら飛び切りのホラーだな。[映画館(邦画)] 4点(2019-10-06 17:53:06) 182. ジョーカー 《ネタバレ》 ダークナイトのジョーカーは飛び切りのサイコパスであった。個人的にはサイコパスの成立に生い立ちは関係ないと思ってるんで、この映画はプロット自体に疑問を覚えていた。どんなにひどい境遇でも普通の人間はサイコパスにはならない。だからこの映画を見て「自分もジョーカーみたいになるかも」と不安を覚えた方、大丈夫です。あなたはサイコパスにはなりません(たぶん)。ホアキン・フェニックスの熱演には敬意を評して5点は差し上げますが、上記の理由で満足度は低かったです。[映画館(字幕)] 5点(2019-10-06 17:32:04)(笑:1票) 183. ジョン・ウィック:パラベラム 《ネタバレ》 100%アクションのみの映画。ストーリーはないに等しいが、結果的にこれが良かった。退屈やダレるところは皆無。予告編からお祭り騒ぎだと分かっていたので、その予想通り楽しむことができた。冒頭のナイフアクションが出色の出来。CGだろうけど刺さる刺さる。ハル・ベリーも頑張っていた。反面、寿司屋の日本人はヘタッピな日本語とクライマックスのアクションはキレに乏しく若干盛り下げた。出来としてはまぁこんなもんでしょう。[映画館(字幕)] 7点(2019-10-05 16:16:12) 184. アナベル 死霊博物館 《ネタバレ》 「アナベル版ナイトミュージアム」との宣伝だったが、見た率直な印象は「お化け屋敷」だ。最後にウォーレン夫妻が出てきて締めるが、そこまではまるで緊迫感がなかった。ホラー映画はお化け屋敷とは違う。お化け屋敷は目の前の現実。まさかの事態もありうる(ないけど)。映画は絶対安全だ。何も起こりっこない。そんな観客にどうやって恐怖を与えるかが監督の腕の見せ所だ。お化け屋敷を映画でやっても全く怖くはない。それは目の前の現実じゃないんだから。最後に「ロレイン・ウォーレンに捧ぐ」と出たが、この作品でいいんだろうか?「死霊館3」こそ作って捧げるべきじゃないのか?と強く思った。[映画館(字幕)] 4点(2019-09-23 16:13:54)(良:1票) 185. ハッピー・デス・デイ 2U 《ネタバレ》 前作で完結していると言ったのは誤りだった。前作がそのまんま伏線であった。これを2週間と言う間隔で公開したのは心憎い演出だと思う。でも前作を2週間で打ち切るのは何とももったいない。これ、前作を見てないと全く訳がわからないんで人に勧めようがない。同時公開で前作も上映を続けて欲しかった。前作はループ系だが本作はパラレルワールドになり、主人公がどの世界を選択するかにまさかの感動系もある。面白さでは今年一番かもしれない。[映画館(字幕)] 8点(2019-09-21 16:37:52)(良:1票) 186. ペット2 今回も暇つぶしで見たんだけど、これは暇つぶしとしてもちょっとつらいな。毒が抜けきって全く存在感のなくなったデューク。他のキャラも全く存在感がない。子供向けだからと言ってここまでひねりのないストーリーでいいのか?前座のミニオンズもクスリとも笑えない。これは選択を誤ったと思った。[映画館(吹替)] 4点(2019-09-15 11:18:57) 187. アス 《ネタバレ》 前作「ゲット・アウト」よりも完成度は高い。この人は不安を形にするのがうまい。不安は恐怖に直結してるんでホラー映画の才能は間違いなくあると思う。この作品は自分のドッペルゲンガーが自分を襲いに来るのだが、安易な予想を見事に裏切る展開は素晴らしい。2時間緊張を持続した手腕も素晴らしい。良作だと思う。 この一家は仲良しである事は間違いないが、どうしても緊張をギャグでごまかそうとする夫とそれを「バカか、こいつ」みたいに呆れた視線を送る娘も良かった。途中で主導権を握る口論になった時に「自分は何人殺した」みたいに殺した数を競うのも呆れたが当人達は大真面目だ。こう言う時は腹が座った奴が一番強いのもホラー映画の鉄則なのだから。2時間充分楽しむ事が出来た。[映画館(字幕)] 8点(2019-09-07 19:30:47)《改行有》 188. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 《ネタバレ》 映画自体は可もなく不可もなし。タランティーノらしい会話劇にはキレはなかった。残酷描写も彼としては非常におとなしい。全般的に長い割に見所に乏しい作品だった。話題?となっているブルース・リーの扱いの酷さについては、彼がブルース・リーを好きでないのは良いとしても現実世界での彼のみっともない反論には同調する気が失せた。タランティーノも歳をとったと感じた作品。[映画館(字幕)] 5点(2019-09-01 15:48:59) 189. イソップの思うツボ 《ネタバレ》 まぁ、最後まで見ればそう悪くはないです。意外性もある。だが、87分の作品でざっと60分は話の全体像がつかめずに見ててイライラする。これ、家で見てたら途中で投げたかもしれない。脚本、構成、演出に難ありだと思う。[映画館(邦画)] 6点(2019-08-24 16:12:50) 190. 天気の子 《ネタバレ》 新海誠監督の作品をNetflixで一通りおさらいして鑑賞。別に悪くはないです。いつもの新海誠の作品です。あれだけ特大のヒット作品を作っても自分の作風を変えないのはある意味ブレてないと言う事で良いと思う。心を動かされるほどの感動はないし相変わらず淡々としてるなぁとは思うが。水没してもベニスのようにいつも通りに暮らしている都民はリアルだった。[映画館(邦画)] 6点(2019-08-03 17:57:39) 191. チャイルド・プレイ(2019) 《ネタバレ》 「チャイルド・プレイ」は前シリーズも途中で投げたし何の思い入れもありませんが、今回はAIスピーカーもどきで歩くアレクサみたいなもんだなと思った。冒頭の工場のシーンから突っ込みどころ満載。工場でメインのプログラムを書き換えて出荷なんてあり得んでしょ?またこの工場が作業員が全員薄汚れてて「私搾取されてます」感満載。今や巨大市場となった中国だと反発食らうと思って、ベトナムにしてこんな馬鹿にした描写が許されるの?チャッキーも「ずっと親友」とか言いながら終盤はもう親友に対して取る行動じゃないでしょ?色々突っ込みどころ満載だが、エンディングの音楽だけは良かったので1点おまけ。[映画館(字幕)] 5点(2019-07-21 15:30:00) 192. ハッピー・デス・デイ 《ネタバレ》 キャッチコピーは「時をかけるビッチ」。この瞬間「見たい」と思った。内容は最後に殺される誕生日を永遠に繰り返す女子大生の話だ。犯人は誰だ?から始まり、どうすれば殺されないか、そして自分のふしだらな生活と向きあい、母親との楽しい思い出や父親との確執まで、全くダレることなくストーリーは一気に進む。私はこう言う作品が見たかったんだと確信した。去年の「カメ止め」もそうだが低予算のイキのいい映画でした。 2週間後の続編も見るけど、話自体は完結してるんだよね。そこは唯一心配。[映画館(字幕)] 8点(2019-06-30 19:13:45)《改行有》 193. X-MEN:ダーク・フェニックス 《ネタバレ》 フォックスによるX-MEN最終作。旧キャストによる3部作の最終作を新キャストで作り直したような物か?今更ジーンでもないだろと思ったが、ジーンの圧倒的な強さと残酷さはそれなりに見れた。だが、すっかり俗物と化したチャールズにはかつてパトリック・スチュアートが演じた気高く人格者だったプロフェッサーXの面影が微塵も感じられず見るのがつらかった。私にとってのX-MENは「フューチャー&パスト」で終わったと強く感じた作品。ディズニーがリブートしても多分見ないでしょう。エンディング後におまけ映像が出るんじゃないかとヒヤヒヤしたが無くて良かった。もしあったら1点減点してたところでした。[映画館(字幕)] 6点(2019-06-22 14:58:20) 194. スノー・ロワイヤル 《ネタバレ》 どこで勘違いしたのか…。私はこの映画をタランティーノの作品と勘違いしてた。終わった後でチラシを見たらタランティーノの盟友が撮った…って誰だよ、また騙されたのか?と言うことでタランティーノだと思って見ると描写は非常に薄味です。全く物足りない。 ただ、模範市民賞をもらうような男は人を殴り殺すなんて事はしませんし、一人一人殺した死体を金網に巻いて川に捨てるなんて事もしません。そら奥さん呆れていなくなるよ。その辺の描写はユーモアがあって悪くはなかった。[映画館(字幕)] 5点(2019-06-12 19:36:25)《改行有》 195. ゴジラ キング・オブ・モンスターズ あえて厳しめのコメントを。今、アマゾンプライムで全ゴジラシリーズが見れますが。その昭和ゴジラシリーズの中期〜末期並みの作品です。怪獣がたくさん出て、クモンガもどきもいたから「怪獣総進撃」並みかな?いや特撮的には怪獣総進撃の方が勝ってますね。今は全部CG見え見えだし。ストーリーには致命的な欠陥があるんでお話に期待してはダメです。唯一良かったのは東宝ゴジラの音楽を完璧に再現してたとこかな?やはり良くも悪くも昭和ゴジラの末期ですね。2014年版よりは遥かに良かったです。[映画館(字幕)] 5点(2019-06-01 16:07:59) 196. 貞子 《ネタバレ》 あの「きっと来る〜」の歌を聞くたびに「もはやオリジナルのリングの悲哀はどこにもないな」と思うが、それでも劇場に足を運んだのは池田エライザ目当て、ただそれだけでした。でも露出ゼロでそっち方面でも裏切られたな。ひとつだけ特筆するならオリジナルのリングの生き残り女子高生の佐藤仁美が精神病患者として再登場したことかな。でも見せ方は全然ダメ。ラストも最悪。もう中田秀夫の作品をホラーとして見ることは未来永劫ないでしょう。[映画館(邦画)] 3点(2019-05-27 23:21:18) 197. レプリカズ 《ネタバレ》 キアヌ・リーブスのトンデモSF。今時珍しいくらいのトンデモぶりで、いっそスガスガしいくらいだ。エンドロールを眺めながら「今でもこんな作品が作れるんだ」と思った。「倫理とか道徳とかを捨て去れる」と言う条件付きで鑑賞可。そうでなければこれほど不快な作品もないだろう。ビジュアル的には何の見所もなく、ヴァーチャルコンソールはマイノリティ・リポートか?と言う出来だし、ロボットの安い造形と安いコマ撮りは低予算映画だと分かります。最初から最後まで「キアヌ!お前はそれでいいのか!?」と言う突っ込みどころ満載の作品でした。[映画館(字幕)] 4点(2019-05-18 16:39:25) 198. ラ・ヨローナ ~泣く女~ 予告編から「ベタなホラー臭」満載だったので事前の期待度は限りなくゼロに近かったが、その予想通り全く何のひねりもないホラー映画でした。これも死霊館のスピンアウト物の一つとしてカウントされるんだろうか?アナベルと言いスピンアウトはもういいから正当な死霊館の3が早く見たいです。うかうかしてると他の作品にも最近負けてるよ。[映画館(字幕)] 4点(2019-05-12 17:56:32) 199. オーヴァーロード 《ネタバレ》 いかにもJJエイブラムス風の娯楽映画。JJはスターウォーズよりこう言う映画の方が似合っている。冒頭の降下シーンから迫力充分でその後も前半は緊迫感があった。これは面白いと思ったが、その緊迫感が最後まで維持できず、クライマックスが盛大なお祭り騒ぎになってしまったのは残念だった。JJとしては標準的な作品でしたが、R15の残酷描写は相当きつめでタランティーノ並みです。評価は前半が8点、後半が5点、総合は7点か6点か迷ったが、最後の「結局何なの?これは」感が強かったので6点で。[映画館(字幕)] 6点(2019-05-12 17:47:10) 200. アベンジャーズ/エンドゲーム 《ネタバレ》 連休初日に見てたんだけどファンの皆さんの盛り上がりに水を差すのは忍びないんで連休最終日まで投稿は控えました。 やっぱりオチはこれでしたか…。一応アベンジャーズと冠の付いた作品は全部見てたつもりですが、それでは全然足らずマイティーソーもブラックパンサーもアントマンもキャプテンマーベルも見てない私には理解できないシーンがてんこ盛りでした。それでもこのシリーズをここまで網羅して集大成を作り上げた努力には敬意を評して標準点を献上します。個人的には私の後ろに座った女がやたら笑うんで「私全部分かってるのよ」臭全開でちょっとイラっとした。これはこの映画の責任ではないので評点には入れてないつもりです。[映画館(字幕)] 6点(2019-05-06 07:50:24)(笑:1票) 《改行有》
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