みんなのシネマレビュー |
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1981. ダーリンは外国人 他人同士が暮らしを共にするというのは人種関わらずギャップがあります。そこに文化の違いが加わる本作。肝心の異文化ギャップの部分でもっと楽しませてもらいたかったですね。家事にいそしむ以外に仕事しているトニーの姿も見たかったです。日本人にも今時なかなか見かけない穏やかな彼が醸し出す空気に、心穏やかに鑑賞できるこじんまりとした小品。[DVD(邦画)] 5点(2011-11-05 14:56:05) 1982. シャンハイ(2010) 脚本に深みが無い為に、サスペンス・ミステリー・ドラマ・ロマンス全てが味わい薄いものでした。いぶし銀の役者が揃っていたのに各々の好演が活きていないのが何とも勿体ないことです。[映画館(字幕)] 5点(2011-08-31 23:15:37) 1983. ロッキー・ザ・ファイナル ロッキーの人柄に励まされた思いが、あまりに現実離れしたファイトシーンにドン引きして醒めてしまいました。[ビデオ(吹替)] 5点(2011-06-04 19:45:05)(良:1票) 1984. 死刑台のエレベーター(1958) 気だるい雰囲気に覆われているものの話の中身自体は取るに足りないものでした。ただ、ラストで二人の悪事がそれと共に浮かび上がってくるシーンに、空気を切り裂くような出来事をも淡々と見せるルイ・マル監督テイストを味わえました。[映画館(字幕)] 5点(2010-12-18 11:00:34) 1985. 男たちの挽歌II 《ネタバレ》 強引な展開、これ見よがしな人間ドラマ、天下無敵の殴りこみ模様。今作の男たちの生き様は胸に沁み入ってはきませんでした。ただ、製作者の力業にしてやられたようで、キット殉職からラストまでを三度見直しちゃいました。[DVD(字幕)] 5点(2010-12-14 22:53:33) 1986. 狼よさらば 《ネタバレ》 重苦しい雰囲気が全編を覆い尽くし、妻子の仇はそのままというところに後味の悪さが倍加します。ブロンソンの凶行に対する警察の決着のつけ方に、この国特有の「ご都合主義の正義」が見てとれました。[DVD(字幕)] 5点(2010-11-23 21:22:00) 1987. 女は二度生まれる 枕営業に精を出す芸無し芸者の小えんと客達が織り成す都合のいい男女関係が淡々と描かれています。したたかでしなやか。子宮でモノを考える人物を演じさせたら若尾文子の右に出る者はいない事を実感します。[DVD(邦画)] 5点(2010-11-23 21:12:47)(良:1票) 1988. 眼の壁 原作未読。事件が拡がるも深みを感じず惹かれるものがありませんでした。[DVD(邦画)] 5点(2010-08-20 21:47:10) 1989. ゼロの焦点(1961) 原作既読ですが結婚一週間で失踪した事しか覚えていません。画面から漂う陰鬱な空気が作品を盛り上げてゆくはずが、誰にも惹き込まれず、謎解きの妙も薄く、崖上のドラマも盛り上がらず。いまいちな作品でした。[DVD(邦画)] 5点(2010-08-19 00:52:24) 1990. 黒の奔流 展開は清張作品らしいもので常に次が解かり、リンゴをむいている姿にラストも予想通り。意表を突かれる事がなく物足りなさがありました。敏腕且つ酷薄な色事師の弁護士をして制御しきれなかった女被告人、一枚上手の女事務員。三人の心模様はまさにタイトル通りで役者の好演が光ります。松坂慶子の初々しさも印象的でした。[DVD(邦画)] 5点(2010-08-16 23:06:44) 1991. 交渉人(1998) 交渉の妙を味わおうにも、やたらとドンパチしてしまうアホ警察がぶち壊してしまいます。鉄砲好きなお国柄なんだなぁと、しみじみと思いました。[DVD(字幕)] 5点(2010-08-13 00:02:26) 1992. あげまん 当時、男性陣の揃いも揃った身勝手さに、憤然としたものです。今はそれに加えて、都合のいい女で悦に入るナヨコにも共感出来ません。男女問わず、上がるも下がるも自分自身。「それ」にすがるさもしさが何ともはや。着眼点が陳腐な上に観察眼も見るべきものがない伊丹監督にしては凡庸な作品です。[映画館(邦画)] 5点(2010-03-01 18:44:56) 1993. ハーヴェイ ハーヴェイとは、お人好し・愚直・ばか正直の象徴でしょうか。迷いなきエルウッドの穏やかさに、他者をそのように位置づけて見下す者の心の貧しさを思わされます。けたたましさが目に付いた姉のキャラクターにもう少し深みがあって欲しかったです。[DVD(字幕)] 5点(2010-01-15 18:09:47) 1994. ウィスキー ハコボにとってマルタは空気のような存在。その空気の微かな揺らぎを感じられない、若しくは感じまいとする事に対する代償。人は空気無しでは生きられないのに。鈍感は罪である事を実感させられます。 [DVD(字幕)] 5点(2010-01-05 01:09:13)《改行有》 1995. 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ ロバート・カーライル演ずるレナードがしょぼい中年オヤジにしか見えないのが致命的であり、エレクトラ、Mも中途半端な役どころで物語が盛り上がりません。ただ、エレクトラを制裁するボンドの姿から、「慰めの報酬」「カジノロワイヤル」の駆け出し諜報員から積み重ねた年期を感じられたところに2点上乗せとします。[DVD(字幕)] 5点(2009-12-21 21:25:54) 1996. 化石の森(1936) アランとガブリエルの一期一会をメインにデューク一味、チザム夫妻が絡む密室劇。デュークが野蛮でも酷薄でもないので緊迫感がなく盛り上がりません。アランのとった行為は愛情よりも厭世観が色濃く滲み出ているように見えました。その後の彼女を観たかったので尻切れトンボな結末も残念です。[DVD(字幕)] 5点(2009-12-20 23:47:16) 1997. 海の上のピアニスト 1900のタラップに佇む姿から、その世界に実際に身を置き味わう喜怒哀楽と頭の中で思い描く世界の喜怒哀楽は違う事を痛切に感じます。彼の決断に対し、非難はしませんが残念さで一杯です。他は、メリハリのない展開とジメッとした描写に物足りなさが募る作品。[DVD(字幕)] 5点(2009-12-12 23:28:59) 1998. 失われた週末 《ネタバレ》 重苦しくヤキモキ、イライラさせられる作品です。彼女の献身的なところは映画ならではですね。自身の痛い、苦しいは、誰にも分かってもらえないばかりか、鼻で笑われるものなのです。ハッピーエンドにうそ臭さを感じます。[ビデオ(字幕)] 5点(2009-11-18 01:55:02) 1999. 007/ダイ・アナザー・デイ 《ネタバレ》 長期間捕虜になったボンドがロン毛になっただけでピンピンしているのですから、ストーリーなどハナからどうでも良いのです。ドッカン・バッタンのアクションと数々のお笑いグッズを気楽に楽しめるのですが、少年のようなハル・ベリーには興醒め。ボンドガールは重要な部分なのでミスキャストは痛いです。[DVD(字幕)] 5点(2009-11-18 00:12:12) 2000. 八甲田山 《ネタバレ》 無能な者の誤った判断のために、多くの部下が苦しみにのたうって死んでゆく。正視できない酷さです。山田少佐の自決にプラス5点。明治の人は恥を知っていたようです。[地上波(邦画)] 5点(2009-11-17 16:16:12)
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