みんなのシネマレビュー |
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2001. ポワゾン 《ネタバレ》 トリュフォーがベルモンドとドヌ-ヴで撮った『暗くなるまでこの恋を』のリメイクですが、中盤から少しひねって娯楽色とサスペンス色をパワーアップさせてます。話の中で大きく異なるのは、トリュフォー版の女はまぎれもなく悪女なのですが、リメイク版は悪女とは言い難いというところ。めざすところが違うのでそれはそれで全然OKです。ただ、そのせいで毒のシーンが活きてこない。あと、殺されることを「察する」と殺されることを「聞く」の違いが今のハリウッド映画を象徴しているように感じました。前者では演出の力がないと描けませんが後者はいりません。そして前者では観客に「いや、思い違いかも」「思い違いであってほしい」と考える余地を与えてくれるが後者には当然それはない。楽しみを奪われたとかいうほど大袈裟なものじゃないですけど、ちょっと指摘してみました。 リメイク元と比べるまでもなく気になってしょうがなかったのが、どんな場所でも昼でも夜でも、部屋の窓が背中ごしにあっても、明るく照らし出される顔。コレはかなり萎えました。SEXシーンは綺麗な体を絡めあったグラビアでしかなく、あれなら全カットしたほうが良い。4点(2004-07-12 16:43:38) 2002. 赤い殺意(1992) オープニングシーンでネタばらしスレスレのわかりやすい伏線を張ってあるというなんとも大胆な構成が良い。まんまと騙された。でもこの手の作品の大半に言えることだが、かなり無理がある。 さかQさんの言うとうり、全体的に感じるちゃちさも拭いきれない。4点(2004-05-13 11:27:33) 2003. 白いドレスの女(1981) 仕組まれた出会いからしてちょっと無理があるのでは。男が夫を殺してしまおうと思うことにも無理を感じる。暑さで頭がやられたということか?ヤバイところを見てしまった女の子を警察署に呼んだ時の、刑事と弁護士と検察官の三者のやりとりが一番の見所でした。それにしてもあの暑っ苦しい喫茶店がなぜいつも繁盛しているのか?この一番の謎は謎のまま終わってしまった。4点(2004-04-30 11:21:34) 2004. 中国女 白い部屋に青い扉と赤い椅子というトリコロールカラーがまず目をひく。中でも社会主義の象徴として配した赤をポップアートで見せるゴダールはやっぱり凄い。とは言うものの実はこの作品、ずいぶん前に観た時は、途中で完全に寝てしまいました。ここ最近、ゴダール作品のレビューを続けているので、子供のアニメを借りるついでにこの作品も再度借りてみました。で、観たのですが、また寝ちゃいました(笑)。返却日前日に再チャレンジ。ウトウトしながらもなんとか最後まで鑑賞。なぜこんなに眠たくなるのか?映画を観ていて寝るなんてそうそう無いのになぜなんだ?私は相当、目はかたい方なのだが、、。ん?そういえば、高校生の時は授業中によく寝たなあ。この作品もよくよく考えたら、延々ことばの嵐でシチュエーションも授業風景そのもの。なるほどねぇ、と妙に納得する私でした。でも♪マオマオ!が頭から離れない!恐るべし、睡眠学習。4点(2004-04-09 12:29:57) 2005. 男性・女性 私はニヒルでクールで硬派なので(自分で言うな!)、この青っちょろい主人公に全く感情移入できませんでした。こうなってくると映像テクニックやゴダールお得意の”遊び”を楽しむしか無いんですが、内容を凌駕するほどの発見がありませんでした。社会主義思想に傾倒するも頭の中は女のことでいっぱいの男とアメリカ式生活に憧れる政治に興味を持たない現実主義の女、まさに「マルクスとコカコーラの子供たち」の実像をドキュメントタッチで綴った作品。ゴヤの歌うフレンチ・ポップスがなかなかあっけらかんとした明るさがあって良かったです。これも「マルクスとコカコーラの子供たち」の象徴なんでしょうか。そんな風に思いました。4点(2004-04-01 12:08:47) 2006. 緑色の部屋 人間というのはどんな悲しい事も忘れる動物である。だから生きてゆけるのだと何かで読んだことがあるが、トリュフォー扮するジュリアンは頑なに忘れようとしない。この本能と反する行為はもしかしたら大切なことなのかもしれない。しかし本作はよく解からん。それが愚かな行為と言ってるのだろうか?それが難しいと言ってるのだろうか?それから、いっしょに生活している子供のエピソードの意味は?よー解からん映画でした。ごめんなさい。トリュフォーに思い入れがあるなら、あの飾られた写真がそれぞれ誰なのかを探るだけでも面白いかも。4点(2004-03-02 15:45:51) 2007. ホット・チック おっさんに変わった女の子、女の子に変わったおっさん、なぜどちらもばか力なんだ?ロブ・シュナイダーのナヨナヨぶりっ子演技、元の女の子ってそんなだったか?まあコメディだから目をつぶるとして。ロブ・シュナイダーの多芸ぶりを観賞する作品です。個人的にはもう少し笑わせて欲しかった。あとこの展開ならもうちょっとお色気シーンがあっても..。もし私があの娘の体になったら...ムフフ..グフフ...デヘへ~....ハッ!失礼しました。一瞬私の体にエロ親父が入り込んでました。友人役のアンナ・ファリスは確かにかわいかった。マジで。4点(2004-02-18 12:44:51) 2008. カットスロート・アイランド ジーナ・デイビス以外のキャラが薄い。敵キャラの薄さは致命的。アクションと割り切っていても話に無理がある。というかうまく進みすぎ。宝捜しのミステリー度が全く無い。どれか一つでもクリアー出来ればそこそこ楽しめるものになったかも。良かったのは実物大に作った帆船くらいだろうか?←こんなの作ったら制作費も跳ねあがるって。4点(2004-02-03 13:47:29)(良:1票) 2009. アナコンダ 蛇、速っ!! 落ちる人間を空中で追い越してパクッ!って「おいおい!」4点(2004-01-17 13:08:33) 2010. ユー・ガット・メール メグ・ライアンが後半トム・ハンクスに好意を持ち始めていたのはなんとなくわかるが、「あなたで良かった」となるとは思わなかった。だってずっと騙されてたんですよ。女心はよーわからん。4点(2004-01-14 12:29:00) 2011. あしたのジョー2 「1」でも書いたが「あしたのジョー」は大好きなんです。最後の名シーンなんか百回くらい読み返してるんじゃないだろうか。でも「2」になってからの絵が好きになれない。見やすくはなっているんだろうが野性味溢れるジョーじゃない。4点(2004-01-13 14:27:01) 2012. 身代金 ハリウッドに来てからのメル・ギブソンはどれも同じに見えて好きになれない(特にこの頃は)。これもリッグス刑事が大邸宅に住んでいるようにしか見えない。懸賞金というのも実際にあれば驚きであるが、ハリウッドカラーで推し通した映画じゃ素通りしてしまう。ベースに家族愛があるとか、社会風刺があるとかだと面白いものになっただろうが..。4点(2004-01-08 11:17:31) 2013. オーバー・ザ・トップ 主題歌を歌っていたサミー・ヘイガ-が懐かしい。デイブ・リー・ロスの後釜としてヴァン・ヘイレンに加入した頃だ..。音楽ははっきり覚えてるのに映画の内容がいまいちうる覚えだ。誰と見に行ったのかも思い出せない。内容は...帽子かぶってたなあ。あっ、確か雄叫びあげてたなあ。そうそう、腕へし折ってた。痛そうだったなあ。...内容無かったかも。4点(2004-01-06 18:37:43) 2014. ダイ・ハード3 監督を「1」のジョン・マクティアナンに戻してやる気まんまんなのはいいが、どかーん!どばーん!ばしゃーん!ばっかり。大体、奥さんと別れてるって..それだけで楽しみをひとつ減らされた気分だ。 4点(2003-12-26 19:20:37)《改行有》 2015. 白い犬とワルツを(2002) アメリカ版よりおばあちゃんを早々に死なせたのは正解(なんか勘違いされそうな言い回しだなあ)だと思う。日本の老夫婦じゃ仲の良さを表現するにはかなりの時間を割いてしまう。在日韓国人のエピソードもその穴埋めとしては最良かもしれないが中途半端に終わってる。だいたい日本の田舎で「ワルツ」ってのも違和感あり。犬もキーになりきれていない。大好きな若村麻由美が出ててもイマイチからは脱しきれず。 4点(2003-12-25 12:32:24) 2016. ボディガード(1992) どうせベタな恋愛映画だろうと思って観たがベタベタだった。ケビン・コスナ-のファンならうっとり見れるかも。4点(2003-12-24 11:27:50) 2017. ツインズ 優秀な遺伝子を受け継いだ弟とその残りカスの兄。どう言ってダニー・デビートに出演依頼をしたんだろう?彼はきっとすごくいい人なんだろうな。4点(2003-12-19 17:38:37)(笑:1票) 2018. ジュニア シュワルツネッガ-はまだ見れるが、同じアクション俳優でもスタローンだったらちょっと怖い(絵的に)。どちらにしてもお父さんのお腹から生まれた子って、いじめられそう..。4点(2003-12-18 12:56:57) 2019. es[エス](2001) 実験でそこまでいっちゃうだろうか?予兆は十分あったのにあの実験者の怠慢はあり得ない。この手のシリアスなテーマの映画で「あり得ない」と思わせたら「負け」でしょう。あり得ない描写があってもそれを超越する衝撃があればいい。もしくは初めからあり得ない設定であればそこに違和感を覚えることも無い。徹底して「あり得ない」を強調すればブラックユーモアにもなり得る。でもこれはどれにも当てはまらない。ただ「負け」と言ったものの「惜しい」とも思う。雑な造りに不満を感じつつも変化する人間描写はなかなかに解かりやすく要点だけをうまく見せてるなと感心する。あ、それから実験前に見せたスライド(「時計じかけのオレンジ」を思い出した)、あれって..あれだけ?なんかの伏線かと思ってたんですが..私には意味不明。4点(2003-12-15 18:53:34)(良:1票) 2020. アナザヘヴン 《ネタバレ》 原作を冒頭だけ立ち読みした(買えよ!)。面白そうだと思い映画を見た。居心地の悪い別世界から居心地の良い悪意に満ちたこの世界へ「ナニカ」がやってきた。「ナニカ」は悪意そのもので人の脳に住みつきその人の悪意を開放する。箱となる人の身体を移りながら、同じ臭いを感じたマナブに近づこうとする。だが人の脳に寄生することで悪意だけではなく愛だの善だのといったものまで吸収し次第に弱り、最後には朝子の愛に悪が屈する。ってこんな感じですよね(違う?)。筋は悪くない。いや、結構面白い。でもラストで「ナニカ」が画面に映し出されたことでなにもかもぶち壊された。楽しめた前半にも少々の不満はある。「ナニカ」が興味を抱くほどの「悪」をマナブに感じない事が一番気になる。それから、血の涙が目から出てる女を普通はナンパせんと思う。4点(2003-12-05 15:02:41)
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