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201. 刑務所の中
みんな生きているんだなあ!いとおしく、うれしくなる映画。
ごはんをおいしく食べたいと思ったら、この映画を見ることをおすすめする。8点(2003-12-24 14:23:29)《改行有》
202. 凶気の桜
《ネタバレ》 斬新な映像!(?)、若々しさが最大の売りだ。でも、結局お決まりヤクザ映画になっちまうのはどういうことだ。それが「ネオ東条」の限界だというわけか?5点(2003-12-24 13:44:44)
203. 桃源鎮
《ネタバレ》 これは秀でた映画ですね。演技も自然だし、昔の中国映画によくあったような過剰に劇的な演出もない。役者は地味だが、いいですね。この作品は中国の片田舎の人々の生き方を、一種戯画化した形で、手に取るように教えてくれる。おそらくこれは、『阿Q正伝』につらなる、ひとつの伝統的系統の作品と言っていいにちがいない。観るにあたって、「桃源鎮」という題名から素直になにかをこの映画に求めると、見事に裏切られることになる。
村では、村長やその夫人がボスとして君臨しているが、今や汚職の容疑で失脚の瀬戸際にある。主人公の豆腐屋はこれまで卑屈に村長一家にとりいってきたが、今後とりいる先をまちがうと、商売すらなりたたなくなる窮地にある。しかも対面も失わないように生きることが、この地では一番大事なことである。そうして卑小な一個の存在であるこの豆腐屋は、目も当てられないほどに右往左往することになる。結局、身から出た錆、物語は悲劇に終わるが、物語全体は渋い喜劇でもある。
観終わったあと、「桃源鎮」という題名がアイロニーであったことにようやく気づく。8点(2003-11-28 23:43:07)(良:1票) 《改行有》
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