みんなのシネマレビュー |
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2241. われらの恋に雨が降る 《ネタバレ》 ベルイマン監督作品としては、デビュー作に続く二作品目らしい。 日本で鑑賞可能なベルイマン作品としては最古のものだ。 元来、ベルイマン作品は画面の輝度が暗いものが多い。 本作は初期作品であるからして、特に暗く、観づらいのがネックだ。 話としてはロマンスあり法廷劇ありで、最後はハッピーエンドと、まるでアメリカ映画を観ているかの様。 およそ後年のベルイマン作品群からは想像もつかない内容だ。 とるにたらない作品であるが、かのベルイマンも初期の初期には、こういったストレートな映画、つまりは原理的な作品を撮っていたのだと知ることのできる貴重な作品である。[ビデオ(字幕)] 5点(2008-07-12 12:56:10)《改行有》 2242. 黒いドレスの女 成田三樹夫が出ていたので、まあ許すとしましょう。 しかし、しょーもない作品だ。 崔洋一をもってしても、角川春樹にかかるとこうも無惨な映画が出来上がるもんなんですね。 知世ちゃんは大好きですが、この頃はまだ魅力が完成していないですね。[DVD(邦画)] 5点(2008-07-08 23:06:55)《改行有》 2243. 十字路 途中で登場する歯の抜けた汚いオヤジがいい! かなりの変態ぶりだ。 できればもっと触って欲しかった。[映画館(邦画)] 5点(2008-07-03 20:32:47)《改行有》 2244. 大阪の宿 内容的には文句のつけようがない人情・庶民劇なのだが、何故だか眠かった。 これは、五所平之助監督との個人的相性の問題かもしれない。[映画館(邦画)] 5点(2008-06-30 19:29:44)《改行有》 2245. 戒厳令(1972) 《ネタバレ》 同じくコスタ=ガヴラス監督の『告白』を観たばかりだったので、少し物足りない感じがした。 『告白』は観ていて疲れるほどの過酷で残忍な内容だったが、本作はそれほどでもない。 ただし、冒頭で主演のイヴ・モンタンがいきなり死体で登場した時はびっくりした。 そして、拷問の“実演”シーン。 これもかなり衝撃的。 随所にインパクトはあるものの、本作と同じコンビであるコスタ=ガヴラス&イヴ・モンタンの『Z』や『告白』に比べると、凡作の感は否めなかった。[ビデオ(字幕)] 5点(2008-06-17 22:52:27)《改行有》 2246. 秋のソナタ 可もなく不可もないベルイマンの晩期作品。 母と娘との葛藤を、会話を中心に描いた室内劇。 室内で家庭の問題を徹底的に描き出すという点において、『ある結婚の風景』に通ずるものがあった。 面白くはないが、苦もなく淡々と観ることができた。[ビデオ(字幕)] 5点(2008-06-14 14:25:53)《改行有》 2247. 真実一路 うーん、良い話なんだけど、全体的にメリハリがないというか。 川島監督らしいしゃれっ気もないし、毒っけもない。 王道的な作品は、川島監督には向いてない気がした。[ビデオ(邦画)] 5点(2008-06-07 00:51:06)《改行有》 2248. 新宿泥棒日記 《ネタバレ》 やっと観ることができた。 でも面白くはなかった。 良くもなかった。 当時の新宿をもっとリアルに細かく描写しているのでは?と勝手に期待していたが、期待はずれ。 新宿の野外シーンがもっと出てくるのでは?と勝手に期待していたが、これも期待はずれ。 紀伊国屋のシーンが多すぎて、当時の新宿の雰囲気とか喧騒とかが伝わってこない。 ところで、1970年前後の新宿、つまりは、野坂昭如辺りがたむろっていた頃の新宿を、ドキュメンタリーに映し出した作品ってないんだろうか? もしそんな映画が存在するのなら、是非観てみたい。 とにかく期待が大きかっただけに、かなり残念だった。 ATGなのだから、考えてみれば予想がついたことだが、前衛的な作風でなく、新宿で当時を起っていた様々な事象を、もっと客観的に描いてほしかったのだ。 唐十郎や麿赤児、そして横尾忠則など個性的な出演陣が出演している。 個人的には、どれも生理的に受け付けなかった。 その辺も居心地の悪さとして、観た後にもマイナスのイメージを遺してしまったようだ。[ビデオ(邦画)] 5点(2008-05-25 23:35:27)《改行有》 2249. 野性の少年 ネストール・アルメンドロスによるモノクロは映像はとても美しい。 話は淡々と進み、まずまず面白いものの、フランソワ・トリュフォー作品ならではの魅力は感じられない。[DVD(字幕)] 5点(2008-05-24 12:19:10)《改行有》 2250. 白熱(1949) 素直に楽しめる内容だが、やはりそこはアメリカ映画。 ご都合主義が目立った。[ビデオ(字幕)] 5点(2008-05-10 16:34:56)《改行有》 2251. あこがれ (1958) フランソワ・トリュフォー18本目。 やはりトリュフォーは変態だった。[ビデオ(字幕)] 5点(2008-05-05 17:51:33)《改行有》 2252. 日曜日が待ち遠しい! フランソワ・トリュフォー監督による遺作。 撮影はネストール・アルメンドロスが担当しており、息をのむ程に美しいモノクロ作品に仕上がっている。 アルフレッド・ヒッチコックを敬愛するトリュフォーらしいサスペンス・ミステリーな作品だが、どうもリズムが自分には合わなかった。 でも、相変わらず足フェチぶりが全開で、女性の魅力的な撮り方を心得ている監督だ。 トリュフォー作品の鑑賞はこれで20本近くになった。 鑑賞可能な作品は全て観ていきたい。[DVD(字幕)] 5点(2008-05-03 16:17:32)《改行有》 2253. 還って来た男 おやおや、青観さんしかレビューがないんですか・・・ 本作ですが、佐野周二の魅力は発揮されているものの、全体的に散漫な印象で、川島作品としては凡作の感が否めないです。[ビデオ(邦画)] 5点(2008-05-03 09:46:04)《改行有》 2254. 御誂治郎吉格子 前半は話がわかりづらく、惰性で観ていたが、後半はよく理解できました。 まあ、本作は観て楽しむというより、ほぼ元のまま現存している貴重な作品を観るという部分に、観る価値があるのではないでしょうか。[ビデオ(邦画)] 5点(2008-05-02 00:54:09)《改行有》 2255. モンゴル 浅野忠信がモンゴル人らしくないのが問題。 また、浅野忠信の魅力が出ていないというか、浅野忠信である必要があったのだろうかという疑問が先にたつ。 壮大なスケールの作品だが、その系統の作品はハリウッドに任せておけば良いわけで、『コーカサスの虜』という繊細な傑作をつくったセルゲイ・ボドロフが撮るべき作品のようには思えない。[映画館(字幕)] 5点(2008-04-29 23:23:49)(良:1票) 《改行有》 2256. 冬冬(トントン)の夏休み 《ネタバレ》 うーん、この頃のホウ・シャオシェン監督作品は良いものが多かったので期待して観たのですが、期待はずれ。 なんでかと思案したところ、ホウ監督作品に彩りを加えている印象的なBGMが本作にはない。 かろうじてラストで「赤とんぼ」が流れるも、時すでに遅し。 全体的に退屈な作品になってしまっています。 台湾の田舎を舞台に、子供の視点で綴られるドラマ。 台湾の気候と穏やかな雰囲気が良く伝わっているのは良かったのですが、なんか中途半端で残念です。 それにしても、胃の手術後で、その痛みに「アアアアアー」と叫びをあげるお兄さん。 あの声には笑いました。[ビデオ(字幕)] 5点(2008-04-27 21:04:18)《改行有》 2257. 鏡の中にある如く 《ネタバレ》 精神病が不治の病という設定になっているので、現代の感覚からするとどうも入り込みにくいですね。 精神病患者の身の回りに起る出来事や心理的葛藤を解りやすく描いていますが、それでも解りにくいのです。 最後は神という言葉が連発し、観ているこちらは段々と頭が混乱してきます。 まるで、自分も精神病患者になったかの様に・・・ ベルイマン作品としては、特別映像が綺麗な方ではなかったのが残念です。[ビデオ(字幕)] 5点(2008-04-11 10:38:06)《改行有》 2258. 國民の創生 黒人差別、銃、単純勧善懲悪型ストーリー、ご都合主義的勘違いなどなど、アメリカの悪い部分ばかりが際立つ本作。 アメリカ史、アメリカ映画史を語る上で、最も重要な作品であることは間違いない。 しかし、アメリカの悪い部分ばかりをこう見せられると、元々アメリカ嫌いな私は、ますますアメリカという国と文化が嫌いになってしまった。 嫌悪感を増幅させる本作を、高く評価することは私には無理だ。[DVD(字幕)] 5点(2008-04-06 01:46:34)《改行有》 2259. ノックアウト(1914) 典型的なドタバタ喜劇。[DVD(字幕)] 5点(2008-04-03 18:26:46) 2260. ヴェニスにおける子供自動車競走 チャップリンの定番スタイルである「ステッキ、ヒゲ、帽子」スタイルとしてのデビュー作。 [DVD(字幕)] 5点(2008-04-03 18:26:00)《改行有》
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