みんなのシネマレビュー |
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2301. ポーラX 悲劇的、あるいは破滅的すぎて非常に心地が悪かった。個人的には明らかに駄作と言うしかないが、こういう映画は観客の好みに大いに左右されるものだと思うので、好きな人は相当に好きなんだろうと思う。もちろん私は二度と見るつもりはない。1点(2003-11-29 13:37:35) 2302. スリーピー・ホロウ ティム・バートンならではのアニメチックな世界観は秀逸で、ジョニー・デップ、クリスティーナ・リッチの配役も絶妙であったが、いかんせんストーリーが軽薄すぎた。映像世界の完成度は極めて高かっただけにそれに伴うストーリー性を用意してほしかった。6点(2003-11-29 13:34:59) 2303. シュリ 映画の出来は壮絶なアクション性とドラマ性に満ち溢れた素晴らしいものだったが、それよりも初見時に私が感じたことは、韓国映画界の絶大なエネルギーだった。日本映画界のそれとは明らかな温度差を感じずにはいられなかった。今作以降も続々と秀作を世界に送り出している韓国映画界に賞賛を送るとともに、日本映画界の奮起を期待したい。9点(2003-11-29 13:06:08) 2304. 死国 四国に住むものにとっては、やはりタイトルに若干抵抗がある映画だ。内容はというと、タイトルほどのドロドロした感はなく地方伝記にそった恐怖が展開され良くもなく悪くもないとう感じだった。5点(2003-11-29 02:34:29) 2305. リング2 「リング」「らせん」は基本的にホラーが苦手な私でも楽しめたほどの秀作だっただけに、今作の出来は散々に感じた。あまりに陳腐なクオリティには単純な怖ささえ微塵も感じなかった。1点(2003-11-29 02:21:35) 2306. 落下する夕方 基本的には淡々と3人の主人公たちによる恋愛物語が展開され、退屈になりそうになるのだが、所々の心を引きつける空気感が印象的な映画だった。一風変わった女を演じた菅野美穂の存在感が鮮烈。6点(2003-11-29 02:18:23) 2307. π(パイ) ほとんど意味が理解できなかったというのが正直なところで、難解とも言い難いそのストーリーの面白味の無さには嫌悪感しか感じなかった。サスペンスフルな雰囲気には興味をそそる部分もあったが、結果的に退屈の極みだったことは否めない。よってつまらないと言うしかない。1点(2003-11-29 02:14:53) 2308. 海の上のピアニスト 同監督作品の「ニューシネマパラダイス」と比べると、感動作という気概が全面に強い気はするが、結果的に感動的なのだから問題はない。ぎりぎりのところで結局船を降りなれなかった主人公の姿に人間心理の奥深さを感じる。あまりに奇想天外な物語でドラマとしてリアリティがあるわけではないが、良い意味で映画らしい物語が秀逸だった。主演を勤めたティム・ロスの素晴らしい演技にも注目したい。8点(2003-11-29 02:09:28) 2309. ジキル博士とハイド氏(1941) 原作も完全には読んでいないし、映画版も観たことがあるのは今作のみだけど、今作は小説の世界観を忠実に表現できていると感じた。もう60年以上も前の作品で、映像的にはかなり古めかしいけど、それがすこしも陳腐ではなく趣向を凝らした映像作りには味わい深いものがある。この物語独特の緊迫感と恐怖感を見事に映像化している。 8点(2003-11-29 02:02:42) 2310. フロム・ダスク・ティル・ドーン クライマックスにかけての徹底的なB級ノリは本当は好きなんだけども、映像の見にくさが好印象を残さなかった。クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスの破天荒なノリは好きだし、今作にも反映されてはいるのだけれどどこか中途半端な印象に終始した感は否めない。3点(2003-11-28 18:42:19) 2311. ワイルド・ワイルド・ウエスト B級的な軽いノリや大掛かりなVFX、さらには主演がウィル・スミスと娯楽傑作である「メン・イン・ブラック」をにおわす素材は大いにあり、製作者側の狙いもまさにそこであったはずだけど、出来栄えには大きな差を感じずにはいられない。おそらく微妙なセリフのタイミングだったり、展開のアヤだったりすると思うが、絶対的な娯楽性の差があった。3点(2003-11-28 18:34:43) 2312. ジャンヌ・ダルク(1999) ストーリー展開にやや間延びする部分はあるが、圧倒的なスケールで描き出した映像世界は目を見張る。独特のスマートさがない分、リュック・ベッソン作品らしさはあまりないけど、ミラ・ジョヴォヴィッチの等身大の熱演を見るだけでもその価値は充分にある。7点(2003-11-28 18:18:37) 2313. 黒い家(1999) 原作を読んでなくても、原作を無視しているということがはっきり分かる問題作。恐怖感たっぷりのサスペンスから、後半一気に完全なホラーに突っ走ってしまう。明らかにモンスターと化した大竹しのぶの女優魂をはじめとして、その暴走ぶりはややもすれば評価したくなるほどのキレっぷりである。しかし、冷静に考えるとやはり駄作としか言いようはない。1点(2003-11-28 18:07:12) 2314. 依頼人(1994) トミー・リー・ジョーンズ、スーザン・サランドンら出演陣の雰囲気はとても良いが、彼らが演じるキャラクターにどこか魅力が感じられない。それはそのまま物語自体の魅力の無さにもつながるかもしれない。映画自体に雰囲気の良さがあるようで、実際には極めて印象が薄い作品だった。4点(2003-11-28 18:01:26) 2315. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか チープに見える映像とストーリーの中に、人間に対する本質的なブラックユーモアを巧妙に仕掛けている。ナンセンスな演出の中に潜む絶対的な問題意識が素晴らしい。鬼才の名にふさわしいスタンリー・キューブリックの傑作。8点(2003-11-28 17:57:33) 2316. ドラえもん のび太とロボット王国 諦め半分で何年かぶりに映画館にドラえもんを観に行ったが、やはりその落ち込みぶりに落胆してしまった。ロボットといえば藤子・F・不二雄がもっとも愛した題材であり、独創性溢れる作品を続出したものなだけに、あまりに安易なロボットの世界観に辟易してしまった。2点(2003-11-27 18:18:52) 2317. ドラえもん のび太と翼の勇者たち テレビ版も含めて近年のドラえもん作品におけるCGの多様には大いに違和感を覚えている。藤子・F・不二雄先生亡き今、ストーリーの軽薄さに対して映像的なもので攻めようとう気概も分からないではないが、それは明らかにドラえもんの方向性としてはふさわしくないと思う。ドラえもんの存在が不滅なのは嬉しいが、今の子供たちには昔のドラえもん作品も観て欲しいと切に思う。3点(2003-11-27 18:13:58)(良:1票) 2318. ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記 知能を持ったおもちゃたちの世界という題材は、いかにも藤子先生らしいものだが、そこから展開するストーリーの構築には陳腐さを感じざるをえず、藤子先生の存在の大きさを感じずにはいられなかった。この後のドラえもん映画の駄作ぶりを考えると、今作できっぱりと終わりにしてほしかったと思う。4点(2003-11-27 18:08:51) 2319. ドラえもん のび太と銀河超特急 単行本のエピソードの題材を映画化しているので目新しさが無かったことは否めない。正直、ネタ切れという感は拭えないところである。単行本のエピソードはミステリアスな秀作だっただけに、そのサスペンスフルなテイストで作り上げて欲しかった。5点(2003-11-27 18:05:10) 2320. ドラえもん のび太と夢幻三剣士 昼寝好きののび太のキャラクター性の影響も大きいが、ドラえもんでは夢を題材にしたエピソードは極めて多い。その集大成とも言えるものがこの映画で、ネタ的には単行本のエピソードに被る部分もあるけどもファンタジーと映画ならではの迫力には富んでいる。夢と現実が曖昧になったり、夢の中とはいえのび太が一度は死んでしまうという展開にいささかの恐怖感がある。7点(2003-11-27 17:51:52)
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