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プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

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2321.  座頭市(1989) 決して上手い映画とは言えません。が、「とりあえず上手く見せよう」なんぞと小手先の技術で見栄えだけ取り繕った映画ではなく、多少イビツであってもとにかく大胆に突っ走っていく強引さ、そこに妙味があります。ホレ闇だ、光だと、何やらワカリヤスイ照明テクニック、しかもところどころは撮影に失敗したとしか思えないシーンもあるんですけどね。しかし無愛想なまでのブツ切り感覚の映像、スピード感あふれる殺陣、ミスマッチな音楽、これらとあいまって、何ともアヤシイ魅力をはなっております。内田裕也の最期のシーンなど、まるでトロマ映画を見てるような気分になっちゃう迷シーンでありました・・・。ところで座頭市は本当に強い。どうしたら彼を倒すことができるのか。一対一ではかなわない。さりとて大勢で向かって行っても、座頭市を中心に円形に取り囲むような布陣をとってはいけない。彼が身を翻した瞬間には。彼から等距離に立っている者全員が斬られているのである。結局、私には座頭市攻略法を見つけることはできなかったが、少なくとも、斬られやすい立ち位置には立たないこと、まずはこれが何よりの秘訣であろう。[地上波(字幕)] 7点(2005-05-01 01:16:25)(笑:1票) (良:1票)

2322.  オペラ座の怪人(2004) あれ、オペラ座の怪人ってこんな話だっけ?と一瞬思ったけど、原作読んだ訳でもなし(ミステリかじり始めの頃に『黄色い部屋の謎』を読んだ時の感激を大切にするためには他のルルー作品は読まない方がいいらしいので。笑)、そういや私が知ってるのって、昔、マクシミリアン・シェルが出てたオペ怪だけだもんなあ。ストーリーはあちらの方がまとまってました(少し恥ずかしいが・・・)。ってよりも、本作、「オペ怪なんぞ見た事も聞いた事もねえや」という完全白紙状態で見ても、ちゃんと意味がわかるんでしょうか、とちょっと不安。怪人は思わせぶり無く、まさにアタリマエのように飄々と登場するし。オマエ誰だよ、とクリスティーヌ以上に訊いてみたくなること請け合い。シューマカー監督、「変人」を描くのは得意だが、「怪人」は苦手なのか・・・。それに、この映画、何ともヤカマシイ感じが拭えないのも難点か。いや、音楽をたっぷり聴かせてあげようというコンセプトらしいので、それはいいんだけど、「視覚的に」ヤカマシイんだなあ。音楽に負けじと映像にもこだわろうとしているのが、さすがにチトやり過ぎ、落ち着きません。「その『画』ってホントに必要なの?」というカットが目白押し、音楽と両立してない気が。一体何がしたくてこの映画作ったの?と言いたくなるけど、まあ、要するに超豪華版「オペラ座の怪人」を作りたかったのでしょう。と好意的に捉える事に。確かに大変ゴーカに仕上がった映画ではあり、コテコテのスタミナ食のような一本であります。さて、あまり悪口書いててもヤな感じ、映画は楽しく観たいものです、だから最後にベタ褒めしておきましょう。この映画の見どころはなんと言っても、地下へ救出に向かったニーチャンが、落とし穴に落ちるシーン。スコーンと、まさに見事な落ちっぷり!実に気持ちよく、落とし穴に吸い込まれてくれます。しかもこのシーン、別に無くてもストーリー上は問題ないしなあ。まさに一瞬かつどうでもいいシーンなので、お見逃しなく!![映画館(字幕)] 7点(2005-04-09 12:22:42)

2323.  モンタージュ/証拠死体 《ネタバレ》 ラスト、犯人に捕らえられ、あわや拷問にかけられそうになる主人公! いや~、よく警官隊の救助が間に合ったもんだ。・・・っちゅうか、よく場所がわかったなあ。第一、何で隣の建物から救助に来るの? → つまりですね、ワタシが思うに、救助に来たウォシャウスキーは、ギリギリ間に合ったように見せてますが、実際にはとっくに現場に駆けつけてるんですよ、おそらく(夜も明けてるし、彼が真相を掴んでからかなり時間が経過しております)。で、まあ主人公も恐喝に荷担するヒドイ奴なのでちょっと懲らしめてやろうと、脇でこっそり眺めてたんでしょうなあ。このラストはきっとそういう意味だと思います、というのはウソですが。さてこの映画、展開に関しては大体予想通りのアリガチなサスペンスではあるのですが、どこかちょっと静かな、孤独感みたいなものが漂っており、乱闘シーンにおける「痛み」の描写ともあいまって、なかなかエエ感じの雰囲気もあります。ラストのエプロン姿など、ちょっと泣かせるではないですか・・・。[地上波(字幕)] 7点(2005-04-02 14:03:39)

2324.  フラットライナーズ(1990) 《ネタバレ》 まさに究極の「思い込みホラー」。みんな勝手に幻覚見てるだけ、映画を通して、結局何も起こってへんやんけっ! ではこの映画は何を言いたかったのかというと・・・「かつてのイジッメッコどもは、臨死体験をすることにより、過去を反省する」→「イジメラレッコたちよ、勇気を出してイジメッコどもを半殺しの目にあわせ、臨死体験させるべし!」。 復讐と仲直りが同時に出来て、みんなハッピー・・・うーむ結構ヤバイ内容の映画かもしれんぞ。 それはともかくとして、「臨死体験」ネタをフル活用し、一本の映画の中に種種雑多な映像が詰め込んでいるのが見所といえば見所。しかし登場人物たちがどれも魅力がない(深みがない)のが難点、かな。各々暗い過去を引きずっているはずなのに、どうも人物描写が単純、その内面を深く掘り下げることなくすべて「幻覚」で処理してしまったのは、ちょっと寂しい気が。人間の悩みって、本当にこんなもんだろうかねえ・・・・。とかブツブツ言いつつも、嫌いではないこの映画。7点(2005-03-23 23:46:53)

2325.  ターミナル・ベロシティ このクライマックスの自動車落下シーンはスバラシーです。この映画のせいで、ほぼ同時期に公開されてた『ドロップ・ゾーン』が完全に霞んでましたからね。え?両方とも霞んでたって?いやいや・・・。しかも、そんじょそこらのアクション映画と違うのが、ナタキンのすりかわりトリック。この意外な展開には実に驚かされましたよ。え?いやウソじゃないって、ほんとに驚いたんだから。信じてチョーダイってば。世の中、トリックの面でこれに劣る推理小説だってゴマンとありまっせ。というわけで、なかなか楽しめる映画でした。これでストーリーが面白ければよかったんだがな、はっはっは(←こればっかし)。7点(2005-01-26 23:29:22)

2326.  スネーキーモンキー/蛇拳 闘う時には動物のモノマネしなきゃいけない、というルールでもあるんだろうか?普通に闘えんのかね? と思いつつも楽しめるこの映画。いじめられっこジャッキーが修行して強くなっていく過程や、イジワル先輩とのやりとりが、メチャおもろい!もちろん定番のストーリーなんですけど、結構、ストーリー性が高い方なんじゃないですかね(まあ、これでも、一応は)。「ボクならどの動物とどの動物を掛け合わせて拳法を作ろうかナ!」なんて考えながら見るのもまた一興。ところで私はどっちかというと、岡八郎のギャグ「スキがあったらかかってこんかい」を思い出してしまうのですが・・・(っつーか、吉本新喜劇全般を思い出してしまいますね)。7点(2005-01-24 23:32:10)

2327.  ファースト・ミッション ジャッキー主演映画としてはかなりエモーショナルな異色作である。←一度そういう言葉を使ってみたかっただけです、すんません(笑)。まあ、兄弟愛を描いた作品としてはベタベタなんですけど(格闘シーン以外で珍しく感情を爆発させるジャッキー、なかなかグー)、そしてまたその分、アクションシーンが少なめな印象も受けるんですけど、それを補うかのごとく激しいアクションがクライマックスで展開されます。変則的な展開ながら「お約束のストーリー」+「アクション」という公式にバカ正直にのっとり、意外なまとまりをみせた、佳品と言えるのではないでしょうか。7点(2005-01-23 00:23:09)

2328.  サイクロンZ 結構おもしろいと思うんですけどね。注目度が高くないのは、「スパルタンX」の二番煎じみたいなこの邦題のせいじゃないですかね。というか、これじゃドリンク剤の名前みたいやね。それにしても、やはりここでも、ユン・ピョウの命知らずぶりには、唖然といたします。ハラハラしすぎて、もはや笑っちゃうしかない。7点(2005-01-19 23:55:50)

2329.  ゴースト/ニューヨークの幻 《ネタバレ》 「ゴースト/血のシャワー」から10年、今度はゴーストがNYに現れた! ってな訳ではないですが(しつこいですね、すみません)、ボクらの世代では、観た事無い人いるの?と云うくらい、この映画流行りましたね。なんででしょうね(笑)。ま、確かに、インチキ霊媒師ウーピーの存在で、ぐっと面白い映画になっとります。さらによいのが、幽霊になったパトリック・スウェイジの前で、ワルモノとデミ・ムーアがいちゃつくシーン、ゴツゴツしたP・スウェイジの顔が何とも情けなく・・・じゃなかった、何とも可哀想で、哀れを誘いますなあ、ウヒョヒョヒョ。で、ですね。超常現象をマスターしたP・スウェイジが、運良く首尾よく生意気にも、ワルモノをやっつけちゃうとこまではよかったんですが。「おー生前のワルモノには幽霊の姿が見えなかったもんだからP・スウェイジは攻勢に出られたが、ワルモノも死人となり、これで立場は互角。スウェイジ危うし! いよいよ幽霊同士のバトル勃発か!?」とひとりで興奮、なかなかよくできたストーリーだわい、と感心してたのに! あの黒い連中、いったい何なんですか!?まるで悪役レスラーが反則した瞬間に即刻反則負けになってしまった時のような中途半端な気分。これからいよいよ面白くなるところだったのに~。7点(2005-01-18 23:22:52)(良:1票)

2330.  グレムリン2/新・種・誕・生 映画の続編が厳しい目で見られがちなのはすなわち映画が公開され世に出た時点でもはやその映画は製作者だけのものではなく1作目を観た人々みんなのものでもあったりするわけで1作目を観て満足してすでに気分的にも完結しているのにさらにそこに続編でアレコレ余計な事を付け足したりすると1作目のイメージが損なわれるような気分になり反発を買いやすい。そこで1作目のエピソードを続編に絡めてみたりあるいは1作目の設定を続編の伏線にしてみたりその他アレやコレやサービス盛り込んで1作目のファンをニヤリとさせようと御機嫌取りに余念が無いのがこの所謂「続編」というヤツだったりする。しかし本作は続編でありながらこのような姿勢に背を向けている。完全に1作目をオモチャにしており1作目のファンに喧嘩を売っているようですらある。「続編」に期待されがちな1作目からの引用よりもいっそ他の映画のパロディを優先しちゃえというワガママ自由奔放振りはもはや呆れるばかり。クソーこんな変な続編作りやがって、こんにゃろ、やるじゃねーか。そしてふと「そういえば」と、1作目にもしっかりパロディ要素が盛り込まれていた事を改めて思いださせてくれちゃったりする、不思議な不思議な「続編」なのでありましたとさ。7点(2004-12-29 13:43:54)

2331.  アラモの砦 前半は舞台劇ふうの描き方。アラモ攻防戦に至るまでの展開が会話中心で進められます。会話主体でスタジオ撮影、しかも登場人物たちがなんとなくカメラを意識したような半身の立ち位置なもんだから(笑)、ホントに舞台っぽい。ジム・ボウイとトラヴィスが物語の中心、アレ、我らがクロケットはどこに?と思ったら映画中盤でようやく登場。これはむさい。これに比べりゃボーグナインが何だか爽やかに見えてしまう(何せ若いからな)。さて、このまま会話ばかりで映画が進んでしまっては面白くない訳で、なんぞもう一工夫~と思わないでもないけれど、後半で戦闘が描かれることは観る側としても充分「期待される」わけだから、緊張感は持続され、これもひとつの描き方。そしてこの前半の「静」と、クライマックスの攻防戦の「動」とが対比されて、一気に盛り上がりますな。まー、ジョン・ウェインの『アラモ』ほどドンパチドンパチはじけてませんけどね、白兵戦による緊迫の攻防戦を描ききります。最後に、この映画で気になった点を少し。「ロマンス要素の描き方が中途半端で、消化不良かな?」「戦いに挑む者を募る劇的なシーン、よりによってこんな肝心なシーンで、晴れてるのに大豪雨。せめて曇りの日に撮影して~」「大砲の音が、どう聴いても太鼓の音みたいです、何とかして~」。以上。7点(2004-12-26 15:56:32)(良:1票)

2332.  夜叉ヶ池 え~すみません、コレも子供の頃に観たっきりなんですが。とりあえずですね、「この女のヒト、実は男の役者さんなんやで」などと言われてヒエーと思ったのが第一印象。で、後はラストのスペクタクル大津波シーンまでひたすら頑張って観ましょう、と、まるで『大魔神』でも観る時のような気分で観ておりましたが・・・何じゃこりゃ?というのが第二印象、何しろ得体の知れないキャラが続々登場、しかも、カニのお化けみたいなヤツは、声を聞くとまさに「まんが日本昔ばなし」でお馴染みの声だしな(=常田富士男)。アゼン愕然としている間に、いよいよクライマックスの大洪水、いや、これがまた豪快なこと、こりゃスゴイわ。というわけで、不思議な味わいが子供には濃厚すぎる、トラウマ系映画の一本でした。後に鏡花の原作戯曲を読んだ際には、意味もなくドキドキしてしまいました~。7点(2004-12-23 00:22:25)

2333.  ストリート・オブ・ファイヤー Fireを「ファイヤー」と表記しているのが何ともナウいですな。今や「ファイヤー」などと言うのは大仁田厚くらいのもんかな、と思います。さて本作。まあ要するに、アメリカ版「大映ドラマ」であります。松村雄基が出演していないのが、不思議に思えてきちゃう。今観たら何だかパロディみたいな内容ですが、当時は皆、これはマジでカッコいいと思って観てたわけで。つまり、一粒で二度美味しい映画、と言えましょう。ウィレム・デフォーのヘアメイクやった人、いい仕事してると思います、実にナイスな髪型。それにしてもこの映画、こんな終わり方で、いいんでしょうかね、はっはっは。正直言って、個人的にはあまりスカッとしないのですけども。7点(2004-11-18 00:47:27)

2334.  ラスト・アクション・ヒーロー これはなかなか身につまされる映画ですよ~。映画を観ながら、しょーもない薀蓄をそばにいるヒトについつい垂れてしまう悪いクセ、この映画を観てる時にもつい出てしまう。しかしそんな、薀蓄とも言えないしょぼいネタを偉そうに披露している私に、この映画は天に代わってお仕置きしてくれる訳ですな。片っ端から「そんなの常識だよ」とばかり、全部ばらしちゃう。ちょっと恥かきましたよ。というわけで、良い映画だと思います。まあはっきり言って一発企画モノ、ストーリーはグダグダですが、アクションはなかなかカッチョ良いです。しかし、せっかくマクティアナンとシュワが組んだのにナゼ、『プレデター』ネタを出さないのだろう? やはり2人とも恥ずかしいのだろうか??7点(2004-11-14 01:07:20)

2335.  激走!5000キロ これは『トラック野郎』の中の1本ですか?違います。それを言うなら『熱風5000キロ』。こちらは『激走』ですから・・・ま、似たようなもんか。いやいや、本作は、いわば『キャノンボール』の前身、ですな。おバカさんが集まって、警察の目をかいくぐり、無許可の大陸横断レースを公道でやっちゃう。それもただ名誉のためだけに。優勝したってロクなものがもらえるわけじゃない(昔NHKで放送してたクイズ面白ゼミナールで、最後に訳の判らないハテナマークのトロフィーを贈呈してたのを彷彿とさせます)。まあ確かに、見てても、誰が優勝するかなんてどうでもよくなっちゃうこの楽しさ。でもほんとに、予想外のヒトが優勝しちゃった。そんなんでいいのか? 楽しいからよいのです。登場人物の中でも、看板に激突するライダーが、何だか妙に好きでしたね。7点(2004-11-13 23:30:47)

2336.  隣人は静かに笑う 何だかとにかく、すべてが偶然の導きによって進んでしまう妙な展開。普通なら見逃してもおかしくないどうでもいい事を、ストーリー展開に都合いいようにイチイチ気にする登場人物たち。お陰で見事に泥沼にはまっていってしまう(都合いいなア)。こりゃどう考えても脚本が悪い。会話に説得力が無いんですよね。だがしかーし。この映画の命は勿論、ストーリー上のサプライズにあります。私も「実はコイツが黒幕だとか?」なんて事を色々考えながら観てたんですが見事一本とられました(まあ、偶然頼みの展開だもんで伏線が弱いせいじゃないの?という気もしますが)。映画としてのクオリティで云々するなら、確かにあまり誉められない、でも確かに楽しませてくれた本作。アイデア先行で小説としては未熟な、昨今のいわゆる「新本格推理小説」の一部に近いものを感じます。私はこれらをあまり頭ごなしに否定したくない。映画だってミステリーに挑戦するなら、やはりアッといわせるアイデアを盛り込んで欲しいですよね。多少欠点があっても驚きのある映画は歓迎です。島田荘司氏の本格ミステリー宣言なども思い浮かべながら、そんな事を思います。7点(2004-11-13 21:04:59)(良:1票)

2337.  エルム街の悪夢(1984) 夢の中に殺人鬼が襲ってきて、それが現実とシンクロするというのがよかったですね。夢を背景に幻想風味を絡めたホラーで、インパクトありました。風呂場のシーンが印象的(色々想像してしまう。なんちゃって)。さすがに、フレディが後々、ジェイソンとタメはって対決するキャラにまで成長するとまでは予想できませんでしたが。この際、できたら『フレディvsシザーハンズ』なんてのも観てみたいね。必殺技が同じなので勝負つかないか。いや違う違う!本作で一応決着がついてたんでしたっけね(ロバート・イングランド対ジョニー・デップ、ですけどね、へへへ)。まあとにかく、本作の言わんとするところは、「眠ると殺される」っつう訳ですから、映画の途中で寝るのはやめましょう、というメッセージですかね。気をつけましょうね。7点(2004-11-13 20:33:31)(笑:1票)

2338.  トーク・トゥ・ハー 《ネタバレ》 映画最初の方のオネーさんによる闘牛シーン、ウシとじゃれ合ってるだけに見えてしまい、ちょっとヤバいかも?と思ってしまいました。でも中盤の、オネーさん(の人形)をウシが突っつくところは、なかなかよかったヨ(笑)。それは冗談にしても、映像的に、ファンタジックな部分が(ストーリーの重苦しさを軽減する働きはあるにしても)、ちょっと妥協っぽくて気にはなりましたね。ところで。「レイプ犯はだれか?」これが鑑賞者に与えられた問題である。手掛かりはすべて与えられた。犯人は誰か? ←エラリー・クイーンじゃないっての。ちなみに私はワカリマセン悪しからず。マルコは「ベニグノは無実だ」と言っていたなあ。そうそう、ベニグノは看護の際に彼女の裸を何度も目にするし、体も触りまくり。なのに、どうやら欲情してる気配は無さそう(いや・・・ちょっとあったな)。彼女の裸体を他人の目から隠そうと躍起になったりもしない。彼の彼女への愛情は、彼女に話しかける事で示される(映画のタイトル通り)。むむむ。そういや彼女と結婚したいと彼が発言した時には、すでに彼は彼女の妊娠を知っていた。もしや「彼女が誰かにレイプされた事を隠すため」に、「結婚したい」と言い出したのではないかい??より端的に言えば、彼女を「庇う」ために。ふむ。多分結論は出ませんが(笑)。まあ何にせよ、世間から見れば、「歪んだ愛情」には違いない(でも決して、彼は彼女のために自分を犠牲にしたという訳でもない)。結局2人の人生は互いの生死の転換点においてクロスし、重なりあう事は無かった。世の中、「愛される事」なーんてのは幻想で、「愛する事」しか無いんだよ、きっと。ただそれだけで人と人は繋がりあってるんだよ。うん。7点(2004-11-05 00:58:30)

2339.  フォーン・ブース B級映画界のカリスマ、ラリー・コーエンが脚本を書いてるのにA級(?)とはコレいかに、という映画。かな? 邦題に不満がある、と別映画のレビューで書いてしまいましたが、ウソです(笑)。かつて流行った2画面TVを思わせる画面構成をフンダンに採用。ナイターの試合展開は気になるがバラエティ番組も観たいという人にうってつけのアレです。でもこの手法って、前例があるとは言え、多分、最終手段だよなナア。できればこういうコトしないで、どこまで多層性を表現できるか、が勝負という気もします。まあ映画の可能性を開拓するためには、こういう挑戦も必要なのでしょう(成功であれ失敗であれ)。確かに、時間当たりの映画の密度が高まっていることで、スピード感をアップする効果は上げているようです。映画はほとんどコリン・ファレルの一人芝居、日本の役者なら、イッセー尾形が最適か。先の読めないサスペンス感覚、この落ち着かなさに煽り立てられ、ラストまでグイグイもって行かれます。が、観終わって、ハテ、のめり込んで観た割には、ちと物足りないな。何かこう、展開に必然性が無いというか、行き当たりばったりな感じが。本当に面白いとつくづく思える映画って、「もう一度同じ事件が起こっても、(結局は同じ偶然が重なって)また同じ展開になるんじゃないか?」という、何やらのっぴきならない印象があるんですけどね。この映画は、そんな感じがしない。もう一度同じ事件が起こっても絶対違う展開になりそうな気がしますね。要するに「思いつきと勢いで脚本書いちゃった」っぽい感じですね。それもまあ一種のリアリティ(日常臭さ)の演出なのかも知れませんがね。7点(2004-10-31 01:34:48)

2340.  ラ・マンチャの男 歌詞がほとんどタワゴトばかりという恐るべきミュージカルですが(笑)。正直申しますとコレと言ってお気に入りのナンバーが見つからず、やや曲調に変化が乏しいような気もして、なんとなく「歌」がボリューム不足の感じ。ミュージカルシーンよりソフィア・ローレンのセクハラシーンの方が多かったのではないか、と思えるほど(ではないケド)。し、か、し。劇中劇のラスト、地味になったS・ローレンの姿に、なんとなく『ひまわり』を思い出しつつも、そのセリフには、ハッとさせられる。「ドン・キホーテ」から「キハナ」に戻った(正気に戻った)P・オトゥールに話しかけてるんだけど、まるで僕らに話し掛けてるようじゃないですか。「昔はもっとバカでもっとハジけてたのに、すっかり守りに入って、ゴリッパなオトナになっちゃってさ!」と言われているかのよう。うむ。ドン・キホーテみたいな生き方への憧れが、何となくよみがえってくるようだ。そう、「勝ち負けは関係ない、戦い続けること」。少し勇気が沸いて来た。7点(2004-08-27 23:57:58)(良:1票)

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