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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 972
性別 男性
ホームページ http://yuromovie.blog.shinobi.jp
年齢 39歳
自己紹介 名前をdonkeyから「ゆうろう」に改名しました。
好きな監督は北野武、クリント・イーストウッド、宮崎駿、石井聡互、黒澤明など。


よろしくお願いします。

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221.  岳-ガク- 《ネタバレ》 原作は途中まで読みました(内容はうろ覚え)。映画の方は別に詰まらないわけじゃないけれど、最後のほうは安直にドラマチックでヒロイックな展開。2匹目の海猿狙いという感じで残念だった。原作はもっと淡々としてるイメージだったんだけどな。作り手は「それじゃ映画にならない」と思ったのかな。「じゃあ別に映画にしなくても、別にこっちは構いませんよ」と思います。[映画館(邦画)] 5点(2013-06-01 03:07:57)

222.  中学生円山 「妄想」とか「嘘」ってのは、映画ととても相性がいいものなんだなあ、と改めて思わされました。これを言っちゃあおしまいかもしれないけど、この映画自体がすべてクドカンの妄想であって、現実など1秒たりとも映ってない(笑)。けれど、「なぜオレたちは、わざわざ金を払って嘘八百の映画を見に行くのか」ということに対して、これほど端的に応えてくれた映画も久しぶりのような気がします(勝手にオレ"たち"って言っちゃったけど・・・)。個人的に、メタヒーローものというのは苦手で、最近の「キック・アス」はあまり好きでは無かったし、同じクドカン脚本の「ゼブラーマン」なども苦手でした。どうも、ヒーローもの映画を作り手自身が恥じているように感じられてしまって、「いや、これ、あくまでウソのヒーローものですから」って言い訳のように見えてたんですね。これまでで良いいなあと思ったのはクレヨンしんちゃんの「アクション仮面」くらいです。 「円山」に関して言うと、主人公だけでなく、登場人物のほぼすべてが何かしら「妄想」しているのが面白いですね。そして、「私は妄想に逃げずに現実を生きている」ってな態度の人が、これ以上ないくらいの客観的な「現実」を突きつけられた時に狼狽してしまうのもニヤリとします。それを、映画の終盤でサラッとギャグで表現してるのもオツでした。 団地というシチュエーションを巧く利用して、全く同じ風景なのに違ったレイヤーを重ねて見ることでまた違った現実と妄想が展開されるのも面白いです。 ヒーローものに限らず、つまらない映画って、「どうせ妄想だから」「どうせ嘘だから」と作り手が恥じているのが多いと思います。「現実から逃げるな!」というセリフはよく聞きますが、「現実に負けるな!」というのはあまり聞いたことがなくて新鮮でした。映画も現実に負けてはいけないのだなあ。[映画館(邦画)] 8点(2013-05-27 23:42:37)(良:1票) 《改行有》

223.  PLANET OF THE APES/猿の惑星 「おとぎ話だと思っていたけれど、それは真実だった」という物語だとして観れば、ティムバートンらしい・・・と汲み取れなくもない。けど、全体的に観て雇われ仕事だったんだなとヒシヒシ感じる出来の作品でした。ハッキリ言って無駄なシーンも多い。冒頭の宇宙ステーションの下りも鈍臭いし、集落から逃亡する場面でいちいちサルたちの夜のライフスタイルを紹介されても全然嬉しくない(笑)。その他のディティールで面白いところは一杯ありましたけど。単純にサルと人間の立場が入れ替わるのではなく、サルはサルで独自の進化を遂げているのがよくわかる世界観でした。あくまで森の中で生きているし、足で文字を書いたりしているし。鎧の装飾も凝ってていいですね。特殊メイクも質・量ともバツグンな出来。サルメイクしてても一発でティムロスやマイケル・クラーク・ダンカンだと分かるほど表情豊か(笑)。リックベイカーはMVPでしょうね。 けれど、ストーリーはやっぱりそれでもツマラナイ・・・。後半は「あれ?「猿の惑星」ってこういうことで良かったっけ?」という気分で朦朧とする内容でした。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-05-21 01:24:59)(良:2票) 《改行有》

224.  生きものの記録 黒澤監督の作品は、白黒ハッキリした単純明瞭な作風だと勝手にイメージを持っていたけれど、この作品を観ると決してそうは言えない作家だったんだなあと思う。映画は大きく分けると「オレはこう思う!」ってタイプの作品と、「オマイラどう思う!?」ってタイプの作品に分けられる。この映画はどちらかとういうと後者なんだろうな。現在進行形だった問題を、こうして映画作品として作り上げ、「生きものの記録」と名付けた黒澤監督の思いはどんなものだったろう。 この映画の中の家族は、恐らく世間や世界の縮図として描かれていると思う。だからこそ、「オレはオレの好きなようにやるぞ!」とは決して出来ない。一筋縄ではいかないのがよく分かる。 園子温監督は「希望の国」で放射能の問題を取り上げたけど、あの作品は「生きものの記録」として50年後60年後どうなってるだろう。 そしてそれを観る人々や世界はどうなっているだろう。 「生きものの記録」が作られてから約60年。現在の日本はご覧の通りです。トホホ・・・・・[DVD(字幕)] 7点(2013-05-21 01:00:10)(良:1票) 《改行有》

225.  クロユリ団地 前半は結講ハラハラドキドキして楽しめたけれど、後半にいくにつれて失笑ポイントが増えて行きビミョーな感じになってしまいました。「いま団地が流行ってるしこれでホラーやればいけるんじゃね?」的な安直さも同時に感じてイヤーな気分になってしまいました。秋元康企画のホラーってそういうの多いような気がする。後半は2ちゃんの「死ぬ程洒落にならない怖い話」でよくあるパターンで、ガッカリは頂点に。やはり寺生まれのTさんがいないとダメだな。改めてそう思った。[映画館(字幕)] 3点(2013-05-21 00:29:13)

226.  アイアンマン2 主人公のトニーは、この映画の世界では自分勝手な男と思われているけれど、よくよく観てたら自分勝手なのは周囲のほうだよなあ、と思っちゃいました。 要はすべてトニーにオンブにダッコ状態。周囲は皆、彼の「フォロアー」でしかないのに、「リツイート」しただけで満足して自分が何か発信した気になってる。そしてトニーがちょっとでも大人しくなると、「アイアンマンワロタwあいつはもうオワコンwww」などと言っちゃうのだね。 そのくせ自分たちがやってる事はトニーのパクリでしかない。ヒロインのポッツでさえ、トニーに対して「あなたがやるべき事を私がやってるのよ!」と怒りますが、いやいや、「社長に就任したからにはあなたの仕事ですよ」と言ってやりたいくらいです。ましてや敵キャラクター側は「それ実はオレも考えてた」とか「今やろうと思ってた」という主張(笑)。トニーが気の毒に思えてくるレベルですよ。 しかし、偉大(?)な父を単純に「フォロー」するわけでも「リツイート」するわけでもなく、父の教えを心身ともに消化して、再び立ち上がるアイアンマンの姿には感動すら覚えました。「クリエイティブ」ってのはこういうことを言うんだろうな。 こういうストーリーの大枠と、それを表現する細部が結講凝っていて、とても丁寧に作られている映画です。さりげないセリフのやり取りが、能天気エンタメ作品の割には繊細だったと感じました。 ・・・・・・ただ、その丁寧さが仇になってしまった部分も大きかったと思います。 正直クライマックスは物足りないし、全体的にどこか勢いも薄くて、もっと盛り上がりを期待しちゃいました。敵のムチ攻撃ももっと観たかったなあ。最後の敵との決着も、ストーリー上の意味の表現が優先され、実際の映像のテンションがそれに負けてしまったと思います。 前述したように、観るべき点も多い映画だと思います。それ故に、決して嫌いな作品ではないですが、ちょっと惜しかったですね。 良い意味でも悪い意味でも「マジメ」に作り過ぎちゃったのかなあと思いました。[映画館(字幕)] 6点(2013-05-18 02:18:46)(良:3票) 《改行有》

227.  L.A. ギャング ストーリー 《ネタバレ》 ショーンペンが出ているし、久々のフィルムノアールものだと期待して見に行ったけれど、正直ダメだった。男たちの渋いドラマかと思いきや、かなり「分かりやすすぎる」退屈な内容で、深みがない。 映画の、わりと序盤のほうから説明セリフばかりなので嫌な予感はしたけれど、全編そんな感じ。 思ったことをそのまま口に出す男たちの、一体どこがカッコイイてんだ! そういう意味ではライアン・ゴスリングのキャラ及び登場シーンは(比較的)見応えはあったけれど、やっぱり女が絡むシーンなどは不満あり。バレれば確実に殺されるであろう女に手を出す背徳観なんか微塵もなく、まるで普通のサラリーマンの嫁さんに手を出してるのと、あまり違いが無い描き方だ。 演出的な不満に加え、物語もあまり共感しずらい。「ダーティーハリー」などとは似て非なる物で、どちらかというと主人公たちのやってることは「ダーティーハリー2」の白バイ警官たちと同じ。バッチを投げ捨てたりしてるけど、「お前らハリーにはなれてないから!」と言ってやりたい。「その後、妻と幸せに暮らしましたとさ」では済まないだろ。 LAコンフィデンシャルの前哨戦として、長いオマケ作品だと思うことにします。 [映画館(字幕)] 2点(2013-05-11 11:49:35)(良:1票) 《改行有》

228.  月に囚われた男 《ネタバレ》 ダンカン・ジョーンズ監督の長編デビュー作。ミッション8ミニッツの原点のような作品ですね。密室劇なので、小劇場の芝居っぽい話でありながら、映画でしかできない物語なのが魅力。月面の特撮描写もさることながら、特にサム・ロックウェルの一人芝居(と言っていいのか?)が大きな見所。SF映画だけど、あくまで見せ場はSFX(VFXとは別なのだ!)ではなく人間そのもの。かなり入念に、そして根気づよく計算して撮影しているんでしょうが、それを感じさせない自然な演技でした。BDの映像特典をみて、改めて脱帽です。まるでSF版「マルコビッチの穴」。部屋の奥の秘密の通路を抜けるとその先には・・・。うーむ怖い。 ガーディも対照的でいいです。本来感情を持たず、表情も単純なニコニコマークしか表示されないのに、彼がなかなか泣かせる演技を見せてくれます。 良い意味で「小品」な作品です。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-05-10 10:30:37)《改行有》

229.  スリーピー・ホロウ 《ネタバレ》 ティムバートンのいつもの映画と比べると、エンタメ映画としてストーリーも凝ってるしテンポも良い。もしかして監督よりもスタジオ側の意向が強かったのかなあ?とも邪推しちゃいました(それじゃまるで監督の映画がいつも詰まらないみたいな言い方になっちゃうけどw)。 それでも、バートンお馴染みの世界観もてんこ盛りなのでファンも楽しめますね。フランケンウィニーのような風車が出てきたり、村人たちが自衛のためとは言え集団で首無し騎士をメッタ撃ちにしたり。特撮も地味に凄いことやってます。 こういうオカルトミステリーって、「全て人間が仕組んだトリック」か、「人間の手に負えない悪霊のしわざ」のどちらかになりがちだけど、そこはやはりティムバートン。生者と死者の関わり合いを対等に描いてきた監督らしい物語になっていたと思います。なので、首無し騎士がトリックではなくホンモノだと分かっても、自然と受け入れることができました。 オカルトで誤摩化さず、ちゃんと筋道立てて謎を紐解いているのも良いと思います。確かに科学捜査ではないし、真犯人がか火曜サスペンスばりに解説してくれたりはするけれど。 [DVD(字幕)] 7点(2013-05-08 09:46:14)《改行有》

230.  牙狼-GARO- ~蒼哭ノ魔竜~ この「牙狼」シリーズは、TVシリーズ1作目からすべて見ています。派手なアクションやデザインのかっこよさ、CGなど、見所は沢山ある作品だと思います。 個人的に、リーズ全体から感じる魅力は、これが「芸術賛美」になっている作品だというところです。「主人公のピンチを、ヒロインの描いた絵が救う」などなど、「芸術や、それを作り出した人々の思いが大きな力になる」という魅力的なメッセージが込められています。 シリーズ全体を通して「芸術賛美」を訴えている特撮ヒーローものって他にあるんでしょうか? ・・・・・・・・・・しかし!良いと思う点はここまで。 この作品に込められた「思い」は大変素晴らしいものだと思いますが、「思い」だけが強すぎて、作品としてそれがまったく「形」になっていません。この「蒼哭ノ魔竜」は良い点と悪い点が両方とも露骨に現れてしまった作品だと思います。 まず世界観。ポスターを見たときは「このファンタジーな世界観で戦うのかぁ」とちょっと期待しましたが、実際は大違い。あくまで書き割りの「背景」でしかない。世界観が物語に全く影響を与えていないんです。違うデザインの背景に差し替えても、この物語は成立してしまいます。ファンタジー映画なのに、「代替え可能な世界観」に一体何の価値があるのか? アクションも、広い空間を縦横無尽に動き回っているハズの内容ですが、狭い合成用スタジオで撮影しているのが素人でも分かる窮屈なアクションになっています。「とりあえず撮影して、あとはCGでなんとかしよう」という姿勢にしか感じられませんでした。行き当たりばったりの場面変化でなんとかしようとしてる感じ。 総じてストーリーテリングがヘタクソ過ぎました。 主人公・冴島鋼牙の物語はこれで完結とのこと。どうせまたすぐ復活するのは目に見えているので、その時にまた今回のような出来の作品を作っていたら、それこそ「終わり」だと思います。 ファンだからこそちょっとキツメの評価でした。[映画館(邦画)] 3点(2013-05-07 04:18:10)《改行有》

231.  図書館戦争 映画の初っ端から世界観が飲み込められず、終始「どうでもいい感」が漂う映画でした。「表現の自由」という重要なお話なのに、この映画を見てる分にはビミョー・・・。必要なディティールは疎かで、物語に影響を与えない中途半端なところだけディテール過多になってるなあ、と思います。長い尺使って山中訓練やってましたが、それが後半にあまり活かされてないし。現代の日本で派手なドンパチをやるためのダシにしてるだけのように感じてしまいました。良かったのは岡田准一のアクションが凄かったくらいかなあ。彼は自分の身体性をもっと有効に活かす作品に出会って欲しい・・・。[映画館(邦画)] 4点(2013-05-04 04:13:11)

232.  藁の楯 予告を見た時は「どうせダークナイトの二番煎じでしょ」と思っていましたが、結講見応えがあって良かったです。どちらかというと、昔の西部劇(「決断の3時10分」など)を、現代日本でやるとこうなる、と感じました。それに「ダークナイト」よりも、大衆が襲ってくる動機やプロセスを丁寧に描いているので、一般市民を単なる衆愚として描いてない点はいいと思いました。結局、私刑するにしても止めるにしても、金次第なのかと思うと見終わってゲッソリします。同じところを何度もぐるぐる回る議論も見てて疲れたー。「十三人の刺客」や「悪の教典」でバッサバッサ殺しまくってたのがウソのようです。 最近の三池監督の作品は良い意味で「一般ウケ」する作品が多く、このクオリティの娯楽映画がもっと増えればいいなあ、と思います。主題歌の選曲で大人の事情が露骨に現れてますが、それで予算が下りて本編が充実するなら、少しくらい我慢しまっせ(笑)。むしろ監督、わざと露骨にやってる?[映画館(邦画)] 8点(2013-05-04 03:56:57)《改行有》

233.  チャーリーとチョコレート工場 ウンパルンパのための映画。彼が八面六臂の大活躍。ビックフィッシュと同じように、「父」が重要な要素の映画になっています。ティムバートンにとって個人的なテーマがあったんでしょうか?だったとしても、個人的にはピンとくる映画ではありませんでした。ディープ・ロイの活躍に5点。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-05-03 11:49:14)

234.  96時間 リベンジ 《ネタバレ》 主人公のプロフェッショナルっぷりが驚愕するほどに凄くて、そこは感動すらします。前作の見所ポイント(「これから誘拐される!」というセリフや、昔の仲間に助けを求める、など)・・・を続編でもしっかり描いていて、最近のシリーズ物映画ではあまりしていない「毎度おなじみのアレ」的な演出が多くて楽しかったです。けれど、どっかで見た映画の劣化コピー的な演出が目立ち、「お前らプライドないんか」と作り手に言いたくなるシーンも多かった。教習所通いの娘にカーチェィスさせるシーンも、すごくもったいない。「運転に不慣れなドライバー」であることをもっと活かせばいいのに。面白いシーンは正直言って数カ所だけで、全体的には物足りない映画だった。[映画館(字幕)] 4点(2013-04-30 01:17:07)(良:1票)

235.  パラノーマン ブライス・ホローの謎 学校のいじめられっ子が大活躍・・・というのは昔からよくあるパターンではあるんだけど、つい最近「フランケン・ウィニー」を見てしまったし、いい加減飽きてきたのが正直なところ。手間暇かかったアニメーションに見応えはあるんだけれど、内容的には物足りなかったです。悪役含めたコマ撮り以外の手法で描かれたアニメーションも、面白い効果を挙げていた分、少しもったいない。[映画館(字幕)] 5点(2013-04-30 01:07:29)

236.  ジャッキー・コーガン 70年代っぽいマフィアもののバイオレス映画。渋い。ほとんどBGMがなく、環境音のみで緊張感を盛り上げるシーンがおおくて嬉しい(←?)。ところどころニュース映像やラジオの音声が流れてきて、「これはマフィアの世界を通じて経済のハナシをしている」と感じられてからはより楽しめた。レイ・リオッタの立ち位置も、なんだか象徴的だなあと感じる。音声でも流れていた実際のリーマンショックに対してあまり知識が無かったから、それを知っていればより楽しめたかもしれない。それにしても宣伝がクソです。[映画館(字幕)] 8点(2013-04-30 00:57:21)

237.  ラストスタンド 《ネタバレ》 まさに現代版西部劇。面白くなりそうで結局ダメだった「フラッド」と同じ轍は踏まず(笑)、しっかりとした痛快娯楽アクションになっています。 「留まりそこで暮らす者」と「通り過ぎる者」が激突し、「安定」と「刺激」が壮絶なバトルを繰り広げる対比の効いた作品です。 冒頭から前半は、ハリウッド映画にしては珍しいほど説明セリフのオンパレードで、既視感溢れる展開にちょっと不安が。せっかくのフォレスト・ウィティカーもオーバーアクト気味。 敵の一味は、ボスが「刺激」を求めるが故に、「トラック野郎シリーズ」で桃さんを手助けする仲間たちみたいに警察を事前に妨害します。なんだそりゃ。 けれど、本格的に物語が動き始めたら、「細けえことはいいんだよ!」と思える怒濤のアクションでした。主人公たちが異常事態を察知するのも、「いつもの牛乳が配達されない!事件だ!」と、平和な田舎町のちょっとした変化が切っ掛けなのもいいですね。 負傷した仲間を搬送する場面では、恐らく今まで同じ経験を幾度もしてきたであろう主人公の悟りの表情が、グッときます。 臨時保安官に任命された、銃器マニアのパッパラパー男もいい味出してる。思いっきり菊千代みたいで楽しかったです。 最近韓国系アーティストのハリウッド進出が目覚ましいですね。日本勢にも頑張って欲しいなあ。[映画館(字幕)] 7点(2013-04-29 04:22:14)(良:1票) 《改行有》

238.  ウォーリー 《ネタバレ》 このころのCGアニメって複数の会社が同じ題材の映画を作ってましたよね。ピクサーが「ニモ」を作ればドリームワークスは「シャークテイル」を、「ウォーリー」を作れば「ロボッツ」を・・・ってなぐあい。パクリだなんだと非難する気はないですが、おかげでスタジオによってストーリーテリングやキャラ造形を比較することが出来て、なかなか面白かったです。 ドリームワークスは人間社会のパロディとして魚やロボットの世界を描いていました。対してピクサーは人間社会はちゃんと描きつつ、それに関わり合う魚やロボット、おもちゃ、虫の世界を描いてきました。個人的にはやはりピクサーの方が好みです。 キャラクター造形も、アニメートする上で今までのメソッドが通用しないデザインになっていて、創意工夫の跡が感じられます。ただ単に手足があって、目鼻口がついてる顔のような、型にはまったデザインは一つも出てこない!これは結講大変な手間ですよね。 そしてキャラクターの行動原理が終始一貫しています。それぞれのロボットは(悪役も含めて)、与えられた命令を忠実にこなすことしか考えていないのに、その行動の積み重ねが見事に絡み合いストーリーを物語っています。これは見事としかいいようがないです。汚染物質を見つけては消毒するだけのクリーナーロボットが、結果的にウォーリーの危機を救う場面は拍手喝采モノです。 ただ、登場するのがロボットが大半なせいか、絵やアニメーションが「リニア(直線的)」なものが多く、少々堅苦しい感じがするのが少し残念。そもそもそういう題材だから、仕方ない面もありますけどね。[試写会(吹替)] 9点(2013-04-29 03:55:04)《改行有》

239.  ジャックと天空の巨人 上映時間の割に見せ場がてんこ盛りの映画でした。体感時間は「ダークナイトライジング」並みだったけれど、実際は2時間切ってるんですね。自分だけですかね、この感覚は。はじめて巨人と遭遇する場面は、子供向けと侮ることなかれ、凄いドキドキしました。「進撃の巨人」を映画化する際は日本ではなくハリウッドでやってもらったほうがいいでしょうね。[映画館(字幕)] 7点(2013-04-27 12:34:21)

240.  アウトレイジ ビヨンド 《ネタバレ》 前作のほうがインパクトがあるし、キャラクターも分かりやすかったけれど、完成度で言えばビヨンドのほうがよく出来てると思う。前作はいい意味でも悪い意味でも単純明快だったけれど、今作はキャラクターたちがみんな一枚も二枚も皮をかぶっていて、そこはかとなく不気味だ。とくに関西・花菱会の面々が凄い。会長の狸オヤジっぷりや、西田・塩見の腹黒さも見所。武が塩見に向かって「チンピラ!」と怒鳴るシーンなど、自分も中野英雄の気分になってハラハラした。まさに野獣同士の取っ組み合い。けれど、「殺られる前に殺っちまえ」というノリだった前作とは違い、「先に手を出したほうが負け」というスリリングな抗争になっているのが良かったと思う。小日向演じる刑事もより極悪になった。武の個人的な知り合いだという「韓国のフィクサー」なんて、あれホンモノじゃないの?と思える迫力で普通に怖い。 この年の邦画は、「ヒエラルキー」や「競争社会」をモチーフにした作品が多かったような気がする。殺し合いのスパイラルから降りる松重豊(正門から)と、雲隠れしていた武が裏門から入ってくる対比が印象的。散々「俺、もう嫌だよ」と言ってスパイラルから抜け出そうとしていた男が、それでもなおヤクザのヒエラルキーや殺し合いの世界に舞い戻る結末に、ゾクリとする。 [映画館(邦画)] 8点(2013-04-27 12:25:00)(良:2票) 《改行有》

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