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241.  ブーリン家の姉妹 大河ドラマの総集編のようにスピーディでコンパクト、アメリカ映画の俳優メインで誰でもとっつきやすそう。 台詞には背景や説明をしのばせてあり明快、大部分創作でもブーリン一族の栄枯盛衰やローマカトリック教会からイングランド国教会が分離した経緯がわかるような作りで、品はよくないけれど愚かなものを愚かに描くのは結構なことだと思います。 大法官トマス・クロムウェルの扱いは小さく「わが命つきるとも」のトマス・モアも出てこず、ひたすらイギリス国王と一族周辺に絞った愛憎劇。 日本も「源氏物語」にあるように、だいじに育てた娘を宮中へあげ王(帝)の寵愛を得て首尾よく王子(東宮)を上げられれば一族繁栄、の図式は洋の東西を問わぬよう。 ナタリーとスカーレットは演技と眉メイクでそれぞれのキャラクターを作りあげ、アンとメアリーの姉妹であるがゆえの確執と絆をそれなりに表現していましたが、柔和なエリック・バナは多情なヘンリー8世にはあまりお似合いではないようで。 華麗な衣装は特にアンがフランスから帰国しての「勝負服」、エメラルド色に輝くドレスが鮮やか。(当時の染色技術ではこんな色はだせなかったと思うけれど) 意外なキャスティングは王妃キャサリン役のアナ・トレント、「ミツバチのささやき」の。 彼女を見るのは「血と砂」(89)以来なのですぐにはわからなかったのですが、不遇な立場でも自分を崩さず凛としたたたずまいで、映画に品を添えていました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-09-05 07:00:01)(良:1票)

242.  人生万歳! 《ネタバレ》 ウディ・アレンが70年代に書いた脚本に舞台もニューヨーク、アレンの昔の作品の雰囲気。 厭世的な学者くずれのボリスはアレンの分身。 言ってることの半分は正しいと思いつつ、カメラ目線でずーっとしゃべってるのは「カンペ見てんのかな?」と思うくらいウルサイけど、それを受けとめてくれる同居人が帰ってこないと心配でだまりこんでしまう可愛さもある人。 南部育ちの若いメロディはそんなボリスを包みこんでうまくいってたのに、お決まりの心変わりにはガックリ。(この時ばかりは、ヘンリー・カヴィルがいい役とは思えなくて、恋盗人) 最後はうまーくまとまってみんな幸せになれたからいいようなものの、ボリスが再婚した女性ってどんな人だったか記憶にない。 映画のチラシをしばらく冷蔵庫にはってあったので、ボリスとメロディは今でも一緒にいるような気がするのです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-04 07:00:01)

243.  人生に乾杯! 「ボニー&クライド」「続・激突!/カージャック」にも思い入れ少ないし、一つ一つのエピソードが弱くて印象は薄し。 ダイヤのイヤリングなどはもっといいアイテムにできたと思うのだけど心に残らない。 マスコミや大衆は自分に直接被害が及ばないと無責任に犯罪者を応援するんでしょうね、憂さばらしに。 妊娠中の婦人警官は生き急ぐ彼らから命のバトンを渡された格好だけど、「東欧・旧共産国の老人の反逆」のアイディアがそれほど生かされないまま終わり、ラストもどっちともとれるけど弱い。 2人の俳優さんはよくある老人役なんかではなくて楽しかったかもしれないですけど。 これもまたヤング@ハートかな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-09-03 07:00:01)

244.  キット・キトリッジ/アメリカン・ガール・ミステリー アビゲイル・ブレスリンが新聞記者志望の少女探偵に。 30年代の大恐慌が反映されたアメリカ苦難の時代を明るく描いてさわやか。 アビーの08年の作品としては「幸せの1ページ」(秘密の島のニム)の方が好みですけど、金髪のカツラにレトロな衣装のキットはかわいいし雰囲気もよいです。 両親役は何となくなつかしい人たち、スタンリー・トゥッチやジョーン・キューザックもいて、川辺に住むホーボー(不定住労働者)の人々とのふれあいも。 いろいろあっても最後はハッピー♪ 彼女が原稿を持ち込むシンシナティ・レジスター編集部はNYの大衆紙デイリー・ニューズをイメージしているとクレジットにありましたが、この新聞社は「スーパーマン」のデイリー・プラネットのモデルにもなっています。[DVD(字幕)] 6点(2011-09-02 07:00:02)(良:1票)

245.  点子ちゃんとアントン 30年代のケストナー作品を現代風にアレンジ。 「飛ぶ教室」(03)よりよかったんじゃないでしょうか。 アナルイーゼこと点子ちゃんは「お金持ちの一人娘」の不利な設定を軽くクリアする元気な女の子、寂しさも抱えているけど。 アントンは「エーミール」と同じく作者自身が投影されたお母さん孝行息子。 アントンが病気のママを気づかい、点子がそのアントンを気づかう。 ネオン輝く夜の駅で踊るのもだいじな親友のため。 アントンの家出の原因を「母の誕生日」から「盗み」へと変えたせいでママたちの接点ができ、両親の会話もあって話に深味がでたように。 「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」もだけれど、三方を他国に囲まれたドイツの人が「海に行く」のは容易ではないだけに特別なことなんですね。 モダン?な脚色が多い中で「ベルタの一撃」は残っててよかった、あれがないと。[映画館(字幕)] 7点(2011-09-01 07:00:02)

246.  宮廷画家ゴヤは見た 《ネタバレ》 ミロス・フォアマンは「アマデウス」「恋の掟」がそうであるように、悲劇的な要素を含む時代物でも悲愴にはせず娯楽的、スペインの歴史を仮託した15年以上に及ぶ内容を2時間以内に収め理解しやすい話運び。 若干駆け足気味でも勿体ぶった気取りもなく、物語としてきちんとまとまっている。 ゴヤ役のスカルスガルドは重要な役を目立たずかつ上手に演じる人、北欧の透ける容姿も風貌だけで人目をひくバルデムと好対照。 時代のフォト・ジャーナリスト的な存在であるゴヤの私生活を見せないのは、イネスの庇護者としての立場をやりやすくするためもあるのだろう。 変身を遂げる破戒僧ロレンソは終盤で意地を見せ、彼もまったき極悪人というより時代に翻弄された小悪党なのだと思わせる。 不運なイネスは美しさも正気も失っても求めるものは変わらず、父の黒髪と母の美貌を受け継いだアリシアは変わり果てたイネスの代替の如く映える。 「アマデウス」は皇帝のつたない演奏に家臣がお追従を並べていたけれど、国王カルロス4世(似てるぅ!)のこれまたお上手でない演奏による自作の曲をゴヤが賞賛させられる箇所があって、フォアマンはこういうのがお好きなよう。 高貴な身分でも才には乏しき王族に迎合せざるをえない家来の茶番寸劇。 王妃マリア・ルイサの内面をはからずも暴いた肖像画は、本質を見抜くゴヤの異能の片鱗。 本物のゴヤ作品は末尾に上下二分割で見せる凝りよう。 哀しいはずのラストシーンは何ともいえない美しさ、最後はみごとに芸術的。 子どもらの戯れ歌も祝歌のように聴こえ、イネスは幸せなのかもしれない、欲しかったものをようやく二つともその手にできて。[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-08-10 07:00:07)

247.  レンブラントの夜警 「光の画家」レンブラント。 光あふれる画面ではなく闇に差し込み対象を浮かびあがらせる手法を用い、最も有名な「夜警」をめぐるグリーナウェイの推理劇。 若い頃から傾倒する画家とあって、あまり好き勝手にはできないとブレーキがかかったのか、少し畏まった印象。 画家や監督に興味がなければ入りにくい世界とも思われる。 けれど本人は思いを遂げ愉しんだに違いなく、アートシネマとしての存在感。 ポーズをとる自警団の中にはあの少女はおらず、画家のイマジネーションの産物。 家政婦ヘールチェは彼が探偵紛いに嗅ぎまわったあげく復讐のため送り込まれたという設定になっているが、3人の女優さんの印象が薄くて、予算を美術につぎこみ役者にはあまりお金をかけられなかったのでは、と邪推したり。 でもレンブラントがサスキアとヘンドリッキェの名を呼ぶのを聞くことができた、子供の時から忘れられなかったほど美しい名前。 敬愛するアーティストをスクリーンというキャンバスに描けるのは、美術を愛好する監督として至福の悦びではないかと思う。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-09 07:00:08)

248.  シンデレラマン 30年代の雰囲気もよく色調も落ち着いていて丁寧な作り。 そして小ギレイで優等生的でもある。 それがロン・ハワードの作風なんだろうからいけないとは思わないけれど、映画よりも良質のテレビドラマ風。 でも真摯ないい作品で、「ロッキー」とはまた違うアプローチ。 かつてのチャンピオン、ジム・ブラドックは家族を取り戻すため誇りも捨てなくてはならない時もある。 試合前に出してもらったハッシュをフォークもなしでパクつく場面は、彼がロクに食えてないのをうまく見せていた。 対戦相手マックス・ベアの不遜なキャラクターは映画向きに脚色してあるそうだけど試合後はちゃんと健闘を称え、いい時も悪い時も支えるジアマッティのジョーはよき友。 教会で実況ラジオを聴かせるなんて、粋な神父。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-08 07:00:04)

249.  ロッキー 70 年代のイタリア系主役の映画として「ゴッドファーザー」より好感もてるし、アメリカは希望のないニューシネマにも飽きていたのかも。 どちらかというと前半がよく、ロッキーとトレーナーのおじいちゃんが互いの思いをぶつけあった後、意気消沈して出ていく彼を追いかけて話すのをロング・音声なしで見せる演出が渋くしみじみ。 脚本も書いたスタローンは主人公を地でいって、タリア・シャイアはマフィアの娘から内気なエイドリアンに化けて愛らしい。 ビル・コンティの晴れがましいテーマ曲もアメリカン・ドリームを後押し。[地上波(吹替)] 7点(2011-08-07 07:00:05)

250.  サン・ジャックへの道 女性監督コリーヌ・セローが描く、旅の一群。 遺産相続の条件を満たすための巡礼の道程は1500キロ、フランスからスペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへ。 気丈な教師クララは神経質な長男ピエールと犬猿の仲、アル中の次男クロードは失業中。 彼らに加え人種も背景もちがう総勢9人のグループは、素晴らしい自然の中ひたすら目的地めざして歩く。 少しづつ生まれる家族のような連帯感が、余分なプライドを心から剥がしていく。 文盲の少年に教師魂をかきたてられるクララ、ノルマを果たしても仲間といたいピエール。 「キリスト教もイスラム教も同じようなものさ」 こんな気持ちのゆとりがあったら、宗教戦争なんておこらないのかもしれない。 「夢」はここだけフランスのエスプリという感じでシュール。 兄弟の歩み寄りもさりげなく、悲劇にも幸せへ通じる道がある。[DVD(字幕)] 8点(2011-08-06 07:00:04)

251.  ダージリン急行 《ネタバレ》 ダージリン→紅茶葉→インド。 西洋人のスピリチュアル・ランドは今でもインドか。 ウェス・アンダーソンが異国情緒をまじえて描くバラバラ三兄弟の列車の旅。 長男っぽいブロディが次男、次男っぽいオーウェンが長男なのがおもしろい。 命を救えなかった少年の葬儀が彼らの離れた心を近づけ、黄色味をおびたインドの空気が3人を内側から染めてゆく。 生々しかった長男のオートバイ事故の傷が癒えていくのも再生を意味してか。 預かったパスポートを返すも戻すも信頼のあかし。 ブランドバッグを投げ捨て走るプラットフォーム、心の澱もいっしょくた。 体は疲れててもキモチは軽く、新たな旅へまっしぐら。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-05 07:00:04)

252.  キック・アス 《ネタバレ》 オモシロくないわけじゃないけど高い点にはしたくない、キリングを娯楽として見せる映画は。 R15らしく残酷・殺戮シーンが節操なくて、こんなにしなくても作れそうなモン。 人殺しに無感覚なゲーマーかタランティーノやリッチー好き向き。 表主役のアーロンは「ノーウェア・ボーイ」の前にこれを撮り、「幻影師アイゼンハイム」の美少年イメージもブッとぶ情けなヒーロー。 紫ヘアの裏主役ヒットガールは、大きな口に吸い込まれそうなワイルドでキケンなルックスのクロエたん、仕置きに血道をあげる少女ヒットマンの屈託なさがエグイ。 「ローズ・イン・タイドランド」もだけど、ワザと少女にヤバイことさせて「どうだ?」って感じが。 ダディの回想立体コミック+スパークスのTHIS TOWNは♪ 悪役マーク・ストロングはヅラなし、ジェイソン・フレミングの出番あれだけ? 復讐のために愛娘を超殺人マシーンに育てあげてしまった罪深きビッグ・ダディ、そりゃ天罰下るさ![DVD(字幕)] 6点(2011-08-04 07:00:10)

253.  Gガール/破壊的な彼女 好きなのはきっと男性だけで、女性は怒りそうなGガールのキャラ設定★ ノーマルモードが茶髪、ハイパーモードが金髪なのは「スーパーガール」と同じでもカッコイイのは最初だけ、狂気のジェラシーは「天使とデート」のフィービーに匹敵! ユマは浮気イーサンと離婚後、ウップンばらしと子どもを養うために出た?と思えるくらい自虐的で、現実でも嫉妬を味わったユマは自分を茶化して見せたのかもしれないね。 ずっと幸せだったらこんなのやってないかも。 映画は艶笑ぽくて殿方の酒の肴にしかならない気がしますが。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-08-03 07:00:05)

254.  天空の草原のナンサ 《ネタバレ》 ビャンバスレン・ダバーが「らくだの涙」と同じモンゴル遊牧民を描いてより映画的、空の青と草原の緑が美しいコントラスト。 影の主役はナンサや妹より末っ子弟クンか、巧まざる仕草が笑みを誘う。 厳しい遊牧の暮らし、迷い犬のツォーホルもかわいいというだけでは飼ってもらえない。 定住しない彼らの家ゲルの解体は手間のかかる大変な作業でも、彼らには日常的な儀式なのだろう。ドキュメンタリータッチの中に最後はドラマ仕立て。 猛禽の群れに歩みよる弟は、望遠の圧縮効果による見た目より距離があるはずだが、一瞬ヒヤッとさせるのが淡々と進む作品のスパイスに。 定住化が進み遊牧民たちはいずれ時の流れに静かに姿を消していくのが予想されつつ、今を生きる彼らをいとおしむような視線。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-02 06:59:59)(良:1票)

255.  らくだの涙 《ネタバレ》 「月の砂漠をはるばると、旅のらくだがゆきました♪」 らくだというと水の少ない環境にも強くおだやかで従順なイメージ、でもこの動物のことはよくは知らない。 モンゴル人女性ダバーとイタリア人男性ファルロニのドイツ留学の卒業制作映画は運にも恵まれて希少な映像を収め、ドキュメンタリーと演出が違和感なく入りまじる。 ゴビ砂漠で遊牧生活を営む一家が飼う、難産の末生んだ子をかまわない母らくだ、心もとなげなめずらしい白いらくだの子。 馬頭琴で家畜の心を癒すフースの儀式は、美人のお母さんの歌とあいまって母らくだの内にも響き、涙は動物の心も溶かす。 ようやく母子となれた二匹が寄り添うさまには安堵する。 母に授乳させるべく遠方へ楽師を呼びにいく兄弟の旅は彼らが未知のものに触れる機会でもある。 新しいものを目にしてしまうとそれなしでは生活があじけなく感じられてしまうのが人間の哀しいところだ。 まるいゲル(移動式住居)の横に置かれたまるいパラボラはユーモラスだが、この地にもひたひたと押し寄せる文明の象徴でもあり。[DVD(字幕)] 7点(2011-08-01 07:00:00)

256.  雨に唄えば スタンリー・ドーネンの「雨に唄えば」は前の年の「巴里のアメリカ人」よりも明るく大衆的で、隙なく娯楽をつめこんだエンタメ・ミュージカル☆ ジーン・ケリーが演技もダンスもできるのに対して女性は演技のデビーとダンスのシドに振りわけて、ドナルド・オコーナーもすぐれたボディ芸を見せてくれる。 ストーリーとはあまり関係のないシド・チャリシーとのダンス・シーンは「巴里」に劣らない芸術性も入れるため? あれがあるから子どもっぽくなってない。 そしてやっぱりあのシーン、一般的にはマイナスイメージの雨の日をプラスに変えた功績は大きくて、灰色のレイニー・デイを楽しきものにした映画♪[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-07-10 07:00:05)(良:1票)

257.  巴里のアメリカ人 ヴィンセント・ミネリの「巴里のアメリカ人」は芸術性豊か、ガーシュウィンとフレンチアートがふんだんに。 レスリー・キャロンは「あしながおじさん」よりこちらが好き。 端正なアステアより豪快なケリーと相性がよいのか。 美人というよりキュートなバレエダンサー、ちょっとカイリーに似てるかな。 賛否両論終盤20分は肯定派、他じゃこんなの見れないモン。 骨太ジーン・ケリーはロートレックなら骨なしヴァランタンよりショコラ![CS・衛星(字幕)] 7点(2011-07-09 07:00:03)

258.  フライトプラン 《ネタバレ》 「パニック・ルーム」より評価低いけれど、このジョディはあれより高いハードルを跳ぶ。 あちらはそばに守るべき娘も外に元夫もいるのだから心の持ちようが全然違うし、平常心を失って壊れてもしかたない状況。 だから迷惑かけまくってもOKなのではなくて観客からも一度ヒロインへの信頼を失わせ、ピーター・サースガードはグレーゾーンにいて、ショーン・ビーン機長は均衡を保つバランサー。 ミステリーの謎解きはそれほど重要ではない気がするし、動きのある後半も悪くない。 最後に少し乗客へのフォローでもあればね。 日本人は「人様のご迷惑」をスリコミされてるから余計気にさわるのだと思います。 航空機モノは好きなので点数甘め。 セラピスト(グレタ・スカッキ)のきまり悪そうな表情が○。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-07-08 07:00:03)

259.  パニック・ルーム 《ネタバレ》 デヴィッド・フィンチャーらしいシャープな映像、でも暴力と流血が多くてちょっとマイナス。 母子家庭なのに4階建ての住居を購入とは非現実的だけれど、縦長の重層構造にすることによって宇宙船のような特殊な空間に。 パニックルーム自体エアロックみたいだし。 強い母ジョディ・フォスターに守られる12才のクリステン・スチュワートは美少年のよう。 彼女の病気ふくめてあの手この手で2時間もたせるサバイバル・イン・フォートレス。 悪漢には見えないフォレスト・ウィテカーが情状酌量してもらったかどうか気になります。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-07 07:00:27)

260.  バード(1988) 《ネタバレ》 俳優が実在のサックス・プレイヤーを演じるジャズ映画。 クリント・イーストウッドの音楽好きは個人的趣味というよりも家風のようで、自身映画に曲を提供したことも。 この映画にもジャズとチャーリー・パーカーへの思いがこめられた分長く時間も交錯。 フォレスト・ウィテカーが苦悩し続けるバードに扮し、演奏シーンは迫真だが作品のムードは終始重たく、この時期から既に自滅的で暗い作品を好んで作り続けた監督の資質の一端が示される。 "LOVER MAN"収録時倒れたりするようなエピソードでさえ目立たぬほどに。 彼を支え続けた妻チャンをはじめとする白人女性を愛し薬物に依存し病に冒され、34才で逝ったバード。 永らえたディジー・ガレスピーが語ったように、彼はジャズの改革者でバードは殉教者であったのか。 繰り返し投げられるシンバルは、心から去らぬ若き日の苦い思い出。[DVD(字幕)] 6点(2011-07-06 06:59:59)

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