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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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241.  ガールズ&パンツァー 最終章 第2話 《ネタバレ》 前作のBC自由学園戦からの切り上げから一年以上待たされた本作だが、綿密に作られた分、期待は裏切らない。相変わらず個性的な登場人物が短いながらも存在感を発揮し、後半では劇場版で協力して戦っていた知波単学園が敵として対決することになる。マンネリに陥らないように湿地帯での戦闘はバリエーションに富んでいて、息抜き的なシーンも重要な場面で活かされる面白さ。突撃ばかりで自滅する弱小校の知波単学園の成長ぶりにファン増加は間違いなしだろう。まだまだ面白くできるので、これからも視聴を続けていきたい。[DVD(邦画)] 7点(2020-04-27 23:14:41)

242.  シンデレラ(2015) 《ネタバレ》 誰もが知っている童話そのままに、最高の特殊効果と美術でどこまで限界に近づけるかを再現。短編で終わらせることもできる内容なだけに、原作破壊を最低限に留めた上で世界観の補強を行い、一人一人の行動に説得力を持たせている。憎まれ役のケイト・ブランシェットの奥に秘めた嫉妬と悲しみが映画に奥行きを持たせており、謀略が立ち去った王国でシンデレラはいつまでも幸せに暮らしましたになるとは限らない。それでも待ち受ける試練に心が凍りつくことなく乗り越えられるかもしれない強さをリリー・ジェームズが体現してみせる。[地上波(字幕)] 7点(2020-04-25 11:15:24)

243.  美女と野獣(1991) 遠い昔に見ていただけで、ストーリーラインを除くとあまり記憶に残っていない。なので新鮮な気持ちで見ることができた。世界観を補強した実写版も良かったけれど大人の事情もあるだけに、上映時間が短くこういうあっさりな感じも悪くない。[地上波(字幕)] 7点(2020-04-25 11:14:02)

244.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 女は犯され、男は死んだ。それだけが事実。だが誰の視点で詳細が語られようが、自分の有利なように繰り広げられる"物語"がそこにあった。真相が醜悪で泥臭いものだとしても、受け取る側は好みの情報を事実として広めていく。まさに現代社会のマウンティングとファクトチェックそのものだ。最低限のセットだけで中世と感じさせる黒澤明の力量は言うまでもない。京マチ子の多重人格にも似た怪演が、男の所有物として踏み躙られてきた女という生き物が、如何に時代をしたたかに生きてきたことを印象付ける。人間の愚かさに直面しながらもそれでも世は捨てたものではないと思わせる重厚なヒューマニズムが、モノクロ画面に鮮やかに焼き付けるラストが心に残る。たとえその意見が個人から見た美談だとしても・・・[地上波(邦画)] 7点(2020-04-16 00:45:47)

245.  2人のローマ教皇 《ネタバレ》 バチカンを舞台にした、新旧ローマ教皇の小品な会話劇。これだけ見ると堅苦しい題材であるが、ジョナサン・プライスとアンソニー・ホプキンスのベテラン二人による自然体あふれる好演と、ユーモラスな台詞の応酬が心地良い。保守派と改革派の対立する二人に及ぼした背景と、犯した重い罪による苦悩、そして再生までを丁寧に描く。お互いに影響を受けながらも氷解した関係になり、ファンタ片手にピザを食べたり、W杯中継に興じるシーンが微笑ましく、彼らもまた完璧ではないどこにでもいる人間なのだと親近感が湧く。軍事政権下のアルゼンチンの混沌とスラムの貧困描写は監督らしい。来日した現教皇のスピーチに違和感を持った人は少なくないと思うが、会社もトップも変化の意思がなければ社会も人も変えられないし、誰もが自分の世界に引き籠っている"無関心のグローバル化"への警鐘は、本作を見て説得力はあったと言える。[インターネット(字幕)] 7点(2020-01-05 10:09:28)

246.  マリッジ・ストーリー 《ネタバレ》 お互いに良い部分は知っている。尊敬し合ってもいる。でも所詮は赤の他人。自分の真に求めているもの欲しさに、男女の価値観からくる歪みの中で最善策を模索していく元夫婦。表面的に言いたいことが分かっても、元を含む夫婦でないとなかなか共感し難い内容になっている。罵詈雑言で対立しながらもどこか心の底では嫌いになれない夫婦を余所に、勝つためなら手段を選ばない傲慢弁護士による闘争がなんて滑稽なことか。親の身勝手に振り回される子供が可哀想とも言える。しかし結婚という形だけが全てではなく、矛盾しながらも前に歩んでいこうとする二人に、形に囚われない絆が、愛情が感じられる。それは、離婚も少なくないが決して道筋が一つではないアメリカの多様性、成熟ぶりが物語っている。主演二人の演技合戦に白眉。[インターネット(字幕)] 7点(2020-01-01 01:16:27)(良:1票)

247.  アイリッシュマン 《ネタバレ》 なんて寂しいのだろう。裏社会を暗躍した男たちは次々に消され、或いは全てを失い、老いに向かって死を迎える。無法の限りを尽くした者には例外はあれど大方報いがやってくる。生き残るため、家族を守るために板挟みにあっていたアイルランド系のシ―ランもそうだろう。ブファリーノとジミー・ホッファのどちらかを選ぶように、両者に出会わなければ運命は違ったものになっていたに違いない。偶然が重なって、殺し屋として生きていかざるを得なかった男の悲哀が滲み出ており、3時間半の時間を使ってでも、CGで若返りさせてでもやりたかったことがここにある。大作でありながら会話劇主体の内省的な内容であるため、メジャーな製作会社から渋られたのも分かる気がする。それは居場所を失っていく古き良き映画を作り続けるスコセッシと重なる部分があり、テーマパーク的な単純明快さを求めるマーベル好きの若者には到底理解できないことだ。いつかは彼らに取って代わられるだろう。衰えた身体に鞭を打って棺桶と墓場を選び、牧師に懺悔をして部屋に一人残されるシ―ラン。家族や友人といった大切なものを失い、自分たちのしてきたことは一体何だったのか、と分断で混迷する現代社会に問いかける。[インターネット(字幕)] 7点(2019-12-28 12:23:11)(良:1票)

248.  牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件(236分版) 《ネタバレ》 傑作と呼ばれる本作では、視聴者に含蓄されたインテリジェンスと人生経験が求められる。4時間に及ぶ淡々とした物語の中、見分けのつかない大量の登場人物と複雑な相関図が提示され、一度見ただけでは分からない不親切な作り。蒋介石率いる国民党が台湾に逃げ込んだ不穏な情勢が多感な少年少女に大きな影を落とす。その閉塞感にもがき苦しみ、徒党で脆さを隠そうとする不良少年の一人が如何してに殺人を犯したのか。小明は小四にとって心の拠り所だったかもしれない。だが、小明にとって小四もハニ―も他の男たちも恋人以上の関係を望んでおらず、現実逃避で"淡く付き合いたいだけ"である。救いのベクトルが違いすぎる。人が人に優しくするのはどこかで見返りを求めているからで、小明はそれを見透かしていたからでないか。相手の考えを変えさせそうとする男特有の傲慢さと小四の純粋さ、悪い偶然が重なって深い失望を、悲劇を生んでしまった。一見牧歌的で懐かしい'60年代が歴史の動乱に呑みこまれるように果てしなく冷徹。掴みどころのない深い闇にのめり込む。良い作品とは分かりやすく楽しいのも事実だが、本作みたいに心の中にどこか引っ掛かる意味では忘れられない作品になりそうだ。[DVD(字幕)] 7点(2019-10-28 20:20:09)

249.  シェルブールの雨傘 《ネタバレ》 全編セリフを歌に置き換える試みといい、フランスらしい研ぎ澄まされた背景美術といい、『ラ・ラ・ランド』や『レ・ミゼラブル』といった数多のミュージカルに多大な影響を与えたのは言うまでもない。もっとも音楽がほぼ休むことなく続くのでしんどさはあるが、絶唱系の歌もなく上映時間の短さに救われる。徴兵によって離れ離れになった二人のすれ違いによる悲恋なのだが、あまりにも若すぎた夢見る二人は現実と折り合いをつけて大人になったと言える。ホワイトクリスマス、男の経営するガソリンスタンドで思わぬ再会を果たした二人のやり取りは忘れられないだろう。別の人生もあったかもしれないが、最終的にお互いに幸せな家庭を築けたのだから。カトリーヌ・ドヌーヴが最初と最後で別人に見えるのは流石。歌が吹き替えなしなら完璧だったけれど。[地上波(字幕)] 7点(2019-10-12 11:04:40)

250.  クロニクル 《ネタバレ》 YouTubeで投稿された動画が"本物"と言われても誰も信じないだろう。投稿されることを前提にした撮り方であるため、話の繋げ方が強引に感じられたが、特殊能力を持ったことによる承認欲求の暴走が、"いいね"を提供するSNSとマッチする。主人公の恵まれない境遇に初体験の失敗がさらに追い打ちをかけた形で、人と社会からの肯定と無敵の人の誕生は表裏一体だなと思わせる。スパイダーマンで「大いなる力は大いなる責任を伴う」という名言があるように、思わぬ力(権力でもいい)を手にしたとき、どこに"生き甲斐"を見出せるか一度立ち止まる必要がある。[DVD(字幕)] 7点(2019-10-06 23:01:18)

251.  アベンジャーズ(2012) アベンジャーズに繋がる派生元の作品をチェックしないと楽しめないかもしれない。しかし一度波に乗ってしまえば冗長な前半を除いて、お祭り感覚で楽しめることは確か。価値観の違うヒーロー同士の対立から共闘へ突き進む熱い展開と、特殊効果をバンバン使った戦闘シーンでお腹いっぱいである。キャッチコピーの「日本よ、これが映画だ!」は落ちぶれていく邦画業界に再び聞かせたいものだ。[映画館(字幕)] 7点(2019-09-10 20:32:40)

252.  ブラック・サンデー 《ネタバレ》 レクター博士シリーズの猟奇犯罪もののイメージが強いトマス・ハリスだが、緻密な取材と膨大な資料の数々で積み重ねたリアリティに、ジャーナリスト出身ならではの原作力が光る。その素材を余すことなく活かし、イスラエル諜報員vsテロリストの攻防を公平な目線で緊迫感たっぷりに描写したフランケンハイマーの職人技も負けていない。普通なら盛り込むだろう幼稚なメロドラマを排除し、余計な後日談をバッサリ切り捨てる潔さを買う。30数年経って、まさか911が起きるとは誰もが思わなかっただろう。午前十時の映画館で見たかった。[ビデオ(字幕)] 7点(2019-08-09 22:37:01)

253.  天気の子 《ネタバレ》 エゴを問う物語。『君の名は。』と違って、想い人を救うために東京が水没する。そこに至るまでのプロセスで帆高に共感出来るか否かで評価が分かれる。当然ながら、帆高が何故家出したのかは全く説明していない、監督ならではの作風で、須田の帆高と過去の自分を重ねる言動や、ひとつひとつのディテールで想像するしかない。一番重要なのは、殴られても、血を流しても、何を言われても、自分を貫いて走り続けるかどうか。一連の逃亡劇で象徴されていたように思える。晴れ女のビジネスで儲けようとするのもエゴ、大事なイベントで晴れてほしいと願望するのもエゴ、帆高が起こした"暴走"と何が違うのか。自分の思うように勝手に改造したのが現代社会であるならば、そのツケがいつか回ってくる。自分が望まない物事に対する不平不満がその社会の代償だからこそ、須田のように折り合いつけて生きているだろう。しかし、そのエゴもまた、一つの希望のように思えるのだ。あるべき姿に戻っただけ。いわゆるスタートラインだ。[映画館(邦画)] 7点(2019-07-19 23:59:17)

254.  トイ・ストーリー4 《ネタバレ》 まさかの4製作に不安しかなかった。完璧な3を見て、もう描き切った感があったからだ。しかし敢えて描く。3には登場しなかったボー・ピープとの別れと9年ぶりの再会、ゴミから命を与えられた自己卑下するフォーキ―の自我の目覚め、そしておもちゃたちはどう生きるのかを。1・2に回帰した構成だが、アンディのお気に入りだったウッディは、ボニ―からは相手にされず、リーダーとしての立ち位置を失い、仲間を助けることしか居場所がない。そうやって言い聞かせてきた彼の最後の選択は至極当然の流れだったかと。キャラクターが多くなった分、レギュラー陣の活躍が物足りなく、意外性も舌を巻くような活劇も4にはなかった。とは言え、主人の元に戻ることが全てではなく、それぞれの"物語"を紡いでいくおもちゃたちが感慨深い。バズたちと別れたウッディは西部劇の保安官でもなく、アンディのお気に入りでもなく、レアフィギュアでもなく、ウッディ個人として未知の世界に飛び込んでいく。それこそ『トイ・ストーリー』に相応しい所以ではないか。[映画館(吹替)] 7点(2019-07-16 20:14:54)

255.  ヒミズ 《ネタバレ》 原作未読。東日本大震災をきっかけに脚本を大幅に書き換え、混乱真っ只中で勢いのあるままに撮影したという。悪い意味で商魂逞しいとも言えるし、絶望の淵に立たされた被災者へのエールにも読み取れるタイムリーな映画とも言える。協力して危機を乗り越えようとする被災者たちがテレビで映っても、裏では映画みたいに自分勝手で醜悪な人たちの暴力もたくさんあったはずだ。過剰に露悪な世界で、「頑張れ」と「世界に一つだけの花」は欺瞞で何の足しにもならない。それでも多くの不条理にぶつかって、一周回る形で肯定する説得力がここにはある。父殺しの少年とささやかな幸せを妄想する少女の未来は決して明るいとは言えない。死にたくなる現実の中、ただ前を向いて走り続けるしかないのだ。[DVD(邦画)] 7点(2019-06-29 19:44:57)

256.  ルーム 《ネタバレ》 カメラは"部屋"から出ることはない。"部屋"には常にママがいて、疲れた表情を見せながらも生きる術を教えている。ときどき男が配給しにやってくる。5歳になったジャックには"部屋"が世界の全て。この限定的なシチュエーションでほぼ二人芝居で息苦しくスリリングに見せる監督の演出力が光る。そこからどうやって脱出するか、そして脱出してからが本当の闘いだった・・・。中盤までと比べると物足りなさを感じるが、犯人との間に生まれた孫に対する祖父母の戸惑いと、自由になったはずなのに逆に追い詰められていく母親、全てが刺激的すぎて"部屋"に戻りたいジャックを丹念に見せてくれたおかげで、"世界"が残酷な現実をもたらす試練にもなりえることを実感させる。それでも母子は決して優しくないだろうその"世界"に挑み続け、正反対の感情で"部屋"に別れを告げるラスト、好き。母子の闘いはこれからも続く。[地上波(字幕)] 7点(2019-05-31 23:17:10)

257.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 天才数学者を巡る良質なミステリーであり、社会の不条理に殺された孤独な男のラブストーリーでもある。非常に強いこだわりを持ち、協調性に欠けたアランの言動は普通の人なら避けたくなるタイプだが、その発達障害を持つ当事者なら共感するところはあるのではないか? 彼は戦争終結を早め、コンピューターの父という、世界レベルの功績を残した。だが、機密保持が優先である故に、理解者に励まされても何の慰めにもならず、多くの人がしている普通の生活を切望していたあたり、マジョリティーの世界との深い断絶を感じてしまって切ない。戦時下での判断が救える人と見捨てられる人の数を決めるように、そのボタンの掛け違えで、もしクリストファーが生きていたら、同性愛が禁止されていなかったら、歴史が大きく変わっていても彼に救いはあったのだろうか?[地上波(字幕)] 7点(2019-05-27 21:32:32)

258.  アメリ パリ・モンマルトルの魅力を最大限に引き出したポップな映像美とコミカルな内容とは裏腹に、 子供には見せられないような際どい描写も結構多め(実際そういう区域らしい)。 原作付きとは言え、奇人変人だらけなのもジュネ監督らしい。 この映画はオドレイ・トトゥの魅力によって大成功したと言っても良い。 可愛らしく、不思議で、至福に満ちたガーリッシュ・ファンタジー。[DVD(字幕)] 7点(2019-05-16 19:25:50)《改行有》

259.  ミックマック 武器輸出国のフランスだからこそ、思う部分はあるのだろうが、逆恨み当然のイタズラにしてはやりすぎな上、ターゲットの二つの武器会社には繋がりがないのでそれほど深みが感じられない。むしろ浅いからこそ、社会から爪弾きされた奇人たちが何を仕掛けてくるかコミカルに見ることができるかもしれない。深いメッセージなんてないのかもしれない。それでもジュネらしいポップな世界観が繰り広げられる中、イタズラの総仕上げがローテクすぎて楽しい。[DVD(字幕)] 7点(2019-01-22 23:21:32)

260.  グラン・トリノ タイトルからしてアクションもののように思えるが、 イーストウッドの映画とは思えない低予算で地味な人種問題ものだ。 それもアフリカ系ではなく、アジア系というあたりが珍しい。 暴力には暴力で応えてきた彼の代表作『ダーティハリー』シリーズのセルフパロディ要素がちらつき、 そんな老い先の短い男が不寛容の世界において最期の答えを提示する。 対立と交流を織り交ぜたオーソドックスな筋書きながら、重厚さを出しつつサラッとした味わいに、 イーストウッドの貫録と余裕が感じられる。 欠点も少なくないが、それでも許容してしまうような温かさがある。[映画館(字幕)] 7点(2018-12-01 01:32:36)《改行有》

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