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プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

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2661.  ザ・デプス 高校の頃、さてリバイアサンを見にいくか、それともザ・デプスを見にいくか・・・と天秤に掛けて結局リバイアサンを選んだのは、要するに、カサンドラクロスがいいか13日の金曜日がいいか、という選択だったのか。そりゃ比べるまでも無いってか。 ま、この、2本、実際にはそこまでの差は無かった、ような気もするんですけどね。 いや、単にキレイな女優さんが出てる方を選んだんだったのかも??? それはともかく。リバイアサンみたいな露骨なパクリ映画(エイリアン+物体X)ではなくって、こちらの作品はナンボかオリジナリティを感じさせるのですが、如何せん、とことん安っぽい。特殊効果のイケて無さが、見ててちょっと寂しい気持ちにさせます。 何かヘンなモンスターみたいなのがいるらしいのたけど、それをなかなかハッキリと描いてみせないのが意外なほどに効果を上げておらず、ちょっとダレ気味。ようやくその全貌が明らかになったところで、え、なんだこんなヘンなヤツだったのか、と。 などと、イロイロと文句を言いたくなるのも、裏を返せば映画の中でイロイロなことをやってるからでして、一応、意欲作と言っていいんじゃないでしょうか。安い意欲作ですけどねー。[インターネット(字幕)] 6点(2021-10-13 22:35:47)《改行有》

2662.  エンド・オブ・ステイツ 「エンド・オブ・ステイツ」だなんて、邦題はずいぶん大風呂敷を広げてますけれども、正直、それほどのオハナシでも無いような。 大統領が襲われて、その容疑者としてジェラルド・バトラーが追われる身となる。で、おそらくウラにはこういう陰謀があるのだろう、と思ってたら、まあ大体その通り。で、見てりゃ大方、想像がつくその真相を、わざわざさらにセリフで説明してくれるもんだから、どうにも野暮ったい。 しかしアクションの方は、主人公がトレーラー奪って逃走しながらカーチェイスを演じたりして、こういういかにも安っぽい発想を大事にしているのは、嬉しくなってきます。爆破シーンなんかも、爆発がドドドドドンと連鎖的に起こって、これってあたかも、花火大会の最後にこれでもかと連続して花火が打ち上げられるような、ちょっとしたお祭り騒ぎの賑わい。 ただ。 クライマックスの屋上での死闘。この場面が、全く屋上らしく見えない、っていうのが、これはちょっと致命的に気分を壊してしまうものであり、非常に残念でした。[インターネット(字幕)] 6点(2021-10-10 22:26:30)《改行有》

2663.  らせん 原作者の鈴木光司さん、百貨店の屋上遊園地のシーンにチラリと登場してましたね。「主夫」を公言するだけのことはある、いいパパぶり。 ってのはどうでもよくて、このヒトの書いた話題作「リング」と「らせん」、一応は一種のホラー小説とは言え、前者はミステリ色が濃く、それに引き換え後者はと言うと、殆ど「アンドロメダ病原体」風味のSF作品。という風にせっかく趣向を大幅に変えてきたにも関わらず、結局、同じホラーのくくりに縛られてセットで映画化されてしまうところに、不幸がありましたね。これも貞子の呪いですかね。 「リング」がズバリ、ツボにハマった(ハマり過ぎた)分、こちらの「らせん」がワリを喰ってしまった形ですが、いや、こちらの中途半端さも、マズかったんでしょうなあ。もうちょっと「リング」との対比を明確に打ち出す手もあっただろうに、このインパクトの弱さでは、まるで「リング」の単なるオマケか便乗作みたいで。 だけどまあ、真田広之いるところには佐藤浩市あり(かどうかは知らんけど)、今作では不幸を抱えた佐藤浩市が女性たちに手玉に取られて、男の弱さ、みたいなものが垣間見えて。よくよく見ると(そしてただの偶然かも知れないけれど)、実はこの2本の作品はちゃんと対照(対称?)となっているような気も。 だからどうしたと言われれば、どうもしないのですが、ホラーの暗さに加え、それとは別の意味の暗さも漂っているのが、ちょっと特徴的かな、と。[インターネット(邦画)] 6点(2021-09-30 23:10:36)《改行有》

2664.  二代目はクリスチャン 《ネタバレ》 カトリックのシスターとヤクザ、というムチャクチャな組み合わせを、どうやって作中で実現するか、ってトコロが、ホントは見たかったんですけどね。その点では、物語の最初っから両者に接点有りまくりで、いささか物足りない。 しかしその部分の描写は飛ばすとして、ヤクザの方が積極的にシスターに近づこうとするメインの物語は、ユーモアの中に哀愁のようなものを感じさせて、これはこれで悪くない。結局、美人シスターの前で男どもが次々に命を落としていく、という、「男は皆、美人の肥やし」説にしっかりと則っています。いやそんな説があるのかどうか知らんけど。 殴り込みのシーンも往年の任侠映画を思い起こさせたりして、カタルシスばっちし。ただ、そこに至るまでの部分は、一部シーンでちょっとセリフ過多の印象あり。[インターネット(邦画)] 6点(2021-09-28 22:24:49)《改行有》

2665.  リトル・ニキータ 何を隠そう、実は私もソ連の隠れスパイの一人なのだけど、もしウチの子供たちに正体を明かしたら、やっぱりこんな風に反応が薄いんだろうか? などと思ったり。 淡々としてます。地味な作品。格闘シーンといい、追跡シーンといい、なんとも地味で、スパイ映画にあるまじき!と言いたくもなるのですが、その一方で、こういう地味な「万能感の無さ」みたいなものが、良かったりするのです。スパイだ何だと言ったって、所詮は普通のオジサン、オバサン。スーパーマンじゃないんです。 ラストのメキシコ国境のシーンなども、「これか国境の光景なんだ」という素朴な感慨があって、いいじゃないですか。 とにかく地味な作品でしたが。[インターネット(字幕)] 6点(2021-09-28 18:42:49)《改行有》

2666.  Tommy/トミー ロックオペラというヤツらしいけど、ロックには全く疎いのでよくわからん。正直、印象に残る楽曲はありませんでした、ゴメンナサイ。 しかし、歌詞だけだとよくわからん部分を映像が補っている、という面は確かにあるのだけど、そうは言っても、歌詞以上にわからんのが、どうしてこの歌詞にこんな映像を付けようなどと思うのか。という、発想のぶっ飛び具合。いやちゃんとストーリーには沿ってるから文句は言えんのですが、それにしたって、どうしてこんなコトになってしまうのか。 一本の映画の中にどれだけ脈絡の無い映像を詰め込めるか。という点で、まさにこれぞケン・ラッセル、と言うべきですかね。[インターネット(字幕)] 6点(2021-09-12 22:55:32)《改行有》

2667.  第四の核 《ネタバレ》 ピアース・ブロスナン演じるソ連のスパイが英国内に小型原子爆弾を持ち込み、テロを企む。 一方、それを察知し、阻止しようとするMI-5のスゴ腕(というほどでも無いか)が、マイケル・ケイン。このヒト、作品冒頭では上司にも楯突いたりして、やる気満々の一匹狼、と思いきや、その後はさほど活躍せず、むしろ子供の相手をする「良いパパぶり」の方が目につきます。 そういう日常があって、しかしそこに核爆弾が持ち込まれ、テロの脅威が迫り来る、という事なのかもしれませんが、もしそうであるなら、もう少し巧みに、その「かけがえのない日常」というものを物語に織り込めなかったのかな、と。もしそうでないなら・・・マイケル・ケインはもう少し働けよ。 いや、あの駅のシーンは、この作品の中では珍しくカッコ良かったですけどね。クルマが駅に進入するところから、発車した列車に主人公が飛びつくまでを、ワンカット。 ピアース・ブロスナンは、このヒトがソ連のスパイに見えるかどうかはともかく(まあ、そう見えない方がスパイとしては優秀なんでしょう)、冷徹なスパイを演じており、それなりの印象は残します。ただ、女性を殺害する場面なども、彼の冷酷さから来るものでは無く、あくまで指令に基づくものであるのが、ちょっと迫力に欠けるところ。まあ、多分、「このあたりで暗号を読み解くシーンを一発入れたかった」というところかも知れませんが(映画ってのは、それだけの理由で人が死んだりするもんです)。 いずれにしても、先にあの『ジャッカルの日』という作品があると、どうしたって比べられてしまいますわなあ。[インターネット(字幕)] 6点(2021-09-05 13:50:53)《改行有》

2668.  パージ:アナーキー 年に一度、犯罪が許され人間狩りの殺戮が行われる。実際のアメリカの銃社会においても、「私は銃所持に反対です」と言ってみたところで自分だけが安全になるわけでもなし、結局は何らかの形でリスクに向き合わざるを得なくなる。一種の寓話みたいなところがあって。 この設定からは、色んなバリエーションが考えられるよね、ということで、前作が自宅での攻防戦、「わらの犬」的な状況を設定したのに対し、第2作ではパージ開始までに帰宅できず襲撃の危機にさらされる、という設定から始って、今回はちょっと「ウォリアーズ」的、とでも言いますか。 前作が当たってそれなりに儲けたのか、第2作は還元セールっぽく、肉付けもしっかりしてパワーアップした感はありますが、やはり前作の閉鎖系の籠城モノには独特の緊張感があり、今回の開放系の筋立ては少し分が悪い印象。次第に次第に窮地へ落ち込んでいく、というようなコワさがあまり無く、一作目のインパクトを超えるには、さらに工夫が必要そう。 不安感の弱さ。緊張と緩和の弱さ。せめて夜明けぐらいはもう少し印象的に描いてくれたなら。[インターネット(字幕)] 6点(2021-08-29 09:44:54)(良:1票) 《改行有》

2669.  木枯し紋次郎 《ネタバレ》 とある男の身代わりとなって罪を被り、三宅島に島流しとなってしまった木枯し紋次郎。だもんで、物語の少なからぬ部分が島流し先でのオハナシとなり、渡世人らしいエピソードはあまり無くって、何となくモヤモヤしています。それを補うように、多少、時間軸を行き来する語り口になっていたりもするのですが、あまり効果を上げていないようにも。 一方、冒頭のクレジットに「協力 三宅島観光協会」と書かれているところを見ると、実際に三宅島でロケ撮影をしたらしく、なる程、孤島らしい雰囲気が充満しています。 と言うわけで、どっちかというと、これは和製パピヨン、でしょうかね。 ただ、いよいよ島抜けを決行する段となって、小舟で大海原へ乗り出すも、嵐にあって難破する場面。流れついた先の光景が三宅島のそれと変わり映えがせず、結局、海岸の光景なんて島でロケしようがしまいが、大差ないんだなあ、と。それはいいとしても、このシーン、私はてっきり「三宅島にまた戻ってしまった」と思ったもんで、後で伊豆だと聞かされてズッコケそうになりました。三宅島ではない別の場所であることを示すカットが一発あれば、もっとスッキリしたかも、、、 という訳で、正直この辺りまではあまりノレなかったのですが、ここからは見どころ。紋次郎の前で繰り返されていく様々な悲劇(どうでもいいような殺し合いを含め)が、彼の虚無的な表情の向こうで彼の感情をひそやかに揺り動かし、最後の決めゼリフへと結びついていく。やっぱり、かっこいい。[インターネット(邦画)] 6点(2021-08-28 11:05:07)《改行有》

2670.  ファンタズム II とあるオネーチャンが前作のラストを幻視するところから始まって、で、数年後。主人公の役者がここで代わり、若干グレードが落ちた感があり、そもそも同一人物という設定なのか少し混乱しますけれども。 内容は前作を踏襲して、何だか得体が知れず何だかよくわからないオカルトテイスト。前作のあの、変な髪型の顔色が悪いオッサンとか、イウォーク族(?)とか、便利グッズもどきの金属球とかが相も変わらず登場。 一方で、前作でも見られた、銃撃だのカーアクションだのはパワーアップ。妖怪変化に対し火器で立ち向かうというのも無茶な話、しかも張り切って戦ってるのがハゲ親父(前作の頃からすでにハゲてたアイスクリーム屋)だからもう一つ様になりません。が、爆破だの火炎放射だのといった派手さを見せつつも、オカルト路線の基本は守っていて、おバカアクションにまではなっていないのが、節度と言えば節度。 結局は前作のワクを超えられずに、派手さの割りには小さくまとまってしまった印象ですが、変に続編の義務みたいに説明モードに入ってしまうこともなく、ちゃんとワケのわからないオカルトに仕上がってる点は、よかったかな、と。 主人公とヒロインに、もう少し魅力かあれば。[インターネット(字幕)] 6点(2021-08-28 10:30:18)《改行有》

2671.  女囚さそり 701号怨み節 シリーズ追うごとに、前衛的と言ってよいのかそれとも単にデタラメなのか、どんどんワケのわからない方向に突き進み、ついにこの第4作では監督交代と相成りました。そうするとやたら暗いオハナシになっちゃって。前作までのあのワケのワカラナサってのも、暗くなりすぎないように毒消しの効果でもあったのかな、と。 今回、さそりを目の敵にするのは、細川俊之。これが渡辺文雄とかだったら冷酷さの中にもユーモアが感じられるけど、普通に冷酷モードです。 一方、さそりが出会う元反体制活動家が、田村正和。なーんかヘンなんですけど、どこがヘンなんでしょうねえ。ははは。話し方はこの頃から、例の通りでありました。 で、この3人には、三者三様の「恨み節」があって、まあ、暗いのなんの。恨まれ役は一人もおらず、全員が恨み役。 4作の中では一番マトモ(刑務所がショッカーの基地みたいに描かれるのは不問として)な気がしつつも、これはこれで別種のアブナさのある、シリーズ最終作でした。[インターネット(邦画)] 6点(2021-08-22 18:00:55)《改行有》

2672.  ユニバーサル・ソルジャー ザ・リターン 冒頭からいきなり水上バイクでのチェイスが始まって、おっ、と思わせるけれど、これはあまりストーリーには関係なく、ただこのシーンからわかるのは、ユニソルの世界でも早くも(早すぎるが)世代交代、ヴァンダムもユニソルから普通の人間になって、そろそろ引退ですかねえ、と。 ではいっそ、ホワイトカラーになるのか、その後、会議の場らしいところにヴァンダムが同席しているのですが、まーこれが実に似合わないこと。もっともらしい顔をして座っているけれど、チンプンカンプンです、というのがヴァンダムの顔に現れていて、いやこれは表情というより元々こういう顔をいているんだからしょうがないけれど、とにかくこのヒトには会議は似合わない。誰か眠気スッキリガムでも差し上げておくれ。 で、人工知能がユニソルどもを率いて反乱を起こし、ヴァンダムがそれに立ち向かう、ってな趣向なんですが、こういう映画になると何だか、人工知能までが「脳ミソまで筋肉でできてるんじゃないか」と思えてきて、正直、どっちもどっち。かくして、大雑把な戦いが繰り広げられます。 当然のように当然のごとく、主人公像への掘り下げなど望むべくもなく、はたまたSFとしての面白味も乏しく、そうなると、自ずと見どころは少なくなる訳ですが(汗)、単なる筋肉男のシバキ合いと割り切って意外に派手なアクションをぶちまけてるのは、ちょっとした潔さ、ではあります。 それにしても、「ユニソル」などという中途半端な略称、こんなの使うのは日本人くらいかと思いきや、英語圏でも使うんですねえ。[インターネット(字幕)] 6点(2021-08-09 16:22:43)《改行有》

2673.  エルム街の悪夢2/フレディの復讐 ウェス・クレイヴンの手を離れた第2作、そのせいなのかどうなのか、早速、迷走してくれてます。さすがです。 フレディは一種の地縛霊なのか、次に引っ越ししてきた少年をターゲットにする、という設定、しかし地縛霊ながら人に取り憑くらしく、少年を襲うのではなくむしろ、少年と一体化してしまう。周囲で発生する殺人事件の犯人は、自分ではないのか。 という、ジキルとハイドみたいな、あるいは狼男モノみたいな、趣向になってます。 そうなると、最後、無事フレディを倒して自分の中から追い出すことが出来ちゃったりしたら、自分は単なる殺人犯になっちゃうんですけど、大丈夫なんですかねえ。 ってなわけで、だいぶメチャクチャなオハナシなんですが、この第2作のスバラシイところは、あまりにメチャクチャなので、とても現実のオハナシだとは思えない、つまりこの映画はもしかして最初から最後までずっと主人公の夢の中なんじゃなかろうか、とすら思えてくるところ。この曖昧さが良い。いわば怪我の功名、失敗作が失敗したら一周回って成功作になる、ってヤツですね(?)。 しかしこの作品、全体的に役者の演技不足でどうしても淡白な印象を受けてしまうのですが(特にヒロイン)。このエルム街シリーズ、若い出演者が多いのでロバート・イングランドが色々アドバイスしてあげていたらしいけど(・・・ご苦労さまです)、この第2作の頃はまだ手が回ってなかったんでしょうか?[インターネット(字幕)] 6点(2021-08-04 07:16:06)《改行有》

2674.  スター・トレック5/新たなる未知へ だいぶラジー賞を掻っ攫っていったようで、まあ確かに、そういう作品、かなあ。 ミスタースポックが二作続けて監督したから次はオレの番だ、とカーク船長が思ったのかどうか、そういう安直な(?)人選も不安を誘うところ、ではありますが。 しかし、4作目(それなりにヒットしたらしいが)でだいぶおかしな方向に行ってしまったことを思うと、軌道修正されて、「哲学チックなSF」という1作目の路線に戻ってきたようにも思います。ただ、「SF」という点では、これと言って特撮の見せ場もなく、やや寂しいところ。「哲学チック」という点についてもヘンなオハナシには違いないですが。 冒頭の1/4くらいは、あまりストーリーに関係なく登場人物の面々がノンビリ休暇をとっていて、こういうシーンの方が、なんだか良い味出してますね。こういったシーンなどで、この5作目には「辺境」感みたいなのがあって。 スターウォーズにも共通して存在する、「辺境」感。 ところで、音楽はようやくゴールドスミス御大が帰ってきて、お馴染みのテーマ曲が流れます。さほどワクワクしないテーマ曲ではありますが(笑)。[インターネット(字幕)] 6点(2021-08-01 22:03:42)《改行有》

2675.  グリーン・インフェルノ(2013) 《ネタバレ》 こんなゲテモノ企画みたいな作品は全く見る気がなかったんですけど、ちょうど『ひかりごけ』を見たところだったもんで、やっぱりコレも見とかないと、バランスが取れないかな、と。 いや、結論から言うと、見ても別にバランスも取れないし、バランスを取る必要もないんですけどね(当たり前だ)。強いて言うと、アチラが喰う立場の映画、コチラが喰われる立場の映画。 というわけで、テーマは人食い人種。「ビルマの竪琴(原作)」にも登場する、お馴染みのアレですね。川口浩探検隊なんかにも出てきてましたね。 で、能天気な御一行が、とっ捕まって喰われちゃう。悪趣味な解体シーンは、H.G.ルイス作品なども思い起こさせますが、映画を見る限りルイスは人体の構造を全く把握できていなかったようなので、その点はコチラの方がだいぶマシ。 喰われる連中、オネーチャンはいいとしても、男はムサい連中ばかりで、いくら人食い人種でも食中毒起こすんじゃないかと心配になる。ってのは大きなお世話ですが。 で、こんな映画にも、なるほど、教訓と呼べるものは確かにあって、赤の他人と簡単にコミュニケーション取れるなんて、ユメユメ思う勿れ、と。昨今のネット社会、一方的に発信したら、どこかの誰かが反応して、それをもって何か自分が大きな影響力を持ってるみたいに勘違いしちゃうけど、コミュニケーションなんてそんな単純なものではなく、ホレ、こうやって全く価値観のカケラも共有しない異文化と遭遇したら最後、何の意思疎通も出来ないまま、哀れ、彼らのエサになるしかない。ってのは極端ではあるけれど、せめて、スマホ持ったぐらいじゃ万能になんかなれないこと、自分の主張が通じない相手が世の中ゴマンといること、くらいは認識すべき、ってことですわなあ。 だから。 この作品で、少年とちゃっかり意思疎通して逃げ出すくだりは、物語としてちょっと甘いんじゃなかろうか。と思ってしまうんですけどね。 あ、ちなみに川口浩探検隊も確か、人食い人種に捉えられるも必死のコミュニケーションの末に解放されたんでしたっけか。まあ、アレはフィクションですから・・・・・・?[インターネット(字幕)] 6点(2021-07-31 21:59:56)《改行有》

2676.  フェア・ゲーム(1995) スーパーモデルにしか見えない女性弁護士と、ただのタレ目オヤジにしか見えないスゴ腕刑事の、逃避行。貫禄ではシンディ・クロフォードが数枚上手、どっちがどっちを守ってるんだか。 二人を付け狙うのは元KGBの悪党ども。これが、ハイテク機器(なのか?)を駆使して二人の跡を追うのだけど、クルマに乗ってのんびり追いかけるだけなので、どうにも横着な感じがして。変化が乏しく、地味な追跡劇。 何とかカーチェイスで盛り返し、マヌケ過ぎるけどこれだけは外せない濡れ場も挟みつつ(しかし、マヌケなシーンだ・・・必見です)。 そんな、安そうな映画ではありますが、妙なところにコダワリもあって、爆破シーンでは、炎から逃げる(あるいは吹き飛ばされる)人物を描き込む、というのを何度も繰り返しやってみせて、妙な部分で統一感を出してくるなあ、と。[インターネット(字幕)] 6点(2021-07-31 06:25:56)《改行有》

2677.  本陣殺人事件 金田一役に中尾彬。さすが、若い頃からしっかり苦み走ってて、金田一さんにしてはちょっとコワい顔なんですが、それなりに朴訥とした感じもあって、意外に違和感もなく。 何だか、金田一役って、誰でもできるんじゃないの?という気すらしてきますが。 さて、本陣殺人事件。な訳ですが。例のトリックを、繰り返し映像で見せてくれはするんですが、この描写で、原作読んでない人にもトリックの全貌が伝わりますかねえ。この奇抜なメカニズムを、もうちょっと手際よく見せられないものか、と思っちゃうのですが。 庭の琴柱や鎌の存在も、原作を読んだ時に感じる不気味さが、映像ではなかなか感じられなかったり。 それ以上に残念に感じるのが、「雪の密室」の典型たるこの題材、なのに、あまりに雪の印象が薄い事で。季節外れの雪、というのは、花や蛙で示されていることからも、よく判るんですが、やっぱり事件当夜の描写においてまで雪の印象が薄いのは、ちょっとツラい。予算不足、なんですかねえ。[インターネット(邦画)] 6点(2021-07-31 05:45:37)《改行有》

2678.  D坂の殺人事件(1998) D坂の殺人事件、というタイトルながら、実際は後半を「心理試験」が占めていて、確かにストーリー上は繋がっているとは言え印象としては全く前後半の繋がりが感じられない、不思議な作品。ただのヘンタイ映画(?)だったはずなのに、犯人が何の前触れもなく唐突に知能犯に化けてしまいます。 劇中のセリフに「フェティシズム」という言葉が出てきますが、本作はまさにそれ、そのもの。緊縛シーン(私も自分自身、結構なヘンタイだと思ってるけど、緊縛の何がイイのかは未だにわからず、修行不足を痛感)に限らず、真田広之が贋作を作製してゆく細かい描写そのものが、いかにもフェティッシュなものを感じさせます。 音楽は作曲界のダジャレ帝王・イケベ先生。スケベではありません(←本人が言う前に手を打ってみました)。使用されている楽器は、オンド・マルトノでしょうか。妖しげな音色がこれまたヘンタイチックに映画を彩っていて。 エロいシーンがそんなに多い訳でもないはず、なんですが、作品のいびつさ自体にヘンタイ性が感じられる、実にヘンタイな映画でした。[インターネット(邦画)] 6点(2021-07-11 10:03:10)《改行有》

2679.  ラストサマー 主人公たちをつけ狙う怪人物、その正体は誰なのか、やはり彼らが一年前に起こしたある事件と関係があるのか・・・という、殺人鬼モノ。 殺人鬼たるもの、お気に入りの凶器って必要だよね、という訳で、コレ正式名称は何と言うのか、氷の塊を扱ったりするあの鉤爪みたいなヤツが、トレードマークになってます。「私は殺人鬼です」という、一種の目印ですね。雰囲気、気配、そういったものを作り出すのに貢献してます。 一年前の事件、すなわち見知らぬ男を車でハネてしまう場面は、主人公たちの間でダメダメな会話が交わされて一気にゲンナリしてしまったのですが、そこから結構、盛り返します。パレードのすぐ横で襲われてるのに誰も気付かない、なんていう焦燥感も良いし、終盤の攻防戦もシチュエーションを活かした工夫の楽しさがあります。 シリーズ化するほどのものかどうかは、さておき。[インターネット(字幕)] 6点(2021-07-10 09:59:26)(良:1票) 《改行有》

2680.  透明人間(1933) H.G.ウェルズのSF小説は、我々が当たり前だと思っている文明社会が、決して絶対的なものではないのだ、という価値転換、相対的な視点を我々に迫るものが多く、SFらしいと言えばそうなんだけど、ちょっと理屈っぽい面もあって。そんな中でこの「透明人間」は、人間が透明になることで当たり前が当たり前でなくなる、というSF的な思考実験を提供しつつも、ホラー小説、パニック小説としても第一級の、無類の面白さを誇る小説だと思ってます。 それを、基本的にプロットはそのまま用いながら、どうしてこんなツマラない映画にしちゃったのやら。 70分ほどしかないのにも無理があって、開始間もなく、透明人間がその正体を明かしてしまう。こういう怪人やモンスターの類が、なかなか登場しないのもイライラするけど、早々に登場してしまうのも味気ないもの。多分、イライラの方にこそ、面白さもカタルシスもあるんでしょう。 姿が見えない分は音声でその存在をアピールしようというのか、透明人間、やたらよく喋る。この点では演出上の工夫もなく、ひたすら喋り過ぎで、怖くもないし貫禄もない。 他の登場人物も魅力がなく、ケンプ博士が雑魚キャラレベル。取って付けたようにロマンスを絡めるのも、無理があって明らかに消化不良。この状況下であんなフツーの再会シーン、って、どういうことよ? と、やたらとボロクソに書くのですが、それは何故かというと、「にも関わらず、特殊効果のもたらす驚き」には、目を見張るものがあるからで、様々な工夫、手練手管で見せつける、透明人間の摩訶不思議の数々。今見てもコレ、どうやって撮影したんだろう、と驚くのだから、当時の驚きは、いかばかりであったことやら。見世物としての映画、その究極と言っても良さそう。 透明人間の披露するジャイアントスイング。プロレスのリングでもまず見られない、貴重な光景ですよ、これは。 と言うわけで、こんなにツマラないのに、こんなに面白い。だから何だか、ハラが立ってくる(笑)。[インターネット(字幕)] 6点(2021-07-09 07:19:29)《改行有》

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