みんなのシネマレビュー |
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2701. カストラート カストラート、それは17.8世紀ヨーロッパで盛行した去勢歌手のこと。少年期に去勢する事により第二次性徴を妨げ、それにより強制的に声変わりをなくす。映画の歴史を振り返ってみますと、昔は女性の叫び声をわざわざ男性の声で吹き替えして、そのテープの回転数を上げて女性の声のようにして音作りをしたりなんかしてたんです。そうするとより迫力ある女性の声になるんですね。カストラートもそれと似たようなもので、女性の歌手の声とはまた違う、独特の声色があったんだろうと思います。ところでアンディ・ウォーホールは「芸術作品は無駄なスペースを埋める無駄なものだ」みたいなことを言ってましたけど、芸術って確かにある観点からみたら何の役にも立たない無駄なものなんですね。要するに機能性がない。カストラートの場合、人間の機能性、つまり生殖能力を除去しちゃうわけですね。これって言ってみれば、カストラートというその存在がまさに一つの芸術作品だとも言えるんじゃないでしょうか。この話で言ったら、カストラートがその芸術で、機能性はその兄ということになりますね。性交ではその両者が一体となってプレイする。だから僕はこの二人の対立は、審美性と機能性の対立だと勝手に解釈してるわけです(笑)。そうやってみると話がぐんと興味深くなる。7点(2004-12-24 02:32:36)(良:1票) 2702. ターミナル いやぁ、本当に安心して観れますね。誰にでも勧められる良質な佳作です。確かに中盤中だるみを感じたり終盤の展開に納得いかない人もいるかもしれませんが、まぁあんまり肩を張らずに軽いおとぎ話だと思って観たらいいんじゃないでしょうか。個人的には職員3人組との掛け合いというか、余暇のよさが凄く微笑ましかったな。7点(2004-12-24 00:56:53) 2703. 世界の中心で、愛をさけぶ もともと純愛ものって苦手なたちでして、それでまたすごく流行ってましたでしょ。だからずっと敬遠してたんです。だけど見ない限り話のネタにならないから、ビデオ借りる事にしました。感想としては、まぁ、悪い映画ではないですね。タイアップの平井の曲も以外と合ってたし。ただ、皆さんも書いてるように、律子の存在がよくわからなかった。別にいなくてもいいんじゃないのかしら、、、、?。6点(2004-12-24 00:16:35) 2704. CASSHERN 見る前からだいたい予想はしていたけど、やっぱりそうだった。映像クリエイターの人が作る映画はきまって話が面白くない。映像はわかりました。すごくよく出来てますよ。ええ。この人が作った宇多田ヒカルのPVは前からいいなと思ってたんで、今後は劇映画なんか作らずそれに専念して下さい。5点(2004-12-24 00:00:21) 2705. エレファント これまた評価に困る映画ですねぇ。演技ってたいていリアクションじゃないですか。これはリアルを追求してるから全然リアクションに乏しいんですね。反応が薄いのなんの。それで素人を使ってるわけだ。それが功を奏してリアリティがよく出てるんだろうけど、そのせいで僕は映画の内容よりも、映画というもの自体についていろいろ考えてしまいました。ただのフィクションならいいんだけど、これは実際に起こったとってもシリアスな事件をもとにしてるわけですから。実際の映像っていうものがあるわけですよ。監視カメラの映像が。それ見てる方がよっぽど怖いんじゃないのかしらと思うんです。いくらこれをリアルに見せても、所詮劇映画ですからね。その、なんていうの、ただの劇映画だからこそ安易に感想をだしたくない自分ていうのがいるんですよ。だから評価に困る。6点(2004-12-19 00:28:02) 2706. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 ずいぶんと画面が暗いね。今までは違う特色を出してるみたい。全2作は言ってみれば遊園地ムービーだからね。それと比べるとこれはちょっと大人向け?そういえばハリー君もすごく大人になったな。これからのハリー・ポッターシリーズはどうなっていくのかしら?6点(2004-12-19 00:17:55) 2707. ミッシング(2003) いつも思うんですけど、ジェームズ・ホーナーってメロディメーカーでいい音楽作るとは思うんだけど、なんでこうも自分の曲の使い回しばっかりやるのかぜひとも聞いてみたいものですね。いつものメロディパターンをほんのちょっと変えただけの、「あ、またあれが流れてきた」て思って気が散るんですよ(笑)。まぁそれはおいといて、これは父と娘の絆の映画だと思うんだけど、どうもその本質の部分でちょっと弱いというか、もうちょっとバックストーリーが必要かなっていう気がします。作りはロン・ハワードらしく堅調ですけどね。6点(2004-12-17 23:35:01) 2708. イノセンス 人間と機械の境界があいまいな世界で自己の存在を問い続ける押井さんのいつものテーマで、それが今回は全面に出てて徹底してるんで、マジョリティ受けのしないアニメであることは間違いありません。自己満足といわれればそれまでですがこれが彼の作家性でもあるし、そういう作品を作れるだけの実績を持ってるわけだから、押井さんの集大成としてはこれでいいんじゃないですかね。5点(2004-12-17 23:05:37) 2709. ロスト・イン・トランスレーション アカデミー脚本賞を受賞したっていうことですけど、正直言ってこの話の何が評価されたのかよくわかりませんねぇ。おっさんが異国で若い姉ちゃんにちょっと惹かれたってそれだけでしょ?ラブストーリーというよりは僕はコメディとして楽しみましたよ。ちょっとした違和感がいちいち面白くて、、、。それにしても、「風をあつめて」は名曲だよね?6点(2004-12-17 22:53:38) 2710. キル・ビル Vol.2 うーむ、前作の方がよかったな。それにしても生きながら棺桶に入れられて埋められるのは怖い。6点(2004-12-16 16:51:32) 2711. スターシップ・トゥルーパーズ2 これは見る価値ないでしょ。前作の魅力を全部削ぎ落として外殻だけになっちゃった。え?超低予算?そうですか、、、じゃあ多少多めに見て、、、でもやっぱユーモアは入れといてほしかった。3点(2004-12-16 16:43:39) 2712. クロコダイル・ダンディーin L.A. いやぁー、さすがに年とったよ。全体的にぬるーいし、作品もクロコダイル・ダンディーも、もう以前の若さと軽快さはなくなったと思う。笑えもしなかった、、。でもかっこよく年をとったなぁホーガンさん。4点(2004-11-18 01:50:20) 2713. 見えない恐怖 いやぁー、これは掘り出し物ですよ。たぶんお金はあんまりかかってないと思うけど、ストーリーと見せ方でこうも面白いものが出来る!というお手本。最後まで終始ハラハラドキドキ楽しませてもらいました。8点(2004-11-18 00:22:58) 2714. TRICK トリック 劇場版 うわぁ点数低い(笑)。これはトリックをテレビで見ていてそのファンの人の為の映画ですね。テレビのやつを一度も見た事ない僕は全然ついていけませんでしたぁ、、4点(2004-11-10 19:48:46) 2715. ローマの休日 時計台 針が進む 映画のミス 今となっては それも名シーン8点(2004-11-10 19:41:53) 2716. ドグマ 宗教の保守的な部分をとことんおちょくってる感じですね。正直あんまり笑えはしなかったけど、そういう宗教の根本的なところを話してるその会話がなかなか面白かったかな。4点(2004-10-30 20:50:29) 2717. キリング・ミー・ソフトリー うわぁ僕もこういうの苦手。ヘザーさんも、ストーリーも苦手。ラストもなんか失敗してるとしか思えん、、。4点(2004-10-17 01:50:25) 2718. ナースのお仕事 ザ・ムービー ボロクソですね皆さん(笑)。まぁでも、テレビドラマの映画化で面白いと思ったのはほとんどないなぁ。映画にすると作りが丁寧になるから、むしろこういうのはいい加減な作りのテレビの方が合ってるような気がするんだけど、、、。3点(2004-10-17 01:40:56) 2719. 極私的エロス 恋歌1974 うぉぉぉぉぉぉすごいなぁ。ちゃんと赤ちゃんが出てきたよ。いやぁー、全ての人間はここからが出発ですからねぇ、考え深いものがあるよなぁ。でもえらくピンぼけだったのは、わざとなんだろうか?6点(2004-09-28 20:40:42) 2720. アイ,ロボット 《ネタバレ》 ロボットの語源は、確か「労働するもの」だったと記憶しています。アシモフの3原則も、人間の奴隷というニュアンスがありますね。SF映画にはよくロボットが出てきますけど、こういう「意識を持ったロボットは魂を持つか」みたいなSFはここ最近になってよく出てきますね。それだけロボットとの生活というものが、単なる空想じゃなくて現実味を帯びてきたということでしょうか。アクションシーンはそれなりに楽しめますけど、大作SFの売りの一つである目新しい小道具や世界観みたいなものはあんまりないです。サニーというロボットが一緒に協力をし戦って、最後には友達になるんですけど、そうなったらサニーはもう本来の意味での「ロボット」ではなくなるわけですね。ラストの、現実になった夢のシーンは、サニーの自由や希望、今後といったもの を考えると、なかなか面白いものがありますよ。6点(2004-09-18 17:03:12)《改行有》
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