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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 972
性別 男性
ホームページ http://yuromovie.blog.shinobi.jp
年齢 39歳
自己紹介 名前をdonkeyから「ゆうろう」に改名しました。
好きな監督は北野武、クリント・イーストウッド、宮崎駿、石井聡互、黒澤明など。


よろしくお願いします。

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261.  ラストスタンド 《ネタバレ》 まさに現代版西部劇。面白くなりそうで結局ダメだった「フラッド」と同じ轍は踏まず(笑)、しっかりとした痛快娯楽アクションになっています。 「留まりそこで暮らす者」と「通り過ぎる者」が激突し、「安定」と「刺激」が壮絶なバトルを繰り広げる対比の効いた作品です。 冒頭から前半は、ハリウッド映画にしては珍しいほど説明セリフのオンパレードで、既視感溢れる展開にちょっと不安が。せっかくのフォレスト・ウィティカーもオーバーアクト気味。 敵の一味は、ボスが「刺激」を求めるが故に、「トラック野郎シリーズ」で桃さんを手助けする仲間たちみたいに警察を事前に妨害します。なんだそりゃ。 けれど、本格的に物語が動き始めたら、「細けえことはいいんだよ!」と思える怒濤のアクションでした。主人公たちが異常事態を察知するのも、「いつもの牛乳が配達されない!事件だ!」と、平和な田舎町のちょっとした変化が切っ掛けなのもいいですね。 負傷した仲間を搬送する場面では、恐らく今まで同じ経験を幾度もしてきたであろう主人公の悟りの表情が、グッときます。 臨時保安官に任命された、銃器マニアのパッパラパー男もいい味出してる。思いっきり菊千代みたいで楽しかったです。 最近韓国系アーティストのハリウッド進出が目覚ましいですね。日本勢にも頑張って欲しいなあ。[映画館(字幕)] 7点(2013-04-29 20:15:52)(良:1票) 《改行有》

262.  ウォーリー 《ネタバレ》 このころのCGアニメって複数の会社が同じ題材の映画を作ってましたよね。ピクサーが「ニモ」を作ればドリームワークスは「シャークテイル」を、「ウォーリー」を作れば「ロボッツ」を・・・ってなぐあい。パクリだなんだと非難する気はないですが、おかげでスタジオによってストーリーテリングやキャラ造形を比較することが出来て、なかなか面白かったです。 ドリームワークスは人間社会のパロディとして魚やロボットの世界を描いていました。対してピクサーは人間社会はちゃんと描きつつ、それに関わり合う魚やロボット、おもちゃ、虫の世界を描いてきました。個人的にはやはりピクサーの方が好みです。 キャラクター造形も、アニメートする上で今までのメソッドが通用しないデザインになっていて、創意工夫の跡が感じられます。ただ単に手足があって、目鼻口がついてる顔のような、型にはまったデザインは一つも出てこない!これは結講大変な手間ですよね。 そしてキャラクターの行動原理が終始一貫しています。それぞれのロボットは(悪役も含めて)、与えられた命令を忠実にこなすことしか考えていないのに、その行動の積み重ねが見事に絡み合いストーリーを物語っています。これは見事としかいいようがないです。汚染物質を見つけては消毒するだけのクリーナーロボットが、結果的にウォーリーの危機を救う場面は拍手喝采モノです。 ただ、登場するのがロボットが大半なせいか、絵やアニメーションが「リニア(直線的)」なものが多く、少々堅苦しい感じがするのが少し残念。そもそもそういう題材だから、仕方ない面もありますけどね。[試写会(吹替)] 9点(2013-04-29 03:55:04)《改行有》

263.  ジャックと天空の巨人 上映時間の割に見せ場がてんこ盛りの映画でした。体感時間は「ダークナイトライジング」並みだったけれど、実際は2時間切ってるんですね。自分だけですかね、この感覚は。はじめて巨人と遭遇する場面は、子供向けと侮ることなかれ、凄いドキドキしました。「進撃の巨人」を映画化する際は日本ではなくハリウッドでやってもらったほうがいいでしょうね。[映画館(字幕)] 7点(2013-04-27 12:34:21)

264.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 待ちに待った新劇場版の新作。映画が始まった途端に全く予想外の展開が次々と起こり、困惑しながらもハラハラドキドキさせてくれました。今までのエヴァ特有の難解さとはちょっと違う難解さだったように思います。映画館で観た直後は「何が何やら」といった感じで困惑しました。しかし、よくよく思い出してみるに、ストーリーの構成は、今時の映画にしては珍しいほど分かりやすい3幕構成(それこそ序破急)になっています。主人公シンジの苦悩、葛藤も自然に伝わってくる展開です。映画前半はシンジからの視点ショットが多様されているのも計算でしょうね。なので、ストーリーの筋書きや流れ自体はそれほど難解ではないと思うようになりました。出てくる単語や専門用語、主人公以外のモノローグ等は相変わらず煙に巻かれた感じで中二病炸裂してますけどね。主人公の目線に立って「一体今、何が起こっているんだ!?」という「分からなさ」自体を楽しむ映画だったと思います。戦闘シーンの迫力も、未だかつてないほどカッコ良かったです。[映画館(邦画)] 7点(2013-04-27 12:02:05)

265.  アイアンマン3 《ネタバレ》 遊び心溢れるアイデア満載の死ぬほど面白い映画。「新しいアイデア」というのは、どんなにバカバカしいと思えることでも、人から「ふざけてる」と思われるようなネタをガンガン出して行くけば結講湧き出て来やすいと思う。「マジメ」にやってるだけじゃどうしても閉塞していく。そういう意味で、トニー・スタークというキャラクターはとても「悪ふざけ」させやすいキャラ。シリーズ化してもう随分作品数を増やしてきたけれど、未だに予想もしなかったアイデアでワクワクさせてくれる希有なシリーズだと思う。前作までの監督ジョン・ファブローに一旦退場してもらうのも、大胆で意味深な展開だ。作り手が自ら課した「設定」や「お約束」のがんじがらめになることなく、のびのびと飛び回るスターク。それでいて「アイアンマン」でしか見ることのできないアクションになっている。スターク、お前はどんだけ人を燃えさせんねん!!日本の一部のヒーロー物は「お約束」や、言い訳がましい作り手側が言う「ファンの期待」に囚われて腐臭を放っているので、是非見習ってもらいたい(とくに牙狼、お前のことだよ!)。「たった一人で大勢の敵に立ち向かう」のはよくあるけど、「大勢で敵を袋叩きにする」というのも、穏やかじゃないけど結講快感だ(笑)。「遠隔操作」など、現実の戦争での使われ方を思うと胸がモヤモヤする要素もあるけれど、超ド級の娯楽大作であることは確かだと思う。[映画館(字幕)] 10点(2013-04-27 02:39:45)(良:1票)

266.  スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 《ネタバレ》 こんな床屋は嫌だ!店のオヤジが殺人鬼。これはヤですねー。こういう一発ネタでも映画になるんですねー。・・・・・・予備知識無く見ていましたが、中盤でようやく「原作は舞台か何かかな?」と気づけました。実際そうなんですね。ティムバートンってのはつくづく個性的な題材を見つけてくるなあと感心します。子供の頃観た怪奇映画を「シザー・ハンズ」などの作品へと昇華させたり、近年ではアリスを映画化したり。皆がよく知っている、けれど漠然として忘れかけていた物語を復活させるのが上手いですね。そういうところはタランティーノと似てるところがあるなあ。おとぎ話を現代風にリメイクする映画はまだまだ流行っているし、その流行の先陣を切っているという意味でも、クリエーターとして衰えてない感じがします。物語の幕引きは絶妙なところで終わっているので、残された人々のその後を想像させられました。そういう部分を映像で観てみたい気もするけれど、描いたら描いたで蛇足になっちゃうのかな。そのへんのモヤモヤで6点。 殺人理容室の真下が人肉パイ屋。この組み合わせもヤですねー。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-04-25 03:12:31)

267.  アリス・イン・ワンダーランド 《ネタバレ》 文字通りの飛び出す絵本。おとぎ話の世界を最新の映像で映画化。みんなが知っているおとぎ話をこういった形で映画にするのが最近流行ってますが、この作品がハシリだったのかな?「観たこともない斬新ななにか」を期待するとダメかもしれないけど、新旧入り交じったテイストは面白いです。アリスの原作は詳しくは知らないんだけれど、アリスが剣を持って戦ったり、中国に新天地を求めたりするのが「時代だナァ」などと思ったりしました。アリスが大人になっているところからすると、子供向けというより「子供のときアリスを観て育った大人」向けの映画かもしれません。なんだかんだ言って3D効果に驚いたりドキドキしたりできたのも良かったです。映画館で、子供達が画面に向かって手を伸ばしたりしてるのを横目で観てると、やはり3D感度は大人より子供のほうが敏感なのかなあと思いました。うーむ羨ましい。ストーリー的に「面白い!」とは言いづらいけど、ちょっと甘めの採点で、6点。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-04-24 09:39:51)

268.  ビッグ・フィッシュ ティムバートンらしさとティムバートン”らしくなさ”が絶妙にミックスされた映画です。監督のファンなら今までの作品と見比べる楽しさもあるし、初見の人にも1本の映画として楽しめるのではないでしょうか(それが性に合わない人もいるだろうけど)。 「みんな要点ばかりで話がつまらん!お前の話はつまらん!」と大滝秀治のようなことを言う父の言葉が印象に残りました。バートンの心の声のようにも聞こえます。バートンの映画は、お話の「要点」ではないところを膨らませて語り、基本ヴィジュアル重視で人を楽しませてきた作家だと思います。それが仇となって、テンポの悪さやストーリー展開のイビツさという弱点がありました(個人的には、バットマンなど)。しかしこの映画では、その弱点自体が映画最大の魅力になっていると思いました。「フランケンウィニー」や「シザーハンズ」等は、子どもの頃から抱えてきた抑圧をファンタジーとして昇華した作品だとよく言われています。そんな映画を作ることが、自分の「つまらない」人生を前向きに生き抜くための手段だった・・・。そう考えると、監督自身がビックフィッシュじゃないか、とすら思えてきます。「要点」がそんなに大事なのかよ!というバートンからの反論のようにも感じられました。[DVD(字幕)] 8点(2013-04-22 03:00:27)《改行有》

269.  ビートルジュース なんの予備知識もなく見たので、予想外に楽しめた面もあれば、楽しめなかった面もあり。幽霊になってしまった夫婦のちょっとズレた孤軍奮闘が楽しい。けれど、肝心のビートルジュースが「お前結局なんやねん」と言いたくなるようなよくわからないキャラ。気まぐれキャラなりに物語に絡んでほしかったなあ。途中で出てくる謎のエビ料理が、ネットで出回ってる創作韓国料理みたいでした。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-04-19 09:22:14)

270.  エド・ウッド 《ネタバレ》 史上最低の映画監督と呼ばれるエドウッド。だけど彼のことをバカにできる映画関係者ってどれほどいるだろうか。・・・結講いるか(笑)。しかししかし、劇中で描かれる彼の苦悩は映画監督たち共通の悩みなんだろうなと思います。オーソン・ウェルズも全く同じようなことで頭を抱えているし。その後の彼の作品が振るわなかったのも皮肉だなあと思います。あと面白かったのは、監督とスタッフとの絶妙な温度差。不遇な環境のなかで絆をドラマチックに深めるわけでもなく、対立するわけでもなく。監督が勢いづいて「さあ撮影再開だ!」と言っても、反応が「エ、よっこらしょ」ってなノリで素晴らしいです。ちなみに、ティムバートンの映画ってなんとくテンポが悪いなあと思うことがよくあります(バットマンとかはとくに)。元々絵を描く分野の出身だからでしょうか。しかし、そのティムバートンのテンポが、この作品では上手く作用しているような気がしました。人物間に漂う気まずい空気が絶妙でした。クライマックスになんとなく感動的な音楽が流れることで、なんとなく感動しちゃうのも、この映画らしくて逆にいいですね。[DVD(字幕)] 6点(2013-04-18 02:29:39)(良:1票)

271.  ティム・バートンのコープスブライド コープス・ブライドは死者だけどとてもキレイで、求婚されたらちょっと迷ってしまうかも(笑)。 けど映画全体で言うとどうしても「ナイトメア」と比較しちゃうなあ。技術的にはより洗練されて、表現力はバツグンに豊かになっていると思います。ピアノの連弾シーンでブライドが少しずつ笑顔に戻っていくところや、クライマックスの結婚式での表情の変化など、下手な役者も霞むほど見入ってしまいます。しかしその分、「ナイトメア」のハイテンションな勢いは無くなってしまったなあと思いました。たとえ一般常識的に間違っていたとしても「ええい!やれい!やったれい!」ってな勢いがあった「ナイトメア」。それに比べるとこの作品は「死者と結婚するなんて・・・」という至って常識的な価値観前提で話が進むので、「あれ?ティムバートン、まともになった?」なんて思ったりしました。一見ダークに見えるけれど、結講健全な内容なんです。ミュージカルシーンも、突き抜け感があまりなく「もっと見たいなあ!」と感じました。ストップモーションアニメを当たり前のように一本の映画として見れるのは、本当に贅沢だとは思いますけどね。そもそもこの映画のキャラたちは当然人形なんだから、生者にも死者にも垣根は無く、全員「生きてる」わけじゃないんですよね。文字通り「命を吹き込む」アニメーションの魔法ってのは、本当に不思議で驚きです。物足りない点もあったけど、力作であることは間違いない!作品です。[DVD(字幕)] 7点(2013-04-18 02:01:17)《改行有》

272.  シザーハンズ 《ネタバレ》 印象に残っているのは、街の住人たちがエドワードのことを割とスンナリ受け入れ、すぐ仲良くなってしまうところ。個性や長所が魅力的に描かれ活かされます。観る前は「ギャー!化け物!」となって町中大騒ぎ・・・けれど、お互い触れ合うことで理解し合う・・・なーんて映画だと思ってました。けど、実際の映画の内容は正反対でした。みんな「差別してはいけない」「じろじろ見たら可愛そう」「個性は認めてあげなくちゃ」と頭ではちゃんと分かっているワケですね。けれど、実際に、これ以上ないくらい個性的なヤツが目の前に現れたら・・・?もし自分の家にエドワードがやってきたら・・・?正直言って、受け入れることはできないですね、少なくとも自分は。 この映画は、ただ単に「人を見た目や出生で区別するな」というような安いメッセージよりも、随分と苦い内容の作品だと思いました。人の容姿にまつわる話というのは、現実世界でもとてもナイーブで、生半可な気持ちで扱っていいものではありません。「うんうん、気持ち分かるよ」などと知ったふうな気持ちで近づくと、相手も自分も傷つけることになります。 そういう、人の個性を受け入れることの難しさをこれ以上ないくらいに切なく描いた作品だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2013-04-16 02:51:10)(良:1票) 《改行有》

273.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 まずこの映画、オープニングシーンが素晴らしい!全面ガラス張りのビル街を全景からググーッとトラックイン。秩序立った風景の中で、一枚のガラスが破裂。ここから一気呵成にカオスの世界に突入していきます。ニューヨークでは、割れた窓ガラスや壁の落書きを修復することから始めて治安を回復しましたが、この映画ではまったく逆。街全体を恐怖のどん底に突き落とす壮大な劇場型犯罪は、たった1枚のガラスが割れるところからスタートしていた・・・。映画全体をも象徴する、ゾクッとするオープニングでした。 しかし、力作だと思うけれど、手放しで絶賛はできない箇所も多かったです。とくに、一般市民を衆愚として描きすぎじゃないか?と思いました。最後はトゥーフェイスの罪をバットマンが被るという道を選びます。これって結局一般市民のことを信用してないってことじゃないのか?と思ってしまいました。 [映画館(字幕)] 7点(2013-04-11 02:49:36)《改行有》

274.  バットマン ビギンズ 《ネタバレ》 バートン版のゴシックな、シュマーカー版の色彩鮮やかな、それぞれ違う世界観を継承しつつ新たなゴッサムシティになっております。ノーラン版は「リアリティがある」とよく言われますが、さすがに山の頂上の影の忍者軍団は荒唐無稽すぎて笑ってしまいました。役者たちがクソ真面目に芝居している分、よりバカバカしさが目立っちゃいます。作り手もハードルを上げちゃいましたね。これだと過去のバットマンのほうが、トータルでいうとリアリティあると思いますよ。面白かったのは中盤以降。「メイキングオブバットマン」って感じでワクワクするし、クライマックスの盛り上がりも結講手に汗握れるのでオススメです。ハードな内容になりすぎたダークナイトや、スケールが肥大化したライジングなどと比べると観やすい娯楽作だと思います。エンディングもオツですね。この世界観で狂気のジョーカーが暴れ回るのか!と、公開当時テンションがあがったエンディングでした。たとえ続編が作られなかったとしても、好きな展開です。 ・・・あと追記。バットマンの面構えが過去最高にカッコイイと思います。目つきも口元もキッとしてて決まってます。[映画館(字幕)] 7点(2013-04-10 01:10:01)

275.  バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲 《ネタバレ》 前作でヒロイン以上にしっかりと手を取り合って、強い絆が芽生えたバットマンとロビン。それが今回はバッドガールやアルフレッドも大幅にドラマに取り込み、「疑似家族」としてMr.フリーズ一味の「疑似家族」と対決します。そして、監督は女に恨みでもあるのか、ポイズンアイビーが諸悪の根源として彼らを翻弄するわけですな(露骨にエロいけどそれでもいいや!)。低評価になるのも納得の映画ですが、見方によっては良く出来てるところもいっぱいあると思うんですけどね。フェロモンが効かないハズのMr.フリーズでさえ手玉にとるアイビー。そこに至るネタ振りも一応ちゃんとしてるし。けれどそれ以上に、前作よりもさらに輪を掛けて悪ノリが過剰になってしまい、もっと良く出来るハズだった物語を台無しにしちゃってます。アイビーを取り合って痴話ゲンカになるバットマンとロビンなんて見ちゃおれんよ。YOU達もう言っちゃいなYO!「お前が好きだ」ってさ! ティムバートン版の、人間の暗部を強調した作風から一転、「家族を信じろ!」というバリバリの性善説を前提にしているので、その振り幅のデカさが不評なんでしょうね(それが悪いってわけじゃないけれど・・・)。普通、敵が渡してきた薬なんて信用するわけないんだけど、一番人間不信だったバットマンが、Mr.フリーズを無条件に信じてしまうわけですから。「バットマン」のイメージからは健全すぎましたね。[DVD(字幕)] 5点(2013-04-09 02:48:59)

276.  シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 話の展開は「トイストーリー」とかなり近いものの、魅力的なキャラクターや世界観、小ネタの数々によって、既視感もなくなるほど華麗にデコレーションされた豪華な映画です。新旧様々なジャンルのゲームが登場するので、全く世界観の違うキャラがぶつかりあう、カルチャーギャップコメディとしても楽しめます。シチュエーション設定が素晴らしいので、作り手も、キャラクターが一人歩きする感覚を味わったんじゃないかな、と思いました。それくらいキャラが活き活きしてます。世界観としては、SFシューティングゲームの関わり方が好きです。「いつからゲームってこんなに暴力的になったの!」と主人公ラルフは半べそをかきますが、そんなゲームも肯定的に描いているのに好感が持てます。下手な作り手なら「レトロゲームは素晴らしいけど、最近のチカチカしたゲームはダメだ!」なんて風に描きそうなもんですから。むしろ、新しいゲームを排除しようとする側が悪役だったのは意外でした(けど主人公と合わせ鏡のような存在です)。破壊を尽くすサイバグたちもお菓子の世界と融合することで、ちょっとおめでたい感じになってるが憎めないです。もちろん女性指揮官も、かっこカワイイ![映画館(吹替)] 9点(2013-04-06 22:49:47)

277.  ヒッチコック 《ネタバレ》 いやー、映画って楽しいですねえ(笑)。軽妙なコメディタッチの作品ですが、実在の事件を題材にした映画を題材にした映画という、なんとも変わった映画です。カポーティは、実際に起きた事件を取材・執筆して以降スランプに陥ってしまいますが、それに比べてヒッチコックは子どものように踊り狂う(笑)。なんとも好対照な作品であり、人物です。夢や妄想の中でエド・ゲインと対話しますが、「たかが映画じゃないか」という有名な言葉のとおり、人一倍、恐ろしいまでに現実と妄想の区別がついているからこそ、闇に落ちることなくエンターテイメントに落とし込むことが出来るんでしょう。映画の最初と最後にヒッチコックが観客に語りかけてくるのも、「これは映画だったんですよ。どうです?驚いたでしょう」と、気持ちよく映画館をあとにできるようにしてくれていると思います。一つ残念なのは、夜中の映画館で観たせいか、客席がガラガラだったこと。満員御礼の映画館で観たら、もっと楽しめる映画だったと思います。[映画館(字幕)] 8点(2013-04-06 13:38:52)(良:1票)

278.  バットマン・フォーエヴァー 《ネタバレ》 バートン版の色彩の少ないゴシックな世界観から一転、極彩色に彩られた怪しげで乱痴気騒ぎといった様相のゴッサムシティ。これはこれで結講好きな世界観です。冒頭でパトランプなどの照明がギラギラ輝く光景は、前作までは無かったものです。同じシーン内でも、状況が変われば照明の色味も変化させていて芸が細かいですね。陰の強調から光の強調をする演出になっています(どちらも同じことか?)。その影響からか、エロチックなシーンも増えました。ニコールキッドマンが、バットマンのスーツを指先で撫でるところなんてドキドキします。そもそもスーツのデザイン自体が無駄にエロチック。 しかし、敵キャラクターは少々魅力不足でした。トゥーフェイスは、せっかく「二面性」のあるデザインなのにそれを活かしきれていないし、エニグマも、単に頭のいいバカって感じでした。役者がそれぞれ熱演している分もったいなかったです。 クライマックスの救出シーンは、ヒロインよりも相棒を助ける時のほうがドラマチックに描かれていたのは笑えました。これも監督の性癖なのでせうか・・・。[DVD(字幕)] 6点(2013-04-05 09:58:09)《改行有》

279.  バットマン リターンズ ただでさえ印象の薄かったバットマンが、より印象が薄くなって帰ってきた!子どもの時は「一作目は面白かったけど二作目は退屈だった」という印象でしたが、大人になって見返してみて、評価が逆転しました。(子どもの時に観たレビュアーさんでも、このもの哀しさを感じとってる人も多いですね。大人だなあ) ジョーカーは「明るい狂気」のキャラでしたが、今回の悪役たちはより情念のこもったドロドロした奴らです。原発問題なども、今観るとハッとしますね。ヒーロー物としても一本の映画としても歪な作品ですが、こういう映画もあっていいよなーと思います。特撮も、前作よりクオリティーアップしてていいですね。バットモービルの変形や、動物園のミニチュアなど、よく出来てます。意外とペンギン(動物のほう)の着ぐるみがよく出来てて笑いました。[DVD(字幕)] 8点(2013-04-04 11:34:00)

280.  バットマン(1989) 今となってはヒースレジャーのジョーカーが大人気ですが、それ以前はやはりジョーカーといえばジャックニコルソン。ジャックニコルソンといえばジョーカーでした。リメイク版のジョーカーに自分が選ばれなかったことにヘソを曲げるのも、大人げないけど気持ちは分かるというものです。顔面白塗りの一見ヘンテコなキャラでも、黒歴史にすることなく今でも誇りにしているのは嬉しいですね。クレジットでもニコルソンの方が先に名前が出ているし、主役は彼だと言ってもいいでしょう。バットマンも、ノーラン版よりも、よりパーソナルな動機で動くキャラクターだったのが印象的です。映画全体のテンポは悪く、もっとカットできる内容だったのがタマに傷ですが、良い映画です。[DVD(字幕)] 7点(2013-04-03 10:43:15)

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