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プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

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2801.  アラン・ドロンのゾロ この映画の記憶というと、ヒロインの女優さん見て、なんてカワユイのだ、と思いオッタヴィア・ピッコロという名前もチェックしてた、ということなんですが・・・どうしてそんなこと思ったのか、今ではサッパリ(笑)。たいしてカワユくもない、というか、これだったらそれこそ、リンダ・ブレアとかとも大差ないんじゃないの←それは失礼でしょ(←誰に対して?)。 それはともかくとして、アラン・ドロンが怪傑ゾロを演っている、という、まあ、邦題を見りゃわかるんですけど、そんな作品でして。 アクションシーンでは基本的にマスクを被ることになるもんで、どこまで本人自身が演じているのかはわかりませんけど、こういう活劇モノでもしっかりサマになってる、さすがはアラン・ドロン。片や切れ者の義賊、片やドン臭そうな総督、という、一人二役的な役どころをコミカルに、楽しげに演じてます(これも、本当に楽しかったのかどうかはわかりませんが)。 ただ、物語はというと、まあ、あんまり物語らしいものもないんですね。上述のピッコロ嬢も必ずしも出番は多くなく、さほど存在感も無い。なんやかんやと、小競り合い的なドタバタが続いて、これで尺がほぼ2時間。むかし日曜洋画劇場でやってた時は、いい感じにだいぶ刈り込んでたんでしょうね、さすがにメリハリの乏しい2時間は、ちょっと長く感じます。 でも、全体が長い分、最後の一騎打ちの場面にもたーっぷりと時間をとっていて。場面を次々に変えながらどこまでもどこまでも続いていく闘い、このしつこさは、見どころと言ってよいでしょう。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-10-21 11:19:22)《改行有》

2802.  銀魂 ま、とりあえず、こんな作品をこれだけ自信満々に作って見せる、ってのは、ご立派なことであると思います、ハイ。     なかなかこのノリには、ついていけませんが・・・[地上波(邦画)] 6点(2018-09-11 20:55:20)《改行有》

2803.  ヘルレイザー3 ヘルレイザーと言えば何と言っても、顔中に焼き鳥の串を刺したあのピンヘッド氏ですが、本作の前半は、ヘンなオブジェの中から顔だけ出して、頼りなくも情けないお姿に。そんな姿で、いくらオドロオドロしいことを言ってもみせても、ねえ。 しかし元の姿に戻ってからは大暴れ、まさに殺戮の嵐、と言いたいところですが、CDが飛んできて顔に刺さるとか、かなりトホホな殺戮でして、ええ、もちろんこういうの、大好きですよ。さらには街中でのちょっとした破壊活動にまで発展。 ピンヘッド氏の仲間の魔導士も、これまではただ顔が面白いだけで無害そうな連中でしたが、今回は妙にメカニックで強そうな連中が登場。 一作目のボヤボヤっとした田舎じみた感じの因縁話も良かったですけど、こういうバカバカしいスペクタクルも、良いですなあ(変に技巧ぶった映像が、これまたアホらしくて良い)。 ただ、どうしてこうも最期があっけないのか・・・[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-09-08 12:41:13)《改行有》

2804.  地獄のコマンド いや~ようやく見ることができました。って言っても映画の存在自体をほぼ忘れておりましたが。 ゴールデン洋画劇場でやる、っていうので、見たかったんですけど、その放送日の私は、大学入試の1日目。しかもその日の首尾たるやそれはもう惨憺たるモノでしたから、地獄のコマンドなんて見てる場合じゃない。しかし、もしあそこでヤケ起こしてチャック・ノリスのアクションを堪能していたら・・・幸い2日目の試験で挽回できたらしく、2週間後の合格発表で無事、肩の荷を下ろして、ホテルのテレビで見たゴールデン洋画劇場の『ターゲット』(85年)の、何と面白かったことか。 と、どうでもいいことばかり書きましたが、要するに、この『地獄のコマンド』、私の人生に何の影響も与えていません、ハイ。なのでどうかご安心ください。 それにしてもこの作品、どっからどう見ても安そうな、キャノンフィルムズらしさ溢れる一本なのですが、何だかよくワカラン軍団がアメリカに上陸して破壊活動を繰り返し、戦車までも登場する一大バトルに発展する、という、なかなか豪快な一本でもあります。まさに「なんちゃって超大作」です。 テロ軍団のアメリカ侵攻計画は、テロリスト曰く18時間ほどで完了するらしく、なるほどこうやって物語にタイムリミットを設けたワケだ、と思いきや、その後、適当に昼のシーンと夜のシーンが入り混じり、何日経過したのかわからなくなってきます。多分、どうでもいいんでしょう。 破壊活動を繰り返すと言っても、どこやらの田舎町で民家を壊したりする程度で、何がやりたいのかさっぱりわかりません。わかりませんが、少ない予算でなるべくたくさんの破壊シーンを見せようと思えば、やっぱりコレしかないでしょう。 脈絡なく破壊が繰り返され、そこに脈絡なくチャック・ノリスが(少し遅れて)やってきて、敵を成敗する。敵の方でもなぜか妙にチャック・ノリスのことを恐れ、警戒しているんですけど、何ででしょうね。何でかワカランけど、とりあえず「さすが、我らがヒーロー、チャック・ノリス」という感じになってます。なってますけど、基本的に支離滅裂ですね。物語の繋がりも何も、あったもんじゃない。 というワケで、「なぜそんなトコロを破壊するのか」「なぜそこにいつもチャック・ノリスが現れるのか」とかいう疑問は完全に無視したままアクションが羅列されてるのですが、物語が無い分、破壊活動の描写は結構、丹念に描かれているし、クライマックスはド派手にちゃんと盛り上げているし、何よりチャック・ノリスのチャック・ノリスらしさが堪能できる。 こんなイカした作品を、私は28年半も見逃していたんだなあ。ま、別にいいですけど。[CS・衛星(吹替)] 6点(2018-08-16 19:54:44)《改行有》

2805.  皆殺し無頼 《ネタバレ》 主人公が、まるで若い頃の千葉真一みたいにドーラン塗り過ぎで暑苦しい。ってのはともかく。 およそ役に立たない相棒がいたり、スゴ腕のライバルみたいなヤツがいたり、少年との交流があったり、と、主人公の側の登場人物については王道クラスの充実ぶりなのですが、肝心の敵は、ちょっと物足りない。 オバチャン、なんです。 オバチャンの部下ども(じゃなくて兄だっけ。貫録の面から部下としか思えぬ)もそれなりに頑張るので(それにしたって、殺傷能力の低い武器でのリンチシーンだけど)、終盤の銃撃戦なんかは結構盛り上がります。主人公はともかく、ライバル格の方が頑張る。 そして意外なラスト。なるほどと思わせる。そう思わせてくれるのも、やっぱりライバル格の方。 要するに、主人公が頼りなさすぎるのでした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-08-16 11:44:38)《改行有》

2806.  摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に いや懐かしい。とは言っても、何回観ても面白さがイマイチよくワカランのですけどね(笑)。 サクセスストーリーとは言え、やってる事と言えば、オバさんに体売ったことと他人の手紙を盗み見たくらいのもんでしょう。 などと言っては身も蓋もないですね。そういう少々困った主人公ではあっても、マイケル・J・フォックスが演じていると何だか憎めないんです。同じ会社の中でありながら、スーツを着た人たちとカジュアルな服装の人たちがいて、それぞれ別の世界を形成しており、ほとんど階級社会。その両者の間を、まるで一人で「王子と乞食」を演じるみたいに器用に行き来してみせる。彼が最後にどうやって成功するかよりもむしろ、そこに至るまでの、何ともテキトーな器用さが魅力になっていて、これで態度がデカかったらヤな奴ですけれど、ここでマイケル・Jの背の低さがまた、大いなる武器になってます。ほかの俳優が演じてたら、これだけのヒット作にはならなかったのでは。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-07-01 14:33:06)《改行有》

2807.  ロンドンゾンビ紀行 今世紀に入ってロメロ式のゾンビ映画は飽和状態、ド派手な火器でゾンビを蹴散らすなんてのも目新しくはなく、もはや作中でもロメロ式ゾンビが公知のものになっちゃってる、というお手軽モード、なんですが。 しかし本作、ゾンビに立ち向かう老人たちに、諦念のようなものがそこはかとなく感じられて、なんとなく良いではないですか。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-07-01 14:00:59)《改行有》

2808.  007/消されたライセンス 今回は、邦題にもある通り、ボンドが殺しのライセンスをはく奪される、というのがポイント。かと思いきや。コレ、単に、「今回の敵は国際なんちゃら組織みたいな大層なものではなくって、チンピラみたいなオッサンなんですけど、勘弁してください」という言い訳にしかなってないのが、何ともかんとも。 とは言え、相手は名うての麻薬王ですから、油断はならないのですが、そうは言っても、実際にはあのグーニーズのワルモノ一家の兄貴ですから、ねえ。あまり貫録はありません。麻薬王も所詮は一市民、多少豪華な船は持ってても、「謎の巨大海上基地」みたいなのは決して登場しない。その点では、荒唐無稽さはナリを潜めてますが、その分、地味。私怨から戦っているボンド、という設定も、ほとんど活きてません。もっとも、基本的にはこうやってスマしているからこそのボンド、であって、そこは期待を裏切りませんが。 クライマックスのトレーラーを使ったアクションは秀逸。オリジナリティあります。でもそこに至るまで、あまり見どころがないんだなあ。このトレーラーの爆発シーン、テレビの怪奇番組でよく「一瞬、炎が手の形に!?」とか紹介されてましたけど(ザ・カーじゃあるまいし)、そういう部分でしか言及されてこなかった、やや地味な映画。 でもやっぱり、最初の方に登場する(ある種、恒例の)スカイアクションは、ホント、いいですねえ。ムーンレイカーで軌道を外れ切った後の5作を担当したジョン・グレン監督の、それでもあの荒唐無稽さを決して否定しないこだわり、なんでしょうねえ。[CS・衛星(邦画)] 6点(2018-06-16 02:29:46)《改行有》

2809.  ヘル・レイザー 《ネタバレ》 入手したルービックキューブもどきのパズルがうまく解けずに憤死(?)したオジサンが、死んで朽ち果ててるんだけど生きている。そういう、何かよくわからんヤツが何かよくわからん形で生きてます、ってのが、クライヴ・バーカーの好みなんですかね。ミッドナイトミートトレインに出てくるやみくろ(じゃないけど)なんかもその一種でしょう。自分の家のどこかに、そういうミョーなヤツが住んでいる、というイヤラシさ。狭い我が家ではとても考えられません。家が広いっていいよなあ。よくないけど。 で、肉体はボロボロになっているけど生きてるそのオジサン、人間の生血を吸収しては徐々に体を蘇生させていく、というハムナプトラ方式。だけどこちらはCGではないホンモノのヌメヌメ感があって、イイんですね。いや、イヤラシイんですね。 で、復活して何をしようかっていうと、生前のごとく、弟の嫁さんとの浮気を続けようってんだから、どうしようもない。なんか魔道士とか何とかいう変な妖怪みたいな連中に狙われてるのにねえ。 それにしても例のピンヘッド氏。黙ってるとイイ感じなんですが、しゃべるとまるで迫力がない。なんとも素朴。ま、こんな感じで、異界の連中がフツーに存在してフツーにしゃべってる、ってのがクライヴ・バーカーの好みなんでしょう。 むしろ、オジサンの弟氏が「知らぬは亭主ばかりなり」にもほどがあるマヌケぶりで、見てる我々もイライラするくらいなんですが、最後にオジサンに皮膚を奪われ、オジサンの顔がマヌケ弟の顔となり、マヌケ顔のまま、恍惚としながらギタギタにされる、ってのが、本作の最大のインパクト。 監督・脚本クライヴ・バーカー。(いくら非現実世界の物語とは言え)登場人物のセリフや挙動に違和感ありまくりだったり(特に娘。でも可愛いから許す)、せっかく作ったクリーチャーとばかりに画面に登場させ過ぎてかえってインパクトを薄れさせたり、音楽が重厚過ぎてマッチしてなかったり、と、いろいろヘンなところはあるのですが、彼のイマジネーションが自由に炸裂したユニークな作品となっております。 ところで弟の嫁さん、ちょっと老けすぎだろー、と思うのですが、うん、これもきっと、クライヴ・バーカーの好みなんでしょう。ほんまかいな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-06-02 16:18:24)《改行有》

2810.  トレイン・ミッション ジャウマ・コレット=セラ&リーアム・ニーソンのコンビが、今回もやってくれました、ますます理不尽なシチュエーション、辻褄という観点ではもう崩壊寸前なんですが、その際どさに踏み込んでこそ、サスペンス・ミステリの真骨頂。彼らの挑戦は続きます。 という訳で、今回も辻褄より謎を優先することで、不安感をあおり、先を予想させないウマさが確かにあるのですが・・・やや不満も。謎は謎で結構なんですが、その謎解きの過程がいまひとつの印象で、各座席にクリップされたチケットが手がかりの一つなんですが、コレをチェックして回るってのは、ミステリ映画としては正直、あまり見栄えがせず、さほど面白くないんですね。 途中、意外な事件もあるし、アクションもあるし、誰を信用していいのかわからないサスペンスもあるんですが、主人公を追い詰める決め手が、妻子が誘拐された「かもしれない」ってのがちょいと弱い。主人公が追い詰められ切れてない感があって、緊張感を持続させ切れない。 殴り合いのシーンなど、アクションに関してはなるべく迫力を出すような演出がなされているのですが、少し荒いかな、とも。もう少し丁寧に見せる部分があってもよろしいかと。 すみません、事前に期待しすぎた分、辛口になってるかも知れません(バルカン超特急やら大陸横断超特急やらを思い出させてしまうのも、不利な点かも)。でも、ぜひ今後も、こういう理不尽気味の作品を作り続けてください。 それにしても、通勤列車の路線らしからぬ、なかなか素敵な景色でありました。[映画館(字幕)] 6点(2018-04-19 03:47:46)《改行有》

2811.  復讐無頼・狼たちの荒野 邦題からも雰囲気が想像できるように、マカロニウェスタン風の作品ですが、題材はメキシコ革命。革命の闘士たる奔放な男テペパの姿を、イギリス人医師の目を通して描いて、二人の間の友情とか憎しみとかが、そこに絡んでくる。物語はまったく違うんですが、この二人の相貌を見ていると何となく、『アラビアのロレンス』みたいなのをイメージしてたんじゃないかな、と思えてくる。 それだけに、ものすごーく後味が悪いんですけどね、コレ。後味悪いだけじゃなく、二人の関係への踏み込みが浅くてもうひとつ盛り上げられてない感じ。。。 敵役として登場する大佐、これがまた途轍もなく悪そうな顔をしたオッサンで、はい、そうなんです、オーソン・ウェルズなんです。ここまで悪そうな顔だっけか、というくらい、見事なハマリ役です。とはいえ、他の人でも務まりそうな役ですが、ま、一応、本作の見どころということで。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-04-08 09:18:12)《改行有》

2812.  バレット(2012) スタローンだとかウォルター・ヒルだとかジョエル・シルバーだとか、80年代なら無敵の顔ぶれといったところですが、今更・・・というのもあって、だから逆に、どんな意地を見せてくれるんだろう、と期待もしちゃうんですけどね。 残念ながら80年代の残り香もなく、単に、スタローン、すっかりジジイになっちゃったなあ、というありきたりな感想。 とりあえず歳はくってもマッチョなところはみせておこう、と、『レッドブル』の冒頭でシュワがハダカで戦ってみせたみたいに本作でもスタローンがプールサイドで乱闘やってて、こういう肌むき出しでの乱闘ってのは、痛そうというか、怪我しそうというか、そういう生々しい感じがあるんですけどね。ただ、歳食ってまでそれをやらんでも、他に何かあるでしょうに。 前科何犯だかの主人公の、過去の逮捕時の写真ってのが次々に出てきて、いかにもスタローンの過去の映画を振り返ってるようで(これランボーそのまんまやんか、と言いたくなる写真もあったり)、こうやって年齢重ねてきました、というのはいかにもハードボイルド作品向けのおいしい「ネタ」だと思うんですけどねー。どうしてハードボイルドのまま突っ走らずに「マッチョ系スーパースター」としての顔を出そうとしてしまうんでしょうねえ。って、まあ何せ、スタローンですから。 という訳で、ジジイにしてはスーパースター過ぎて、しかしスーパースターにしてはジジイ過ぎて、しかもお約束的に登場する「相棒」役ってのがワイルドスピードに出てたパッとしない俳優なもんで、この二人で映画を持たせるのはちょっとキツイなあ、と思ってしまうのでした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-19 22:29:52)《改行有》

2813.  マイティ・ソー どこぞのムキムキ王子が地球にやってきて一騒動。要するにこれは、キン肉マンみたいなシステムなんでしょうか。 前半の神話的世界と、後半のカルチャーギャップネタ(と言ってよいのかどうか)との二段構成から、それを一つにまとめていくクライマックス、オモシロいっちゃあ、オモシロい。んですけどね。でも。 ケネス・ブラナーが監督しようが誰が監督しようが、結局、こうなっちゃうのか、という、CGによる均質化。物語はと言うと、王、ソー、ロキの関係はこれ、もしかして「リア王」のグロスター伯、エドガー、エドマンドの関係なのか?と思うけれど、踏み込み不足で、「リア王」ほどの峻烈な印象には程遠い、いかにも中途半端な描かれ方。 ナタリー・ポートマンとの関係に至っては、もはや軽薄としか言いようがありませぬ。 でもあのロボットみたいなヤツは、ちょっとカッコいいぞ。どうしてよりにもよってこんな場所で、という、ド田舎での死闘。何となくスーパーマンII冒険篇あたりを思い出したり。[CS・衛星(吹替)] 6点(2018-01-31 23:24:23)(良:1票) 《改行有》

2814.  ザ・ドリフターズのカモだ!!御用だ!! ドリフ映画って、東村山音頭で志村けんさんがブレークする前に終わっちゃったので、加トちゃん中心、ということになるのですが、あと1年、シリーズが続いてたら、どんな映画になってたんだろうな、なんて思ったり。 子どもの頃、年末年始によくテレビでドリフ映画を放送してて、正直、8時だヨ全員集合とかドリフ大爆笑とかから期待するほどには面白くないな、とか思ってたんですが、逆に言えば、テレビみたいなドタバタオンリーではなくって、ちゃんと物語に仕立てている。 とは言え、本作などでも、ラストの結婚式場での騒動なんか、もはや、なぜこんなところでこんなメチャクチャやってるのか、もうワケがわかんないんですが。 それにしても、笑いには厳しいといういかりや長さんがなぜ、決して5人が5人ともが名コメディアンとは言い難いこのメンバーでドリフやってるんだろう、と思ったりもするのですが、こういう映画を観てると、確かに5人の個性がうまく分かれていて、それぞれの役にピタリとはまっている感じがして、ああ、長さんはこういうチームプレーを目指してたんだな、と改めて思います。中でも凡人の代表みたいなブーさんが、映画では意外にいい味出してたりして。 でもって、いかつい顔の長さんが、イジられてナンボ、ヒドい目にあわされてナンボ。特にこの作品では刑事役なもんで、少し銭形警部なんかも思い起こさせるものがあったり。そう、ギャグの中心を担っているのは加トちゃんのようでいて、実は長さんが周りと「ズレてる」ところにこそ、オモシロさがあったりする訳で。 そうは言っても、やっぱり、それほど面白くないんですけどね・・・[CS・衛星(邦画)] 6点(2018-01-10 22:25:33)《改行有》

2815.  大襲撃(1964) オーディ・マーフィ演じる大尉と先住民との戦いから物語は始まるのですが、一応、先住民は「話せばわかる」という存在として描かれており、それに対し白人どもがあれこれ理不尽な事をするもんで、事態は紛糾し、ついに両者の激しい戦いに至る、という訳で、それなりに、先住民寄りの立場で描かれていると言えなくもないのですが、それもあくまで白人側の目を通したものであるところが、時代の限界と言えば限界なんでしょうかね。 族長の息子に英語をしゃべらせたり、先住民の血を引くヒロインを登場させたりして、主人公の目を先住民の方に向かわせていくのですが、どうもなんだか、作品全体を通じ、先住民に対する視線が、動物愛護におけるそれと同じもののように思えて。 たぶん、反捕鯨団体の人々からみたら、日本って、この映画の「悪い白人」と同類のように見なされてるんじゃなかろうか。 悪人どもは、自らの欲望のために先住民の居留地を荒らし、そのためには姑息な手段もいとわない。主人公は正義感に燃え、正義感さえあれば先住民とも心が通じあい、場合によっちゃあ彼らは簡単に折れてくれる。 このいかにも表面的な後味の良さが、かえって後味悪く思えるんですよね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-01-07 11:00:16)《改行有》

2816.  フェイク 実話もの。という訳で、そりゃま、潜入捜査官って大変だなあ、とは観てて思うのですが、それだけだったら、ドキュメンタリの方がいい、ってことになっちゃう。 この作品、別に、ミスキャストという訳ではなくって、むしろ、役にあった俳優が起用されてるような気はするのですが、ハマリ過ぎてるというか、ドラマを作り出すような意外性が無い。時には苦悩を示したり、いらだちを示したりもするけれど、ジョニー・デップは最初から器用そうだし。例によってアル・パチーノは最初からダメ親父で、マフィアらしいコワさをまるで見せないし。意外な一面、というものを見せないから、変化も乏しいし、二人の関係というものも、ストーリーを追えばそりゃ深まって行ってることになるんだろうけど、もうひとつそれを感じさせるものがない。 マイケル・マドセンはさすがに不気味さをもっているけれど、それを出し切れず肩透かしなのは、「実話」優先の弊害なのか、何なのか。 変化が乏しく、その分、妙に俳優たちが余裕を感じさせる中で、余裕なくひとり頑張るアン・ヘッシュが、かえって浮いてしまうのが皮肉。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-01-02 12:33:21)《改行有》

2817.  バーニング・オーシャン 実話ってのに、弱いのよね~~~。 とか言いたくなるのも大抵は、映画化に向けうまくアレンジしている場合であって、事実というものにあまり縛られると、映画は苦しくなってきます。本作も、こんな事故がありました、脱出しました、あ、言い忘れてたけど11人も亡くなったんです、という大枠に縛られてしまって。その制約内で、確かに凄まじい作品に仕上げてきているのですが、反面、観ている間スペクタクルシーンを待ち焦がれている不謹慎な自分に、居心地の悪さを感じたり。 人間があまり描けていない、という批判、まー実際そうなんだから仕方がない。いやこれだって、実話という制約内で、何とか登場人物を印象付け、何とかドラマを作ろうとしているのですが・・・こういう路線で行くんだったらいっそ、「メカ」をもっと描けばいいのにね。などと思うのは、これは個人的な好みかも知れませんが。ディープウォーター・ホライゾンという、メカに埋め尽くされた、独特の舞台。到着したマーク・ウォールバーグがあちこちに顔を出して、他の登場人物たちを我々に紹介していく形になるのだけど、それと同じくらい、この「メカ」たちを、我々に紹介してくれればいいのにな、ってなことを思いました。 圧倒的な機械群が、圧倒的に破壊され、作業員たちに圧倒的に襲い掛かってくる恐怖。それをもっと、描いて欲しかったなあ。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2018-01-02 11:27:18)《改行有》

2818.  ラ・ブーム こういう何の変哲もない映画が、なぜか国内外で大ヒットしてしまう。世の中何が起こるかわからないもの。主演にソフィー・マルソーが起用されてなかったら、知られざる無数の映画の一本となっていたのでしょうが。 私などはソフィー・マルソーと石野真子の区別もつかないので(ウソ)、あの当時のラ・ブーム・ブームというのは(そういう言い方あるのかどうか)ピンとこなかったんですが、そういえば、親父役のヒトと芦屋小雁の区別もつかないんです(ウソ?)。 物語も何だか有るような無いような、印象としてはソフィー・マルソーの恋愛モドキが映画の2~3割、両親の浮気騒動が4~5割といった感じ。足しても10割になってませんね、ははは。 ところどころ場面が省略される面白さがあって、例えば、ソフィー・マルソーが親父と車に乗った筈の場面、次のシーンで彼女の横で車を運転しているのがバアサンだったりする。 だけど全体的にはテンポがいい訳でもなく、むしろやや長いかなあ、と。このダラダラ感が、「青春」というものなのかも知れませんが。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-26 09:23:52)《改行有》

2819.  プリデスティネーション 時間旅行ネタの合わせ技一本。よくもまあ、こういうこと考えるねえ、と感心しつつも・・・。 一人の人物が、物語の進行に伴い男性に見えたり女性に見えたりする、まるでだまし絵のような面白さがあるのですが、それだったらいっそ、時系列が入り乱れる中で、各場面そのものが物語の進行によって様々な意味を孕むような、映画自体がだまし絵の構成になってたら、さぞかし面白くなってただろうに、などと思ってしまいます。だけどなかなかそうはいかない。物語を複雑にしてしまった分、構成までも複雑にするわけにいかず、なるべくわかりやすく物語を提示しようとしてしまう制約。だもんで、段取りよく背景が解き明かされてゆき、多分そうなるだろう、ああやっぱりそうなるね、といった感じの繰り返し。意外な物語であるハズなのに、意外なほど、意外性が無いのです。 一本の映画に仕上げるにあたって、物語を「膨らませた」というより「引き延ばした」印象を受けてしまう、というのも、いただけません。冒頭、バーで二人が会話を交わす場面なども、物語の単なる助走部分に過ぎないような空疎な感じがしてしまって。 劇中何度も、タバコとその煙が登場するのが、危ういバランスの上に成立しているこの物語の不安を象徴しているようでもありますが・・・。[DVD(字幕)] 6点(2017-11-26 08:49:44)《改行有》

2820.  座頭市逆手斬り ニセ座頭市登場の巻。って、TVの水戸黄門じゃあるまいし。 この憎めない男を演じているのが寛美さんで、どうしてもこういう人が映画に出てしまうと、少々浮いた感じにはなってしまうのですが、とは言え、これも一種の映画史における奇跡でも言いますか、二人の名優が噛み合わない演技をぶつけ合う、なかなか貴重な光景ですから、それも含めて何だか憎めないんですね。それにしても寛美さんが大映に出演、どういう背景なのでしょうか。ちなみに同年の次作(地獄旅)には、今度は子役で直美さんが出演してたりするのですが。 本作、海辺に佇み、見えない目で海を「見よう」とする座頭市、なんていうちょっとポエムなシーンもあるけれど、百叩きの刑を受けながら涼しい顔をしていたり、本人がそばにいると知らずに自分の悪口を言ってる連中に、わざわざイヤガラセをしてみたり、だいぶお茶目な座頭市が登場します。なのに、いざ殺陣となると、まー斬るわ斬るわ。クライマックスの斬り合いでは、もはや収拾がつかなくなってしまった印象のまま、早々に映画が終わってしまいます。早っ。[CS・衛星(邦画)] 6点(2017-10-29 14:52:32)《改行有》

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