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プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

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2961.  ロスト・イン・ラ・マンチャ このドキュメンタリーのスゴイところは、撮影済みのフィルムを見ても何が何やら、傑作をサッパリ予感させない点。それから、テリー・ギリアム監督、疲弊し切ってはいるものの、どーもあんまり懲りてなさそうな点、ですかね。人の不幸は蜜の味、とは申しますが、これは不幸とは一味違った味わいですな。構想10年、制作費50億、最後まで完成させるのがよかったのか、ここでポシャったほうが小さい傷口で済んだのか。まあでも、コレを壮大なムダと呼ぶのは結構ですが、実はコレをはるかに超えるムダが日本にはゴロゴロしてるわけで・・・たとえば私が以前関わった国家プロジェクト、100億円かけて研究設備作って、なーんも成果出なかったし、成果が出るわけもない体制だったし、まー要するに、お役人さんが天下り先確保のために作った外郭団体に過ぎなかったもんなー。こういう税金の無駄使いも、せめてドキュメンタリーとして残せば、日本以外の皆さんにはそれなりに楽しんでもらえるかもしれない・・・。[DVD(字幕)] 7点(2005-08-01 22:53:09)

2962.  フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン) 異常なスピードで成長を続ける謎の少年! その謎を解明すべくフランクフルトへ赴いた高島忠夫が掴んだ事実とは・・・。ドイツ人博士(声はナゼか熊倉一雄)曰く「彼がフランケンシュタインかどうかは腕を切断すれば判る」・・・もうちょっと穏やかなマシな方法無いのかよ~とツッコんでくれると思いきや、神妙な顔でうなずく高島忠夫。しっかりしろ~。しかし、あくまで自分の研究にこだわる彼のマッドサイエンティストぶりが、端正な顔立ちにミスマッチし、ちょっと作品に深みを与えているような与えていないような。逃亡の末、北へと移動を続ける少年、巨大化すると、服もちゃんと伸びているのは、まあお約束か。クライマックスは、あまり必然性もなく現れたバラゴンと、巨大化したフランケン少年との死闘! 動きの素早いフランケンに対し、何とも動きにくそうなバラゴン、死闘と言っても、何だか、フランケンが一方的に責めているようだけどワザに重みがなく、あまり効いていない様子。ちょっと闘いが噛み合ってないなあ・・・。[地上波(字幕)] 5点(2005-07-04 23:43:02)

2963.  ミリオンダラー・ベイビー ・・・この映画を観て以来、レビューが書けなくなっちゃったのよ。仕方ないのとりあえず代わりにイーストウッドの別の作品に書き込みしたけど、う~ん、ダメだ。と言うわけでワタシしばらく沈黙しておりました。とにかくタマラン映画でした。この状況を打開するため、何か書いてみよう。そうだ、思い切ってケチをつけてみよう。気になったのが、試合のシーン。「強いパンチより効くパンチ」なんてこと言っときながら、やっぱり大味なファイトシーン。ボクシングの試合を見慣れた目には、やはりどうにも嘘臭く見えてしまう、オーバーアクション。あるシーンなど、観ててホントに笑っちゃったよ。いや確かに全体的には、他のどの映画にも負けない熱っぽさのある迫力ではあるのだけど、やはり映画の描写としてはこの辺りが限界なのか・・・(ロッキーよりもよくできてるって?まああれは怪獣映画なので・・)。 とか何とか言いつつ。私の無謀な言いがかりもこの辺が限界か。私の負けは決まってる。妻と映画を観に行けば、帰途は映画についてアレコレ馬鹿話するもんだけど(照れもあるので)、でもこの日ばかりは二人とも無口になってしまいました。映像の陰影とか、喧騒と静寂の交錯とか、映画を冷静に分析できたらカッチョいいなとは思いつつ、今回はいきなり断念、ただ「泣いちゃった」、これに尽きます。あと、弦楽器による控えめな音楽がとても魅力的で、担当は誰だろうとクレジットに注目してたら、なんとこれもイーストウッド? ちょっとショックでした。アンタ、ほんまエライわ。参りました。では、最後にちょっと独り言。≪ちょっとネタバレ≫・ラストシーンの意味、あれは「フランキーがついにレモンパイの店を買い占めたのだ」という説もある(?) ・病院でのマギーの姿に、かつての北斗晶の姿を見た気が。もしこの後彼女がフランキーと結ばれれば、間違いなく「鬼嫁」になったハズ! ・失礼しました。[映画館(字幕)] 10点(2005-07-04 23:14:35)(良:1票)

2964.  アウトロー(1976) 南北戦争を背景に、家族を殺されたひとりの男の逃避行&復讐譚、という体裁ではあるのですが、アメリカの歴史のさまざまな暗部が、そこには織り込まれています。一筋縄ではいかない作品です。南北戦争の陰では多くの民間人が非道なる暴力の犠牲となり、さらにその陰には迫害を受け続ける先住民がいる・・・。さすがにアレコレ詰め込みすぎで、散漫の一歩手前、という感じが無きにしも非ずですが、それがこの映画の場合、決してヤな感じではありません。映像的にも、背景・奥行きへ配慮した丁寧な作りとともに、時に挟まるアヤしげなレオーネ風味など、大胆な演出もしっかり織り交ぜ、まさに大作の風格を備えた作品となっています。印象的な陰の演出。イーストウッドの表情が見えにくいので、ますます画面に目をこらしてしまう! ずるい(笑)。でもその分、ラストの一騎打ちはまさにイーストウッド怒りの表情の見せ所、震えがきてしまいました。ところで歴史の暗部と言えば、「イーストウッドをタブラかすソンドラ・ロック(?)」というハリウッド史の暗部(??)すらも、この映画には反映されていると言う・・・。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-06-12 23:16:38)(良:2票) 《改行有》

2965.  野獣暁に死す マカロニ・ウェスタン、いや正しくはスパゲッティ・ウェスタンか。しかしこのスパゲッティ、何故かウドンが混じっている。何の説明も無く。でも結構うまく溶け込んでるナア。ウヒョヒョ。仲代達矢ってこんなにイタリア語が上手かったのか!?って、吹き替えか。舞踏のような身のこなしの戦い方が実にスバラシイ。さすが俳優座出身は一味違うネッ。この映画、ストーリーの方は、これはまさにどうでもよくて、適当に仲間を集めて敵と戦って終わり、というヒネリのない展開。主人公と思しき冴えない連中が、ウダウダと仲間を集めていくが、合間にはさまる颯爽たる乗馬シーン、その背景に流れるホノボノとした音楽が必聴。この腰砕け感を堪能すべし。エキセントリックな仲代との対比、これぞまさに絶妙、と言えようはずもなく。普通、日本の俳優が外国映画に出てると、「すごいなあ」とトテモ名誉なことに思えて来るんだけど、この映画ばかりはどうしたって、「仲代ほどの俳優がナゼこんな映画に?」という疑問が真っ先に来てしまう。貴重な映画でございます。[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-06-07 22:16:25)

2966.  クライ・ベイビー 青春ミュージカルの形を借りていますが、正体は、ブサイクの饗宴、魑魅魍魎の地獄図です。そりゃまあ、ウンコ食ったりしない分、マトモと言えばマトモですが、でもほとんどすべてのシーンが何かヘン。この映画は、一体何が言いたい作品なのか? それはただ、「ジョン・ウォーターズここに在り」というただ一点。という、自家発電的な要素しかないんだけど、芸術とは自己表現そのものである。他人への迎合は不要であり、世間に受け入れられるかどうかは付随的なものだ。そういう意味ではこれはきわめて真っ当な芸術作品と言えるだろう。とかいうレビューは、他の映画で書くべきだったなあ。[地上波(字幕)] 7点(2005-06-07 21:39:05)

2967.  丹下左膳 百万両の壺 どっちかっつーと無口で大人しい役の方が似合いそうなトヨエツと和久井映見が、威勢よく啖呵を切りまくる! 見ててこんなに不安を誘うものもない。いや、二人とも堂々と役をこなしているんだけども、果たして映画の最後まで演じきれるのか、もしや途中で「もう限界です、こんな役、自分に向いてません」とギブアップするのではないか・・・。他にも、屋内シーンが、天井に蛍光灯が釣り下がっているのではないかと思うほど異常に明るかったり、子供のアタマが強烈なまでにカツラっぷりを示していたり、ロケのシーンでは異常なまでに「まとめ撮り」っぽかったり、不安な要素が次から次へと。オチオチ安心して映画を見ていられない、このスリル感。どうやらワザと変なテイストにしているらしい。らしいのはいいけど、引き締めるとこはちゃんと引き締めてくれないと、ただの手抜きに見えてしまう。だもんで、リメイクとしてもパロディとしても物足りない感じは否めません。ところで、変に大仰なバカっぽいシーンになると、つい「最近のチャン・イーモウっぽいなあ、うはははは」と心の中で笑ってしまいます。意外な映画同士が意外な接点を持っているものですな。うははは。[DVD(字幕)] 6点(2005-06-04 03:42:34)(良:2票)

2968.  アイ,ロボット 最近はミイラ男もゾンビも割と俊敏に動くので、ロボットだって身軽に飛び跳ねたってよいのではないか、という感じの映画ですが、それにしてもメチャクチャ運動神経がよろしい。しかしっこのCGロボットの質感の欠如。こんなのがいくらウジャウジャ襲ってきても全然怖くない。ロボットだけじゃなく、人間まで軽々とふっとんでいく。ロボットに食って掛かった少年が、ロボットに殴られて吹っ飛ばされたのに、まるで痛そうでなく、ただ驚いた表情をしている。これは笑ってしまいましたが、こういった緊迫感の無さにはちょっとガッカリ(パニック映画好きとしては、多少安っぽく見えてしまっても、ロボットはやはりCGではなく生身の人間が演じた方がよかったんじゃないか、とすら思えてしまう)。ストーリーの方はというと、これもベタな展開、いくつかの手掛かりを元に博士の死の謎を追うミステリ仕立てかと思いきや、大したヒネリも無い。思わせぶりに示された手掛かりにも、さほど意外性のあるオチがつくわけでもなく。結局、人間存在にまつわる説教臭いテーマをうまく映画的に処理し切れず、「ハイ、こういうテーマをこういう風に描いてみました」とばかり、「ほどほどの作品」に纏めてしまった感じがします。ウィル・スミスの一人相撲を延々と見せられた感じも拭えません。[DVD(字幕)] 5点(2005-06-04 03:02:54)

2969.  ゴジラ対メカゴジラ 子供の頃に観た時の印象は、「この映画のゴジラは顔も歩き方も何だかカワユイなあ」という事と、「メカゴジラの派手な飛び道具で悶絶してたくせに、唐突にゴジラが立ち直って、あっけなく終わっちゃったなあ」という事。で、この度観直してみると・・・まあ、概ね記憶どおりでしたかね。ストーリーや設定の細かいところは忘れておりましたが、いや、なかなか味わいがありますな。松島博士、専門分野は一体何なんだろうか。謎の金属の正体が「スペースチタニウム(←!?)」である事を突き止め、宇宙人に遭遇してもまったく動じず、メカゴジラの故障を容易く修理してしまう。さすがはノーベル賞を受賞したというだけのことはありますね、科学のあらゆる分野に精通している!田中耕一さんだってこのくらいのことは朝飯前なんでしょうなあ。そうそう、宇宙人に遭遇しても動じないのは、こりゃまあ道理であって、宇宙人とは言ってもどう見ても普通のオッチャンだからね。葉巻をくゆらしながら、日本語で独り言をつぶやく宇宙人。七三分けの髪型もバッチリきまってるぜ! 基地の壁には何と壁掛け時計が! いやあ、この緊張感の無さ。で、とりあえず何やかんやで古代の予言通り、キングシーサー復活! でも寝てるぞ! 宇宙人はメカゴジラに指令を出す、さあ今のうちにやっつけちゃえ! マイクでメカゴジラに指令を伝える宇宙人、実にアバウトな指令だ。一方、シーサーを目覚めさせるために何故か歌い始める女性!なかなか起きないから2番まで歌ってしまう。無事目覚めたシーサーに加え、ゴジラも登場。「キューピー人形の体勢で空を飛ぶメカゴジラ」対「ロシアのインチキ超能力者みたいな電磁石ゴジラ」の死闘の顛末はいかに! と、まあ見所の多い映画ですが(うはは)、前半のコンビナート炎上シーンなど、スペクタクルシーンは意外にも冗談抜きで見ごたえありました。というのも、特技監督が中野しょーちゃんなので・・・。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-06-04 01:35:22)(笑:1票) (良:2票)

2970.  雨あがる タイトルが出た瞬間の音楽に、おお、武満徹がよみがえったのか!と一瞬思いました。ホントに一瞬だけですが(笑)。でも、この映画、意識的にちりばめられた黒澤テイストが、楽しい作品ですね。なんと言っても登場人物のコギタナさ。いやはや汚い。いやそうじゃなくて、あの、主人公がひとり森に入って行くシーンの、草木の強烈過ぎる緑色。これはもはや、鮮烈というよりは、グロい・・・。そうそう、こういう色を見ないと、黒澤カラー作品を観た気がしないもんね。そしてストーリーがまた何とも楽しくて、後から思えば少々作為的なストーリーのような気がしないでもないけど、観てる間は気にならない。最初の方で得体の知れない宴会を延々と見せられて、「何じゃこの映画。うーむ、どこに着目して楽しむかねえ」と迷っていたら、喧嘩の仲裁をきっかけに突然物語が動き出し、結局は物語にひきつけられちゃう。語り口はやわらかいんだけど、物語の中に潜んでいるのが「優しさの持つ罪」みたいな、一種残酷な面もある。寺尾聡が意外に(?)軽い身のこなしを見せながらも、素朴な侍を素朴に演じきることで、逆に人間性というものの深みが表現されているように思います。一方、殿様の方、イヤ実は三船ジュニアが演じてるとはツユ知らず、「エラく三船敏郎を意識した演技だなあ(あまりうまくないけど)」と思いながら観てたんですが、冒頭で三船何とかさんという名前がクレジットされていたことをフト思い出して、合点がいった瞬間、ニヤリとしてしまいました。というわけで、まあ、いろいろ批判もあるかもしれませんが、私にとっては、観ててうれしくなってしまった映画、でありました。[DVD(字幕)] 8点(2005-05-26 23:16:50)

2971.  炎のメモリアル メロメロのメロドラマ風ストーリーに、青春モノっぽいストレートな音楽、何ちゅう甘っちょろい映画だ、うはははは・・・・とは笑えなかった私。いや、良かったですよ。確かに正直言って、そんなによくできた映画というわけではないかもしれません。不必要に音楽が多いのがどうも安っぽい印象を招いており、ストーリーも飛び飛びの回想シーンが中心で、人物関係があまり深くは描かれない。でもね、この壮絶なビルの炎上シーン、そして職業として命がけの危険に赴く消防士たちの姿を見ると、やっぱりタマラン気持ちになっちゃうんだな。『タワーリング・インフェルノ』などでも、何度観ても、最初の方で消防士が瓦礫の下敷きになるシーンで泣けてしまう。なぜ、他人の起こした火災のために彼ら消防士は危険に身を曝し、時にはその犠牲とならねばならぬのか? 本作はより日常に直結した話である分、特にそういう思いを強くさせられます。過去の有名な火災映画、『タワーリング・インフェルノ』『シティ・オン・ファイア』『バックドラフト』にはストーリー上の憎まれ役がいましたが、本作にはそのような人はいません。ただ、命がけの仕事を職業に選んだ人々の姿だけがそこにあります。時には思わぬ事故で仲間が犠牲になり、時には危機に陥ったところを仲間に救われる。もう無条件で感動してしまいます。まあ要するに私、災厄に立ち向かう人々の姿に弱いんですな。だからその辺は差っぴいといてください(ちょっと誉めすぎたかもしれない・・・)。あと最後に、主役のホアキン・フェニックスも魅力的でしたが、何と言ってもジョン・トラヴォルタ、入魂の演技という感じで、とにかくシビレました。[映画館(字幕)] 8点(2005-05-22 23:13:10)

2972.  老人Z なんともクダラナイ話でして、何がヒドイって、主人公のオネエチャン、老人に対しての思いやりは人一倍だが、どうにも上滑りした言動の数々。で、さまざまな事件・経験を通して成長して行く、っというのが、まあ普通、「物語」と呼ばれるもんだと思うんですが、この映画、主人公にまったく成長が見られナーイ。さんざんドタバタした挙句、主人公にはカケラ程の進歩も見られず、ただ厚生省の役人がちょっと反省してオワリ、というこの恐るべき軽薄さ。あのドタバタした大騒ぎの展開は何のためだったんだよ~。と怒りたくもなるのですが、いや待て待て。ケーハクさもここまで来ると、製作者サイドだって百も承知の確信犯のハズ。高齢化社会問題を取り上げたように見せながら実は対して深入りもせず、人工知能などの一般的なSFテーマと強引に結び付け、徹底したドタバタによって爆笑と失笑の間を狙ってくる、このしたたかさ。さすがにハイテンションさにはついていけない部分もあり、ちょっと強引だなあ、とも思うのですが、こういうのも一応アリですかね。絵の動きが映画の進行とともにだんだん緻密になっていくのも、ちょっと目を引きます。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-22 22:21:50)

2973.  ゴースト&ダークネス なんともまあアッサリした展開に拍子抜けの部分もあり、もうちょっと勿体をつけて盛り上げてくれたってバチ当たらんだろうに。「えっ今ので死んじゃったの?」みたいなツッコミを何度も入れてしまうこのアッサリ感・・・。しかしそれを差し引いても、なかなか面白かったと思いますよ。自然の猛威との闘いというテーマそのものに、シートン動物記でも読んでるようなワクワク感があります。ちょっとシャレたセリフなどもあり、脚本がなかなか魅力的。最初の方でパターソンと助手が木の上でライオンを待ち伏せするシーン、助手が腹痛を訴えるのはこりゃ明らかに仮病なんだけど、わざわざセリフではっきり示したりはしない(セリフで説明しちゃうと映画がどんどん薄っぺらくなる)。こういうのも「観る」楽しみだったりする訳で、割とこの映画は楽しめましたよ(まだ足りないという声はあるかもしれませんが)。しっかし結局、観ててどうしても、「何でヴァル・キルマーやねん!」「何でマイケル・ダグラスやねん!」という根源的な疑問(というかツッコミ)は払拭されませんでした。ミスキャストと呼ぶだけでは済まされない何か異様なものがありますな、わっはっは。マイケル・ダグラスのキャラにはもう少しアクがあってもよかったですかね。[地上波(字幕)] 7点(2005-05-22 01:52:33)

2974.  ハーパー探偵シリーズ/新・動く標的 前作、別にキライではないけど、シリーズ化するほどのものか・・・と、何を期待して観たらよいのやらと思ってたら案の定、どうもパッとしませんなあ。しかし前年の映画で火あぶりになったポール・ニューマンを今年は水攻めにしよう、という発想はなかなかナイス。ヒーローらしくスパッと脱出しない(できない)ところが彼らしくて、さらによろしいかと。『デリカテッセン』はやはりこれのパクリなのでしょうか???[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-19 23:14:58)

2975.  動く標的 ハードボイルドってのも、どういうストーリーが理想的かと言うとなかなか難しいですな。最後に謎がすべて明らかになり、点と点が線としてつながった瞬間、爽快感を感じるか、あるいは「なんだか都合いいなあ」と感じるか。裏に隠されていた人間関係がいざ明らかになってみれば、まるで主人公の探偵以外の人々がみんな裏でつるんでいたかのごとく、エラクご丁寧に張り巡らされた人間関係だったりするわけで、リアリティを大事にするが故に、ストーリーの人工的な部分が目立ってしまう。でもコレが無いと、謎解きのカタルシスも無いわけで。このあたり、初めからリアリティに重きを置かないトリック中心のミステリの方が違和感を感じなかったりするのが皮肉。この映画のオチに関しても、正直「出来過ぎ」の印象をもってしまいました。ま、しかし、例によってノリの軽いポール・ニューマン、彼を見ているだけでなんとなくホッとしてしまうわけで(人によってはイライラさせられるだけかも?)、一種、キャラ勝負の映画っちゅう感じです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-19 22:44:31)

2976.  蘇える金狼(1979) 学生時代に友人宅に集まってビデオで鑑賞、優作サンのハッタリ臭い台詞とハッタリ臭い立ち居振舞いに、いちいち大盛り上がり。「どうしてこの図体でこんなに速く動けるんだ~」などと感心しきり。あるいはカッチョいい台詞を真似して口にしてみたり。果てはラストシーンが実にすばらしいと絶賛の嵐。いや~若かったです。よい時代でした。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-18 23:46:14)

2977.  ハタリ! 仔象の行進、どうやったらこんなメロディ思いつくんでしょうね、わたしゃここ数年、ケータイの着メロにこの曲使ってますよ(とは言え万年マナーモードなので鳴ったためしがない。ははは)。『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』にほぼ引用された(パクられた)捕獲シーンがまさに見所、これで久米明のナレーションが付いたら、まるで「すばらしき世界旅行」ですな。しかし、ジョン・ウェインの登場シーンはスタジオ撮影と思しきものが多く、「彼は本当にアフリカロケに参加したのだろうか?」との疑惑が・・・・(なんちゃって)。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-18 23:18:21)

2978.  風の谷のナウシカ はじめて本作をTVで観たのは高校生のころでした。ナウシカにマジ惚れしました。観終わってからしばらくは、胸がせつなくなりました。何しろ男子校だったからな、ぶはははは。まあそれはともかく、アニメの登場人物に「表情」を感じた初めての作品でした。[地上波(字幕)] 8点(2005-05-16 23:10:43)

2979.  ハウルの動く城 面白かったです~。最初の方、老婆になったソフィーが強風の中、動く城に乗り込む場面、風にはためくマントの描写があまりに見事で、観てて涙が出そうになりました。「ピノキオ」や「ダンボ」などのディズニー作品でも、何でこんなシーン観て泣くんだろ、と自分でも不思議に思えるような場面で涙が出そうになることがあります。さてそんなワケで、本作も観終わった直後にはずいぶん興奮していたのですが、さすがに日にちが経ってだいぶ冷静になってきましたので、映画のかんそうを思い切り脈絡なく書き並べてみようと思います。(1)宮崎アニメのテーマは「翔ぶ」事だと思っていたが、最近のテーマは「溶ける」なのか? (2)ソフィーの声が倍賞千恵子なら、ハウルの声は前田吟という手もある (3)あの犬の正体は、ケンケンなのか? (4)荒地の魔女は怖そうだったが、見かけ倒しだった。あれなら本物の美輪明宏の方が強そうだ。美輪の方が魔法をたくさん使えそう (5)「○○は嫌いじゃ」は、一時、我が家の流行語となった(すばらしい) (6)主題歌は正直、イマイチだったなあ・・・ (7)カブの正体など、はっきり言ってどうでもよかった (8)ソフィーは最後の方、ずいぶん可愛くなった。ってか、可愛く描かれてた (9)本作は確かに楽しめたが、最近の宮崎アニメの暴走ぶり、いよいよ次回作あたりは観客がついていけなくなるのでは、と心配 (10)でも楽しみにしております。[映画館(字幕)] 8点(2005-05-16 23:04:51)(笑:2票)

2980.  M:I-2 ミッション:インポッシブルというタイトルをつけておきながら一体どこまで「スパイ大作戦」とは無関係の映画を白々しく作ることができるか、というこの挑戦、これこそが真の「ミッション・インポッシブル」と言えましょう。まさに堂々たる白々しさ。唯一のキーワードは「トム・クルーズであそぼ」、コレだけであります。が、その意味ではイジリ方が甘く、ちとカッコつけすぎなのが、恥ずかしいやらうれしいやら。ジョン・ウーのなんとなく胡散臭い美学が、例によって例のごとく展開してますが、バイクのアクションなどは良いとしても(良いのか?)、クライマックスの格闘シーンは、こりゃどうなんでしょうね。あはは。ところで話は変わりますが、プロレスラー・SUWA選手の必殺技に、「ジョンウー」というワザがあります。これは言わば一種のドロップ・キックみたいな感じなんですが、このワザは、相手の懐に足元から思いっきり飛び込み、キックの瞬間に、足を思い切り伸ばして相手選手を両足で突き飛ばすことで、相手選手が某映画のワンシーンのように空中を弾き飛ばされて行く、そんな強烈なワザなのです。本作のトム・クルーズも、あんなキザな格闘シーンをやるくらいなら、是非この「ジョンウー」をやって欲しかったなあ、と思います。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-12 23:31:42)

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