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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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281.  セブン 《ネタバレ》 世界は不条理の塊だ。意識しなくても誰かと関わって傷つけ、知らずに自分に返ってくる。テレビに映る遠い世界の悲惨なニュースを、画面越しにワイドショー感覚で見ている人は少なくない。ただ、それが自分に及ぶことになってしまったら・・・。ジョン・ドゥは究極の選択を迫ってくる。誰だって人の子なのだからミルズの選択を責められない。そうやって不条理な世界が形作られている。サマセットは引用する。「ヘミングウェイはこう言う。『人生は素晴らしい、戦う価値がある』と。俺は後者に賛成だ」。こうでも言い聞かせないと、不条理な世界に気が狂ってしまう。[DVD(字幕)] 9点(2021-12-25 00:05:14)

282.  パルプ・フィクション 最初見たときはただ喋っているだけでつまらない映画だと思っていた。時が流れ、映画鑑賞経験を積んだ上で再見すると、改めてその面白さに気付く。クールとは無縁の恰好悪い殺し屋はいるしトイレで用は足す、どうでも良い無駄話に花を咲かせる。それなのに登場人物も小ネタの数々も全て愛おしく、魅力的で可笑しくて、ここまで来ると突き抜けてクールさも感じてしまう。特にチーズバーガーと5ドルシェイクは飯テロにも程がある。パルプロールのように永遠に廻り続ける仕様もない物語は、浅いようで深く融け込んだアメリカ文化そのもので新しい発見だらけ。埋もれて消えていったB級映画のように、「こういう映画があっても良いんだ!」とタランティーノは熱弁する。噛めば噛むほど味の出るスルメみたいな傑作。[DVD(字幕)] 9点(2021-12-25 00:01:13)

283.  ホーム・アローン 悪童vs泥棒コンビの仁義なき戦い。多くのことは既に語られているので割愛するとして、やりすぎとも言える泥棒への扱いはかなりギャグ漫画的で変にリアリティがないだけ許容範囲であり、ドタバタコメディのツボを的確に押さえる。また細やかなところでは、一人になってしまった設定の説得力や家族の向き合い方にハッとするものがあって、改めて映画の出来の良さに感心。それだけ30年前の映画なのに古臭さを感じられない普遍性があった。[地上波(字幕)] 7点(2021-12-24 23:59:05)

284.  パリ20区、僕たちのクラス 移民の集う中学校から見えるフランスのリアル。冒頭を除くとほぼ全編学校のみで展開される徹底さで、余計なドラマを排してドキュメンタリーのように見せる(そもそも主演は原作者の教師)。多民族国家だからこそ見える問題や、主張の強い生徒たちに対してどうすべきかの議論が最重視され、生徒を軍隊のように生産していく事なかれ主義の日本とは違う発見はあった。ハッピーエンドにはならない苦みのあるエピソードもあり、常にどうあるべきかの教師の奮闘はこれからも続く。外国ルーツが増えてきた日本はどうする?[DVD(字幕)] 5点(2021-12-09 21:59:30)

285.  麦の穂をゆらす風 《ネタバレ》 アイルランドの歴史を知らないとかなり厳しい。ドラマティックな展開もないまま淡々とシビアに、自由を勝ち取ることにどれだけの代償と犠牲を払うかをリアルに突き付ける。妥協するか、完全な独立のために戦うかで自ずと引き裂かれていく兄弟の悲劇すらも。イギリスのEU離脱によってアイルランド統一の可能性はあるが、その"続編"は見てみたい。[DVD(字幕)] 4点(2021-12-09 21:33:02)

286.  フロム・ダスク・ティル・ドーン 《ネタバレ》 ロドリゲス監督の悪ふざけと勢いが最高潮に達したのはこの作品ではないか。奇才の仲間入りを果たしたタランティーノと共に、向かうところ敵なしのやりたい放題のオンパレード。前半の緊張感溢れるクライムサスペンスの形を成しながらも、後半のバンパイアホラーは反則としか言いようがない。でも、この馬鹿さ加減、嫌いではない。見る前に某ハンドブックでネタばれされていたのが惜しい(でなければ興味持たなかったかも)。記憶を消して、後半のぶっ飛び加減を共有してみたい。[DVD(字幕)] 8点(2021-12-02 21:20:13)

287.  アイアンマン 《ネタバレ》 一言で言えば「気持ち良い」作品。『アベンジャーズ』に繋がる以上、ヒーロー誕生秘話に大半の時間を取るが、現在のパワードスーツに至るまでの制作過程にワクワクするし、トニー・スタークの明朗快活ぶりが彩りを与える。演じるロバート・ダウニー・Jrはそれまでダーティーなイメージが先行していたが、この映画ではむしろキャラクターに奥行きを与えるくらいのハマり役なのだ。どこか大人になり切れていないチョイ悪ぽさがあり、愛国者というアンビバレントさが魅力的。彼なしでは今後のマーベルユニバースの行く末も大きく変わっていたのではないか。最後も気持ち良く、「真実を言おう。私がアイアンマンだ」と自ら正体を明かす潔さには憧れる。[DVD(字幕)] 7点(2021-12-02 21:08:31)

288.  インクレディブル・ハルク(2008) アン・リー版は未見。ハルクになる過程は冒頭でサラっと描き、ブラジルの貧民街を俯瞰で捉えたカメラやハルクに頼らないチェイスシーンは良い。この勢いを保ってシンプルに90分でまとめたら佳品になりえたのに、舞台をアメリカに移してからはもうグダグダで記憶に残らないという。『アベンジャーズ』と絡める以上、当然ながら説明過多になりすぎる大人の事情。エドワード・ノートンを始めとする演技派俳優の無駄遣い。そもそも緑の巨人に魅力が感じられず、主役には向いてないと思う。[DVD(字幕)] 4点(2021-12-02 20:52:23)

289.  キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー 《ネタバレ》 『アベンジャーズ』への壮大なダイジェストを淡々と見せられている感じ。つまらなくはないが、教科書をなぞっているだけで大胆なアプローチがないのが残念。最古のマーベルヒーローを扱う以上、仕方ないか。[DVD(字幕)] 5点(2021-12-02 20:32:30)

290.  レッド・ドラゴン(2002) 原作既読。『ハンニバル』にガッカリした人でも、ある程度満足できる作品ではないか。『羊たち~』の脚本家が担当しているためリスペクトは相当なもので、アンソニー・ホプキンスはもちろん、エドワード・ノートン、レイフ・ファインズを初めとする演技派俳優の演技合戦が見物。ブレット・ラトナー監督の演出も堅実で安心して見られる。ただ、『羊たち~』のインパクトが凄すぎたせいか、焼き直し感が否めず、ただのサスペンス映画の域に留まっている。冒頭の『これって何の肉?』のくだりとラストシーンが好き。[DVD(字幕)] 6点(2021-11-20 21:53:38)

291.  アナと雪の女王2 《ネタバレ》 物足りない。前作で明らかにされなかった秘密を辿るのは当然の流れとしても、決定打と思える楽曲が見当たらず、インパクトのある新キャラが皆無なのが致命的。大団円の分かり切った完結のために、アナとエルサ以外のメインキャラを必要以上に持ち出しすぎて、物語のテンポが削がれ、作品のテーマがボケてしまった。そう、もっとバッサリ切る勇気も必要だ。例えば、ダム壊して全て収まるなら、この34年間でなぜ一度も巨人が壊さなかったのか、そして閉じ込められた王国の騎士団の服に継ぎ接ぎすらなくどう生活していたのか、全体的に説明不足なのでそこの言及に充てるべき。言わば、「あちらを立てればこちらが立たず」の状態に陥っていて、既にキャラを立たせた続編ものの限界かもしれない。[地上波(字幕)] 4点(2021-11-20 12:22:46)

292.  アナと雪の女王 王道を地で行きながらも"真実の愛"の正体が意外な形で浮上する。ミュージカルシーンも素晴らしく、大ヒットする理由は分かる。しかし、「お粗末な脚本が足を引っ張っている」。これだ。上記の二つのお陰で、御都合主義が際立ってしまっているというか。幾度かピクサーと共同で製作しているディズニーだが、どうやらストーリーのノウハウだけは学べなかった。[映画館(吹替)] 6点(2021-11-19 23:12:57)

293.  スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 原作が日本のサブカルチャーに精通したコミックであり、そのためか漫画的表現をそのまま実写に用いたり、敵を倒せばコインが散らばるシーンも現実として描く。サブカルチャーと共に育った人以外には着いていけない作り。また、主人公及びヒロインに感情移入できないのも大きいかと。無責任であっさり振っちゃうあたりは、日本と欧米の恋愛観の違いか。振られた中国系の少女は主人公にストーカーするわ、痛いキャラではあるがまだ好感が持てる。彼女の成長物語として描いた方が本編より面白そうな気がする。それを抜きにしても、この実験精神あふれるセンスはエドガー・ライトらしいと言えばらしいし、一応のクオリティはある。[DVD(字幕)] 5点(2021-11-19 23:09:56)(良:1票)

294.  アデル、ブルーは熱い色 《ネタバレ》 愛の芽生え、歓び、憂い、嫉妬、苦しみ、悲しみ、慟哭、そして愛の終焉……あらゆる感情を、ある女性の瞬間をスクリーンに焼き付けた、まさに"愛のむきだし"。初心な女子高生から大人になっていくアデルの変貌が印象的で、一人称でアップばかりの映像は彼女の見た世界の狭さを表しているようだ。すれ違いによる浮気で破局していく様は、本当にその場にいるような迫真さで熱気にあふれている。思えばエマが青い髪染めをやめてから、もう違う世界にいたのだろう。同性愛に気があるが世間体を気にするアデルとありのままの自分自身を受け入れ本能的に生きるエマ。再会して和解するもエマに新しい関係が生まれてもう元に戻ることが出来ない。アデルへの想いを絵画で表現したエマとの思い出を胸に、ロングショットで立ち去るアデル。そして彼女の人生は続く。……と、思えば良い映画かもしれない。しかし、3時間でなければならない濃度は感じられなかった。演技と演出にパワーがあった分、残念に思える。ちなみに劇場公開版がレンタルショップになかったため、R15+編集版で観賞。なるほど、濃厚な10分間の性行為がカットされており、これを見るか見ないかで評価が変わるかもしれない。[DVD(字幕)] 6点(2021-11-10 00:14:03)(良:1票)

295.  ハンニバル(2001) 《ネタバレ》 原作既読。あの『羊たちの沈黙』の続編ということで期待半分、不安半分。監督がリドリー・スコットだからか、案の定、生理的嫌悪感を煽るグロシーンが際立って、前作のようなある種の"品"がなくなってしまった。冷淡で青みがかったスタイリッシュな映像や冒頭の銃撃戦、フィレンツェの荘厳さを描いた美意識は買いたいが…。なお、原作にはラストのアレを凌ぐ凄惨な腑分け死体があり、監督が監督なので映像化するかと懸念したが、(尺の理由もあって)撮影しなくて懸命。レクターに屈服しなかったクラリスの強さを示した原作とは違うラストは映画版に軍配かな。やはりレクター博士は牢獄にいないと恐くない。でも、これはこれは嫌いではないし、ラスベガス経由で手紙が届き、クラリスが「彼の感性では堪えられない街」と評するシーンにはクスッときた。[DVD(字幕)] 5点(2021-11-10 00:12:41)(良:1票)

296.  ベイマックス 《ネタバレ》 前作の『アナと雪の女王』に辟易していたため食わず嫌いだったが、意外にも大当たり。硬派なマーベルのテイストを見事にディズニーの世界観に溶け込ませることに成功しており、これほどの熱狂と感動に包まれるとは思っても見なかった。日本に対するディテールもしっかりしており、往年のロボット及び特撮ヒーローへの敬意が払われ、当作品への本気が伺える。黒幕のミスリードが象徴するように復讐の連鎖を如何に断ち切るか、ややご都合主義とはいえ、生前の兄の映像で上手く切り抜ける。努力というものをよく知っている教授が、失敗を繰り返しながらもベイマックスを完成させた兄の姿を見ていたら、ダークサイドに堕ちなかったかもしれない。日本テイストを最高の形で再現させ、尚且つ面白い"ジャパニメーション"をディズニーという米国のアニメスタジオが成し遂げてしまった。宮崎頼りのジブリの衰退を見ても分かる通り、近い将来、日本のアニメが必要とされなくなる時代が来るかもしれない。[映画館(吹替)] 8点(2021-11-10 00:01:12)(良:2票)

297.  俺たちフィギュアスケーター アメリカンバカコメディでよく見かける邦題の『俺たち~』は本作が発祥なのかなと思ったが、それがどうとでも良くなるほどちっとも笑えない。ベタな展開がダメなのではなく、単純に悪い意味で構成も小ネタもイマイチで、それが集まってできた品にしか見えなかった。男二人でフィギュアを組む設定は面白そうだったのに勿体ない。[DVD(字幕)] 3点(2021-11-05 23:39:37)

298.  レ・ミゼラブル(2019) 《ネタバレ》 フランス版『トレーニング・デイ』。冒頭の人種もルーツも隔てないワールドカップの熱狂と連帯感から一転して灰色のある一日、危うい均衡を保つゲットーの閉塞感が、三人の警官を通してダイナミックに伝わる。通常の対応ではままならず、過剰防衛と隠蔽で抑え込もうとする、体制側への不満の蓄積が暴発するクライマックスに、マチュー・カソヴィッツの『憎しみ』を彷彿とさせた。抑えつけている警官にも愛する家族がいるということがやるせなさを倍増させる。日本では体制側に言いなりの他人事でしかないが、暴動を起こしても何の突破口にはならないということを、移民大国だからこその説得力がある。ヴィクトル・ユゴーの言葉がある通り、社会をより良くするために教育は必要。その舞台になった区域で育ったアフリカ系監督の目がそう語っている。[インターネット(字幕)] 7点(2021-11-05 23:25:09)

299.  レミーのおいしいレストラン 《ネタバレ》 佳作だがモヤモヤする映画。というのも、レミーに助けられてばかりのリングイニが追いつめられて突如才能を開花するわけもなく、仲間のネズミが料理作りに協力する意外性を選んでも、どうしても衛生上の悪いイメージが頭をチラつかせる。それがばれて閉店に追い込まれるオチでカバーしているものの、偏見をテーマにするには強引さが否めない。ミシュランの呪縛から解き放たれて、新しいレストランを作っても、リングイニが変わるわけでもない、むしろレミーの寿命を考えるとハッピーエンドは雀の涙でしかないような。CGアニメであることを活かした縦横無尽、奥行きのあるアクションで魅せるし、評論家の心根を変えるほどのラタトゥーユの演出に説得力があるだけに、監督の交代劇で実績のあるブラッド・バードが全力でやったとしても、これが限界なのだろう。[DVD(吹替)] 7点(2021-11-05 23:18:29)

300.  ペルセポリス 《ネタバレ》 イラン版ちびまる子ちゃんって感じ。主人公のマルジは生意気で可愛げもない感情移入とは程遠いキャラクターで、恐らく原作者の自虐や自戒を含めた描写だろう。これによって祖母の「いつも公明正大に」の台詞が際立ち、単に彼女の成長物語としても見れるものとなっている。モノクロでしか出来ない表現を惜しげもなく使い、宗教で凝り固まったイランをデフォルメに風刺、日本やアメリカとは違う独創性があった。裕福な家庭だからできることなのだが、自らのアイデンティティーに悩み、欧州との溝に打ちのめされて戻ってきた彼女が、閉ざされたイランから再び飛び出し、新天地のフランスで「イランから」と自信と誇りを持って言う。彼女の強い決意と希望が感じられた。[DVD(字幕)] 8点(2021-11-05 23:13:02)(良:1票)

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