みんなのシネマレビュー |
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3061. ケルジェネツの戦い 色鮮やかな作品ではあったが、ノルシュテインのモノクロ作品に感じられる、あの独特の幻想的な雰囲気が感じられない。 『霧につつまれたハリネズミ』の様な不思議な空気が感じられない。[CS・衛星(字幕)] 2点(2011-03-23 02:34:14)《改行有》 3062. 遠くの空に消えた よくぞここまで器用に「ヒット作っぽい失敗作」を創ったなぁ、という印象。 行定勲というヒットメーカーが、ヒットしそうな感じで時間たっぷりに創ってみたけど、実際は観客からすると、ただ時間を浪費するだけの薄っぺらい作品になっていた、というオチ。 それ以前に、主要キャストの面々が、個人的にあまり好きでないメンツで固められていたのが致命傷だった。 数少ない本作のプラスポイントは、ほんの少しだがノスタルジックな気分に浸れたのと、Coccoのエンディングソング「甘い香り」が良かったところかな。 器用な監督の失敗作って、こんな感じなのかな、と妙に納得してしまった次第。[CS・衛星(邦画)] 2点(2011-02-24 00:57:41)《改行有》 3063. 劔岳 点の記 ムダに豪華俳優陣を使い、そして使いきれてない。 確かに雄大な自然を映した映像は素晴らしいが、映画としては何ら見所がない。 浅野忠信の良さも全く出ていない。 有名どころの俳優を沢山集めて、ただ撮ったという感じ。 撮影大変だったぞ、という主張ばかりが伝わってくるが、それと映画としての良さとは無関係。 そしてムダに尺が長いのが更なるマイナスポイント。 雄大なスケールを持った渾身の駄作。[地上波(邦画)] 2点(2011-01-22 09:49:29)《改行有》 3064. スラム砦の伝説 寓話めいたというか、宗教がテーマになった呪術的な内容で、パゾリーニの描く世界を想起させるが、パゾリーニの映画ほどに刺激も面白味もない。 “セルゲイ・パラジャーノフの映像魔術”とかいう謳い文句の書いてあるビデオテープをレンタルしてきたが、特に映像面での芸術的な感動も得られず。 これで未見の『ざくろの色』に対する期待度も、一気に降下した気がする。[ビデオ(字幕)] 2点(2010-12-04 23:39:45)《改行有》 3065. バベットの晩餐会 《ネタバレ》 キリスト教になぞられた話自体、キリスト教信者でもない私には気色の悪い内容。 そこにもってきて、出てくるのは汚い男どもとしわくちゃバアサンばかり。 気取った将軍とやらも腹が立つ。 そいつらが、終盤はクチャクチャペラペラと騒音を出す。 しかも、美人姉妹の若い頃が、大して美人でもないというオマケつき。 何たるつまらなさ。 デンマーク映画を数多く観ていないだけに、デンマーク映画に対するマイナスイメージができてしまった罪作りな作品。[DVD(字幕)] 2点(2010-10-06 00:14:55)《改行有》 3066. 細い目 マレーシアを代表する監督であるヤスミン・アフマドの代表作にして、マレーシアを代表する一作。 非常に期待して映画館まで足を運んだものの、最初の30分で苦痛が。 ラストのおちにも合点がいかず、完全に消化不良だった。 しかし、マレーシアという国に対する知識が無かったのも、本作を楽しめなかった一因であり、マレーシアに造詣の深い人なら楽しめたかもしれない。 マレーシア映画という異文化に馴染めなかったという意味では、敗北と認めざるを得ない。[映画館(字幕)] 2点(2010-08-30 23:24:15)《改行有》 3067. TOMORROW 明日 《ネタバレ》 ある理由があって、苦手の黒木和雄作品を観た。 これまた原爆映画で、全く面白味がない。 しかも、「明日」というのは、8月9日の長崎原爆投下の日をさしていて、その前日をひたすら静かに群像劇スタイル描く、という誠に趣味の悪い内容。 観ている者は誰しもが、この日の翌日に原爆が投下されて、全ての幸せが無になると解っていて観ているわけだが、全ての内容がそりゃあ虚しく感じられ、観ていて気色が悪くて仕方なかった。 描かれている内容がたとえどんなに不幸で陰惨なものであったとしても、例えばラストシーンで希望の光を感じる終り方を見せるような作品であれば、その作品は「良かった」と私は感じられる。 ところが、些細な幸せを描いて、ラストで原爆ボーンでは、観終えた後の気分が最悪である。 これは趣味の問題かもしれないが、私はこんな気色の悪い映画は二度と観たくない。[CS・衛星(邦画)] 2点(2010-07-27 22:15:19)《改行有》 3068. 八甲田山 《ネタバレ》 豪華キャストに超大作。 内容は、ただひたすら雪原を進むだけのもので、3時間、我慢を強いられた。 まるで雪原の中を根性で進む映画の内容と同様に、観ているこちらも、その単調さに根性が必要とされる。 「雪の中で眠ってはいけない!死んでしまう!」 まさしく、私も眠ってはいけない、眠ってはいけない、と自分に言い聞かせながら3時間を辛抱し、やっとエンドに辿りついた。 主演の高倉健の出番はかなり少ない上に、名優の三國連太郎はその演技力を発揮する機会さえ与えられていない。 豪華キャストだが、吹雪の中で彼らの表情がよく汲み取れず、せっかくの豪華キャストが活かされていない。 木村大作の撮影も、別に特筆すべきこともなく、「大変な環境の中でよく頑張って撮りました」という程度。 豪華キャストの意味もなく、そして意味もなく長く、内容は雪原を進むだけ、というまさに超大作駄作。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2010-07-25 15:32:32)《改行有》 3069. パリ、18区、夜。 なんでこんなのを録画しておいたんだろう・・・と自問自答したくなるほど退屈なフランス映画。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-07-10 19:34:18)《改行有》 3070. 荒野の決闘 静寂の中に争いあり、争いの後に静寂あり。 男の世界を控えめな演出で描いた西部劇。 男女の出会いと別れがまさにありがち。 終盤の争いも、予定調和が過ぎてかったるい。 ジョン・フォード苦手を決定づけた逸品。 終始退屈。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-05-16 18:53:47)《改行有》 3071. キートンのコニー・アイランド 「キートン傑作集」の中に入っているのに、キートンが主役がでない。 そこからして不満だが、話自体もよく分からないし、キートンのアクションも特にはない。 キートンが監督業に進出する前の貴重なキャリアを観るという点について、唯一の意味を見出せる気がする。[DVD(字幕)] 2点(2010-05-15 22:06:34)《改行有》 3072. 悪夢(1896) 《ネタバレ》 悪夢というより、普通の喜劇にしか見えない。 そして、またしても、顔のある月!! またかよ!って感じで、相変わらず気色が悪い月だ。[インターネット(字幕)] 2点(2010-05-09 00:09:30)《改行有》 3073. 春婦伝 《ネタバレ》 鈴木清順監督にしてはストレートな作品だが、面白くない。 戦争映画というものが嫌いになるほど面白くない。 野川由美子の顔立ちが苦手というのも手伝って、余計にダメ。 そして暗い。 心中という形で幕をおろすが、これもまたありがちだった。[ビデオ(邦画)] 2点(2010-05-07 00:39:06)《改行有》 3074. 万能接着剤 引き気味の映像だから、何をやっているのか分かりづらいのがネック。[インターネット(字幕)] 2点(2010-05-04 07:00:10) 3075. 生きているトランプ これは数あるメリエスによるマジック映画の中でも単調さが際立っている。 退屈さは否めないところ。[インターネット(字幕)] 2点(2010-05-04 06:31:17)《改行有》 3076. 呪われた料理 ばく宙したり、首を挟んだりと、アクション満載! いよいよ、メリエスもアクション映画に転向した。[インターネット(字幕)] 2点(2010-05-04 06:23:09)《改行有》 3077. 地獄のケーキウォーク踊り これまで観たどのメリエス映画よりも画質がしっかりしている、というのが第一印象。 内容はミュージカル。 かつての首ちょんぱホラー映画からミュージカル監督へと転向した模様(笑)。[インターネット(字幕)] 2点(2010-05-04 06:00:33)《改行有》 3078. 魔術幻灯 5分バージョンのものを鑑賞。 マジックをただ映しただけの作品だが、ミュージカル要素も感じ取れる作品。[インターネット(字幕)] 2点(2010-05-04 05:53:38)《改行有》 3079. 青ひげ これはどうだろう、微妙かなぁ。 映像で見せるというより、脚本で見せるというメリエスにしては珍しい内容。 9分ちょっとなのに、メリエス作品だと思って観てしまうと長く感じるから不思議。[インターネット(字幕)] 2点(2010-05-04 05:22:34)《改行有》 3080. 世紀末の印象派 うん?! 題名とは全く関連のないマジック映像。 しかも画質が悪い。 これでジョルジュ・メリエスのマジック映画は何本観たことだろう・・・[インターネット(字幕)] 2点(2010-05-04 05:03:41)《改行有》
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