みんなのシネマレビュー
レインさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 885
性別 女性

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445

321.  三銃士(1993) 《ネタバレ》 何度も映画化されるのはフランス文学にしては陽気で血気盛んなムードが好まれてのことかと思いますが、これはその軽さを強調したライトで原作の要素少ない娯楽映画。 コンスタンス(フランスの香りはジュリー・デルピーだけ?)の夫ボナシウなんて出てこずバッキンガム公も名前だけの登場、アンヌ王妃(可愛いガブリエル・アンウォーは「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」につづいてオドネルと共演)は夫ルイ13世ラブ…とおふらんす的不倫部分は除いて、百合の刺青ミレディ(レベッカ・デモーネイ)も悪女ってほどではない。 長所はダルタニアン(クリス・オドネル)たちが過去の映画化より役に近い年令なことですが銃士たちの印象は弱く、一番目立ってるのは赤い法衣をひるがえすティム・カリーの濃ゆいリシュリュー枢機卿かも。 原作では灰色だった卿を隻眼黒衣のロシュフォールとともに完全黒にした冒険活劇は楽しいけれど、ものたりない気もしました。 チャーリー・シーンがアラミスっていうのもどうかなぁ。 「ロビン・フッド」でも主題歌を歌ったブライアン・アダムスがスティングとロッド・スチュアートと3人で、こちらも歌う三銃士♪[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-11-01 07:00:00)

322.  三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 「21世紀の三銃士」らしい映画。 アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ合作ってすごくない? 国は違っても三銃士好きが多いのは、おフランスの気取りがないデュマの豪快な作風ゆえか。 原作を生かしつつ新しいアイディアも盛り込み、なかなかよく出来てるエンタメ作品。 ワル側にスター俳優が多く、マッツのロシュフォールってい~ね! 監督と「バイオハザード」で組むミレディ役ミラはデビュー20年たっても色香おとろえず、ヴァルツのリシュリューとオーリーのバッキンガム公は意外と普通だったかな。 ダルタニアン役のローガン・ラーマンは「パーシー・ジャクソン」の時は全然いいと思いませんでしたが長髪だと美少年風に、侍女コンスタンス(ボナシウ夫人ではなくフリー)と可愛いカップル。 マシュー「ダーシー」マクファディンのアトスはミレディとのからみがあるけど、アラミス、ポルトスはこれという見せ場がないのがちょい不満。 本来4人いる従者は恰幅のいいプランシェだけ。(人形劇しか見てない人はプランシェをサルだと思ってるんだけど、サルじゃないよ!) バカ殿っぽいルイ13世の不器用な愛と一生懸命流行を追う衣装もイジらしい。 ご自慢の飛行船は「空飛ぶパイレーツ」、「生きた船首像」はいいアイディア。 三銃士には必須!の殺陣もがんばってるし時間を感じさせない仕上り。 字幕の2Dでしたが、3Dだと空中戦は迫力ありそうでした。 最後のアレはお遊び、それともマジで続編?[映画館(字幕)] 7点(2011-10-30 08:05:06)

323.  カサブランカ 《ネタバレ》 ボギー演じるリックはキザキザで「くっさ~」だけどやっぱカッコいい。 イングリッド・バーグマンは美しいですがイルザのキャラが弱く、ヒロインというよりリックを引き立てる助演みたいな役。 クロード・レインズは飄々として「スミス都へ行く」とは違ったイメージ、悪徳議員よりチョイ悪な署長の方が本人楽しいかもね。 一夜のアバンチュールを邪魔されてもリックとの友情にヒビは入らず、最後はいいトコ見せてくれる。 リックの白いタキシードや夜霧の飛行場は「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」に影響を与えてそう。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-10-27 16:08:09)

324.  アラビアのロレンス ドイツ側につくトルコに対しアラビアを支援した英国将校T.E.ロレンスの砂漠の世界。 金髪碧眼に白衣のロレンス(ピーター・オトゥール)と夜の色の髪と目、黒装束のアリ(オマー・シャリフ)の組み合わせの妙。 精悍で芯のあるアリは時に不安定なロレンスを支える影のようでもある。 脇もアンソニー・クイン、アレック・ギネス、クロード・レインズらで固められるが、主役はやはりどこまでも広がる砂漠か、茫々として美しく、蒼穹が映え朱の落日を包む。 ストーリー以上に映像表現に力がある前半は特に魅力。 風に舞い砂紋を刻む砂獏は有史以前から在り、地平線の彼方から現れるアリは芥子粒のようだ。 人間の野望や思惑などはその中にあっては何と矮小なものか。 エキストラを使った大規模な戦闘シーンも動物の縄張争いと変わらぬ気がする。 歴史上の英雄は侵略者でもあり、ガシムを救うため「運命などない」(NOTHING IS WRITTEN)と叫んだ彼が歴史に書き込んだものは、彼が真に望んだものであったのか。 そのガシムも自らの手にかけねばならぬアイロニー。 目に見えぬ力に翻弄される彼への思い入れを拒絶するかのような監督デヴィッド・リーンの冷徹。 志半ばで燃え尽きたかのようなロレンスに観客も長旅を終えた気になる。 来年は製作50周年を迎え、共に30才であったオトゥールとシャリフも齢(よわい)80となる。[CS・衛星(字幕)] 9点(2011-10-24 12:07:49)

325.  ダンス・ウィズ・ウルブズ 南北戦争当時のフロンティアでインディアンと交流する北軍将校。 雄大な自然の風景、長尺のゆったりとした使い方やテーマなどは、「アラビアのロレンス」を思い起こす人もいるやもしれず。 二つの世界の間に立つどちらでもない者。 大自然の懐に抱かれ野生の狼と戯れる彼の心は元いた世界から離れていく。 ケビン・コスナーはネイティヴ・アメリカンの血を引いているとかで、顔立ちは白人でも少し浅黒い肌はそのせいか。 私財を投じて作品を撮り上げた彼にとって彼らは異民族ではないのだろう。 ダンバーと心通わす「拳を握って立つ女」はネイティヴに溶け込みつつ白人としての記憶もある女性で、彼の思いも投影されていそうだ。 「狼と踊る男」などのネーミングも大地に生きる生命を感じさせ、作家と同名のグレアム・グリーン演じる「蹴る鳥」が白い友人に寄せる信頼に重みがある。 自分は何者かとは誰しも思うことだけれども、安住の地を追われる運命の先住民族への誠意ある眼差しは、そういった出自を持つコスナーだからこそ持ちえたのではないかと思う。[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-10-19 07:00:00)

326.  女はみんな生きている コリーヌ・セローの作品としては「サン・ジャックへの道」の方が好きですが、これもユニークな映画。 一見男をボコボコにして楽しむフェミニスト映画みたいだけど、そういうわけでもなさそう。 日常に埋もれる主婦エレーヌや不運な過去をもつ娼婦ノエルの反撃よりも一番印象に残るのはあの面白いダンナだし。 彼は「サン・ジャック」の長男ピエールのように極端にカリカチュアライズされたキャラクターですね。 監督は「赤ちゃんに乾杯!」も撮ってるから、男性が不測の事態にオタオタする姿が見たいのかもしれない。 汚い手を使って弱い者から金を搾り上げる犯罪組織への憎しみは感じられるけれど。 ノエルの報復行動はヤリすぎな気はしますが、シリアスな映画じゃないから。 彼女の身の上話がやたら長いのもワザと観客をジラしてるんだと思うな。 最後の女性映画っぽいおさまり方は物足りないけれど、原題「カオス」どおりにしっちゃかめっちゃかなフレンチシネマ☆[DVD(字幕)] 7点(2011-10-18 10:06:21)

327.  ライフ・イズ・ミラクル ヒロイン・サバーハが登場するまでが長い長い。 クストリッツァの辞書に理路整然の文字はないのかもね。 寄り道・道草あっても近道はなし。 ムスリム人のサバーハとセルビア人のルカの物語は実話ベースとか。 ナターシャ・ソラックは監督の他のヒロインたちと同じ明るい色の髪で、希望のシンボル的な存在。 女房ヤドランカの裏切りにあっても、ルカの幸せは残っていた? 内戦の空しさを吹き飛ばすポジティヴィティに巻き込まれ、ネコたんの猫パンチにヤラれる。(けれど動物の主役はドンキ~♪) 最後少しラフな気も。[DVD(字幕)] 7点(2011-10-17 07:02:24)

328.  黒猫・白猫 クストリッツァのアメリカ映画好きは「アリゾナ・ドリーム」で証明ずみ。 ここでもマフィアの親分が「カサブランカ」にホレ込んでいて、最後彼に「あのセリフ」を言わせたいがために作ったかのよう。 代表作はシリアスな「アンダーグラウンド」でも、監督の持ち味はこんな猥雑な人生賛歌にあるのかも。 前半のとっちらかり~が後半収束していくのが快感ではあれどオカズ多くてゴッタ煮状態、だけど楽しい。 この監督は宴会がお好き。[DVD(字幕)] 7点(2011-10-15 07:00:05)

329.  ジュラシック・パーク 主演はサム・ニール。 夏の大作映画の主役としては非常に渋い人選だが、スピルバーグがハリウッド・スターでなしにオーストラリアの演技派を指名したのは、眼力のあるところを見せたと思う。 彼は「透明人間」でやってみせたように、実際にはないものをあるかのごとく見せることができる俳優だから。 ILMがPCとソフトを駆使して立ち上がらせたブラキオサウルスに彼とローラ・ダーンが命を吹き込み、CGとスタン・ウィンストンのフルスケール・モデルによるT-レックスが大地を闊歩し咆哮する。 草原をガリミムスの群れが駆け抜け、小学生時代ゴビ砂漠で発見された恐竜の化石や卵についての本を読んでいた時には想像だにしなかった光景が広がる。 ヴェロキラプトルが天井からぶら下がるレックスに飛びかかる場面は、CGの恐竜と子役の顔をはめ込んだスタントを合成して、センスある視覚効果の見本ともいうべきフッテージになっている。 ジョン・ウィリアムズの二つの主旋律が並びたつテーマ曲も、彼の数多い名スコアの中でも純粋に楽曲として聴いた場合、一番秀でているのではないかと思うほどの出来。 行き過ぎた遺伝子操作への警句も含みつつ、優れたエンターテイメントでもあるのだ。 子供嫌いだったグラント博士がこの冒険でその苦手意識を克服し、エリーと子供を持つことを予感させているのもいい結びであると思う。[映画館(字幕)] 8点(2011-10-13 08:16:16)

330.  ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)とサラ(ジュリアン・ムーア)が主役の第2作。 のっけから「ジョーズ」を思わせる残酷さで、子供のキャラクターも博士の娘のケリーだけ、全体的にダークなトーンで覆われ、前作とはカラーが違うのがわかる。 「グレムリン2/新・種・誕・生」のような無秩序な殺戮映画と化しており、終盤は「キング・コング」。 崖っぷちのトレーラーなど見せ場はあるものの、(クライトンの意図かスピルバーグの意向なのかはわからないが)あまり趣味がよくない気がする。 ウィリアムズのBGMも迷走気味。[映画館(字幕)] 6点(2011-10-13 07:00:02)

331.  イントゥ・ザ・ワイルド ドロップ・アウトした青年の放浪の旅には最後までそれほど惹かれずじまい。 ショーン・ペンが彼に入れ込むのは分らなくもなく自然描写もすばらしいですが、ずっとバックに歌を流すのが通俗的で、実話なので仕方ないけれどラストも後味よくなくて。 その中でも孤独な老人との邂逅は心に残り、クリステン・スチュワートが一番魅力的な作品かもしれません。 出ずっぱりではなく旅先で出会った音楽をやる少女なのが鮮烈な印象を残します。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-12 06:59:59)

332.  エクリプス/トワイライト・サーガ さすがにアキてきました★ 5年もかけてやるような話とも思えず、1作1作が間のびしていて、バッタもんTVシリーズまであるから。 クリスてんは「ランナウェイズ」の方がいいけど、ダコたんはこちらの方がきれいな感じ。(少女漫画シェリー・カーリーはツライ…目が大きすぎ…) 初めてベラのママが出てくるのですが、母の気持ちに添えない将来を見据えている娘の切なさ、申し訳なさがちょっぴり出ていました。 エドワードとジェイコブのブレスレット合戦は可愛らしいけど、彼らとしちゃ必死の攻防。(ジェイコブのは狼チャームつきの手作り!) 手がたく両人ともキープしてるベラはなかなかに罪なヒロイン。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-10-11 07:00:00)

333.  ブーリン家の姉妹 大河ドラマの総集編のようにスピーディでコンパクト、アメリカ映画の俳優メインで誰でもとっつきやすそう。 台詞には背景や説明をしのばせてあり明快、大部分創作でもブーリン一族の栄枯盛衰やローマカトリック教会からイングランド国教会が分離した経緯がわかるような作りで、品はよくないけれど愚かなものを愚かに描くのは結構なことだと思います。 大法官トマス・クロムウェルの扱いは小さく「わが命つきるとも」のトマス・モアも出てこず、ひたすらイギリス国王と一族周辺に絞った愛憎劇。 日本も「源氏物語」にあるように、だいじに育てた娘を宮中へあげ王(帝)の寵愛を得て首尾よく王子(東宮)を上げられれば一族繁栄、の図式は洋の東西を問わぬよう。 ナタリーとスカーレットは演技と眉メイクでそれぞれのキャラクターを作りあげ、アンとメアリーの姉妹であるがゆえの確執と絆をそれなりに表現していましたが、柔和なエリック・バナは多情なヘンリー8世にはあまりお似合いではないようで。 華麗な衣装は特にアンがフランスから帰国しての「勝負服」、エメラルド色に輝くドレスが鮮やか。(当時の染色技術ではこんな色はだせなかったと思うけれど) 意外なキャスティングは王妃キャサリン役のアナ・トレント、「ミツバチのささやき」の。 彼女を見るのは「血と砂」(89)以来なのですぐにはわからなかったのですが、不遇な立場でも自分を崩さず凛としたたたずまいで、映画に品を添えていました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-11 06:50:03)(良:1票)

334.  ポリス/インサイド・アウト ミュージシャンのドキュメンタリー映画は少なくない。 コンサートに行けなくてもライヴに接することができる等の利点があり、07年のポリスの限定的なリユニオンを機に出されたこの作品もその1本だけれども、メンバー自身が自分たちの成長を撮った記録というのは他に例がないのではないかと思う。 ドラマーでありポリスのファウンダーでもある唯一のアメリカ人、スチュアート・コープランドがスーパー8で撮り続けた映像は経年劣化もあり粗いが、当時を直に伝えるフッテージの数々はファンには感慨深いものがある。 意外なほどステージが少ないのは「シンクロニシティ・コンサート」等の優れたライヴソフトが既にあるからだろうし、ツアーの移動やスタジオ・レコーディング時にひろった彼らの映像が中心。 初期ではバンやバスでの移動だったのが専用機に変わっていくのはそのまま彼らの急成長ぶりをあらわしつつ、バンドが大きくなるのはいい事ばかりではなく分散を招く要因にもなるのをも感じさせるが、一回り年長の小柄なギタリスト、アンディ・サマーズの大人の茶目っ気が多くのバンドが陥りやすい悲壮感からポリスを遠ざけていたのもまた事実であろう。 撮影者であるスチュアート自身の映像は少なくライヴの際にはマネージャーである兄のマイルスが撮っていると思われ、一番の悪たれはスティング。 罪もないアンディに襲いかかったりファンの女の子を抱きすくめたりと、カメラの前でもストレス発散をいとわない。 移動列車内で彼の横に同じプロデューサーを使っていたXTCのアンディ・パートリッジが座っていたりするのも意表を突かれるし、PV撮影現場では両方の素材をシンクロして多元的に見せたりとスチュアートが監督としての腕をふるう。 ロックバンドという呼び方が不似合いなほど個性的だった彼らの曲をコラージュした軽快で小気味よい時間は70分余と短いが、時を経て思いがけずポリスを内側から見る機会を与えられた。[DVD(字幕)] 8点(2011-10-02 10:59:58)

335.  いまを生きる 「死せる詩人の会」とは素敵なネーミングだし、英詩が好きな方は雰囲気に浸れるかも。 端正な作りなのですが、ピーター・ウィアー作品にしては物足りなさも感じてしまいました。 彼の作品の中でも平均点が高めですけど、もっとも普通っぽい作品ではないかと思います。 父親役カートウッド・スミスがツボでしたが、先生役は個人的に違う人がよかったかな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-09-27 12:05:04)

336.  ある公爵夫人の生涯 マリー・アントワネットと同時代を生きた英国デヴォンシャー公爵夫人の人生を、子孫である故ダイアナ妃にオーヴァーラップさせて描く。 途中までは「ブーリン家」レベル…と思えたけれども、終盤の「三つの椅子」の使い方はなかなかオツであった。 後継ぎを産む道具としてしか顧みなかった自身を反省し、何とかジョージアナ(キーラ・ナイトレイ)の離れた心に近づこうと試みる公爵(レイフ・ファインズ)の歩み寄りが形として見える趣向。 前半は夫人を悲劇のヒロインとして立てるが徐々に公爵の比重も増しており、女性の立場だけに偏っていないのもよいと思う。 軽率なイメージも拭えなかったダイアナ妃とチャールズ皇太子にも、「お家」存続の犠牲者として同情を寄せているかに感じられる作品。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-26 06:59:59)

337.  マリー・アントワネット(2006) ソフィア・コッポラが再びキルスティン・ダンストと組んで撮ったブルボン王朝絵巻。 ソフィアは「ヴァージン・スーサイズ」もそうですが少女趣味なのですよね。 デコラティヴなお菓子・ドレス・靴の向こうに空虚さが透けて見えそうで見えないもどかしさ。 「ベルばら」ファンでなくとも、「錠前屋」ルイ16世やフェルゼンはいてもオスカルやアンドレがいない…と思ってしまう不思議。 きれいなもの、おいしいものが好きな女性の小部屋。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-09-25 07:00:01)

338.  ローラーガールズ・ダイアリー 変わり種の「ジュノ」ちゃんが全く正反対な役を演じるギャップが楽しく、個性派の方が何でもイイってわけじゃないのですよ。 こっそりバンの中でビール飲みながらフットボール観戦するパパ(「ホーム・アローン」の泥棒さんですね…)につきあう場面がいいムード。 ジュリエット・ルイスは助演に活路を見出したよう。 彼女たちのリンク名もアイアン・メイベン、ブラディ・ホリーなどちょっと笑える。 ママの最後の行動は誰でも予想がつくし、ライバルとの関係や試合結果も定番といえるかもだけど、心地よく見終えることができる。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-22 07:00:02)

339.  チアーズ! キルスティンが「スパイダーマン」シリーズでブ×扱いされてたのは、赤毛が似合ってなかったのもあるのじゃない? これや「ヴァージン・スーサイズ」はきれいな子に見える。(子役時代もかわいかったし) チア・リーディングはチャラチャラしてるように見えても、立派なスポーツなんだ。 女の子が元気にとびはねてるのは見ていて気持ちがいいネ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-21 14:42:12)

340.  マンマ・ミーア! 「アバ/ザ・ムービー」は一度しか見てないし、CDも「アバ・ゴールド」とこのサントラしか持ってないけどABBAは好き♪ 一つのグループでこれだけ多くのポップな曲をもつのは他にはビートルズくらい? ヴァネッサ・パラディ主演、ドロン&ベルモンド共演の「ハーフ・ア・チャンス」に似たパパ探しのお話で、可愛いソフィーと婚約者以外はオジちゃん・オバちゃんばかりで絵的にはちょっと苦しい映画ですが、俳優さん入魂の歌とダンスをヘタレぶりをふくめて楽しめばいいと思うけど。 メリル・ストリープは「プレンティ」で共演したスティングのコンサートに招かれた時、「あなたがうらやましい!」と告げたそうで、映画俳優は観客のナマの反応を感じる機会が少ないから歌手への憧れがあってもおかしくない。 コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、ピアース・ブロスナンの3人のパパたちはレコーディング・ルームで恐怖で固まってたそうで、(当然レッスンはしてきたでしょうけど)「恥をかきたくたい」「笑いモノになるんじゃ」との不安との闘いだったのですね。 CDにおさめられた歌の中ではメガヒット曲群をさしおき、彼らがフィーチャーされた「アワ・ラスト・サマー」が一番よかった気がします。 努力のたまもの! 舞台にはないギリシャの海・空・空気をパッケージングできるのも映画ならではの贅沢。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-18 06:00:05)

000.00%
100.00%
200.00%
3171.92%
400.00%
5819.15%
623326.33%
733337.63%
818921.36%
9273.05%
1050.56%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS