みんなのシネマレビュー |
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3421. 金田一少年の事件簿 上海魚人伝説 偉そうに言って申し訳ないけど、これはゴミだと思います。そもそも映画というものが何か勿体ぶった大層なものだとは思わないけど、コレに関する限り、さすがに映画をナメるにも程がある、と思い、観てて正直腹が立ちました。私が初めてつける0点です。0点(2003-10-13 00:16:08)(良:2票) 3422. TAXi2 前作で覚悟が出来てたというか、高望みしない姿勢で観られたので、楽しめました。はは、ニンジャだってさ。面白いじゃないの。でも今はまだ別にいいけどさ、いつまでもこんなの撮ってちゃダメよ。6点(2003-10-13 00:01:06) 3423. どですかでん コレはどうも、面白いか面白くないかというより、何か悪い夢見てるみたいですね。この世のものとは思えん。はは、は。武満徹の音楽、メインテーマは耳にする機会も多い馴染みやすい曲ですが、途中は一転、タケミツというよりは、ウェーベルンかモートン・フェルドマンか、と言った感じの、不気味な呟くような音楽。こういうのはホントに黒澤監督の好みに合ったのかしらん。ちゅうわけで、部分部分、印象に残るものは確かにあるのですが、全体を通すと、どうもとりとめがなくて、素直にこの世界に入り込めませんでした。6点(2003-10-12 23:50:53) 3424. ロスト・イン・スペース これは・・・どうしたらいいんでしょう?? 途中があんまり盛り上がらなくても、ラストくらいは気が効いてりゃあ、何かしらいい印象が残るんですけど、本作は、これは、まあ、うん、いやはや。何だか、絶対に起こしてはいけないタイプの大惨事を目撃してしまったような、ものすごい後味の悪さが残ってるんですけど。3点(2003-10-12 23:27:07) 3425. ペイバック 原作はR・スターク(というかウェストレイク)の悪党パーカー・シリーズでも最も評判のよい『人狩り』、というわけで原作に忠実に映画化する手もあるんでしょうが、本作は違った! 非常にいい意味で裏切ってくれました。原作に無いトリックなどが盛り込まれて、観ててうれしくなります。映像の色調や、カメラワークにコダワリを見せつつも、イヤミにならない範囲に抑えられてて、素直にストーリーを楽しめたのでした。8点(2003-10-12 22:53:03) 3426. いつかギラギラする日 後にクーデターで松竹を事実上追放される奥山和由が、ハリウッドに匹敵するアクション映画を日本でも、という意気込みで作ったんでしょうけど、どこかで観たようなアクションシーンがスケールダウンして詰め込まれてるようで・・・。B級映画を模倣してもC級かD級にしかなり得ませんしね。高級フルコース料理を作ろうとしながら食材をスーパーで買ってきちゃったような感じで、「邦画にしてはよくやってるでしょ」レベルではやはり寂しい。まあでも、やっぱり「活劇」は歓迎です、ドンドン作って下さい(できればもう少しストーリーの面白いモノを・・・)。5点(2003-10-12 22:30:42) 3427. 怒りの逃亡者 勿論ダメ映画の部類ですが、断然イイ線いってると思います。前半のカーチェイスは見ごたえアリ。スタンダードではありますがそれがまたいい。さらにビル壁面にへばりついて身を隠すシーン。ガンバってます。警官隊は妙にあっさり引き返すんですが、ヘリとの戦いがなかなか。何故か無人のゴンドラがあって命拾いするんですが(ほんとに何でこんな所に)、これも畳み掛けるアクションで、グー。ラストは・・・これはしょうもないですね、ちょっといただけません。7点(2003-10-12 21:57:33) 3428. ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団 《ネタバレ》 こりゃあもうゴメン、相当ツラかった。太陽が突如地球に接近、大干ばつが発生(多分。あまり深刻そうじゃないけど)。さて主人公の少年コチャン、ある日遺跡でドロボーを発見、後を追うがアエ無く射殺されちゃう(残酷!)。しかしウルトラの母の寛大なるハカライによって、正義の味方、ハヌマーン神として生まれ変わる。そう、ウルトラ6兄弟じゃなくてコイツが主人公なのよね。豚みたいなブサイク顔なのに、ウルトラマンそっくりの登場シーン、もう正視できませーん。まずはドロボーどもを復讐の為に惨殺! 続いて、これ以上地球に近寄らないよう、太陽に直談判! 太陽(=「太陽」役のオジサン)も、ソイツは悪いことしたね、と退散。やったねコチャン! 一件落着と思いきや、何やかんやあって今度は怪獣軍団が登場。地球の平和を守るため(なのか?別に怪獣も大したことしてないが)、立ち向かうハヌマーン。しかし、多勢に無勢、次第に追い詰められる。危うし! そこで「ようやく」ウルトラ6兄弟が助っ人に! 繰り出される合体攻撃! いやあ。マジできついっすよ。科学特捜隊みたいなのも一応出てくるけど、薄汚ない二人が何もせず右往左往するだけ。21世紀の今こそ、本作を観直して新たな衝撃を味わうのもよいかと思われます。 1点(2003-10-12 20:08:38)(笑:1票) 3429. スーパーノヴァ(2000) もー支離滅裂で、不幸にして監督が次々交代したとか何とか言い訳しないと、成立不可能な映画(大体その監督降板劇からして、何となく胡散臭いなあ)。「なんじゃこりゃ」指数では、『イベント・ホライゾン』の方が数段マシです。悔しかったら続編作ってみろっての(←ナゼか喧嘩腰)。3点(2003-10-12 11:00:23) 3430. オープン・ユア・アイズ 《ネタバレ》 元ネタは安部公房の『他人の顔』ですかねえ。違うか。でも、「顔だち」という曖昧なものに振り回される人間の不安定さ、という点では共通したものを持っており、サスペンスとしてうまく仕上げてます。で最後どうなるのかと思ったら、何じゃそりゃ。『トータル・リコール』か? 不安定な人生そのものが夢かマボロシってか。いっそ、最後は地面に叩き付けられて木っ端微塵になったところで「完」、ってのもまたオツでよかったんじゃ?7点(2003-10-12 10:39:36) 3431. 雄呂血 後の雷蔵版も捨てがたいが、この原典版もスゴイ。バンツマは絶対、古今東西最高のアクション俳優だと思います。クライマックスの息もつかせぬチャンバラは、人間の能力を超えてます。目が点になりました。8点(2003-10-12 10:14:22)(良:1票) 3432. シンドバッド虎の目大冒険 最初の宇宙人3兄弟みたいな奴はよかったんですけど、後がさっぱり。モンスターのキャラが弱く、あんまり心ときめきません。大体、無理にコマ撮りやらなくても、着グルミか何かでも表現できるそうなヤツが多い(実際一部の撮影ではそうしてる)。敢えてコマ撮りにこだわるのは、「動きがギクシャクして特撮っぽくて面白かろう」という、コマ撮りの限界を自ら認めたような開き直りにも感じられてしまいます。やっぱりキャラが命! ストーリーの方はハナからもうデタラメで、モンスターにも魅力がないとくれば、どうにも見どころが少ない。労力があまり報われなかった残念な映画です。5点(2003-10-12 10:01:18) 3433. ザ・ワン リーウェポ4を観て誰もが思ったはず、「リンチェイがこんなポンコツどもに敗れるのは納得いかない」。そう、リンチェイを倒せるのはリンチェイしかいない、というわけで、本作の登場。パラレルワールドにしちゃ125人ってのは少ないですねえ、しかも写真で出てくるだけ(コスプレマニアは必見)。いや、設定は面白いと思いますよ、ただ逆にそれがアクションへの制約になっちゃったのかなあ、とも。それなりに楽しめますが不完全燃焼系。6点(2003-10-12 09:41:31) 3434. エネミー・ライン ん? 実話を元にしてるとか言い張るし、ジーン・ハックマンは出てるしで、嫌でも『バット21』を思い出すけど、リメイクなの? よくわからんが、とりあえずテンポよく楽しめます。主人公が結構ムチャな指示を受けて散々歩かされますが、全然へこたれないのはさすがというか、リアリティが無いというか。この辺、さすがにテンポ重視で軽くなってしまったのが残念。でも戦闘シーンは取ってつけたような『プライベート・ライアン』ばりの映像、ちょっとコッパズカシイ気もするけど、なかなか楽しませてくれます。7点(2003-10-12 09:25:41) 3435. バイオハザード(2001) いやあ、ゾンビっていいよね! 予想以上にゾンビらしいゾンビでよかった! ポール・アンダーソンにはどうもついてけない印象を持ってたのですが、本作でぐっと見直しましたよ。こんなので見直されても不本意かもしれんが。ゲームの方はクリアどころか、ヘタクソ過ぎていつも最初の場面で頓死しちゃった。映画の方が楽でいいなあ。ところで、マーシャルアーツでゾンビを蹴散らすミラ。カッコよく見えるが、やってることはまるで『ブレインデッド』と同じではないか!8点(2003-10-12 08:59:26) 3436. アザーズ 周囲でも、某作品を観てたから展開読めちゃった、との声を聞きます。みんなすごいね。私はビックリ仰天したんですけど。まず途中のサスペンス感覚は、その某作品よりもずっと上だと感じました。かなり夢中になって観てたので、真相が見えてきた時にはもう、心臓ドキドキもの。と思ったら、それは真相の端緒に過ぎず・・・。いやあ、かなり楽しませてもらいました。9点(2003-10-12 08:32:31) 3437. ハートブルー キャメロン作品はストーリーが魅力的であっても、シーンに関しては、惚れこむような魅力的なシーンというのはあまりないと思ってるのですが、本作を見る限り、ビグローは違う。本作は殆どストーリーそっちのけで、魅力的なシーンを徹底的に詰め込んでます。つまり、観ててとにかくカッコいい、観たいものが詰まった映画。特にパラシュート無しのスカイダイブって、鳥肌立つほどカッコいいよね。8点(2003-10-12 02:16:57) 3438. ゼイリブ 原作はレイ・ネルソンのショート・ショート『朝の八時』。原作と違って、サングラスで宇宙人を見破る設定にしたのは正解、雰囲気が出ました。しかし短い原作を精一杯引き伸ばしたせいか、主人公2人の喧嘩が、時間調整のごとくやたら長い。アメプロは殆ど観ないのでロディ・パイパーの事もよく知らんしな。しかしこのイビツさがカーペンターの持ち味でしょう。また、原作は何やら切ない終わり方ですが、映画の方は絶望的な戦いをなかなか派手に盛り上げてくれてます。ところで音楽に関しては、カーペンターが自分でやるのはヤメといた方がいいと思うのですが・・・。7点(2003-10-12 01:57:36) 3439. 未完成交響楽(1933) シューベルトのロ短調交響曲(現在与えられてる番号は第7番)が何故未完成に終わったか、の謎をキッカケとして作ったフィクションです。シューベルトは他にも未完成作品が幾つもあり(他には「四重奏断章」等が有名)、実際には大した意味は無いと思われます(一般に言われているのは、第1、第2楽章を3拍子系のテーマで書いてしまい、第3楽章も3拍子のスケルツォなので、書き進めにくくなったんじゃないか、という説)。が、この曲、未完成ゆえに完成された、と言うのはいささか言いすぎでも、とてつもない異彩を放つ個性的な曲で、確かに何か想像力をかき立てるような要素を持ち合わせています(当時はベートーヴェンもまだ第九の作曲途中というから、かなり斬新な音楽です)。本作は、ユーモアも交えながら、未完成の謎にロマンチックな解答を与えており、なかなか音楽にもマッチしています。多分実際のシューベルトよりはかなり美化されてるんでしょうけどね(後に墓を移動する際の調査で身長がかなり低かった事が確認されているようです。また肥満で内向的というから、今生きてれば「オタク」と呼ばれかねない)。7点(2003-10-12 01:38:13)(良:1票) 3440. 鉄男 TETSUO 普通サイズの怪人シリーズ(!)。塚本晋也監督が脚本美術照明編集、撮影から悪役までこなして(役名は「やつ」。あはは)八面六臂の大活躍。ダイナメーションではなく、生身の人間でコマ撮りやっちゃう!田口トモロヲさんご苦労さんです! 粗大ゴミを拾ってきて作り上げたメイキャップがすごいぞ。 エネルギッシュな映像に圧倒されながら観ていると、だんだん謎が解けてくるストーリーの妙。これまで一体何人に薦めて撃沈されたか知れない映画ですが、懲りずにこれからも薦め続けてやるゾ。本作を始めとする諸作で国際的に有名になった塚本監督、確か北野武監督がベネチアで金獅子賞取った時の審査員の一人だったと思います。9点(2003-10-12 00:59:17)(良:1票)
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