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プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

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3421.  大いなる決闘 《ネタバレ》 これは珍作、どこまで真剣なのやら、とにかくヘンテコな西部劇。血が吹き出る描写やスローモーションの多用など、シビアでヘビーな作品を目指している、らしい、のだけど、これがいかにも「なんちゃってペキンパー」な感じで、とってつけた感じが拭えない。脱獄囚ジェームズ・コバーンが、仲間を引き連れ、元保安官チャールトン・ヘストンへの復讐を企む。そして両者の対決へ。という訳ですが。コバーンの悪役ぶりが光る一方で、主人公であるはずのヘストンの影がどうも薄い、というか、グダグダとセリフが多い割に性格付けが薄く、つかみどころがない。ヘストンについて行く助っ人の若造に至っては、どこの馬の骨なんだかさっぱり分からない感じ(大物俳優である父親にあまりに似ているので、その点だけは印象が強いけど)。娘が悪漢ども襲われているのを見て逆上する元保安官に対し、「これはワナだ」と元保安官が飛び出すのを引き留める助っ人の若造。引き留めるのはいいけど、そんなタコ殴りにせんでもいいでしょう。保安官も娘の心配はどこへやら、急に冷静になって若造のことを誉めたりしてるしなあ。で、何をトチ狂ったか、草むらへの放火というよくわからん手段にて、保安官たちの反撃が開始される。いや、炎の中の対決がクライマックスなら、それはそれで良いのだけど、やがて鎮火してしまい、勝負は翌日に持ち越されちゃう。銃撃戦、ヘストンが拳銃を連射し、敵の一人が「6発撃ち尽くしたぞ」とわざわざ判り易くつぶやいた上で飛び出すと、ヘストンは澄ました顔でもう1丁の拳銃を取り出し射殺する。ま、テンポが良いことは否定しませんが(笑)。そしてついにコバーンとヘストンの対決! わざわざヘストンが事前に解説していたセリフ通りの結末に、納得いくような、いかないような。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-10-02 23:51:55)

3422.  死体を売る男 ヴァル・リュートン製作の怪奇映画シリーズ。原作がR・L・スティーヴンソンに監督はロバート・ワイズ(!)、そして出演がボリス・カーロフにベラ・ルゴシってんだから、何か文句ありますか、ってな布陣なんですけれども。残念ながらちょっと文句付けたくなっちゃう。内容的には、「解剖用の死体を医者へ供給するために、墓を暴いていた死体泥棒の男が、やがて死体を得るために殺人を犯すようになり……」というオハナシ。クライマックスには日本の怪談みたいなオチが待っていて、悪くないんですけどね。殺人の場面なんかも、“街を歩く歌手が暗闇に消え、彼女を追う馬車も暗闇に消え、最後に歌手の歌声が消える”などという、「すみませんちょっと狙っちゃいました」的な、なかなか風流な演出、悪くないと言えば悪くない。じゃあ本作の何が悪いかっていうと、なんかいかにも、ストーリーをそのまま順序良く語っちゃった、みたいなヒネリの無さ、ですね。場面場面ではオヤと思わせるものはあっても、全体を通してはやや一本調子な感じは否めません。纏まりが良く安心して楽しめるけれど、怪奇映画で安心させてどうすんのよ、と。[DVD(字幕)] 5点(2012-08-28 21:29:51)

3423.  スペース・カウボーイ 老人版『スペース・キャンプ』といった感じの作品。『アルマゲドン』などという、ポンコツどものくせに「オレ達が地球を救ってやる」みたいな作品には閉口しちゃうけど、本作みたいに軽いノリで宇宙に行っちゃうと、リアリティがどうのと突っ込む気も起らず、むしろやりたい放題の部分に痛快さを感じちゃう訳ですね。そこはいいと思う。ただ。宇宙に行っても「オレがイーストウッドだぜ」というノリを通し続けるのって、ちょっとついて行けない部分もあるのです。40年という歳月を肉体的にのみならず精神的にまでも簡単に埋めてしまう。宇宙に行ったらさすがにもっと感動しないのかい? 謙虚な気持ちにならないのかい? 多分このノリなら、死ぬときも軽いノリで天国に行って、「天国でもイーストウッドだぜ」とスカしてるんじゃなかろうか。と、そもそも本作、題材とノリとのギャップが、しっくりこない、だもんでなーんだか物足りないのです。「宇宙に行ってもイーストウッド」よりも、「宇宙に行ったらイーストウッドは?」っていう方に、興味があるのだけど。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-08-18 17:13:26)

3424.  怪獣ゴルゴ 《ネタバレ》 イギリス製のキグルミ怪獣映画。怪獣の微妙なサイズといい、“怪獣をとっつかまえて都会で見世物にする”というストーリーと言い、『キングコング』のパクリかと思えば、さにあらず。怪獣が微妙なサイズなのは、実はそれが“ミニラ”であったからでして、後半は、“ミニラ”救出のために巨大親“ゴジラ”がロンドンに上陸、破壊の限りをつくす、ってなオハナシ。キグルミ怪獣ってのは、前屈姿勢の最近のCG恐竜とは違って、背筋がまっすぐ立っており、ダサいと言わればそりゃダサいですけど、建造物を次々に破壊していくのはやっぱり、こういう怪獣の方がサマになります。破壊されるミニチュア建造物の作りも精巧で、見事なもの。群衆パニックシーンや軍隊出動シーンと折り合わせてダイナミックな仕上がりに。怪獣の方も、キグルミとは言え、怪獣の耳を動かしてみせたりする芸の細かさ(あれって多分、耳だよなあ)。さらには実物大の赤ちゃん怪獣を登場させるなど、何かと気合いの入った作品になっているのですが。……では、そんな気合いの入った本作の、一体何が気に食わぬかというと、まあ、「上記した点以外、すべて」とでも言いますか。ワクワクさせるような冒険モノの要素も何もなく(そこが『キングコング』と全く違う点)、ひたすら単調な語り口。肝心のロンドン襲撃のシーンだって、「名所を破壊しておけばとりあえずスペクタクルシーンになるでしょ」みたいな安直なノリで、でも破壊とパニックが淡々と並べられているもんだから、無味乾燥な印象が拭えません。その挙句、「怪獣親子仲良く帰っていきましたとさ」っんだから、そりゃま、日活の某怪獣映画とか、それこそ某CG恐竜映画の第2作とかに影響は与えんたんでしょうが、「おいおい、駆け足の描写で辿り着いた結論が、これかよ」、と、まあ正直、何の余韻も残らない訳ですが。そんな作品でもいいから、怪獣映画の歴史のひとコマを見てみたい、という方は、どうぞ。[DVD(字幕)] 5点(2012-06-17 08:21:15)

3425.  エイリアン4 独身のころ、実家の居間のテレビを占領して洋画劇場などを観ておりますと、大抵は無視を決め込んでいる母親が、ごくまれに、さすがに見るに見かねたのかコメントを発することがありまして、例えば、『ポリス・ストーリー/香港国際警察』に対するコメントとしては「それにしても乱暴な映画ね~」、はたまた、『新・激突』とかいうテレビ映画を観ていた時には「それにしてもしょうもない映画ね~」、という感じで、非常に的を射たコメントだと思います。で、この『エイリアン4』に対するコメントですが、「それにしてもわけわからん映画ね~」でした。まあ、母としては、『エイリアン』と名がつく以上、四番煎じではあっても、もうちょっと普通にオモロイ映画を期待してたんでしょうけど・・・。それが、こんなヤケクソみたいな映画、ですからねえ。まあ、実際には、映画中盤ではしっかりサバイバルしてるんですけれども。ただ、全般的な印象としては、コレ、“何とかコード”に引っ掛かりそうな、不健全な感じがしてしまいまして。この映画を支配しているのは、畸形性への嗜好、ですよね(出演している俳優を見ても明らかに・・・)。で、「うわー、これって、やばいよなー」と、ちょっとひいてしまう。『エイリアン』を変にシリーズ化しちゃって、監督それぞれ、好き勝手なことばっかりやって。おいおい“エイリアン”で遊ぶのもいい加減にしろ~。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-04-27 00:15:27)

3426.  映画ドラえもん のび太と奇跡の島 アニマル アドベンチャー ウチの下のチビは途中で集中力を欠いてしまい(すみません、周りの方、ご迷惑をおけかしました)、親の立場としては、この時点で本作に不満な訳ですが(笑)、しかしウチの上の子も含め、大抵の子供たちは大人しく観賞していたので、これはどう考えてもウチのチビが悪い! 困ったもんだ。・・・いやいや、でもやっぱり、作品の方にも問題はあると思う。冒頭の指きりから、カブトムシ対決あたりまでは、面白く描けてて楽しく観てたんだけど。物語が動き始めるあたりから、少年時代のパパの冒険と、のび太たちの冒険とが並行して描かれ、錯綜したサスペンスの中で観ている我々の関心を引っ張っていこうという工夫を凝らしている、その努力は判るんだけど。残念ながら、その分、描写が雑になっちゃってるのでは。描写を「省略し過ぎ」なのでは。眼目であるはずの“ゴールデンヘラクレス”、登場人物たちが何ゆえそんなに有り難がっているのか、正直、関心が沸かない。関心を沸かせるような描写が、ない(もののけ姫のシシ神サマみたいなもんらしいが、明らかに貫禄負け、神秘性負け)。シーンが変わった途端にいきなり「ついに捕まえたぞ」とか言われても、はい、そうですか、と。そもそも絶滅動物たちの集まる“奇跡の島”にやってきた癖に「親って、いいよな」みたいな日常的な感傷に浸ってるのにはゲンナリする。もっとワクワクしろよ。無理に感動するな、感動させようとするな。「のび太が生まれた日の事、憶えてるかい」、はい、親なら憶えてます。子供なら、あんまし関心ないでしょうなあ、少なくとも自分が大人になって、自分の子供ができるまでは。と言う訳で、「感動しそうなキーワード」をとってつけたみたいにちりばめて見せるヒマがあったら、もっともっと、ワクワクする冒険そのものをいかに描くのか、に注力して欲しい。その先に広がる地平にこそ、我々は感動するのだから。それにしても、「パパの少年時代=30年前」が衝撃的。アレはちょっと、時代さかのぼり過ぎでは…。[映画館(邦画)] 5点(2012-04-01 08:40:29)(良:2票)

3427.  その男ヴァン・ダム その男●●。この●●に入るべき名前が“ヴァン・ダム”で本当にいいんだろうか。ちょっとシャレになってないんじゃないだろうか。大きなお世話です。でも心配。冒頭の長廻し、普通なら肉体派の身体能力の見せどころ、それを逆に、「ああキツイ」とオチをつける。本当にキツそう。もっともこの作品、ヴァン・ダムがヴァン・ダム役で出ているとは言え、時間が行ったり来たり、視点が代わり、場合によっては顛末まで差し替わってしまう、そういう作り込んだ構成が、フィクションであることを念押ししています。しかし完全なフィクションとも言え無さそうなトホホなところが、この作品の魅力でもある訳ですが。ただ、構成を作り込んだ割に、撮り方はちょっと雑なのでは? 長廻しが、単なる「あのスター、ヴァン・ダムなんだから、うまく演技するでしょ、まかせとこ」みたいな。前半は結構笑って観てられたんですけど、後半、ズルズル行ってしまった感が。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-02-25 18:49:02)

3428.  ワイルド・スピード/MAX ここまでの3作、結構楽しませてもらったのですが・・・ここに至って失速しましたかね。冒頭のスタントに期待が高まったものの、すぐに「もう全面的にCGに頼っちゃいまーす」という割り切りが見えてきて。ラストの方ではちょっとマッドマックスごっこみたいなところがあってニヤリとさせるも、やっぱり映像はCGへ。第1作の二人を出演させてみるも、もはや二人の関係には、緊張感も面白みも無いし。あと、中盤の路上レースのシーンで、カーナビ画面を使ってシチュエーションを“解説”しちゃったのは・・・この手法、確かにわかりやすいんですけどね。でもお手軽過ぎ、ですよね。[地上波(吹替)] 5点(2012-01-07 09:58:08)

3429.  ウォルター少年と、夏の休日 少年が預けられた伯父たちは、スーパー爺さんだった、というオハナシ。なんですが、コメディタッチだけど笑うに笑えず、ファンタジーなんだけどワクワクせず、どうも煮え切りませんなあ。どうしてこんな内容で映画作ろうと思ったのか、理解に苦しみ、私にとってはコレ、怪作のひとつ。しかし、大真面目に暴走するデュヴァルの破天荒ぶり、アホらしい話をもっともらしく語り続けるケインの茶目っ気、泣き顔オスメント君の真摯な眼差し、いずれも、そりゃ、あざといと言えばあざといかも知れないけど、時々、とってもイイ表情をして、やっぱりこのヒトたち、「持ってる」よなあ、とは思わされます。ライオンを絡めたのも上手い。でもやっぱり、ストーリーは安直でヒドイと思います。少年の成長を描いているつもり、らしいけど、はっきり言って、この少年、まったく成長してません。母に向ってついに想いを発するクライマックス、これが単なる「甘え」なんだから、もう。あと、邦題に入ってる訳のわからん読点「、」も嫌い。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-12-07 23:23:20)(良:1票)

3430.  刑事コロンボ/パイルD-3の壁<TVM> 《ネタバレ》 ピーター・フォーク監督作品。まあ、その方面にあまり深入りしなかったのはコレを観る限り正解だったかな・・・? 犯人は例によって最初からわかっているのだけど、普通の“倒叙モノ”とは一味違う。犯行自体は我々に明らかになっておらず、むしろ犯人の策略が物語の中で密かに展開されていき、ラストでその狙いが明らかになるところがミソ。とは言え観てて大体は読めちゃうので、そういう意味ではやっぱり“倒叙モノ”の一種かもね。犯人の目論む完全犯罪は、コロンボと思考を完全に同一化することによって成立する、という非常に危険な綱渡り(コロンボが予想通りに動いてくれないと失敗してしまう)。しかし思考があまりにも完全に一致してしまったため、当然ながら犯行の狙い自体もコロンボの感知するところとなり、あっさり御用。コロンボ恒例の「見込み捜査」がこの上もなく有効に機能してしまうという、なんとも八百長クサい展開なのでした。だからコロンボって苦手なんだよなあ、との思いを新たにしてしまう(金曜ロードショーで水野さんが「さあ来週は皆さんお待ちかね、刑事コロンボの登場です」と言うたび、ガッカリしてたんだよなあ・・・)。ところで↓ラスト近く、タイヤがパンクするシーンを「意味が無い」と批判されている方がいるのを拝見して「なるほどそういう感想もあるのか」と、これはちょっとした発見でした。私はむしろこのシーンが本作で唯一(?)オモシロく感じた見せ場だったもんで(いかにも監督が楽しんで撮りそうな、サスペンス的カマシだなあ、と)。人の感じ方は千差万別ですな。[CS・衛星(吹替)] 5点(2011-10-29 16:05:09)

3431.  ヤングガン 期待の若手スターをかき集めて新時代の西部劇。ってなノリですがスターとは言い難いヤツも2名ほど混じっているようです(残りの4人も、まあ、人生いろいろ)。殆ど変質者と言いたくなるほどのビリー・ザ・キッドのアナーキーな人物像もユニークで良し、ロック調の音楽も(いやコレはダメだけど)まあ良しとしましょう。問題はクライマックス。取り囲まれまくり、立て篭もりまくり、これだけのお膳立てがあって、どうしてここまで盛り上がらんもんなんですかねえ。その昔ゴールデン洋画劇場か何かで観たきり、一部のシーンを除いて殆ど記憶から消えていた映画ですが、はい、今、思い出しました。思い出したって、何を? このクライマックスの失速ぶりを。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-09-11 23:06:24)

3432.  ステルス そりゃまあ他国の扱いのヒドイ映画には違いないんだけど、この映画において一番扱いが悪く一番マヌケに描かれているのはアメリカ軍であるように感じてしまった。元々何も描いてないんじゃないの、と言われればそれまでだけれど。なにせこの作品のデタラメさ、こういうのを作れてしまうのは、つくづく勇気あるよなあと思う。[地上波(吹替)] 5点(2011-07-06 22:52:20)

3433.  ナイル殺人事件(1978) 監督はジョン・ギラーミン、スペクタクルならオイラにお任せ。クリスティ『ナイルに死す』の映画化とくりゃあ、これはもうゼヒとも、あの雄大な遺跡群を豪快に撮り上げてやるぜ。いや実際、ピラミッドを登るシーンなんて、どうやって撮ったんでしょうねえ。しかし・・・ごめん。実はあんまし楽しめなかったのよ。大味過ぎて。原作は確かに長いけど、それでもこの映画はチト長過ぎないかしらん。エジプトの光景を映画に織り込んで盛り上げてくれているのでしょうが、あまりメリハリが無く、意外に気分が乗りませんでしたスミマセン。ポアロが誰かを疑い問い詰めるたびにいちいち“犯行再現ダミー映像”が流れるのも食傷気味(これ、やり過ぎると、ラストの真相解明シーンまでもが並列的になり、どうでもよくなってくる)。ま、原作はクリスティ自身がお気に入りの一本だったものでもあり、プロット自体は楽しめるものに違いないんですけど・・・。ところで、前半の「落石事件」って、映画の中で“きちんと正式に”解明されてたっけか?(こういうのも、“犯行再現ダミー映像”の副作用ですよねえ)。もしかして、○○○の役を、あまりイメージに合わない△△△なんていう役者にやらせるから、この辺りの収拾がつけられなくなっちゃったの?[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-05-28 16:56:39)

3434.  はやぶさ奉行 冒頭、次々に起こる殺人事件! ⇒でもそれは、ストーリ上はどうでもいいことであって。とりあえず、潜入捜査官・遠山の金さんの活躍が始まる訳ですが。で、例によって例のごとく、悪者どもの悪だくみを暴く、というオハナシ(まあ、当然だけど)。しかしその“悪だくみ”ってのが、普通の発想を遥かに超えた、ムダに大掛かりな作戦で、なかなかに笑撃的。金さんと彼をサポートする“ねずみ”の前に現れる、危機また危機。だけどすべてサラッと流されるので、あんまり盛り上がらない。金さんが崖に追いつめられる絶体絶命のシーン、これも見事にサラッと流され、「今のは何だったんだ」と唖然。金さんを演じるは、和製ジャン・ギャバンこと(?)片岡千恵蔵。セリフにはいちいち気合いがみなぎり、正直、何を言っているのか聴き取りづらいほど。まあ一種の様式美ってヤツですかな。[CS・衛星(邦画)] 5点(2011-05-25 02:19:34)

3435.  プレデターズ(2010) 別に“ゲームの映画化”じゃないんだけど、ノリは完全にゲーム。どういう事態でどういうルールなのか、別に訊いてもいないのにエイドリアン・ブロディが一生懸命、断定的に説明してくれる。という、そのあまりの「含みの無さ」に、白けてきちゃう一方。ブッ飛んでいるように見せかけて、実は全く飛距離が出せていない映画でありました。いや実際、何もかも茶番臭くて、“プレデター”が、強いとか怖いとかいう風に感じられないのです・・・って、昔っからそうだけど。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-05-13 22:54:24)

3436.  特攻野郎Aチーム THE MOVIE かつて毎週ビデオに録画して完全に惰性で観ていた、あの特攻野郎Aチームが、ついに映画になりましたとさ。今さら「ついに映画化」とか言うのも白々しくて、むしろ「例によって映画化」が正しい。何となく、よく巷で言われる「あの政治家、期待してたのに、いざ総理大臣になったらやっぱりダメね、総理なんて誰がやっても同じよね」とかいうコメントを思い出しますね。Aチーム、お前もか、ってな感じ。企画は立てたけど映画化すべき内容が思いつかないらしい。うーん、とりあえずAチームを名乗るんなら、困ってる人を助けるオハナシ(通常営業モードですね)でよかったんじゃないの。で、この際、CGは使わない。クルマはたくさん壊す(特に横転が好ましい)。勿論、死人は出さない。どうですか。21世紀にはこういうの、通用しませんか? (ところであのパワーボム野郎、すっかり太ってしまって、しっかりとミスターT化してましたね。コングに似てるで賞を差し上げます)[ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-04-30 15:22:39)

3437.  トロピック・サンダー/史上最低の作戦 ブラックなのはいいとしても、何だかノリの悪いコメディ。でもどうしてもこの映画を作りたかったのね。どうやら映画業界に対して相当、鬱憤が溜まっているようですね。そう思って観ると、同情を感じてしまいますが、でもこんなにストレートに鬱憤を映画にぶつけられたんじゃあ、今度はコチラの鬱憤が溜まってしまうではないですか。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-02-14 23:25:30)

3438.  12ラウンド 主人公の刑事に対し、彼を逆恨みする犯人が、12ラウンドにわたるイヤガラセを繰り広げる映画。いちいち「次は第●ラウンドだ!」とか宣言する犯人のマニアックさに比べ、さほど映画自体が“数”に対してこだわるような演出でもなく、この“12ラウンド”ってのは何だか、尺を埋める言い訳に過ぎないような。1ラウンドごとに区切っていくことで、様々なアクションを何の工夫もなく盛り込めるという趣向。消防車でのクラッシュシーンなどはなかなか盛り上がり感涙モノ(あくまでワタシ個人的に。ターミネーター3のクレーン車クラッシュと並んで、子供の頃からの夢だったクラッシュシーンなもんで)。しかし路面電車の暴走シーンはイマイチ何をやりたいのか、アタフタするばかりで、もひとつパッとしない。しかもこういうアクションを、いちいち区切って提示していくのが、いかにも段取り臭くてノリが悪い。最初は「え、今ので1ラウンド分かよ、せこいな」と思わんでも無いけど、12も続くとお腹いっぱい、結構くどい。もっとも、実はその展開の中に、涙ぐましいようなストーリー上の工夫が隠されていることがラストで判るのだけど・・・この辺りは何だか『ダイ・ハード』で聞いたようなオハナシで、これじゃあ『ダイ・ハード2』よりよっぽどコチラの方がダイ・ハード2だよなあ、監督さんよ。あと、プロレスラーならばやっぱり、“12ラウンド”よりも、“一本勝負”でしょ、と。[DVD(字幕)] 5点(2011-02-07 01:59:37)(良:1票)

3439.  20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗 広げまくった大風呂敷を一生懸命たたむのが、この「最終章」とやらの宿命なんでしょう、まあとりえず御苦労さまでした。まあ、何となくスッキリしましたよ、とは言っても別に、“ともだち”の正体が判ったからではなく、そんなもん“ともだち”の正体は鬼太郎のオヤジに決まっておろうが、と最初からまるっとお見通しであった訳でして(この言い方で合ってますか?)。このスッキリ感って何だろう、これは作品に対するものではなくて、自分に対するものですね。何というかまるで、以前から大嫌いだったヤツと久しぶりに会話をかわしてみて、意外にも平静な気持ちでいられた、そんな時に感じるような達成感ですね。[地上波(邦画)] 5点(2011-01-08 17:17:51)

3440.  アリス・イン・ワンダーランド 3Dで観てない私が悪いんですかね、2Dで観る限り、工夫の無い映画、余白の乏しい映画、したがって何の情感も感じられない映画としか思えなかったのですが・・・。カントクさんが映画で遊ぶのは大いに結構だけど、この程度の遊びには、付き合いきれません。なお、アリスの体が小さくなったり大きくなったりする際に、服のサイズが合わなくなる描写、これこそ全くツマラナイものだと思います。アリスの体が大きくなることと、アリス以外の世界すべてが小さくなることとは、同義であり区別は無いはず。しかしこの描写は、わざわざそこに区別をつけてしまった。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2010-12-28 00:41:19)

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