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コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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361.  狼の血族 《ネタバレ》  開始数秒でゴシックロマンの雰囲気に包まれる神秘の少女ファンタジー映画です。 “少年のファンタジー”と比べ “少女のファンタジー”はダークでグロく不条理なシュールな雰囲気に包まれます。 この狼の血族もシュールでグロイです。 そのグロさといったら、スプラッタホラーを連想します。 またファンタジーの中に凄く生々しい表現があるので、 昔の童話にある本来の残酷さやエロスは独自の解釈で映画の中に蘇ってます。 様々な寓意が見られ、それがまた奇妙でした。 映像はいかにも昔のファンタジー映画といった感じがして神秘的です。 赤頭巾ちゃんのお父さんの役はなかなか好きな俳優だった。 首がミルクに落ちるシーンは素晴らしいです。 ただ、落ちた首が蝋といえば仕方ないのですが、 ミルクをはじく質感があまり心地よくないです。 狼は狼でとても官能的でロマンチックな感じもします。 少女はとても可憐です。それと毒々しいファンタジーがとても幻想的に感じる不思議な映画でした。最後はファンタジーの持つ毒性を描いているようで恐ろしいです。 よく分からない感じでしたが、なかなか色濃い作品ですね。 夢から覚めない感じがなんとも恐ろしいです。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-09 22:21:51)《改行有》

362.  モルギアナ 《ネタバレ》 (2008年映画メモより) チェコの怪奇骨董幻想箱(GOTH‐BOX)とかいう怪しいDVDボックスがあります。 そんな中の一枚です。 なんだかエドガー・アラン・ポーの小説の世界のようです。 凄く好きな雰囲気です。 そしたら原作が”ロシアのエドガー・アラン・ポー”の異名を持つアレクサンドルグリーンとかいう人の小説らしくて、どうりでポオの雰囲気を強く感じるわけです。 憎悪とかいろいろなものが渦巻いている感じが素敵です。 館や服装も優雅で怪しい感じです。 嫉妬と疎外感に苛まれる姉に共感してしまいます。 病床に耽る妹がなんだかエロティックです。 音楽がとても恐怖感を演出しています。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-09 22:08:54)《改行有》

363.  闇のバイブル/聖少女の詩 《ネタバレ》 (2008年映画メモより) チェコの怪奇骨董幻想箱(GOTH‐BOX)とかいう怪しいDVDボックスがあります。 そんな中の一枚です。 これはとても妖しいです。 とても幻想的でした。 こんな幻想世界があるんですね。 初めからロリ度全開なのでビックリしました。 これが少女映画っていうやつです。 いやぁ、それにしてもゴスのシュールな雰囲気が全開の素晴らしい世界観です。 まるで夢を見ているように現実味がないです。 ただ少々難しいです。 美しさでは10点です。 クセがあるので一般向けではなく、カルトな映画です。 ただ、このクセのある美しさが大変気に入りました。 異様な美しさは神秘的過ぎます。 所々でとても美しい場面があるのです。 ダークな感じがゴス趣味をくすぐります。 そして少女がとても魅力的です。 楽園の世界を発見してしまった感じです。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-09 22:01:44)《改行有》

364.  フィアー・ドット・コム 《ネタバレ》 観ているのも退屈でした。 リングのパクリだから、それ以上のことが起こらないことは途中で分かってました。 とっても安易な方法で怖がらせます。 そう、怖がらせる方法は“ドッキリ戦法”しか持ち合わせていない稚拙なB級ホラーの典型です。 “呪いのビデオ”ならぬ“呪いのサイト”の不条理な映像は、リングをパクったのは言うまでもないですが、 しかしここまで怖くないものなのでしょうか?不安をかきたてる要素が見当たらない、、、。 和と洋では「恐怖」のツボも違うのでしょうか。 チェコのアニメーション映像のように面白い映像も見られますが。 退屈なのは「話のつまらなさ」もあると思います。 水の中に死体が放置、四つんばい女、指差したおばさんなど、リングの恐怖映像を連想させます。 それからサイコサスペンス風な色合いもあり、そこは「羊たちの沈黙」や「セブン」からの拝借かもしれません。 いろいろ影響を受けすぎ。 すぐにパクって自分のものにしようとするんだからダメです。 どうせゴキブリ大量発生だって、どっかのホラーからもってきたんでしょ! 廃墟に立つ少女の姿は絵的には良いのですが。。。 [DVD(字幕)] 2点(2012-03-08 23:47:07)《改行有》

365.  トランスポーター 《ネタバレ》 トランスポーター!カッコイイけど、うどんつくってた。 カッコいい男はうどんを作るときでさえもカッコイイのだ。 カーアクションあり、カンフーアクションあり、面白アクションあり、 何だか盛りだくさんなのに一貫して面白かったです。 これは当たりでした。 主人公がカッコよすぎる。強すぎる。 最初は仕事はルールを完璧に遂行する冷徹な男だと思っていたけど、 それはそれでカッコイイなと思ったけど、 徐々にそのキャラが崩れてゆくところが面白い。 ヒロインは上戸彩に見えてきた。アジア系の美人さんだった。 刑事さんも緩くていい感じ。 結構良いアクションエンターテイメントでした。 [DVD(吹替)] 7点(2012-03-08 23:35:38)《改行有》

366.  ICHI 《ネタバレ》 (2010年映画メモをもとに)綾瀬はるか綺麗です。女剣士最高。劇中に流れる一部の音楽も非常に美しく、この神秘的な歌唱はまるで精神世界にまで逝ってしまいそうな感じです(エンディング曲はどうでもいいですが、、、)。 なんといっても女剣士のソロリとした妖しい身のこなし、ゆっくりと鞘に剣を収めるその静けさは妖艶さも漂っています。 剣劇アクションとしてカッコイイのですが、剣術の素人だと思われる綾瀬はるかさんですらあそこまでカッコ良く見せてしまうのだから、映像編集技術でどうにでも出来てしまう感じが面白くないというか、だいぶ誤魔化しにもなるんだろうと思います。優れた俳優や女優の減少(イケメンだけ俳優の増加)にも繋がりそうです。 血がチョロチョロって、水道管から漏れたみたいですね。オシッコみたいです。 トーマがやっとこさ剣を抜いた場面では、ほんの少し迫力ありました。 、、、「アンタは生きなはれ~」って、トーマはアシタカか とも思いました。 綾瀬はるかの美しさと、一部音楽の美しさ、雪景色の寒々しさと、そこに生きる少女の健気な美しさ、、、など、素晴らしい場面は部分的にある筈なのに、何にもならなかった印象を残すのは、やはりこの作品の映画としての弱みです。 [DVD(邦画)] 4点(2012-03-08 23:24:46)《改行有》

367.  ペイ・フォワード/可能の王国 《ネタバレ》 感動しました。だけどなんだったんだろうって感じで印象がぼやけます。 主題がどこかつかめなかったです。 主役のオスメント君って当時は天才子役なんていわれてましたっけ。 独特の美少年で天使のような顔してますね、、、 それにしてもおもしろい顔ですね! 彼が世界を変えようとする話でしたっけ? 彼は普通の少年ですが聖人のようになって観客に伝えます。 彼の提案は面白いと思いました。「恩返しは出来ないんだ」なるほど。「それを次に渡すんだよ」そんなことは初めて聞いた。そんな感じで なんだかユニークな視点で良いことを伝えてます。 いままで滞っていた善(みたいなもの)が少しだけ動き出しそうになるのがこの映画のいいところです。 実際に善意を渡されても「それが続かないんじゃ?」「次に渡さない人がいるのでは?」と思ってしまうのは、やはり自分がそれをやる自信がないからです。 トレバーのいっている事は正しい、、、ただそれは理想だ、、、と思ってしまうのは、僕が次に渡さない人間だと思うからだ。 「誰もやらないだろう」と思っていたら、それは「自分がやらない」でした。 アルコール中毒の父親、、、憎むべきですが、それを受け入れる母親も問題。 本来は子供を守るべき母親が女の立場でアル中男を選んでしまうというのが許せない。 火傷を負った先生、、、ベッドシーンではホラー映画のようなグロすぎる演出だった。 糞ガキどもは、臆病なクセして粋がってナイフなんて持ってんじゃねぇ!頭にくるなぁ! 残念なことに火傷の跡のシーンの生々しさと、ナイフのシーンの怒りが強く残って、 人を癒すところが漠然としてしまいます。 [DVD(吹替)] 5点(2012-03-08 22:49:29)《改行有》

368.  トロイ(2004) 《ネタバレ》 この前観ました。パッケージのでかでかのブラピの顔を見るとそれだけで見る気が失せましたが。 この映画は見事にスルーしてましたね。 なんとなくレンタルしてみたらとても大掛かりで面白かったです。 なかなか熱いWAR映画ではないですか。 これまた男が憧れそうな世界観で、よく出来ていると思います。 魂を揺さぶる何かがあるのはなんでしょうね。 明日に試験だとか試合が控えた場合、この映画を見るとたぶん勇気とか闘志とかそんな力が沸くかもしれません。 とにかくWAR!WAR!WAR!な戦スペクタクルで、スケール大きく出来ているので。 この前「TROY無双」というゲームが売ってましたが、そんなゲームを作りたくなる人の気持ちも分かるような映画でした。 勢いがあっていいですし、えもいわれぬ美しさのある映画でした。 個人的な話ですが今度メタルを聴きながら鑑賞したいと思います。 グラディエーターは観たことないです。 [DVD(吹替)] 6点(2012-03-08 21:28:42)《改行有》

369.  オペラ座の怪人(2004) 《ネタバレ》 「オペラ座の怪人」。ゴス風な幻想性に満ちた題材ですが、 この作品からは怪奇的な雰囲気をあまり感じられないのが残念です、、、、 ナルシスティックな変態ファンタジーになってしまってます。 最初の物語が始まる場面は素晴らしいです。 古い写真からモノクロフィルムに、そして当時の記憶が甦るかのようにカラー映像になる場面は素晴らしいです。 命を吹き返したかのようにシャンデリアの灯りが次々に灯される場面で美的なテンションが最大になります。 オペラ座の建築や装飾、貴族の服装など美術的な面はとても優雅で良いです。 また、舞台裏の仕組みを見ることができるのは楽しいです。 「オペラ座の怪人」の音楽はとても良いです。「ジャ~ン♪ジャジャジャジャ~ン♪」とても重厚感があって優雅でシビれます。 そのメロディーに歌も入りますが女性の歌声が奇麗です。 大きなシャンデリアが落ちてくる場面はCG映像でなければ出来ないようなゴージャスで派手な美しさがあります。先にも書きましたが、主要登場人物がナルシストで変態な感じです。 ロマンチック過ぎてゴージャスなので、本来ある影の部分が掻き消されています。 地下の水牢も明るくて色鮮やかですが怪奇映画の暗さはどこへやら。 ファンタジーとしては美しいです。 魔法にかかったようにファンタジックで、怪しげな石像が色鮮やかに照らし出される光景は凄く奇麗です。 燭台を握った手の彫刻が蝋燭の火で道を形成して、それがどんどんと閉じてゆくところは綺麗でうっとりなファンタジー。 でもそれらは怪奇な幻想世界ではなく、ディズニーのファンタジーからの拝借ものだと思います。 怪人はイケメン過ぎてあまりに本来の姿を偽ってます。 仮面を取った時に醜いはずの顔があまり醜くないのはそれだけ偽ってます。 女性が怪人の仮面に手を触れたときの怪人の怒り様はカッコ良かったですけど。 昔からオペラ座に怪人が潜んでいるなんて、とても幻想的な話。 それをゴージャスさで偽ったために本来ある魅力が失われた感じはしますが、 ファンタジーとして美しい世界だったのでまぁ 良いのでしょうか。[DVD(字幕)] 5点(2012-03-07 02:52:11)《改行有》

370.  オペラの怪人(1925) 《ネタバレ》 (2008年映画メモをもとに) ファントムが非常に不気味です。 ロマンチックな話だと思ってましたが、 この怪人の存在は非常にアンダーグラウンドです。 幻想的ですが非常に暗く、怪物もしっかりと醜い。 ピアノを演奏する場面は狂っている。 仮面は隠された顔の不気味さをより増してます。 役者は怪物としての振る舞いがしっかりとしています。 威厳と迫力に満ちた仕草が怪物のプライドの高さを表します。 地下はダークです。 ただし美しさと幻想もしっかりとあります。 話の面白さよりも幻想性が高いです。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-07 02:11:56)《改行有》

371.  大アマゾンの半魚人 《ネタバレ》 (2008年映画メモをもとに) 魚系のホラーっていうのは生物的に不気味です。 それとは裏腹に 考古学ロマンがあります。探検の場面でワクワク。ジャングルの奥地、、、 もう男の本能である冒険心を自分の中にも発見します。 どうやら「インディージョーンズ」「ジョーズ」の原点となったSFホラーの名作らしいですが、そんな雰囲気はあります。 ライトに照らし出された怪物のオドロオドロしい姿。 ぬいぐるみを着ただけなのに生々しいです。 怪物としての迫力があります。 水中で映る怪物の表情はとても見事です。 怪物が水中の暗闇に消えてゆく感じは素晴らしいです。 怪物が美女の脚に触れるか触れないかのギリギリな緊張感がたまりません! 水中の藻の影に潜んでいる怪物の姿は本当の海の生物と化してます。 捕えられた怪物が水槽から覗く表情が奇妙で面白いです。 恐ろしい怪物も美女には弱いんだなぁ、といった「美女と野獣」ならぬ「美女と怪物」映画でした。 しかし怪物の最後が悲しそうでした。 他の怪奇映画にないヌメヌメジメジメした亜熱帯の恐怖が魅力です。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-07 02:00:20)《改行有》

372.  透明人間(1933) 《ネタバレ》 (2008年映画メモをもとに) 博士の狂暴になってゆく感じがとても素晴らしいです。 とくに笑い声が凄かった。それと相手を威圧するかのような喋り方には鬼気迫るものがあります。 凍える雪山の酒場に透明人間が入ってきた時、 彼の存在感は異様でした。 愉快に賑わっていた酒場の空気が一瞬にして凍りつく場面は緊張に包まれて不気味な場面です。 酒場のおばさんはうるさくて面白いです。 透明人間は徐々に狂暴さを増してゆく感じが素晴らしく迫力があります。 透明になっていろいろ仕出かしますが、なかなか狂ってます。 映像も変ですが、かなり効果的に思います。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-07 01:33:38)《改行有》

373.  狼男(1941) 《ネタバレ》 (2008年映画メモをもとに) 狼男の特殊メイクが迫力があって面白いです。 原点に近いだけあってインパクトが強いです。 ジプシーが絡んでいるのが怪しい雰囲気で良いです。 暗い性格の僕は怪物に強く感情移入してしまいます。 主人公がだんだん魔力に溺れてその身を滅ぼすという物語は多いと思いますが、そのどれもが自分には面白く感じます。 平穏な日常が徐々に崩壊してゆくのはやはり怖いです。 暗い夜の森が怪奇な雰囲気をより盛り上げます。 狼男の目がどこか怯えて悲しそうな感じにも見えます。 [DVD(字幕)] 8点(2012-03-07 01:06:14)《改行有》

374.  ミイラ再生 《ネタバレ》 (2008年映画メモより) エジプトの儀式的なムードを演出する舞台セットがとても良いです。 呪術的な感じは不気味なモノクロ映像の中でより怪しさを増します。 笑い死んだところに鬼気迫るものを感じました。 ボリス・カーロフは目の下にできる影がなんとも不気味です。 ノッポでのっしりのっしりと歩く無表情な様は印象に残る。 呪いの恐ろしさが伝わるような怪奇作品でした。 エジプト好きな人ならまず楽しめる雰囲気ですが暗くて怖いです。 [DVD(吹替)] 8点(2012-03-07 00:54:22)《改行有》

375.  アパートの鍵貸します 《ネタバレ》 (2009年映画メモより) 流石に素晴らしい作品でした。 観る前から既に面白いのとは想像してましたが、遥かにそれ以上でした。 主人公の男性はとてもヒョウキンで面白くて人柄に惹かれました。 歌いながらスパゲティを作る彼のブッ飛び様には大爆笑です。 テニスラケットを麺の水切りにしてしまうなんて、なんて素敵なんでしょう! ヒロインの女性はまたとても上品で繊細な美しさがあって良かったです。 ビリーワイルダー監督の映画を以前も一つだけ観ましたが、この映画もそうですが、観た後でこんなにも幸せな気持ちにさせてくれる作品を作れる人はなかなかいないのではないかもしれません。 幸せというか、なんだか心が温かくなったような感じです。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-06 00:34:01)《改行有》

376.  28週後... 《ネタバレ》 (2009年映画メモをもとに)これほどまでに素晴らしいゾンビ映画とは!まったく想像もしておりませんでした。 2年に1度出会えるかどうかという確立の素晴らしいゾンビ・ホラーです。 僕は常に昔のホラーばかりを観ているのですが(名作は昔のものばかりにあると思い込んでいる)、最近のホラーも馬鹿にしたもんではありませんね。 物凄い激しいカメラワークですが、目が疲れて嫌いだと思ったのですが、これがなかなか臨場感というか迫力を出すのに成功しています。 走るゾンビなんて、なんて健康的なんでしょうか?なんだかスポーツの映画を見ているようなスポーティッシュな気分になりました。”スポーツ・ゾンビ”いやまるで”ゾンビ・アスリート”です。 また、凄いと思ったのは映像です。 ヘリから見下ろした街はとても無機質で壮観でした。 荒涼とした街の雰囲気が素晴らしいです。都市がカッコイイです。 隔離地区の見事な世界観が伝わってきます。 構成力が見事で、全体的なスケール感があります。 また、ヒューマンドラマも忘れてはいません。なかなかです。 お姉さんはどうでもいいですが、兎にも角にも少年が可愛らし過ぎます。 名子役の登場です。 それにしても母親は気の毒でしたね。 しかし父子どうしの再開はどれほどの確立でしょうか?絆が引き寄せたのだと思いますが、しかし皮肉です。 僕は感動したのですが、ヘリのプロペラで蹴散らす場面は素晴らしいですね。 まるで美しい血と肉によるゾンビ無双です! 「ゾンビ映画は昔の方が本気度がある」と勝手に思い込んでいましたが、この作品のゾンビもかなりの本気度です。それどころか、暴力度、暴走度ともに上です。 ゾンビ映画の名作と呼ばれるのは昔のものばかりですが、意外と現代のゾンビの方が今の僕に多くのものを語りかけてくるのかもしれません。 《追加》少し過剰反応気味ですが鑑賞直後の感想を優先[DVD(字幕)] 8点(2012-03-06 00:19:32)(良:2票) 《改行有》

377.  シャイン 《ネタバレ》 (2009年映画メモより)ピアノを演奏している場面などでは内面の深い部分まで描きだしていると思います。 天才ぶりが見事に描かれていると思います。 父親は嫌いです。ビョーキだと思います。 父親は「お前のために言っているんだ」「お前の為なんだ」って、、、 一体、誰のためなんだろう? 父親は息子のことを思っているつもりでいて、結局は自分のタメだろうと思います。 この父親は自分の都合の良い様にしかとってません。 父親が自分の意思で音楽を息子に教えておいて、息子が自分の力を試そうとすると、「親不孝もの!」「してやったのに」とかキレ出すのが、自分の檻の中で羽ばたいていて欲しいみたいな、、、。 父親は「家庭が崩壊しても良いのか?」と圧力をかけるのが最低です。 父親がデイビッドのチャンスを摘むんでいる感じがして腹が立ちます。 父親の愚痴みたいになりましたが、、、どっかで父親を取り違えたかな? まあ良いヒューマン映画でした。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-06 00:08:07)《改行有》

378.  M(1931) 《ネタバレ》 難しい作品ですけど非常にメッセージの強さが伝わります。 最初の子供たちの声が不気味に響きます。 ここでかなり不吉な雰囲気が漂います。 母親が子を呼ぶ声も空しく響きます。 全体的な雰囲気が何となく暗いです。 静けさが緊張を生む。 口笛は不気味だし狂ってる。 人の心に潜む悪魔は恐ろしい。 しかしこの悪魔とは本人そのものです。 最後の台詞は強い力がこもっている。 この台詞に力がこもるとその正体は狂気だ。 悪魔を語る時の表情が本気で怖い。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-05 23:30:55)《改行有》

379.  サイレントヒル 《ネタバレ》 クリストフガンズ監督(名前を間違えて覚えてた)はジェボーダンの獣で毒々しい近親姦を描いたり拷問したり、このサイレントヒルでも生々しい魔女裁判を描いていたので、 この監督の心象風景にあるのは渋沢龍彦の文学のような血生臭い暗黒時代なんだと思う。 このサイレントヒルでは魔女裁判の火あぶりが生々しすぎる。 血のゲロを吐きそうです。 人をボコボコに殴ったときの胸糞悪い感じがとても残る。 宗教の血生臭さも異様でやっぱこの監督は暗黒だ。 ただこの監督はジブリのようなファンタジーも大好きなオタク監督だ。 教会の(偽)聖域に魔のものを持ち込むシーンもジブリの影響が大きい。 そんな監督は原作ゲームも大ファンです。 だからこれほどクオリティーが高く映画化できたんだと思います。 やっぱ映画化するってのはそれを好きな人に監督を頼まなきゃダメだと思うんです。 好きだからこそサイレントヒルの幻想的な美しさを見事に映画化したんだと思います。 ただ日本人とは宗教が違うためか、解釈もだいぶ違っています。 このサイレントヒルはどうやら「死後の世界」らしいのです。 シャロンとローズとシビル捜査官はあの事故で既に死んでいたと思います。 また微かに少女趣味が漂うのは、そこが女性しか立ち入れない空間だったのかもしれません。 サイレントヒルという町は人間がいないからこそ美しいのだと思ってました。 この作品では人がずらずら出てきますので、そこが欠点でした。 ただこの監督は人間の暴力や生々しい邪悪を描きたい監督であるなら人が沢山出てくるのもしょうがないと思います。 音楽をまるまる使用したのは、ゲームの方のイメージとダブるので使い分けて欲しいです。 幻想性は高いし、この独特の哀愁はクセになります。 最後に一人残されたダリアの悲しみは深いです。 あの世に逝ききれない魂の集う場所がサイレントヒルだとするとまた哀愁が増します。 ダリアの風貌と、アレッサが血を浴びて踊るシーンと、霧で包まれた灰色の教会は巨匠ティム・バートンにも見せたい気がします。 この幻想的な哀愁を味わうために年に一回は観てます。 [DVD(字幕)] 8点(2012-03-05 22:03:41)(良:2票) 《改行有》

380.  ミート・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 激安だったのでDVDを購入してこれが二回目の鑑賞。 二回目ともなると愛着がわいてくる。 まあ普通のゾンビ映画です。 ただTVゲーム好きの自分としては、ゲームのバイオハザード4のような雰囲気が好きです。 アイルランドの風景は美しい。 ファッションは渋い。全体的に落ち着いた色合い。 最初の場面で車を走らせてるところはナイトオブザリビングデッドを連想させる。 ただこの映画は田舎の少し変な感じが良い。 牛の病原菌みたいなものの驚異がある。 牛ゾンビともいえそうなのが出てきてユニークだ。 そういう牛の恐怖が非常に成功している気もする。 家畜の恐怖というのは生理的にくる。 暗闇から現れる牛は迫力がある。 それと忘れられないのが暗闇から現れるハロウィン姿の子供たちだ。 あれが暗闇に浮かび上がった不気味さは忘れられない。 車の窓を叩く少女も凄い不気味だ。鼻からなんか出てると思った。 このゾンビ映画はしばしば反キリストみたいな味があってそれも面白かった。 そこが「ゾンビとは邪悪である」みたいな感じだ。 また片田舎ということもあってか疫病に感染された村人といった感じがしてよい。 それがあまりにも田舎臭くていい。 ゾンビよりもまだ人間臭さを残している。 修道院で決戦するところもなんだか悪魔と対戦するみたいな感じがしていい。 車の窓から女ゾンビの顔をぶったたく場面はスプラッタ映画の醍醐味。 叫びまくってイカれた体育会系の男は感染防止のために腕を切断された上に殺されるってどういうこと。 ところどころで素晴らしい雰囲気もありますが、「普通のゾンビ映画」というのを抜け切れていないと思うし(それどころか地味な印象もぬぐえない)、なんだか暗い迷路のような森が続く後半の場面では間延びしてボ~っとする。 叙情的だと思える場面や、ヒューマン・ドラマのようなシーンもある。 この上品さと繊細さが逆にゾンビ映画としては失敗? アイルランドの美しい風景とゾンビ映画との相性はあまり良くないのでは? どうも面白くない。 ゾンビ狩りとは人間狩りであると知らされる。 [DVD(字幕)] 4点(2012-03-04 03:46:37)《改行有》

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