みんなのシネマレビュー |
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21. 砂の女 久しぶりに強烈な映画を見た。一旦はまったら逃げられない「蟻地獄」、不気味すぎる岸田今日子。暫く頭から離れない。ただ、もし岸田今日子ではなく、当時のアイドル「吉永小百合」だったらと想像すると、ストーリーは全く変わってしまっただろう。また、映画を見た者の中には、期待を胸に砂丘を彷徨う輩も出たことだろう。9点(2003-11-24 19:59:37)(笑:1票) 22. 羅生門(1950) この映画には「狡い」人間が何人も登場します。でも最も狡いのは、芥川龍之介の原作をうまいこと利用し、カンヌグランプリを獲得した黒澤監督にきまっていますよね?9点(2003-11-14 00:27:06)(笑:1票) 23. ダンス・ウィズ・ウルブズ もし、自分にインディアン・ネームをつけると、「ウケ狙いのコメントばっかり書く男」かな?9点(2003-11-14 00:14:29)(笑:1票) 24. 或る夜の出来事 ラブ・コメディの古典。70年前の作品とは思えない程しっかりした構成のストーリー。後年の映画が直接、間接にしろ、いかに影響を受けているかがよくわかる。9点(2003-11-13 22:20:47) 25. 天国と地獄 全編を通じて、映画史に残る程の緊張感に満ちています。特に前半、三船が葛藤するシーンは、凄まじいです。よく何か食べながら映画を見る人がいますが、この映画では、それは不可能です。呼吸さえできない場合があるので、窒息しないように注意して下さい。9点(2003-11-13 22:12:28) 26. ミザリー 「サンセット大通り」と双璧をなす。キャシー・ベイツ、怪演!9点(2003-11-13 21:52:31) 27. バッファロー'66 ユベントスのザンブロッタを見ると、ギャロとこの映画を思い出し、思わずクスクス笑ってしまう。9点(2003-11-13 21:32:39) 28. ゲーム(1997) 《ネタバレ》 どんでん返しに注目が集まり、趣味の悪いドッキリカメラ映画と思われがちだが、あまりにもまともな映画。父の死のトラウマを抱えた主人公が「ゲーム」を通じて自分を見つめ直す。そして極限まで追い込まれ、父と同じ末路を辿ることでトラウマが消え、新たな「自我」に目覚める。実は「癒し系」の映画かもしれない。あんな過酷なゲームになったのは、あの主人公の気質によるもので、あそこまでやらなければ生まれ変われないから。他の人のゲームは全く別物になるはず。しかも、「ゲーム」をした人は皆最終的には満足している。また、この映画を見た人の中に、ただのゲームだと分かった主人公が怒って弟を殴らないのはおかしいという人がいるが、それは間違い。ビルから飛び降りた主人公は、「別人」となっているのだから・・(飛び降りる前にネタバレしていれば、たぶん殺したかもしれないが)。フィンチャーの作品としては最も「良心的」な映画だと思う。ただ私は、例えお金をもらっても、あんな「ゲーム」はやりたくない。9点(2003-11-13 21:31:55)(良:2票) 29. ア・フュー・グッドメン 誇り高き人々の物語。登場人物がそれぞれの「誇り」を持っている。規律を重んじ命令を順重する海兵隊兵長。自分が国家を守っていると自負する司令官。真実を究明するため奔走する女性少佐。そして、偉大な父の名を意識する余り勝負を避けてきた中尉も弁護士としての「誇り」に目覚める。それぞれの「誇り」が対立し衝突するが、どの「誇り」も決して否定できない。不名誉除隊となってもなお「誇り」を持ち続ける兵長に対してかけるトム・クルーズのセリフと敬礼のシーンは感動的。9点(2003-11-13 21:21:38) 30. 死刑台のエレベーター(1958) フランス映画らしい雰囲気と見事な伏線。フランス映画嫌いの人にも見て欲しい秀作。 9点(2003-11-13 20:11:46)《改行有》 31. 羊たちの沈黙 サイコ・スリラーの定番。ただ、ホプキンス=レクターのイメージが定着してしまった。果たして、良かったのかどうか。9点(2003-11-13 20:11:21) 32. めまい(1958) 有名なカメラワークはCGだらけの最近の映画なんかより遙かに新鮮。さらに、いつもながら、自然とストーリーにのめり込ませるヒッチコックの術も見事。まさに「目がくらむ」ほどの傑作です。9点(2003-11-13 19:56:57) 33. レベッカ(1940) 「見えない恐怖」に怯える。真にヒッチコック作品。9点(2003-11-13 06:22:37) 34. 見知らぬ乗客 勝手に暴走する男の恐怖を十分に堪能できる。テニスコートのシーンは圧巻。9点(2003-11-13 06:21:26) 35. 逃亡者(1993) 逃げながらも真犯人を追う緊迫感がいい。9点(2003-11-13 06:03:51) 36. ロッキー ロッキー・シリーズと言えば、あのテーマ曲とトレーニング・シーンの「熱さ」に目が奪われがち。だが、本作が本当に熱いのは、自分のアイデンティティを証明するために戦う姿。勝つためではなく、エイドリアンのためでもなく、最終ラウンドまで立っていることだけのために・・・。ただ、自分がダメではないと言い聞かせるためだけに戦う。真に当時のスタローンの境遇そのもの。また、ひたすら牛肉を殴り続けるロッキーの姿は、「2」以降のスタローンでは描けない「熱さ」がある。「2」以降はエンターテイメント作品。「1」と「2」以降は別物と考えた方がよい。9点(2003-11-13 05:30:47) 37. ショーシャンクの空に 屋上で皆でビールを飲んでるシーン、ものすごく美味そう。ヘタなテレビCMより、よっぽど宣伝効果がありそう。9点(2003-11-13 05:23:54) 38. ユージュアル・サスペクツ 《ネタバレ》 この映画のせいで、他の映画でケビン・スペイシーが出てきても、疑いの目で見るようになりました。あと、コーヒーカップの裏が妙に気になるようになりました。 9点(2003-11-11 22:47:17) 39. サンセット大通り ワイルダー作、ホラー映画。9点(2003-11-11 22:20:02) 40. ギャラクシー・クエスト ダイ・ハードに匹敵する程、「娯楽性」と「出来の良さ」を兼ね備えている。9点(2003-11-11 21:28:58)
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