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プロフィール
コメント数 79
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/uvoaa/
年齢 43歳
自己紹介 ついに社会人になりました。
しばらくはネット環境がない場所で過ごすので、
なかなか新規レビューを投稿できません。
メールの返事等も遅れることになりますがご容赦下さい。


kobayasi(a)ialab.is.tsukuba.ac.jp
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21.  タイタニック(1997) イイ映画ってさ、宣伝を見ただけでワクワクしてくるじゃない?俺がタイタニックのことを初めて知ったのは、確かスピード2を見に行ったときの予告CMでだったかな。映画の宣伝ってタイトル自体は一番最後に出てくるよね。だから俺はその予告を見始めた段階では「タイタニック」=「船が沈む話」であることは全然知らないワケ。その点に注意して聞いてくれ。やたら豪華絢爛な船を舞台にした身分違いの恋物語、こう言っちゃうと何だか普通の映画に聞こえそうだが、映像センスが抜群だったし「これは何て面白そうな映画だろう」と俺は思った。んで、しばらくしたら何てこった、いきなし船が氷山にブツかって沈没し始めるんだぜ!?マッタリ恋愛ものだと思って油断していたら、突如壮絶なサバイバルパニックムービーに大変身ですよ奥さん。何じゃこりゃー、コイツはいよいよ面白そうだ。この時点で俺は公開されたら絶対に見に行くことを決意したもんです。最後には「ジェームズ・キャメロン監督」のクレジットが登場。さすがキャメロン監督、あんたの名前を見てもいないのに2~3分の宣伝だけで俺の足に劇場へ赴く決意をさせてしまうなんて大したもんだよ。と感心しているところへ「タイタニック」の表題が…。あぁ、これはあの伝説的な沈没事件を元に作った映画だったのか!――そんなこんなで、宣伝だけでこれほどまで俺に多くの感情をもたらしてくれた映画なんて、後にも先にもこれ一本なんです。スピード2の内容が余りにクソだったことも相まって、その日の俺の頭の中はまだ見ぬ大作「タイタニック」のことでいっぱいに。やっぱりというか何というか、蓋を開けてみれば各地で大ヒットしちゃいまして、「俺はあのバンドのことをインディーズの頃から目をつけてたんだぜへへーん」的な感情も芽生えたりしました。死んでください、過去の俺。9点(2003-07-04 02:05:35)(笑:1票) (良:1票)

22.  ゲーム(1997) これねー、大好きな映画の一つなんだよね。二転三転するストーリー!ラストはあっと驚くどんでん返し!なんてキャッチで宣伝されそうだけど、多くの人間にとってこのストーリーは「やり過ぎ」以外の何者でもない。この映画が好きじゃないって人の気持ちもよくわかるんだわ。あんまり露骨に展開をあっちこっち揺さぶると観客は冷めてしまうんでしょうね。 しかし、しかしですよ。俺はこの映画をまだガキの頃に見れたんだ。それこそミステリーなんて一冊も読んだこと無い、こなした映画本数もほんの僅か。雪のようにマッサラな、真に素直(≒バカ正直)な姿勢でこの映画に臨めたんだ。そりゃもう大興奮よ。「え、え、え、この先どうなっちゃうの?」「うわあああもうワケわかんねーよ!」「なんと、こんなラストだったのかぁあああ!」「こんな型破りな映画は初めてだ!感動した!」…今思い返せば、とても可愛いもんです。でもきっと他の誰よりもこの映画を楽しんだという自信がある。もし「映画年齢」というものがあるのなら、その年齢がごく若い内に「ゲーム」へ参加することができて本当に良かった。9点(2003-06-30 19:18:51)(良:2票)

23.  ファイナル・デスティネーション 《ネタバレ》 志村ぁ!後ろ後ろ!!9点(2003-06-27 23:22:17)(笑:3票)

24.  ドーン・オブ・ザ・デッド はやい。8点(2005-02-17 20:23:38)(笑:2票)

25.  メメント !!!おおおょしくち!かーねゃじたっまちしや費も分十何にーュビレの字文百数たったのこ、らかだんもたっゃちいつい思を方き書のトンメコないたみカバなんこ、にでいつ。たしでのたっなにとこすや費に画映のこも上以間時3、にのたっだ画映い短の度程分001はトンホ、てしと果結。たしまれさ消解て全は問疑の中の分自て見をれこ、がすでのなンョジーバたし現再を語物でれ流の間時いし正てえ替ぎ繋をンーシの中劇はれこ。たしまみてし賞鑑てけ続も方の」トンメメのつ1うも「たいてれさ録収てしとケマオにDVD、めたるす完補をれそ。たしまいまして出かつくいが所場いなかつい追が解理とっょちで中途、らかだんもるす行逆が間時に上いしこややが筋の話しかし。わすでんもてっる来てしが眩目でけだたし像想を労苦く書を本脚のこ。イゴスたまが本脚な密緻たしか活に限大最を想発のそ、ずらおてし始終に画映のけだな新斬がアデイアだたもかし。んせまれらいはにずら贈を手拍に督監たいつい思をアデイアのこ、てんなくいてし生再に逆と軸間時からトスラてっ切区にンーシのつず分01を程過のそ。る回りずけ駆にめたるす讐復へ人犯たし殺を妻、が間人たっ持を害障いなきで憶記かし分01を事来出の去過。たしまき驚にさ新斬の想発、もてっ言と何ずま8点(2005-02-12 18:47:30)(笑:1票) (良:4票)

26.  世界の中心で、愛をさけぶ 《ネタバレ》 「天国の亜紀さんへ。初めまして、コバ香具師と申します。あなた達がやっていたのと同じように、俺もあなたへこのカセットテープにメッセージを録音して贈ります。朔さんのことが気になってると思うので、まずは彼の近況を報告しますね。彼はとても元気でやってますよ。彼はつい先日結婚しました。でもまだあなたのことが忘れられないらしく、婚約者を探しに帰郷したはずが、勝手にあなたの思い出に浸って学校をフラフラ歩いてました。体育館に不法侵入するなどの向こう見ずなところはあの頃とちっとも変わっていません。また、ピアノの前では幻覚・幻聴などの症状が見られ、あなたを亡くしたことによる傷は相当深いみたいです。その様子を目撃した婚約者はドン引きでした。驚くかもしれませんが、なんとその婚約者は律子ちゃんです。最後のテープを届けるというあなたからの使命をすっかり忘れてのうのうと暮らしてましたが、最近やっと思い出したみたいなんでどうか許してあげてください。まさか二人の愛のかけ橋だった律子ちゃんが朔さんと結婚することになるってのもビックリなんですが、今の今まで亜紀さんとの過去をお互いに知らなかったというのもまたビックリですよね。ちょっと異常っていうか、かなりコミュニケーションが希薄な夫婦になるんだろうなと予想してます。ちなみに律子ちゃんはあなたのせいで一生まともに歩けない足になったんで、少し責任感じといてください。そちらの様子も気になるところです。元気にしてますか?髪は伸びましたか?ぜひ返事くださいね。それではまた。追伸。しげ爺さんがもうすぐそっちに行くようなので、ぜひ遊んであげてください」8点(2005-02-10 23:10:47)(笑:7票)

27.  アメリカン・ビューティー はっきし言って、「俺ってちょっと変わってるから~」とかホザいてるヤツは好きじゃない。お前な、平凡じゃない自分をそんなにアピールしたいのかと。「特別でありたい」と思うことそれ自体がすでに平凡なんだよ。それに気付けよ。本当に特別な人間はそんなことわざわざ言わなくても、すでに特別なんです。だって「特別」なんだもん。でもそんな人はそうそう滅多にいるもんじゃない。みんな普通で平凡なんだ。かくいう俺も平凡な人間。特別な存在になりたいと常に願い続けてる平凡な人間。その平凡さからほんの少しでも脱却したいから、敢えて「自分は平凡」だと認める俺。平凡な自分を悟り、それをもってして特別たろうとする俺は、結局のところやっぱり平凡な人間なんです。そうやって平凡な自分を悟り、それをもってして特別たろうとする俺は、やっぱりやっぱり平凡なんです。どこまでいっても所詮庶民は庶民。そんな自分の殻を脱いで自由になりたくて、他人に認められたくて、幸せになりたい。でもやっぱり俺にはダメなんです。そんなことを考えている俺にとって、この映画はどこまでも深く傷をえぐってきやがる。その上で、ラストでは我々庶民に一筋の光を示してくれたようにも思える。ケビン・スペイシーのあの恍惚の表情を思い出しながら、俺は今日も願い続ける。特別でありたい。特別でありたい。特別でありたい。皆さんは、どうですか?8点(2004-10-25 13:42:34)(笑:2票) (良:5票)

28.  Jam Films 《ネタバレ》 これはイイ!いや~実は俺、ただ単に岩井サンが参加してるから借りただけで、他の作品はオマケだと思ってたんですが。これがなかなどうして、見事にイイ方向に裏切られたね。一話目を見てるときは「ヤバい、これは危険信号だ!」と斜に構えそうになってしまったんですが、残りはどれも面白い!回転寿司のようにさっくりと美味しいもん食ってさぁ次っていう、短編の持つテンポの良さがきっちり味わえる素晴らしい作品群でした。さて、本当は全七話に物凄い勢いで感想を書いたんですが、余裕の文字数オーバーをくらったんで(1000文字以内のところを2000文字書いてしまったそうです HAHAHA)、ヤケクソで超短いレビューを行おうと思います。一話目「the messenger」北村龍平監督。「あずみ」の人。うんこ。二話目「けん玉」篠原哲雄監督。「月とキャベツ」の人。すげー面白い。三話目「コールドスリープ」飯田譲治監督。「NIGHT HEAD」の人。バカみたいに面白い。四話目「Pandora」望月六郎監督。よく知らない人。異常に面白い。五話目「HIJIKI」堤幸彦監督。「トリック」の人。突き抜けて面白い。六話目「JUSTICE」行定勲監督。「世界の中心で愛をさけぶ」の人。パッチンパッチン面白い。七話目「ARITA」我らが岩井俊二監督。熱く面白い。 個人的なお気に入り度はこんな感じ ARITA>JUSTICE≧けん玉>HIJIKI=コールドスリープ>>Pandora>>>(超えられない壁)>>>以下略  ひいきなんてしてねーよっ!8点(2004-08-31 01:37:29)(笑:1票) (良:1票)

29.  ブルース・オールマイティ 小学生の頃は毎日のように「ウチにもドラえもん来ねーかなー」と引き出しを空っぽにして待ちわびてた俺ですが、そんな誰にでもある万能願望を叶えてくれる映画ですね。もしどんな事も可能にできる神様になれたら?そんな物語の素材は誰にでも思いつくし、実際に今まで多くの作品が作られてきましたが、どう料理するかってのが作り手の腕の見せ所なワケですよね。その点、このブルース・オールマイティは本っ当にセンスいいよー。一体どこの誰がロマンチックな夜景をメークするために、あたかも曇りガラスを拭き取るかのように雲を払いのけて、月にロープを投げて地球に引っぱり寄せて、一等星を空中に描き足して行くなんてバカみたいに素敵なことを考えるんだろう?同監督×主演の前作「ライアー・ライアー」と比較したとき、ジム・キャリーの顔芸は健在ながら、完全にそれに頼ることなく映画に面白みを持たせるのに成功しているので、進歩しているなぁと俺には感じられました。こうしてまた新たなファンタジーコメディの傑作が創造されたことに、主への感謝を申しあげます!8点(2004-08-13 04:23:45)(良:2票)

30.  12モンキーズ 《ネタバレ》 これ結構すげーと思うんだけど。だってタイトルが「12モンキーズ」だよ。んでもって冒頭から何度も12モンキーズなるキーワードが登場してるんだよ。そりゃ誰だって12モンキーズっていう謎の集団が物語の中核だと思い込むよね。そしたら何の関係もないんでやんの。「ブラピのキレた演技がイイ!」っていう意見をよく見るけど、まぁ確かに俺もイイとは思うんだけど、結局ストーリーの本質に全然関係ねーじゃん!つまりこの映画はタイトルと豪華キャスト(ブラピ)のダブル羽交い絞めで観客を騙しにかかってくる、とんでもないやり口を使ってるんだよね。素直に感心しました。んでもって、こういう所々に散りばめられた断片が少しずつ組み合わさって最後に一つに繋がるっていう構造は大好きだし、その構造を成功に導いたと言ってもいいシナリオ構成の巧さも評価したいし、全編通しての緊迫した雰囲気も素晴らしいし、ゴシックテイストのテーマ曲もガッチリ噛み合ってるし、ってなことを一緒に鑑賞した友人にアツく語ったら「でもなんか意味わかんねぇ」の一言で済まされました。8点(2004-08-08 05:50:26)(笑:4票) (良:1票)

31.  es[エス](2001) 久しぶりに時間を忘れて見入ってしまった、そんな映画。それほどに怖い。責任の所在を自分の外に押し出されるだけで、どんどん理性を失っていく「看守さん」の姿に戦慄を覚えた。いやしかし、ちょっと待ってくれよ。いくら理性を失うようなシチュエーションに誘導されていたからといって、あそこまで露骨に人間変わるか?人間の理性ってそんなに脆いのだろうか?そんな疑問を一緒に鑑賞した友人に投げかけた。すると、興味深い返答を得た。「逆に理性が強い人間ほど、ルールに則ろうとする。この場合のルールとは、徹底して『看守さん』を演じること。だから、豹変した彼は理性的な人間だった」。なるほど一理ある。そこで、疑問の内容を「人間のモラルってそんなに脆いのだろうか?」と言い換えてみると……あー、やっぱ脆いかも知れないね。我々の元に毎日飛び込んでくる異常な犯罪ニュースを聞いていると、そんな気がしてくる。「異常」って言葉を使ったけど、そんな異常な犯罪者は、犯罪を犯すまでは善良な一市民だったケースも多かろう。明日は我が身、何かしらのきっかけで自分のモラルが崩壊する可能性を危惧することは、決して杞憂ではないんじゃないだろうか?「ついカッとなってやった」「ムシャクシャしてやった」「まさか死ぬとは思わなかった」「今は反省している」…そんなありふれた容疑者のコメントが、自分の口から出る日が絶対に来ないと誰が言えるだろう。人間としての人間、動物としての人間。その境界線の位置づけについて深く考えさせられる作品でした。いつか俺が逮捕されたら、このレビューのことを思い出して、笑うなり身震いするなりしてみて下さい。8点(2004-06-22 03:41:23)(良:8票)

32.  セブン 大食(いつも何か食ってる)、強欲(金遣いが荒いくせにケチ)、怠惰(明日できることは明日やる)、肉欲(暇さえあればエロビ)、高慢(能力ないくせにプライドだけは高い)、憤怒(すぐにムッと来る)、嫉妬(自分よりデキる人間をすぐ妬む)……全部俺に当てはまってるじゃねーか!!これから月のない夜に外を歩くときは背中に気をつけることにします。 ブラピの「撃つべきか、撃たざるべきか」の葛藤に苛まされる表情、モーガン・フリーマンの箱を開けた瞬間の驚愕の表情、そしてフィンチャー監督の作り出した緊迫した空気。この作品のラストシーンは後味の悪さと共に、あまりの戦慄から鳥肌が立つ。8点(2004-06-13 09:05:04)(笑:2票) (良:1票)

33.  イレイザーヘッド 普段は「面白かった」「面白くなかった」で点数を付けてる俺ですが、この作品に限って「衝撃的だった」という意味合いで8点献上させて頂きます。いやもうね、マジで勘弁して下さい。お願いします。映画を見て吐きそうになったのは人生初。これは決して気持ち悪かったことの比喩なんかじゃございません。本当に嘔吐しそうになったって意味です。この映画のおかげでしばらく大好物のチキンが食えなくなった。それほどにエグい描写の連発です。胎児は反則だろーーー!あー、書いてたらまた思い出してきた。うぇぇぇ… もう一生見ません、が、いつか怖いものみたさで再見したくなる日が来るかもしれなかったり来ないかもしれなかったり正直どうでもよかったりします。8点(2004-04-19 19:23:06)(笑:1票)

34.  ガタカ 「ちぢれ毛の謎」。男性諸君にとってはごく日常的にありふれた謎として、広く認識されていることだろう。つまり、いくら掃除をしてもなぜかカーペットの上に落ちているちぢれ毛……明らかに不可解な事象なのに、僕達はいつから「なぜ?」と考えることをやめてしまったんだろうか。 とにかく、体毛の一本たりともを落とさずに生活を営むって想像を絶する努力が必要な行為だと思うんですよ。結果的に彼はまつ毛を一本だけ落としてしまったワケですが、それでもその一本以外は見事に隠し通した、と。なんて精神力だろうか。そこに彼の強い意志と宇宙への想いを感じずにはいられない。人生を賭けた抜け毛バトル映画!8点(2004-04-19 17:43:05)(笑:7票)

35.  ミッドナイト・エクスプレス(1978) 映画における「人殺し」の描写を考えてみる。人殺しには大きく分けて2パターンあると思う。ざっくばらんに言っちまうと、無感情に殺すか、そうでないか。前者としてはアクション映画で名前の無い人物がどんどん死んでいくようなシーンなどが当てはまる。この場合、「あぁ殺してるな~」とは思うがそれはまぁ本質的には人殺しじゃねーよな。なんつーか映画を盛り上げるための記号として用いられてるだけで、そこに人の命の重みを考えたりする余地はないし、そんなもん介在させるのは筋違いであります。それじゃぁ後者の場合――例えばサスペンス映画で殺意を持って一人の名前を持った登場人物を殺すようなシーン――では、我々観客がその殺人によってダイレクトに何らかの感情を揺り動かされるかと言えば、別にそうでもなかったりする。「あぁ殺しちゃったよ~」くらいで、結局俺は映画を見ている自分の目線の位置を忘れたりせんのです。さぁ、前置きが長くなりましたが、そこでこのミッドナイト・エクスプレスですよ。ビリーが虚偽の申告をしたトルコ人に襲い掛かって、そこらじゅうの物をブッ壊した挙句に、相手の舌を噛み切るシーン。すんげぇ。いわゆるマジギレってヤツだよ。怒りという感情をあらわにした人間が持つ果てしないエネルギーを、俺は初めて映画の中から感じ取ったんだ。恋人との面会時に脱衣を強要して自慰行為にふけるシーンなどでも、ヒトという名の動物の持つ衝動を見事に表現しているし、これだけ説得力のある壊れかけギリギリの人間性を描ききった本作品は秀逸と呼ぶに値するんじゃねーかな。8点(2004-03-30 07:22:44)(良:1票)

36.  ダイ・ハード2 中学生の頃、俺の将来の夢は「テロリスト」だった。何でそんな親不孝どころの騒ぎじゃないコトを言い出したのかって、そりゃこの映画に影響されたからですよ。ナゼか知らんが時間ぴったりに部屋から出てきて次々に隊列に加わっていくテロリストのメンバー達。お前らアレか、キレイに廊下を歩きたいためだけに前もって打ち合わせて、秒単位のスケジュールで部屋を出るタイミング決めてるのか!などと無粋なことはハナから考えず、当時の俺は彼らの美しい歩きっぷりにただただ感動。「俺も大きくなったらこんなカッコいいテロリストになるぜ!」。しかし、やがてテロリストは職業ではない上、悪いことをしなければいけないということを理解したとき、この夢を断念したのでした。本気で残念に思ったことを今でも覚えてるってことは、それほどまでにこの映画に出てくる悪役達に俺は魅了されてたんだなぁ~。うーん。中学生の頃の俺よ、お前はアホか。その他にも公園で灯油を直線状に撒いて火遊びしたり、とても悪影響を受けた映画として深く俺の中に根付いています。8点(2004-03-30 05:29:34)(笑:4票)

37.  打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM> 昇龍拳!昇龍拳!波動~~~拳!!!そしてマントで空を舞うスーパーマリオ。学校ではJリーグの話題……この映画には俺が体験した小学校高学年の時代そのものがあった。色んなことを思い出したよ。あの頃ってさ、女の子と一緒に遊びにでかけようものなら周りの奴らに冷やかされまくるのな。デートの誘いを断った彼の気持ちは痛いほどよくわかる。やっぱり俺も小学生時代に女の子とデートしたことはなかったし。まぁ俺の場合はただ単に女の子からキモがられてて相手にされなかっただけなんだがな。まぁそんな話は置いとけ。とにかく、世代にもよると思うけど、少なくとも俺にとってこの映画は忘れかけている色んなことを思い出させてくれる、宝箱のような作品なのデス。俺も打ち上げ花火を真下から見たくて、チャリで一生懸命走ったんだった。懐かしいなぁ。←結局真下に到着する前に花火終わっちゃって、友達と寂しく帰宅したのであった。8点(2004-03-18 15:02:47)(笑:2票)

38.  コマンドー 悪人「娘を返して欲しかったら協力しろ!いいな?」シュワ「なめるな!」ズドン!悪人の眉間に一撃、即死。こんなムチャクチャなやり取りからスタートする超筋肉ムービー、コマンドー!敵の銃弾が一発も当たらねぇ!離陸中の飛行機から落下して傷一つ付かねぇ!車が横転してもかすり傷一つ付かねぇ!高速運転で電柱にぶつかってもやっぱりかすり傷一つ付かねぇ!手榴弾をくらうとさすがに苦しそうな表情を見せる…が、30秒後には痛みを忘れてる模様!1対1000の戦いで敵軍の島をまるごと殲滅。シュワ最強伝説のはしりとなった映画だが、ヒロインのイカレっぷりもまた凄い。助けを求めるシュワを怪しんで警察に通報したくせに、シュワを狙撃しようとした警官を階段の上から突き飛ばす!オメーはどっちの味方だ!説明書を読んでロケットランチャーを打つ!間違って反対に打ち出して民家を炎上させても「アラヤダ」の一言で全てを片付ける!偶然にも飛行機の操縦ができてしまう!海軍のレーダーを切り抜けるために水面スレスレを飛行するというスキルまで持ち合わせる!つーワケで今見るとこれはもうツッコミとかそういうレベルで済まされる問題じゃないバカ映画なんですが、中学生の時初めてこの映画を見た俺は興奮しっぱなし、汗でぬめりと光るその筋肉に強い憧れを抱いたものです。俺に映画の面白さを教えてくれた記念すべき作品!8点(2003-06-28 00:49:02)(笑:2票)

39.  ストレイト・ストーリー 《ネタバレ》 こうねー、なんかねー…。  何て言えばいいかなぁー…  すごくね、とってもね、ゆったりしててさぁー  何て言えばいいかなぁー……  ふぅ。    あれ、何だっけ……あぁそう、映画ね。この映画の感想ね……   何て言うかな、とにかくゆったりしてて、何て言うかなー  うん、なんかね、こう、本当に長い距離をね、本当に長い時間をかけてねぇ。  ちょっとずつちょっとずつね、進んでいくんですよ。 なんかこう、もどかしいくらいにね、ゆっくりゆっくり行くワケでさぁー……   ちょっとずつね。 うん。       んで、感想なんだけど……うーん…何て言うのかなー…   んー……   まぁ…よくわかんないけど… なんかとってもね……ゆったりしてて……温かいっつーのかな…  何なのかなぁ…………   うん、つまりね、まぁ…そういう感じの映画だったんです。[DVD(字幕)] 7点(2005-10-25 01:08:29)(笑:2票) (良:1票)

40.  テルマ&ルイーズ 随分昔、母校の石像の頭にうんこを乗せてチョンマゲを生やすという卑劣極まりないイタズラをした俺ですが、酒に酔った勢いとは言えなんととんでもないことをしてしまったんだろうとしばらく後悔と懺悔の日々が続きました。まぁしばらくっつっても3日くらいなんですけど、それでもその3日は「もしかして警察とか来て逮捕されたらどうすっかな」と不安な気持ちで過ごしました。そんな小心者の俺から言わせてもらえば、テルマとルイーズの二人はかなりナイス度胸ですね。殺人やら強盗やらを犯すことで本来の自分を取り戻して生き生きとするなんて、並の神経じゃできません。この映画は賛否両論分かれていますが、この「犯罪を美化している」というポイントが許容できるかどうかで好き嫌いが生じると思われます。かく言う俺はマジメで素直な人間なので、やっぱり犯罪は良くないと思います。だからってこの映画が嫌いかと聞かれると、実は大好きなんですよ。それは「犯罪」はあくまで彼女達が変わるための足がかりに過ぎず、この映画の本来のテーマは日常からの脱却それ自体にあるという見方をしたからなんですね。こういう見方をしたとき、変化後の彼女達の堂々した生き様や晴れやかな笑顔を見ていると何ともこころよいじゃありませんか。だから犯罪を許さないこととこの映画を好きであること、この2つの気持ちは俺の中で矛盾しないのです。しかし犯罪を許さないことと石像にうんこを乗せること、この2つの行為は誰が何と言おうと矛盾します。でも聞いて下さい。あの石像に仲間達とうんこを乗せて騒いだ瞬間、俺はきっとテルマとルイーズのような笑顔でいたんだろうなぁと思うのです。自分らしく生きるって素晴らしいですね。やっぱり犯罪は良くないと思う。7点(2005-02-21 00:58:48)(笑:2票) (良:2票)

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