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プロフィール
コメント数 176
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/tikusyou2001/
自己紹介 栄華なる映画の夢。

それを愛する俺という人間。
人生の節目で楔を打ってる…それが映画。
人が素通りするような映画でも、泣き笑い。
人生を振り返る刻「あの時はこうだったな」と。

喜怒哀楽を織り交ぜ、時に想い出し…
フットルースを観て、馬鹿な友達らとオールナイトで遊んだ。
何気なくTVで観てたマッドマックス2が一生の映画に。
深夜、遊び疲れて入った映画館…
寝るつもりだったのに、皆で観入ってしまった事も。
そこで観たブレードランナーは最高だったね。

何かの記念日になりそうな予感のする日に…
素晴らしい想いが出来た一日の終わりに映画を…
そして何気ない日にも映画を。

人生を素晴らしくする景色であり、想いなシネマの夢。
観る事で、体感する事で、感じる事で、自分を創ってゆく…
名作・良作・佳作・駄作、全部心から愛してみる。
アレが楽しい、コレも楽しい…それでイイ。

それは新しい映画だったり…
昔、感動した作品だったり…
映画と共に人生を歩んでいけたら幸せです…と思ったり。
皆さんにも良き映画人生を。

…ね?魔法のようでしょ?

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21.  Pearl パール 《ネタバレ》   3連休の日曜日に観たのは、これ。 ――Pearl/パール (2022) いや、最初は(いま)読んでいる「パール判事の東京裁判本」から、その類の政治映画かな?と思ってたが、全く関係ないと理解し汗顔の至り……ンなワキャねーわな。 でも、機会があれば読んで欲しいけど……そこはそことして。 まず、映画のスタイルが凄く素晴らしい。 やっぱり、この手の映画を観ると、何故か脳裏に浮かぶのは「悪魔のいけにえ」だ。 その佇まい、語源化が難しい――”あの雰囲気” 全てが異様な、あの映画だが…どこまでこの映画にも独自のオーラを持っているか?…そこが気になる。 恐怖と、あまりにも救われない狂気。 そのさまに、つい俺自身に「笑い」まで出てくる始末。 独自の雰囲気は、ある! 彼女の「行為」はともかく、だ。 どこまで彼女を理解してあげられるか?が視聴する各自に問われるだろう。 いま「多様性が必須」と言われる時代だが、映画として見る事が出来ても……俺に、きっと彼女”パール”を理解など出来ないだろうな……マジで。 ――愛されたかった。 ――ただ愛されたく、理解されたかった。 ――だが、嘘を瞬時にして見抜く彼女の洞察力。 なので、最後のシーンはとても悲しく映る。 クリエイターとしては相当に感動する作品だけど… ただ、切ない…そして怖い。 行為はともかく、パールのような女性は実在する。 行為はともかく…だ。 そして、映画のフォーマット。 そこは設定やシナリオだけじゃなく、フォントと演出にまで徹底されていた。 働いてるゲーム業界では、昔から徹底してる会社はあったのだが、此処まで細かく指定されてるのは珍しい気がする。 いや、もっとさり気なく表現してた作品も多いかも知れないけど。 そして、前編の「X/エックス」があると分かったので、Amazonでポチッた。 まだまだパールを探求できそうだ。 超恐いけど…彼女は。 .[映画館(字幕)] 8点(2023-07-20 05:46:52)《改行有》

22.  ヴァチカンのエクソシスト 《ネタバレ》   土曜日に観に行ったのは…コレ。 ――ヴァチカンのエクソシスト(2023) 求めるのは旧作「エクソシスト」の荘厳さ、神懸かり的な雰囲気だったが…アレだ。 まぁアレに関しては…クラシックな作品だから出せてるってのも在るかも知れないけど、単に映画の音楽やCG化の強化などの近代化が、その邪魔をしてる気がする。 ただ、過去作のような作品にしたら「地味だな、おい!」と言われそうだな、とも思うので難しい。 ともあれシナリオも練られてるし、演出も立派な作品。 何より「ドキッとさせる不意打ちシーン」あざといシーンが余りなく、そこも好感が持てた。 そう言う訳で最近の映画ファンには、かなり受け入れやすい作品であるのは間違いない。 つか、俺の「エクソシスト大好き病」は「この作品を見るのに向いてなかったのかな…」と、映画を観ながらも、脳内で軌道修正をしていた。 シナリオ的にも「事件の事実を探求するシーン」も有ったり、何よりもヴァチカンを”それなり”に(あくまで”それなり”にだけど)表現していたのも好印象。 ゲームが浸透している現代だからこそ、物語の進め方もかなり「それっぽく創ってる」って印象だった。 この主人公である「ガブリエーレ・アモルト神父」は実在されていた方で、ラッセル・クロウが好演。 かなり冗談が好きな神父で、観ているだけで力を与えてくれそうだって強気佇まいは伝わってくる。 そして、ガブリエーレ・アモルト神父は最近(2016年)に亡くなられてたのも知った。 彼の素晴らしい姿勢は、悪魔が本当に乗り移ってるかだけではなく、性神学的な見地も含め「悪魔に乗り移られている佇まいを感じなくなるまで」を追っている事。 そこも、この映画では上手く表現しきっていたと思う。 ――ただ、ひとつだけ。 演出的に「悪魔の不意打ち」が無かったのが凄く残念だったんだ。 オーメンでも、大好きなエクソシストでも、そこを強く匂わせていたのもあるから、余計に。 倒したと思っても、去ったと思っても「まだ完全に分からない」って恐怖…そこが悪魔の悪魔たる所以と思うのだ。 結論から言うと……相当に面白かった。 安っぽい映画ではないので、機会があれば…是非観て欲しい。 そして、映画館を出る時に―― 知らない20~30代のコンビの会話に、私は戦慄した。  A氏「いやー、ラッセル・クロウ良かったねー…良い演技だった。」  B氏「いい演技に、ラッセル・クロウもクロウ(苦労)したんだろうね。」 B氏のドヤ顔が最悪でした。 ああ神父…親愛なるガブリエーレ神父よ。 彼は悪魔に憑りつかれてると思います、マジで。 .[映画館(字幕)] 8点(2023-07-20 05:43:25)《改行有》

23.  インディ・ジョーンズと運命のダイヤル   今朝は6時に起きて、待ち合わせの映画館に。 観た映画はコレ! ――インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年) いやぁー、愉しみ過ぎて昨日の夜から寝られなかった。 俺にとって特別なキャラの一人である「インディ・ジョーンズ」のラスト作。 この映画に合わせて、全部のシリーズを観直して脳の準備も万全だ。 そして…そのまま「運命のダイヤル」を観る。 映画のネタバレは書かないし、もしかしたら…俺だけの感想かも知れない。 けど泣いた! 自分で眼に涙が溢れて、少し触れたら「うっわ!泣いてるぅぅぅぅぅっ!」と思うくらい泣いてしまった。 いや、もうマスクが涙でビッチョビチョになるくらい。 沢山の想い出と、観たばっかのシリーズ前編の想いが交差し、フラッシュバックしてる。 これは今でも…うん、そうなんだ。 ただ、インディは……やっぱ自分にとって特別なんだなーと自覚した。 そして…後日……つまり、今日(懲りずに)行ったのは、この作品。 ――インディ・ジョーンズと運命のダイヤル/吹き替え版(2023年) 昨日観たまま…脳裏に焼き付いてるうちに、訳の誤差を愉しもう。 そして、インディの声は「村井國夫」さん。 友人に聞いたが…Youtubeでの舞台挨拶とか観てると泣けてくるね。 興奮しながらも2回目ってのもあり、若干の余裕があるのか…過去の想い出が巡る。 想えば――何十年前。 10代の後半時、俺が映画に本格的にハマったのは「スレイダース/失われたアーク/聖櫃」と「ブレードランナー」からだ。 同じキャストってのも意識しないくらいだった俺と…あの時代があった。 SF的な煌めきもない…言わば西部劇っぽいスタイルのインディアナ・ジョーンズから始まった…俺の本格映画参入。 見た目やスタイルじゃなく…キャラの動きと勇気ある活動で、あの魅力を理解したんだよな……マジで。 いつも戦いに巻き込まれてしまうインディ…潜水艦に乗り移ったりした時、俺も嬉しかったなぁ…。 冒険中も、あの苦痛そうな表情と動きが助けてあげたい気持ちがあって、そんな中で彼を好きになってゆく。 苦痛を感じつつも、決して諦めない…そんなインディが本当に好きだった。 うーん書き方が難しいな…。 ただ、愛しくて愛しくて…インディーも、アンブリンもルーカスも。 過去の想い出もあるし、観てきた映画のリスペクトも含めて…ただ愛しくて。 想像したんだ…「もう終わりなんだな。」って。 映画を観始めた時を回想すると…仲間の中で、もう逝ってしまった人間も居る。 彼らとも、同じ時間を刻んできたのも俺は忘れない。 有難う、インディー…左様なら、インディー。 そして…また会おう、インディー。 大事な想い出と共にスクリーンで。 俺はインディが大好きだ。 .[映画館(邦画)] 8点(2023-07-09 23:36:32)《改行有》

24.  名探偵コナン 黒鉄の魚影   独りで映画に行くのは好きだし、そのまま劇場に向かう。 ああ、この時間からだと何を観ようかな、と考えつつラインナップを吟味。 レイトショーになるから時間とかを諸々考えて…決めたのは…コレ。 ――名探偵コナン/黒鉄の魚影(2023年) いや――――ぁ、前回に観た2022年の「名探偵コナン/ハロウィンの花嫁」以来だな。 うん、アレも面白かったしっ!ま、いいか?と…そんな認識で劇場内に。 結論から言うと…かなぁぁぁぁぁぁり面白かった! 前回よりスケールも大きかったし、アニメじゃなく「この作品を画コンテ」と思って観てると…実写にした時にどれくらいのパワーを秘めてるかってのも良く分かり、驚愕した。 そして、俺はコナン君は前回の「(白石麻衣の声が目当てだった)ハロウィンの花嫁」がほぼスタートみたいなものだったけど、やっぱりスタッフが壮絶に凄くて難なく話が頭に入ってくる。 ホント、ストーリー内に導くための脚本レイアウトが素晴らしい。 気が付いたらグイグイと身体も精神も全部持っていかれた感じで手に汗を握りながら「ああ、007並かも知れんな…」と感じつつ楽しめた。! これからもコナン君にハマって…と言うより… コナン君の映画は、出る度に毎回観に行こうと誓う僕チンでした。 うん、面白い映画ってのは、やっぱ人生のタカラモノだな。 .[映画館(邦画)] 7点(2023-06-25 09:25:52)《改行有》

25.  ザ・フラッシュ 《ネタバレ》   昨日は、調子に乗って2本のヒーロー映画を続けて観たんだ。 いや、あまり良くない方向に脳と感性が働いてしまったね。 結論から言うと、2本とも面白かったと個人的に思う。 ――ザ・フラッシュ(2023年) これに関しては「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット」を観て、超感心したのを記憶している。 MARVELとはまた違った設定の中、フラッシュに関しては、もっともーっと活躍を見たいと思ってたので楽しみだった。 それよりも…アレだ! 何よりも、あのマイケル・キートン版バットマンの完全復活に身体が震える! いや、コレって…予告とかを全く知らなかったら「俺はどうなっちゃうんだろう?!」と考えるくらい痺れた! もう、僕チン…それだけで嬉しかったし、お腹いっぱい! さて、一番早く観れるのが吹き替え版だった。 まぁ、円盤は間違いなく買うだろうと予測で来てたし(多分)嫌って程見るだろうから今回は吹き替え版にしてみた。 大好きなスターにフォーカスされた作品でもない限り、俺は吹き替え版は好きだったりする。 あと、社会派ドラマに関しても、必要以上に文字を追いかけたり、微妙なニュアンスを訳せていモノも沢山見てきた。 いや、1991年のオリバー・ストーン「JFK」とかは何度も巻き戻したりと…思い出せば、なかなかにラヴクラフトの小説くらい脳で処理するのは難関だったなぁ。 ともあれ、海外のアニメ版となれば俺は日本語吹き替え版にしたいな、なんて最近は思う。 ただ、アレだ! ああー!マイケル・キートンの「アイム・バットマン!」の声は聞きたかったなー…と、そこだけが心残り。 さて、ネタバレなんか絶対に書けないフラッシュだが…映画に詳しかったりするとニヤニヤできるシーンも多かったんじゃないだろうか? もう書きたくて書きたくて仕方ないけど、(今は)語るまい。 * * 【2度目】 今回は、あの「I’m Batman」を(マイケル・キートンの声で)聞きたくて…今回は吹き替えじゃなく観た。 いや、もうマイケル・キートンの声って、何度も何度も何度も何度もバットマンを観て来たが故に、確りと脳裏に焼き付いてる。 なので、初登場のシーンから「ああ、マイケル・キートンの声だなー…」と嬉しくなった。 そして、シナリオの意味も再吟味。 分かりやすく言うと「運命の理不尽さ」や、「諦める事への勇気」など…もう色々と作中の「多重世界での不安定な状況」の中、止むに止まれず悔いを残さざるを得ない展開があるんだが、その描写が…ただただ切なく、そして素晴らしかった。 うん、色んな意味で俺的には面白かった作品だ、と思う。 ただ、アレ! スーパーガールに今回は注目してたが、あの子は「日本人も好きなキャラ」だと思う…それも相当に!アニメ的な感覚なら100点だね。 まず、戦闘力は桁違いなのに…あの身長、あの髪形、あの佇まい、あのスタイル…マントの棚引き、飛行のポーズも含め、新しいスーパーマン眷属を観れたのが最高だった。 ゾッドと闘う際の…急速に沸き上がる怒りの沸点…カル・エルを知ってれば余計に共感できるしね。 うん、熱い女だったなぁ…。 いや、僕チンはダイアナの方が好きだけど。笑 ダイアナの登場音楽を響くと…もう堪らんっ! 可愛いのに綺麗!そしてカッコ良く強い!好き好き、ああ―――っ!もうヤだ―――ぁ!(←バカw) けどけど、シャザム!/神々の怒りの時からだけど……僕チン、ガル・ガドットが足りんぞ!DCさんよー! .[映画館(吹替)] 8点(2023-06-23 16:34:06)《改行有》

26.  スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース 《ネタバレ》   ザ・フラッシュを観た後、どうしようかな?と思って、もう帰るか、それとも飯を食うかで考えていたんだが、次の映画のラインナップを見ていたら…Goodタイミン!いやGoodなのか? 更に、控えてるのが「吹き替え版」らしく残り時間が3分!いや、だったら…行くっしょ、コレ?! ――スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023) んもうねー…内容の密度が濃かった。 そして以前よりも話が纏まってるし、スケールもアップしてる……なので、そこに関しては本作品をプッシュしたい。 まぁ、色々と意見もあるだろうけど、全編を思い返せば「編集で縮めれるモノでもないなー」と思うので、長さは(きっと)適切なのだろう。 そして、またアニメーションとして「質の高い作品」を観せられたなーと…ただただ感心した。 ただ、俺も知らなかったが…やっぱ、これも途中で終わる前編・後編の作品なのな! ああ~…何か嫌だなーと思いつつも、此処まで内容が濃いと仕方ないかなーと思ってしまうし……まぁ、いいか。 ただ、ミッション:インポッシブルの新作なんか、最初から「PART ONE」と銘打ってる男らしさ! いや、頼むよ配給会社さん…ワイルド・スピード/ファイヤーブーストの時も書いたけどさー…マジで頼むわぃ!ワシゃあスッキリ出来んのですわぃ!(←仁義なき戦いの菅原文太の声で) 観てる最中にガッカリとかより良いと思うんだけどなぁ…… まぁ、これは俺の考え方だけどさ。 .[映画館(吹替)] 8点(2023-06-17 09:37:22)《改行有》

27.  シン・仮面ライダー 《ネタバレ》   俺的な感想としては…滅茶苦茶に面白かった。 ただ、Twitterを観たら否定の意見が目立ってたのが気になる。 俺が思うに、作品を観るうえでの資質があると思う。  01:昭和ライダーを知っててワクワクした。  02:当時のマンガなども観て包括的に好き。  03:首に赤いタオルを巻いてトキメイた事がある。  04:夕陽の中でロンリー仮面ライダーを歌った。 まぁ、意外とそんな経験が大事だし…4、50代以上がベストのマッチングかも知れない映画。 俺はシン・ウルトラマンの時よりもトキメイてたんで「ああ、仮面ライダーの方が好きなんだな、俺…」と自覚した。 けど、余韻を楽しみつつ帰宅電車の中で、Twitterでの否定意見を閲覧する。 いや、好いんだよ? 映画の感想なんて…俺と同じじゃなくとも。 ただ、考え方のロジックがダメだと思うし、そもそも「感想を言える資質」についても、少しくらい考えて欲しいなーと思った。 そして、否定の理由は「SNSの弊害」なんだな、と…よく分かる。 自分の「足場」や「資質」についての勘違いが圧倒的に多いし、何より「映画に寄る姿勢」が全然出来てない。 まず…どんなに低い知性や経験値の状況でも、面白く感じる映画なんかある訳ない。 ましてや昭和ライダーを、ちゃぁ―――んと観てなかったり、当時のワクワク感を得てないならシンドイと思う。 なので、昭和ライダーを観てないのに、語ってるんじゃないだろうね?…なんて意地悪い感想を持つボクちゃん。 イタリアンマフィアや、当時の政治事情を知らないまま「ゴッドファーザー」を批判してんのと同じ。 いや「分からない」とか「難しい」ってなら良いんだよ? けど「面白くない!」とか、代案なしで言い切れるのが俺には全然分からないんだわ、マジで。 まぁ、そんな事情をより深く理解した上で、自分なりの思いを告げてみよう。 想い出して欲しいのが…過去作。 10年以上前だけど「仮面ライダー/THE FIRST(2005年)」があった。 あの時も、今回と同じテンション感で観に行ったが…見事に裏切られた。 それを想い出しながら拝見したが…今回は全く違う、納得の完成度だ。 勿論、時代による技術などの問題もあるとは思うが、庵野監督は確りと「仮面ライダーの世界に浸ってライダーを作ってる」って事。 いわば、「なんちゃってライダー」とか「ライダー風味の映画」じゃない。 そこに在ったのは…純然たる「仮面ライダー」なのだ。 そんな訳で、今回は庵野監督が「ライダーをどれくらい好き」で、自身が感化されてきたのか?がキーワードだと感じた。 例として―――アレだ。 漫画「美味しんぼ」でこういうエピソードがあった。 山岡士郎と海原雄山で「鍋料理の対決」があった まずは、鍋料理における日本各地で好みの幅の広さに驚愕する。 鍋料理の懐の深さに「これは難しいか?」と困惑する審査員たち……主人公の士郎もそうだ。 だが、雄山は言い放つ。 「私は、誰もが納得し喜んでくれる至高の鍋料理を作る自身がある」…と。 そんな中、勝負は始まるのだが…士郎は困惑する。 そして、辿り着いた結論のようなものは…鍋の好みを1つに絞る困難さに苦悩し、ついには「鍋の自由だ!」って発想に考えを切り替え、作った鍋は「沢山の具材」そして「沢山のタレ」を用意した「万鍋(よろずなべ)」を完成させる。 一方の、海原雄山はどうか? 誰にでも合わせた、誰にでも食える料理を作るより、「一点豪華な鍋」を5種類用意した。 季節がら用意出来ないモノもあったが素晴らしい「至高の五大鍋」。 まず、「スッポン鍋」、「ふぐちり鍋」、「アワビのしゃぶしゃぶ」、「鱧と松茸の鍋」…そして「カニ鍋」の5つだ。 一言でいうなら、己が美味しいと思った最高の鍋を5つ用意した。 そこには、一切の妥協は無く、食す人間への媚びも一切無い。 お判り頂けただろうか? 今回の「シン・仮面ライダー」は、庵野さんの吟味によるライダー。 いわば「分かったフリをしてる人間」や「ライダーの知識が追い付いてない人間」に面白さが伝わる訳がない。 つか…アレだ!! お前ら、仮面ライダーを舐めんな! 知識が付くまでライダーの最初から観直せや! まず、ロンリー仮面ライダーだ! あの歌えるようになってから文句を言え! 話はそれからだ! ガキの頃… 本郷と一文字に憧れた俺へ。 裏切らない時代と映画があった。 いや、マジで! 赤いマフラーに懸けて! .[映画館(邦画)] 8点(2023-06-13 03:18:42)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

28.  クリード 過去の逆襲 《ネタバレ》   いやー、やっぱ熱い!そして魂が燃えた! 更に完全にロッキーの作品から(いい意味で)離れる事が出来たんじゃないかな、と思う。 いや、スタローンが出てないからって、意味じゃなくてね? けど、そのお陰も有ってか…今後、全くロッキーシリーズを(作品の魂以外で)気にしなくて良い感じになったと思う。 でも、やっぱりロッキーシリーズも好きなのもあって、「ロッキーとクリード」を別角度で色々と対比してしまうね。 ロッキーと同じく成功したクリードの家族愛…その家族構成、そして愛情劇も描けている。 なんて言うか…お婆ちゃんも含めて、ロッキー家族とは全く違う彼らなりの家族愛が上手く描けていて良かったな…。 そして……戦うのは「“ダイヤモンド” デイミアン・アンダーソン」という男。 観る前には「どんなもんだろう?」と思ってたが…今度の敵の描き方は異常に怖かった。 復讐を想いながら、ずぅぅぅぅっと刑務所に居たんだから、ある意味「今までのロッキーなどと比べて想いの年季が違う」と思う。 いや、でも予告編で予測出来てたっつーか、観えてたのもあって事前に心の準備が出来ていたけど…そうじゃなかったら相当にショッキングだったかも知れない敵と、その心情。 その敵、デイム(ディミアン)の闘い方がストリート仕込みで、心底ビックリした! いや、俺が喧嘩する場合でもこの手の奴が一番怖い!ロッキー4のイワン・ドラゴと同等レベルで怖い! 戦法が全部「ストリート仕込み」っつーか「相手を滅ぼすレベル」で反則を辞さない戦い方だったし、驚愕するのはちゃんと体系化できてる箇所。 今回の戦いで、今までに近い感じを他メディアで探すと……コミックだけど「修羅の門」のボクシング編を想い出す。 いやー、信念を持って、塀の中で己を鍛えて敵を打倒してきた男の恐ろしさが存分に際立ってたね。 そして、映像技術も含め、戦闘シーンは今までで一番上手く感じた。 頑張って欲しいのは、主人公クリードを演じたアドニス・クリード:マイケル・B・ジョーダンだ。 これからも頑張って欲しいな、と思う。 そして特別書きたいのは…アレだ。 ロッキーとクリードを比較すると「嫁の(対応の)違い」が面白い対比だろう。 気弱であっても…何かを守り続けようとロッキーを愛したエイドリアン。 そして、自ら傷付いても…ビアンカは同じ表現者としてクリードの戦いを信じた。 あ、どっちが正しいって意味じゃなくね?…共に、闘う男に相応しい妻だったなーって意味で。 .[映画館(字幕)] 7点(2023-06-06 04:33:39)《改行有》

29.  怪物(2023)   面白かった!つか、圧倒された作品。 正直、一回めの閲覧では分からない事が多い。 言わばパズルのピースを全部取り出して広げただけ…のような。 けど数回観る事でパズルのピースの意味合いと、その組み合わせで全体像がつかめて来るだろう。 正直、そんな不思議な感覚の映画だなーと思う。 ただ、ぶっちゃけ…非常に良く創ってるけども雰囲気も含めて、一回観ただけじゃ伝わり切らんかったかな…俺には。 あ、でも悪い意味じゃなく…終ったあとは「あー、美しい映画だったな…」とか「子供の頃にこういう事があったな…」とか、そんな事を考えた美学があった。 恐ろしいのは、最初の母親のターンを見ている時に「ああ、この人は間違ってないだろうな…」と刷り込まれるが、話が進むとそれも錯覚だと気付かされる。 そして、観終わってから電車内や家で色々と考えてしまうだろう。 あの回収されてない伏線らを回想すると、若干…心がゾワゾワし出す…もう一回行って脳裏で組み合わせるしかない。 映画の視点は「親」「教師」「子供」の3視点で描かれる。 ただ、怖いのと共感したのは…三者間それぞれの着眼点と価値観が映像にされているところで、そこはあくまで自分視点であり、正義感や価値観が強引に引っ張られてしまう…いや、その恐ろしさよ。 言わば、戦争の価値観なんて…己の言いたい事、己の聞きたい事、己が正義と信じてるが故に言わない事。 もう、戦争をしてる国家間なんて、このような視点かも知れない。 これが恐ろしくて、更に最後のシーンの映像が素晴らしくて…ただ懐かしい回想と共に映画が締め括られてゆく。 ともあれ、己を貫くってのが一般的な価値観かもだけど、誰かの上に立ったり、団体の長になる人間には、自身の考え方の変化になるかも知れないので、是非とも観て欲しいなと思う次第。 あー、観てない人間にネタバレしないように書くと…この程度かな。 .[映画館(邦画)] 7点(2023-06-06 04:26:38)《改行有》

30.  凶悪 《ネタバレ》   恐ろしい映画だったと思う。 自分はこの映画に登場する“彼ら”ではなく、“彼ら”に関わった人間でもないという無意識の立ち位置による屈折した「愉悦」を知らぬ間に敷き詰め、この映画に「娯楽」を感じている自分の意識に気付いたとき、この映画の「凶悪」というタイトルの真意を垣間見た気がし、ゾッとした。 描かれる事件と犯罪が「真実」であることを念頭において観ているわけだから、映し出される凄惨な描写に対して「痛み」や「悲しみ」を感じなければならないという“建前”を意識しているにも関わらず、ピエール瀧(=須藤)の爆発的な残虐性に何故か高揚し、リリー・フランキー(=先生)のおぞましいまでの狂気に引き込まれてしまう。 実在の被害者に対して後ろめたい気持ちを多分に感じつつも、描きつけられる「凶悪」が次に何を見せるのか、どこか期待をしてしまい、その都度「不謹慎」という言葉をぬぐい去ることに苦労した。 「あなた こんな狂った事件追っかけて 楽しかったんでしょう?」 終盤、主人公の妻のこの台詞により自分の中で見え隠れしていた感情が突如丸裸にされる。 見て見ぬ振りをしていた自分自身の深層心理がふいに明るみに放り出されたような気がして、主人公と同様に「やめろ!」と叫びたくなった。 「映画」である以上、いくらノンフィクションが原作だとはいえ、脚色されている部分は大いにあるだろう。 ピエール瀧が度々発する「ぶっこんじゃお」というあまりに印象的な台詞や、リリー・フランキーの脱帽するしかない「怪演」など、映画的な面白さが加味されている要素は多く、それはまさにこの作品が映画として優れている点でもあると思う。 俳優たちの表現はことごとく素晴らしい。一つ一つのシーンも綿密な計算と明確な意思をもって構築されており、見事だったと思う。 ただ敢えて苦言を呈するならば、もう少し「編集」の巧さがあれば、同様の深いテーマを孕んだまま、もっと“面白い”映画に仕上がっていたようにも思う。 もし同じ題材で、というかこの監督と俳優が撮った同じ映像素材を、世界的な映画巧者が編集したならば、例えばアカデミー賞をも席巻するような名実ともに質の高い映画になりそうな気さえする。 ま、そんなのは一映画ファンの身勝手な妄想であり、実際どうでもいいことだ。 こういう本当の意味で骨太な映画が、もっと沢山国内で製作されることを願いたい。 世の中に「善」はない。 「善になろうとする者」がいるだけだ。 .[ブルーレイ(邦画)] 7点(2023-05-30 16:35:27)《改行有》

31.  食人族 《ネタバレ》   仕事をササーッと、午前中に済ませた。 また行かないと、そろそろ終わると思って…”その映画”に向かう。 ――食人族/4Kリマスター無修正版(2023年) いや、中学の時以来だな…けど記憶にない。 ショッキングなシーンは(エロいシーンの話も含め)友人とは話し合ってたが、ストーリーが全然想い出せない。 想い出せば「コレ系」のショッキングな映画は沢山あったなぁ…と。 ヤコペッティの「世界残酷物語シリーズ」とかも、頭に浮かんでくる…ああ、青春の残酷さよ。 そぉーんな、こぉーんなもあって、いい機会なので…映画を観ようと渋谷に向かってみる。 んで、劇場に到着……此処も1年ぶりくらい? 館内の壁にはメジャーじゃないにせよ…面白そうな映画ポスターの応酬。 あ、これって「キングダム」じゃん。 昔、あのデビッド・リンチの「ツイン・ピークス」が大流行した後…その後釜って感じでWOWOWでやってたな…デンマークのサスペンスホラーだっけ? コレって昔に観ていたけど…あまり覚えてない。 ただ、音楽とか初期設定が、異っ常ぉぉぉぉぉな雰囲気があって一種異様だったけど…これから観直してみようかなと思ったり。 ともあれ、時代ってのは流れてて、存在意義も価値観も、映画は流動してるな、と実感する。 そして――本作を鑑賞。 まぁ、想った以上に(4Kになった事もあり)フォルムが奇麗だな、と思った。 それと最初に「本作を想像していた」からか?そこまでハードル上げてなかったので、想った以上に胸に突き刺さってきた。 だが、隣りで笑ってるオッサンが正直キショイ!なんか「ワシ、よくこの映画の事を分かってるやろ?」って感じで、声出して笑ってるのが、壮絶にキショイんじゃアホぉ! 思えば、コレ系って…中学時代からグァルティエロ・ヤコペッティの「世界残酷物語のシリーズ」とか、少し離れて(別人製作だけど)「ジャンク/死と惨劇シリーズ」とか…色々とコレ系の映画って観てきた。 ただ、本格的に映画を好きになると、こんな感じの映画は観なくなってくるのが、俺の不思議。 ただ、想うのは……総じて80年代の悪夢だな、これら作品は。 存在意義は絶対にある!間違いなくある!「この世の境界を知る」とか、クリエイターをする者の立場からすると「やってはいけない果」を知る事ができる。 が、もしクリエイターを続けたいのなら…出来る限り「その果て」を通りたくないんだよな…マジで2度と。 けど、こんな作品…もう創れないんだろうな、きっと。 そう考えると、グリーン・インフェルノを創ったイーライ・ロスって根性あるわー。 終ったら夕方。 飯を食わなきゃだけど…お腹いっぱいだよ、ママン。 んで、そのまま帰宅。 思うのは…この映画って「この世に存在している」事実。 これは「良い映画・悪い映画」って話じゃない…存在する映画を認識したうえで、嫌なら近寄らなきゃいい。 けど「やってはいけない涯(はて)」と認識して…この映画の存在価値じゃなく、そこからが俺らのターンだ。 何か今日は暖かかったし少し疲れた。 なので、もう寝ます。 こんな夢だったら嫌だなーと、思いつつ。 おやすみ…ルッジェロ・デオダート .[映画館(字幕)] 5点(2023-05-25 11:15:09)《改行有》

32.  ワイルド・スピード/ファイヤーブースト 《ネタバレ》   一昨日は、起きた瞬間から映画に向かった。 観に行った映画は(懲りずに)コレ…なんだけども。 ――ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023) いや、もうね?…この作品に関してはアレ! 固定概念とか、全部捨てて楽しめるシリーズになったと思ってるんだ。 思えば、自分の創る物語やゲームなんかの作品でも「設定」を人一倍に気にしてしまう俺。 だけど、アレ!このシリーズに関しては別! 最初から「このシリーズ作」を観直したり、よくよく考え直すと…スタッフの脳裏に描くシリーズ的なビジョンってのは相当に困難だったんだろうな、と思う。 そんな中、「ファミリー」って概念を見出し、上手く絡めて此処までの長いシリーズ作にしたのが素晴らしい。 いやー「シリーズ物」ってのは…言わば(見せ場均一じゃない007は別として)ザーッとBlu-rayとかを並べてみると…大体、順番が合うようになるモノなんだけど、もうワイルド・スピードのシリーズになると最早、何が何やら分からんようになってる。 きっと、スタッフや制作陣らが意見をアーだコーだ言い合って協議し、その時々”完成系”を出し合って決めちゃってるせいもあるんだろうね。 ともあれ信用度は高いのは、このシリーズに対して結果的な評価。 なので、何のネタバレも頭に入れずに、今回も観た……んだが、その前に! 頼みがあるンスわぁ!配給会社各種さん! まず、2021作品の「DUNEデューン/砂の惑星」もだったんだけど…1と2とかに区切る場合は、ちゃんと「前後で続きますよ」と、ポスターなり告知なりで告げた方が良いじゃないか?と思うンスけどー!!これ、知らずに見てたら「ええーっ!ここで終わり?!」ってガッカリする人が多くないっすか?!もしかして知らなかったのは俺だけ?…ねぇ、ネタバレで情報を入れなかった俺だけなの?!ねぇってばっ!その区切りって作品の質に大きく影響する訳じゃないと思うし、単に(次を待ってる間の)心持ちの区切りとしてさー! そういや、過去で言うなら…バック・トゥ・ザフューチャーの「パート2&3」とかの場合を想い出して欲しい。 アレって(時代の違いもあるだろうけど)前後作になるんだぞ!と、いい感じに広まって告知されてた記憶がある。 あの時って「続きの公開まで待とう!」って気分が高鳴った覚えがあるんだけど…皆的にはどうやろ?      *      * あと、予告編でも楽しかったけど…これからは色ぉぉぉぉぉんな映画のラッシュが! いやいやいや!滅茶苦茶に楽しみなんだけど、マジで! 「ザ・フラッシュ(6月16日公開)」 「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(6月30日公開)」 「クリード(5月26日公開)」 「ミッション:インポッシブル/PART ONE」(7月21日公開)」これは”PART ONE”ってのが、最高に清々しいっす!大作感もあるし! いや、理屈抜き!痛快無比!神話復活! そして、まさに夢は日常! こんなにも楽しく…胸が高鳴って躍る! それが自分にあるってのは… きっと人生の幸せだ。 で、だ。 君の映画の幸せは此処に有るか? .[映画館(字幕)] 8点(2023-05-23 09:15:48)《改行有》

33.  劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ   その日は2本目の映画を観た。 まず1本は――推しが武道館にいってくれたら死ぬ(2023) AKB48や、いま…乃木坂46が活躍している坂道グループ。 最近は(コロナのせいもあり)大人しくなっちゃったんだけども、昔はヲタ活を良くしてたし、何よりも握手会には頻繁に通ってた。 この映画では、その当時の「熱気」や「行動」、そして「人種たち」を確りと再確認させて貰い、観ながらニヤニヤしたり、声を出して笑ってしまってた…うん、楽しかった。 主人公の松村沙友里は、乃木坂46の1期生。 やっぱり、好きなメンバーへの査定って「人それぞれ」だけど…俺はやっぱり「彼女が」好きだ…つか、「彼女も」の方が正解かもだけど…DD(←誰でも大好きの略)だから。 ただ、乃木坂での活躍期間では……不倫疑惑とか、路上でのイチャイチャとか散々言われてたね。 その事実があった・無かった…とは、問わない…まぁ、不倫を知ってた・知らなかったってのはあるかもだけど。 けど、俺が彼女を「凄いなー…」と思ったのは「そこからの復活」と、彼女の周りが「それでも彼女と付き合おうとしていた」ところだ。 本人の頑張りと、周囲の友達の支え…これって、人間を計る時に参考にしてる事だし 俺の場合は姉が水商売をしてたり、(勿論、女性全員ではないが)女は騙してくるものだよな…ってのが、考えの根幹にあるので、そこを越えた人間性とか、不意に観せてくれる優しさ…など、そこに女性の魅力を感じている。 こっちが(色んな理由で)追い詰められてしまう事ってのは、人生で何度かあるんだけど…そんな時に、逃げずに横に居てくれる女ってもの、この世には居るんだよ…マジで。 それ故に、いやー…彼女は偉いと思うよ? それからは、自分がスターになる事よりも「人の気持ち」や「集団の中で何をしなきゃならないか?」を常に考え…その事件後に考えや立場をシフトしたと思う。 勿論、素晴らしいメンバーが揃っていた1期生の中で叱咤激励されて、変わったってのもあるだろうけど…ただ、そういう「メンバー間の輪」が素敵過ぎて、俺の気持ちが彼女らから離れない根幹となっている。 さて、ネタバレもクソも無いねこの映画では…マジで。 ただ観て「理解と共感があるか?」か「俺には全く関係ない」と思うか?…単に、基準がそういう映画。 いやー「えっ?たったそれだけ?」と思うか?…うん。 ただ、そういうモノなんだよアイドルってのは…。 つまり「何とも思わない人間」には…それだけのモノでしかない。 けど、好きな人間には「心の奥に刻まれる永遠の光」となり得るモノ。 それが…尊くて、儚くて、そして愛しい。 まぁ「ガチ恋」って感じで、本気で好きになる男達も知ってる。 俺は、その気持ちになった事は、残念ながら…まだない。 彼女らのヒストリーを、常に「ライブ」と「メイキング」を同時に観ながらも…高見に上り詰めてゆくのを…ずっと見て居たい。 って感じで、体感としては10点。 他と並ぶって意味での映画としては8点。 ダークな気持ちに一切ならず「頑張れ!」って思えた映画。 てか、この映画……また続くな、きっと。 でも、何年、何十年経った後…この映画の評価はどうなってるのだろう? それは分からないし、興味もない。 けど、俺の中では…永遠の光を放つページのひとつ。 他人の評価は知らないし、余り拘らない。 ただ、言える事。 自分にとって素晴らしい光…それがアイドルだ。 好きなモノを好きと言える…そんな人生。 それが生きてる証だ。 .[映画館(邦画)] 8点(2023-05-19 15:50:49)《改行有》

34.  AIR/エア   もう終る寸前だったんだけど先週は1本の映画に行たんだ ――AIR/エア(2023年) 昔の勤務とか、会社の会議を想い出したんだよなぁ…目の前に当時の光景も広がったくらい。 回想したのは…プロジェクトを立ち上げるための企画者だった時期…営業を勉強しつつ…そこからプロジェクトがスタートした時代があった。 それをメチャクチャ想い出した映画だったよ…鮮明に!…マジで。 この映画は…簡単に言うと「信じた企画を通す」映画だった。 そんな営業の作品って、映画では2016年の「ファウンダー/ハンバーガー帝国のヒミツ」とか、1988年の「タッカー」も含めて結構あるんだよね…。 けど、好きな題材になっただけで、随分と臨場感が違うなーと感じたねぇ…この題材…ナイキのシューズっては燃える。 これでプラモとかトイ系、つかバンダイのプロジェクトで、何かの大きな計画(ガンダムプラモの設立と歴史とか?)を映画にしたら、マジで燃えるんだろうなー…きっと俺らは。 しかし、マット・デイモンって体格が変ったねぇ~…ちょいビックリのサラリーマンの太った体形。 役者はそこまで詳しくないけど、上長であり理解者の男も、そして(当時は前例が無かった事もあり)ジョーダンの親族から「ロイヤリティ(売り上げのパーセンテージ)を求めらてた事で、もう企画が無理になった…と、落ち込む主人公に「構わん!行け!」と言葉を投げた経営者も最高だった! 俺は、仕事ってのは「波動」だと思ってる。 途轍もない熱量、途轍もない行動力!そこから滲み出てくる「個人の波動」が周囲を席捲して広がり、更に大きな流れになってくる…そうなって来るともう止められない。 いやー、想い出したなぁ、色々と。 当時は「この人は、くだらないなー(←超失敬!)」と思ってたけど…思えば、あの時に「あの人たち」は力を貸してくれてたんだなーって…もう、この辺のやり取りを観てるだけで、「仕事への想いと理想」を感じ取れて、すっごく共感できたってのがポイントだった。 あ、あと…クリス・タッカーも凄く役柄が似合っていたと思う。 やっぱり、住んでいた「地方の繋がり」も大事だけど、やっぱり「人種が一緒」ってのも相手の気持ちを楽にするのかも知れないな、なんて……なので、俺的には、ジャッキー・チェンとの「ラッシュアワー」よりも好きだったね。      * 思い出すのは――20年以上前、アメリカ旅行だ。 1984年のビバリーヒルズ・コップ や、1990年のプリティ・ウーマンで憧れた街…素晴らしき「ビバリーヒルズ」だった。 脳裏でビバリーヒルズ・コップのBGMやら、プリティウーマンの曲やらが、ずぅぅぅぅぅぅぅっとエンドレスで流れてたね…アほか、俺。 んで、優雅になった(勘違いとも言う)つもりで入ったナイキショップで(イキって)買ったスニーカーを想い出すんだが、日本に戻ってからも履く事は無かった…そう、ただコレクション魂を擽られ…「野茂マックス」から「エアマックス(96~97)」に範囲を広げつつも収集した。 まぁ、リーボックの「ポンプ・フューリー」なんかも、イエロータイプやトリコロールは勿論、香港モデルとか集めたけど…やっぱり行きついたメーカーははナイキに戻ってエアジョーダンのシリーズだった。 中でも「AJⅦ」のオリンピックモデルがカッコ良過ぎて(当時は価格が)30万円とか…馬鹿な金額だったけど、それ以上にファン達の方が馬鹿(俺、含む)だった時代ってのもあり、止せばいいのに購入した。 しかし、10年以上後に箱を開封して触ったら…本体とソールが分離しやがって、そのまま(まるでテープの巻き戻しのように)箱に戻した俺。 いや、コレって悪夢だろ、マジで…まぁ、靴って…本っ当ぉぉぉぉぉに素材が大事だと教えられた。 まぁ、ソンなコンなで「形ある物、いつかは崩れる」を体現して実感したけど、嬉しいなーと思うのは「エアジョーダンⅠ」が相当に強いモデルだったのも記して置きたい。 当時はエアーの素材を使ってないからかな?とも思ったけど、映画を観た後にはエバー・グリーンな商品を目指してるんだろうな、と理解出来た。 完全なる靴の保管は大事。 けど、もっと大事なモノを「この映画」で気付いた。 それは…過去からの「想い」だったり。 仕事でもそう…そしてモノに繋がるのは想い。 人間との繋がりも想い出せ。 そして、モノと当時の光景も一緒に、さ。 あんな事や、こんな事があった…。 そう考えながらも、自身も「ひとつの流れだった」を理解する。 そして、綴ってゆく…モノと想い、その時に「自分が居た事」も。 そう考えりゃ…人生は悪くない。[映画館(字幕)] 7点(2023-05-16 08:24:31)《改行有》

35.  ヴィレッジ(2023) 《ネタバレ》   昨日は周辺事情が多かったー……シンドぃ感じ。 んで、色々と整理しながらも一日を過ごすんだが…思いの外に早く片付いたんで、昼過ぎは暇に。 なので、川﨑に映画を懲りずに観に行く事に。 けど、気ぃ抜いて昼寝とかウダウダしてたら…あぁぁぁぁぁ~っという間に夕方になった。 いや、この観れる映画って何があるだろ? まず、全っ然っ!前情報も無くチネチッタの映画紹介を観ていたんだが、そこで発見した本タイトル。 ――ヴィレッジ(2023) 2004年に、かのM・ナイト・シャマラン監督が放った「ヴィレッジ」って同名の映画もあったけど、アレはアレで俺は結構好き。 んで、過去の好い予感を(脈絡もないのに)感じつつも、全くの別作品なんだが、全く情報を入れないままに観に行く事に。 すると、勝手な解釈を始める「俺自身への(妄想的な)頭脳」だ。 まず、土俗民族的を描く映画って、昔から大好きだったりする。 更には、日本特有の佇まいも堪らないな、なんて思ったり。 パッと頭に過るのは…横溝正史のシリーズだったり、過去の日本映画…中でも好きな「八つ墓村」だ。。 あと、最近まで連載していた漫画で、Disney+でもドラマを作られた「ガンニバル」って漫画だ。 Disney+のドラマは観てないけど、コミックは相当に怖かった覚えがあるので、またいつか挑戦したい。 あと…海外ではHPラブクラフトの「インスマウスの影」などが素晴らしいのも付け加えて置く。 …って感じで、アレだ。 まず、結論から言えば…観る前に(俺が勝手に)想像していた「山場」や「結論」とは違っていて、ストーリーは「TVドラマ的な話の展開」で、恐怖も、土俗民族的な戦慄は全く感じなかったのが残念だった……が! ――ロケーションの雰囲気は最高だった。 ――役者も(考えうる限り)最高だった。 そんな中――横浜流星と、いう役者が光ってた。 過去、戦隊モノの「烈車戦隊トッキュウジャー」で「ヒカリ/トッキュウ4号」を演じた後は「あなたの番です」で好演していた美形さん。 甘いマスクだし、何よりも空手の演技で身体がメチャクチャに動くのが印象だったし、そんな彼が本作ではアイドル的な要素を売りにせず「実にいい演技をしていた」と、いう印象だ。 うん、これからが楽しみだね。 総論として…「ヴィレッジは悪い作品か?」と聞かれたなら俺的には、初心の捉え方のせいでアレだっただけで…実は意外と「面白かった」という感想。 何よりも、カメラ割りとカットワーク…ロケーションは素晴らしいな、と感じた。 まず、映画としてのスケール感は確りしてたし、予備知識を持ってから観に行くと、今回の俺とは違った結果になると思う。    *   *   * 【ここに有るものは何ですか?】  ゴミ処理の村がある…。  此処で棄てているのは一体なんなのか?  ゴミのように蠢く人間の中…  まるで自らがゴミになっている…そんな世界。  人の想いよ…悲しき想いよ。  外に出る事はなく…内に籠って消えゆく魂よ。  人を妬み、蔑みむ中で笑顔になる日々よ。  俺は知る。  この村に居るから知れた。  ゴミは、俺だ。  ゴミは、お前たちだ。  全て燃え尽きるがいい。  何もかも…地獄の業火で。  全て消え去れ。 そんな訳で… 世界がゴミ捨て場に感じられる映画でした。 ただ、きっと希望はあると信じたい。 .[映画館(邦画)] 7点(2023-05-07 09:44:52)《改行有》

36.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 《ネタバレ》   今日は、ネタバレを聞きたくないの映画に行ってきた。 シリーズ通して「安定の出来」を誇ってて、俺自身もこの映画のシリーズは好きだったりする。 ――ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/VOLUME3(2023) 映画を観る前にDisney映画の予告編。 恐らくは「ピノキオ」と「ピーター・パン&ウェンディ」…共に実写映画、そして映画の予告でも「リトル・マーメイド(2023年)」でも、人種の入れ替えがあって…少しばかり「おや?」と思った。 普段なら若干の違和感を得る程度だっただろうが、立て続けに3つも観てしまうと、大きな輪になって脳裏に残ってしまった。 まぁ、今の「スパイダーマン:ホームカミング~以降(2017~2021)」でも、MJの人種が変化したが、演技力や本人の頑張りも有って…今では概ね受け入れられているのも頭に入れおく。 けど、それを前提で……何だろう?この胸で渦巻く違和感は? 気になる「問題(懸念)点」は――この2つ。 ■コンプライアンス(コンプラ)■ ■ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)■ まぁ、作家さん達の問題とか、役者さん達の在り方とか、ユーザーの位置なんかは、敢えて此処ではスルーする。 そこがネックになると、映画とはまた違ってきて、上のステージの根本的な問題となると思うからだ。 尚、ファンの論争については一切問題はないと俺個人は思う…言い方を変えれば、その論争も”ファン間の楽しみ”の一環だと考えるからだ。 まぁ、代案の無いままクリエイターを気取られたり、批判の足並みが揃って無くとも…それも一種の愉しみだろう。 取り敢えず、個々に判断の基準ではあるだろうけど、そこまで止めるのは無理だろうし、問題としては(今のところは)小さいと思う。 一体どうなるんだろうね?この違和感は…将来的に。 クリエイターでやってる人…特に情熱を込めていると相当に面倒だろうなーとは察しがつく。 ただ、アレだ。 それら困難はクリエイターでやってるなら、版元やメーカーから…ドンドン落下してきて、否が応でも受けねばならない状況はズーッとあった。 時に理不尽、時に面倒であったとしても「クリアしなきゃ出せない」のなら、やるしかないのが俺達の道だ。 色んな困難の中でも、クリエイターは「未来に繋ぐ道」を考えつつも、まずは「生き残るために頑張り続ける」だけなのだ。 と…以上の事を考えつつ、だ。 待望の「VOLUME3」の上映が始まった。 とは言え、上記の「コンプラ&ポリコレ」について、ずーっと考えてたんで、劇中の人種(つか、星人?)のミックス具合が果てしなく心地いい。 ああぁぁ―――――――っ!! ネタバレは書けない!書かない!書いて堪るものですか! これは是非是非、時間を作って観て欲しいと思う! 日本人が好きなモノ、色々と集まってて超賢い(ズルイとも言う)要素ばっかり! 結論から言うと、アレだ。 やっぱりジェームズ・ガンは好きな監督だなぁー…マジで。 作風は、「人間の友愛」に触れつつも「人間の不快感なモノ」も確りと分かってる作家だな、と思う……その上で、その両方を毎回毎回、丁寧に見せてくれるのが流石だ。 作品的には脚本をしていた「ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年)」とか「スーパー!(2010年)」辺りから超注目してたんだが…毎回「胸糞悪いシーン」とかで痛烈なインパクトを残して、俺の心に刷り込まれてきた。 ともあれ、人によって好き嫌いはあるかも知れないが…俺は凄く心が躍った作品だった。 前回の「ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結(2021)」も、色んな穴はあるにせよ…「人の観せ方の上手さ」とか、ジェームズ・ガンらしい作品として…言わば「好きな映画」として加えて置きたい逸品だった。 作品の今後についても敢えて書くのを辞めよう。 ただ、胸に刻まれた度合いが…今回は、マジで半端ない。 いや、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は勿論、シリーズ通して素晴らしい。 ただ、それよりも…ジェームズ・ガンの監督っぷりが最高だったね…本当に。 いや、MARVELもDCも最高だ! 今後も…うん。 その弾けっぷりを刮目して観る!      *      *      * それと… 30年以上も待ってたキャラ。 色々想い出して泣きそうになったわ。 .[映画館(字幕)] 9点(2023-05-05 01:34:39)(良:1票) 《改行有》

37.  ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー   今日はマリオの映画に。 ――ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023) いや、想い出すのは1993年の「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」だ。 あの映画のクッパ大王を演じた「デニス・ホッパー」が、痛烈で切なくも悲しさを誘ったけど、今回のマリオを観てる最中も「もう、これからは…どんな造形でも出来る時代になってるだろうし、魔界帝国の女神みたいな映画は難しくなるんだろうな…」なんて考えてしまった…きっと、この予感は当たるだろうと思う。 勿論、俺は懐古主義じゃない(だろう)し、新しいモノでも、とんでもなく素晴らしい作品は沢山あるし、きっと発生してゆく。 けど、若干だが「ファンブル(失敗?)から生まれる美しい物」ってのも存在する訳で…そういうのも全く無くなってしまうのかな、と若干寂しくなってしまった。 さて、そこで本作の感想を… 納得できた”冒険浪漫”だった。 いい意味で”マリオによる、あの兄弟らしいドラマ”と思う……うん。 きっとマリオが好きならば、シーンの各所に想い出が刻まれていると思うので、観た人間ならば文句はないんじゃないかなーと。 ただ、実は……俺はマリオはあまりプレイしていない人間。 勿論、小学生の時からドンキーコングとかマリオ・ブラザーズでは遊んできた…一種「マシーンのツール的に触ってた」感じで。 そして「マサオとコージ」のパクリゲームでも駄菓子屋で遊んだ。 けど(パクリは別として)スーパーマリオで遊ぶ事はあっても「心を割くほどにハマった事は今まで一度もない」人間なんだよね、俺は。 なので、もう映画のシーンを観ながらも「懐かしいなぁ~…」と思うに留まったくらい。 けど、本当に良作とは思うよ? そして、そこまで映画に嵌り切っていない理由は……俺はファミコンで遊んでが居たが、メインで遊戯したのはPCのゲームばかりだったからだろう。 なので、ファミコンで「ドラゴンクエスト」も、「ファイナルファンタジー」もシリーズ通して、何本かは遊んだけど…ほぼほぼハマった覚えがないってのが俺の状況。 でもでもでも、何本かはクリアはしてるし、どっちも最高レベルで面白いのは(自分なりに)知っているし把握もしてる。 例えるなら「リアル」が凄く好きだったから、「ファミコンよりもPCゲーム」に傾倒し「プラモよりもガレージキット」に嵌ってた…そんな自分だったな、なんて思い出してしまった。 そこまでファミコンで遊んでなかった俺でも「マリオ・ブラザーズ」というコンテンツは「ゲーム」は勿論、「映画」でも頑張って、成長し続けて欲しいタイトルだなぁ…マジで。 出てくるキャラの活かし方…キノピオもドンキーコング、そしてピーチ姫も魅力的だった。 何よりもマリオとルイージの描き方が素晴らしい。 ちょっとアホ兄弟っぷりを発揮しながらも「仲の好い兄弟」が最高だな、と思った。 ともあれ、マリオの未来は、きっと明るい。 そう信じたくなる”冒険浪漫”でした。 .[映画館(字幕)] 7点(2023-05-03 02:30:25)《改行有》

38.  聖闘士星矢 The Beginning   観る1時間前は、行くとは思わんかったんだが…つい行ってしまった。 いや、飯食ってたら「以前の仕事の資料」を、(急に)先方から求められたのが、多分切っ掛けだった。 んーで、資料を探してりゃ…あるわあるわ、過去に書いた指示書が。 想い出と当時に、創ってた時の気持ちが炸裂しちゃって、もう行くしかないな!って気持ちになった。 いや、単純だなぁー…チョロいぜ、俺は。 ――聖闘士星矢/The Beginning(2013) しかし懸念点が全く無い訳じゃない…つか、ぶっちゃけ懸念点だらけ。 いや、1994と2009年に作られた「ストリートファイター(&春麗)」や、2009年の「DRAGONBALL/EVOLUTION」とか…もう芳醇に香し過ぎて、時代に永遠にソッポを向かれていると言っても過言ではない…そんな逸品達との出会いが最高に恐ろしいんでヤンスよ!アニキぃ! んで、ついに上映になる。 ヤッベぇ!あまり…いや、全然ワクワクしねぇ!なんだこの予感! まぁ、東映のロゴが出た時に頭に過ったのは、2013年にCGで作らてた「キャプテンハーロック/SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK」だけど……実は、あの作品は嫌いではない。 ただ、ハーロックの場合に足りなかったのは「松本零士先生」の作家性の欠如かな? 結論から言うと、星矢もモロにそこだった。 作家性が全然足りないし、キャラの掘り下げだダメ過ぎた。 俺的には観てる時…過去から星矢に仕事で関わって脳裏に焼き付いた「星矢への想い」などを映画を観ながら掘り出してる感じだった…。 マジで車田正美っぽくも、荒木伸吾(&姫野美智)っぽくもない…まさに、鳥山明に似せてないドラゴンボール状態だな、こりゃ! ただ、アレ。 結論から言うと「ダメな映画映画」ではなかったけど、人にはお勧めしないし…人によっては駄目だコリャ~!(Byいかりや長介)と、なるかも知れん。 ある意味、上記のCG「キャプテンハーロック/SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK」と同程度のクオリティーだと思う。 漫画も勿論、車田正美先生の作品を、ずーっと網羅してきた俺にとっては大好き以外ナニモノでもないが、(当時は観てなかったけど)アニメ版はある意味で「革命的な作品だった」と思ってる。 俺の好きだった星矢は…まさに少年の「友情、葛藤、闘い」だったし、絵にもそれが現れていた。 アニメ版のOPやEDなんかも偶に観る。 その勢いを存分に感じつて、いま観ても伝わると思うんだけど…製作者はちゃんと観たんかな?「新田真剣佑」は確かに(るろうに剣心でも)カッコ良かったけど、もう身体が完全に大人へと出来上がり過ぎてて華奢さゼロ! ただ、アクションも上手だったし、映画としては現代風にアレンジしてるのも確りと伝わったけどね。 ただ、そのアレンジのせいで上で描いた「作家性が全く消えちゃってる」のが悲しかった…いや「聖闘士星矢」感は一体どーこーへー。 詰まるところ…「何の映画?」と観終わった後で考えてしまった。 けど、(大事な)星矢感は(置いちゃダメだけど)さて置くとして…映画としては「頑張ろう!」って意気込みは確りと伝わったし、冒頭の地下格闘シーンとかは(ヴァンダムやラングレンが好きだから)個人的には好きだね。 思えば…うん。 キャラコンテンツに関しては、もはや時代を問わずに過去作から人々に愛されてるターン。 好いも悪いも含め、SNSやら記録メディアやらで、過去作を観れる時代となりつつあると(個人的に)実感している。 故に、ユーザーも製作会社も、そして版権所持のメーカーも忘れてはならないと思う。 ――何故、そのタイトルが受けていたのか? ――何故、そのタイトルの何処が支持を得ていたか? あのキャラ、あのシーン、あのキャラ劇。 全てが歓喜と共にユーザーから愛され… 沢山の心をトキメカせたはずのコンテンツ。 なら、その笑顔を決して曇らせてはならない。 だったら作り手も、好きになるしかない。 ただ愛して、創り続けるしかない。 ――コンテンツを曇らせるな! 俺は本気で、そう思うんだ… 過去からの自分の歴史を愛するように。 .[映画館(吹替)] 6点(2023-04-29 16:21:06)(良:1票) 《改行有》

39.  グリッドマン ユニバース     もう…そろそろ終わりそうなので観に行ってきた。 いやー、特撮は偶に観てたんだけども、その後のアニメ版は観てなかったんだよな…。 想い出せばアレだ。 以前、約一名ほどアホウが居たんだが…寄りにも寄って(この映画好きな僕チンに対して)ワザワザ俺の好きな映画をチョイスしつつ”ネタバレ”をしてくるのが好きな奴だった。 仕事は、滅茶苦茶できる奴なんだけど…色々な面に置いて、自分本位。 気性も「相手が何を望んでるか?何を言われたら嫌なのか?」を全く考えずに発言しつつ、自分の能力でやれるだけ発散するタイプの人間。 ま、そういう奴は(意外と)多いよね。 ただ、俺は本気でネタバレを嫌がってるのに…アレ! 気分的に「構って貰えてるぅ!」と勘違いをしてるのか?いつも嬉しそうにネタバレをブチ込んで来やがんの……いや、想い返せばアホだったんだなぁ、本気で。 俺も気ィ使ってたのがダメだったんだなーと思うけど、本気で怒ったら一生喋ってくれなくなるのが予想出来る感じなんで……もう、何とも。 そういう訳で、ネタバレはアレだから俺なりの総評。 ――グリッドマン ユニバース(2023) とても好い映画だと思うし、最高のスタッフが一生懸命に創ってたんじゃないだろうか?と推察できる。 青春パートは異常に面白かった。 けども、上でも書いたが…俺はグリッドマンをTVで(たまーに)観てたくらいで、実はあまり知らない。 なのでザァァァァァッと、状況確認っぽいのを書いてみる事にした。 俺、その1 「グリッドマンをあまり知らない」 俺、その2 「最近の声優とそれによる流行を知らない」 俺、その3 「俺は所謂、東映&バンダイ者である」 上記の元に…だけど、アレだ。 もう「良作」とは理解しているんだけど、俺の「知識」と「波長」が(一部は)合わなかったと思う。 まぁ、2に関しては、もう致命的。 声優の演技で「上手いなー」と思う人も居れば、「あ、ダメだな…この感じ。」となってしまう事も多かった。 宮崎駿のアニメじゃ絶対に感じないんだけどね……ただ、「これが好きな人も多い」ってのは理解はしている。 んで1と3は同じ要素もあるとは思うけど、やっぱり(今の時代で)バンダイや東映が創る”キャラコンテンツ”に触れ捲り、慣れ過ぎてるせいか…設定やデザイン面でも「合わないモノは脳が遮断してしまう傾向」が強いなーと、今回は自覚した。 なので…身も蓋も無い言い方になっちゃうが…戦闘以外は楽しかった。 ドラマも、人間の観せ方や文化祭の雰囲気など、否が応でも俺の中学生の時を想い出してしまい胸が切なくなってしまったし…何よりも、魅力的なキャラも多かったのが印象的だ。 そういう意味で、本当に良作!…良作なんだが……ただ、最近ワザと「観ていなかったシリーズ」を勉強も兼ねて今更、観る事もある。 例えば、「名探偵コナン」の映画も、前回から観出したんだが、やっぱり途中から観ても確りと脳裏にキャラの構成やら、今までの話の流れが何となく掴めるように作ってる。 スタッフの苦労と、物語への導入の気遣いが、流石だなーと思うし驚嘆する。 まぁ、その辺は観る側の自分からのフォローもあると思うんで、うん。 また機会を置いて…再度、観てみようと思う。 そして、今日観た「グリッドマン ユニバース」で告げていた「形のないモノを信じて、夢や希望を膨らませる。」って言葉。 それは凄く素晴らしく、そして美しい言葉だ。 何よりも「人間の力」以外のナニモノでもない。 素晴らしいじゃないか。 .[映画館(邦画)] 7点(2023-04-28 10:42:40)《改行有》

40.  シャザム!~神々の怒り~ 《ネタバレ》     ああ、フィラデルフィア。 ロッキーシリーズで有名になった街。 ああ、フィラデルフィア。 同性愛を考えさせられた映画のタイトル。 ああ、フィラデルフィア。 マネキンで「フィラデルフィアの火付け男」と呼ばれた主人公。 そして、今回のフィラデルフィアは… その名も「フィラデルフィアの恥」と呼ばれたヒーローら。 ――シャザム!~神々の怒り~(2023) いや、めっちゃ最悪の呼称ですやんっ!彼らは、世界を護るヒーローやで――っ?! って感じで、いや、どんな感じなのかアレだけど… 1作目はBlu-rayで、何となぁーく観た感じだったが、懐かしい気分を想起させられる面白さだった。 その懐かしさとは……なんか、藤子不二雄ライクな感じに好感度を感じたんだよね。 前作から面白かったので、この内容の良さが、ちゃぁぁぁぁぁんと観てる人らに伝わって欲しい想いがある。 何故そう思ったか? 勿論、作品の質が(俺的には良かったので)人に勧めたいってもあるけど…DCがMARVELと比べて、あまり評価されてない気がする。 んで、今日は朝から観に行ったんだが…この回は(午前中ってのもあり)客が俺だけ! こんなに面白い映画なのに、勿体ない!って気持ちが湧いて来る。 思えばアレだ…本当に、映画のセールスって難しいなーと考えてしまったな…。 ちょっとだけ、ずーっと過去の「東宝東和(昔Ver.)」の過剰なプロモーション…あの壮絶なプッシュの素晴らしさっつーか、頼もしさ(?)を実感。 まぁ、ゲームでもそうなんだけど…「良品=売れる」ではない。 これって「当り前」と考えて仕事してるけど、本音を言うと……悲しいなーと思ってしまうんだよね。 さて、現在DCコミック原作の実写映画は変革期のターンを迎えている。 大好きな「ワンダーウーマン3」の制作中止…何より、カッコ良かったスーパーマンのヘンリー・カヴィルの降板…そして「ザ・フラッシュ」のエズラ・ミラーによる素行問題で「もう勘弁しろや!」などの問題が山積み! 更には、会社合併に伴う路線変更や、お金に纏わる事など…もはやトラブル続きのDCU。 そこに、ジェームズ・ガン監督がDCスタジオのトップに就任したってHappyな情報もあり、新生DCユニバースとして生まれ変わろうとしているんだが…いや、ガンも好きだけど…俺的にはザック・スナイダーが帰還してくれたら、更に最高なんだけども![映画館(吹替)] 8点(2023-04-12 13:23:07)《改行有》

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