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プロフィール
コメント数 96
性別 男性
自己紹介 「じゃまくさいこりくつ」と読みます。
映画は映画館で見る派。平均だいたい年12~14本くらいのペースで行きます。
◆画面内で非常に邪魔。背景白いと読みにくい
◆人間の神経は絵よりも字に向きやすいので集中力が削がれる
◆見ている場面よりも先の台詞が表示されてネタバレになる
◆音声に較べ情報量が格段に少なくなり機微が伝わらない
◆日本の声優の技量は高く安心して委ねられる
など様々な理由から、大の字幕嫌いで断然吹替派。私にとっては字幕映画鑑賞というのは「映画を見に行く」のではなく「2時間、字幕を読みに行く」だけにしか感じません。
ところが、なぜか最近は洋画の吹替上映が少ないため、結果的に邦画を見る機会の方が多くなっています。

そこそこ好きなジャンル…時代劇、アニメ、ミステリー、サスペンス、群像劇
ほぼ興味のないジャンル…恋愛、ハートウォーミング系、アクション、ホラー
2014.12.07 SPACEBATTLESHIPヤマトの自レビューを手違いで消してしまいました…('A`)

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21.  映画 暗殺教室 《ネタバレ》 原作漫画は未読。TVアニメの方は先月放映分の11話(イトナ転入)まで視聴済の状態で見に行きました。アニメがまあまあ面白かったのと、ここでの評判が良かったので見に行きました。かなり端折っていた前半は、どうにもテンポがイマイチな上、若手俳優たちの演技や知英の台詞が心許なくて「うーん…どうなんだろ、これ」という感じでしたが、クライマックスの殺せんせー大暗殺大会、イトナとの格闘に入ってからは、俄然テンポが良くなって面白くなった気がします。最終的には帳尻を合わせてきた感じがして、さすが漫画の実写化に定評のある羽住監督と思いました(ノリとしては『逆境ナイン』に近かった…かも?)。原作も読んでみたくなりました。何より感心したのは二宮君の声の演技ですね。アニメ版の福山潤に遜色ない怪演です。「to be continued…」は本当なんでしょうかね。どうせなら生徒役の面々が「中三」に見えるうちに撮って欲しいものですが。[映画館(邦画)] 6点(2015-04-18 17:10:16)

22.  名探偵コナン 業火の向日葵 《ネタバレ》 さて今年のコナン君もスーパーアクション超人でしたが、それをさらに上回るキッドがいたせいか、あるいは話運びの強引さが昨年の『異次元』や以前の『沈黙』『11人目』などよりいくらかマシだったせいか、まあまあ順当に感じました(余談ですが、現実の航空事故が相次ぐ中、さすがコナン映画は憚りませんな)。個人的に第6作『ベイカー街』から始まった「漢字に無理矢理英語の読みをつけるタイトル」が嫌いだったので、14年ぶりの英語読みなしは好感が持てます。今回に関して言えば、いつものコナン映画に加え、先月までTV放映された『まじっく快斗1412』の集大成でもあるのかと私は勝手に勘違いしてましたが、キッド(快斗)側の人物は寺井ちゃん・中森警部以外は登場してなくて残念。筋自体は複雑すぎることもなく、お子さんでも理解できると思いますが、ゴーギャンやらユダのあたりは説明なくて大丈夫かなぁ。犯人の動機がイマイチなのと、哀しき老婦人についてのフォローが全く無かったのが若干不満。ゲスト榮倉奈々の声は…うーん、これもまあまあかな。今回次郎吉さんのセリフが多かったですが、さすが富田耕生。故永井一郎を補って余りある演技でした。7点に近い6点という感じ。[映画館(邦画)] 6点(2015-04-18 16:13:44)

23.  エイプリルフールズ 《ネタバレ》 古沢脚本ということで期待していたんですが…フジテレビお得意の「めいっぱい豪華なキャストを集めたけど結局凡作になっちゃいました」的な作品群の範疇は超えられなかったかなー。もっとも昨年の『ジャッジ!』よりは楽しめましたが。平行に進む別々の物語が「エイプリルフールの嘘」をキーワードに結びつく…てのがコンセプトと思うのですが、あまり上手く仕上がってません。6本のストーリーに通す横串の刺し方が雑というか、感心するようなつながりになっておらず「とってつけたような」連鎖で終わってしまいます。酔ってしゃっくりを繰り返す高島政伸の刑事が、スペースノイドの話と絡まないのも残念。まあ2時間映画でノベルゲームの『街』みたいなリンクは難しそうですけどね(そうは言っても『桐島、部活やめるってよ』や『地獄でなぜ悪い』などよりは整合性を感じられました)。このキャスト陣なら、もう少し面白くできたんじゃないかという意味で、若干もったいない作品でした。[映画館(邦画)] 6点(2015-04-03 21:28:02)

24.  KANO 1931海の向こうの甲子園 《ネタバレ》 台湾も野球も好きな私にとって、実話ということもあり、半ば義務感で見に行きました。やはり3時間は長いですね…特に前半。嘉農の近藤監督は寡黙な明治人ということもあり、ほとんど自分の考えを言葉にしてくれませんので、何故の叱咤か、何故のしごきなのか、生徒たちだけでなく観客も分からないまま進みます。重要なアイテムのパパイヤも近藤監督じゃなく浜田先生の教えだったし…。万年弱小野球部がなぜ台湾島内で優勝できるまで実力をつけられたのか、物語の核と思われるので、もう少し丁寧に説明して欲しかった感はあります(本筋と絡まない金策のシーンなどは削っても良かったかと。あと八田与一もサービス出演という感じ)。しかし後半の甲子園大会本戦に入ってからは、俄然熱い展開の野球ドラマで引き込まれました。ベタベタな展開ではありますが、やはり燃える展開の野球はいいですね。決勝で敗れることは知っていても、もう少しのところで夢破れた嘉農ナインの力闘に思わず目頭が熱くなりました(近藤監督に「泣くな!」と言われそうですが)。彼らがその後の人生で日台球界に貢献した経歴を綴る説明を読む間も涙が…。やっぱり野球はいいなぁ。『バンクーバーの朝日』も見に行こうかしら…[映画館(字幕)] 6点(2015-01-25 23:58:18)

25.  太秦ライムライト 《ネタバレ》 時代劇ファンとして、昨今の時代劇の減少や若い役者の時代劇離れは嘆かわしいものがあります。そんな状況の中、黙々と斬られ役を続け、撮影所とともに老い果てていく一人のベテランの物語。この映画を見る直前に、私はたまたま念願だった京都太秦映画村に行ったこともあって、劇中に出てくる殺陣ショーも現地で見ていたので、つい最近見た覚えのある場所が次々出てきて嬉しかったです。残念ながら主演の福本さんは斬られ役としては抜群ですが、しゃべりの演技の方は得意でないようで、とことんまでセリフが削られていたため、若干もやもやしましたが、全体的には良くできたドラマかと思います。松方弘樹が同時期に上映していた『イン・ザ・ヒーロー』と同じような役所で出ていたのが印象的。「またお前を斬らせてくれ」。さて今後、時代劇の伝統はどうなってしまうんでしょうね…[映画館(邦画)] 6点(2015-01-25 00:36:27)

26.  楽園追放 -Expelled from Paradise- 《ネタバレ》 結論から言えば「そこそこ面白い」映画。ネタ的には使い古された感もある電脳世界と現実世界の交錯、そして知能を持った機械の物語。もちろん2Dと3Dの境界を超越した絵の迫力は見応えあるのですが、何よりこの映画の最大の特徴は主人公3人のセリフ量の多さではないかと。釘宮・三木・神谷のお三方がまあ、しゃべるしゃべる。状況説明も思考内容も(その迫力ある映像に頼ることなく…?)ひたすら丁寧に声で説明してくれます。彼女/彼らのファンならば、かなり満足できるシナリオではないでしょうか(その分、チョイ役なのに贅沢なキャスティングの他キャラクターはほぼ出番なし)。オチもまあ想定の範囲内ではありますが、それなりに楽しめる作品ではあると思います。やや狙いすぎの感もあるとはいえ、アンジェラもかわいいしね。そんなこんなで6点。[映画館(邦画)] 6点(2014-12-16 00:02:57)

27.  宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 《ネタバレ》 2199の24話と25話の間に挿入されるべき話ということで、旧作ではなく2199を見てない人にとっては、たぶん意味が全く分からない映画だと思います(精神感応とか波動防壁とか)。話自体は前半の引きはまあまあだと思いましたが、後半の筋はやや無理矢理感。冒頭とラストの斎藤・土方のシーンや、桐生とメリアが瓜二つ(声まで)という設定は必要あったのかな?、という感も。バーガーが生きていたのはまあご都合として、ジレル人が結構生き残っていたのは、(本篇の)セレステラの想いが何か無駄になったような気もして。まあ私の場合、一番の不満は本来のヒロイン格である森雪が全く活躍しないことですね…(あと途中からアナライザーも全く存在を忘れられてましたが) さて、またも死に損なったバーガー。果たして続篇はあるんでしょうか。旧作も未練がましく続いた感はありましたが、2199も商業的に成功なら、次もありそうですね。個人的には話が完結してるんで、この辺ですっぱり終わってもいいような気はしますが。[映画館(邦画)] 6点(2014-12-07 12:54:04)(良:1票)

28.  超高速!参勤交代 昭和の頃はよく見られたものの最近はめっきり減ってしまった、チャンバラあり、笑いありの痛快娯楽時代劇の系譜を継ぐ作品? 軽演劇にも通ずるこの手の作品に対して、時代劇の作法が口調がどうの、史実がストーリーがどうの言うのは、野暮天というものでして、とにかく笑いの量とラストの爽快感(キレ)がすべてだと思います。ラストの落とし方はまずまずとして、笑いに関しては、少し物足りなかった感じ。クスリとするシーンはそこそこあり、劇場でも場面場面で笑いが起きてはいたものの、欲を言えば『釣りバカ日誌』並のボリュームが欲しかったところ。役者も監督もどこか、時代劇の正統から逸脱することへの躊躇があったのか、笑いに徹し切れていないようにも感じました。そんな中でも、西村雅彦と陣内孝則のハジケっぷりはさすが。ともあれ、あまり難しく考えずに、楽しむ映画でしょう。5点と6点で迷いましたが、こういう娯楽時代劇、もっと増えて欲しいという希望を込めて6点。 [映画館(邦画)] 6点(2014-06-22 14:18:24)(良:2票) 《改行有》

29.  名探偵コナン 異次元の狙撃手 《ネタバレ》 冒頭からド派手な爆発事件が起きるあたり、また「沈黙の15分」「11人目のストライカー」の悪癖が出たかと思いましたが、それら2作よりは面白かったかな。ただ昨年の「絶海の探偵」には及んでいない感じ。スカイツリーが舞台というのが、昨年末の「ルパンvsコナン2」とかぶってるのも気になりました。今年のゲスト、福士蒼汰とパックンは…まあ、ひどくは無いものの、やっぱりちょっとぎこちない。恒例の博士のだじゃれクイズが灰原さんに割り込まれたのはマンネリからの脱却なのでしょうが…そろそろ止めては? 園子と蘭の友情がわざとらしく強調されるのも恒例ですが、今作は世良さんが入ったので、ちょっとマシになったかも。そして最後のアレ…まあ以前からバレバレではありましたが。本当に沖矢さんの正体は………あれでいいんでしょうか?[映画館(邦画)] 6点(2014-04-21 23:53:05)

30.  白ゆき姫殺人事件 《ネタバレ》 原作未読(映画を見た後に立ち読みでざらっと)。Twitterなど現代的なツールを交えつつも、「十二人の怒れる男」よろしく、証言者ごとに異なる犯人像の変遷を楽しむ映画でした。話としては、まあまあ面白かったとは思います。が、後半に容疑者である美姫(井上真央)の主人公視点になってしまったのは、ちょっと不満でした。欲を言えば、二枚目俳優綾野剛演じる赤星を徹底的な道化役と決めたのなら、最後までその視点のまま(つまり容疑者が犯人であるかのようにラスト近くまで)話を引っ張ってって欲しかったかも。まあ原作をほぼ忠実に映像化しているようですが。そこそこ面白かったので6点。[映画館(邦画)] 6点(2014-04-13 18:46:59)

31.  モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE 亜空の深淵 《ネタバレ》 一昨年のTVシリーズは全話視聴していました。原作小説(ミニスカ宇宙海賊)は未読。良くも悪くも「TVシリーズそのまま」ですね。ボリューム的にもスケール的にもTVシリーズの一篇(幽霊船篇とか女子高生海賊篇など)と、同じような満足感で、特に「劇場版だから」「一年後だから」という気はしませんでした。主人公の茉莉香こそ若干デザインが大人になった印象ですが、TV版の雰囲気は変わることなく、小気味よくテンポのいいスペースオペラが展開します(TV版の時に少し触れられていた免許を取って、自力で弁天丸に出勤できるようになったのが違うくらい?)。今回も電子戦が重要な要素になっていて、まさにザ・佐藤竜雄ワールド。TV版の主要人物もヨット部OGや、チアキ父含め総登場。新キャラの無限彼方君は、今までモーパイ世界にいそうでいなかったキャラで新鮮(というよりこの作品、圧倒的に女性比率が高いので…)。彼を迎えることで若干変化したヒルデが印象的でした。面白いのは面白いですが、DVD/BDで見ても問題ないかも。絵は元々綺麗なので大きなスクリーンだと劇場映えするでしょうが、今回は割と小さい劇場で見たもので… 原作も貯まってきたので、第二期シリーズも期待したいところ。[映画館(邦画)] 6点(2014-02-28 00:45:17)

32.  THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! 《ネタバレ》 公開日午前0時からの最速上映、および翌週の2回鑑賞。TVシリーズの出来が素晴らしく良かったので、事前の期待値が高まり過ぎたせいか、結果的には、まあ普通の出来かなと感じました。なお原作(ゲーム)やアニメ等「アイマス」というコンテンツを知らない人には、そんなにお勧めできません(基本ファン向けの映画で、予習が望ましい所)。出鼻の映画内映画「眠り姫」予告篇、および前半の合宿は文句なし。アイドル達の成長、後輩達を優しく受け入れる姿…とにかく心ウキウキする楽しい展開で盛り上がりました。後半は新キャラを軸にした鬱展開で、やや冗長。売りのライブシーンは若干3D臭が気になりました。新曲M@STERPIECEは、らしくていいですね。若干違和感を覚えたのは、グリマス本篇で、とにかく"歌好き少女"のキャラを押し出し、持ち歌でも「やっぱり歌が大好き」と呟かせている矢吹可奈が「歌、大好きだったのにな…」とまで極端に落ち込む程のトラブルだったかなぁ?(TVアニメ10話で、らしくなく落ち込んだ高槻やよいに感じた違和感と似ています)というのと、志保もゲームに較べて若干ツンケンしすぎかな…。あと話だけ出てきて姿を見なかった千種さんは出して欲しかったかも。しかし回想シーンを一切使わずに、TVシリーズの各場面を観客に自然に思い出させる脚本は見事と思いました。アイマス最高!PPPPP[映画館(邦画)] 6点(2014-02-14 23:42:42)

33.  BUDDHA2 手塚治虫のブッダ 終わりなき旅 《ネタバレ》 1作目からずいぶん経って、もう出ないのかと思っていた第2弾。前回一番謎だった成長しないタッタの話は、さらっと流し説明でスルーされ(しかもデーパは、獣に身を落として人語を失ったナラダッタから、タッタ少年時代の特殊能力の「話を聞いた」という…これも謎)、青年シッダルタの苦悩を描きます。上映時間90分に詰め込むため、かなり端折り気味の前半では、原作で重要なポイントだったシッダルタとビンビサーラ王の友情も、軽く流され(3作目はどうするんだろ?)、タッタとミゲーラ、アッサジのストーリーをだいぶ圧縮(危うく有名なスジャータの逸話も無視されるかと思いましたが、一応ありました)。後半はルリ王子ビドーダバとヤタラを中心に、前半よりは若干丁寧な話運び。ヤタラについては、うまく原作をまとめた感があります(その分、ルリ王子の出番が割を食ってる感も)。ヤタラとルリ王子の母の別れは、前作第1弾のチャプラと母の姿とも重なって、思わず涙が…(というか全体として宗教の開祖の伝記というより、壮大な母子の物語になってる気も)。声ですが、やはり話題作りの俳優陣の演技は違和感の嵐(特に真木よう子)。逆にデーパの藤原啓治はさすがですが、前作のバンダカと同じキャストというのはどうなんでしょ。最悪なのがブラフマンの笑い飯哲夫。仏教に詳しい芸人ということでのオファーかもしれませんが、感動的な場面の後の重厚な台詞に、あの甲高い声は台無し。そもそもすべてを吉永小百合(マーヤー)に解説させている本作で、あの場面だけのブラフマン(原作での解説役)の登場は必要だったの? ヤショダラ、ブブ大臣など何人か前作とキャストが変わってるのも気になりました。さて、もう一人の重要人物ダイバダッタが出ないまま、第2部が終わってしまいましたが、第3部はどう話を持っていくのかな?[映画館(邦画)] 6点(2014-02-08 22:29:50)

34.  永遠の0 《ネタバレ》 世間的にも評判がいいので観に行きました。ただ、こういう現代的でクールな軍人は、当時の雰囲気を考えると違和感がかなりあります(まあそれゆえに「海軍一の臆病者」と呼ばれたのでしょうが)。すでに他の方も触れられていますが、説明セリフが多すぎるのと、やたら音楽がもったいついた感じはしますね。泣きどころが強制されているようで、あまり愉快ではありませんでした。全くの余談ですが今回、上映時間の都合で耳の不自由な方向けの、日本語音声+日本語字幕という特殊な環境で鑑賞しましたが、私の年来の持論である「字幕は映画の邪魔以外の何でもない」というのを改めて痛感しました。洋画も吹替上映を増やしてほしい…[映画館(邦画)] 6点(2014-02-08 00:28:30)

35.  武士の献立 《ネタバレ》 『武士の家計簿』に続く加賀藩もの第2弾。淡々と役人家族の生活をたどるのみでストーリーがほとんど無かった前作に比べれば、山あり谷ありで話としては面白かったです。とはいえ、全体としては普通の出来かな…。若い俳優高良健吾や上戸彩の所作が時代劇としては若干板についてない感はあるものの、まあまあこぎれいにまとまった感の作品でした。藩の派閥争い(加賀藩は大藩なので、江戸時代を通じて常に権力争いがありましたが)も、前作の絡め方よりは、しっくり来ています。「加賀八家」なんて用語も何の解説もなく出てきましたけども。西田敏行・緒形直人・鹿賀丈史の組み合わせは、往年の大河ドラマ『翔ぶが如く』をちょっと思い出しました。唯一の苦言はエンディング曲。時代劇で、あの内容でCharaは無いのでは…。彼女の歌自体は悪くありませんし、興行的な理由はあるのでしょうが、全くマッチしていませんでした。[映画館(邦画)] 6点(2013-12-14 18:35:21)(良:1票)

36.  ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE 《ネタバレ》 ルパン・コナンともに長年、毎年楽しみにしているファンにとって、両者のコラボ競演というのはもう、それだけで興奮してしまいます。そういう意味で見る前から期待感が高すぎてしまったかもしれません。話の盛り上がりとしてはごく普通で、毎年のコナン映画・ルパンのテレビSPの水準から大きく上回る訳でもなく、相乗効果を期待していた身としては、やや肩すかしといったところ。まあ、つまらなくは無いんですけどね。話が散漫になりがちだったのは、ルパン一味もコナン君たちもゲストキャラも、全く別々に行動しているためかもしれません。常に一緒なのは少年探偵団と阿笠博士、蘭と園子だけで、コナン、灰原、ルパン、エミリオ、次元、五ェ門、不二子、銭形、警視庁捜査一課がそれぞれの思惑でバラバラに行動するため、話の筋を追いづらく、最後にはFBIまで加わって…大勢見に来ていた子供には、かなり分かりにくい映画だったような気がします。あと、単発の話と思いきや、前作(テレビSP)の設定が生きていて、しかも肝心のオチに絡んでるのもちょっと…ルパンの良さは、毎回設定がリセットされるところでもあるので、前作を知らないと筋が繋がらないというのは、ちょっとマイナスです(私自身は見てましたが、だいぶ設定を忘れていました)。とはいえ、両作品のコラボは双方のファンとしては大歓迎なので、今後も数年に一度やって欲しいなあ。ゲストキャラの声の演技は思ったよりは浮いていなくて良かったです。むしろベテランの小林清志(次元)や家弓家正(ブラック)に声の衰えが感じられ、少し心配になりました。[映画館(邦画)] 6点(2013-12-10 07:38:46)

37.  ルームメイト(2013) 《ネタバレ》 原作未読。連載中の漫画を多少読んでいたので、多重人格もののミステリーということは踏まえて見に行きました(結局、映画のストーリーは別物のようですね。登場人物の名前は同じでしたが)。結果的にはある程度前情報を仕入れてから見て正解だったかも? 何も知らないで見ると若干混乱するかもしれません。別人だと思っていた人物が、実は主人公の別人格だった…という展開は、どこかで見たような既視感も。困惑や怖がる顔がぴったりはまる北川景子と、多彩な顔を瞬時に変化させても違和感の無い深田恭子という2人の女優が、うまく物語の緊迫感を盛り上げていたような気がします。[映画館(邦画)] 6点(2013-11-09 20:31:40)

38.  許されざる者(2013) 《ネタバレ》 とりあえず原作をDVDで復習してから見に行きましたが、びっくりするほどそのまんまという感じでした。かなり忠実に原作を日本にトレースしていますが、その意味で明治10年代の北海道というのは、ベストな選択だと思います(廃刀令に全く触れられてないのは気になりましたが)。手塚治虫好きにとっては同時代・同舞台の「シュマリ」という怪作も思い出しますね(あの作品にも「人斬り十兵衛」というキャラが出ていました)。さて私の場合、そもそもイーストウッドの原作をそんなに名作とは思っていない人間でして、忠実な再現であるがゆえに、ストーリーに関する違和感も、そのまま移植されている気がします。そもそも最初に傷ついた女郎は復讐を望んでいたのか、北大路は何のために出てきたのか…柳楽君の役を半アイヌという設定にしたのは、ちょっと面白いと思いました。ただ全体としては渡辺謙・佐藤浩市・柄本明という役者の実力で引っ張った作品で、話的には「どこまで忠実に再現してるのか」に気が行ってしまいがちなのが、むしろ残念。[映画館(邦画)] 6点(2013-09-14 20:00:13)(良:2票)

39.  俺はまだ本気出してないだけ 《ネタバレ》 原作はちらっと試し読みした程度で、ほとんど未読。どうしようもなく情けない四十男・シズオとその娘、および父親を中心とした物語ではあるが、彼ら家族は見かけ上の主人公に過ぎない。シズオ家族にとって、最初から最後まで状況は何一つ変わっておらず、ストーリーは動いているようで全く動いていない。漫画家になりたいと努力はしてみるが、すぐに怠けてしまい、努力が報われずに終わるも、それを決して自分のせいだと認めようとしないシズオと、それに呆れる家族の繰り返しである。しかしこの作品において、シズオはむしろ狂言回しに過ぎず、彼の情けない姿を見せつけられることで、周囲の人間が変わっていくという物語の構造になっている。失敗すれば自分のせいでなく他人のせい、運が無いせいと現実から逃げ続けるシズオのような心性は、決して珍しいタイプではなく、誰でも心の一部に持っている要素でもある。それゆえに、失敗を運のせいにし、何度でも挑戦を続けるシズオの自由な生き方に、誰もが軽蔑しつつも憧れる。友人の宮田も、後輩の市野沢も、編集者の村上も、どうしようもないシズオの生き方に憧れて、自分を変えようと動き出す。しかし同時に誰もが「そうは言っても、シズオのようなダメ人間になってはいけない」と心に誓う。宮田の息子がつぶやいたように「シズオみたいになっちゃ嫌」なのである。だから、シズオの影響で自分の人生を変えようと動いた人たちは、誰一人シズオにそれを感謝することもない。シズオは相変わらず自分探しを続け、失敗を重ね、父と娘から呆れられる。そんな"変わらない"シズオが、自分の知らない間に周囲の人間を変えていく物語。「だから何なんだ」という感想もアリだけど、こういう映画もあっていいかも。堤真一・橋本愛・石橋蓮司の役柄は、結果的にはぴったりはまっていた。いい人過ぎる生瀬勝久、何考えているか分からない山田孝之も、結果的には好キャスティングでした。[映画館(邦画)] 6点(2013-06-16 15:41:56)(良:2票)

40.  藁の楯 《ネタバレ》 賞金がかかった殺人犯をSPが守る、という設定を聞いただけでも面白そうな話で、その期待には概ね応えていると言えるでしょう。全体的にはそこそこ楽しめるストーリーなのですが、正直、予想の範囲内を超えなかった感もあります。結局のところ、白岩(松嶋)からも奥村(岸谷)からも蜷川(山崎)からも、何度も問われた「この犯人を守る価値があるのか?」「殺してしまった方が良いのではないか?」という問いに、主人公の銘苅(大沢)が正面から答えないまま、最後まで話が進んでしまうことが、すっきりしない要因でしょう。ただ、これに関しては監督・脚本ともに答えを出そうという気は端から無く、見る側の判断に委ねているのでしょう。それを見た私自身も、答を求められても結論は出ませんが…(それだけに、あえて答えを見せて欲しかった感はあります)。常に困った顔をしながら、その実何を考えているのか分からない大沢たかおにはぴったりの役かもしれません。キャスティング的には岸谷五朗もよかった。藤原竜也もこういう役は得意ですね。山崎努も適役でしょう。杖を突きながら必死に歩く姿は、往年の「マルサの女」をちょっと思い出しましたが。[映画館(邦画)] 6点(2013-04-30 21:59:41)

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