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21.  孤狼の血 《ネタバレ》  テレビで2021年の日本アカデミー賞やっててレベル2の映像が流れていた。今回は役所広司いないから頑張ったって誰かが言ってた。  ああ、また役所広司が面白い演技したのか、すごいよな、あいつ。とか思ってこの作品を探して鑑賞してみたわけだ。  そんな予想をはるかに超えてました。すげーよなー。本当に。何であんな芝居ができるんだろ。役作りの深さと広がりがすごすぎ。桁違い。そのうち、彼の名前を冠にした映画賞ができるんじゃないかな。  そりゃ、おれも真木よう子には脱いでほしいけどそれで作品の評価は落とさないよ。それから、死体のリアリティがすごいよね。次の日は一日ショックから抜けられませんでした。埋まっていた首、切られた頭、そして、何と言っても土左衛門。顔見せるかなー、やっぱ見せないかなーとハラハラさせてもらいました。  広島弁の会話とか面白いし、人のやさしさとは何かって見せてくれるし、作品に文句はないけれどここまで魅力的なグロは傑作って範疇に入れちゃいけないような心の声に従いまして8点とします。[インターネット(邦画)] 8点(2022-03-16 23:38:13)《改行有》

22.  アルキメデスの大戦 《ネタバレ》 なかなか面白かったです。史実をうまい具合に変えた作品ですが、かなりうまくできています。 金剛代艦計画は存在していましたが、現在知られている二案とも戦艦の計画です。ですから、これを空母と戦艦にしたのはフィクションです。戦艦なら対米戦争、空母なら戦争回避という前提で話は進みますが、無論そこには何の根拠もありません。しかし、これを話の基本に据えたことでうまく物語は進行してゆきます。戦艦建造を防止するため留学を辞め、山本五十六に請われて到底無理と思われる短期間での建造費用の見積もりに挑む天才青年。そこに立ちはだかる軍事機密の壁。わずかに見える突破口も無理だとあきらめた瞬間に起きる奇跡。それを察知したかのように届く期間短縮の知らせ。天才のひらめき。見積もりの成功。しかし、それさえも論破され強行される戦艦建造。だが、その戦艦建造には全く思いもよらない意義があったのだ。 この最後の戦艦の意義が泣ける。冒頭のシーンが思い返され感謝の思いに心が震える。傑作とまでは言えないが、胸が熱くなる。8点。 史実に追加。金剛代艦計画は海軍軍縮状況下で検討されたもので直接大和とは関係ありません。あと、自分の知る限りでは戦時中、戦艦大和の存在は秘密とされており、国民の戦意に影響を与えるものではなかったと思います。[インターネット(邦画)] 8点(2022-02-23 18:02:14)《改行有》

23.  竜とそばかすの姫 《ネタバレ》  突っ込めばきりがないかもしれないが、もうあの駅のシーンが物凄くツボに来たのでこの点数。やっぱりあれは田舎だからありなんだよね。いくら純で良いセリフでも東京のラブホテルでやられたんじゃ嫌悪感しかないから。  そうあと、助けるの連呼もまいったね。泣けたよ。だって、彼の言う通りなんだもの。鈴ちゃんは対決したけど、感謝してもらえたけど多分何も解決していないと思う。でも、そこに危機があって対応して解決できた雰囲気は作品的に必要なんだよな。作品的に必要だから入っているシーンにあまり妥当性を感じないものが結構あった。みなさんもいろいろ言っているけど自分はお母さんが川で死ぬところからして疑問だったよ。ライフジャケット付けていれば死なないんじゃないかな。それでも死ぬなら女の子も助からないでしょ。彼女ほどの経験があれば命綱とか持っていかないのかな?  でも、まあいい。楽しかった。次の日は心が軽かった。駅のシーンのおかげだ。8点献上。[映画館(邦画)] 8点(2021-09-20 20:58:48)《改行有》

24.  アルプスの若大将 《ネタバレ》  子供のころに見ました。最近、衛星で放送されたので再見しましたが、とにかく楽しい。青春が輝いていました。女の子はかわいいし、若大将はさわやかだ。お父さんは面白いし、おばあちゃんは素敵の一語。そして、もうこの人なしにこのシリーズはない、青大将、田中邦衛。加山雄三よりも大事な存在じゃないかとまで思います。こんなキャラクター、ありえない。存在にリアリティがある分、Mrビーン以上だね。むろん、若大将の全く嫌みのないさわやかなモテ男ぶりも素晴らしいです。  しかしだ、映画のヒットのご褒美で行ってきたような冒頭のヨーロッパロケとあまりにお手盛りの最後のスキー選手権はいただけない。特に選手権はクライマックスとして盛り上がるところだけに辛い。  それでも大学生活が楽しく、歌も素敵な感じなので8点献上します。  あとキャストのところにイーデス・ハンソンさんの名前も欲しいな。自分たちの世代じゃ知らない人はいない外タレの草分け的存在ですから。[CS・衛星(邦画)] 8点(2021-05-04 11:32:15)《改行有》

25.  シン・仮面ライダー 《ネタバレ》  悪くはない。鑑賞後調べたところ漫画版に準拠したストーリーだったようでなるほどな、って感じ。  不満はありますよ。無論ね。サイクロン号から出される排気、ノスタルジックにモクモクしてましたが、今日では性能の悪さを表しているようでやめてほしかった。それともっと大事なのは変身している状態とそうでない状態の違いがなんか曖昧。ここがしっかりしていて、「変身!」ってやるのが自分にとっての仮面ライダーなので頼みます。あと、銃の扱いですね。日本の子供映画では銃と爆発物は殺傷能力がないのが不文律ですからサソリオーグが撃たれて死んじゃうのはそれが特別な銃である必要があります。一応ハチオーグにはそれがありましたのにどうしたのでしょう。群生相の仮面ライダーが発射する機関銃は威力ゼロでこれはお約束通りでした。また、サソリオーグが登場した際ハサミの爪が擦れて実に作り物っぽい音がするんですけど何考えてるのかしら。頭の上で尻尾がうねうねするのは良かったですが。役者はおおむね良かったですけどルリ子さんがちょっとぬるいかな。もっと強い口調でやってほしかったです。  よかったところは最初の戦闘シーンでの強さ表現、ライダーキックの必殺性ですね。例のタカタカターン、タカタカターンの音楽が響き渡るシーンは痺れました。あれが仮面ライダーですよね。一号、二号の関係性も良かった。いろんなところでロケして様々なシーンがありましたが、良かったですよ。  とにかく、タカタカターン、タカタカターンのライダーマーチが頭から離れない。あのシーンを見ただけでもう満足です。ありがとうございました。 追伸:上記投稿の後はドキュメンタリーを見たり、youtube見たりもうどっぷりライダー世界に沼ってます。それで分かりました。ライダーは孤独なんです。そして途轍もない能力を持っていて、一人で戦っていて、そして、二号という友と巡り合うんです。あのコートを着てさすらう存在なんです。それは私の若いころでもありました。孤独で能力があると思い込んでいて何かと戦っていました。何十年も忘れていた感覚を思い出しました。あの若き日。でも、今一言いいたいです。一人で戦ってはいけません。それは自己満足です。本当に戦う価値があるのならば必ず仲間はがいるはずです。もう様々なことが思われて映画として評価できません。私にとっての庵野監督はきっとノスタルジーなんです。[映画館(邦画)] 7点(2023-04-08 00:27:50)(良:1票) 《改行有》

26.  トップガン マーヴェリック 《ネタバレ》  映画館で観て心の底から正解だったと思わせる作品。音が全然違う感じがしました。ストーリーは鉄板で分かりやすく誰でも楽しめる感じ。小ネタも面白い。ただ、観終わった後は感じなかったツッコミどころも多いのでいらんことを言います。  あの攻撃目標にF-18であの作戦では訓練中に部隊は事故で全滅でしょう。対空ミサイルを避けるために谷間を飛んで攻撃目標に近づいても爆撃後に撃ちまくられるようでは意味ないですよね。それなら前もって対空ミサイルも攻撃しとかないと。敵の戦闘機が心配なら別途制空任務の戦闘機を待機させるたほうが良いですよね。大体、第五世代戦闘機はステルス性が最大の武器なんですからあんなに簡単にレーダーに映るようなら第五世代なんて言えませんよ。制空権を確保してシン・ゴジラにも登場した大型爆弾バンカーバスターをB-2から投下するのがよろしいんじゃないでしょうか。あの対空ミサイルが見た目はレーダーホーミングなのにフレアで爆発とかどうなのかなとも思いましたが、「いぶき」と違って全然許せるのは何故なんでしょうか。 ただ、どうなんでしょうか。海軍に対するこだわりが少し足らないような気がします。エンジンの不調を調べにヨットに乗って帆の操作知らなかったり、空軍のマスタングいじったり。やはり海軍ならコルセアとかの方がかっこいい気がします。空軍ではなくましてナサでもないのにマッハ10に挑戦しますかね。 あー、文句ばっか言ってるようですが、結構気に入った作品なんですよ。お気になさらず。[映画館(字幕)] 7点(2022-06-29 00:13:20)(笑:1票) 《改行有》

27.  メンフィス・ベル(1990) 《ネタバレ》  映像きれいだし、青春の光と影みたいな感じで好感が持てる作品でした。爆撃機の内部も良く見えたし、装備なんかの使い方も面白かった。欧州戦線最初の25ミッションクリアした機の実話を元にした作品だそうで、つまり欧州の戦略空軍最初期の作戦行動が舞台になっています。このころは無差別爆撃は犯罪行為で米軍も昼間精密爆撃をしていました。被害は大きく戦果は上がらず、長距離護衛戦闘機が登場するまで悲惨な状態でした。無差別爆撃で一般市民が犠牲になったのは英空軍の夜間爆撃ともっと後期に行われた日本への爆撃になります。  大戦に参加した米国軍部隊の中で最も損害が大きかったのはこの時期の米爆撃部隊だっとも言われています。戦争ですから殺し合いですから双方に死者が出るわけです。そんな過酷さが映像表現として保存され、再発の防止になれば何よりです。[地上波(吹替)] 7点(2021-05-23 21:52:14)《改行有》

28.  パラサイト 半地下の家族 《ネタバレ》  アメリカ以外でのアカデミー賞作品という事で非常に関心を以て拝見いたしました。見た直後はどこが評価されたか疑問しかありませんでしたが、2時間で韓国社会の持つ特質を描いたあたりが受賞の所以ですかね。  一番の盛り上がりが主人の一家が外出した隙に家族で宴会するシーンでしたが、いきなり帰ってきた主人にばれないように掃除するんですかど。あんな掃除じゃ全然きれいになりません。それでも主人は気が付かない。私は絶対ばれると思ってその後の展開を固唾をのんで待っていたので肩透かしを食いました。ああ、そういう作品なんだなと思いました。演出表現と筋書きがリンクしていないなと。しらけましたね。  でも、韓国社会の経済的分断や朝鮮戦争の今も残る生々しい傷跡、騙したり脅したりなんでも相手を出し抜ければそれでオーケー的な社会文化なんかはよく描けていたのでまあ、西洋文明的には違和感があって面白いのは事実。[映画館(字幕)] 7点(2021-05-16 10:13:10)《改行有》

29.  アドレナリンドライブ  この時代の作品ってちょっと面白いんです。バブルが崩壊した後の方向を失った感じが好きです。冒頭のシーンからああ、こんな時代だったなって全開ですね。隣の店長がいかにもでありえないけどありそうな感じの芝居がさすがだな。石田ひかりすごいスタイル良くてドキドキしました。でもなんかお肌がイマイチなんですよね。この時代は人と人が仲がいいと気持ち悪いみたいな雰囲気がありました。個性重視と競争主義、悪しき個人主義が蔓延してましたね。初めてパヒューム見たときに「私たち仲良しなんだよねー。」とかすごくビビックリしたのを思い出します。  松重さんのタフさは立派ですが、追跡物はあまり考えないで偶然に見つけてしまうとかあっても面白いですよ。逆にテレビで放送される方がありえない感じを受けました。最後の落ちもちょっとありえないと思いますが、まあ、これ以上この作品観てもなんともならないので幕引きとしては仕方ないのかも。[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-08-09 21:29:22)《改行有》

30.  CUTIE HONEY キューティーハニー 《ネタバレ》  いい作品だと思います。「愛の戦士」キューティーハニーを映画化するのはそれなりに難しいと思いますがちゃんと出来ている。怒りに燃えてパンサークローの四天王の一人を倒しますが、愛の戦士はそれを反省して、残る二人は返し技で倒し、最後の一人はシスタージルに抹殺されました。コミカルなアクション映画とはあまり見ない難しいジャンルをよくまとめたと思います。  ただ、あまり面白いとは思えない。何が悪かったかなあ、ピンク映画みたいな音楽かな、安っぽくなったかな、あれで。あと、京本政樹がなんかつまらなかったかな。海ほたるから吹っ飛ばされる戦闘員とかはよかったな。片桐はいりはさすがだった。でも彼女がまた戦う所をシスタージルが抹殺したのはほっとした。いい演出だと思う。頑張って6点かな。映画の評価って何だろうと考えこむこの頃です。[インターネット(邦画)] 6点(2023-04-26 23:23:00)《改行有》

31.  HOKUSAI 《ネタバレ》  いい役者も出てるし、映像もきれい。しかし、なんかイマイチ。滝沢馬琴始め若手の役者三人が江戸人らしくなくてしらける感じかなあ。花魁役も色気があったとはあまり思えない。なんか残念だね。  でも、良いシーンもたくさんあった。突風に驚く人たちとそれを面白がる北斎のシーンはすごかったな。絵を描くシーンもすごい。この頃って下書きなしに墨と筆で線を描くのをちゃんと映像にしてるのが信じられない。役者って書けちゃうもんなんだろうか、すごいね。[インターネット(邦画)] 6点(2023-02-23 23:14:30)《改行有》

32.  影武者 《ネタバレ》 封切り時に一度観た。その時は合戦シーンの人数のすごさを見ていた。この作品がとりたくて甲冑を準備するために「乱」を撮ったなんて話も聞いてた。もう四十年前だ。画期的な作品だった。  今回また観てみて当時は気が付かなかったこだわりが見えてきた。軍勢ごとに色分けされた旗印、武将たちの重々しいふるまい。城の片隅に山済みされた守備兵の死骸。勝頼のショーケンの良い感じ。家康の小者感もいい。馬の死骸なんてどう撮影したのかな。あれだけの軍勢そろえて夜襲で撮影する訳の分からなさ。ただ、今の目からすると集めた軍勢を見せつけようとするあまり表現として過剰になってしまった感がある。CG全盛の今日からするとまだまだ軍勢の数が物足りなく感じるのは逆に申し訳ないと思う。  影武者という表題が表すように主人公は影武者になる仲代なのだが、あまり主人公感がない。セリフ自体が当たり前にすくないし。そのせいか夢のシーンなんかで露出を増やしているのかもしれない。しかし、その露出が逆に違和感になってしまっているように感じるのは私だけだろうか。[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-01-14 11:29:45)《改行有》

33.  殿、利息でござる! 《ネタバレ》  時代劇の銭勘定を現代のそれに置き換えてみるという試みは非常に面白い。ただそれだけで昔の人間も現代と同じような苦労をしていたことが伝わってくる。そこに今とは違う社会秩序が絡んでくるので実に新鮮である。  この話の当初の目論見では殿さまに銭を貸して利息を取りこれで伝馬の労役の賄に充てる計画であったが、さすがに身分制社会でこんな露骨な話には無理があって「伝馬の労役、苦渋の至り。藩より賄下されれば銭5万貫献上致したい。」とまあ、話を持ってゆくわけですが姑息な百姓の大名貸しと切れ者の勘定役に見破られ一度は破談になりますが、よく分かりませんが40年もの間の苦労の果てと話が伝わりお取り上げとなります。この辺りが昔の社会的義理人情であってまた面白いところでありました。身分制というのは役柄をわきまえずに勝手なことをすると仕置きされますが、筋道を通し懸命なところを見せるとお上も動いてくださるというわけですよ。いいねえ。 しかも、下賜金も出る。肝を冷やす問答も理があると見れば粋な取り計らいも。    ただ、一つ疑問をいうと、話が持ち上がってから動き出すまですごく年月が経つんですよね。10年ぐらいやっているんじゃないかな。この辺りが昔の社会状況を反映させたところなのかもしれませんが、現代的にはすごい違和感がありました。  役者的には切れ者の勘定役と殿さまが良かったと思ってクレジット観たらすげービックリ。はーなるほど、道理で姿勢がいいと思った。あと殿さまのお付きできた二人の侍の走り方もよかった。お空に行った彼女は変わらずきれいだったな。[インターネット(邦画)] 6点(2022-03-02 01:09:25)《改行有》

34.  グエムル/漢江の怪物 《ネタバレ》  良くも悪くも韓国文化を感じさせる作品。日本ならやられてもやられてもけなげに怪獣に立ち向かう自国軍隊が警備しかしない。それ故主人公が個人の資格で立ち向かうけれど軍隊はその足を引っ張る存在。まあ、これがアメリカだと軍隊が強力すぎて怪獣に生き残るための特殊能力が必要になるんだけど。w  人間関係も家族が最優先。社会への貢献とか全くテーマにならないでそれが当然感がこれでもかとスクリーンから伝わってくる。家族の次に大事なのは現金ですね。そこには社会的な信頼感を全然感じない。だもんで、多分日本人が観ると物語の展開に違和感を感じて物語に没入できない人も出ると思う。  冒頭の怪獣登場シーンはよかったな。いつの間にか登場して自然に近づいてきて自然に殺戮が始まっている。そのスピード感が逆にリアリティを感じさせてくれました。  この一作を以て韓国文化を論じるのはちと早計だとは思いますが、日本人には絶対作れない映画でしょうね。[インターネット(字幕)] 6点(2021-05-07 22:37:11)《改行有》

35.  幸せへのまわり道(2019) 《ネタバレ》  自分は少し興味があってカウンセリングを学んだんだが、ロジャース(カウンセリングの分野にも神様扱いのロジャースさんがいますが、別人。)さんが記者に対する態度、姿勢が見事に理想的な来談者中心話法になっていて非常に参考になりました。どんな事があっても相手を否定しないその姿勢には感心します。この姿勢があったので記者も最後には心を開きますが、自分としては一切否定しないこのやり方は成人相手限定で、子供に適用すると副作用が大きいと思います。成人なら一応の社会規範を習得していますが、いまだ習得していない子供に全肯定的な態度で接すると社会規範を習得できなくなると考えるからです。  さて、キリスト教的文化圏での人格者は自己の感情を上手くコントロールすることが必要のようです。トムさん演じるロジャース氏は時々優しい笑顔の裏側に感情が見え隠れします。そう演じているんでしょう。最後にピアノの低音部を叩いたりしますから。しかし、仏教的な人格者は多分、そんな感情をコントロールしないでしょうね。「心のままに振舞えどその則を超えず」心自体を修行によって変えることが求められると思います。  ということで、なんかちょっとこのロジャースさんは好きではありませんが、こんな人がヒーローになるというアメリカ社会の現状というものが面白いです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-07-30 23:50:57)《改行有》

36.  鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛冶の里へ  これを映画化したのはどんな意図があったのか。いかにも中途半端な感じがする。映画館で観るとはお金を払うのだからそれがいらない環境よりプレミアムな何かが欲しいところだが、なんか、テレビの予告編的な編成だと思う。  10話11話に刀鍛冶の里編1話と書いてある通りなんだ。10話と11話の終わりにはそれぞれのスタッフのクレジットが流れる。こんなの私は初めてでした。1話の終わりのクレジットと映画としてのクレジットは別に流れただったかなあ。  まあ、大きなスクリーンで観れることは良いことですが、音はしょぼかった印象。無限列車みたいなメガヒット狙いというよりあれを何度も劇場で見るようなファン向けと考えた方が納得がいきます。[映画館(邦画)] 5点(2023-02-13 18:04:31)《改行有》

37.  耳をすませば(1995)  絵コンテと脚本を宮崎さんがやって、監督にはどんな仕事が残るのかアニメ制作をよく知らない自分には想像がつかない。なんか割とストレートな作品で、ストレスなく仕上げるためにキャラ設定で無理している感がある。例えば、天谷君のキャラ設定ってどうなのかな。見栄えが良く医者の子供なのに、雫の事が好きでこの子の興味を惹くために図書館の本を借りまくるとかありえない行為をする。そのくせ十五歳でバイオリンを作るためにイタリア行きを希望していたりする。いないよ、そんな子。十年後に帰ってくるとかボーイミーツガールの一番いいところだけやろうって魂胆が丸見え。それでも、なんか結構ファンも多いようだから、巧まずして続編制作できたわけだ。  作画的には雫の私服がスカート短すぎですごく不自然。制服は良いのに何であそこまで短くする?大学生のお姉さんの家事能力に感嘆。昔はあんな子が実在していたのか?図書館と自宅の距離感が自分にはよく分からなかった。電車で行く距離なのか、徒歩圏内なのか。自宅を団地の一室にしたのは初めて見た。英断だと思う。ただ、カットによって雫の自室の広さが変わっているように思えるのは気のせい?  とかとか、ストーリーが王道なので細部に興味が行ってしまいました。猫が案内するところがジブリらしいというか、バロンも併せて猫の恩返しに焼き直されましたね。魔女がクロネコヤマトのタイアップだったからこの作品はファミリーマートが絡んでいるのかと思ったけどそうでもないみたい。駄文で申し訳ない。機会があれば実写版の続編も見てみたいな。[地上波(邦画)] 5点(2022-09-19 13:17:44)《改行有》

38.  ブロークバック・マウンテン  なんか世界を変えた作品とか言われたので見ました。でも男女の違いがあるだけで普通に悲恋物語であることでそんなに衝撃はなかった、この部分に関しては。それよりも恐ろしさを感じたのはあの頃のアメリカのリンチ文化。こりゃ怖い。エージーライダーでも簡単に殺されてたからな。そんなリンチ文化が実は銃社会の背景になっているのではなかろうか。[インターネット(字幕)] 5点(2022-08-03 13:38:52)

39.  ジョーカー 《ネタバレ》  アメリカでは銃保持が自由な印象ですが、家で保管している感じで、あまり持ち歩かないのですかね。銃とかあればアジアンヘイトクライムも防止できそうですよね。しかし、それはそれでそれも恐ろしいことです。[インターネット(字幕)] 5点(2022-03-11 04:51:34)

40.  海街diary 《ネタバレ》  自宅で鑑賞したので5点ですが、劇場なら7点だったかも。古い家の持つ空気感は大画面の方が満喫できるかも。  美人女優を四人出して普通にその日常を撮れば映画になるのでないかという作品ですが、その通りだと思います。美人は見ているだけで楽しく時間が流れます。綾瀬はるかはうちの娘に似ているのでコメントしませんが、長澤さんは無駄にいい女で身近に居てもらうと迷惑なレベルです。夏帆さんは初めて意識してみましたが、黒い靴下がよく似合う素敵な女性です。この三人が一緒に住もうと誘う列車が発車するシーンはとてもいいです。広瀬すずは手足が伸びやかで意外でした。サッカーも普通にうまいな。さすが清水出身。  それでも、結構人物関係が複雑なのに、冒頭の山形に父親の葬式に行くと異母姉妹がいるというあたりの重要なセリフがあっさりしているのでここを上手く聞き取れないとちょっとストレスになります。あとウィキによるとシラスは仙台湾を北限とした太平洋岸でとれるとの事ですからバツイチ時代の仙台では食べていたでしょうが山形に行ってからは食べられなかったと思われます。  しかし、去勢されたリリー・フランキーというのもなんか違和感がありながらもまあ、面白かったですよ。[インターネット(邦画)] 5点(2022-02-24 23:54:08)《改行有》

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