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プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

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381.  不良番長 猪の鹿お蝶 《ネタバレ》 不良番長シリーズ第2作。サブタイトルを見ると、かの大傑作『不良姐御伝 猪の鹿お蝶』の派生企画みたいですけれども、製作されたのはコチラの方が先。というのが、映画というものの不思議なところ。 コチラの作品で先にスクリーンデビューした「猪の鹿お蝶」さん、これがまた、大して活躍しないんです。 何しろ、この作品では不良番長こと梅宮辰夫の仲間として、千葉真一に菅原文太まで登場。豪華そろい踏みで、猪の鹿お蝶さんが活躍するまでもなく気分は盛り上がり、彼女の役どころはせいぜい、賭場のイカサマ見破り要員らといったところ。 千葉チャンか文太さんか、どちらかは敵役に回った方が、さらに盛り上がったんじゃないの?と思えてしまうくらい、敵役側がイマイチなんですが、そんなキャスティングの妙などをこのデタラメな不良番長シリーズに望むのがそもそも野暮というもの。 クライマックスはヤケクソのようにマシンガンをぶっ放し、これでもかと人が死んでいき、いやあ、ヤケクソってイイよなあ、と改めて思う次第。[インターネット(邦画)] 6点(2021-11-06 23:08:58)《改行有》

382.  武闘拳 猛虎激殺! 《ネタバレ》 70年代らしいコケオドシ感あふれる作品であります。必殺技の名前やら、キャラ立ちしまくった敵役の面々の名前やらが、いちいちテロップで表示されて、実にアホらしいけど、見てて何だか気分が盛り上がってくる、ような気もする。 やってることは殆ど『女必殺拳』あたりと変わらなくて(監督は同じ山口和彦)、でもコチラの主演は、我らが倉田保昭兄さん。また一足違う楽しみが。 とは言っても、主人公が崖から転落するシーンはやっぱり露骨にダミー人形。後の映画で無茶な飛び降りシーンをやって見せた真田サンの凄さがよく判ります。 だけどこの作品の倉田兄さんだってもちろん凄い。タイトルにもある通り、ホンモノの虎との激闘が。いや、本当に激闘なんかやったらひとたまりも無い訳で、どうみても虎は100%の本気モードではないけれど、と言って本気度0%と言うことも無く、20%か30%ぐらいの本気度がありそうな微妙な感じが、見てて心配になってくるところ。虎の20%30%でも普通ならひとたまりも無いですよ。 例によって例のごとく、敵の巣窟ではアヤシい格闘の達人どもがアヤシい武器を手に特訓を繰り広げ、それを横目に敵の首領が悠然と食事をしている、という、嬉しくなるほど潤いの無い世界。そこに足を踏み入れ戦いを挑む主人公。この敵の巣窟というのが実に立派な鉄筋コンクリート製の天守閣で、一体どこでロケしたんだろう、と気になって調べてみたら、熱海城なんだそうな。驚くのは、ラストで城が何と、炎上してしまう。いや、ホントに炎上しまくってるシーンは別途、セットで撮影したんだろうけど、なかなか巧みな演出なもんで、ちょっと驚いてしまいます。虎と戦った後で敵のラスボス戦ってもイマイチ盛り上がらないのですが、炎上シーンで見事に締めくくってくれました。[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-11-05 22:21:07)《改行有》

383.  エスケープ・フロム・L.A. 加山雄三が主演した若大将シリーズに、「ハワイの若大将」というそれはそれはツマラナイ作品がありますけれども、劇中で若大将がワイハーの海でサーフィンに颯爽と乗ってみせるシーンがあり、こういうのを見ると、「いやーさすが若大将、さすが加山雄三」とか思っちゃう。「颯爽と」とは言っても何となく変なので、実は撮影上のトリックがありそうな気もしてくるのですが、いや、トリックがあるのならもうちょっと上手く乗って見せるのではないか、と。 で、それに負けじ、などと考えた筈もないのだけど、こちらの作品では我らがスネーク様もサーフィンを派手に乗りこなし、やっぱりさすがはスネーク様だなあ、と。でもこちらは明らかに特撮ですね。若大将の方がスゴイじゃないの。でもそこがスネーク様らしいところ。 ジョン・カーペンターというヒトは、毎回、見事にバラバラの題材で作品を作り、しかしその割にはさほどバラバラな感じがしないのですが、この作品に関しては、自身で続編を撮っているばかりか、内容もほぼ前作と同じ。 今回は小悪党のスティーヴ・ブシェミが脇を固めつつ、やはり前作のように、「そう来たか」という、クセのある大御所が名を連ねる。ピーター・フォンダ、それから、ロバート・キャラダイン・・・えっ「ロバート」? こういう映画なら「デヴィッド」ではないのか?  それはともかく、前作に引き続いて、混沌の世界、無法地帯。「カーペンターらしさ」というのがどういうものなのか、何せ作品がバラバラなのでよくわからんが、「らしさ」があるとしたら多分こういう感じのモノなんじゃなかろうか。それを誰も止める人がいないと、こうなってしまう、という例。苦笑を浮かべながら、劇画世界を楽しむべし。[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-10-31 09:52:36)《改行有》

384.  私は告白する 犯人からの告解を受けてしまった神父が、殺人事件の真相について口を噤まざるを得なくなる。というのは、後にジャック・ヒギンズが『死にゆく者への祈り』でも使ったネタ。他にも類例がありそう。 この『私は告白する』では、神父自身が容疑者となってしまうところがミソ。告解の件以外にもウラには事情が色々とあって、ヒッチコック作品にしては少々、ゴチャゴチャした印象もありますが、周囲からの視線を描くカットなどで主人公を追い詰めていく描写などは、いかにも、といった感じ。 犯人は意図的に神父を陥れようとしたのか?といった辺りをさらに描けば、さらにゴチャゴチャしてさらに大作になったのでしょうが、さすがにそこまでは風呂敷を広げず、90分少々にまとめ上げています。あくまで視点の主体は神父側。もっとも、犯人側の模様も幾分は描かれ、犯人の奥さんの存在が妙に印象的・・・なのはアン・バクスター演じるヒロインとの対比から来るのかもしれませんが、いずれにせよ、この奥さんが意外なキーパーソンとなります。 結末に至る展開は、「わざわざ犯人がペラペラと真相を語るのはおかしい」という声もあると思いますが、それを差し引いても、私は、こおシーンで見られる「犯人と神父とが再び対峙する」という盛り上がりの方を採りたいです。邪悪さが前面に出た、冒頭シーンの変奏としての告解。[CS・衛星(字幕)] 9点(2021-10-31 07:26:28)《改行有》

385.  チャイルド・プレイ(2019) うわー、チャッキーずいぶん老けたなあ。 という時点で、他にどういう感想を持てばいいのか、この作品が面白いのか面白くないのか、何が何やらよく判らなくなってしまいました。 ええと、ちょっとアタマを整理すると。 このチャイルドプレイという作品はもともと、「人形という動く筈のない物が、襲ってくる」という点が売りだったような気がするのだけど。 それが今回は、ハイテク仕込みの人形なもんで、最初からナンボでも動きまくる。だもんでどこからコワがっていいのか、境目がよく判らない。そういう、正常と異常の境界の曖昧さが、今回の売りなんだろうか? 邪心が無いにも関わらず、惨劇が繰り返される、という無気味さ。ってか? その割には、行動原理がはっきりし過ぎていて、いささか理屈っぽい。「悪」としての人工知能は、もっと「何考えてるんだか判らない」存在でいいんじゃなかろうか。[インターネット(字幕)] 5点(2021-10-27 22:50:57)《改行有》

386.  ヤコペッティのさらばアフリカ タイトルに「ヤコペッティの」とわざわざつけるのは、作品に箔をつけるためなのか、それとも眉に唾をつけて見てくださいということなのか。 最初の方の裁判のシーンからすでに、いかにも「監督がスタートと言ったら喋り始めてください」とか「目の前で撮影しますけどカメラの方を見ないように」とか言いながら撮影してそうな雰囲気が。これはドキュメンタリーなのか、素人が出演する再現ドラマなのか、疑いだしたらキリがない。 それ以外のシーンも、もしこれがあくまで傍観者の視点、目撃者の立場で撮られたものだったら相当な準備のもとで撮影する必要があり、もうちょっとその苦労を踏まえてじっくり見せたくもなるだろうに、それにしちゃあ随分アッサリと場面が転換していくよなあ、と。 要するに、ヤラセを疑ってしまうくらい、次から次へと見事に編集が流れていく、いやはや驚くべき作品なのです。撮影で3年間帰れなかった、だって? いえいえ、むしろ、よくぞこれだけのものをたった3年で撮ったもんです。←まだ疑ってるのか? 動物への殺戮、人間への殺戮が繰り返される、我々の日常とかけ離れた世界。植民地支配から独立へと向かい始めた混乱のアフリカへ視線を向けた、という点だけでも大きな意義があり、ヤラセの是非に世の視線を向けさせた点にも少しだけ意義があり、迂闊にコメントしづらいながらも色々と感じるところのある作品になっています。 ちなみに、発砲シーンで鳴り響く銃声は、もちろんマカロニウエスタンでお馴染みのアレです。[インターネット(字幕)] 7点(2021-10-24 22:39:45)《改行有》

387.  ゴルゴ13(1973) それにしても思うのは、高倉健さんが初めてゴルゴ13のコミックを手にした時ってやっぱり「なんだこれは、オレじゃないか!」って思ったんですかねえ。 という訳で、ゴルゴ13を実写化するならデューク東郷役は高倉健さん。そしたら、キン肉マンを実写化するなら五分刈刑事役は渡哲也さんで決まり。ですね。 ってなことはどうでもいいんですが、イラン政府の協力のもと、全編イランロケ撮影、という、実にイランことをしてしまった本作。いや、砂漠でのカーチェイスを始め、雰囲気出てる箇所も結構あるんですけど、それでも何だか、色々と不自由そうな感じが滲み出てて。 別にロケだけの問題でもなく、無理矢理引き延ばしたようなストーリーが、なんともまとまらない印象。 ラストのヘリとの死闘、もうちょっとカッコよく手榴弾投げられませんかね。そんな種蒔きでもするような投げ方で、天下のゴルゴを仕留められる訳もなく。 まあ、珍品、ですね、これは。そう思えば、それなりに楽しめます。[インターネット(邦画)] 6点(2021-10-24 22:13:36)《改行有》

388.  ジョンQ-最後の決断- 《ネタバレ》 息子に心臓移植手術を受けさせるための大金が準備できず、人質をとって病院に立て籠もる父親の話。そこに医療制度や保険制度への批判なども絡めたりして。 しかし主人公を演じるデンゼル・ワシントン、どうもこの優等生顔を見てると、いわゆる「勝ち組」にしか見えなくて、多少ドロ臭い印象があっても良さそうなこの主人公の役を、やたらスマートに演じてます。いや、主人公が事件を起こすまでの過程は、彼の誠実なイメージに加え、畳みかけるような演出もあって、惹きつけるものがあるんですけどね。ただ、いざ人質をとってからは、犯人がいいヒト過ぎて、緊張感が持たない。 人質たちが、リラックスしまくりで、こんな緩いノリでいいんだろうか。ただでも、見てる我々が主人公のことをいいヒトだと思っているのに、人質たちがそれ以上に「彼はいいヒトだ」アピールするので、さすがにクドくなってくる。このマッタリ感の中、互いに八百長臭い意見をぶつけ合うセリフの応酬で、社会批判。クドい。 これがデンゼル・ワシントンみたいな誰にも好かれるベビーフェイスタイプじゃなく、ウェズリー・スナイプスみたいに皆に嫌われてそうな(?)ヒールレスラータイプの人が主人公を演じて、それでも映画終盤には我々の心をガッチリ掴むことができたなら、さすがこれぞ映画の力、と大いに感心し感動できるところだと思うんですけれども。 結局最後は、作品が狙った社会批判からもかけ離れた、「ドナーが見付かるか見付からないか」という単なる物理的な問題へと帰着させざるを得なかったあたりにも、作品の限界を感じてしまいます。[インターネット(字幕)] 4点(2021-10-24 08:42:26)《改行有》

389.  マウス・オブ・マッドネス こういう思わせぶりな映画ってのが、好きか嫌いかと言われりゃ、、、ま、嫌いですけれど。この不条理な世界、何じゃこりゃと思ってみてたら、ピックマンホテルとかいうのが出てきたりして、いくらニブい私でも「こりゃラヴクラフトの世界観なんだな」(しかも駄洒落かよ)、と思い至る訳で。でもだからと言って、嫌いなものが急に好きになる訳でも無し。 にも関わらず、この作品、何だかオモシロい。では何がオモシロいのかと言えば多分、その思わせぶりを時々崩してしまう、カーペンター節みたいなもの、だと思う。 思えばカーペンターというヒト、スネーク様のシリーズはあるものの、基本的にはバラバラの作品を作ってて、にも関わらず何となく一連の作品には共通のテイストも感じられたり。 この作品でも、妙なクリーチャーを登場させては「ああ、やっぱりなあ」と思わせ、松明持ったアヤシい連中を登場させては「なんか、カーペンターだなあ」と思わせる。 でもまあ、バラバラなんですけどね。 そんな監督が、こんな妙な幻想譚みたいなのに手を出したら、こんな妙な作品になるんだなあ、と。[インターネット(字幕)] 7点(2021-10-23 23:32:43)《改行有》

390.  ナイス・ガイ 何やら重大な証拠物件らしきビデオテープの争奪戦。とか言うのはもうどうでもよくって、映画開始早々から、ひたすら追い掛けあいが続き、アクションが続いて。 ほぼ、ストーリーらしきものは無く、それ以上に辻褄らしきものはもっとありません。 これぞ、ジャッキー映画のエッセンス、とも言えましょう。かつて程には体を張っている感じはしませんが、それでもやっぱりアブないことやってるし、敵役のスタントマンはさらに身を挺してアクションやってます。 ちょっとスローを多用し過ぎの印象ほありますが、ラストの巨大ダンプカー(?)は圧巻。 ストーリーがテキトーで、その分、純粋にアクションが楽しめます。それにしてもテキトーだけど。[インターネット(字幕)] 7点(2021-10-21 22:26:24)《改行有》

391.  ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎完結篇 こんなシリーズに出演していたのでは命が幾つあっても足りないもんで、清水宏次朗も去って行ったのだろう、と思いきや、性懲りも無く復帰してしまった最終作。気のせいか、ますますヘンな髪型になってしまったような気がするのだけど、きっと気のせいだろう、という気がする。 で、最終作だけに、もう死んじゃってもいいや、と総決算のような無茶をやるのか、というとそんなことはなくて、割と普通の抗争劇でした。マンネリ感しか残さず、ちょっと残念な出来でした。いや、シリーズ通じて死人が出なかった(多分)のはホント良かったと思いますけど。 ちょっと目を引いたのは、仲村トオルの「口の中目線」カメラですかね。こんなヒドイ映像はなかなかお目にかかれません。 で、結局のところ、最終作になって今さら言うことでもないのですが、やっぱり仲村トオルはヤンキーには見えんなあ、と。[インターネット(邦画)] 5点(2021-10-20 23:00:03)《改行有》

392.  008 皇帝ミッション 謎の一味に狙われているワガママ皇帝のみを守るべく、ポンコツ発明家が奮闘する。という、何だか分かったような分からないようなオハナシですが、見たら分かる通り、何だかよく分からないオハナシです。ハイ。 パロディの連続、デタラメの連続。あまりにデタラメな展開に、もはやついていくのは不可能かと思ったら、そこにちゃんとオチがつく。素晴らしい。です。 と、あまりのナンセンスぶりに感心させられつつ、圧倒されつつ、呆れまくってしまうのですが、そうは言っても、この主人公の夫婦ほど素敵なカップル、映画でもなかなかお目にかからないです。素敵です。[インターネット(字幕)] 8点(2021-10-19 22:17:19)《改行有》

393.  死霊のしたたり2 1作目でメチャクチャやり尽くしたから、2作目なんて要らないんじゃないか、と思ったら概ねその通りだった、残念な続編。 いや、あの目玉付きの指とか、特撮は目を引くモノがあったりもするのですが(大阪が誇るワザ師、スクリーミング・マッド・ジョージも名を連ねてます)、映画が進むに連れて見どころが薄くなっていって。それなりにメチャクチャやってはいるんだけど、一作目の後では、ちと物足りない。人造人間作るだけでは普通過ぎ。やっぱり、崩壊していく過程の方がオモシロい。 そもそも、このウェスト氏、マッドサイエンティストというより、単に実験がヘタなだけのヒトなんじゃなかろうか。人造人間の作り方、ヘタクソ過ぎ。ま、ヘタクソな方がオモシロイから、いいっちゃあ、いいんですけど。 あと、これは極めてどうでもいいことなんどけど、「生首って、肺も無いのに、喋れるんだろうか?」[インターネット(字幕)] 3点(2021-10-18 22:56:19)《改行有》

394.  資金源強奪 3人組が、組織の非合法資金強奪を企む。 となると、その準備の過程が映画のメインを占めて、クライマックスでいよいよ強奪実行、みたいな展開を想像するところですが、この映画はだいぶ趣向が異なります。 強奪計画は映画最初の方で首尾良く成功し、残りの時間はどうすんだよ、と思う間もなく、物語はむしろそこから、どんどん転がり始める。3人組を追う組織は、その仕事を捜査四課の悪徳刑事に依頼、ここからがホントの現金奪い合いに。 二転三転する物語のオモシロさ、ってのも勿論あるのですが、それ以上に、3億円以上の現金というものが周囲の重力場を狂わせ、人間たちを振り回すオモシロさ。簡単な物語の仕掛けが際限なく推進力を生み出していくその様が、オモシロさに繋がってます。現金の行方は、そして生き残るのは誰なのか。 ラストの飛行場のシーンで待ち受ける「ちょっとしたオチ」が、意外なまとまりを感じさせたりして、とにかく活きのいい、サービス精神溢れる作品になっています。[インターネット(邦画)] 9点(2021-10-17 20:42:56)《改行有》

395.  薔薇の名前 《ネタバレ》 サスペンス映画の作り手としてのジャン=ジャック・アノー監督って、どうなんですかね。ここぞという場面で画面をゴチャゴチャさせるだけであまり緊迫感を感じないのですが。 しかしこの作品の魅力は何といっても、この雰囲気、中世の独特の雰囲気、宗教に縛られた閉塞感がもたらすアヤシげな雰囲気。ですね。 オカルトじゃないんだけど、どこかオドロオドロしくて、何が起きるか分からない。そして発生する連続殺人事件、その謎解きに挑戦するのが、ショーン・コネリー。このヒトが演じるとどんな役でもチョビっとだけ頼りなく見えてしまうのは、何故なんでしょうね。 火炙りの刑が進められるその向こうで発生する大火災、というクライマックスも見応えがあって、この時代背景、この舞台背景があってこその盛り上がりを見せてくれます。[インターネット(字幕)] 7点(2021-10-17 14:06:31)《改行有》

396.  日本女侠伝 真赤な度胸花 日本女侠伝シリーズ2作目は、降旗康男監督作品。芸者色は一掃され、一応は跡目継ぎがどうのというオハナシは出てくるものの任侠色も殆ど無く、北海道の雄大な自然を舞台にするとどうしてもこうなってしまうのか、何となく西部劇テイストを感じさせます。口琴の音色を聞くとますますそんな気分に。 大体、みんな当たり前のように拳銃を持ってたりして、これはマチガイ無く西部劇だと思う。 ヒロインを支えるのが健さんで、後の降旗作品の寡黙さは無く、若干、軽いノリ。で、こちらも銃を振り回し、クライマックスの銃撃戦へ。 いいなあ。自由で。[インターネット(邦画)] 7点(2021-10-17 13:35:34)《改行有》

397.  エンドレス・ラブ さて、トム・クルーズはどこに出てくるでしょう。という映画。チョイ役で、ムキムキだけど顔ほあまりイケて無くって、声が妙に甲高くって、出演してると知らなけりゃ、気付くのは高難度。 いきなり冒頭からブルック・シールズと相手役の誰だか知らん俳優とがラブラブで、ホントにこのままこれがエンドレスで続いたらどうしよう、と思うところですが、幸いにもそうは問屋が卸さず、ある事件をキッカケに関係が崩れていく。いやその前から、彼ら2人を含めて全ての関係に、不安定性が潜んでいたのだけど。 という古典じみた悲劇の世界を現代に持ち込んで、あくまで現代劇の枠は守りつつも、どこか運命論的なものを感じさせます。だから、まあ、どうというコトもないオハナシ、と言えばそうなんですけど、印象的なシーンがいくつもあって(言葉を変えれば、ブルック・シールズがとても美しく撮られている、おそらく実際の10倍くらい美しく撮られている、ということだな)、惹きつけられます。 で、結局、教訓としては、トム・クルーズの言うことなんか真に受けちゃダメよ、ということですね。[インターネット(字幕)] 7点(2021-10-17 13:09:36)《改行有》

398.  女必殺拳 《ネタバレ》 さすがは志穂美悦ちゃん、カット割りで誤魔化すことなく、一連の流れるような動きで格闘アクションを見せつけてくれます。多少、単調なところもありますが、まあ、千葉チャンも大体こんなもんでしょ。構えのポーズもちょっとヘンですが、いやいや千葉チャンだって。 単調さを補うのが、敵のキャラの多彩さ。ほぼ怪人。ほぼ妖怪。多彩なキャラが多彩過ぎる武器を手に、次々に襲ってきて、次々にアッサリ斃されていきます(笑)。 死に方もバラエティに富んでいて、脳天に剣を刺されるヤツ、内蔵をはみ出させるヤツ、剣山に串刺しになるヤツ、面白いように血を噴き出させるヤツ。秀逸なのは、首をねじ切られて180°回った状態のまま、後ろ向き(前向き?)に歩いていくヤツ。 戦いの舞台が突然、崖の上に切り替わったりするのも、いいじゃないですか、夢があって。 燃えよドラゴンのパクリ感をあちこちに感じさせる作品ではありますが、逆に言えばその高いハードルに挑戦した悦ちゃん、なかなかお見事でした。 しかし、あの、吊り橋から転落するシーン。最近、私も視力に自信が無くなってきているのですが、見間違えでなければ、あれはもしやダミー人形。いや、どう見てもダミー人形。後の映画で真田サンに無謀極まりない飛び降りスタントをやらせてたのに比べると、千葉チャン、悦ちゃんにはちょっと甘いんじゃないの~。 いえいえ、真田サンがやり過ぎなだけです。[インターネット(邦画)] 6点(2021-10-17 08:03:05)(笑:1票) 《改行有》

399.  コヤニスカッティ 以前は面白がってCDを買ったりもしてたけど、結局のところフィリップ・グラスの音楽なんてのは3時のオヤツくらいにしか思ってないもんで、さてそれを映画まるまる通して聞かされるこの作品、最後まで耐えられるでしょうか? 音楽だけだとツラいけど、こういうエキセントリックな映像とセットだと、苦にならないというか、割とサマになってますねえ。 とは言え、大量消費社会を描いたような辺りのシーケンスでは、やたら目まぐるしい映像にやたらしつこい音楽、映画にのめり込んでいる間は煽られて興奮もしますけれど、ある瞬間、ふと我に返ってしまったら最後、一体何て騒々しい映像と音楽なんだ、とたちまちウンザリしてしまいます。だから、なるべく我には返らないように気をつけましょう(?)。 映画最初の方は神秘性すら感じさせるような自然の光景が描かれ、そこから次第に人間や都会が描かれるようになって、意図としては、自然と文明の対立、みたいなものを描こうとしてるのかな、と思うものの、見てると意外にそうは見えなかったり。人間の動き、工場の動きが早回し映像で描かれて、その光景はむしろ非人間的、むしろ珍しい自然現象でも見ているような気分になってきてしまいます。もしかしたら製作者の意図とは合わないかもしれないけれど、第三者的、巨視的に見れば何だか、人間も文明も、自然の一部なんじゃないの、と。 ラストはロケット爆発のシーンで、こういうシーンからは、やはり、人間と自然の対立、人間の挑戦があえなく自然に敗れる光景、といったものを感じさせます。爆発後、落下するロケットエンジンらしきパーツを追い続けるカメラ。その光景の虚しさに加えて、「よくここまで完璧にカメラに収めたな」と多いに感心もさせられ、なんだか映像の神が舞い降りたような。[インターネット(字幕)] 7点(2021-10-16 19:41:36)《改行有》

400.  トランスフォーマー/最後の騎士王 いやはや、これがもう誠に壮大極まるオハナシでして、我々庶民が関心を持ちうる範囲を大幅に逸脱しているもんで、誰もついていけないんです。ははは。 ってか、もうここまで来たら地球は滅びるしかないだろ、という事態に対し、その核心で行われているのが単なる杖1本の争奪戦に過ぎない、という、この途轍もないギャップ。最近、新日本プロレスでYOSHI-HASHI選手とKENTA選手が「棒」を取り合っていましたけど、ネタ的には、まだソチラの方が余程、取っ付き易いです(笑)。 マーク・ウォールバーグの続投はとりあえず歓迎だけど、「娘と離ればなれで、会話をする事も出来ない」という設定に対し、彼の前に、ちょっと小生意気な少女だのムチムチ系の女性学者だのを登場させて、先の設定と何らかの関連を持つのか思いきや、ほぼエピソードがバラバラのまま終わってしまう、という工夫の無さ。 マイケル・ベイは余程、この作品に関心が無かったんだろうか。 だけど、今回も人間のアクションが取り入れられてるのは、魅力的です。屋根をすべり落ちたり、その他何やかんやとよく人間が滑り落ちる。このノリは・・・・・・バッドボーイズの2作目の終盤近くのカーアクションでもポリスストーリーをパクったりしてたけど、もしかしてマイケル・ベイはジャッキー映画に憧れを持ってるんだろうか?[インターネット(字幕)] 5点(2021-10-16 19:07:32)《改行有》

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