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プロフィール
コメント数 1383
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。

※「ぽこた」からニックネームを変えました。サブネームの「(ぺいぺい)」は継続です。(2024.2.28)

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381.  残酷で異常 《ネタバレ》 アマプラで見つけて予備知識ないままに鑑賞。あらすじ紹介でイメージした内容とはだいぶ違いました。 失礼ながら、邦題(原題直訳)から見てトンデモ映画を期待して観始めたのですが、これまた失礼ながら主な出演者さんたちが概ね見覚えのない役者さんたちばかりなので、作品世界に入って行くまでに少々退屈してしまいました。 ところが話が進んでいくにつれ、なんとも好みの設定と展開、思いもしなかった秀作との出逢いでした。ストレートな邦題(原題)にもある意味納得です。 追っかけ皆さんのレビューを読ませていただくと、あの建物は地獄であり、地獄で追体験をさせられることで永遠に苦しみ続けることになる、という解釈は理解出来ますが、自分なりには観終えた時点でタイムパラドックスをテーマにしたミステリー作品なのかなと思いました。 ただ、タイムパラドックスばかりに拘ってしまうと、ループしていること自体の理由や、自分の死をもってしてループを止めることについて今一つ重みが感じられないかも。 そう考えると、少なからず宗教的な意味合いを含めつつ、地獄で心から反省し懺悔し、身をもってその心を表せば愛する者は救われるといったことなのかな、と思えてきます。 なので、カテゴリ的には「SF」を追加かな?と思っていましたが自粛します。 ひとつだけ気になるのはラストシーン。主人公が例の部屋で平然と過ごしているように見えるのは、どんなに自らの行いを悔い改めようとも、自ら命を絶ったことは決して拭い去ることの出来ない罪であり、彼がそれを認め受け入れているからなのでしょうか? それとも、自らの死をもってループを止めることで愛する妻の命を救ったことに満足し、そもそもの反省の意識は忘却の彼方へと飛んで行ってしまい、結局コイツはダメ!とばかりに地獄送りになったのでしょうか? いずれにしても、妻の命は救えても自らの罪は決して消し去ることは出来ないということなのでしょうね。[インターネット(字幕)] 7点(2022-06-19 22:00:50)(良:1票) 《改行有》

382.  ウィッチサマー 《ネタバレ》 人を食らい永くに渡って生き続けて来た魔女がテーマの作品とのことですが、全体的にそのあたりの説明が殆どなくスッキリとしない展開。1時間半ほどの作品ですが、4分の3ぐらいは核心部分がはっきりしないまま進んでいきます。特に冒頭からしばらくは、場面ごとの繋がりが見えにくく非常に流れが掴みにくかったという印象です。 クライマックスに来て一気に事の真相が判明するのですが、魔女が住み着く古家と森の中に忽然と現れる老木との関係がいまひとつ解りにくいとか、寄生している人間から這い出す魔女がありがちな造形のクリーチャーだったりとか、ラストシーンで死んだはずの魔女がちゃっかり触れてもいないマルに憑りついてたり、全てが終わってからもやっぱりスッキリしない印象ばかりが残りました。 冒頭の車中シーンで隣席の老婦人がベンに向かって「小さいのに上手ね」と話しかけるのに違和感を感じましたが、そこは唯一の伏線だったのですね。 マルに憑りついた魔女が、そのまんまだと近くの花を枯らしてしまって存在がバレちゃうからって、事務所の花を造花に変えてカモフラージュしてますが、千年とか生きて来て今までその知恵なかったんかいっ!と突っ込みたくなりました。 だいたいからして、魔女は憑りついたり寄生したり生の人間食ったりしないんじゃなかったっけかと?てか、本当に魔女なの?悪魔とか悪霊化した木の精とか宇宙から来た寄生体とかじゃないの?などと、やっぱりスッキリしない作品でした。[インターネット(字幕)] 4点(2022-06-15 10:24:32)《改行有》

383.  アパートメント:143 《ネタバレ》 ポルターガイストを扱った作品は多々ありますが、亡くなった妻の怨念が原因と思わせつつ、実は妻の死には裏の事情があり、家族の間に生じた修復不能な歪みが原因だったというサスペンステイストに振り、その解明によって一件落着と思いきや結局は霊的な存在が根本にあった、というドンデン返し要素の籠められた作品。短い尺に随分と詰め込まれてますが、流れとしては楽しめました。 ただ、所謂モキュメンタリ―風にアレンジされた映像の効果がいまひとつ伝わらない。監視カメラやハンディカメラの映像を多用していますが、特にドキュメンタリー感は感じられず、製作者がモキュメンタリ―として撮ったのであればそりゃ違うかな?と思いました。どっちつかずの雰囲気が音や特殊効果を寧ろ邪魔とかわざとらしさの強調にしてしまっているような印象で、全体的なクオリティを下げてしまっているきらいもあるような…。 そして調査隊のリーダーである精神科医さんが、妙に達観したイメージのキャラなのが気になりました。人物紹介が殆どない中で全てを知り尽くしているかのような振る舞いは、緊迫感を損ねているように思えました。 決して駄作とは言えない作品ですが、あと少しのところで勿体なさを感じ6点献上です。[インターネット(字幕)] 6点(2022-06-12 11:05:16)《改行有》

384.  (r)adius ラディウス 《ネタバレ》 不条理系SFスリラーかと思いきや、ベースにはサイコサスペンスが隠されていたとは?!何という力技でしょうか。 サイコの方は無くていいのでSFの方をしっかり作り込んで欲しかったですね。宇宙からの謎の強力な電磁波?で双極に対峙していた二人の男女が正と負の制御不能な性質を帯びてしまった。男に近付く者は脳を破壊されて即死。しかし女が傍に居れば中和されて破壊力は発揮されない。無関係な者たちの理不尽な死を回避すべく、二人は常時行動を共にするよう努力するが、女の生命の危機から離れ離れにならざるを得ない状況に陥り、結果、男は生きることを放棄する。 (ここからは個人的な妄想です) 男の正のパワーが消え去ったことで女の負のパワーは行き場を失う。 仮説1 男の周囲の者が死んでいたのは実は女の持つパワーが男に向かって強力に放射されていたためだった。男が吸収しきれず溢れ出たパワーが周囲に死を齎していたのだ。しかし、男が死んだことで女の持つパワーは行き場を失い暴走し、より広範囲に死の世界を創造してしまうのだった。 仮説2 正と負は切り離すことの出来ない一対の存在。男の死は即ち女の死でもあった。銃声を聞いた女は手術室に向かうストレッチャーの上で静かに死を迎えるのだった。 仮説3 正と負は絶対的な一対の存在。男は死を選ぶが女の命が絶えない限り男に死が訪れることがなかった。銃創は瞬く間に治癒し、同時に男の周囲に居た者たちには瞬く間に死が訪れるのだった。 稚拙な仮説で失礼しました。要は、SFスリラーとして完結して欲しかったということで、サイコサスペンスのサイドストーリーは不要だったのではないでしょうか?まあ、二人の出会いの蓋然性を高める上では必要かも知れませんが…。 中盤までは結構集中して鑑賞していたのですが、サイドストーリーが見えた段階で意気消沈してしまった残念な作品でした。[インターネット(字幕)] 5点(2022-06-08 00:27:56)(良:1票) 《改行有》

385.  ズーム/見えない参加者 《ネタバレ》 WEB会議という参加者同士が直接的・物理的に助け合えない状況で恐怖が襲い来るという、一種のシチュエーション・スリラー。 と言っても部屋から出ればいいんでしょ?と思いたくもなりますが、何せ敵は悪霊。屋外に逃げようったって逃がしてくれない訳で、結果参加者全員死亡フラグということになります。ホラーとしては、やったもん勝ち的なアイディアですね。 殆ど意味を感じないメイキング的おまけ映像を抜けば、エンドロールも超シンプルなので1時間弱の作品。ところが意外に長く感じました。 全編通じて予測可能なシーンの数々。特に伏線的展開もありません。そのためもあってか、恐怖映像には物足りなさを感じます。揃いも揃ってありがちな感情移入不能タイプばかりの登場人物のおバカっぷりは、まぁお約束どおりと言ったところでしょうか。 長く感じたのは、そのあたりの意外性のなさによるところが大きいと思います。 肝心のWEBカメラによるPOVについては、Zoom画面で物語が進行しているうちは良いと思います。常に背景が気になって、いつになったら背後に悪霊が現れるのかと期待してました。出ませんでしたが。ところが、Zoom画面を逃げ惑う時まで使われてしまうと、悲鳴を上げながら妖怪豆腐小僧のように両手でノートPCを掲げて走り回る絵を想像してしまい殆どコメディ。仮令スマホのカメラだったとしても逃げ回る時ぐらいは固定しておいて欲しかった。その方が見えないところで何が起きてるのかと言う怖さもあっただろうし。 恐らくは低予算作品。限られた条件の中で相当頑張って作ったという印象は強く感じます。ホラー初心者であればそこそこ楽しめるようにも思えます。それだけにもう少し何とかならなかったかと残念な作品でした。[インターネット(字幕)] 4点(2022-06-06 14:03:32)(良:1票) 《改行有》

386.  ゾンビシャーク 感染鮫(TVM) 《ネタバレ》 ゾンビシャーク。「ゾンビ」と「サメ」という魅力溢れるブッキングに心惹かれ鑑賞しましたが、予想はしていたものの思いっきりのチープさ。 サメの映像に使い回しがないのは好感が持てますし、泳いでいるシーンのサメはスケール感もリアリティも皆無で寧ろ微笑ましいぐらい。そこそこのサイズのモデルを取り揃えたようで、低予算映画としての頑張りを感じます。 しかし、この設定はいただけない。負傷した兵士の治療のため死んだ細胞の再生を研究、人間に構造が近い?サメを実験台にしていたら、知能の高いサメは脱走してゾンビウイルスを撒き散らすという設定。かなり無茶な力技的設定です。 更には、噛まれると人間にも感染してしまう。海にはサメゾンビ、陸にはヒトゾンビ。数的にはかなりささやかですが、小さな島にあってこれは絶望的な状況。それでも登場人物には危機感がないのです。表向きは早く島から出ないと!みたいに言ってはいますが。行動・言動・感情のちぐはぐさ。 そう、百歩譲ってその設定を受け入れたとしても登場人物の全員が感情移入不能なキャラなのです。それなのに家族関係とか過去の出来事とか、主要なキャストの人間模様を物語に盛り込もうとしているところにもかなり無理を感じます。 いろいろと書きましたが、その割には最後までキチンと観ました。やっぱりサメ&ゾンビの魅力でしょうか。 ヒロイン姉は両親の愛情を一身に受けていた妹を死なせてしまい、帰宅したあと一体この家族はどうなってしまうのか?ヒロイン妹が命懸けで守り抜いたワクチン?は、開発者も研究施設も失っているのに活用可能なのか?続編は見たくありませんが後日談は心配です。[インターネット(字幕)] 3点(2022-05-31 10:24:01)《改行有》

387.  ラブ・クレイジー セックスだけの関係 《ネタバレ》 邦題を見ると只管エロティックな作品かと思えてしまいますが、寧ろ副題がほぼ原題直訳。決してコメディタッチのポルノではなく、セックスをきっかけに4人の大人たちが成長していく姿を描いたヒューマンドラマと受け止めました。 それが証拠と言う訳でもありませんが、全裸シーンは皆無、いや女子に至っては半裸シーンも無し。セックスシーンは勿論あるのですが、こちらも観客の性的興奮を狙ったものとは全く異なり、それぞれの抱えている問題や心の微妙な移ろいを表現する場となっています。 おそらくは低予算映画なのだとは思いますが、殆ど屋内のシーンのみで描かれているのは予算の都合ということではなくて、舞台劇のような展開で物語が進行して行くので屋外ロケは不要というところでしょうか。 尺の都合もあるのかヒューマンドラマとしてはあまり深味はないものの、4人を演じる役者さんたちがシンプルにそれぞれの個性を表現していて、爽やかな青春映画的な雰囲気もあります。 ラストシーン、二組のカップルはそれぞれにハッピーエンドで目出度し目出度しなのかな?と思いきや、それぞれこれからどんな道を歩んでいくのかとの含みを持たせた結び方も好感が持てました。もっとも、この作品に続編はないかとは思いますが…。 ある意味好ましく期待外れ?な作品に少々甘めの7点献上します。[インターネット(字幕)] 7点(2022-05-20 10:37:01)《改行有》

388.  ポゼッション(2012) 《ネタバレ》 個人的には、「エクソシスト」を始めとして悪魔祓い系の作品には今一つ馴染めません。このジャンルはキリスト教文化圏に生活していないと馴染めないのかも、と思っています。そもそも「悪魔」ってどういう存在?日本で生まれ日本で生活している身にとっては、あまりにも現実感のないシチュエーションです。 とは言え、自称ホラー好きの私としては、グロ描写が多用されるホラー作品(ゾンビものを除く)よりこのジャンルの方が好きだなぁ。結構惹き込まれてしまいました。 何より主役の親子が良い。お父さん役は後にTVシリーズ「ウォーキング・デッド」に超悪役ニーガンとして御主演の、ジェフリー・ディーン・モーガンさんじゃありせんか!あんな役をしなければ、只管孤高であったかく、そして自信に溢れた人物と映ります。 この作品は「ウォーキング…」より3年ほど前の作品。ややポッチャリ気味なれどカッコ良さに変わりはないですね。話し方、身のこなし等、どこを取っても「ニーガン」がオーバーラップして来ます。 そして物語の中心となる次女エミリー役のナターシャ・カリスさん。演技派ですね。ふとした瞬間の大人びた雰囲気も役柄にマッチしてます。 皆さんのレビューに多くあるように、極めてオーソドックスで地味な物語。実話と言ってもそもそもが超常現象ネタだから感情移入もままならない訳で、結果「怖くない」と言われれば確かに怖くないです。 別れた夫婦の安易な復縁、妻の愛人のあっけない退場、悪魔祓いの効果のチグハグ感、結構弱い悪魔の力、そして衝撃の?ラストシーン、などなど既視感のあるイマイチ納得出来ない展開や演出も気になります。 対して、冒頭の痛めつけられる老女、同じく痛めつけられ殺されてしまう担任教師、エミリーの喉に蠢く不気味な指、MRIに映し出される悪魔の姿等々、特殊効果とアイディアにハッとさせられる場面も少なからずあります。 個人的には素直に楽しめるホラーでしたが、受け入れ難いと感じる方も多いことは十分頷ける作品でした。 ちなみに、この作品を観て邦画「樹海村」に登場する「コトリバコ」を連想する方も多いのでは?直接の関係はないのでしょうし、強いてどちらが先かと言えば2000年代以降の都市伝説としての「コトリバコ」の方が、ユダヤ教の世界での呪いの箱より歴史的には新しいように思えますが、洋の東西を問わず怨念や邪悪なものを封じ込めた「箱」の伝説はいろいろとありますね。[インターネット(字幕)] 6点(2022-05-19 23:02:34)《改行有》

389.  キャスト・アウェイ 《ネタバレ》 既に観たと思っていたものの、地上波で放送された際に録画したことで観たものと勘違い。とあるきっかけで未見であるばかりか録画も消失していることが発覚。遅れ馳せながら改めてネットで鑑賞しました。 見応えありました。それほどの長尺でもない中に、作品2本分のエッセンスが盛り込まれている構成。前半の無人島サバイバルストーリーと、後半の突然人生を中断された男の再生の物語。勿論、バラバラ感など皆無で見事に纏まっています。 サバイバル部分は、奇をてらうことなく現実味のある描写の数々。主人公の行動が少々危機管理能力高過ぎの感はありますが、冷静に観ているこちらの思う通りに行動する場面が多々あり、ありがちな「それしちゃダメ!」的な伏線は殆どありません。ポケットライト点けっ放しのバッテリー切れは、あの状況じゃ仕方ないです。 ひとつだけ荷物を開封しないで保管しておくところや、崖の上から吊り下げられた木偶とか、敢えてその場では説明しないあたりの演出もいいですね。何でかな?と考えさせておいて、後で種明かし。その時点で「やっぱりね」と納得。新鮮でした。 後半部分の、恋人とのやり取りも実に自然。逢わずに済ますことなど出来る訳もなく雨降る深夜に駆け付ける彼、予感して待っていた彼女。熱い再会を果たし、その結果として別れを決意する。哀しい結末ではあるけれど、ハッピーエンドのひとつの形だと思います。些か運命論的ではありますが。 冒頭にトラックが通り抜けた大平原の四ツ辻。エンディングで主人公が選ぶのはどの方角なのか。いずれにしても後戻りなどなく、新たな人生への第一歩を予感させるシーンでした。 声を掛けてくれた彼女が、走っていく方向からして例の荷物の受取り先?などと安っぽい推測をしちゃいけないですね。 「CAST AWAY」とは「見捨てられた」とか「見放された」という意味かと思いますが、誰もが彼の生存を諦めていた中、彼自身だけは決して諦めなかったという意味が込められているのでしょうね。 サバイバルドラマとヒューマンドラマの見事な融合でした。[インターネット(字幕)] 9点(2022-05-15 12:53:15)(良:1票) 《改行有》

390.  必殺!恐竜神父 《ネタバレ》 確かにヒドイ。さりとて酷評出来ない。なんともアザトイ作品ですね。 ここまで確信犯的にヒドサを真面目にヒドク作られてしまうと、最早降参です。この作品のヒドイ部分をヒドイと論じること自体が製作者の意図にハマってしまっている訳で、その悪ノリぶりを楽しむことこそが本作の正しい(?)鑑賞方法なのでしょう。 ですから、それがダメというならば観ない方が良いでしょうし、それがウェルカムということであれば徹底的に小ネタを楽しむのが正解ですね。 例えば恐竜の着ぐるみ。着用可能な巨大なぬいぐるみと言った方が解りやすいかもしれません。獰猛とか狂暴とか強大とかには全く通じないデザインと質感。勿論、そんなものであっても製作費は結構かかりますから、もともと少ない製作費のうちの結構な割合をそこに注ぎ込んでる訳で、決して開き直りではなく意図してあの恐竜を製作してるところだけでも十分に本気度が窺えます。 爆破シーンに予算は使わず説明書きで終わらせてしまうとか、どんなシーンであろうと近所の同じ空き地でとしか思えない場所でのロケとか、キッチリ低予算を管理して作り込みつつそれを逆手にとって笑いに繋げています。 古き良き時代のB級感をモチーフに、如何にも映画好きな悪戯っ子が製作したという感がありありと出ていますね。 観る者を完全に選ぶこの作品。嫌いじゃないけれどアザトサもちょっとばかり鼻につき、ここは5点にしておくのがいいかもしれません。 ちなみに、原題は恐竜のヴェロキラプトルの前半分とスペイン語のパスター(牧師)による造語ですね。これを「恐竜牧師」ならぬ「恐竜神父」としてしまう配給会社さんの発想は謎です。「必殺!」というのは、忍者が出て来てアクションがカンフー風だからなのかな?[インターネット(字幕)] 5点(2022-04-28 23:37:04)(良:1票) 《改行有》

391.  ゾンビ・ホロコースト(2014) 《ネタバレ》 コメディ仕立てではありますが、どうにも笑えない。主役のウェズリーといい、監督といい、助監督といい、マッチョ俳優と相手役のナイスバディ歌手といい、どう考えてもコメディ向けのキャラ設定ではありますが、セリフも演技もビジュアルも笑いに繋がって行かない。必要なのかどうか理解に苦しむ下ネタやボカシシーンもただただ?マークです。 これは単に自分の感性に合わないだけなのか?実は大爆笑モノなのか?いや、やっぱりスベってるんだと思います。 題名(原題もですね)に「ホロコースト」という言葉を使用していること至っては言語道断。内容とミスマッチにも関わらず何故採用したのか?ニュージーランドではこれはありなんでしょうか? 取って付けたようなハッピーエンド的なエンディングでとどめを刺されました。これはダメです。 そうなってくると、場合によっては微笑ましくもなりそうなエンドロールにエキストラの氏名全員掲載というのも、なんだかみんなで一緒に自己満足しましょ!みたいな学園祭的なノリに思え、再び?マークで終わりました。[インターネット(字幕)] 1点(2022-04-26 14:51:53)《改行有》

392.  禁断の惑星 《ネタバレ》 幼い頃からSF好きだった私。リアルタイムで映画館では鑑賞できなかったものの、テレビで放送された時に夢中になって観た記憶があります。全編を彩る電子音楽のBGMと電磁波に浮かび上がるイドの怪物は幼心に怖さを植え付け、その後現在に至るまで断片的ながら強い印象が残っていました。 いつかまた観たいと思っていた作品。先日リマスター版がBSで放送され、ついに再会出来ました。 素晴らしい。これぞスペースオペラ。娯楽一辺倒の壮大な宇宙活劇でもなく、哲学一辺倒の難解な作品でもない優れたストーリー。当時としては先の先を行く特殊撮影技術。セットから小物に至るまで後の作品たちに強烈な影響を与えているであろう独創的なデザイン。どれを取っても当時の水準からすればトップクラスであったことは間違いないでしょう。 ロビーっぽいブリキのおもちゃを持ってました。長きに渡ってロボットの標準タイプでしたね。「宇宙家族ロビンソン」のフライデーは走行メカ以外ソックリです。勿論フライデーも大好きでした。 地下に拡がる巨大構造物は、様々な作品で既視感を抱かせてくれました。 宇宙船に空飛ぶ円盤タイプを採用したのは、まだまだ宇宙開発が進まない時代においては極めて順当な選択だったと思います。光の速度を超えるには、ロケット噴射じゃダメだろうというところですね。 ヒロインのミニスカ姿や全裸水泳は少なからずサービスカット的な側面はあるかもしれませんが、何せ父親とロボットと動物たちとしか会ったことのない純粋無垢な乙女。リンゴを齧る前の状況なのですから仕方なし。それを騙そうとする男たちの欲望は、まさに発展途上の文明における未熟さゆえの愚行。作品世界から浮いたエピソードとは言えないでしょう。 自らの潜在意識を消し去れなかった博士が、短絡的に超古代文明の遺産を消し去ってしまったのも、いくら知能を倍増させても所詮は地球人。付け焼刃は付け焼刃ということなのでしょうね。 60年以上昔にこの作品が制作されたことは将に脅威的。「2001年」が製作されるまで、私にとってのベストSF作品でした。10点献上し、1000件目のレビューとして投稿させていただきます。[CS・衛星(字幕)] 10点(2022-04-25 00:19:30)(良:1票) 《改行有》

393.  ピーターラビット 《ネタバレ》 ピーターラビットの物語と基本設定は同じだけれど、キャラクター設定やストーリーは児童書である原作からだいぶ飛躍してると言うか、デフォルメしてるというか、実に洋画のコメディらしいアレンジと演出ですね。基本、擬人化されたウサギが最上位にあって人間や他の動物はそれ以下。小ネタも効いてます。アニメ版がほぼ原作を踏襲していたことを考えれば、やっぱりハリウッドだな、と言ったところか。こういう作品、こういうコメディ、好みです。 それにしても、技術革新には脱帽するばかり。ピーターたちが実に自然に実写の世界に溶け込んでますね。まさに命を与えられているといった一挙手一投足。動物たちの自然な動きや表情に釘付けになり、あっという間にクライマックスを迎えてしまいました。 CGキャラが活躍する作品に、また新たな記念碑的作品が登場しましたね。[インターネット(字幕)] 8点(2022-04-18 09:33:50)《改行有》

394.  キル・ザ・ギャング 36回の爆破でも死ななかった男 《ネタバレ》 オーソドックスなギャングものとして楽しめました。実話がベースになっているだけに、話がどう展開していくか常に緊張感に包まれながらの鑑賞でした。 ラストシーン、それまでの彼であれば爆死から逃れたことでしょう。しかし、既に死んでしまった旧友からの手紙は彼から生きることへの執着を奪ったのか、それとも昔を思い出し友たちのもとに旅立ちたかったのか。人生の最後に見せた哀しみと孤独への恐れといったところでしょうか。 思えば70年代のアメリカは、まだまだこういう状況だったのですね。でかいアメ車を乗りこなし、必要とあれば白昼堂々と撃ち合う。たった半世紀、されど半世紀、50年の月日はアメリカは勿論のこと世界中を大きく変化させました。ただ、外見的には随分と進歩・発展していますが、内面的にはどうなのでしょう?昨今のニュースを見ている限りでは、大国の中心を成す人物の内面は、まるで進化していないかのように思われます。 こういう血で血を洗う争いは、映像の世界で終わって欲しいものですね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-15 14:23:35)《改行有》

395.  ハードコア(2015) 《ネタバレ》 全編POVで撮影という大胆な手法で製作されたアクション作品。一人称視点で殆ど休むことなく撃ちまくる、戦いまくるので、FPSと言った方が分かりやすいでしょうね。 物語の設定は如何にもゲーム的。ことの発端が十分に説明されることなく只管戦いまくる訳で、観ている方は感情移入も何も出来ないままいきなり作品世界に投げ込まれ、あとはゲームと違って自らのコントロールが及ばないままに作品世界を引き釣り回される感じです。 ですから、このシーンどうやって撮影したの?とか出演者はどこまで演技したの?といった疑問点解決の間もなく、ただただ画面を追い続けさせられることになります。劇場で観なくて良かった。テレビ画面でも十分に眼精疲労に襲われました。 ある意味画期的で優れた映像技術とアイディアで彩られた作品ですが、何にせよ一発芸的でこの手は二度と使えないといった作品。好むと好まないがはっきり分かれる作品でしょう。 ちなみに、ゲームをやらない私としては途中でおなかいっぱい。少しは3人称画面を入れてもらってストーリーを楽しみたいといった気持ちを禁じ得ませんでした。 そして、この時期に米露合作の激しい殺し合いの作品を観てしまい、複雑な心境にもなりました。創作の域を出ないで欲しいものです。[インターネット(字幕)] 6点(2022-04-14 11:37:59)《改行有》

396.  ザ・フォッグ(2005) 《ネタバレ》 原作は随分と昔に鑑賞してこちらのサイトにはレビューを書いていないため、リメイク版で初レビューです。 と言っても、原作とプロットは酷似しているものの別モノと捉えても良いのでは?と思えるストーリーですね。登場人物の設定やキャラクターも似て非なる?いや大分違うといった感じ。なので、リメイク版と意識しないでの感想です。 結論から言えば、ホラー作品としては思いのほか楽しめましたが、何にしても登場人物のキャラがいただけない。ニックは真面目に働く遊漁船の船長、とは言えずチャラくて女にだらしない青年、エリザベスは如何にもホラー映画のヒロインといったお約束だらけの思考・行動にまみれた危機管理能力ゼロの女子、スティービーは愛息の世話を親戚に任せっきりでやはり危機管理能力低過ぎ。その他の登場人物もことごとく感情移入出来ない人物ばかり。これじゃ百年越しの恨みで怨霊に取り殺されても仕方ないや、と思えてしまいます。 この設定なら良作になりそうなんですけどね。残念。原作はどうだったかな?見直してみた方がいいかも。[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-04-12 11:57:02)《改行有》

397.  ブラックサイト 《ネタバレ》 多くの方が指摘されているとおり、主に捜査陣の動きとかにツッコミどころ満載の作品。 でも、犯行動機とか犯人の行動パターンとか、なかなか良く考えられています。細かなところを練り込んで行けば、非常に面白い作品に化けてたんじゃないかな? だから、評価は迷うところ。低くしたいけれど、悔しいことに結構惹き込まれて一気に観てしまった。これってTVドラマで十分かも。その辺考慮した上で6点献上! 【追記】(2022.4.10) CSで放送していたので再観賞。正直、初見の時の印象が全く残っておらず、レビューを見て思い出した有様ですが…(製作者さん御免なさい) 公開、そして初見から10年以上経た今だからこそ、この作品が警鐘を鳴らすネット社会の怖さが現実のものとして迫って来ますね。 当時はエンタテインメントとしての比率が今よりも高かったかも。当たり前かもしれませんが、現在の方が当時よりはるかに現実味を帯びている内容ですね。 勿論、事件の具体の部分は極端で、そう簡単には現実化しないとは信じたいところですけれど、犯人がネットやコンピュータの能力に秀でていながら極めて幼稚で非現実的な人間性の持ち主であること、サイトを閲覧する者たちの無責任さとノリの軽さ、そのあたりは公開当時よりずっと現実的と思えます。 リメイクの話はないのでしょうか?今の時代に合わせてリメイクすれば、より怖ろしいサスペンス、あるいはホラー作品になると思うのですが。 ちなみに、終わり方は今見ても唐突ですね。だからと言って後日談は不要でしょうし、ヒロインがカメラに向かってFBIのバッジを見せるというだけで十分なメッセージ性をもってのエンディングとは思いますが、何だかブツッと切れる感じです。 ということで、受け取り方が当時と変わった部分があって7点献上に変更します。[DVD(字幕)] 7点(2022-04-11 10:24:00)(良:1票) 《改行有》

398.  スペースバンパイア 《ネタバレ》 公開当時は何故か鑑賞しなかった作品。その後も、やたらと「全裸の美女作品」的なイメージが強く、積極的には観ようとして来なかった作品でした。が、たまたまヴァンパイア作品をいろいろ当っていたところ、今回CSで放映されたのを機に初鑑賞に至りました。 結論から言えば大満足。ヘンリー・マンシーニさんの重厚なテーマで始まるオープニングから惹き込まれ、切れ目のないストーリー展開、当時としてはハイレベルな特撮技術、宇宙船や謎の構造物のデザイン、ゾンビ化した群衆のシーンなどの様々な革新的アイディア等々、今にしてみればB級感は否めませんが、制作年代を考えれば優れたスペースオペラの大作として楽しむことが出来ました。 以下、いくつか感想を羅列します。 謎の巨大宇宙船に調査隊が乗り込んでいく場面は、隊員が「懐かしい感じがする」と言っているようにどことなく産道を思わせるデザイン、とすれば男女3体が眠っていた空間は子宮のイメージと思え、そんな風に考えれば巨大宇宙船のデザインにはどこか「2001年宇宙の旅」へのオマージュなのかなといった印象を受けました。 そもそもストーリーよりもこの作品を有名にしてしまった全裸の美女は、特に後姿を見ると思いの外グラマラス。このエイリアンのキャラからすればスレンダーな美女の方が合っていたような気がしますが、見た男を虜にするという意味では少なからず母性を感じさせる体型で正解だったのかも知れませんね。 今時だったら、3体のエイリアンのうち女性タイプだけが吸精鬼的行動を取るというのはないかも知れません。調査隊の女性隊長が男性型エイリアンの虜になる展開もありでしょうし、両方同時進行もありでしょう。 ちなみに、全裸シーンのボカシはこの作品については不要ですね。少なくとも性的な意味合いでの全裸ではないわけで、地球人について事前に研究した結果、潜入するための仮の姿としてカプセル内で合成されたのでしょうから当然全裸なのだと思います。この辺りが映倫さんの画一的な取り扱いのなせるところでしょうか? 原題が「スペースバンパイア」だから仕方ありませんが、劇中字幕でも翻訳されているように、ここで登場するエイリアンは「吸血鬼」ならぬ「吸精鬼」ですね。英題の「Lifeforce」(生命力?精気?)の方がタイトルとして勝っているように思われます。 精気を吸い取られて死んだ者が、2時間で精気を求めて復活して暴れまくるというのは面白いですね。殺さずに精気を残し、精神だけ乗っ取るというのもユニークなアイディアだと思います。 ロンドンの阿鼻叫喚のシーンは、年代を考えれば画期的なシーンですね。ただ、何故群衆がゾンビ化しているのかについての説明ゼロは、少しばかりいただけないかと。 少々長くなりましたので感想はこの程度にしますが、SF作品には様々なスタイルがある訳で、科学的な物語、哲学的な物語、文学的な物語等々、いろいろある中でこの作品のように荒唐無稽さが先行する作品があっても、それはそれで映画の楽しさが広がる一助となるに違いありません。[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-04-08 13:47:02)(良:1票) 《改行有》

399.  バッド・ヘアー ホラーというジャンルを選択してはいますが、予想外に骨太な社会派作品として製作されています。人種差別のひとつの表れとしての毛髪についての偏見。それ故に社会での成功を妨げられているという理不尽さ。「グッド・ヘアー」というドキュメンタリー作品がありますが、テーマを共有しているように思えます。(残念ながらそちらは未見) ヒロインのキャラクターが今ひとつ弱いかな。もう少し魅力的で感情移入出来るキャラクターだったら、もっと作品世界に入り込めたかも。 全体として、低予算故なのか何ともチープな雰囲気に包まれていて、それが邪魔をして本来の面白さを損ねているように思え、ある意味残念な作品でした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-04-07 00:03:29)《改行有》

400.  沈黙の達人 《ネタバレ》 超シンプルなストーリーに全く相手を寄せ付けない完全なる無敵っぷり。セガール作品はこうじゃなきゃいけませんね。パンチ貰ったり縛り上げられたりしてはいけません。 贖罪の念から出家したのかと思ったら、退役して僅かの年月で無敵の医師に変貌してるところもご愛敬。達人は何をやらしても達人なのです。 娘の救出を願い出た父親がそれを断られ、「自分が行く。生きては帰れないからこの子を頼む。」と言い放ち医院を飛び出したものの、ちゃんと扉の陰で引き留められるのを待っててもいいのです。セガールさんは決して断らないと分かっているのですから。 予め敵のアジトに武器を隠すチャンスがあるのなら、そのついでに攻撃しちゃえばいいのに改めて出直して結局は正面突破でもいいのです。無敵なんですから。 前半の雰囲気から独りで乗り込んで悪党を全滅させてくれるのかと思ったら、ヒーロー全員集合映画的に仲間を集めてひとりひとりデカイ文字で紹介されたりしたので、なんだかそこからテイスト変わっちゃうのかと思いきや、やっぱり最後は独りで乗り込む。いいですね。しかもラスボス全く寄せ付けず。シビレます。 オープニングとラストに何やら教訓めいたナレーションが入りますが、セガールさんの脚本ですからここは必須ですね。そしてエンドロールは歌にギターにまさにセガールショー。 しばらく欲求不満気味の作品が続いていただけに、ひさびさにセガールさん尽くしを堪能出来て、観終わった後は物語中の悲劇に反して爽快感に包まれました。 ちなみに、原題の「消耗」とは特殊部隊時代の「精神的消耗」のことなのでしょうか?イマイチ理解出来ていません。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-04-05 11:28:00)《改行有》

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