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プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

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401.  エンドレス・ラブ さて、トム・クルーズはどこに出てくるでしょう。という映画。チョイ役で、ムキムキだけど顔ほあまりイケて無くって、声が妙に甲高くって、出演してると知らなけりゃ、気付くのは高難度。 いきなり冒頭からブルック・シールズと相手役の誰だか知らん俳優とがラブラブで、ホントにこのままこれがエンドレスで続いたらどうしよう、と思うところですが、幸いにもそうは問屋が卸さず、ある事件をキッカケに関係が崩れていく。いやその前から、彼ら2人を含めて全ての関係に、不安定性が潜んでいたのだけど。 という古典じみた悲劇の世界を現代に持ち込んで、あくまで現代劇の枠は守りつつも、どこか運命論的なものを感じさせます。だから、まあ、どうというコトもないオハナシ、と言えばそうなんですけど、印象的なシーンがいくつもあって(言葉を変えれば、ブルック・シールズがとても美しく撮られている、おそらく実際の10倍くらい美しく撮られている、ということだな)、惹きつけられます。 で、結局、教訓としては、トム・クルーズの言うことなんか真に受けちゃダメよ、ということですね。[インターネット(字幕)] 7点(2021-10-17 13:09:36)《改行有》

402.  女必殺拳 《ネタバレ》 さすがは志穂美悦ちゃん、カット割りで誤魔化すことなく、一連の流れるような動きで格闘アクションを見せつけてくれます。多少、単調なところもありますが、まあ、千葉チャンも大体こんなもんでしょ。構えのポーズもちょっとヘンですが、いやいや千葉チャンだって。 単調さを補うのが、敵のキャラの多彩さ。ほぼ怪人。ほぼ妖怪。多彩なキャラが多彩過ぎる武器を手に、次々に襲ってきて、次々にアッサリ斃されていきます(笑)。 死に方もバラエティに富んでいて、脳天に剣を刺されるヤツ、内蔵をはみ出させるヤツ、剣山に串刺しになるヤツ、面白いように血を噴き出させるヤツ。秀逸なのは、首をねじ切られて180°回った状態のまま、後ろ向き(前向き?)に歩いていくヤツ。 戦いの舞台が突然、崖の上に切り替わったりするのも、いいじゃないですか、夢があって。 燃えよドラゴンのパクリ感をあちこちに感じさせる作品ではありますが、逆に言えばその高いハードルに挑戦した悦ちゃん、なかなかお見事でした。 しかし、あの、吊り橋から転落するシーン。最近、私も視力に自信が無くなってきているのですが、見間違えでなければ、あれはもしやダミー人形。いや、どう見てもダミー人形。後の映画で真田サンに無謀極まりない飛び降りスタントをやらせてたのに比べると、千葉チャン、悦ちゃんにはちょっと甘いんじゃないの~。 いえいえ、真田サンがやり過ぎなだけです。[インターネット(邦画)] 6点(2021-10-17 08:03:05)(笑:1票) 《改行有》

403.  コヤニスカッティ 以前は面白がってCDを買ったりもしてたけど、結局のところフィリップ・グラスの音楽なんてのは3時のオヤツくらいにしか思ってないもんで、さてそれを映画まるまる通して聞かされるこの作品、最後まで耐えられるでしょうか? 音楽だけだとツラいけど、こういうエキセントリックな映像とセットだと、苦にならないというか、割とサマになってますねえ。 とは言え、大量消費社会を描いたような辺りのシーケンスでは、やたら目まぐるしい映像にやたらしつこい音楽、映画にのめり込んでいる間は煽られて興奮もしますけれど、ある瞬間、ふと我に返ってしまったら最後、一体何て騒々しい映像と音楽なんだ、とたちまちウンザリしてしまいます。だから、なるべく我には返らないように気をつけましょう(?)。 映画最初の方は神秘性すら感じさせるような自然の光景が描かれ、そこから次第に人間や都会が描かれるようになって、意図としては、自然と文明の対立、みたいなものを描こうとしてるのかな、と思うものの、見てると意外にそうは見えなかったり。人間の動き、工場の動きが早回し映像で描かれて、その光景はむしろ非人間的、むしろ珍しい自然現象でも見ているような気分になってきてしまいます。もしかしたら製作者の意図とは合わないかもしれないけれど、第三者的、巨視的に見れば何だか、人間も文明も、自然の一部なんじゃないの、と。 ラストはロケット爆発のシーンで、こういうシーンからは、やはり、人間と自然の対立、人間の挑戦があえなく自然に敗れる光景、といったものを感じさせます。爆発後、落下するロケットエンジンらしきパーツを追い続けるカメラ。その光景の虚しさに加えて、「よくここまで完璧にカメラに収めたな」と多いに感心もさせられ、なんだか映像の神が舞い降りたような。[インターネット(字幕)] 7点(2021-10-16 19:41:36)《改行有》

404.  トランスフォーマー/最後の騎士王 いやはや、これがもう誠に壮大極まるオハナシでして、我々庶民が関心を持ちうる範囲を大幅に逸脱しているもんで、誰もついていけないんです。ははは。 ってか、もうここまで来たら地球は滅びるしかないだろ、という事態に対し、その核心で行われているのが単なる杖1本の争奪戦に過ぎない、という、この途轍もないギャップ。最近、新日本プロレスでYOSHI-HASHI選手とKENTA選手が「棒」を取り合っていましたけど、ネタ的には、まだソチラの方が余程、取っ付き易いです(笑)。 マーク・ウォールバーグの続投はとりあえず歓迎だけど、「娘と離ればなれで、会話をする事も出来ない」という設定に対し、彼の前に、ちょっと小生意気な少女だのムチムチ系の女性学者だのを登場させて、先の設定と何らかの関連を持つのか思いきや、ほぼエピソードがバラバラのまま終わってしまう、という工夫の無さ。 マイケル・ベイは余程、この作品に関心が無かったんだろうか。 だけど、今回も人間のアクションが取り入れられてるのは、魅力的です。屋根をすべり落ちたり、その他何やかんやとよく人間が滑り落ちる。このノリは・・・・・・バッドボーイズの2作目の終盤近くのカーアクションでもポリスストーリーをパクったりしてたけど、もしかしてマイケル・ベイはジャッキー映画に憧れを持ってるんだろうか?[インターネット(字幕)] 5点(2021-10-16 19:11:27)《改行有》

405.  ザ・デプス 高校の頃、さてリバイアサンを見にいくか、それともザ・デプスを見にいくか・・・と天秤に掛けて結局リバイアサンを選んだのは、要するに、カサンドラクロスがいいか13日の金曜日がいいか、という選択だったのか。そりゃ比べるまでも無いってか。 ま、この、2本、実際にはそこまでの差は無かった、ような気もするんですけどね。 いや、単にキレイな女優さんが出てる方を選んだんだったのかも??? それはともかく。リバイアサンみたいな露骨なパクリ映画(エイリアン+物体X)ではなくって、こちらの作品はナンボかオリジナリティを感じさせるのですが、如何せん、とことん安っぽい。特殊効果のイケて無さが、見ててちょっと寂しい気持ちにさせます。 何かヘンなモンスターみたいなのがいるらしいのたけど、それをなかなかハッキリと描いてみせないのが意外なほどに効果を上げておらず、ちょっとダレ気味。ようやくその全貌が明らかになったところで、え、なんだこんなヘンなヤツだったのか、と。 などと、イロイロと文句を言いたくなるのも、裏を返せば映画の中でイロイロなことをやってるからでして、一応、意欲作と言っていいんじゃないでしょうか。安い意欲作ですけどねー。[インターネット(字幕)] 6点(2021-10-13 22:35:47)《改行有》

406.  悪魔の毒々ハイスクール クダラなくても楽しいのがトロマ映画のいいところ。 と云うのがすべてに当てはまる訳ではなく、中にはクダラない上にツマラない作品もあって、これはもうどうしようもない。 悪魔の毒々モンスターの高校版。アホそうな高校生(には勿論見えない)どもが、乱痴気騒ぎばかり繰り広げて、いい加減ウンザリする中で、お下品なホラーシーンがところどころ挿入され、でもツマラないもんだから、いよいよどうしようもないのです。 ムダにゴチャゴチャし過ぎ。[インターネット(字幕)] 2点(2021-10-12 22:44:18)《改行有》

407.  続・網走番外地 ハードボイルド・サスペンスアクション。なにがどう網走番外地なのかよく分からんけれど、石井輝男監督の得意そうなオハナシになってます。 繰り広げられるのが、マリモの争奪戦(?)というところに辛うじて北海道色が出ているのですが、早々に青函連絡船に乗り込んで本州へ移動。ストリッパーの一行だの、女スリ師だの、次々に登場する人物たちが見事にストーリーに絡んで、いやアラカンの絡み方はさすがに無理があるけどそれもまた一興、目まぐるしい展開の中、クライマックスの火祭りへ。 いや、別に誰もマリモそのものが欲しい訳でもないのだけど、最後までマリモの争奪戦をやっている、ってのが、イイじゃないですか。[インターネット(邦画)] 7点(2021-10-12 22:33:44)《改行有》

408.  エンド・オブ・ステイツ 「エンド・オブ・ステイツ」だなんて、邦題はずいぶん大風呂敷を広げてますけれども、正直、それほどのオハナシでも無いような。 大統領が襲われて、その容疑者としてジェラルド・バトラーが追われる身となる。で、おそらくウラにはこういう陰謀があるのだろう、と思ってたら、まあ大体その通り。で、見てりゃ大方、想像がつくその真相を、わざわざさらにセリフで説明してくれるもんだから、どうにも野暮ったい。 しかしアクションの方は、主人公がトレーラー奪って逃走しながらカーチェイスを演じたりして、こういういかにも安っぽい発想を大事にしているのは、嬉しくなってきます。爆破シーンなんかも、爆発がドドドドドンと連鎖的に起こって、これってあたかも、花火大会の最後にこれでもかと連続して花火が打ち上げられるような、ちょっとしたお祭り騒ぎの賑わい。 ただ。 クライマックスの屋上での死闘。この場面が、全く屋上らしく見えない、っていうのが、これはちょっと致命的に気分を壊してしまうものであり、非常に残念でした。[インターネット(字幕)] 6点(2021-10-10 22:26:30)《改行有》

409.  ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎音頭 このシリーズからはすでに何人かの出演者が去っているとは言え、ついに主役の清水宏次朗までが逃亡! そもそもこのシリーズは超いい加減で、作品変われば、同じ役を別の人が演じたりするばかりではなく、同じ人が別の役を演じてたりもするので(どうせ不良ばかりで誰が誰やら見分けもつかないので、何の違和感も感じさせない、というシステム?)、ヒロシ役も、誰かヒマそうで命知らずの役者を見つけてきて変更してもよかったんじゃないの、と個人的には思うけど、あくまで個人の感想です。 と言うわけで、物語の中心には仲村トオルが一人。ただしその周りには不良オールスターズがわんさか登場し、ひたすら抗争に次ぐ抗争。主役が売れた2作目以降、やや迫力を欠きつつあったこのシリーズに、活力が戻って、まさに原点回帰。 ポリスストーリーでジャッキーが繰り広げた百貨店での死闘、あれを臆面もなくパクってるんですけど、要するに、日頃の鍛錬もテクニックもなく、根性だけで同じことをやらせようという、これぞビーバップ魂。だもんで、似ても似つかぬカオスになっちゃってます。いやはや痛快。一種の奇跡。 まだ死人が出てないのも、奇跡と言えば奇跡。え、出てないよね?[インターネット(邦画)] 8点(2021-10-09 22:18:02)《改行有》

410.  いい湯だな全員集合!! ドリフの代名詞というかキャッチフレーズというか、その「いい湯だな」をタイトルに持つこの作品。しかし大して温泉情緒を感じさせないのが、残念と言えば残念。しかしドリフ映画に出てくるドリフの面々は、基本的にあまり恵まれない存在なので、ゆっくり温泉でくつろいで・・とはなかなかいかないところ。 それはいいんだけど、いかりや長さんと他の4人との対立軸もあまり無くって、ハードボイルドを合言葉にドリフ5人がずっと行動を共にしているのが、どうも張り合いが無いのです。やはり長さんは憎まれ役がよく似合う。[インターネット(邦画)] 5点(2021-10-06 23:03:32)《改行有》

411.  月の輝く夜に 恋愛だの結婚だのというのは、それなりに罪作りなもんであって、しかし、恋愛、結婚、の先には、何らかの形で「家族」というものがあるわけで、やっぱり家族ってのは、いいもんだよねえ、と。 異論をお持ちの方もいらっしゃるかも知れませんが、ここは、イタリア系の濃い血縁のイメージ(これも一種の偏見かも知れないけれど)で、あくまで明るく笑い飛ばして。 ほぼ、いや予想以上に、予想通りの展開の作品ですけれども、オペラ鑑賞なんていう、言わば「余所行き」の雰囲気を絡めてくるのが、物語に起伏を与えていて、大事件は起きなくとも惹きつけるものがあります。 心憎い小品、といった感じ。[インターネット(字幕)] 8点(2021-10-02 10:18:41)《改行有》

412.  まむしの兄弟 傷害恐喝十八犯 何の説明も言い訳も無く、シレッと時代設定を昭和初期に移した前作から一転、また現代に戻ってきたシリーズ第4弾(現代と言っても勿論、昭和には違いないですが)。 前作は無かったことになるのか、と思いきや、今作には、いつもの「まむしの兄弟」に加えて、「オレたちこそがまむしの兄弟だ」と名乗る2人組のジイサンが登場。もしやこの2人は、前作の主人公のナレの果てなのか!? って、まあ勿論、そんなことはないんですけれども。ただ「親に捨てられた子」「子を捨てた親」という部分で、互いに関連づけられた存在とはなっています。そこに、森進一の「おふくろさん」が挿入歌として効果的に・・・いやあまり効果は上げてないですけども(笑)。 映画開始から暫くはドタバタの連続、ほぼギャグ映画状態ですが、メインは、リゾート開発のため地上げを企む悪徳業者と、彼らに狙われたバラック街の面々との戦い。そこにまむしの兄弟が絡んで、ただでもややこしい話をさらにややこしくしてしまう。 多少はシンミリしたりもしつつ、クライマックスの殴り込みは例によって、全日本プロレスじゃないけれど、明るく、楽しく、凄惨に。 渡瀬恒彦はせっかくの登場なのに、もう少し見せ場が欲しいところでもったいない気もしますが、一種のチョイ役出演と思えば、なかなかの頑張り。敵に捕まってつるし上げられてる辺り、ちょっとリーサル・ウェポンのメル・ギブソンを思い起こさせるではないですか。[インターネット(邦画)] 7点(2021-10-02 07:22:42)《改行有》

413.  らせん 原作者の鈴木光司さん、百貨店の屋上遊園地のシーンにチラリと登場してましたね。「主夫」を公言するだけのことはある、いいパパぶり。 ってのはどうでもよくて、このヒトの書いた話題作「リング」と「らせん」、一応は一種のホラー小説とは言え、前者はミステリ色が濃く、それに引き換え後者はと言うと、殆ど「アンドロメダ病原体」風味のSF作品。という風にせっかく趣向を大幅に変えてきたにも関わらず、結局、同じホラーのくくりに縛られてセットで映画化されてしまうところに、不幸がありましたね。これも貞子の呪いですかね。 「リング」がズバリ、ツボにハマった(ハマり過ぎた)分、こちらの「らせん」がワリを喰ってしまった形ですが、いや、こちらの中途半端さも、マズかったんでしょうなあ。もうちょっと「リング」との対比を明確に打ち出す手もあっただろうに、このインパクトの弱さでは、まるで「リング」の単なるオマケか便乗作みたいで。 だけどまあ、真田広之いるところには佐藤浩市あり(かどうかは知らんけど)、今作では不幸を抱えた佐藤浩市が女性たちに手玉に取られて、男の弱さ、みたいなものが垣間見えて。よくよく見ると(そしてただの偶然かも知れないけれど)、実はこの2本の作品はちゃんと対照(対称?)となっているような気も。 だからどうしたと言われれば、どうもしないのですが、ホラーの暗さに加え、それとは別の意味の暗さも漂っているのが、ちょっと特徴的かな、と。[インターネット(邦画)] 6点(2021-09-30 23:10:36)《改行有》

414.  二代目はクリスチャン 《ネタバレ》 カトリックのシスターとヤクザ、というムチャクチャな組み合わせを、どうやって作中で実現するか、ってトコロが、ホントは見たかったんですけどね。その点では、物語の最初っから両者に接点有りまくりで、いささか物足りない。 しかしその部分の描写は飛ばすとして、ヤクザの方が積極的にシスターに近づこうとするメインの物語は、ユーモアの中に哀愁のようなものを感じさせて、これはこれで悪くない。結局、美人シスターの前で男どもが次々に命を落としていく、という、「男は皆、美人の肥やし」説にしっかりと則っています。いやそんな説があるのかどうか知らんけど。 殴り込みのシーンも往年の任侠映画を思い起こさせたりして、カタルシスばっちし。ただ、そこに至るまでの部分は、一部シーンでちょっとセリフ過多の印象あり。[インターネット(邦画)] 6点(2021-09-28 22:24:49)《改行有》

415.  緋牡丹博徒 一宿一飯 前作の熊虎親分と何がどう違うと言われても困るけれど、でも、相当ヘンテコになってます。しかしこれこそが鈴木則文監督の思い描いた熊虎親分そのもの、なんですかね。ここから先は、脇役には収まり切らないので、主演作『シルクハットの大親分』で、どうぞ(これがカッコいいんだ。アホだけど)。 今回、藤純子演じる主人公を支えるのが鶴田浩二。彼らの前に立ち塞がる敵の凄腕が、菅原文太。こうやってみると、このヒト、悪役の方が似合ってそうな。鶴田浩二vs菅原文太、シビれますな。 白木マリと西村晃のサブストーリーも印象的だし、クライマックスにおける製糸工場での死闘も目を引きます。 充実してます。[インターネット(邦画)] 8点(2021-09-28 19:41:30)《改行有》

416.  リトル・ニキータ 何を隠そう、実は私もソ連の隠れスパイの一人なのだけど、もしウチの子供たちに正体を明かしたら、やっぱりこんな風に反応が薄いんだろうか? などと思ったり。 淡々としてます。地味な作品。格闘シーンといい、追跡シーンといい、なんとも地味で、スパイ映画にあるまじき!と言いたくもなるのですが、その一方で、こういう地味な「万能感の無さ」みたいなものが、良かったりするのです。スパイだ何だと言ったって、所詮は普通のオジサン、オバサン。スーパーマンじゃないんです。 ラストのメキシコ国境のシーンなども、「これか国境の光景なんだ」という素朴な感慨があって、いいじゃないですか。 とにかく地味な作品でしたが。[インターネット(字幕)] 6点(2021-09-28 18:42:49)《改行有》

417.  ソウ3 《ネタバレ》 ジグソウが仕掛ける死のゲームの世界、そこではジグソウとはすなわち神であって、その「神の死」が描かれるのがこの第3作、なんでしょうけれど。 この「神の死」ってやつが、どうも作品の中であまりインパクトが無い。最初からひたすら残酷シーンのオンパレードで、その中に埋もれちゃってるような。本来なら、「あの頭蓋骨の中に、このトンデモない世界が広がってるんだよなあ」、なんてことを思うシーンのような気もするんですが。 映画開始から肉体損壊がひたすら続き、ここも本来なら、自分の意思によって自分の肉体を傷つけねばならないところに残酷さがあるのでしょうが、ほぼその点は形骸化。大した躊躇もなく自らを傷つける。見てて「人間の体って意外に丈夫だなあ」とかワケの分からないことに感心してしまったり。 断片的な描写から、やがて2つの物語が同時並行で描かれていく構成、それ自体は悪くないにしても、その2つがいざクロスしてみると、あまりどうということもなく。 ちと、長かった。[インターネット(字幕)] 4点(2021-09-28 16:31:04)《改行有》

418.  バラキ 《ネタバレ》 『ゴッドファーザー』と『仁義なき戦い』を足して2で割っても、こうはならないとは思うけれど、でもそんな感じがする作品です。 製作の時期もちょうど両者に挟まれる形になってますね。 映画としては『ゴッドファーザー』からは何らかの影響を受けざるを得ないのかも知れないけれど、原作本が出版されたのはこちらの方が先(しかも実話)、ということなので、全体としては互いに影響し合っているのでしょう、きっと。 とは言ってみたところで、確かにマフィアの知られざる実態を描いている点からの興味には共通のものがあれど、何と言ってもコチラは主演がブロンソン。アチラのような華美な(それ故、いささか表面的な)世界ではなく、だいぶ男臭いです。ワイルドです。役どころもそれほどの大物ではなく、あくまで運転手。 冒頭、ブロンソンが刑務所で暴れて、刃物を人質に突きつけ、脱獄でもするのかと思いきや、要求は「独房に移せ」。意表をつくオープニングでツカミはOK、刑務所内ですら彼にとって安全ではなく、シャバなどもってのほか。独房にしか安全がない、という彼の状況が示されると同時に、彼のタフさも感じ取ることができますが、まあもともとブロンソンですから、タフなんでしょう。 で、そこから彼の過去が語られる、という構成。だから多少、物語性には乏しいですが、そういう彼が見てきた、経験してきた一種不可思議な世界が、特に暴力性を示しつつ(指詰めならぬマラ詰め)、淡々と語られていきます。 そしてラスト。結局、組織の中に深く入り込みそこから抜け出せなくなった男は、そこから抜け出すために真相を暴露しようとするけれど、その結果、この社会全体という、さらに巨大でさらに容赦のない組織の奥深くに閉じ込められてしまうのであった。ってなところでしょうか。[CS・衛星(吹替)] 7点(2021-09-19 13:43:07)《改行有》

419.  地獄への逆襲 《ネタバレ》 前作のラスト、ジェシー・ジェイムズが背後から撃たれる場面が、本作品のオープニング。まさしく文句なしの続編です。 前作でもジェイムズ兄弟の犯罪行為を、鉄道会社の悪辣行為に対する復讐として位置付けていましたが、この続編ではより直接的に、弟殺害の下手人を兄が追うという復讐譚になっていて、いわば個人的な戦い。見てても盛り上がりますわなあ。一種の、人間狩り。 主人公の怒りが映画前半でよく表れているのが、あの舞台の場面。自分達のことがネタにされてる舞台をわざわざ見に行って、わざわざ立腹して見せるというのも、いささかオトナ気が無いんですけれども(黙って立ち去る手もあるだろうけれど)、客席に仁王立ちになって舞台を見下ろし、睨みつける姿には、やはりシビレます。 いや実際、そのくらいの事をやってこそバランスが取れるんであって、実はこの作品において、ヘンリー・フォンダ演じる主人公のフランクは、自らは相手に対して手を下さないんですよね。銃撃戦にはなるけれど、相手が足を滑らせて転落死する。相手を追い詰めた時には、先に受けた銃弾のためすでに相手は死んでいる。。。主人公が強盗を働く場面では巻き添えで死人もでるけれど、これは追っ手の流れ弾にあたったもの。 復讐自体は完遂されたと言えるのかわからないけれど、それを他の緊迫感あるシーンが充分に補ってバランスを取っています。 一方では作品にユーモアも感じられて、あの陽気な黒人のオッチャンの存在もそうだし、後半の裁判シーンなども北部vs南部の対立などを交えながらユーモラスに描いています。 裁判の直後、主人公は一気に駆け出そうとするけれど、そこから一転して、銃を片手にゆっくりと仇敵に迫っていく姿が、印象的です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-09-19 11:33:16)《改行有》

420.  ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金 ムキムキ男たちが身代金目当ての誘拐を企む。と言われても、ムキムキと誘拐という2つのキーワードが、普通の人のアタマの中ではなかなか結びつかずピンと来ないのですが、何せ実話だってんだから、仕方ありません。 最初は、大男たちが集まって一体何をしょうもないことやってるんだ、と思ってたら、だんだんやることがエゲツなくなってきて、ブラックユーモアがドス黒くなってきます。 死体解体の為に買ってきた電動ノコギリが思うように使えずに怒る場面、字幕では「国産じゃない!」となってるけど、セリフは明らかに「made in china」と言っていて。じゃあメイドインUSAがそんなにご立派なのかと言うと、そもそもこのどうしようも無いムキムキ男こそが、まさにメイドインUSAそのもの。ムキムキ以外にも何かとデブを登場させるのがまた皮肉ですが、さらに念を押すがごとく、裁判所とかジムとか警察署の壁には、デカデカと星条旗が掲げられている。 そもそも、セミナーに参加した主人公にアメリカンドリームを説いて、ある意味キッカケを作ったのが誰かと言えば、これが中国人だったりするんだから、もう、何が何だか。 という、メチャクチャな現代アメリカをメチャクチャに描いて見せた、でも実話なんだから恨まないでよね、ってな作品でした。[インターネット(字幕)] 7点(2021-09-16 23:11:21)《改行有》

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41614.16%
53619.33%
663116.30%
7122131.55%
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