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プロフィール
コメント数 565
性別 男性
自己紹介 三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。
※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。
※管理人様、お世話になっております。
※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。

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401.  アサルト13 要塞警察 《ネタバレ》 ローニック、またあんたの指示で死人だらけなのに再生できたのかとか、ビショップ本当に凶悪犯なのかとか、下水道から出てきた時になぜ一気に殺さなかったのかとか、気になる個所がいくつかありますがそこは娯楽映画のご愛嬌。冷酷なデュヴァルは容赦なく殺しをためらわないので予想外に一人一人と殺されていくのが怖いです。これは渋めながらも配役の妙につきます。イーサン・ホークはノーマルヒーローのタイプではないので絶対的な安心感が無い、ローレンス・フィッシュバーンは曲者であり転び方が不明、ガブリエル・バーンはリアルなので滑稽な展開にも真実味を持たせ恐怖がぶれない。脇役たちも一通りの駒が出揃っていて、少々殺伐としていますがハラハラドキドキのポップコーンムービーに仕上がっています。[映画館(字幕)] 7点(2006-02-27 18:41:38)(良:1票)

402.  ウィスキー 《ネタバレ》 真面目なハコボとマルタは定時にシャッターを開き電気をつけ、お茶をいれる決まりきった生活を送っている。その機械的に物事をこなす様子から、かなり長い間同じ事を繰り返していることが窺えます。そこへ起こる弟の訪問という外部からの刺激。積極的におめかしするマルタのリアクションは女心をしっかり捕らえたもので、少なからず何か変化が起こるのではという期待が感じられます。それに対して相変わらず無関心なハコボの様子が、部屋の説明をしながら電気をパチパチすることで示され、いつもの通りの事務的な出来事の一つと同じだと分かり男のダメさ加減を身につまされる思いになります。そして陽気な弟と過ごした後、マルタは定時にやって来ない。マルタ自身に変化が訪れたことと、ハコボには何の変化も訪れなかったことを暗示しています。同じ種族に見えていた二人は実は全く違っていて、二人がそろって笑えるのは〝ウィスキー〟という掛け声の時だけという淋しさ。少ない台詞ながら一定の行動様式で男女の心の機微を鋭く描出し、ついつい見守りたくなってしまう作りが巧いです。二人が〝ウィスキー〟なしで笑える日が来ると良いなぁと思ってしまいますね。  ところでウルグアイ(もしかして南米辺りではどこでも?)では写真撮る時に〝ウィスキー〟って言うんですね。なんか〝チーズ〟より良いなぁ。[DVD(字幕)] 7点(2006-02-26 11:38:36)(良:2票) 《改行有》

403.  ローマの休日 《ネタバレ》 名作と名高いので期待し過ぎたせいか思ったほどでもなかったですけれども、最後の記者会見のシーンは良いですね。互いだけが分っている。悟られぬように確認しあい、無言で見つめ合い永遠の別れをする。ジーンとさせてくれますね。それから男二人で出来上がった写真を見るシーンも好きです。ほんの一日前、いや数時間前には現実であったのに今や写真に切り取られてしまい、忘れられぬ思い出となってしまったあの切なさ。楽しそうに語り合う二人の姿が良いです。ああいう時って話が途切れてしまうと無償に寂しくなるんですよね。オードリーがカフェでストローの袋を吹いて飛ばしたりと、ちょっとしたところが微笑ましい、まさに王女の恋に相応しい上品な作品でした。タイトルも素敵ですね。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-25 15:08:30)

404.  禁じられた遊び(1952) 私は基本的に同じ映画を複数回観ます。ですが本作はナルシソ・イエペスのギターメロディを聴いただけで、もう涙腺があぶないので二度目が観られません。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-23 17:07:01)

405.  ナイト・オン・ザ・プラネット 正直言いますと自分でも何が良いのかよく分らないのですが、けっこう好きなんですよ。じわじわとくる感じで、たまに見返したくなってしまうのです。ジム・ジャームッシュの作品の中では気に入っている方ですね。それぞれの話が違ったかたちで個性的で面白いです。ガムをクチャクチャ噛むウィノナ・ライダーもなかなか可愛かったですし。個人的にはニューヨークの話が気に入っています。ヨーヨーを降ろした後、森に迷い込んだかのようにニューヨークの街並みを走っていくヘルムートが印象的です。あんなタクシーに乗るのは御免ですけどね。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-16 18:25:09)

406.  白鯨 エイハブ船長が復讐心から憎悪の塊となり自らがモンスターとなっている様子はじっくり見せていますが、グレゴリー・ペックのエイハブ船長は少々違和感を覚えてしまいます。私の中では彼は紳士のようなイメージですから憎悪に飲み込まれ狂気の沙汰となっている複雑屈折キャラのエイハブには迫力不足なのです。この作品の主役は白鯨ですけれど白鯨はエイハブと表裏一体とも言えますので、エイハブの魅力が存分に発揮されないと作品の魅力も低下してしまいますね。映像に関しては確かに現在観ると作り物感が漂いますが、当時を考えると迫力があり、〝モビー・ディック〟の神格化もまずまずです。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-15 22:11:50)

407.  あこがれ (1958) 異性への関心が頭をもたげだし、素直ではない微妙な感情でしか表現できない少年時代の貴重な一ページが、驚くほどみずみずしく描かれています。女性がスカートをひらめかすぐらいなのですが、下手に裸が出てくるよりよほどエロチックです。こんな気持ち、かつて男の子であった者ならば誰でも覚えがあるはずでしょう。短編ですが、これ以上長いと何か余計なものが入ってしまうような気がしますね。ただ残念なのは私自身に彼女のような特定の女性の思い出がないこと!あったらさらに感慨に耽れるのですけれどね。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-13 01:05:24)

408.  大人は判ってくれない 《ネタバレ》 映画を観に行ったシーンでは実に幸せそうな家族に見えるのが何とも残酷です。子どもに無関心でもなく時に思い出したように、もしくは良心の咎めを回避するように愛情を示す様子が逆に両親の深い愛情の欠如を浮き彫りにしています。大人がいつしか子供の感受性の豊かさや傷つきやすさなど忘れてしまうし、大人にはたいした事でなくても子供にとっては重大な事がある。そんな当然ながら誰もが忘れてしまう重要な事実が胸に痛いです。そしてアントワーヌが走り続けるラストが秀逸。まるで鑑別所から逃げるのと同時に自らの置かれている境遇を振り払っているかのようで印象深いです。さらに最後の表情が良い。ただ私には強さや意志といったポジティブなものではなく、ただただ途方に暮れているように見えました。 ・・・原題は直訳すると〝400の打撃〟、これは〝騒ぎ〟や〝イタズラ〟を意味するらしいです。もちろん原題も良いですが、邦題の〝大人は判ってくれない〟はピッタリの感じがします。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-08 18:29:13)《改行有》

409.  フライトプラン 断片的でミステリアスな雰囲気がある冒頭が良いです。しかもこれが後々の不確かさへと繋がっているから効果的です。飛行機に搭乗すればくもり窓にハートマークを書き、ヒッチコックの「バルカン超特急」をしてみせ何気なく概要をほのめかし、さらにはそれを単なるマネゴトではなくメロドラマティックに消化する上手さもあります。ただ、観客に不満を覚えさせるのはご都合主義的展開の不自然さにあるのでしょう。映画ですから当然ご都合主義はありですし、母の強さを強調する誇張表現は良いのですが、観ている最中からドンドンドンドン気になってしまうというレベルになれば素直さを失ってしまいがちになります(一気につきぬけてしまう緊張感の持続がないわけではないのですが)。[映画館(字幕)] 7点(2006-02-07 15:53:11)

410.  バットマン ビギンズ 《ネタバレ》 あのゲイリー・オールドマンが唯一の善良刑事だなんて!これだけでゴッサムシティの退廃ぶりがわかります。[DVD(字幕)] 7点(2006-01-22 16:28:04)

411.  現金に体を張れ 《ネタバレ》 古い作品で話も入り組んでいるようで割と単純だが、実にテンポが良く簡潔で面白い。自分も一味に加わったよう気分になり僅かな読み違いのために起こる惨劇に目を白黒させてしまう。やはりどんなに用意周到なものでも悪事は露見してしまうのですね。ジョージの狂気っぷりや、お金が空港で舞い散ってしまう場面などは秀逸ですよ。タランティーノやその後の数々の映画に影響を与えたのも頷けます。それから坊主でがたいの良いおじさん、メチャメチャつえ~。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-21 14:15:41)

412.  RONIN この映画の面白味というのは、ケースの奪い合いではなく、派手なカーチェイスでもなく、浪人がどうのこうのというわけでもありません。真のプロというものは、えらく地味なんだというところにあります。冒頭、わざわざデ・ニーロが裏口に拳銃を隠すところを見せる。しかも水の滴る音が響き地面が濡れている場所で隠す姿と、わざわざ裏口の鍵を開けるところまで丁寧に見せる(何も起きず拳銃は回収されるのに)。あるいはデ・ニーロは相手の腕試しのためにテストをするが、コーヒーカップを使った極めて地味なものだ。本当のプロとただのプロでは地味なところで大きく差が出てくると言わんばかりです。そうやって真に迫っていくと当然ながらアクションヒーロー的完璧さは失われるわけで、デ・ニーロは肝心な時に一度ばかりか二度までも撃たれます。通常のアクション映画の主人公ならば見事に締めてみせるのに、デ・ニーロは最後も決められない。にもかかわらず、多くを語らず去って行く男たちが格好良く見えてしまうということは、やはり映画が良く出来ているという証でしょう。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-15 16:36:17)(良:1票)

413.  スズメバチ 《ネタバレ》 キャッチコピーからして、ドンチャン騒ぎの作品かと思っていました。ところが実際に観てみると、割とシリアスでなかなか面白い。すっかり包囲され砦に立てこもるかたちとなった彼らの緊迫感が、ひしひしと伝わってきましたよ。敵の攻撃は容赦なく、一人また一人と仲間を失っていき追い詰められていく恐怖。敵の〝顔〟が出てこないのはスピルバーグの「激突!」と同じ手法ですね。暗い画面とその手法により怖さが増します。たまたま出くわした者たちが協力して戦うシチュエーションも好みです。ラストはあっさりとしていますが、妙な後日談があるより良いですね。[DVD(字幕)] 7点(2006-01-14 15:54:17)

414.  アルマゲドン(1998) 《ネタバレ》 苦笑いしてしまうシーンも多々ありましたが、最後に結婚式を見守るハリーたちの遺影が写り、エアロスミスの曲が流れるシーンは涙腺があぶなかったので、娯楽大作としては十分です。CD、買っちゃったし。それから登場人物が多いなか、スティーブ・ブシェーミが良かったですね。彼はこういう映画でもしっかり味を出してくれます。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-07 15:27:55)

415.  サイン 《ネタバレ》 評価低いですね~。言うのも少し勇気がいりますが、私はけっこう好きだったりします。今回はいわゆる〝オチ〟というものに関しては今までの作品には遠く及びません。それは宇宙人が現れた時点で分りますね。しかしその代わりに小さな仕掛けが沢山用意されており、数で勝負といったところでしょうか。奥さんの事故死とその最後の言葉、メリルが低打率の一発屋だった事、モーガンが喘息だった事、ボーが水に敏感であった事が、あの一大事に意味を成した訳ですね。グラハムの再生物語として良く描かれていたと思います。最後に牧師の服を再びまとったグラハムがチラッと写るカメラワークも好きです。  シャマラン監督は「シックスセンス」で成功を手にすると共に、皆が驚愕するオチを用意しなければならないという重荷も背負ってしまったわけです。しかし〝良いオチ〟というのは〝良い映画〟を作るのより難しい事だと思います。という事で、シャマラン監督に同情の余地もあると思うのですが、私はそろそろ彼の〝普通の作品〟も観てみたいと思うのです。[DVD(字幕)] 7点(2005-12-11 15:46:03)《改行有》

416.  神に選ばれし無敵の男 《ネタバレ》 人物から能力まで対照的な存在である〝現代のサムソン〟ジシェと〝千里眼〟ハヌッセンの生き方を、同じユダヤ人としての迫害への抵抗を通して描いた地味目なドラマ。基が実話のようなので最後はあっけない幕引きですし、場面場面の繋がりが少々見難いところがあります。しかし、この映画は単純なシーンがなかなか良いです。例えば、田舎の穏やかな家庭からベルリンまで一本の道をズンズン進んで行くジシェの姿が、彼の誠実さやこれから起こる出来事への旅立ちを予感させます。そして対照的にベルリンでは車の騒音に人込みの喧騒で戸惑うジシェの姿に異世界への突入を感じます。ティム・ロスの怪しい風情もインチキマジシャンみたいで面白いですし、ジシェを未来のオカルト省となる建物に連れて行くシーンは二人の根っこの部分での繋がりを思わせます。最後にジシェが夢の中で見た空を飛ぶベンジャミンは、文字通り優秀な弟が世界に羽ばたく姿を願っていたのでしょうか。この後に訪れる過酷な歴史を思うと辛いです。 ・・・・・・ところでこのハヌッセンという人物、かなり興味深かったのでちょびっと調べてみたのですが、なんとあのヒトラーに演説法を指南したのは彼らしい。しかもユダヤ人とバレたからではなくヒトラーがビビったから殺されたという説まであるとか。うーん、これはますます興味が湧いてきたぞと思ったら彼を主人公にした「ハヌッセン」なる作品があるではないですか?!これはぜひ観てみたいぞ。 [映画館(字幕)] 7点(2005-12-10 15:32:33)《改行有》

417.  シンドバッド黄金の航海 ケンタウルスだとかグリフォンだとか出てきますが、何と言っても一番の見所は六本腕の像とのチャンバラシーンでしょう。今でも見応え十分です。ストップモーションの滑らか過ぎない動きが、逆におどろおどろしい様子を出していると思います。船で動き出す像もそうですね。木製というのもありますが、もとより架空のものなので現実味を帯びたCGよりもあれぐらいの動きの方が不気味に感じます。ちなみに私の中でのシンドバッドのイメージは今作が最も近いです。ターバンに髭面。それから必要以上に?魅力的なヒロインも良かったですね。[地上波(吹替)] 7点(2005-11-25 17:58:58)

418.  ダーク・ウォーター 《ネタバレ》 久しぶりにティム・ロスがスクリーンで見られるという事で映画館まで足を運びました。もとネタの「仄暗い水の底から」は未見なので比較はできません。それでも同じジャパニーズホラーのリメイク作「ザ・リング」とはだいぶ趣向が違いますね。なにしろ全くと言って良いほど怖くないのです。なぜならこの作品はホラーがメインではなく、ある悲しい女性の物語が軸になっているからです。これも因果応報なのでしょうか、親のなした罪のために娘が贖罪をするのです。その悲劇的物語が実に丁寧に撮られています。登場場面は少ないながら脇役陣もいわゆる実力派で固めてます。いかにも商売人な不動産業者のジョン・C・ライリー、なおざりな管理人にピース・ポスルスウェイト、そして一癖ある弁護士にティム・ロス。こういうありがちな設定は作品をチープにしがちなのですが、そうはならないのはやはり監督と俳優が巧いからに他なりません。でもだからと言って演技を楽しむタイプの作品ではありません。彼らの技量によりスキの無くなったストーリーをじっくり観るという事です。  もしこれから観ようと思っている方がいらっしゃったら、ホラーとして観ない事をお勧めします。[映画館(字幕)] 7点(2005-11-17 12:52:00)《改行有》

419.  ヤング・ブラッド 《ネタバレ》 軽い歴史ものが好きな私は十分に楽しむ事が出来ました。こういう娯楽映画が面白いか、面白くないかは、ストーリーはもちろんの事ながら他にもポイントがあると思います。一つには主人公に共感できるかどうか。これは当然ですね。共感出来なければ客観的に観る事になり素直に楽しめません。もう一つには敵役が魅力的かどうか。古くは「用心棒」「椿三十郎」の仲代達矢さん、「シェーン」の黒ずくめの男、「スターウォーズ」のダース・ベイダーのように。敵役が主人公と渡り合えるからこそ面白くなるのです。さて今作では、主人公は無名の方ですね。確かに男前ですが、残念ながら印象は薄く、あまり惹きつけられませんでした。次に敵役ですが、こちらは完璧。ティム・ロスは渡り合うどころか映画を支配してます。冒頭のダルタニアン一家襲撃の時、一瞬見せる笑みや、館にどんどん火を付けるシーンなど鳥肌ものです。という事で期待し過ぎずに観ると良いと思います。もちろんティム・ロスファンの方は必見ですよ。悪役ながらかっこ良いです。[DVD(字幕)] 7点(2005-11-13 15:10:06)

420.  大統領の理髪師 《ネタバレ》 軍事独裁政権の圧制時代の韓国を一般庶民の目線から描き、しかも語り部が子供のなので柔らかくなっているところが良いです。何でも無いただの理髪師が権力世界へ巻き込まれるという喜劇的で悲劇的な面白さ。どんな場面もシリアスな雰囲気になり過ぎることなく終始コメディタッチで描き、親子の愛を軸にしているのも好感が持てます。ただ後半、近所の仲間が〝マルクス病〟の疑いで連行され死刑になってしまうなど、スカッと笑えず少々引っ掛かるところもありました。それでも淡々と進む物語は感動の無理強いがなく、それでいてとても力強く胸に伝わってきますし、最後に禿かかっている新大統領からも理髪師の依頼を受けたハンモが「御髪が伸びたらまた来ます」と権力に対して一市民のせめての反抗を見せるのは気分爽快です。ソン・ガンホは『殺人の追憶』で認識しましたが良い役者ですね。ハンモのような役もピッタリです。子どもの足が治った時の感極まった表情にラストの二人並んで自転車に漕ぐ時の笑顔。これらのシーンには台詞が無いんですよ。それなのにもう完璧に伝わってくるのですから素晴らしいの一言です。[DVD(字幕)] 7点(2005-11-10 12:26:53)(良:1票)

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