みんなのシネマレビュー |
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401. インストーラー 《ネタバレ》 まぁまぁ見れます。記憶のデジタル化は昨今は新しいテーマではないが、この作品はその走りと言えるのではと。ただ、15分でオチが読めるのは何とも。展開は安易です。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-04-13 22:38:59) 402. ペインレス 《ネタバレ》 スペイン内戦って本当に熾烈を極めたのねと言うのはよく分かる。が、痛みを持たない子供たちの気持ちは今ひとつ伝わらない。いくら痛みを知らないからといって、爪を剥ぎあったり、腕に火をつけたりするだろうか?自分が傷つくのは見て分かると思うが。血が出たり皮膚がただれるのを見ても何も感じないのだろうか?彼が拷問士になるのもわかるような気がするが、本当に恐ろしいのは痛みを知っていて他人の痛みを感じない人なのだ。映画自体は真面目だが、だからこそ感傷に流れたようなラストは納得がいかなかった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-03-02 22:11:16) 403. オデッセイ(2015) 《ネタバレ》 少しでも良い環境でと思いIMAX3Dで。だが3Dの不自然さが目に付いた。火星や地球の表面がデコボコし過ぎに見える。時折良い効果もあるが何だろう?特にいらないように思える。肝心のストーリーだが、これもリドリー・スコットとしては、いや大ベテランとなったリドリー・スコットだからこそか、無難にまとまり過ぎているように見えた。火星からの脱出劇だがどうしても長いスパンになる。緊張感が続かない、間延びしたサバイバルだ。その割にディテールは結構雑。火星にあんな暴風が吹くわけがない。地球と火星の間は電波が届くのに10分はかかる。テキストでもリアルタイムの会話は不可能だ。何だか火星というよりも地上のどっかの砂漠かのような印象が途中でわいてきた。彼の救出方法もこれしかないだろうと思っていたら案の定だった。「エイリアン」や「ブレードランナー」で目の覚めるようなビジュアルを見せてくれたリドリー・スコットも、もはやこんなものなんだろうか?それなりに期待していただけに残念な出来だった。[映画館(字幕)] 5点(2016-02-06 18:59:48)(良:1票) 404. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐 《ネタバレ》 旧3部作の完結編としては何とも締まらない完結編でした。前半はハン・ソロの救出のみ。後半はイウォークとヘニャヘニャ遊んでるのみ。唯一の見所は第2デススターの見事な外観。あれはミニチュアの最高傑作ですね。もっと見せろ!と当時スクリーンに向かって(心の中で)叫んでました。[映画館(字幕)] 5点(2016-01-03 18:40:17) 405. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 《ネタバレ》 スターウォーズ全シリーズを通して一番印象に残らない一作。本作で何があったかを一言で語るのは難しい。と言うのはこれと言ったイベントがないから。ドゥークー伯爵は全然強そうに見えないし、そのドゥークーに苦もなくひねられるオビ=ワンとアナキンは情けないし。もう一度見ようと言う気にならない作品です。サブタイトルからして「クローンの攻撃」ってもうちょっと華はないの?[映画館(字幕)] 5点(2016-01-03 18:02:55) 406. 007/スペクター 《ネタバレ》 うーん。「スカイフォール」の方が良かった。何と言っても敵役の魅力がない。シルヴァに比べて今回のスペクターボスは、良かったのは最初の会議のシーンでシルエットで映ってた時のみ。その後もスカイフォールで儲けたお金を全部放出とばかりにド派手なシーンが続くが、お金のかけ方を間違ってるとしか思えない。トム君を見習ってやり直し![映画館(字幕)] 5点(2015-11-28 15:47:04) 407. 劇場霊 《ネタバレ》 「企画 秋元康」と言う文字を見るにつけ、「アイドルを売るのにホラーって適してるんだろうか?」って思う。今回はぱるる。クライマックスで返り血を盛大に(と言うほどド派手にではないのがアイドルの限界か)浴びるが、顔が嫌がってるのが丸わかり。アイドルも大変だねぇと同情した。お話は人形が暴れるだけの平板なもの。これ、シリーズにするには特徴なさすぎだね。ぱるるが想像以上に地味キャラで苦労した甲斐があったのだろうか?[DVD(邦画)] 5点(2015-11-21 19:14:54) 408. ダイバージェントNEO 《ネタバレ》 前作が1年以上前なんでストーリーも「博学がクーデターに失敗」くらいしか覚えてなかったけど、まぁ大丈夫だろうと思って見たら全然大丈夫じゃなかったです。いきなり前作のおさらいも何もなく昨日前作が終わったかのようにお話に入る。主人公のトリスと相方のフォーはなんとなく分かるが、他のキャラは覚えていない。平和のコミュニティに逃げ込んで何やらお仲間とも揉めているが経緯が分からない。完全に話に置いていかれてます。こう言う事があるから続編公開に先立って前作のテレビ放映が有効なのねと思い知った。 その後も「ウィルって誰だよ」とか分からないことはいろいろあるが、それに目をつぶって見ればそれなりには見れた。たぶん前作よりは出来は良いと思う。でも、次作はどうするのかね?壁の外に新しい世界があると言われても、元からこの世界自体うまく行ってないし、うまく回っていた世界がほころんできてもうダメだ、新たな新境地を目指そう、と言う風にはどうしても見えない。この世界のシステムの完璧性を見せてもらわねば納得がいかないです。[映画館(字幕)] 5点(2015-10-24 12:58:43)《改行有》 409. 死霊高校 《ネタバレ》 これ、全く期待してなかったんだけど、想像したよりは良く出来てました。少なくともちゃんとお話の辻褄は合ってる。ストーリーがグダグダの昨今のホラーを見慣れてるとこれだけでまず評価。ただPOV物だけど、途中でカメラが増える(確かに今はみんなスマホ持ってるしね)んで、誰が撮った画面やらグチャグチャになります。グダグダではなくグチャグチャ、分かりますかね?この違いが。しかしそれなりに見れました。[映画館(字幕)] 5点(2015-09-23 17:03:50) 410. 天空の蜂 《ネタバレ》 原作未読。原作を読めば良かったがまず第一印象。お話の全体像が明らかになるにつれてこみ上げてくるものは「もっとうまく撮れば傑作になろうものが」と言う残念感ばかり。一部の役者のヘタクソさ、その割に仲間由紀恵や柄本明はこの役で大物俳優を使う必然性が分からない。まぁ堤幸彦監督でこれ以上の出来を期待するのが間違いか。原作をまず読んだ方が良いと思う。何かっちゅうとすぐ喧嘩をおっ始める演出過剰さ(お前ら時間ないんだる?少し落ち着け)と、リアリズムのなさ(子供にあのロープは支えられんよ等々)、作品の質を大きく損なってます。[映画館(邦画)] 5点(2015-09-22 17:11:09) 411. バケモノの子 《ネタバレ》 これまで意識して避けてたわけじゃないけど、細田監督の作品はこれが初見。だがピンと来なかったと言うのがまず第一声かな? 決してつまらないわけじゃないけど、何が描きたいのかも伝わってこない。地味なテーマを丁寧に描くというのもいいんだけど、丁寧かというとそうでもない。平たい話、特徴が感じられなかったです、以前の作品はもっと切れがあったのだろうか。でも改めて見てみたいと言う気持ちは湧いてこなかったです。 たぶん私に合わなかったんでしょう。すみません。[映画館(邦画)] 5点(2015-07-26 15:35:59)《改行有》 412. インサイド・ヘッド 《ネタバレ》 我が街では吹き替えのみですが、これは正しい判断だと思う。10歳くらいまでの子供連れで見るべき映画。そのくらいの子供には字幕はつらかろう。言い換えれば大の大人が一人で見るような映画ではなかった。でもこれ子供連れでも楽しめる作品なんだろうか?見てあー面白かったって話じゃないからなぁ。何だか見終わって気まずい沈黙になったりしないのかなぁといらん心配してしまった。 一部で話題となっている脳内ポイズンベリーとの関連性ですが、おそらく基本コンセプトは参考にして子供を主役に再構成したんだと思う。その意味ではパクリと言うよりインスパイアだと言った方がいいですね。でも脳内のお話はまだしも、現実世界のお話に何の花もないのがつまらなかった。何ともさえない感じのお父さん、いい人だとは思うけど起業してうまく行ったのかしら?[映画館(吹替)] 5点(2015-07-18 13:50:35)《改行有》 413. チャイルド44 森に消えた子供たち 《ネタバレ》 原作未読。原作は「このミステリーが凄い」に選ばれたということで44人の子供が惨殺されたと言うミステリー要素への期待と、リドリー・スコット、トム・ハーディのネームバリューで見ました。 が、全然ダメじゃん、これ。何ともピンボケな作品です。44人の子供のお話はどこへやら、ひたすらスターリン圧政下の弾圧のお話が延々と続くばかり。それもういいからミステリーはどこ行った?と思ったら、そっちの方はミステリーの要素が皆無のまま終わり、罪滅ぼしのつもりかの甘いラスト。 リドリー・スコットもアメリカ人の限界が見えたなぁ。もう彼の名前で映画見るのはやめよう。[映画館(字幕)] 5点(2015-07-12 13:51:21)(良:1票) 《改行有》 414. リピーテッド 《ネタバレ》 この出演陣で製作総指揮リドリー・スコットの名前ならもう少し気の利いたドラマだろうと思っていたら、思いの外凡庸な作りでした。ニコール・キッドマンってミスキャストじゃなかろうか?この人はもっと力強い人だと思うが、本作では全般的になよなよしすぎのように思えた。マーク・ストロングもあまり積極的に絡む事なく話が進んで、お話の焦点たる夫の秘密もほぼ想定内でした。鑑賞後の満足感はかなり低いです。[映画館(字幕)] 5点(2015-05-23 16:12:19) 415. ゼロの未来 《ネタバレ》 うーん。昨今のギリアムの映画を見る限り、手放しで期待していたわけではありませんが・・・。かなり微妙な出来です。「未来世紀ブラジル」で見せた悪夢のような未来とは一変してユートピアともディストピアとも言い難い秋葉原的未来風景が現れますが、特に感銘を受ける光景でもないです。公園のバッテンマークの多い禁止事項だけはスタッフの趣味的思考が強く面白かったですが。主役コーエンが人生の意味に取り憑かれて「ゼロの証明」と引き換えに在宅勤務を得て、人生の意味を示す電話がかかってくるのを待ち続けると言う話だが、この「ゼロの証明」と言うのが結局のところ人生に意味がないと言う事の証明ではと思ったのだが違うのかしら?無意味な思索にふけっているとしか思えず、ベインズリーとのヴァーチャルな恋話にものめり込む事なく終わってしまったのが、何とも消化不良だった。消化不良であることは承知の上で観客に考える時間を与えるのがギリアム御大の目的かしらと思うが、もう少しビジュアル的な見せ場が欲しかったです。[映画館(字幕)] 5点(2015-05-17 17:31:58) 416. サイレント・ハウス 《ネタバレ》 全編ワンカット風撮影だが、やった意義が良くわからない。表を走るシーンではカメラブレブレ、ピント外しまくり、これわざとじゃないよね?ストーリーもありきたりの展開だが主役の女の子だけは良かった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-05-01 16:22:33) 417. シアター・ナイトメア 《ネタバレ》 着想は結構面白いと思った。長年映画館で映写技師をやっていた男が、昨今のホラー映画の下らなさに腹を立てて「最後に自分がもっとマシなのを撮ってやる」とばかりに深夜の観客がバカップル1組みの時に自分のシナリオに沿って映画を撮ろうとする。彼の昨今のホラーに対する苛立ちも何となく理解できるが、バカップルの男が見事に彼のシナリオ通りに動いてくれるんで「ご都合主義」の一語が頭に浮かんで仕方がない。ラストもそれはないだろうと言う展開でイライラが解消されずに終わります。もうひとひねりないと観客は満足しないよ、例えばあの彼氏が意外とホラーに精通してて最後に逆に映写技師を引っ掛けるとかね。残念賞でした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-04-30 15:03:26) 418. イントゥ・ザ・ウッズ 《ネタバレ》 アンチディズニー物と聞いて、「ディズニーをどんな風にブラックに仕立ててるんだろう?」と興味を持って見に行きました。う~ん、これ面白くないよ。率直に退屈です。元がブロードウェイミュージカルと言うのが良く分かる出来です。舞台がほぼ森の中。台詞回しが中心で、舞台では表現困難な大スペクタクルもない。って、じゃ何で映画にしたの?と言うのが疑問です。唯一気に入ったのは赤ずきんがジャックに「近づいたら切り刻むよ」とナイフを見せて脅すシーン。それ赤ずきんのセリフ?とそこはちょっと受けた。[映画館(字幕)] 5点(2015-03-21 19:26:01) 419. ジェサベル 《ネタバレ》 監督が、「ソウ6」と「ソウ・ザ・ファイナル」のケビン・グルタートと言うことで、ソウシリーズ終盤の失速度合いを考えるとあまり期待はできないと思ってましたが、ほぼその期待に沿った出来栄えでした。この作品も構成がソウとそっくりです。終盤の意外な展開に向けて伏線(らしきもの)をばらまいてクライマックスで明らかになる黒幕・・・って、あんた◯◯やん。なんとも締まらない展開でした。お話にもつじつまの合わないほころびが随所に見られるし、この人ってやっぱりソウシリーズの終盤が実力度合いを正確に現してたのねと少し悲しくなりました。これで主役のジェシーがもっと魅力的ならまだ救いがあったんだけど「一番の魔性の女はお前じゃん」と言うキャラだし。ヒットする要素が残念ながらなかったです。そうそう、少ない観客ながらも6割がたは若い女性でした。ホラー女子とでも言うんだろうか。日曜の真っ昼間から他にすることないんかい!と気が付いたら自分に突っ込んでました。[映画館(字幕)] 5点(2015-03-16 21:31:41)(笑:1票) 420. アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 本作の評価は賛否両論ですね。ここでもそのようですが。見ましたがどちらの言い分も分かる。イーストウッドのインタビューも事前に読んで「本作に政治的な意図は込めていない」と言うのと「戦争がいかに人の心を蝕んでいくかは伝えたかった」と言う2点は理解して見たつもりです。見ましたが、率直な第一印象は「何が言いたいのかよく分からん」です。本作は見る人によって評価が180度違うのも特徴で「アメリカ万歳映画」「愛国心あふれる英雄の映画」と言う人もいれば「究極の反戦映画」「アメリカに突きつけた警告」と捉える人もいる。その理由も映画を見れば明快でイーストウッドが何も語らなかったので、見る人の捉えようでどうとでも捉える事ができるから。これは一本の映画としては失敗でしょう。私は映画で政治的信条を語れとは言わないし、何かを語れば良いってもんではないのはわかるけど、ここまで評価が割れてしまっては作品にとって結局マイナスでしかない。イーストウッドの本来目指した「戦場の狂気」についても何とも中途半端な印象しかないです。抑制の効いた演出で切って捨てるほどの駄作ではないが、是非見ろと勧められる映画でもない。私の評価も何とも中途半端なものとなってしまいました。[映画館(字幕)] 5点(2015-02-21 16:26:22)(良:1票)
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