みんなのシネマレビュー |
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441. ネクロマンティック2【完全版】 1のレビューでも書きましたが、廃盤になってから後悔するのが嫌だったのでDVD BOXを買ってしまいました。ストーリーは一応前作のラストシーンから繋がっており、前作よりは幾分、話の筋らしきものはあります。でも長い上に前作以上に陰鬱な雰囲気が充満しているので、この手の映像に免疫が無い人には吐き気を、免疫がある人には眠気を催させます。眠気が吹っ飛んだのはラストシーンだけですかね。倫理的な善し悪しってことではなく(悪いに決まってるんだけど)、映像的には唯一の見せ場といって良いでしょう。点数ですが、1と同様、「死」がテーマなので「4」点を献上しておきます。[DVD(字幕)] 4点(2005-09-27 03:14:14) 442. ネクロマンティック1【完全版】 今買っておかないと将来欲しくなったときに無くなってしまいそうな気がしたので、無理して「NEKROMANTIK DVD BOX」を購入しました。私はホラー映画好きですけど、別に死体愛好癖者でも猟奇趣味者でもありません。因みに本作はこのDVDにて初見でした。感想としては「ふーん」としか言いようがありません。ストーリーはあって無いようなもので、撮りたかった(見せたかった)映像のアイデアがまず先にあって、それらを何とか繋ぎ合わせたということなんでしょう。全てがラストシーンに持っていくための前置きだったとさえ感じます。グロシーンは明らかに作りモノですし(ウサギの解体を除く)、私はこういうのは平気なたちですが、別に面白くは無かったです(グロさが物足りないということではなく、映画としてつまらないという意味です、念のため)。「死」にかけて「4」点を献上しておきます。[DVD(字幕)] 4点(2005-09-27 02:46:55) 443. サスペクト・ゼロ 猟奇殺人を題材にしたサスペンスものは好きなんですが、超能力による遠隔透視と来られると、どうしても僕には胡散臭く感じられてしまいます。行動心理学・犯罪心理学に基づいたプロファイリングだったら肯定するんですが、サイコキネシスというのはどうもリアリズムの点でねぇ…。まあ、そのことと作品の評価は直接的には関連しないのですが、サイコキネシスという発想自体が僕には全く無かったので、途中それを思わせるシーンが何度か出ていても全く気付けず、最後になってようやくタネが分かったという顛末でした。サスペンス作品だからこれ以上文句は言いませんけど、ミステリーだったら超能力はご法度でしょ。[DVD(字幕)] 4点(2005-09-14 01:11:14) 444. 悪魔の毒々モンスター東京へ行く スプラッターシーンがやや減ってお馬鹿コメディ度がアップした作りになっています。タイトルが示す通り中盤からは舞台を東京に移してストーリーが進むのですが、なんか日本(東京)の風物詩を外国人特有の勘違い(なのか狙ってハズしているのか)的な固定観念でもって次々紹介しているのがこれまたおかしい。一番おかしいのは、悪党を銭湯の熱湯で煮るシーン。野菜を丸ごとぶちこんでビーフシチューでも作るのかと思ってたら、「しゃぶしゃぶの出来上がり~」って、アンタ、しゃぶしゃぶに人参や玉ねぎは入れないだろ!(あ、入れてる家庭の方すみません)[DVD(字幕)] 4点(2005-08-21 02:47:18) 445. チルドレン・オブ・ザ・デッド まあゾンビ映画としてはマジメに撮ってる方だと思いますが、怖くない、グロくない、盛り上がらない、の3拍子を兼ね備えてます。唯一冒頭でサヴィーニがゾンビと奮闘するシーンだけはなかなかクールですが、以後の展開は本当に地味。[DVD(字幕)] 4点(2005-08-07 16:02:56) 446. サスペリア(1977) 幻覚なのか事実なのか、話が交錯してあらすじが理解しにくい脚本。おまけにドギツイ原色色彩にやたらうるさいBGMが重なって、視覚的にも聴覚的にもストレスの高い映画です。芸術的な意味での価値は高い作品かもしれませんが、逆に娯楽性は殆ど感じられません。なので、如何にこの映画の世界観に浸れるかどうかで賛否が大きく分かれるのでしょう。個人的には「はあ?」という感想でした。[DVD(字幕)] 4点(2005-07-28 00:15:03) 447. ヴィレッジ(2004) 相変わらず暗くて地味~な映画を作りますね、この監督は。でも何か仕掛けがあるはずだというのだけを楽しみに、何となく最後まで見てしまうという、シャマランの専売特許のご多分に漏れない作品ではありました。それにしても、ストーリーのスケールがあまりにも小さすぎた(笑)。今どき、こんなオチくらい、深夜とかにやっている日本のTV局製作の安物ドラマでもざらにありますよ。まあでも、ルシアスとアイヴィーのドラマの描き方はそれなりに観るものがありました。途中、語らざるべき者が実は火に弱く、ルシアスに木の棒か何かで撃退される展開にでもなるんじゃないかと、真剣に不安になりましたので…。[DVD(字幕)] 4点(2005-07-18 17:45:20) 448. ギャザリング 《ネタバレ》 「傍観した」という罪を背負い続け、永遠に歴史上の悲劇を観続けなければならないという罰を与えられた人たち。でも、彼ら、そんなに苦悩しているようには見えませんでしたけど。こうして時には現世の人の生活に介入したり、また時にはエッチまであり。死んだら単に終わりと思っている自分からしてみれば、まんざらでもないんじゃない?って気がしてしまうのですが。[DVD(字幕)] 4点(2005-06-22 01:28:21) 449. デイ・アフター・トゥモロー リアリティ無さすぎの上にストーリーも面白くない。そもそも氷河期とか大規模な寒波とか、来るときは何十年何百年という時間をかけて徐々に変化するものでしょ?それが数時間数日の間に北半球の全てで劇的な環境変化が起こり、外気に一瞬でも触れただけで凍死に追いやられるほどの零下100度以上もの寒波が押し寄せるって、こんなことが起こったら北半球の生物体は全滅します。図書館で本燃やして暖を取れば助かるってもんでも無いと思うのだが。ヒューマンドラマも、笑っちゃうほど取ってつけた感じの中途半端さ。こんなの要らないって(笑)。唯一VFXの見応えという点においては観ても損はない映画。[DVD(字幕)] 4点(2005-06-12 22:17:20) 450. S.W.A.T. 一言で言えば内容の薄い映画です。こういうのを大衆娯楽映画って言って済ましてしまえば良いのでしょうが、娯楽映画と呼ぶのもはばかれるくらい退屈でした。制作費はそれなりにかけてそうだし、キャストも豪華です。CMも大々的にやってましたし、「ま、娯楽映画だから」という割り切った気持ちで観たとしても、もうちょっと面白いものを期待しますよ。1年経ったらストーリー全然思い出せないくらいに忘れちゃうんだろうな。それくらい印象の薄い映画でした。4点(2004-11-18 23:18:21) 451. ビヨンド 「サンゲリア」でこのフルチ監督に興味が湧き、「地獄の門」であっけに取られつつも、そのまま何となく「ビヨンド」にまで流れてきてしまった私。ここら辺りが身の引きどころなのでしょうか…。本当に意味がわからんです。何の脈絡もなく展開されていく残酷描写シーン。終盤に来てようやく普通にゾンビ映画っぽくなりますが、そこに至るまでの過程が何だったのか、何の説明もない。ラストも意味分かんなくて置いてけぼり状態でした。けど、何というか視覚的にインパクト大なんですよねぇ。「地獄の門」でもそうでしたけど、1シーン1シーンは鮮明にまぶたに焼き付いている。何年か経ったら絶対に、あのシーンもう1回観たいなぁって思うんだろうな。そういう意味ではコレクションに加えておきたい作品です。4点(2004-09-29 01:30:41) 452. キャッツ&ドッグス 製作者側は何か猫に恨みでもあるのだろうか?(笑)愛らしい仕草で魅力いっぱいの正義の犬チームに対して、徹底的に悪玉で可愛さの微塵も描かれていない猫チーム。なのに、タイトルはキャッツ&ドッグスで猫が先。次はドッグス&キャッツとでもタイトルを付けて、徹底的に醜い犬達を可愛い猫達がやっつける続編を作りでもしないと、猫派は黙ってないでしょ。こういう私は犬派ですけど、ここまで露骨に差別されている猫に同情…。って、そこまで肩入れする作品でもないか。実にく~だらないので、脳みそ30%程度だけ働かせて観るには丁度良かったです。4点(2004-09-25 23:38:45) 453. ゾンゲリア もっと強烈なものを期待してしまっていたので、かなり退屈でした。ゾンビ映画というよりはヴードゥーを題材にしたサスペンスに近いものがあります。ゾンビそのものに襲われるわけじゃないですからね。(いや、結果的にはゾンビなんですけど。。。)ラストのオチもちょっと前から読めてしまって、「あ、やっぱそう来たか」という感じでした。4点(2004-09-14 00:50:09) 454. TATARI タタリ 途中まではちゃんとトリックのあるサスペンスなのかと思ってました。グロくて一見何の秩序性もない連続殺人事件のように見せかけておいて、実はちゃんと犯人がいるといった、分かりやすく言えば金田一モノのようなものかと…。ほんとに屋敷そのものの"TATARI"だったんですね。そのことが駄目という訳ではないんですが、後半は特に緊張感が失速していてつまらなかったです。あと、呼ばれた客人たちが"1931年の事件で生き残った職員たちの子孫"という種明かしのところ。それってせいぜい自分の祖父母くらいの世代じゃない?だったら、普通写真を見て「おじいちゃんだ」とか言うと思うんだけどな。あと、ラストシーンも意味不明。奇抜なオチを狙った映画は多いけど、この映画のオチは有り得ない。4点(2004-09-05 01:42:40) 455. CUBE2 傑作と呼ばれるものの続編は得てして厳しい評価を受けがちで、そういう意味からも、CUBEは評判が良かっただけに、皆さん少々辛口にならざるを得ないのだろうと。いくら何でもそれ程厳しい評価を受けるほど酷い出来ではないだろうと思っていたのですが、観て納得。ほんとにツマラない映画になりさがってました。あのようなリアリティの無い物体の謎の解明なんて、下手にしなきゃ良いのに、まさに「やってしまった」という感じ。ま、実際は解明されたのかされてないのか微妙なところなんですが、超立方体とか平行現実とか、完全に現代物理の常識を超えたオカルト的な無茶な理論が飛び交ってて、何だかついていけなくなりました。で、サスペンスとしてはどうかと言うと、これもまた中途半端な感じで。スリルも無いしどんでん返しも無いし、単に行き当たりばったりの行動だけで終わってしまった感があります。前作が何故高い評価を得たのか、製作者側が全く分かってないとつい言いたくなるような映画でした。残念…4点(2004-02-08 22:44:24) 456. 2001年宇宙の旅 駄目です。難解すぎてさっぱり分かりません。実は私アーサー・クラークの原作も読んでいるのですが、こっちもさっぱり理解不能でして…。最後に出てくる赤ん坊も、どう解釈して良いやらさっぱり分かりません。所詮私などは冒頭に出てくるヒトザルのレベルなのかも…。それはさておき、この映画のゆーったりとした映像表現のせいで、途中何度も何度も睡魔に襲われそうになりました。特にラスト近くの異次元にワープするところなんか、まるで催眠術の拷問のようでした。4点(2004-01-12 03:03:51) 457. ザ・コア 《ネタバレ》 アルマゲドンに代表される「如何にも」な大衆向けディザスター・ムービーでした。例の如く人類滅亡の危機にアメリカ人だけで構成する特殊チームが全人類の命運を懸けた任務に乗り出し、ヒーローとヒロインを除き次々とチーム員達が殉死していき、最後で訪れる重大な危機にも咄嗟の機転且つ天文学的低確率の奇跡で対応し、そして人類は救われた。めでたしめでたしと。そもそも、核を止めたのは地震を引き起こす兵器の実験をアメリカが極秘で行ったのが原因だという設定で、「我々が開発しなければ敵国が開発する。」という台詞には思わず失笑。で、勝手に地球滅亡の危機を作っておいて、これまた勝手に自分達だけで人類滅亡救出プロジェクトですか…。はいはい、地球はあなた方だけのものじゃありませんよ。第一、地中をあんな物凄いスピードで掘り進めるわけがないでしょ!という突っ込みは別としても、冒険の舞台が地中ってのが何とも絵にならない(笑)。私自身見たことがないので何とも言えませんが、地中の背景CGが妙にショボい。地球の核に向かって掘り進むというより、タイムマシンで異次元に飛んでるようなフワフワ感に力が抜けました。4点(2004-01-03 20:08:34)(良:1票) 458. フォー・ルームス 自分の感性には合いませんでした。何が面白いのかさっぱりわからない。まあ、3、4話はそこそこでしたが、それにしても特段面白いと言うほどのものではない。1、2話に到っては全然意味不明。0点+0点+2点+2点=合計4点ってことで。4点(2003-12-14 02:32:39) 459. タクシードライバー(1976) すみません、さっぱりわからんです。面白いわけでもなく、感動があるわけでもなく、淡々と且つ鬱な雰囲気のストーリーが展開されていくだけで、期待してたものとは全然違っていました。しかも、デ・ニーロ演じる主人公の行動原理がさっぱり理解できません。この人いい人?悪い人?あと、あんなことしてもお咎め無しなんですか?4点(2003-12-13 01:26:07)(良:1票) 460. プライベート・ライアン 最初のノルマンディー上陸作戦が終わった辺りからどうにも退屈で…。1回目に見たときこの辺りから爆睡してしまって、起きたときには殆ど終わってました。今日こそは最後まで見るぞと気合を入れて臨んだ2回目も、やはりここで寝てしまった。そして今日、やっと通して見ることが出来ました。正直言って、大して感情に訴えかけてくるほどのドラマ性は無いし、戦闘シーンのビジュアルくらいしか印象に残りませんでした。しかし、あれほど弾が乱れ飛んでくる中、皆よく前へ突っ込んでいくものだ。自分だったら、降りた船の後ろでずっと隠れてるだろうなぁ。4点(2003-12-07 00:44:08)
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