みんなのシネマレビュー |
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461. 天上草原 今まで「らくだの涙」「天空の草原ナンサ」の2本のモンゴル映画を見ていたので、この映画の色彩や雰囲気の違いに驚きました。3本ともストーリーはすべて淡々としていて良い意味で大差はないのですが、こちらは内モンゴルのカラーが強く、空気感や行間に中国の匂いが濃厚でした。3本を見てそれぞれの角度から眺めるモンゴルの遊牧民の生活が興味深かったです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-11-03 04:24:27) 462. エンドレス・ラブ 《ネタバレ》 ブルック・シールズは当然のようにきれいだけどマーティン・ヒューイットのヌードも美しく映しているところは、さすがにフランコ・ゼフィレッリ監督の趣味か。ロードショーで見ましたが、音楽もさることながら、たった1日会えないだけで気が狂いそうになり火をつけてしまう気持ちに同調して感動しました。生きるの死ぬのの恋愛は、醒めてから見ると、当時の自分が不思議になるものでしょうね。いまの10代の子がべたべたな映画に感動しているのを笑えないなあと改めて思います。[映画館(字幕)] 6点(2007-10-13 06:30:05) 463. Mr.レディMr.マダム2 《ネタバレ》 年をとったけど、まだイケルわ。とばかりに女装して町のcafeに繰り出すところ、かわいくもあり、哀れでもあり。また、それを心配してこっそり追い掛ける方も愛しくもあり、愚かでもあり。でも素敵なカップルだと思いました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-10-03 10:08:45) 464. Mr.レディMr.マダム バードケージを先に見てしまいましたが、こちらも面白かったです。普通にすればするほど笑われてしまうという性で喜劇と悲劇は紙一重です。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-10-03 10:05:36) 465. パーマネント・バケーション 全体に漂う倦怠感も、BGMの不協和音も面白かったです。会話に間が空くのですが、タイミングのズレがいまひとつな気がしました。アキ・カウリスマキみたいな間の空き方は微笑ましくて好きなんですが、ジャームッシュは口の端を上げるような感覚です。説明できないことを説明したかったという台詞好きです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-08-15 03:11:25) 466. シュレック3 《ネタバレ》 シュレック2が大好きだったので、かなり期待していたのですが、見事なくらい肩すかしされました。もともとシュレック、フィオナ姫、ドンキーの出てくるシーンより、クッキーマン、3匹の子豚、ピノキオなど脇役が出てきてはじけるシーンが好きだったので、今回は物足りなかったです。長靴猫も見せ所がほとんどなかく残念でした。後半で盛り上がるかなと思わせたあたりでアーサー王に語らせてしまったので、はちゃめちゃがなくがっかりでした。クッキーマンと子豚たちがお茶を飲んでいるシーンが好きです、強引に入れたとしか思えないクッキーマンの生い立ちが、思い切りかわいくて、もう一度見てみたいです。おまけで6点です。[映画館(字幕)] 6点(2007-07-29 05:00:02)(良:1票) 467. ミュンヘン 《ネタバレ》 事件の上っ面を丁寧に追いかけた結果、深みの感じられない映画になってしまっています。パレスチナとイスラエルの関係を客観的に忠実に描くのは難しいと改めて思いました。テロの暗殺をたくらむ狩る側の人間が、狩られる側にもなっていくときがスリリングになっていくものと思っていたのですが、主役以外の人物が描き切れていないので、今ひとつ緊張感に欠けます。以前、女好きのサラメに工作員エリカ・チャンバースを接触させて殺害に成功したドキュメンタリーを見ましたが、このドキュメンタリーの方が面白かったです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-07-29 04:53:49) 468. 時をかける少女(2006) アニメを見て初めて「時をかける少女」は「幽霊、紐育へ行く」だったのかと気がつきました。原田知世版の「時をかける少女」では不覚にも涙してしまったけど、こちらもなかなか良かったです。シチュエーションは違っても同じやるせなさは伝わりました。原田版の時に、ラストに記憶を消されてしまうところで、「辛くてもいいから、記憶を消さないで」と頼むシーンで灯りをつけないでくれとボロボロ涙になったものとしては、このラストの「未来で待っている」は、とてもすっきりとして、あとをひくやるせなさが感じられませんでした。あたらめてユーミンの「時をかける少女」(オリジナル版)は、映画にぴったりだったんだなあと思いました。[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-07-21 23:42:50) 469. 夢(1990) 《ネタバレ》 最初、夢十夜を思い出しました。途中から漂流教室の文明批判が浮かびました。最初の2本が大好きです。百鬼夜行抄の世界です。ゴッホの話も好きです。個人的には残りがいまひとつでした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-06-08 03:47:10) 470. スチュアート・リトル2 前作はネズミのスチュアートが普通に言葉を話し、普通に家族の一員となって暮らしていく不条理さが不思議感たっぷりで魅力的でしたが、今回、言葉を話す鳥が出てきたので、ありきたりのCGアニメになってしまいました。スチュワートが人間のように学校へ行って生活して、まわりの人たちは違和感のないところが面白かったのですが、同じような言葉を話す動物が出てきた時点で面白さが減りました。ちょうどピーナッツの漫画でペパミントパティだけがスヌーピーのことを鼻の大きな子供と思っている、みたいな感覚が好きでした。前作が面白かっただけに残念です。[CS・衛星(吹替)] 6点(2007-04-22 00:38:13) 471. ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 《ネタバレ》 上手に歌ったと言う理由がウィザースプーンのオスカー受賞の大きな要因だそうですが、それだけでオスカー?と言う感想です。「歌えロレッタ~」の時のシシー・スペイセクはロレッタ・リンの性格まで歌に出ていて見事でしたが、ウィザースプーンのジューン・カーターは器用に歌っただけという感じでした。ノミネートが1年ずれていたらウィザースプーンのオスカーは無理だったと思います。カントリーが大好きなので、それなりには楽しめましたが面白い映画ではありませんでした。離婚、不倫、浮気が当たり前のカントリー界でおしどり夫婦として知られたジョニー・キャッシュとジューン・カーターを描いていますが美化しすぎているように思えます。あとジョニー・キャッシュは特に好きでもないのですが、同じカントリーシンガーの娘ロザンヌが好きなので、彼女をどう描いているかなというのも興味を持って見ましたが、ストーリーとはあまり関係なさそうではしょられていました。見終ったあとの気分が、あまり良くない映画です。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-04-03 02:59:14) 472. ルールズ・オブ・アトラクション 《ネタバレ》 よくある青春ものですが「セントエルモスファイヤー」などに比べると面白かったです。オープニングの枯葉の逆回しがすごくて感心しました。ストーリーはラストからはじまり、戻ったり進んだり斬新でした。音楽が懐かしかったです。ところどころ好きでした。フェイ・ダナウェイ、毒が抜けきってしまってます。残念。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-03-31 05:56:58) 473. ラストキング・オブ・スコットランド 《ネタバレ》 フォレスト・ウィテッカーのアミンは見応えがありました。ストーリー的には興味本位でウガンダに入り勘違いしていい気になっているジェームズ・マカヴォイのキャラクターにむかつきを憶えてしまいました。決して彼の演技が下手だということでなく、上手だから役にむかついたってことです。関係ありませんがイラクで捕虜になって非難された3人の日本人の事件を思い出しました。[映画館(字幕)] 6点(2007-03-28 03:21:35)(良:1票) 474. 好きだ、 《ネタバレ》 好きな俳優、女優しか出ていない映画を見るのは久しぶりでした。独得の間の開け方と菅野ようこのミニマルな音楽が映画のやわらかで研ぎ澄まされた雰囲気をかもしだしています。宮崎あおい→永作博美というのも、瑛太→西島秀俊というのも違和感が無くて良い感じでした。ただ後半は話をまとめようとしたのか、少し退屈になってしまい残念でした。そのまま流れて終わって、もしかしたら、さらに数十年後に偶然会うかもと、思わせてくれた方が好きです。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-03-09 02:49:17)《改行有》 475. あらしのよるに 《ネタバレ》 はじまって10分くらいで話が見えてしまいそうで、しばらく我慢してみていたけど、意外と面白かったです。前に「手紙」を見たときに沢尻エリカがあれほどまでに山田孝之を追い掛ける理由がわからなくて映画にはいれなかったので、この映画もなぜ2匹が惹かれあうのかが気になっていたけど、きちんと描かれていたので良かった。メイのしゃべり方が多少気になったけど、成宮は難しい役柄を頑張っていたと思う。吹雪のシーンで「生き残るために僕を食べてくれ」は漫画「ジャングル大帝」のヒゲオヤジとレオと同じシチュエーションですね。吹雪のあとの楽園のようなシーンは疲労したメイの妄想だと思ってしまいました。その方が見応えがあった気がする。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-02-20 03:40:08) 476. ファニー・ガール 《ネタバレ》 マシンガンのような早口のしゃべりと、出しゃばりだけどシャイという両極端を併せ持った役柄はバーブラのためになるようなもの。あまりにも自分勝手だけど憎めないし、かわいいなあと思ってしまう。当時、バーブラのことを日本の某映画評論家が「こんな鼻の女優は日本では受け入れられない」と言っていたけど、「追憶」以降は日本でも人気が合った気がする。映画は面白くはあったけど、オマーシャリフの濃すぎる顔が苦手だし、個人的にそっくりの友人がいるので気持ち悪かった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-02-20 03:28:47) 477. ランド・オブ・プレンティ 《ネタバレ》 テロ探しに執念を抱く男に狂気が感じられるのに、全体は静かな印象の映画。9.11、ベトナム戦争、それらに隠されてしまっている貧困問題。ヴェンダースならではの反戦映画。彼の描く映像はどこか静かな美しさを漂わせているけど、今回も高い場所から見る普通の景色が魅力的でした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-02-01 19:22:04) 478. Ray/レイ 《ネタバレ》 ジェイミー・フォックスの演じたレイ・チャールズは物まね的には似ていたけど、伝わってくるイメージが違いすぎると思う。レコード会社の移籍の話など、音楽に対してあれほどのこだわりがあった彼が、後年「いとしのエリー」を歌ってしまったのかと思ったら不思議な気がした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-16 05:09:13) 479. ハリー・ポッターと炎のゴブレット 《ネタバレ》 前作同様に長い小説をそのまま詰め込んだ感じです。映像は面白いけどストーリーは穴だらけ、大人からみると納得いかず子供からみると説明が足りず、なんとも不満の残る映画だと思います。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-16 04:58:40) 480. ネバーランド 《ネタバレ》 ロンドンの映像、舞台の映像が、とてもきれいでしたが、お話に現実的なことが下手にかかわってきたので夢のような映像が今ひとつ生きていませんでした。ケイトの家族に興味を持ったところが、よく説明できていないので、ケイトと近づくため?もしかしてショタ?とさえ思ってしまいます。旦那が妻を放ったらかしにしてたら、妻だって淋しさから他の人を求めるのも無理はないのに、そんな奥さんの方が謝りの言葉を告げるのはは、何とも後味が悪いです。ケイト・ウィンスレットが死ななければ、再婚してストーリーはめでたしめでたしになったのでしょうか? ジュリー・クリスティーがデップに「あなたはあなたの身近の人を大切にしなさい」という言葉に納得しました。重い言葉ですね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-06 05:44:30)(良:2票) 《改行有》
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