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プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

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501.  ダーティー・コップ(2016) これ、かなりユニークな作品だとは思うんですけどね~、だけどなんか、印象が弱い。 イライジャ・ウッドが冒頭から、女性にされるがままのやる気のない性交をしていて、やはりというか、この後の展開も、ニコラス・ケイジに引きずられ流されるがままに金庫破りに手を染める。 中盤はこの金庫破りのシーンが延々と続いて、その描写における細かいディテールが、本作の面白さでもあるのですが。 ただ、彼を引っ張っていくニコラス・ケイジのキャラクターが、どうも焦点が定まり切らず、もちろんその得体の知れなさを狙ってのことだろうけれど、そのせいで最後まで加速することなく、ズルズルと終わりを迎えてしまう。 多少コミカルで、多少ブラックで、たいぶ地味な、サスペンスの小品。悪くは無いですが、このままひっそりと消えていきそうな。 何と、最晩年のジェリー・ルイスが出演してる! ってのも、言われなきゃ気づかんわな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-27 13:26:03)《改行有》

502.  ちいさな独裁者 《ネタバレ》 第二次大戦末期、逃亡兵の青年が盗んだ軍服で大尉に成りすまし、プチ横暴を働く、というオハナシ。肩書ひとつで周囲が逆らえずに彼のペースに呑まれて行ってしまう、というこの設定自体は、必ずしも「ニセモノ」でなくても成立するとは思うのですが、どうやら実際に起きた事件に取材した設定らしく、そして実際、偽物であることが肩書というものの虚飾性を際立たせるとともにラストの顛末にも効いている部分となっています。 ただこの作品。映像の多くにおいて、やたらと背景のボヤかして人物のみにフォーカスを合わせ、ここまでくるとちょっと不自然さすら感じます。収容所での虐殺シーンなどではもはや、人物がどこに立っていてどこを見ているのかが曖昧でわかりづらいレベルです(前後のシーンからわかるとは言え)。あまりのボケ加減に、ちょっとイライラ。 そこまでして人物の表情にフォーカスを当てる割には、主人公の狂気みたいなものもイマイチ伝わってこず。 曖昧さは、映画を見る人に「考える余地」を提供するものかも知れないけれど、作品の弱さにもなっているように感じます。[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-27 10:11:44)《改行有》

503.  女囚701号 さそり 「悪いコトをした人はこういう所に入れられるんだよ」と子供を脅すための映画ですね、これは。と言いつつ、子供には見せ難いシーンも多々ありますが。それに、ここまでぶっ飛んでるとイマドキの子供はさすがに真に受けず、脅しにならないですかね。 作中の描写は「刑務所」というよりは殆ど「地獄」で、実際、女囚の一人がオニみたいなヤツに変化します。ありとあらゆる事が起こりうる世界。リンチ・流血は日常茶飯事で、脱ぐだの脱がされるだのに至ってはもはや些末事に過ぎません。さあ、頑張ってついていきましょう。 過去の経緯の描写が「回想シーン+解説」で済まされてしまっているのは、多少物足りないんですが、過激な描写でインパクトを補っており、主人公のセリフを絞ったハードボイルド調の作風にもマッチしているとも言えます。 それに何と言っても、作品の節々で登場する、梶芽衣子が長い髪越しに睨みつける、あの表情。この表情こそ、本作の代名詞と言ってもいいでしょう。終盤における、死神のごとき黒ずくめの扮装の内側にも、あの表情が潜んでいるのだ、と思わせて、ゾクリとさせます。 ところで、伊達三郎さんが出演しているのを見ると、ああ、前年に大映が倒産したんだっけ、などとも思ったり。[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-06-27 09:39:26)《改行有》

504.  怪獣王ゴジラ よく「アメリカ人は字幕が嫌いだから、外国語の映画を字幕で見るくらいなら、英語版のリメイクを作っちゃう」、などと言いますけれど、リメイク以外にもこんな裏技、荒技が。なんと、追加撮影した英語パートを継ぎ接ぎして、外国映画を英語作品へと改造してしまう、という・・・。我らがゴジラ映画がその犠牲に。 しかし、こうやって惨憺たる状態となったゴジラ映画を、こうやってわざわざ字幕で鑑賞する日本人たちって、実はとってもエライんじゃなかろうか。 一部日本語も聞こえては来るんですけどね、ただ、「追加パート」に出てくるニホンゴ、たどたどしいとか聴き取りにくいとか言うレベルではなく、意味の判らないセリフをうろ覚えのままかろうじて言い切った、という印象。もはや演技ですらありません。 という、デッチ上げ感の濃厚な作品ではありますが、そうは言っても、実は結構、芸が細かい。編集の妙、とでもいいますか、意外に手が込んでます。元映画の部分と追加撮影分とが、ごちゃ混ぜ。どこが追加分か、なまじ見当がついてしまうだけに、余計、手が込んでいるような気がしてきます。 ここまでやっちゃうんだったら、主人公のアメリカ人記者を傍観者に徹しさせたのが正解だったのかどうか。いささかまどろっこしいです。 元映画のパートも一部、順番を入れ替えたりして、工夫も見られるんですけどね。[インターネット(字幕)] 5点(2021-06-17 23:24:20)《改行有》

505.  ノー・エスケープ 自由への国境 こういうの、大好き。 私も、その昔初めて『激突!』を見たときのことを思い出しました。こんな小ネタっぽい題材で映画一本分、成立するんだろうか、などと思ってたら、もう、成立し過ぎて困っちゃうほどの面白さ。シンプル故に、逃げ場もない。 その時は、「だから映画って、面白いよね」と思ったものの、だけど実際には、なかなかそういう作品にはお目にかかる機会もなく。 だもんで、はい、この作品も、貴重です。 ひたすらだだっ広い砂漠で、追う者と追われる者。どこからともなく飛んでくるライフルの弾のコワさ、なんかこう、背中が無防備な状態の姿を見ただけで、ムズムズしてきます。 数々の雄大な光景が映画に登場しますが、それが「ただキレイな光景」というだけではなく、せれがそのまま、主人公の過酷な状況も表していて。 もう一度言おう、こういうの、大好き。[インターネット(字幕)] 9点(2021-06-15 22:36:18)(良:1票) 《改行有》

506.  関東テキヤ一家 「仇の一家へ殴り込みをかける主人公、その歩く姿の背景に流れるのは、主演俳優のヘタクソな演歌」というクライマックスシーンは、もう既視感バリバリなんですが、その主人公が高倉健ではなく菅原文太というのがミソ。 そんなんどっちだって大差無いわい、などと言うなかれ。いやここだけ見たら大差無いかもしれないけれど、やはりそこは菅原文太。そして監督が鈴木則文。血飛沫飛び交う殴り込みの激しさがある一方で、全体的にはユーモアが溢れてます。まず、ヤクザ映画でありながらも、あくまで「テキ屋」なもんで、少し寅さん路線も入ってます。寅さんよりガラが悪く、そして寅さんよりも、ヤセ我慢の世界。 興行のハナシが出てくるのは題材からしてもごもっとも、ではあるけれど、そこで全女が登場する、というのがなかなか貴重。かつて全女が不渡り出して倒産した時には「現存する日本最古のプロレス団体が倒産」とニュースで騒がれたけど、そう、何せこの映画の頃にはまだ新日も全日も無かったんだもんね。 アラカンの親分は、やっぱり見ててヘンなんですが、他の人では出せない味があります。そして桜町弘子姐さんの、こちらは掛け値なしのカッコ良さ。その他、例によって例のごとく多彩な登場人物たちが収まるべきところにピタリと収まって。お見事。[インターネット(邦画)] 7点(2021-06-14 23:04:27)《改行有》

507.  ダーティファイター/燃えよ鉄拳 前作でいったん映画が終わったというのが信じられないくらい、フツーに前作の世界が続いてます。オランウータンと人間の相棒1名ずつ、肝っ玉母ちゃん、バイク軍団、そしてソンドラ・ロック。 とは言え前作とちょっと異なる雰囲気もあって、だいぶギャグ映画の要素が強くなってます。ややとりとめが無かった前作に比べると、一つ一つちゃんとオチがついて、笑いの点ではこちらの方が上、かな。 他にも、クライマックスの試合に向けて物語を盛り上げていくなど、作品のまとまりは確かにあるのですが、そこで気づくのは、内容がまとまっている分、印象としては映画がちょっと小さくなっちゃった、ってことなんですね。前作の方がより、大らかな味わいがあって。 しかし、「映画が小さくなる」のも、いつもそれが悪いことだという訳でもなく、本作はあれよあれよという間に楽しい時間が過ぎて、ラストのクレジットが出てきたら、ああもう終わっちゃうんだな、という一抹の寂しさを感じたり。 これはこれで、魅力的な作品だと思います。 しかしそれにしても、オランウータン君のこれほど見事な演技、どうやって演出したんでしょうかね。頑張って脚本通りに演じさせたのか、それとも彼の奔放な振る舞いに合わせて脚本の方を修正したのか?[インターネット(字幕)] 8点(2021-06-13 13:53:32)《改行有》

508.  デス・ウィッシュ ポール・カージーと言えば昔はヒゲオヤジだったけど、今作ではハゲオヤジ。まあこの際、どっちでもよろしい。 今だにこんな、銃こそが犯罪から身を守る一番の手段、みたいなノリで映画を作っちゃうのは、さすがに問題アリとは思うんですけどね。銃規制に賛成しないのはケシカラン、なんて言うつもりはない(つもり)ですけど、さすがにこの微妙さを孕むテーマがこの程度の扱いでは、あまりに浅すぎると言わざるを得ません。 しかし逆に、この浅さは、確信犯的なもののようにも思えます。私はその点で議論するつもりはありません、ただ、あのアホらしくも懐かしいデス・ウィッシュシリーズの世界を、そのまま今の語法で新たに蘇らせただけです、ってな感じ。 実際、映画の話をするのに過剰にモラルを持ち込むと、大体話がおかしくなるわけで。ここで描かれてるのは例えば、侵入し迫ってくる、敵の恐怖。こういったところは、ホラー映画の語法で、畳みかけてきます。あるいは迫力ある銃撃戦。よく映画で「一体何発撃たれたら死ぬんだよ」という場面を見かけますが、この映画ではちゃんと銃は破壊力を持って相手を打ち倒し、倒されなかったとしてもその威力は治療の細かい描写で示される。 コレ、もしシリーズごと順次リメイクしていったらそのうち間違いなくロクでもないことになりますが、この作品に関する限り、抑えるところは抑えつつ見どころもしっかり用意して、リメイクとして割と成功している部類なんじゃないかな、と。[インターネット(字幕)] 7点(2021-06-13 13:17:18)《改行有》

509.  生きものの記録 水爆に対する不安のあまり暴走するジイサンの話、ですが演じている三船敏郎の実年齢が役の半分くらい、巧みなメーキャップにより違和感は無いものの、やたらと迫力があります。 その迫力ジイサンが、水爆から生き延びるにはブラジルに移住するしかない、と騒ぎを起こし、振り回される家族たちは彼に対し準禁治産者手続きを取る。その騒ぎを冷静に見つめる志村喬。 このジイサンも決してホメられた人ではなく、妾を何人も抱えてたりして、お陰で家族構成がちとややこしい。本作のややわかりにくいところでもあります。ジイサンもジイサンなら家族も家族、とりあえず、全面的に「この人が正しい」っていう人は見当たらない。 しかし誰が全面的に間違ってる訳でもなくって。結局、「核兵器をどの程度怖れるのが適正か」なんてことに正解があるわけでもなく、とりあえず東西冷戦だけは乗り切った現在においてもまだ、今の我々が歩いている道がどの程度正しいかなんて、サッパリわからない。事態は今でも根本的には変わっておらず、恐らくは答えが出る日とは、「間違ってたことに気がついて後悔する日」以外にはあり得ない。それは明日なのか、それとも無限の未来なのか。 という、絶対性への信頼感を失い相対的な不安の中でしか生きられない姿が、ここでは多少コミカルに、しかし多くは辛辣に描かれてます。 雨、風といった、活劇的な要素もこの作品の中では不安をかき立てるように織り込まれており、さらにはあの煙漂う焼け跡の、廃墟感。破滅を回避しようという意志が別のカタストロフを呼んでしまうという虚しさ。 ラストシーンは、前の大戦を知る年老いた男と、まだ何も知らずに母の背中で眠る赤ん坊とがすれ違って映画の幕を閉じます。核兵器云々に限らず、我々は、次の世代に、何を約束出来るんだろうか? 後に続く、不安に満ちた音楽。このアヤしい音色は、横山ホットブラザーズでお馴染みの、ノコギリでしょうか?[インターネット(邦画)] 8点(2021-06-13 12:57:55)《改行有》

510.  スター・トレック2/カーンの逆襲 第2作にして早くも予算が大幅に削減されてしまったという、この作品。そう思って見ると一部、セットが若干安っぽく思えたりもするのですが、気のせいということにいたしましょう。そもそも第1作もどこにそんなにお金がかかったのかよくわからんし。 第1作には、ドック停泊中のエンタープライズ号に着艦するポッドがその前に周りをぐるっと回ってその威容を描き出す素晴らしいシーンがありましたが、本作でも短縮版とは言え同様のシーンが。ってコレ、どう見ても前作の映像の流用ですけどね。続くエンタープライズ号発艦シーンは、これも前作のラストシーンの流用っぽい。そりゃ安上がりなワケです。 さて、この第2作。テレビシリーズに何の関心もない私にはトンとわからんのですがどうやら、今回の敵は、宿命の強敵とも言うべきカーン。らしい。 と言うわけで、今回は割と単純に宇宙戦艦同士の戦い、みたいな素朴なオハナシになってます。けど、人間の耳から体内に侵入する気味の悪い寄生生物なんかも出てきたりして、小技も(というかむしろ小技の方が)効いてます。 ジェネシス計画の描写には、スケルトンのみならず、フルの3D-CGと呼べそうなCGも登場。コレ、『トロン』と同じ製作年ですよね。大したもんです。 とにもかくにも、エンタープライズ号の未知への旅は、まだまだ続くのでありました。[インターネット(字幕)] 7点(2021-06-13 09:47:16)(良:1票) 《改行有》

511.  ダーク・スター 確かに、中盤のビーチボール星人(?)との追いかけあいは、唸らされるものがあるんですけどね。ストーリーそっちのけの異常なまでのしつこさ。予算が無い中、撮影用のセットをわざわざ作った(作ることができた)とも思えないし、と言って本物のエレベーターシャフトとも思えないのだけど、一体これはどこで撮影したのか?背景の一部は書き割りなのか?どこにどうやってカメラを置いたのか? などと言ってる自分は、「唸らされる」と言いながら、どこか醒めていて。カーペンター作品を楽しみつつも何となく相性の悪さみたいなものを感じる、その正体がコレなんじゃないかと。 ラストは、これも確かにイイんだけど、ゴメン、このチープさ、やっぱりカート・ラッセルが演じて初めて許されるネタのような気が。[インターネット(字幕)] 5点(2021-06-12 11:50:24)《改行有》

512.  汚れた英雄(1982) 角川春樹が逮捕されたときには、待ってましたとばかり、“汚れた英雄”の文字が新聞の見出しに踊りましたが。そんな、ハルキさんの初監督作品。 物語らしいものは殆どなく、草刈正雄のハダカとレースシーンが見せ場。というのがなかなか大胆です。 変に気取った構図の映像が多かったり、奥田瑛二のセリフが説明口調だったり、色々と気になる部分があって、特にクライマックスのレースシーンはあまりに高速度撮影に頼り過ぎでいささかかったるさを感じるのですが、しかし。 そういった点は一方で、通り一遍の作品にはするまい、という意気込みの表れのようにも感じられます。また、演出上の多少ギクシャクした感じも、叩き上げのプロ監督ではない門外漢(しかしズブの初心者でもない)だからこそ可能な「逸脱」であり、それはそれで一つの可能性として、注目したい点でもあります。[インターネット(邦画)] 6点(2021-06-12 08:32:41)《改行有》

513.  バスケット・ケース2 双子の兄が、顔に手が生えているだけ、みたいな異様な姿をしていて、バスケットケースの中に潜んでいる。という作品。 前作のラストで兄弟2人、いや1.5人くらいでしょうかね、は、悲劇の転落死を遂げたはずなのですが、この続編は前作のラストシーンから始まり、「いや、死んだなんて一言も言ってないもんねー」とばかり、1.5人とも実は怪我だけで済んでたことにして、さっさと物語を開始してしまう。なるほど確かに前作のラストは救急車のサイレンで終わってたもんなー。効果音も、入れてみるもんです。 でこの第2作。フリークスたちのコミュニティがあって、彼らもその仲間入りをすることに。と聞けば何だかイイ話のようですが、このコミュニティの面々が、何とも言えん特殊メイクで、ヘルレイザーっぽさ全開、なんですね。どうも妙な雰囲気で。 で、それを嗅ぎつけた記者が、秘密を暴こうとする、という展開。 前作よりナンボか「ちゃんと映画を作ってる」という感じはするものの(あくまで相対的に、ですが)、その分ちゃんと、面白くなくなっていて、結局、両要素を掛け算すると大体同じようなところに落ち着いてしまうのかなあ、と。 ラストはまるで、「第1作に続く」とでも言いたそうな。[インターネット(字幕)] 5点(2021-06-12 08:00:12)《改行有》

514.  ぼくらの七日間戦争2 《ネタバレ》 何じゃこりゃ? 「風雲たけし城」か?[インターネット(邦画)] 3点(2021-06-10 22:33:09)

515.  乱れからくり 「スピード上げたぞ!」「あれ、いない!」「なんだあの煙は!」などなど。クルマ運転しながら野際陽子が大きな声で呟きを連発し、まさに典型的な実況説明ゼリフ。その後も解説調のセリフを次々に繰り出して、参っちゃうのですが、1時間半に収めようと思ったら、このくらい説明しまくらないとダメだった、ってことなんでしょうか。 この「乱れからくり」、正直、原作はもう一つ好きになれず、随分前に読んだっきり、本棚から手に取る機会も殆ど無かったんですけどね。というのも、読んでて「こういう展開、こういう真相には、なってくれるなよ」という悪い予感がした、その通りの展開になっちゃったもんで(いや、涸れ井戸って言われても・・・ねえ)。読む前の期待が高かった分、失望も大きくて、実際はそこまで悪い作品でもないんだろう、とは思いつつ。 で、この映画化作品。あはは、これは悪い予感がハズレました。もちろん良い予感が当たったわけでもありません。ちょっとビミョーなところのあるアレンジではありますが、なるほど、映画化するなら、そうなるのね。 とにかく、世の中これだけ大量に推理小説が出版されているのだから、こんな映画化しにくいヤツを選ばなくても良かったのにねえ、とは思います。松田優作、野際陽子、田中邦衛の凸凹トリオも(せっかくキャラ立ちさせた割には)互いにあまりうまく絡んでないように思えて。 なにが作品の売りなのかがよくわからん、平凡な印象の映画でした。[インターネット(邦画)] 5点(2021-06-09 23:12:45)《改行有》

516.  ゴア・ゴア・ガールズ なかなか壮絶な殺戮解体シーンが再三、登場しますが、当然のごとく、ほぼなにをやってるのかよく判らない映像に仕上がっていて、少なくともこれは人体では無さそうだ、とは思うのですが、そうだとするとこの赤くてグチャグチャしたものは一体、何なのか。 というのを除くと、あとはひたすらストリップ。 というその僅かな隙間を縫って、犯人を突き止めようとする探偵の姿が描かれるワケですが。この探偵というのが、やたらとスマしていて、トボケた味わい。あまり好感は持てませんけどね。 殺戮シーンの出来があまりに酷いので、他もデタラメだらけだろうと思ってたら、いや確かにデタラメなんですけど、もっともらしくカットを割ったり(カットを割る理由は長いセリフが覚えられないから、とは限らないのです)、殺人鬼が迫ってくる姿を影で描写したり、と、演出の真似事みたいなことを微かとは言え一応やっていて。一体、どういう風の吹き回しなんでしょうか。 最後は探偵の推理力の賜物なのかどうなのか、事件は解決するも、映画の尺が5分ほど余ってしまう(こんな短い映画なのに)。だもんで、探偵が謎解きを解説するどうでもいいシーンがラストにしばらく続きます。いやホント、どうでもいいんですけどね。[インターネット(字幕)] 3点(2021-06-08 23:05:20)《改行有》

517.  サランドラ これは見るからに、イギリスの食人族、ソニー・ビーン事件をモチーフにしているようで、キャンピングカーが砂漠の真ん中で立ち往生となった一家が、謎の食人一味に襲われる、というオハナシ。 隅から隅まで激安感が溢れていて、これでは最高でも4点止まりですが、なかなか味があるので4点満点を差し上げます。 動けなくなったキャンピングカー、その外には妖怪じみた連中、というのがちょっとゴケミドロチックですが、なにせ妖怪じみているとは言え、正体は人間、ただのマヌケな連中という風にも見えてくる。イヌに襲われただけで、もうタジタジだったり。 もうちょっと神出鬼没な感じがあってもよいかと思うのですが、とにかくこのちょっとトロ臭い連中と、はっきり言ってイケ好かない一家との、あまり勝ち負けの行方が気にならない攻防戦が描かれ、マッタリとしたひと時を過ごすには、最高の一本ではないでしょうか。[インターネット(字幕)] 4点(2021-06-07 23:10:45)《改行有》

518.  ドラゴンロード(大陸版) 現代を舞台にした後の作品群の感じが、この作品あたりで完全に出てますね。狭い屋内での、「そこにあるもの」を駆使した格闘。ここぞというシーンでのスローモーション。何より、体を張りまくった危険な命懸けのスタント。 もちろん、ユーモアもしっかり織り込まれていて。 少々、まったりとした時間帯もありますけれども。 あと、この映画を特徴づけているのが、ナゾの競技。中盤にはストーリーそっちのけで羽根つきサッカーみたいなヤツを延々と見せてくれる。まさか試合まるまる映画の中でやっちゃうんじゃないの、と心配になってくるのですが、うん、心配した通りでした。たけど、こちらもストーリーの事を忘れ去って、純粋に試合に見入ってしまいます。よくこんな複雑な動きを映画の中に収めたもんです。 しかしそれを言うなら、ラストの(このバージョンではラストにあります)格闘ラグビーみたいなヤツ。どこまでが演出なのか、完全にカオスです。でも押さえるべき動きはちゃんと、カメラが収めています。 今どきの映画なら、このシーンはCGになるよなあ、というアブないシーンが生身の肉体でこれでもかと展開されていて、そりゃ、後の作品があそこまで過激になっちゃうってもんです。[インターネット(字幕)] 8点(2021-06-06 21:46:45)《改行有》

519.  凶弾(1982) 石原良純さん若き日の主演作。「瀬戸内シージャック事件」をモデルに、犯人の少年を精一杯演じており、天気に目をやる余裕も無さそうですな。この役をこれ以上どう演じようもない気はするのでコレでいいのかも知れないけれど、青春一直線、ちょっと感情が前面に出過ぎの感がありやや単調な演技に見えてしまいます。最終的にバラエティ番組方面に行ったのは、ま、よかったのかな、と。 物語はだいぶ実際の事件の経緯に沿っているようですが、事件を起こすまでの部分にもかなりのウェイトが置かれていて、世間に受け入れられない若者の鬱屈なども捉えた一種の青春映画にもなってます。特に、高樹澪の存在は映画のオリジナルなんでしょうかね、物語に幅を持たせております。さらには警察側の人間模様から、狙撃手の苦悩までも作品に滲ませる、という盛り沢山の内容。 クライマックスの客船乗っ取りは、かなり大掛かりな撮影となっていて、見応えがあります。この辺りは奥山プロデューサーの意気込みの表れ、といったところか。早くも大作嗜好のようなものを感じさせます。 それにしてもお爺ちゃん役の加藤嘉さんが泣かせます。これはもう、反則モノ。[インターネット(邦画)] 7点(2021-06-06 18:19:39)《改行有》

520.  フェノミナ 作中で「虫めづる姫君」を演じているジェニファー・コネリーは撮影当時13歳でしょうか。 いやこれが確かにカワイイんですけど、彼女ばかりではなく、これだけカワイく撮ったスタッフこそ褒めてあげて欲しいところ。ブサイクさんが虫と戯れてたのでは、ゴメンね、正直、絵にならない。 ホラー作品とは言っても、あくまで連続殺人モノ。そこに、主人公の少女が虫と意思疎通めいた事をするという設定を持ち込んで、超自然的な要素を加えたのが本作の売り。虫の複眼を通した一人称映像なんて、巨大蟻の帝国以来じゃなかろうか。 だもんで、虫虫虫のオンパレード。はい、キモチ悪いです。これで終わっては単なる悪趣味映画ですが、ハエと共闘したりしちゃうあたりは、ちょっとファンタジー。犯人は一体だれなのか、そして犯人が抱えた秘密とは。 虫のキモチ悪さ以外にも、それなりに残酷描写やショック描写が盛り込まれ、突然のヘビメタはイマイチよくわからんノリながらも、不気味さはよく出ておりました。ジェニファーのちょっとトロくて不器用な感じも、作品の神秘性に繋がっていなくもなく。 ドナルド・プレザンスがムシ博士をやっていて、そこにムシ大好き少女ジェニファーがやってきて意気投合、ムシ談義を花開かせる、という展開は何だか、(無償配布の非売品化される前の)学研ひみつシリーズみたいな設定だわい、と少し思うのでした。[インターネット(字幕)] 7点(2021-06-06 17:52:08)《改行有》

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