みんなのシネマレビュー |
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501. インソムニア ロビン・ウイリアムスはミスキャストだったのでは・・・6点(2003-12-12 11:26:36) 502. いまを生きる 姉夫婦にこの映画の前売り券あげたんだよな。何であげたんだかよく憶えてないんだけど。6点(2003-12-12 11:26:03) 503. 1941 結構好きです。はちゃめちゃなところがw6点(2003-12-12 11:25:01) 504. アンドリューNDR114 ちょっと物語の展開が強引かなと。アイデアは面白いんだけどね。6点(2003-12-12 11:22:04) 505. アルカトラズからの脱出 イーストウッドかこいい。脱獄ものって好きです6点(2003-12-12 11:21:12) 506. アポロ13 実話だからしょうがないんだけど、どうにも盛り上がりに欠けるなあ。6点(2003-12-12 11:17:02) 507. アイズ ワイド シャット トムがミスキャスト・・・6点(2003-12-12 11:11:21) 508. 崖の上のポニョ 宮崎駿の影響を受けた子供達、ピクサーの面々が超天然色、3DCGでゴリゴリの超リアルアニメーションで世界を席巻している中、師匠たる宮崎のこの作品は数十年前から変わらず手書きアニメーションの手法を頑なに守っているが、個人的には、うーん、もうこれはアナクロの域に近づいていると言わざるを得ないほど古さを感じる。 また登場するキャラクターもどれもが宮崎ワールドでお馴染みの性格付けされた何処かで見たような、会ったような人々ばかり。手塚治虫作品でも定番のなキャラクターが様々登場したが、そういうものとは違う、なんというか、宮崎駿の限界を見せられてしまったようなちょっと哀しさがある。 そんなことだから、僕にとってはもう彼らに生き生きとした人間の温もりを感じられなくなっている。[DVD(邦画)] 5点(2010-12-09 13:37:06)《改行有》 509. 真夏のオリオン 《ネタバレ》 潜水艦映画といえば必ず比較されてしまうのは覚悟の上だったとは思うが、同じ敗戦国西ドイツが製作した30年も前の「Uボート」という不朽の名作に、脚本に於いても、演出に於いても、その志に於いても、遠く及ばない出来映えであることが哀しさを誘う。本作はすべてがこじんまりと纏まって、描写のそこかしこに「眼下の敵」「Uボート」邦画で言えば「男達の大和」その他戦争映画の名場面のオマージュを感じさせるところを発見するのだが、全てがオリジナルを超えることが出来ずに薄っぺらく、安っぽく感じてしまう。[映画館(邦画)] 5点(2010-12-09 13:32:11) 510. ハンコック 《ネタバレ》 どこかで見たプロットだと思ったらピクサーの「Mr.インクレディブル」そのものだった。米国民が大好きなスーパーヒーローももはや単純な勧善懲悪で描くことは出来なくなったということなのだろう。しかしそんな主人公の心情もなんとなく薄っぺらい。また途中から彼をなきものにしようとする謎の組織(説明不足で意味不明)、大昔からの同種族であるというスーパーウーマンな女性があらわれて、これまたどこかで見た話だと思ったらそのまま「ハイランダー」ではないか。またあちこちのシーンに往年のSF映画のリスペクトと思われる箇所も散見されるがなんだかなあ。 続編に期待を持たせる中途半端な終わり方ももの悲しい。W・スミスももう少し作品選びを慎重にすべきだと思うのであった。[DVD(吹替)] 5点(2010-12-09 12:55:45)《改行有》 511. インベージョン 《ネタバレ》 うん、どこかで見たテーマだ。ジャック・フィニイのSF小説『盗まれた街』、2度映画化された「ボディスナッチャー」のリメイクであるらしい。オリジナルは未見。 主人公キャロルを演じるN・キッドマンは、一緒に借りた映画「ブレイブワン」の主人公エリカと同じくひとり危機に立ち向かう大人の女性。年齢は若干ジョディ・フォスターが上だが、こういう40代の女性が活躍できるテーマが成立するハリウッド映画は邦画よりも大人と言うことか。もし邦画で同じテーマを扱うとしたらひよっこアイドルの20代女優を使うだろう。 フォスターと比べてしまったが、キッドマンは人形のような美しさに助けられてはいるものの、フォスターほどの生々しさはない。熱演ではあるが、どこか醒めた空気が漂うのは気のせいか、もしかしたら彼女が本作に乗り気では無かったのだろうか。(メイキングで「監督は情熱的だけどデリカシーがないって言ってたっけ (笑)) ダニエル・クレイグも小粒な本作にはちょっともったいないかもしれない。 物語は「ヒドゥン」や「ゾンビ」的な要素もあるが、エイリアンに乗っ取られてはいても無表情になるだけで余りインパクトがない。原作が古いというのもあるが、もはやこういうテーマは飽きられており、随所に今日的要素を入れ込もうとはしているが無理矢理感が漂う。[DVD(吹替)] 5点(2008-03-17 14:33:36)(良:1票) 《改行有》 512. マリー・アントワネット(2006) 《ネタバレ》 ソフィア・コッポラのことだから当たり前の歴史映画は作らないだろうとは思っていました。実際予告編を観た限りでは大胆にもPOPミュージックを使っていたし、彼女なりの切り口があるのだろうと。 実際観てみれば予想通り当たり前の歴史映画ではありませんでしたが、だからといってそれ程新しい何かがあるとは思えませんでした。歴史建造物を背景にしたロケーションは素晴らしいしアカデミー賞を受賞した衣裳も凝っています。おそらくひとり異国の地へ嫁いだアントワネットの孤独を豪華絢爛な衣裳や無意味にも思える宮殿内のしきたりに対比させることが狙いだったのでしょう。しかしそれ以上でも以下でもない、逆に言えば掘り下げの足りないアントワネットの内面も豪華な衣裳美術で誤魔化されてしまったような感があります。キルスティン・ダンストのキャスティングについては賛否がありますが、僕もあまり合っているとは思えませんでした。 物語は彼女のギロチン処刑まで描かれるのかと思いましたが、宮殿を追われるところでぶつっと途切れてしまい中途半端な印象。豪華絢爛なロケ撮影に比べて民衆が押しかけるシーンは予算の限界なのかせいぜい100人程度しか集まっていないようにしか見えずにアンバランスに感じました。[DVD(吹替)] 5点(2007-12-23 17:51:48)《改行有》 513. ナイト ミュージアム 《ネタバレ》 これがアメリカで大ヒットですか。うーん、せいぜい小学生高学年くらいまでしか鑑賞に耐えないのではないでしょうか。博物館の展示物が動き出すというアイデアは良いのだが、それによって巻き起こる騒動がなんとも尻つぼみでつまらない。単に石版を取り返して日の出前に元にもどると言うだけではね。 しかも後半に行くにつれて話を転がすために、フィクションな設定にさらに無理をさせすぎている。フィクションであってもその中で一定のリアリティを保つべきなのに。 ひねくれ大人の自分として一番違和感を感じたのが、ラスト、人類全体の歴史遺産が皆アメリカ的ポップミュージックにノリノリで踊っているところ。 きっと製作者も鑑賞してるアメリカ人も気付いていないかも知れないのだが、こう言うところになんというかアメリカ人のおらが世界の中心だという脳天気さ、自分たちの文化は無条件で受け入れられ、スタンダードになりうる筈だという思いこみ、他の文化歴史に対する無邪気なる無神経さを感じてしまうのです。[DVD(吹替)] 5点(2007-12-10 21:32:15)(良:2票) 《改行有》 514. プラネット・テラー in グラインドハウス 《ネタバレ》 うーん、高得点目白押しの中気が引けますが、正直言って面白くなかったです。 「デス・プルーフ~」と並んで出来るだけ事前情報を入れずにいたので、トレーラーやポスターだけで色々想像していたのですが、脚がマシンガン化した彼女がなにやらアンドロイドかロボットのように変身するのか、などと勝手に想像していました。 ところがふたを開けてみればB級テイスト満載のゾンビ映画でした。 B級ですから、ディティールや物語の進行に無理があるのはいいのですが、肝心のお話が魅力的でない。 物語のキモは後半で明かされるわけですが、途中まで次々登場してくる人物達が一体誰が何なのかよくわからない。クライマックスで何かカタルシスがあるかというとそれほどでもない。 ただ、生理的嫌悪を狙った血みどろスプラッタ描写と、ガンアクション、派手な爆発。 わざと狙っているのはわかるし、これを期待して行った人は拍手喝采でしょうけど。 それから出たがりタランティーノが途中出演しますが、折角物語に入り込みそうになったときに彼が登場したのでずっこけてしまいました。 彼も一生懸命ノリノリで演技してるのですが、やはりプロの俳優と並んでしまうと浮いてしまう。 目の表情、目力が違うんですよね。 タランティーノの目はまだ素というか、照れが残っている。そこで現実に引き戻されてしまうんです。 今回2作品を観ましたが、これは分けて上映するのではなく、米国版のようにひとつの作品として上映した方が良かったと思います。バラにしてしまうとやはり弱いです。[映画館(字幕)] 5点(2007-11-09 20:10:58)《改行有》 515. 俺は、君のためにこそ死ににいく 《ネタバレ》 石原慎太郎脚本、製作総指揮ということからなのか特攻賛美、戦争賛美という批判も聞かれるが、僕はそういう感想は持たなかった。むしろオールドスタイルな反戦映画の域を出ていないと感じた。あの石原慎太郎が関わっているのに、そう言う面では意外な、硫黄島二部作とは対極の情緒たっぷりな日本映画だった。 おそらく誰も石原に意見を言えなかったのだろうと想像するが、題材への思い入れはわかるが、それに溺れてしまっていて物語が整理されていない。あれもこれもと詰め込んだ結果、ひとりひとりの若者の生き様やトメとの交流が散漫になってしまっている。 もちろん多くの人物を群像劇としてたたみ掛けて描くという手法もあるが、本作はとてもそう言えるほど構成も練られていないし、エピソード間のつなぎ方、演出も雑。若年層を呼び込みたかったのか、誰が聴いたってミスマッチなB'zのテーマ曲を当ててくるところにもセンスの無さを感じて痛々しい。 元来日本人というのは大人しくてシャイで控えめだと思うのだが、役者の演技も舞台劇のように大仰で、ハイテンション。役者が段取りでしか動いていないという演出の詰めの甘い場面も多い。 戦闘シーンのVFXは硫黄島二部作にははるかに及ばないが、「男たちの大和」に比べれば格段の進歩が見られるし、時代考証も邦画だけにしっかりしている(と思う)。 返す返すも脚本、演出の稚拙さが目立つ残念な作品だった。[映画館(邦画)] 5点(2007-11-09 19:56:02)《改行有》 516. イカとクジラ 90分もない短い作品ですが、観ていてとても疲れました。かつて愛した人への感情的な鬱積、言葉の行き違い、喧嘩、生々しい性への欲望、とてもリアルで誰もが身につまされると思います。しかしこれを映画にして人々に見せるだけの価値があるのか、意味があるのかがわかりません。自分は誰ひとりとして感情移入できる登場人物も無く、虚脱感とイライラだけが残りました。[DVD(吹替)] 5点(2007-06-22 11:53:32) 517. ソウ3 じゃあ観なきゃ良いだろう!と言われればそれまでなのですが、ジグソウが神に成り代わって過ちを犯した人間に肉体的苦痛を与えるというやり方がどうも好きになれないというか、納得できませんでした。口では高尚なことを言っていても、これはただのサディストでしかないでしょう。本当の試練、苦痛というのは肉体を傷つけることだけではないのに、という疑問が抑えきれなくなりました。そんなこと言いながら第1作から観ているのですが(笑)。やはりジグゾウの正体が明らかになればなるほど、彼が小物にみえるというか、与える恐怖も独りよがりに見えてしまうんでしょうか。CUBEもそうですが、黒幕は黒幕で謎のままのほうが良いと思います。[DVD(吹替)] 5点(2007-03-27 16:56:44)(良:1票) 518. 華氏911 これは彼なりの主張があってやっていることなのだろうし、彼の政治的立場に近い人々は指示するのだろうが、僕は彼が中立な立場から米国の矛盾や欺瞞を暴いてくれるだろうと期待したので、ここまであからさまなプロバカンダだと距離を置いて観ざるを得ない。[DVD(吹替)] 5点(2006-12-31 11:23:26) 519. 二百三高地 日本の近代史を知る素材としては大変貴重だし素晴らしい。3時間余りにわたって様々なエピソードが積み重ねられた重厚な構成になっている。ただし、この時代の水準と今を比べるのは酷だが、紋切り型の人物設定にオーバーアクションな演技、取って付けたような恋物語、貧弱な音響と雑な編集、細部まで神経の行き届かない戦闘シーンなどを我慢する必要がある。本作を観て重なったのが「男達の大和」だ。撮影技術の多少の進歩はあれど、四半世紀何も新しいスタイルや思想を生み出していないということが逆にわかってしまった。[DVD(邦画)] 5点(2006-12-29 10:59:22) 520. かもめ食堂 《ネタバレ》 どの登場人物も影が薄く、実在感が無い。サチエにしても、日本かぶれの青年にしても、夫に逃げられた婦人にしても、背後にある人生を想像させるディティールが足りないし、演出も余りに淡白。誰も彼もがふわりふわりと、サチエの店に集まってきて、ちょっとだけ人生が変わっていく。だが、それだけの触媒になるに足るものがサチエにもかもめ食堂にもあると感じられない。おそらく監督はできるだけ「押し付けがましさ」を排除して、済んだ空気のような映画にしたかったのだろうが、僕にはあまりに語らな過ぎ、遠慮しすぎのように思えた。[DVD(邦画)] 5点(2006-11-10 20:16:22)(良:2票)
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