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プロフィール
コメント数 914
性別 女性
ホームページ http://ameblo.jp/cluttered-talk/
自己紹介 After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to.

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501.  シザーハンズ 《ネタバレ》 土曜の昼間からやっぱり見てた方いますね。実はこれ私の行っているツタヤでは競争率高くて見てなかったのです。 年々ファンタジーを(映画にしろ小説にしろ)受け付けなくなっているこのごろ。「フィールドオブドリームス」ですら、「ケッ」と言ってしまうこのごろの私。 いやこりゃ「ケッ」と言う気にすらならないぞ。思わず「フィールドオブドリームス」に謝ってしまいたいくらいの差があるさ。 これはねー、「男の子」による「男の子だけ」を描いた「男の子」のためだけのク○映画だった。 ティム・バートンなんか何見てもピンと来なかったけども、ああー、バートンてのはそっち方面(夢見る少年)だったのかー。どうりでどうでもよかったわけだ。 「夢見る少年」の条件とはなんでしょう。「傷つきやすい純粋なボク」ですね。 そんなボクは人々の鈍感さに順応することができず、一人山へ帰っていくのでした。 ヒロインの描き方のおそまつなこと。碧眼じゃないウィノナ・ライダーに金髪ロン毛のカツラをかぶせても、デキの悪いマネキンにしか見えないのに。「とにかく金髪ロン毛でなければ。」というご都合先行にしか見えない。人物像も、「ヒロインはエドワードの愛の対象としてただ居ればいいのだ」とばかりにおそまつなかぎりだった。私は女の子をこんなにおそまつに(ルックスにしろセリフにしろ)出す作品は認めないぞ。[地上波(吹替)] 3点(2006-07-09 00:52:03)《改行有》

502.  CUBE ZERO<OV> 《ネタバレ》 タネ明かしというのはどんなものでも興ざめすると決まっている。 それなら、興ざめ度を極力抑えるような工夫が必要であろう。 もうあの義眼の男が出てきた時点でリアリティなどふっとび(ありえないコスチューム。ありえないしゃべり方。)、ドッドが急にヒューマニストに転向して簡単に自分の命を危険に晒すところで単なるドタバタと化す。だいたい、「ユリョン」のパクリ入ってるし。 それよりもなによりもすでに冒頭の人体崩壊場面がめちゃ安かったし。 ああこんな文句ばっか言いたくないなあ。 「なんちゃってキューブ」のひとつでしかないなあ。ナタリはこんなものにライセンス出すのはやめれば。それともそもそもライセンスなんてないのか。 最初のほうの、ウィンとドッド2人の場面は、なかなかだったとでもいっておこう。ドッドが食えない奴をやっている間くらいは。[DVD(字幕)] 5点(2006-07-09 00:32:38)(良:1票) 《改行有》

503.  フレディVSジェイソン 《ネタバレ》 主役のローリの友達が2人とも頭悪そうで、それがつまらない。ローリも、最後のほうで急に勇敢になってしまって違和感がある。。男の子も、だいたいみな頭悪そうに描かれている。ティーンエイジャーの実態に強くない監督さんなんじゃないだろうか。 フレディとジェイソンを大活躍させるにしても、フツーの少年少女がきちっと描けていないと単なるB級に終わってしまうな。 エルム街の売り物である、「覚醒状態からいつの間にか夢の中」は多少楽しめたが、まだ物足りない。 全体的に、画面が明るすぎる。フレディのヤケドメイクの細部までまでくっきり見せてしまっては、「あ、特殊メイクですね」としか思いようがないではないか。 ラストで、ジェイソンを応援しているようでいながら利用して二人とも倒すつもりでいるという込みいった作戦となるが、それにしては、少年少女たちがそんなに頭良さそうに見えないので不自然だなあ。マーク役の子だけは個性があってなかなかよかったが、すぐ死んでしまったし。ウィル役の男の子は、ローリのモニカ・キーナに比べてハンサム度が足りず容貌が釣り合わない。 映画館が満員でチケットも取れないくらいと自画自賛しているが、ひとことでいうと、監督さんにセンスが足らん。[DVD(字幕)] 5点(2006-07-02 20:38:27)《改行有》

504.  蝋人形の館 《ネタバレ》 そう悪くない。 監督さんはよく知らないが、ゼメキスにシルバーの豪華製作陣に、なぜかパリス・ヒルトンも出ているぞ。しかしブレイク役に黒人をもってきたのはいかにもお約束だなあ。 全体的にやりすぎず、ツボを押さえた丁寧地道なつくり、ご都合主義があるものの目立たぬようつとめており、この手の作品としては中の上とはいえるであろう。物足りなさが残るのは、殺人鬼から逃げ隠れするシーンに重きを置きすぎて(長いしつこい)、作品としての深みがイマイチになってしまったため。まあそれ(怖がらせ)が最優先事項だったのかもしれないけど。 その物足りなさがあるために、ラストのニックの言葉(カメラが思い出の品だからとかいう)が全然意味を成さずシラッとした感じになる。 カーリーとニックが、仲良く蝋人形になっているラストシーンもありだよなあ、とほのかな期待を持ったりしてしまった。 しかしまあ、エリシャ・カスバートのブリブリした豊満ボディを見ると「女版ウィル・スミス」とか思うなあ。なに食ったらそうなるんだ?[DVD(字幕)] 6点(2006-07-01 00:52:35)《改行有》

505.  ゴッドファーザー PART Ⅲ 《ネタバレ》 なんて意外性に乏しい脚本だろう。 「Ⅰ」「Ⅱ」とは全くの別物だ。 出だしからして「子供は最も大切な宝」とか言われれば、「あ、じゃあ子供が死ぬんだな」と思わざるを得ないし、メアリーがヴィンセントに出会う最初のシーンからして、「あ、メアリーがこいつに首ったけになるのね」とバレバレだし、コニーが全面的にマイケルを支えていることには、あんまり意外性がないし、ケイが再婚していたのは多少の意外性もあるが、彼女がマイケルに対してあいかわらずの冷たい態度をとっていることも単なるお約束だし。なおかつアンソニーが歌手を目指して後を継がないことは意外といえば意外だが、役者さんじたいが魅力ゼロなので「こんなやつどうでもいいしなあ」としか思えない。そこにアンディ・ガルシアが登場すれば、「あ、こいつを息子のかわりに鍛えるわけね」と誰でも思うわけだし。それにしては鍛える場面が足りないし。これで、「実はヴィンセントはソニーの息子ではなくフレドの隠し子だった」とかなら、「おお、それでこそ『ゴッドファーザー』じゃ」というものだが。 とにかく、こちらの予想どおりにチンタラと進むわけだ。これは「ゴッドファーザー」でいいのか?なんか違う映画だったかしら? 唯一血が沸いたのは、ザザが突然ヘリから銃撃する場面の最初の2秒くらいだけだが、「ここで主要な人物が死ぬわけがないしな」と安心して見ていられるというていたらく。 なんだろうこのゆるーい感じ。「ゴッドファーザー」は見るものの予測を裏切られる快感に酔う映画だったのに。 そんでトドメはいかにも「撃ってください」といわんばかりにメアリーが追いすがり、「あ、やっぱりね」となんの感慨もなく絶叫中のアル・パチーノの口の中を眺めているだけ。 なんだかなあ。タリア・シャイアに対しては冷静に撮っていたコッポラも、自分の娘となると、デレデレの親バカになってしまったようだ。とにかくソフィアを魅力的に撮ることしか頭にない。確かに豊満(すぎる)ボディだし、髪の毛もきれいだけど(うっとうしいからいいかげん結わいとけよ)、極短の登場シーンしかなかったブリジット・フォンダのほうがよほど洗練されて光っていた。要するにソフィア・コッポラってイモっぽいのね。 だいたい自分の娘を主役級に据えるそのずうずうしさはどうなの。今回は「ソフィア・コッポラプロモーションビデオ」と思って諦めましょう。[DVD(吹替)] 5点(2006-06-26 23:25:08)《改行有》

506.  ゴッドファーザー 《ネタバレ》 コルレオーネ家は、ケネディ家を模していると言われているが、日本人の私は「田中角栄」を連想してしまうのだった。 「フィクサー」とは、「もめ事の調停が得意な人」と私は解釈している。 では、どうすれば「もめ事調停分野」において他人より秀でることができるのだろうか。 角栄の事を書いた本をいろいろ読んでいくと、その道の常道はまずは「懐柔」そして「脅し」であるらしい。角栄の場合は、「懐柔」のほうに力を入れていて、「相手に法外(相場の2倍以上の)に有利な条件を提示する」ところから始めたらしい。これは当然「自分が持ち出す」ことが必須となる。そうすると、「常に自分が豊富なコネや資産を有する」が絶対条件である。そのために金策が欠かせないから無理に無理を重ねていくことになってしまう。しかしこうしてひとつ「貸し」をつくると、次の別件のときに「そうだあいつに貸しがあったから今回利用しよう」となり、「貸し」が増えるほどフィクサー本人はどんどん「ラク」になっていくという構造になっているらしい。 そしてわがドン・コルレオーネ。彼もまた無一文からのスタートであるから角栄とあまり変わらない。 元手となるものがない彼が「元手」とした最初のものが、街のダニであるドン殺しであったことは「Ⅱ」で判明する。彼が仲間に「貸し」を作り、優位に立つための「元手」、それは「人殺し」だった。そして「フィクサー」としての彼の手法は、「金を取らず」「貸し」を無限に積み重ねていくことで営まれてゆく。上記の「どんどんラクになる」の方程式に従って。このへんが、「Ⅱ」でのコロンボ夫人問題の時に如実に描かれていて、ヴィトの「手法」を鮮やかに見せる。しかし、ヴィトはあくまで「古い時代の町の相談者」に甘んじて、それ以上に「儲け」ようなどと思っていない。 ところが、大学出のマイケルは、単なる「もめ事調停人」から脱することを望み、そして「親父の時代のヤクザな仕事」から徐々に手を引いて、まっとうな「ファミリー」へ脱皮しようとしていくのだが…。 ちなみに、マイケルにヴィト譲りの並々ならぬ「ネゴシエーション」能力が引き継がれていることがはっきりと描かれている場面が「Ⅰ」にあります。皆さん、一瞬考えて見てください。 それは、シシリアでアポロニアに一目ぼれした彼が、拒絶する彼女の親父さんを口説いて面会にこぎつける場面です。[DVD(字幕)] 10点(2006-06-25 22:03:47)(良:2票) 《改行有》

507.  ゴッドファーザー PART Ⅱ 《ネタバレ》 本当に何度見てもすばらしい。 今回見直してみて感じたこと、2点述べたいと思う。 まず「人生の収支」について。 ヴィトはコソ泥仲間に先駆けて、いちはやく人殺しを行った。しかも誰に強制されるでもなく。普通に考えたら、ヴィトは仲間よりもダントツにひどい人間だ。 ところがヴィトのその後といったら、町の住民には尊敬され、商売もうまくいき、仲間にも慕われ、妻にも愛され、多くの子供を授かり、あげくのはてに両親の復讐まで成し遂げる。そして彼に倒された多くの敵と違って穏やかに死ぬことができた。 彼の才能と努力のたまものといってしまえばそれまでのことだが、私はここに(コッポラの考えるところの)「人生の収支」の存在を感じる。 つまり、ヴィトの前半生は、後半の大成功を補ってあまりある悲惨極まりないものだったわけだ。ほとんどこれ以上の悲惨な少年時代はない、といえるほどに。私はヴィトの人生は源頼朝と似ていると思うのだが。(前半生悲惨、後半バカツキ) そして対照的に限りなく重苦しいマイケルの人生とはなんなのか。 私に言わせれば、マイケルに次々に降りかかる災難や、失われてゆくものこそ彼の「人生の収支」の「支」であるのだ。つまり彼は父から多くを与えられすぎているのだから。 2点目はドンの力が文字どおり「GOD」を超えたところで「Ⅱ」が終了していること。 フランクが自殺したこと、これはすごいことなのだ。シシリア生まれのイタリア人=ゴリゴリのカトリックの彼が、神に背いてまでドンの力に屈したのだ。そしてフレドはマリア様を讃える歌を歌っているというのに殺される。そしてエンディング。なんてことだ。マイケルはついに神様より強くなってしまったのだった。 しかしそんな全能のマイケルですら思い通りにすることができないもの。それが「金目当てでない女」である。生きるのがせいいっぱいの時代には、共に苦労したヴィトの妻なら、夫のすることを肯定し愛し続けたわけだが、マイケルの言う「時代が違う」=「女が変わった」。それなら「金で転ぶ」女にすればいいじゃん、といっても、肝心のマイケル本人は「金で転ばない女」が好みなわけで、どうしたってうまくいくわけがないという完璧なパラドックス(コッポラの作った)なのであった。 [DVD(字幕)] 10点(2006-06-25 21:11:57)(良:5票) 《改行有》

508.  ナチュラル・シティ 《ネタバレ》 セット感漂う不自然な照明。役者陣の力んだ演技。二流感いっぱいのへんな音楽。(「到達不能地点」とは段違いだ。あれは日本人だけども。)これらが「今私は映画を見ている」感じから抜け出せなくさせる。総じて「TVチック」。 Rがそれほどまでにリアを愛してしまった理由。それがなによりも(照明が変だとか音楽が変だとかよりもなお)この作品の質を下げているし、ブレードランナーとは程遠いものにさせる。 いつも白い服を着て何もねだらずわけも聞かず余計なことをしゃべらずどこにでも文句を言わずついてきて俺の記憶で頭がいっぱいの女。なんですかこれは。「純粋無垢でないと愛せない」ってことだろ、おまえなー。 大人になっても「純粋無垢」な女というのは「鈍感」ということだ。 でもRは「鈍感」な人間の女が好きなわけではなく(それだとただの「バカ」にしか思えないので)、純粋無垢な子供を異性愛の対象にする趣味もないので、アンドロイドだから躊躇なく愛せたんですということなのだ。つまりRという男はないものねだりの子守唄男だった。そして私はRが女性に求める不可欠なものとして純粋無垢を持ってきた、その設定が陳腐だなあと思っている。その意味で韓国の女性のみなさん、こんな映画許しちゃならねえ。 その昔 リドリー・スコットはショーン・ヤングに「拒否」のメッセージを持たせた。彼女はアンドロイドのくせに「Noを知る女」であり「なぜ」と問う女だったのでそれこそが「感情の芽生え」であり人間に近づいた証であった。「ナチュラル・シティ」のヒロインはその名のとおり「ドール」である。アイボとどこが違うというのか。「ドール」を心底愛する男ならコメディでないと成立しない。 しかしユ・ジテ偏重の韓国映画界はどうしたものか。妹の旦那にそっくりなのだが本当にハンサムなのか。(彼は後ろ斜め45度から見るとハンサムと言われていたのだが) [DVD(字幕)] 3点(2006-06-24 00:09:28)《改行有》

509.  デューン/砂の惑星(1984) 《ネタバレ》 なんといっても浮かぶデブ。興奮すると急上昇だ。 おおまじめにヒーローとして立ち上がるマクラクラン。しかしその鼻にチューブ。 あまりにも陳腐なストーリーゆえ、「画づくり」に力を入れるしかなかったのであろう。登場人物全員超シリアスに演じているにもかかわらず、どうみてもコントにしか見えず終始クスクス笑う。 しかしなあ。前半もたもたして、後半急に「予告編か?」と思うほどのドタバタした話はこび。どうなっちゃってるの。そんであのフグみたいなのはなんなのかしら。 「女には、決して辿りつけない境地があるのだ」って、字幕で言われてもなあ。さいざんすか。 ストーリーがひどすぎる。よって皮肉にもリンチのわけわからなさが薄まる結果となって、いいような悪いような。でももうリンチは見ないし。(また言ってるけど) [DVD(字幕)] 4点(2006-06-18 20:34:03)《改行有》

510.  サスペリアPART2 昔つきあってた人に当時イチオシと思っていた「ジェイコブズラダー」を貸したら、「オチもありがちだしどってことないよな」と言われ、かわりに「最も怖い映画」だと言ってこれを貸してくれた。 それで昔見てたけどまた見た。 分からなかった。 ほどなく別れました。[DVD(字幕)] 5点(2006-06-12 21:43:44)《改行有》

511.  ティアーズ・オブ・ザ・サン だからフークアってのは「トレーニングデイ」の監督さんで。 この2作を見る限りどうにも露悪趣味を感じる。 例えて言えば「ガラスをキキーッとひっかく」のが好きな人、みたいな。 もしくは「生ゴミのバケツの中を見せたがる人」とか。 もしくは「おむつの中身を見せたがる人」とか。きりがないな。 それがゲージュツなのかどうか、もうよくわからん。 だからリドリーのS趣味だったら、「いじめている行為を見せる」ことで表現されているみたいだが、この人の場合は、「行為が終了した直後の悲惨な状況」をこれでもかと見せることによって趣味が発揮されているように思える。 つまりどうにも自分にとってはあのシーンは「芸術」でもなく「娯楽」ではもちろんなくリアルな「再現フィルム」でも某国の海外派兵の言い訳ですらなく…監督さんの悪趣味の発揮としか受け取れん。 いちおうハリウッド映画なんだからなあ。これが無修正海賊版のSMフィルムであったならべつにかまわない。こういうのを見せられると「ジャンルという言葉は死語となったのか」と思うなあ。 [DVD(字幕)] 4点(2006-06-09 22:21:53)《改行有》

512.  ダーク・ウォーター 《ネタバレ》 そうきたかラスト。 邦画リメイクでまたしても母性愛。「リング2」といい、リメイクじゃないが「フォガットン」といい、ほかにテーマはないのかというほどの母性愛の大洪水状態だな。ジェニファーが出るというので見てみたが正直言ってもう満腹だな。 白人女性にしたらガリガリでモデル体型のジェニファー、熱演してて悪いけど彼女の表現する母性愛はリアリティが感じられなかった。だいたい映画で「さあ母性だ」と正面きって押し付けられるのもどうかなあ。 べつに粗悪品ではないが、佳作ともいえない。 どんどん壊れていくジェニファーの神経症ぶりを鑑賞しつつ、我が身を振り返って「やば度」を検証するのが有効な利用法と思います。 それにしてもあれがティムロスとはクレジット見るまで気付かなんだ。 [DVD(字幕)] 6点(2006-06-09 22:08:33)《改行有》

513.  魔界転生(1981) 《ネタバレ》 映画館で2回続けて見た昔の自分。最近DVDでまた見た。 邦画では一番好きかもしれない。原作も読んだし。リメイクのお粗末さにくらべてこの充実感。当時は技術も進んでなくて、効果とか大変だったろうに。やっぱり映画は技術は「1番目」じゃないんだよね。20年前のほうが、役者さんもうすっぺらくない。みんな「何かありそう」な顔をしている。リメイク悲しかったなあ。個人的記念碑的作品。 追・↑ぶらきさんそのとおりです。切れてます。[映画館(吹替)] 9点(2006-06-04 17:54:12)(良:2票) 《改行有》

514.  ムーンウォーカー 実はビデオを持っている。実は彼に対して深く関心を持っており、過去2回の「マイケルジャクソン期」を経てDVD複数を所有して現在に至る。「次に何をやらかしてくれるか」という点で、昔のダイアナ妃より興味がある。それでこれ、SF映画になっている部分、いろいろ問題ありますね。ラトーヤが「自分の虐待された時代を思い出させる」と非難したり。全知全能で子供のアイドルなマイケル、こんなもの臆面もなく公開してしまうところが病んでいる。マイケルの場合、すでに「病んでいる」状態を超越して「個性」で通してしまおうというのもすごい。(別の)映画の主題歌になった「CHILD HOOD」では堂々と「みんな僕が病んでるというけど、非難する前に僕を愛そうと努力してくれよ」なんてこと、もはや仮面と化した顔で歌うし。これかなり怖かったです。ともあれ「ムーン ウォーカー」では、己の稚拙な内面を恥ずかしげもなく映像化して誰もに「病んでいる」ことを分からせてくれたマイケル。ちなみに個人的にはスリラーのころの顔が最も美しいと思っていますが。あのころの顔のまま行った方が、彼の芸能生活は有利になったに違いない。[ビデオ(字幕)] 4点(2006-06-04 15:21:44)

515.  マトリックス レボリューションズ 《ネタバレ》 1だけでいいと思ってる派ですが、なんかもう、キャリーアンモスが老けすぎて、無理感全開だといいたかった。映画の無い時は太ってて、マトリックスの時に激やせなんてするからそうなるんだよ。そんでキアヌとラブラブってビジュアル的に無理すぎる。 《追記》どうにも消化できないでいた2以降の難解なバーサンやスミスやメロっちや設計者とのやりとり、たまたま2をTVで吹き替えで見たらすんなり頭に入ってきた。どういうことやねん。その後3を字幕と吹き替えに見比べてみた。視覚と聴覚の違いについてひとしきり考えた私であった。同じように消化不良の皆様は、一度あえて吹き替えで視聴されてみてはいかが。[DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 21:38:41)《改行有》

516.  シャッフル(2005) 誰しもまーそうだろうと思って見ているので、オチに格別の意味はなし。 「最後どうやってオトすんだ」と思って見ているだけ。 ただ、ゲイの隣人やイキがっている不良青年、あやしい医者や、黒人親子など、それぞれのキャラがみんな少しこわれているうえに濃い。そのため、相対的にヒロインの壊れっぷりがそれほど奇異に見えないほどだ。 BC級だがカラッポなわけではない。 このドロッとした独特の空気、センスはゼロではない。 [DVD(字幕)] 5点(2006-05-22 21:07:43)《改行有》

517.  プライマー 《ネタバレ》 ああーごめんなさい。 はっきりいって理屈がまったくわかりませんでしたー。 なんか雰囲気はなかなかよいのだが。 途中からワケがわからなくなり。 そしてあまりにも説明が無く。 こうなると「娯楽」とは程遠い気がするなあ。 一言だけ感想をいうなら「男の子どうしでコソコソなんかやってる場合はロクなことにはならん」まちがいない。 [DVD(字幕)] 5点(2006-05-19 22:30:53)《改行有》

518.  フリーズ・フレーム ううむ。 サスペンスなのにこの興奮度の低さはなにゆえ。 観客が主人公のショーンに肩入れして同一化できる要素が少なすぎるからじゃない。 こういう暗い話に暗い画面で当然退屈方面へ行きがちなんだから、凡人は「私(僕)がショーン」と思えなければ、最後まで飽きずに見ることはできぬ。 ショーンの日常生活の所帯じみた部分とか、動・植物を取り入れるとかすればよかったのさ。 と思いますけど。超がつくほどのダメさではないけど、惹きこまれるものがないです。 ストーリーも、最後の方のやたら説明調のところがダサいよね。次作で挽回されたし。 [DVD(字幕)] 4点(2006-05-19 22:21:17)《改行有》

519.  オープン・ウォーター 《ネタバレ》 んん?「オチなし」「生還者なし」「説明なし」「何の教訓もなし」「やたらな怖がらせ」「ドキュメンタリー風」ってこりゃ、何かに似ているな。そう、「ブレアウィッチ」ですな。 冒頭の夫婦の関係部分とかけっこうシビアで期待してたのに。映画…とはいえない。もちろんドキュメンタリーでもないので…笑えないコント? 「ブレアウィッチ」と違って「助かる」と「死ぬ」以外の結末は選べないので、あとは「無事に救出されて浜辺でカクテルでも飲んでたらそれは実は夢だった」という「ジェイコブ」オチしかないし。しかし視聴後の「船酔い」には苦しめられる。[DVD(字幕)] 3点(2006-05-16 22:49:16)《改行有》

520.  シェルタリング・スカイ 《ネタバレ》 音楽がストーリーと合ってない。もっと客観的でさめた感じでいいし、もっといえばあんまり無い方がいい。ことさらに人物の心情を音楽ばっかりで盛り上げすぎ。 ポートが映画の最初から人生に疲れていること(働きもしないのに)、何かを恐れていること、定住したくないこと、無計画なこと、これにはなにか原因があるのだろう。明らかにおかしいのは夫の方で、キットが「自分は夫のお荷物」と言うのは思っていたのと逆のことを言ってしまったので、ポートこそがキットのお荷物になっている。これは下世話に考えると「ポートはEDである」というのが自然なのだが。ベルトリッチの言う「カミュの読みすぎ」よりも「健康なのにEDになった」→「寝室を別にした」→「妻が他の男と寝ないか不安かつスリリング」というのが自然だが。 ポートがやたらに「僕にとって愛とは君に対する愛」だの「君の為に生きてきた」だの歯の浮くようなことを結婚10年の妻に向かってしつこく語るが、男性がこういう行動に出るのは肉体的な満足を与えられないからとしか思えないが。しかしサイクリングの野外Hシーンでそれも打ち消されたかに思えるが、その最中のキットの冷静さはいったいなんなのか。現地の男とのHの時とは全然違うんだけど。「EDになった」→「肉体の衰えを感じた」→「死が近づいたと感じる」→「神様を信じられないので、死んだら無になってしまうと思うと怖くてしかたない」→「防護壁である空の向こうは無である」? キャラバンに合流した以降のキットは、まさに「愛するお荷物」から解き放たれたように思える。文字通り小さなトランク以外の「お荷物」は捨ててきたし。健康なうちから「死の恐怖」に取り付かれていた夫は、愛していても「お荷物」だったんだと思う。お金の心配も仕事のストレスも家族関係のストレスも戦争の心配も病気も設定されていないのに「死の恐怖」に取り付かれるポート、私はこの夫の「鬱」のそもそもの原因はED以外にはあり得ないと考える。 しかしあの下品な白人のおばさんが言うように、夫婦の中でどんなに複雑な事情があったとて、この二人はハタから見たら「あのステキなご夫婦」に違いないのである。このセリフこそが最大の皮肉であり、観客を現実世界に引き戻すカギだ。[DVD(字幕)] 7点(2006-05-16 22:47:16)(良:1票) 《改行有》

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