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プロフィール
コメント数 2524
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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541.  ターミネーター3 《ネタバレ》 もはや出がらしみたいなもので、こんなんだったら何作でも作れちゃうよねぇ、と思いつつ、アクションシーンはフツーに面白く楽しめ(トイレクラッシュ大バトルなんてメジャーなタイトルでやっちゃう度胸がステキ)、だけどラストの対決は呆気なさ過ぎでしょ。もっともっと激しくやってくんなくっちゃ。でも、「2」で『どーなってんの!』と怒った、どこかへ行っちゃった審判の日をキチンと元に戻してくれたので、そこは納得です。やっぱり審判の日なくして「ターミネーター」の世界は成立しないし、語れないでしょうよ、と。[映画館(字幕)] 5点(2003-11-22 14:32:39)

542.  バレット モンク チョウ・ユンファ!ジョン・ウー!ってところで期待しちゃうと、ガッカリしちゃうかもだ。良くも悪くもハリウッド映画なので。東洋の神秘を面白がるタイプで、アクションをたっぷり見せるよりは、物語を進めるのに忙しいって感じ。もう少し、香港映画テイストが欲しかったんですけどね。ハミ出したところのない、ソツなくまとめたって感じが強くて、多くを期待しなければ、まあそこそこ楽しいんじゃない、って。[試写会(字幕)] 5点(2003-11-21 23:10:09)

543.  マトリックス レボリューションズ 《ネタバレ》 「リローデッド」は眠くて仕方なかったんですけど、これはちゃんと起きてました。生キアヌも見られたしね。でも、大きなオチを用意したら、それがネタだとみんなに気付かれず(デウス・エクス・マキナを創作用語通りに出してみました、という)、思いっきりハズしちゃいました、みたいな感じが悲しいウォシャウスキー兄弟。ちょっと映画がシリアスになり過ぎちゃったのかな? CGお腹いっぱいな戦闘シーンは凄いけど、「マトリックス」で見たい映像じゃなかったですし。求めていたのは、1作目の、あの、ひたすらカッコつけたアクションの世界だったんですけどねぇ。 【追加】ああっ、眠ったままのネオを救いにゆく展開、甦ったものの主力戦には参加しない主人公一同、この展開は「スター・ウォーズ」の「帝国」~「ジェダイ」の流れではっ?・・・ってそれに気付いたからどーなの?・・・むぅ。[映画館(字幕)] 5点(2003-11-21 10:11:18)(良:1票)

544.  ハーフ・デイズ 《ネタバレ》  CATVのVODで料金が安かったので。鑑賞環境、どれを選んだらいいのやら。  ひと組の男女のあるひとつの選択によって人生が大きく分岐する、その両方を同時進行的に描いた物語。  1つがラブストーリー、1つがサスペンスと全く違ったカタチへと転じてゆくのですが、最終的にそれが同時進行で描かれてゆく意味があまり無い上に、どちらのエピソードもちっとも面白くないという困った状態。  ブルックリンとマンハッタン、選択別にグリーンとイエローに色分けされて描かれてゆきますが、まずその色分けが露骨過ぎてしまって。服装は元より、背景や小物等、画面内に無理矢理その色を登場させ続ける事でどちらを描いているのか判りやすくして、ってそれはテクニックと呼べるレベル以前のもの。サスペンス編なんかは追われているのだから、目立つ黄色いTシャツは着替えた方がいいわけですが。  終わりの方で双方の色が混じる事で、その分岐の終焉を告げてはおりますが、じゃあ、そこで双方のエピソードが共通するカタチを成した意味がどれだけあるの?というとなんだかとても心許ないモノしか無いように思えるんですよね。ただオチを繋げただけって感じ。  ラブストーリー編は独立記念日を実家で過ごし、家族の人間関係が描かれ、退屈ながらもドラマがある分マシ。サスペンス編の方はもうタクシーの中で拾った携帯から生まれる流れになんの説得力も無いので馬鹿馬鹿しいと思ってしまうレベル。最初の時点で主人公の携帯の扱いに全く納得できないので、以降ひたすら馬鹿なカップルを見てるだけって感じ。  そもそも、エピソードによる思考や行動の差によって2つのエピソードで同じ人間に見えないんですが。  もう、明らかにアイディア倒れ。綿密な構成のシナリオで魅せるような事がある訳でもなく、ダラダラと2つの選択のラインが交互に描かれてゆくだけ。ラスト以外にリンクするのは夜の花火とベッドシーンくらいのもんで。もっと相互に作用する仕掛けでもあれば面白かったと思うのですが。[インターネット(字幕)] 4点(2013-11-29 21:30:17)《改行有》

545.  人喰猪、公民館襲撃す! 《ネタバレ》 物語は途中まで『ジョーズ』そのもの。主人公は都会から田舎にやってきた警官。少女が引き裂かれ、警察は山を封鎖しようとするけれど、観光で栄えている村に悪い噂が立っては困ると村長が反対、しかし更なる犠牲者が出てハンター達を雇い、猪を仕留めるけれど、それはどうも小さい。その猪の腹を裂いて中を・・・もうまんま『ジョーズ』。だけど『ジョーズ』とは明らかに異なるのが、登場人物みんなヘン。誰一人としてマトモな人間がおらず、つまりこの映画はモンスターパニックものをベースに異様なキャラによってオフビートな笑いを提供しますって事なようで、だけどちっとも笑えません。彼らがゴチャゴチャと繰り広げる混乱劇はまるで悪夢のよう。B級テイストな空気の中で映画は半端にシリアスであるがゆえに、キャラに与えられた異様な個性が気持ち悪さを感じさせてしまいます。完全にコメディってスタイルならばまた捉え方も別なのですが。韓国人のメンタリティがみんなあんなだったらすげー怖い、みたいな。いや、もちろんそんな事はないでしょうが。でも、あの猪一家も韓国なんかに生まれていなければ、もう少しマシな生活を迎えられたんではないの?みたいに見えてしまうのはどうなんでしょうねぇ。後半になって半端に猪側に針が振れて、それゆえウリ坊の扱いやラストのオチは本当にそんなんでいいの?みたいな感じで。途中から『ロスト・ワールド』になり『ターミネーター』になってゆくこの映画(物語のオリジナリティなんてのは最初から考えていないんでしょう)、全編を支配する、その笑えない、むしろドン引きしてしまうテイスト、少なくとも私の口には合いませんでした。[映画館(字幕)] 4点(2011-11-13 17:05:25)

546.  パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 《ネタバレ》 一気に3作鑑賞って感じでしたが、結局のところ、このシリーズのどこが面白いのかは殆ど判らず仕舞い。シリーズ通して強引なファンタジー設定の羅列と、意味不明なキャラクター達の言動、そしてブツ切れなエピソードが延々と思いつきのように連なっている状態に全くノレず、そのダラダラとした長さに退屈しまくりでした。キャラクター一人一人が今はいいヤツ、今は悪いヤツ、って立場をころころ変えるために、映画を見てゆく上での拠り所が存在しないまま、終始傍観状態で進んでゆくというのが最大の難点って気がします。今作について書くと、上映時間が長い理由が全く判らないくらいに要らないエピソード、要らないキャラクターが多い感じがしました。救出までに時間かけ過ぎで、更に会議までが長過ぎで、会議が長過ぎで、会議の決定が実行されるまでが長過ぎで、そして、その実行が具体的に何を起こしたか、って言うと、そんなもんなの?って状態で。映画の流れに密度がまるでないんですよね。水で薄めまくってるような感じ。それでも今作のクライマックスでやっと海賊映画っぽさが出ていたのがまだ救いですか。いや、元々海賊映画なのだから「~っぽい」じゃダメなんですけど。今時、お笑いネタにしかならないような「前作の悪役が今回は仲間として登場」ってのも頭の中で咀嚼できやしませんし。彼ってあんなに正義の味方でしたっけ? 何にせよ、ただ鍵と箱を追いかけるだけな物語に、延々2作またいで5時間以上かけるような映画を褒めるのは困難です。物語にキチンとした流れがないために、足がもつれ続けているような、悪夢を見ているみたいなシリーズではありました。[DVD(字幕)] 4点(2011-05-30 23:29:16)(良:1票)

547.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 《ネタバレ》 新作公開に合わせて、これまで何故かまるっきりスルーしてきたこのシリーズに手を出してみたのですが・・・見てみて食指が全く動かなかった理由をハッキリと確認したような感じで。凡庸な海賊映画で、何か特別なモノを感じさせるところがまるでなくて、どこがどう面白いのかがちっとも理解できなくて。海賊映画って言ったって、活劇の面白さなんてのは殆ど感じず(辛うじてアンカーを支点に回頭して対峙するシーンと、月光の境界でミイラと人間とにめまぐるしく変化するシーンが面白かったくらい)、ジャック・スパロウにヒーローとしての魅力を感じる事もできず。っていうか、彼、この映画でちゃんと活躍してます? ただ敵対している派閥、それぞれの間をフラフラと移動するばかりで、何かを成し遂げるって訳ではなくて。最終的にはめでたしめでたしになるのだけれども、伝説の海賊的な扱いを受けているワリには、それが具体的にはちっとも伝わってこないままに終わっちゃいました、ってカンジ。彼にしろ、オーランド・ブルームにしろ、仲間達の存在にしろ、ここで大活躍して、っていうキモチ良さにちっとも繋がってゆかないもどかしさったらないわ。でもまあ、私にとっての最大の難点は、キーラ・ナイトレイの出演作の中で、彼女を最もキレイに撮れてない映画だって事ですね。スター映画っていうのが最大ポイントなんでしょうけど、だったらせめてスターはちゃんと撮って欲しいですわ。これで新作を見に行く気力は萎えちゃいましたが、問題は、この作品も含めてこれまでの3作、DVDを購入しちゃってて。あと2作見るのもツラい感じが・・・[DVD(字幕)] 4点(2011-05-30 00:02:00)(良:1票)

548.  ビッチ・スラップ 危険な天使たち 《ネタバレ》 もう最初からバカっていうのは判ってるような映画なので、あとはどれだけそのバカを楽しめるか、バカにつきあえるかって状態なのですが・・・。『未知との遭遇』からスタートしてしばらくはバカを楽しめるのですが、映画パロディとおっぱいとお尻と、ってそれだけで出来てる映画なので、すぐ飽きてしまいました。テレ東洋画劇場風味なセクシーB級映画にバズ・ラーマン作品や『スカイ・キャプテン』や『300』や『シン・シティ』や『007』などを思い出させる映像をブレンドして、やりたい事いっぱいやってまーすって状態は、最初は微笑ましいけれど、そろそろ本題に入ってくれないか?と。だけど、結局最後まで本題に入らないまま終わります。ひたすらやりたい事をやるだけ、シュミを共有できる人だけ付いて来てくれりゃそれでいいのよ、と。回想で舞台があちこちに飛ぶものの、メインはたった一つの場所で繰り広げられる物語、ゆえに登場人物が限られ、オチも予想の範囲内、バカやエロや映画パロディはコッテリ盛り込まれてますが、肝心の芯となる物語はちっとも弾まず退屈で。基本ドリフ調でも(爆発しようが燃えようが、焦げたり鼻血出したりしてるだけ)映画の芯はちゃんとしていて欲しいなぁ。刑務所コンビの長い長いキャットファイトなんて、1回で十分ですよ。勘弁して下さいよ。4桁の数字で「1138」を出したり、レミドド↓ソ↓の5音階鳴らしたり、「I'll be back」ってセリフ喋らせたりするのはオタク的にさすがにもう恥ずかしい部類に入るので、どうかと思います。[映画館(字幕)] 4点(2010-11-10 21:57:16)(笑:1票)

549.  ザ・ロード(2009) 《ネタバレ》 原作未読ゆえ、恐れ知らずな状態になりますが、少なくともコレは単なる低予算B級SF映画。現代の黙示録として優れた原作って事らしいんですけど、映画は延々と人食いから隠れる逃げるを繰り返すばかり。いや、人食いが横行する世界で息子を守るという大義ゆえに、他人に施しを与えず、盗み、人を殺め、そして衰弱してゆく父と、天使を象徴する無垢な存在としての息子ってところに飽食の先の行き詰まりの状態と未来へ続く法とが描かれているんでしょうけどもさ。でも、終末=人食いって発想がピンと来ないんですわ。『ザ・ウォーカー』と思いっきりネタかぶりしていて、『ドゥームズ・デイ』みたいでもあるのですが、『マッドマックス』『北斗の拳』的世界観も含めて、本当にそうだろうか?って。あえてそういう類型的で貧困なイメージの中に放り込んで見せたい語りたいものってなんだろうか?って考えた時に、響いてくるものがちっともないのは自分には今や家族ってモノの存在が大変に希薄だからなのでしょうかねぇ? 子供でもいれば、ここに大きな共感や恐怖があるのかもしれませんけど。自分には、この映画、間違ってシャンテにかかっちゃったシネパトス映画としか映りませんでした。ってローカルな事を。そうそう、息子が途中で風邪っぽくなって寝込みますけど、あの世界では苗床となる人間が殆どいないので、ウィルスの存続もまた難しいハズだと思うのですが。そこのところ、原作ではどうなってるんでしょ?[映画館(字幕)] 4点(2010-10-12 20:37:24)

550.  TSUNAMI-ツナミ- 《ネタバレ》 吹替しか選択肢ないし。吹替だと韓流ドラマみたい。字幕でご丁寧に「キャリアウーマン ユジン」とか出てきて笑わせてくれるし。で、韓国映画ってキム・ギドクとかポン・ジュノとかパク・チャヌクとかの一部のクリエイターを除くと中身は大体一緒って印象があるんですよね。これもそう。体裁としては災害パニック映画ではあるのですが、中身はいつもの前半それなりに笑わせたりしてドラマ描いて、後半に怒涛の泣かせに走るという典型的韓国映画フォーマット。対象となる障害は病気か事故か事件か戦争か災害かの違いはあっても、描いてる事はどれも同じって感じで。あまりの定型フォーマットっぷりに怒涛の感動的展開なハズの後半は笑えてきて仕方ないとゆー。もうね、大仰な泣き叫びの連続、声優さんの喉が潰れちゃうよ、って。ツッコミどころも満載でお笑いポイントが沢山って感じで。登場人物の多くが「お前ら、どんだけ生き残ってんのよ?」みたいな不死身っぷり。少なくとも巨大な津波が二度襲ってるハズなのに、それが直接描かれた、ただひと組を除いては一度しか襲ってきてませんよ?みたいな何事もなかったっぷりで。一度目の津波の時点で高層ビルどっかんどっかん倒れてるのに、まるで強風が通り抜けただけです、って程度の人間の強さっぷり。つーかラストじゃ海辺のテント小屋みたいな店の骨組とかテトラポットとかそのまま残ってましたしねぇ。ドラマは投げっぱなしで回収してねーよ、ってエピソード多数。あと、無駄に細かくカット割ってて、その意味なしっぷりもツッコミどころ。そうそう、寺門ジモンに志村けん混ぜたようなオトボケ顔の主人公に美人のヒロインって組み合わせも韓国映画らしいパターンでございました。それでも、災害映像だけはそこそこちゃんとしてるのね。樋口版『日本沈没』とか『252 生存者あり』とかに比べたらずっとマシ。足元もロクに映せない日本特撮映画は韓国特撮映画を見習うべきです。見習うのは特撮シーンだけでいいですけど。あとは前記の監督の映画以外は見習っちゃダメだ。[映画館(吹替)] 4点(2010-10-12 20:08:15)(良:1票)

551.  マイレージ、マイライフ 《ネタバレ》 登場人物に生き方の多様性を語らせながら結局は一方的な価値観を押し付けてくる困ったちゃんな映画。最終的に自分は、この映画の主人公のようにしか生きられないのが判っているので、送り手側の無神経な悪意すら感じたりします。このまだ若い監督の作品は、前作『ジュノ』にしろこれにしろ、なんだか無邪気過ぎてちょっと腹立たしく感じます。自殺するって主張し、実行した人間に対するドラマとしてのフォローが殆どないあたりに(主人公も若い女の子もさっさと逃げて全く引っ張りもしやしません)、この監督の浅さが表れていて。細かすぎるカット割りのシーンと長いコミュニケーションのシーンとで対比される形式やカタチだけのモノに対する否定と人間同士の結びつきの大切さは、あまりに安直で「いやいや判っちゃいるけれど、青臭さ爆発してるお前に言われたくはないよ」とグチの1つも言いたくなる感じ。まあ、30代前半くらいまでなら有効な映画かもしれませんが。そして私もこれを笑って生暖かい目で見られるところまでは、まだ到達してない状況ではありますが。[映画館(字幕)] 4点(2010-03-30 16:37:18)(良:2票)

552.  ダレン・シャン 《ネタバレ》 このテの映画を楽しく見るのはもう無理なのかな。『トワイライト』からラブラブ要素抜いて『パーシー・ジャクソン』のプロットを混ぜたような映画。学校と言うか、特殊な人々のコミュニティを拠点とするのは『ハリー・ポッター』や『パーシー・ジャクソン』と同じですし。一方でこの作品世界の独自ルールがかなり特殊で、置いてゆかれまくり。「親友だ」とセリフで主張すれば、どういう繋がりで友情が成立しているのか全く見えてこなくても(その親友は見た目、およそ魅力に欠けた、ただの粗暴なガキであっても)それは親友であると理解せねばならず、その世界では最初からバンパイアは普通に実在するものと確定していて(バンパイア本に載っていたイラストの人物そのままだからって)、即バンパイアにしてくれと主張できてしまう、と。現実世界を舞台にしつつ、最初から遠い世界のファンタジーみたいなルールで押し通してくるのが無理矢理だなぁって感じました。役者さん達にも魅力が薄く(あの女のコ、「モンキーガール」としてはとっても相応しいけれど、ヒロインとしてはどうなんでしょう?)、辛うじてフリークスの面々にちょっと個性があったのが救いなくらい。最近の流行りなのか?ってくらいに頭切れたアップ多用しまくりで見づらく、第一話なんてのはこの程度です、って盛り上がらなさも手伝って、またしても二流ファンタジー映画の系譜に仲間が1本増えました、という感じで・・・。あ、メインタイトル部分の影絵風CGアニメだけは素晴らしかったでした。いっそ、あれだけで映画一本撮って欲しいわ。つーか、いくら平日とは言え、いつもなんでも混む六本木の初日初回で観客12人。大丈夫かダレン。頑張れダレン。ちゃんと続編作れるのかダレン。[映画館(字幕)] 4点(2010-03-19 13:34:37)(良:2票)

553.  おとうと(2009) 《ネタバレ》 なんだか山田洋次と言うよりも、昔のテレビの木下恵介アワーみたいなタッチの世界。弟のダメさ加減ばかりが描かれていて、そもそも弟とどういう繋がりで現在に至っているのかがまるっきり描かれないので、どうにもこうにもドラマを受け止め様がないんですよね。弟に魅力的な人間味なんてモノは感じず、人に迷惑しかかけない、ひたすら不快なだけの存在で。その上、後半になると何故か突如としてホスピスを描く事に凝りだし、そこがそんなに重要なの?って感じでいびつな印象になって。ヘンな映画。それでもクライマックスに大きく心動いてしまうのは、でも、ただそういう経験をついこの間したばかりだからに過ぎない気もしないではなく。映画の流れだけで、ダメな男が一人死にましたってだけで、実のところ悲しいか?と。あそこは、そういう経験をしてきた人達の記憶に頼って(あるいはもっと悪く言えばテレビの鶴瓶ってタレントに親しんでいるからこそ)成立してるんじゃない?って感じがして。一族に一人はいるようなタイプって部分も含めて、観客の経験・記憶をアテにしているような、だからこそ、それなりにトシ行った人間向けって感じの、とすれば志が低い映画だなぁ、と。状況をポロポロと散らかすばかりで、きちんと物語が紡がれてないじゃん。こんなんでいいの? 人の死を描く映画に過敏に反応する状態な今は厳しくなりがちではありますが。[映画館(邦画)] 4点(2010-02-18 15:48:20)(良:1票)

554.  板尾創路の脱獄王 《ネタバレ》 映画全体がラストのオチのためだけにあるような感じもしますが、そこに至るまでを、あんなにもヒネリもなく淡々と描いてしまったんじゃ、全然ラストまで引っ張れてませんよ。見ていて眠い眠い。「何故、脱獄を繰り返すのか?」ってミステリー部分か、脱獄のシチュエーションの面白さを見せるか、どちらかをちゃんと作っておかなくちゃ引っ張れないと思うのですが、そのどちらもが半端。前者は表情や感情を一切見せないために脱獄に賭ける執念のようなものが欠けてしまっていますし、後者は凝った描き方になっているのは少しだけ。せめて國村隼演じる看守の視点を大きくして、主観的に描いたら、まだオチも生きたのかもしれません。中盤の中村雅俊の歌は、これが真面目な時代設定に基づく映画ではありませんよ、って宣言する事でラストのあり得なさを暗示しているのかもしれませんが、それにしても、そことラストだけがまるっきり異質になっちゃってるのもねぇ。少しでいいから笑わせて貰いたかったというのが正直なところ。お笑いの人がどんどんゲージツ家気取りの観念的な映画を撮りだしたらヤだなぁ。[映画館(邦画)] 4点(2010-01-27 18:04:47)

555.  サロゲート 《ネタバレ》 「身代わりロボットがいたら、どんなにか便利だろうなぁ。(中略)トホホ~、やっぱり生身の体がいちばんだぁ。」という藤子不二雄のマンガみたいな物語をハリウッドが大人向けにマジに作ってます。人が寝ていてロボットばかりで動いている世界なんていうのは、とてもじゃないけれど非現実的だっていうのが判っているので、まずはその世界をなんとか納得するまでが大変。『マトリックス』みたいに仮想世界にしてしまった方が、よっぽど便利な状態だと思うのですが、それだとただの『マトリックス』のパクリになってしまうので、無茶な設定を優先、みたいな(でも結局『アバター』とカブってるんですが)。見てる側はいろんな無茶に目をつぶって。で、なんとか納得したつもりで映画に向き合うと、今度は物語がどっちを目指しているのかが全然見えてこなくて、また大変。ロボットが悪い、人殺しが悪い、企業が悪い、システムが悪い、アイツが悪い、コイツが悪い、いやいや自分が悪い、って、向かうべき方向がクライマックスのオチまで延々とぐるぐると迷い続けるので、登場人物以上に見てる側が振り回されます。プリウスが走っていたり、USBメモリ使ってたり、最初に出てくる字幕が「現代」となっている以上、実は今を舞台にした話なようなのですが、現代人がシンパシーを抱ける程に説得力がある話ではないのが大変キビシいところ。未来世界にして独自の美術世界を展開したらおとぎ話として楽しめたと思うのですが、そこまでの予算はなかったのかな。いや、それだと今度は『アイ,ロボット』とカブるのかな・・・[映画館(字幕)] 4点(2010-01-22 18:04:50)(良:2票)

556.  かいじゅうたちのいるところ 《ネタバレ》 「家出少年が紛れ込んだ家庭は自分の家よりももっと殺伐としていたのでした。やっぱりおうちがいちばん。」なんていう教訓話を延々とやられてもねぇ・・・。かいじゅうだからこそのお楽しみっていうのに酷く乏しいんですよ。せいぜい、特異な会話くらいで、かいじゅうである事の面白味みたいなのはあまりなく、独自のセンスを感じさせるビジュアルにも乏しく、そこにあるのは一般家庭を映す鏡のような、こじれた1つの社会。音響が過剰な鳴り方のシネコンで見たせいで、冒頭から少年のヒステリックな絶叫が大変耳障りで、かいじゅうの島に行ってからもかいじゅうまでプラスしてヒステリックな状況が続いて、情緒不安定な連中のイライラとした映画を延々と見せられるのが苦痛で。視覚に頼れない分(着ぐるみながら、表情にはCGが使われているようではあるものの)、物語にもっと夢や広がりがあって良かったと思うのですが、他者との関係性の描写だけに終始した脚本に、置いてけぼりを食らった感じでした。[映画館(字幕)] 4点(2010-01-15 18:05:10)(良:1票)

557.  理想の彼氏 《ネタバレ》 あれ? ヘンな映画だな。途中まではほぼ予想通りの展開の、ごくごく平凡な年下の彼氏ネタな恋愛映画なんですけどね、よくあるクライマックスでの二人の別れ以降、流れがプッツリと切れちゃうんです。映画そのものがそこで中断しちゃうような感じ。そこから描かれる彼氏の精神修行の旅みたいなのが違和感たっぷり。彼はあんなお仕着せがましくわざとらしい旅で世界を知って時間も経過して大人になって相応しい男になりました、ってか? 結局年下の彼氏って部分の否定になってるのはどうなんでしょうねぇ。彼が戻ってきて再会して、って、そもそも映画のテンションをぶった切ってしまっているので、非常に不自然というか、違和感たっぷりのラストシーンを迎えるばかり。地位とか名誉とかでなくて、人間性が大事なのよ、っていう映画なのに、その肝心の大事な人間とはどういうものなのか、っていうのが健全さを装った固定観念によって作り出されたイメージでしかないという。無自覚なおバカさん脚本によって、大変に空疎な映画となってしまいました。キャサリン・ゼタ=ジョーンズは良かったんですけどねぇ。[映画館(字幕)] 4点(2009-11-30 18:19:56)

558.  2012(2009) 《ネタバレ》 『ディープ・インパクト』の100倍、『大地震』の千倍、『エアフォース・ワン』の3千倍、『ボルケーノ』の1万5千倍、『ダンテズ・ピーク』の2万倍、『カサンドラ・クロス』の10万倍、『世界崩壊の序曲』の100万倍、みたいな前半は、パニック映画オタクな私にとっては「細けぇこたぁどうでもいいんだよ!コレコレ!」ってカンジでした。そのまま終わってくれれば十分なんですが、ここは腰砕け展開で毎度お馴染みのエメちゃん、今回も壮絶にコケさせてくれます。この脚本で猛烈に頭が悪いのは、私を含め、この映画を見ている観客の99.99999%くらいは、あの船に乗れずに死にました判定された人間なワケですよ。映画に存在を消された状態の観客が金やら地位やら権力やらで生き延びた人々のドラマ見て、何が面白いんだ?っていう。殊にクライマックスがバカ家族が巻き起こすドタバタっていう、大変にバカくさい物語で、すっかり冷めちゃった。70億人を犠牲にして辿り着くオチは、あまりに軽くバカバカしく、いくらただの娯楽映画でも、あんまり民族や宗教を軽んじたらアカン、と思いましたが、ハリウッドのおバカさん連中は真剣にコレでいいと思ってたりするんでしょうからタチ悪いです。[映画館(字幕)] 4点(2009-11-22 16:11:51)(笑:3票) (良:2票)

559.  プール(2009) 《ネタバレ》 『かもめ食堂』『めがね』に続く第三弾的な売り方をしておりますが、似て非なるというか、意図してか天然か判りませんが、下手をしたらその二作のアンチ映画として位置しているようなシロモノに仕上がっております。何故なら、この映画には終始不安感が漂い、ざわざわと心が落ち着かない要素が散りばめてあり、癒しなどとは逆の、サスペンスかの如き様相を呈しているからで。更に、最初に美味しそうな料理(しかし何故かタイまで行ってちらし寿司)を見せ、これまでのパターンを踏襲するのかと思えば、料理映像には寄らず、それどころか静かなクライマックス、母娘の対話シーンでは美味しいと言いつつも鍋の中身は判らず、その上、何匹も蝿がたかっている始末。前二作の美味しそうな料理映画からは完全に外れています。そして、そこで語られるのは『かもめ食堂』的、『めがね』的生活を選んだ母親に対する娘の非難。なんとした事か、その問題を始めとして、心が落ち着かない要素全てを、この映画は全く解決しようとはしません。放置です。この映画、多くのシーンで人が物陰に隠れかかっている、物陰から出てきて、しかし人と交わらずにただ様子を窺っているという映像を繰り返します。それは登場人物同士の埋まらない絶望的な距離感を描いているようであり、設定や物語と共にその居心地の悪い関係性を観客席にまでじわじわと染み出させているようであり。プールに入った人間はおらず、足をつけただけの人間はむしろ現実的な生き方を求められた二人。タイトルにまでなりながらその役割を成していないプール。「あちら側の世界の人間」にとってプールとは現実へ至る畏怖すべきイコンなのでしょうか。まるでこのままその世界はジワジワと腐ってゆくようにさえ思えます。現実的な二人こそがその世界を浄化しようとしているようで、だけど他の三人は・・・。あまり美しいとは言えないリアルな色彩の世界も含めて、前二作で荻上監督が創造した世界に対して、リアルサイドから見た負の感情がうねってしまったような、異形の映画ではありました。[映画館(邦画)] 4点(2009-09-28 11:54:25)(良:1票)

560.  カムイ外伝 《ネタバレ》 クライマックスでどうして松ケンはそれまでさんざん使ってた「忍法ワイヤーワーク」とか「忍法CG」とか使わなかったんでしょうねぇ。いきなりもっさりした殺陣でレスポンス落ちまくっとるやないの。それはさておき、最初の経過説明のナレーションの終了直後、物語がそれより前の時代に戻るっていう大変にマヌケな事をやらかしてる時点でイヤな予感はしたのですが(一体何年プロやってんの)、なんでここまで点で描いてるの?って。カット、シーン、舞台、物語、全部点。飛ぶ飛ぶ。流れてないの。繋がり緩いの。いきなり森、いきなり川、いきなり海上、いきなり村、って。色々なものがワープしまくるんで、気持ちが映画に乗ってゆかないんですよ。せわしないワリに映画に乗れないので退屈しちゃって。『カムイ外伝』のダークなイメージをあえて青い空、青い海って明るい色彩に持って行ったのはいいとして(無理に着色してありますが)、マンガが原作だからマンガチックでいいだろう、みたいな映像が多いのはいかがなものかと。70~80年代のプログラムピクチャーじゃないんだから。村人達のそんなのアリか?な全滅具合も含めて(小雪や大後寿々花があれで退場ってのが・・・)、あちこちムチャ。これでは邦画はマンガに勝てません。マンガを前提にすると、原作よりよっぽど荒唐無稽になってしまうのって邦画の悪いクセ。あと、男達の裸が、どう見ても普段服を着て生きてる人達の裸で(お尻つるつる)、無理してフンドシしてるのが痛々しく感じられてしまいました。なんだか人工甘味料添加しまくり、ハリボテな映画ね。[映画館(邦画)] 4点(2009-09-22 16:53:57)(良:1票)

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