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コメント数 2524
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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561.  マジェスティック(2001) 《ネタバレ》 映画館再建に映画の夢が描かれていて、父と子のドラマがあって、戦争で愛すべき人々を失ったり、傷ついたりした人々のドラマがあって、赤狩りに対する自由の闘いが描かれてと、盛り沢山なのだけれども、んじゃ、どれがいちばん重要なの? その1つ1つが、感動という名の結論に辿り着くための道具にしか思えないのはどうかと思うんですけれど。正体がバレてしまう前にハリーが病死してしまう展開も、良く言えば優しい展開、悪く言えばご都合主義。息子が帰ってきたと信じていたまま幸せに死ねて良かったね、と。それから、この監督の映画でいつもひっかかってしまうのが、勿体ぶったタメの演出。世間的には評判のいい「ショーシャンクの空に」も、原作を読んでいる身にとっちゃ、クライマックスからラストにかけてが、あざとくタメ過ぎに感じられて。その傾向が、この映画にもあちこちに見られました。結果として2時間33分、長すぎ。私だったら、冒頭20分ばっさり切ります。ピートのハリウッドでの生活を一切カットして、いきなり浜辺で倒れてるところからスタート。記憶をなくす前の部分は謎として取っておいて、と。そうすると映画のカラーそのものが変わってきちゃうけれど、少しは展開に秘密があったっていいでしょう。感動のツボみたいなのはいっぱいあって、いろんな人間に対応するようにいろんな要素を散りばめてあって、そこにしたたかさというか、小ズルさを感じてしまう私でした。[映画館(字幕)] 5点(2004-01-07 13:24:27)

562.  アニマトリックス 《ネタバレ》 劇場で見た映画だけをレビューするですよ、という私のコンセプトでいうと、これってグレーゾーンなんですけど(「オシリス」だけですからねぇ、劇場で見たのって)、まあいっか。DVDで全部見ました。どのエピソードも、アニメの表現の可能性ってモノを追求していて楽しめました。「リローデッド」に繋ぐための状況説明的な要素の強いエピソードよりも、独立したオリジナルな方が楽しめたのは、ちょと皮肉な感じ、更に、私の好みは表現がいちばんフツーなアニメの「ビヨンド」だったりするのも皮肉な感じではありますけれど。「ビヨンド」の、日常の風景の中の、ちょっと変った空間(マトリックスの中のバグなワケですが)を舞台にした不思議感覚は、「マトリックス」本編から最も遠い作品世界でありながら(アクションなし、日本の日常風景が舞台)、マトリックスという存在を上手く伝えてると思いました。ただ、ほとんどのエピソードが暗い終わり方なのがどうも。もっとギャグ炸裂なバカバカしいアニマトリックスもあって良かったんじゃないかな、と。日本のアニメに絶大な信頼を置いている事がメイキングから判って嬉しいのですが、日本のアニメって、もっともっと広いのだし。[DVD(吹替)] 7点(2004-01-07 11:45:24)

563.  マイノリティ・リポート ユーモラスな画面は弾んでるんですけれど、サスペンスやアクションを描く画面に精細を欠いていて、これってホントにスピルバーグ?なんて思ってしまいました。大々的に使われているデジタル映像にスピルバーグの感性が合ってない気もしましたけれど(CGとか、アナモフィックレンズではなくてスーパー35、みたいな技術は、スピルバーグの映画屋魂とは摩擦を生じる存在なのかもしれません)、それ以上にキレが感じられず、たらたらと冗長な印象がしてしまいます。最近のスピルバーグ映画はどれも長過ぎ。2時間以内にまとめる努力をして欲しいですね。あと、ゲ○で笑いとるの禁止。6点(2004-01-04 00:18:30)

564.  マーサの幸せレシピ 仕事としてのプロのこだわりの料理、だけど、愛情を持って誰かのために作る事、美味しいって言ってもらう事の大切さにはかなわないですね。マーサは料理人としては一流でも、人としては欠点だらけ。彼女の心が仕事にも反映されちゃってて、だけど大切な人達によって殻を破ってゆく姿には温かい気持ちになると共に、色々と考えさせられました。こだわりのラーメン屋の口うるさいオヤジなんかは、この映画を100回見るべきでしょー。[映画館(字幕)] 7点(2004-01-03 23:26:25)

565.  ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS モスラを出して、その設定が過去のモノを踏襲している時点で容易に展開が読めてしまい(ご丁寧に双子モスラちゃんですしねぇ)、物語の骨子になんの意外性もないのは残念でした。だけど、大島ミチル女史のサウンドは相変わらず重厚にして耳に心地よい旋律を奏でてくれますし、釈ちゃんからの主役交代も納得できない事もなく、メカゴジラは相変わらずカッコよく、予算のせいかCGが少なくなった分、かえって軽い画がなくなって好印象。前作と併せて一本の作品、という印象がしないでもないですけれど、近年ゴジラの中では頭をヒネる事も眉をしかめる事も殆どない、安定した作りの映画でした。悲しい事ですが、マトモなゴジラ映画って珍しいですからねぇ・・・。[試写会(邦画)] 7点(2004-01-03 22:23:55)

566.  ホワイトアウト(2000) 《ネタバレ》 絵的な変化の乏しい雪景色の中を、一生懸命移動してみせても、残念ながら距離感の表現が足らないので大変さが判りません。お隣りのダムまで歩いてゆく苦労が見えてこなくって、大変な演技をしてる、という風にしか思えないのが、ちとツラいですねぇ。それにしても日本でこういうジャンルの映画を撮ると、どうして粋にならないんでしょう? 大変だった、苦労した、っていう悲壮感が前面に出てきてしまって、「いやっほう!」というノリには絶対ならなくて。ラストのパトカーが集まってる画なんか、一体いつの時代に撮影された映像?って感じで、昭和の匂いがしてました。もっとスペクタクルな映画かと思ったら、どっか~ん!っていうのはヘリ1つでしたしねぇ。退屈ではなかったけれど、野暮ったさを感じてしまう映画でした。[映画館(字幕)] 5点(2004-01-03 22:06:13)

567.  ホタル(2001) 十分おっさんな私なのですが、それでも映画館でいちばん若かったですねぇ。観客のみなさん、リアルタイムに戦時中を生きた方々ばかりで。なんてゆーのかな、戦後派の人間が何を言っても、実際にその時代を生きた人々にとっては無意味な事ってあると思うんですよね。その時代の、政策や思想と関係のないところの価値観もあって、無闇に戦時下の人々をひとまとめに語る事は、人の存在そのものを簡単に否定しちゃいかねない訳で。そこで思考停止しちゃえ、とか断絶しちゃえとかじゃなくて、時代と世代の事も熟慮すべきかなぁ、って。この映画、そういうハッキリとできない、って迷いのようなもの出てしまってるのですが、それも仕方のない事なのかな、って思います。「ひとりひとりに歴史があった」今はまだ、それで十分なのかもしれません。大戦の傷というのは、まだまだ深く残っていて、それは遠い昔の話ではないという事だけは、確かなんですよね。6点(2003-12-26 12:33:50)

568.  フレディVSジェイソン 《ネタバレ》 クリスマス・イブの日の午前中から、こーゆー映画のレビューしてる時点で自分のダメさが身に染みる私・・・。さてさて!気を取り直してっ! 結構期待してたんですけれど(ホラー嫌い、って言ってるクセに)、結局「13金」+「エルム」そのまんま、でした。出だしこそ、うわーい、この感じ!両シリーズのイメージそのまんま!って喜んでたんですけれど、ヌルさユルさまでそのまんまじゃねぇ・・・。しかもフレディとジェイソンの対決が主軸なだけに、主人公達も犠牲者もちっとも目立たなくって、印象残らなさ過ぎ。起きても地獄、寝ても地獄とゆー、悪夢の永久運動状態を期待したのですが、うろうろ~としてるジェイソンにサスペンスを求めるのは酷でした。相反する弱点、火と水というのは、元設定からしてそうなので、なるほど~、と感心しましたけれど。次はチャッキーやブギーマンも参加させてね。[映画館(字幕)] 5点(2003-12-24 11:51:02)

569.  PLANET OF THE APES/猿の惑星 《ネタバレ》 ありゃりゃ、ティム・バートン、どーしたんでしょ? なんだか、ちっともやる気が感じられない映画なんですけれど。メイク&猿演技というスタイルは旧作からあまり進化していないですし(メイク技術は向上してるにしても)、舞台世界の広がりが感じられず、ビミョーなセットとロケで、せせこましい印象。そして物語にはかなり無理が感じられます。ウォルバーグは不時着してるのに、おサルはちゃんと着陸、ウォルバーグ、おサル未満・・・。大体、磁気嵐の中に入れば元の時代に戻れる、っていうその根拠のない自信はどこから来ているの? もっと未来に飛んじゃうかもしれないのに。もっとも、猿の惑星作っちゃったのも、最後にああなっちゃったのも、ぜーんぶウォルバーグの考えナシなおバカ行動に原因があるワケで、おサル未満なおサル顔のお兄ちゃんがひとりで世の中メチャクチャにしちゃいました、とゆー映画だと考えれば楽しめない事も・・・やっぱ楽しくないや・・・。[映画館(字幕)] 4点(2003-12-23 22:24:26)(良:2票)

570.  ブラックホーク・ダウン その状況、描かれ方はまるで『エイリアン2』みたいだなって思いましたが、だからダメな映画ってワケではなくて。そのままソマリア人がエイリアンな『エイリアン2』でした、ってだけの映画ならホントにダメ映画なんですけど、戦争ってこういうものなのよ、って描かれているから。大義だの友情だのを単なるキレイ事にしてしまい、戦争の中でボロ布のように死んでゆく兵士の悲惨さ、政策のための道具でしかない兵士の空しさが浮き出てくる結果となっていて。しかも実話だから、アメリカの背後にはクリントンという人間がいて、彼は海外でモメ事を巻き起こしつつ、モニカ・ルインスキーと不倫してました(この事より、もうちょっと後ですか)と、そういう部分までが知識としてあって、だからアメリカの「正義」の空しさっていうのが感じられて。昔のいしいひさいちのマンガにあったのですが、ブッシュ(父ちゃんの方)が、後任のクリントンに言うんです。「いいか、問題や困った事が起こったり立場が悪くなったら、とりあえず、とにかく、イラクを爆撃するんだ」。それがシャレになってない今の現実。[映画館(字幕)] 7点(2003-12-23 15:02:25)

571.  BROTHER ちょっと中途半端な映画でした。私の苦手な北野映画の記号的意匠は抑えられていて、テンポ良く見られたのは良かったのですが、散文調は相変わらずで娯楽映画としての文体を探しあぐねているような感じ。向こう側に行ってしまった者と、こちら側に残った者の対比はもー相変わらずなワンパターンですしねぇ。でもアメリカ人との間に築いた兄弟関係を浮き上がらせるあたりは上手いですね。「親の血をひく兄弟よりも~」というクラシカルな、根底は正統派ヤクザ映画なワケですけれど。あと、日本映画のデジタル音響って、リアトラックに重要な台詞を入れちゃうクセがありますが、リアはSEとBGM専用トラックとして認識して欲しいですねぇ。劇場の再生環境に差があるんで、リアに台詞入れると凄く不自然に聴こえる場合があるので。6点(2003-12-23 14:02:15)

572.  15ミニッツ 犯人側を先に描き、かなり犯人側の視点から描かれているクセに、一方でデ・ニーロをかなり立てた描写を盛り込みつつ、実のところ、主役は消防局捜査員なエドワード・バーンズで、って、なんなのよ。この映画の本質である筈の、マスコミによって作られてゆく犯罪者、犯罪を商品にしてしまうマスコミの罪の部分がスカスカというか、最初に伏線で描かれた後は延々と登場することもなく、映画の3分の2くらいが経過した時点でやっとこさ登場、ですからねぇ。犯人側の動機にしても、理解し難いくらいに薄っぺらな描写しかなく、あれでは東欧の人間は単細胞で短絡的、凶悪な蛮族でしかないといった風情。あんな犯人像しか描けないのであるならば、犯人はもっと小出しのミステリアスな描写に落として、主役をあくまでエドワード・バーンズに据えた上で、デ・ニーロはもっとバックアップする側に持って行った方が適切だったでしょう。もしくは、逆にもっとそれぞれの描写を猥雑に盛り込んで、マスコミ側も視聴者の姿も何もかも沢山盛り込んだ上で、1本の群像劇として構成する方法もあったかと。ここには、バランスを計算することを怠った不細工な虚像があるばかり。多重一人称な映画は、構成力が命だという基本を、理解してない感じです。しかもブラックコメディ的な匂いを見せていないこともないけれど、実のところ、笑わせたいのか違うのかが理解できず、非常に中途半端。シニカルになりたいのであるならば、もっと徹底させなさいと言いたいですわ。記号とドラマとを中途半端に組み立てて、観客にひたすら困惑のみを与えるのは止めなさい、そんな映画でございました。[映画館(字幕)] 3点(2003-12-21 21:04:15)

573.  ファイナル・デスティネーション ファンタスティック映画祭で、ミステリーだと思って何の気なしに入って「ぎゃ~」となった映画。もうとにかく冒頭の飛行機墜落シーンが恐ろしくて、そこだけで助けて状態。それに比べれば、以降に続く運命襲いかかりホラーな状態は、まだ落ち着いて見ていられましたけれど。ちょっと運命さんが勇み足加減で、物理的にありえない現象が描かれてしまうのはマイナスかな、って気もします。どんな死に方するのかなぁ?という不謹慎な興味は、続編「デッド・コースター」の方が盛り上げてましたね。こちらはあまり凝った、印象的な死がどーん!というのはありませんでしたし(うわ~、いたたたっ、ていうのはありましたけど)。意外と楽しんで見てしまったのですが、あの墜落シーンをもう一度見たいとは思いません。[試写会(字幕)] 6点(2003-12-21 18:08:32)

574.  ピンポン その独特のタッチが肝になる松本大洋のマンガを映画化するとなると、そりゃかなり挑戦的だろうなぁ、と思ってたら、あーらまた随分とフツーに映像化しちゃったのねー、ってガッカリ。物語だけ切り取られても普通の映画になるだけなんじゃ?って。もちろん、アニメならともかく、実写であの画風を再現する、なんて事は無理ですけれど、そのタッチに相当する独自の映像表現っていうのがあったと思うんですけどもねぇ。でも、原作の事を考えなければ、まあまあ面白くできた映画ですか。ただ、竹中直人は困りますねぇ。どの映画に出てきても同じだから、映画を狭っ苦しくしちゃうんですよね。あー、毎度のおっちゃんかー、って。日本映画のお笑い記号として使うの、やめて欲しいなぁ。6点(2003-12-21 16:00:11)(笑:1票) (良:1票)

575.  ビューティフル・マインド 自分の内面との折り合いをつけるような映画だと感じました。何が現実で何が幻なのか、実のところ判らない世の中。自分自身では判ってるつもりでも、テレビやネットワークなんて、虚像の中の曖昧な情報でしかなくって、それに頼って生きているっていう現実がある訳で、だから精神分裂病という特殊な人間の生涯を描いた映画です、というのではなくって、映画の虚構性を上手く利用して、人の自我を描いた映画かな、って。ナッシュが決意して自分の中の幻影に別れを告げるシーンなんか、切なくて泣けました。ただ、ラッセル・クロウの演技はクサいし、ロン・ハワードはそこそこ大名だし、ジェームズ・ホーナーは毎度の音しか鳴らさないしで、ジェニファー・コネリーが映画の芯として機能しているために救われている感がありました。映画の方法論としても危ういギリギリの線。虚実入り混じった状態では、映画の中の真実を見失って、一体どこまでがホントのことなのよ?ってことになって、そもそも映画ってモノそのものが全て演技だの演出だので出来てるニセモノだ、ってマイナスの思考されたらお終い。映画の虚構性を精神の曖昧さに重ね合わせるプラス思考ができればいいんですけれど、映画製作者に、この方法論が何度でも通用するって思われてしまうと非常に危険。そういう意味では反則な映画です。[映画館(字幕)] 7点(2003-12-21 15:03:33)

576.  ハンニバル(2001) なんかデリカシーのない映画。私の中で、二度と見たくない映画ワーストテンの上位に食い込みます。せっかくの格調ある画面、風景が、ベチャ!とパカッ!(見た人なら、擬音だけで理解して頂けると思いますが)の2つで台無し。サスペンス映画として見てもスキマと穴だらけで、せっかくのジュリアン・ムーアの頑張りが虚しい感じがします。あと、鑑賞環境の問題、っていうのもあったのかなぁ。都心の大劇場で見ていたら多少なりとも印象が上がったのかも。THXってどんなモンよと、わざわざ郊外のシネコンまで行ったんですけど、庶民的なスーパーの中にあるシネコンで、見終わってなんだか安っぽい気分になっちゃいました。つーか、レクターさん、抗生物質や化学合成されたモノたっぷり摂ってる生き物食べたら、絶対に具合悪くなりますよ・・・。[映画館(字幕)] 4点(2003-12-20 13:21:53)

577.  ハムナプトラ2/黄金のピラミッド これの先行オールナイト、ホームページ印刷して持ってくと先着順で無料で見られる、って事でタダで見させて貰ったんですよね。だけど、前の列のグループはうるさいわ、隣に座ったカップルのお兄ちゃんの方は口臭キツいわで散々。タダほど高いモノはないって実感。さて、映画の方はゾイドもびっくりなサソリマンが、がしゃんがしゃん!とCG丸出しで動くシーン以外には、意外と印象に残らない映画でした。頭カラッポにして楽しむ系だって事は判ってるんですけれど、前半のハイテンポな展開はともかく、中盤以降は前作に比べると普通な秘境ものアドベンチャーな画面が多くて。音楽もこのシルヴェストリより前作のゴールドスミスの方がずっと良かったなぁ。5点(2003-12-19 12:42:49)

578.  パニック・ルーム デヴィッド・フィンチャーとしてはあまりに普通な映画なんで肩すかし、かもしれませんが、私は必ずしも彼の映画が好き、という訳ではないので、その至極真っ当な娯楽サスペンス、って感じを結構楽しめました。犯人達がプロの最凶に悪い連中ではなく、少々マヌケであるがゆえにサスペンスが高いレベルで持続する、という訳にはいきませんでしたけれど、ごく限られた空間で展開する物語、余計な枝葉もなくて映画に集中できました。でも、この映画の先行オールナイトを見に行っていちばんびっくりしたのは、ママと一緒にフツーに並んでてフツーにお客さんとなってた梅宮アンナかなぁ。彼女、テレビで見る印象より美人でちっちゃかったですよ(って映画と関係ないし)。[映画館(字幕)] 7点(2003-12-18 22:01:18)

579.  バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌 《ネタバレ》 んー、前作で大人は信用できないから子供は自分で生きてくしかないんだ、というメッセージを突きつけて、そしてその結果がテロの肯定ってのは、どーかと思うんですが。前作の良かった部分、子供達がお互いを傷付け殺しあわなくちゃならない、その閉塞感はどこかへ消え失せ、生徒の顔も判らないままにどんどんと死んでゆき、それって「バトル・ロワイアル」である事自体の喪失なんじゃないの?と。戦う事、イコール、テロリストの雄姿ってところに結びつけちゃう発想がイヤ。七原ってば、ちっとも何も学んでないとしか思えません。第一、あの「明日に向って撃て」の安易な引用から、どうしてあのラストに結びつくのかの説明なしで、どうして納得しろっていうんでしょ? 七原が人を沢山殺した事に対して、この映画は理解できる説明も言い訳も説得力もないって時点で、ぜーんぜんダメでしょ。映画って親の七光りでなんとかなるモンじゃないんだから。[映画館(字幕)] 3点(2003-12-18 21:51:18)

580.  バトル・ロワイアル 特別編 あんまり前と大きく変わってはいなくて、新たに挿入された部分がかえって映画のテンポを殺してしまった印象もあります。また、結局本編内には入らず、ラストに取って付けたように流れる映像も、不自然なばかり。なので、映画としては、ちょっと前作よりも落ちます。でも、光子の存在を大きくした点は良かったですね。そうそう、大人の人達は、何でこの中学生同士で殺し合い、って映画が若い人達に支持されたのか、作品を否定する前に考える必要があるんじゃないかな、って思います(私も大人だけどね~)。フツーに考えたら、友達殺しちゃうハナシなんてとても共感できないハズで、だけどそこに共感しちゃえるのは、そーゆー残虐な生き物だから、では決してなくて、そこに今の問題の本質があるんじゃないの?って思います。最大のポイントは、この映画の彼らは「殺しあっている」のではなくて、「殺し合いをさせられている」ということ。[映画館(邦画)] 8点(2003-12-18 21:46:29)

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