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プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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561.  刑事コロンボ/ホリスター将軍のコレクション<TVM> 《ネタバレ》 かなりできがよくないという記憶があったのですが、見直したらそれほど悪くもなかったです。ふつうに楽しめました。本作はミステリーよりもドラマ志向で、ヘレンの生活やホリスター将軍のプライドの高さなどが描かれています。しかし時間が長くないためか、少々食い足りない。盛り上がりに欠けるのです。ミステリーとしては、問題の拳銃がよくわからない。将軍はダットンを撃つ時、展示するための品物を詰める箱から銃を取り出していました。ということは、最初から展示することは決まっていたのでは? 「大事な思い出の品を手放すはずがない」というコロンボの言葉と矛盾します。もし複製を作っておいて、それを展示品とし、本物はひそかに自分で保管しておくというのならわかります。しかしコロンボによると、複製は最初からなかったということですし、このあたりがよくわかりません。そんなこんなで、悪くはないと思いますが、決していいできとも思えません。 あと印象に残ったのは、スザンヌ・プレシェットのメイク(アイシャドウ)が濃いことと、当時からすでにリモコンテレビが存在したということ。ヘレンの家はけっこう裕福な感じですが、お金はどうなっているんでしょう? これもまた不思議。[DVD(字幕)] 6点(2013-03-01 22:53:13)《改行有》

562.  夜を楽しく 《ネタバレ》 よくも悪くも、ありがちな典型的ラブコメですね。あまりにパターンすぎて、話が読めてしまうのが欠点か。しかしコメディとしてはけっこう笑えました。特に男性妊娠のエピソードは、基本の3度繰り返し! なかなかおかしかった。しかし、プレイボーイのロック・ハドソンがドリス・デイをからかって引っかけようとするのは、見ていて気分のいいものではありません。まあ結末は、予想通りなんですけど……。通常のラブコメと違うのは、ドリス・デイの歌声が堪能できるということでしょうか。ロック・ハドソンも歌っていたけど、本人の歌なんだろうか(なんと作曲家役)。ごひいきセルマ・リッターも健在で、それなりに楽しめました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-02-18 22:36:30)

563.  ディア・ドクター 《ネタバレ》 これと同じネタは某有名漫画でもありましたね。田舎の無医村で信望を集める無免許医……。本作では、ほとんどそれが隠されていませんし、知らなくても何となく察しがつくような進め方なので、バレバレでしょう。その後の展開もいかにもそれらしく予想通りで、そういう意味では安心してみていられる反面、意外性がなくて不満を感じます。 それにしても、伊野というのは人がいいんだなぁ。いやむしろ、人がよすぎたのか。この世知辛い世の中、あの人のよさは貴重だし大切だと感じられました。ラストはあれでいいのかなぁとも思いますが、その「人のよさ」を象徴させるという点では、秀逸でしょう。 それにしても、八千草薫さんはここでもアイドルであり、マドンナであるのだなあ。脱帽。[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-02-17 16:13:12)《改行有》

564.  おしゃれ泥棒 再見。初めて見たときは、オードリーとピーター・オトゥールの組み合わせはどうだろうと思ったのですが、全くの杞憂でした。おしゃれで適度にユーモアがあり、楽しめます。彫像を盗むのはそれほどスマートではなく、時間がかかったりするのですが、笑えるので問題ありません。全体にトボケた味が出ているのが、とってもいい![CS・衛星(字幕)] 8点(2013-02-15 22:56:00)

565.  瞼の母 《ネタバレ》 瞼の母とか番場の忠太郎とか、名前は聞いていたのですが、初めて見ました。なるほどこういう話だったのかと納得。実の母に会うまで、いろいろそれらしい女性に会うのがミソですね。由緒正しい人情劇という印象でした。 演出はちょっと凝っていて、長回しを使ったり、あえて遠景の話している人物をピンぼけにしたりと、面白い。この監督の作品をほかにも見てみたくなりました。[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-02-12 21:25:49)《改行有》

566.  トイレット よかったと思います。話としてはありがちなんだけど、登場人物のキャラクターと、それによってかもし出される雰囲気が好き。悪人が登場しないところもいい。『かもめ食堂』よりも、ドラマ『すいか』っぽい感じがします。言葉が通じなくても心が通じればオッケー、みたいなところがあって、何とはなしに嬉しくなってきます。まあこの映画に関しては、あれこれ理屈を並べるよりも、実際に見て味わうに如くはないでしょうね。[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-02-05 22:12:14)

567.  刑事コロンボ/指輪の爪あと<TVM> 《ネタバレ》 『殺人処方箋』以外でリンクとレビンソンが脚本を書いた唯一の作ということで、けっこう重要かもしれません。計画殺人ではなく、偶発的な事故死だったという点が特徴でしょうか。探偵業であることを利用して警察の情報を仕入れたり、コロンボを監視させたり、あげくの果てには自社に引き抜こうとしたりするあたりが面白い。犯人ほかキャラクターの性格描写もしっかりしています。事件とその解決に関すること以外はほとんど描写されておらず、無駄がないところがすばらしい。死体遺棄現場に堂々とタイヤの跡が残っているのはどうかと思いますが(海風が強いのか?)。それでも長くない時間にミステリー・ドラマの魅力がギュッと詰まっていました。 ちなみに、吹き替えでは最後にコロンボの「わたしは運を信じていません」とかいうセリフがありますが、原語ではそんなことは言っていません。別に、たいしたことを言っているわけでもないですが。[DVD(字幕)] 8点(2013-02-02 20:55:27)(良:1票) 《改行有》

568.  刑事コロンボ/構想の死角<TVM> 《ネタバレ》 このラスト、やっぱりダメでしょう。この犯人は異常にプライドが高く、自分ではすぐれたトリックを考えられないと言われた結果、「あれは自分が考えた、だからすべてわかっている」と答えてボロを出したとされていますが、あらかじめそうした知識を以て見ても、そんな人物には思えません。なのでこちらはなにがどうなったのか理解できず、鳩が豆鉄砲を食ったようキョトンとするだけです。これはシナリオが悪いのか、演出が悪いのか、おそらく両方でしょう。あと、マフィアに罪をなすりつけるのに、嬉々として自分から説明していては、かえって怪しまれるというものでしょう。こんなに駆け引きが下手でよく交渉係が務まったと感心します。犯人のフランクリンに関しては破綻が多いし、魅力も感じられません。スピルバーグの演出は、アップを多用したり光を使ったりと、画作りは面白いのですが、すでに述べたように人物造形はうまくいっていないようです。第1の事件のトリック自体はいいのですが。[DVD(字幕)] 5点(2013-01-26 20:41:12)

569.  拝啓天皇陛下様 どうもピンと来ません。「だからなに?」って感じ。そもそも山田正助という人物に魅力を感じません。友情物語としても、時間が飛び飛びでまとまりがなく、2人の間に絆があるというのが実感できない。それぞれのエピソードは悪くないと思いますが、全体を通して見ると、どうってことのない映画でした。[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-01-21 21:52:06)

570.  刑事コロンボ/死者の身代金<TVM> 《ネタバレ》 『刑事コロンボ』をシリーズ化するということは、コロンボを主人公にするということです。しかし「殺人処方箋」のキャラクターではちょっとまずいので、パイロット版として修正が入っています。わかりやすいのはユーモアが加わっていて、ちょっととぼけた味が出ていること。高所恐怖症でヘリや飛行機に乗ったときの反応とか、ラストで札束を前にして財布を探すシーンなど。本作での初登場も、なくしたペンを探してうろちょろしていて、「うかつでちょっと頼りない」面が強調されています。その分、犯人と対峙する場面では明晰さが出て、対比がより生きています。一方で、みんなが帰ってからレスリーのロッカーをこじ開けるとか、一旦マーガレットをたきつけておいてレスリーの前で叱責するといった、こすっからい面も健在です。 放送が120分枠なので、ちょっと時間をもてあまし気味のところもありますが、全体としては緊張感もあり見ごたえがありました。身代金を作るために財産の大半を使ってしまったので、いざとなると身代金を使わざるを得ないとか、マーガレットがチューリッヒに行ったらすぐ銀行口座を作って金を使えないようにするとか(スイス銀行ですかね?)、細かいところも考えられています。ただ前作もそうでしたが、犯人を罠にかけるのに事件関係者の手を借りているのが、あえて言うならマイナスでしょうか。 『コロンボ』の演出はだいたいリアルだと思うのですが、本作ではけっこう凝っていて、シリーズ化を決定するパイロットであるためか、力が入っているようです。ビリー・ゴールデンバーグの音楽も名調子で、改めて堪能しました。[DVD(字幕)] 8点(2013-01-20 16:31:12)《改行有》

571.  鞍馬天狗 鞍馬の火祭 《ネタバレ》 ひばりの杉作2本目。しかし話はつながっていません。というか、原作の発表時期が10年以上離れていて、わざわざ話をつなげようという気はなかったのでしょう。原作では杉作が登場しないのか出番は少なく、むしろ弟分の新吉が活躍します。 話としても、よくわからないところが多い。なんの説明もなく香取が典膳の師匠として登場しますし、梶谷が裏切り者だとか、白川卿を長州へ連れて行く必然性とか、胤保が典膳に対抗意識を燃やすとか、当然のごとく話が進むのですが、そのあたりの関係がよくわからないので置いてきぼりをくらった感じ。当時の観客には十分承知だったのでしょうか。ストーリーの基本は方針書をめぐるいざこざと偽天狗を組み合わせて、悪くはありませんでした。しかし活劇に徹していて前作ほどの深みはないので、その分評価は低くなります。岸恵子はまだ色気が感じられませんねぇ。清純な役まわりですが。[地上波(邦画)] 5点(2013-01-16 20:46:42)《改行有》

572.  ラストデイズ・オブ・ザ・ワールド<TVM> 《ネタバレ》 けっこうよかったと思います。Wikipediaの記事を読む限りでは、基本設定は原作に忠実そうですね。その点はSF的ですが、話の主軸はパニックもの・サバイバル路線でした。序盤は比較的じっくりとした展開ですが、コーカー大佐と合流してサバイバル合戦になってからは、次から次へと話が進んで引きつけられました。よくSF小説などで「宇宙からの侵略者が現れたら、地球人は争いをやめて共通の敵に向かっていく」という話がありますが、本作はそんなものを真っ向から否定しています。トリフィド自体の脅威が隠蔽されていたこともありますが、新しい秩序を作るのための勢力争いに必死で、なかなか協力体制が築けません。トリフィドに襲われないように生贄を捧げる修道院長とか、なかなか辛口な話になっています。無事島に渡って当面の脅威から逃れたという結末ですが、根本的な問題はなにも解決しておらず、批評精神をより強調しているように思われました。 映像的には、視力を失った人たちがさまよう様子がゾンビのようで、インパクトがあります。実際、原作の最初の映画化作品は、ロメロに影響を与えたようですが。トリフィドの方は歩行植物というのが特徴なはずですが、どうやって歩くのかがよくわからなかったのが残念。トリフィドが登場するのは夜の場面が多く、いつどこから襲ってくるのかわからないというサスペンスはありました。また、崩壊したロンドンの街も、CGでしょうが印象的です。 全体としては、主人公のトリフィド対策とサバイバル・アクションがうまくかみ合っており、時間が長くても飽きることなく見られました。ただ、肝心のトリフィド対策の方法がわかりにくかったのが残念。また、アクションやサスペンス中心で文明(人間)批判というところが弱かったのは不満点です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-13 11:09:43)《改行有》

573.  本日休診 《ネタバレ》 なかなか楽しい下町人情喜劇でした。驚くのはテンポの速さ。基本的にエピソードの羅列なのですが、テンポが速くて次から次へと進むので、それも気になりません。主要人物がお互い顔見知りで、いろいろと助け合っているところに時代が出ていますし、好感を持ちました。医者が主人公だとイヤでもヒューマニティな話になるわけですが、本作では三雲先生のセリフでそれをより強調しています。しかし当然ながら古さを感じさせるところもあり、特に最後の「家族がいるのが幸せだ」というのはたしかにそうでしょうが、近年のように高齢化が進み、認知症や介護の問題が大きくなってくると、必ずしも素直に肯けません。とはいえ、美しくもさわやかな幕切れは気に入りました。これも隠れた佳作でしょう。[CS・衛星(邦画)] 8点(2013-01-12 22:06:28)

574.  大人は判ってくれない 共感できる人物が登場しない時点でアウトです。護送されて涙を流すシーンと、最後の砂浜はいいと思いますが。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-01-09 18:38:23)

575.  刑事コロンボ/殺人処方箋<TVM> 《ネタバレ》 最初に犯人の側から描いてますよね。つまり主人公は犯人であり、その罪を暴くコロンボを悪役として見ると、面白いです。コロンボというのはしつこいし、思わせぶりばかり言って相手をイライラさせるし、敵が弱いとみると恫喝して自供させようとするしと、まったくもって嫌な刑事ですね。「悪役」としては、そこが魅力的なわけですが。 で、犯人から本作を見ると、予期せぬ出来事が次々と起こる。ホント、やり過ぎだろうってぐらいアクシデント続発で、そこをどう誤魔化してどう切り抜けるかが、本作の見どころでしょう。だから犯人の身になって、ギョッとしたりハラハラしたりするのが楽しいかも。あるいは第三者として、そのあせり具合をニヤニヤしながら眺めるか。それはお好み次第ですね。 犯人のキャラクターとしては、フレミング先生は知的・理性的でよくある人物ですが、共犯のハドソンさんが興味深い。犯行前夜にいきなり「会いたい」と電話したり、その夜は数時間しか眠れなかったり、言いつけを守らずフレミング先生が帰ってきたら速攻電話をかけたりと、気が弱くて神経質そう。精神分析医にもかかっていますし。そういう描写が続いて、「警察に追い込まれたら自殺してしまいそう」な人物像が描かれています。それでフレミング先生だけでなく、見ているこちらもコロンボの罠に引っかかってしまうという寸法。うまく考えてあります。 本作の欠点としては、ユーモアに欠けることでしょうか。犯罪という反道徳的な行為をエンタテインメントに昇華するためには、触媒としてユーモアが不可欠だというのが私の持論なので、その点不満が残ります。ヴァン・ダインやエラリイ・クイーンといった先達と同じ轍を踏んでいるので、やはりアメリカンなミステリーかと思いますが、ユーモアがなくてもこちらをグイグイと引きつけるのはおみごと。さすがはリンク&レヴィンソンです。改めて見直して、ここまで面白いとは思いませんでした。まさに一級品の、スマートでハイブラウなエンタテインメント。十分に楽しめた自分も、頭がいいのではと誤解してしまいそう(笑)[DVD(字幕)] 9点(2013-01-08 20:38:58)《改行有》

576.  ファンシイダンス 《ネタバレ》 こいつぁダメでした。序盤の修行が、まあまともな修行もありましたが、今からすればいじめとかパワハラにしか見えないところもあります。しかもそれで笑いを取ろうというのですから、気分悪いです(はっきり言って笑えない)。それと、当人たちがまともに修行をする気がないのですから、見ているこちらもどうでもよくなってきます。そんなの見てもしかたがないって。だから、主人公がリーダーとやらに選ばれてからはそれなりですが、そこまで80分もかかるとは論外。主人公の恋愛話も、最後を見ると一応意味があるようですが、どうも効果的とは思えません。この恋愛パートは、トレンディドラマの影響でもあるのでしょうか(鈴木保奈美だし)。そもそもトレンディドラマなるものを見たことがないので、よくわからないのですが……。蘊蓄系映画としてはそれなりに存在意義があると思いますが、今やそれだけだと思います。 それにしても、主役2人がセリフを棒読みというのは、狙ってるんでしょうか?[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-01-07 19:49:20)《改行有》

577.  鞍馬天狗 角兵衛獅子(1951) 《ネタバレ》 NHKで放送した『鞍馬天狗』を見ていて、「角兵衛獅子」もやっていたのでおおよその話は知っていました。そのためかどうか、けっこう面白かった。話のテンポがよく、ポンポンと進めるところが小気味いいです。時間の関係もあるのでしょうが、何でもダラダラと説明するよりはよろしい。鞍馬天狗はもっとヒーローっぽい扱いかと思いましたが、意外と強くない。大坂城から杉作と吉兵衛に助け出されるくらいですから(でも、最後の決闘に向かう前は強かったりする)。本作ではむしろ、鞍馬天狗(というか倉田典膳)の人間性、懐の深さのようなものに焦点が当てられています。非常に魅力的に描かれていて、おそらく原作通りなのだと思いますが、なぜ人気があるのか、その一端が伺えました。チャンバラよりもそちらの方に惹かれます。お喜代さんとの関係も、ベタベタしていなくて結構。有島一郎が珍しく真面目な悪役を演じていたり、三島雅夫が温厚な西郷役だったりと、キャスティングも楽しめます。古いせいか音声が聞き取りにくい部分があったのは残念でした。[地上波(邦画)] 6点(2013-01-05 15:56:25)

578.  ジャイアンツ 《ネタバレ》 大作なんですが、お話が平板であまり面白くない。牧畜業から石油成金へとか、女性の政治参加とか、親の思い通りにならない子供とか、メキシコ人(というか有色人種?)への差別とか、いろいろありましたがどれも中途半端に思えます。それらを包括する「テキサス魂」というものがテーマなのかもしれませんが、どうもピンと来ませんしよくわかりません。わかったとしても、魅力を感じず共感もしないでしょう。結局、金持ちになっても孤独であったジェットの心情が、一番わかりやすく共感を呼びそうです。もっとも私は、ジェット・リンクという人物が最後まで好きになれなかったので、そういう点でもハズレでした。親と子の相克は見られましたが、あとはどうでもよかったかな。あと、主役の3人以外が没個性的で、あまり区別がつかないのもマイナス。子どもたちが、鳥が料理されちゃって大泣きする場面が一番よかった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-01-04 17:50:16)

579.  天地創造 映画版聖書物語ということで、聖書(創世記)のお勉強にはいいんじゃないでしょうか。ただ、エピソードの羅列で流れが平板なところが残念。ノアの洪水が一番よかったと思うし、スペクタクルシーンもそれなりに見せていたのですが、盛り上がりに欠けたような気がします。 まあ、こういう宗教がらみの映画はいろいろと気をつかうでしょうし、聖書の映像化となればなおさらでしょう。結果として無難な(無難すぎる?)できになったのではないかと推察します。映画として見ると、面白味が少ないです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-01-03 08:37:07)《改行有》

580.  さよならをもう一度 《ネタバレ》 これはなかなか底意地の悪い映画ですねぇ。まず、ヒロインの相手をする男性が2人。中年の方は、「愛している」とか言いながら若い娘と浮気をし、自由でいたいとうそぶく。要するに、結婚して家庭に縛られるのが嫌なわけですな。若い男はボンボンで、コネでついた仕事も適当にしていて(またそれをおもしろがる事務員がいたりする)、ヒロインに恋をしたらしつこくあとをつけ回すストーカーまがい。どちらも「まっとう」な生き方をしているとは言いがたく、このヒロインはだめんず好きなのか? と思ってしまいます。しかし、そんな男にでも愛されたいというのがこのヒロインの願望のようで、どういうわけであのおじさんにこだわるのかもよくわからず、共感できませんでした。 一旦若者とくっついたものの、それで対抗意識を燃やした(?)おじさんに迫られてよりを戻す。どころか結婚までしてしまいますから、一応ハッピーエンドなはずですが、結局は以前と変わらなかったというオチ。現実的な辛口の結末です。 で、原作がフランソワーズ・サガン22歳の時の小説で、ヒロインが中年女性ということで思ったのは、どうも中年女性をあざ笑った話ではなかろうか。ヒロインがだめんず依存症なのも、若い男と別れる時に年齢のことを気にするのも、あの結末も、どうもそういう当てつけがましさを感じます。そう考えると少々気分が悪いです。ちなみに、ネットで本作のレビューを調べてみると、ヒロインを「自立した女性」としている人がけっこういました。しかし、彼女は精神的に男性に頼っているところがあり、自立してるとは思えません。まあ50年前の映画ですから、当時の「自立」はこの程度だったのかもしれませんが。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-12-30 20:29:16)《改行有》

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