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プロフィール
コメント数 4681
性別 男性
年齢 41歳

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41.  プリズナー(2007) 《ネタバレ》 主役の彼の熱演は悪くないし、 加害者と被害者の関係性という深淵なテーマを 題材にしているので、見応えはあると思います。 特に、実際に強盗殺人を犯して子供をさらい、 そして事故に遭う一連のシーンはよく出来ている。 ただ、良くも悪くも直球なんですよね。 前半を使って、それぞれの置かれた状況を じっくり見せて、後半の展開でやるせなさを しっかり見せつける。そういう作り。 ハラハラさせるサスペンスみたいのを期待してみると 肩すかしです。 ラストのテロップを見ると、被害者と加害者を 面会させるほうがいい結果をもたらしますよっていう 内容なんですが、その是非はともかくとして相手を 理解することは重要だという、そういうメッセージは よくわかります。加害者の彼も、実際には ハプニングで銃を撃ってしまい、そして男の子を すぐに解放しようと、そして救おうとしていた。 でもそれを証明出来る人は誰もいないわけです。 2人を殺した強盗殺人と聞けば極悪非道そのものですが、 彼はそういう奴じゃない。それを理解してあげるのも、 そして加害者が被害者の人となりをちゃんと知って 謝罪の気持ちを喚起させるのも、何事も「理解」が 大切だなと言うことですね。[DVD(字幕)] 6点(2013-11-10 11:23:46)《改行有》

42.  ル・コルビュジエの家 《ネタバレ》 主人公が作ったユラユラ椅子に座ってみたいと思ったのは自分だけではないはず(笑)。まぁそれはともかく、隣人トラブルを描いた映画ではありますが、単純に嫌な隣人と闘うとかいう話ではなく、もっと一筋縄ではいかない、リアリティのある内容になってると思います。隣人のおっちゃんは確かに粗暴でデリカシーのない人ではありますし、センスの悪いオブジェや花を送ってくるのとかまさにありがた迷惑なんですけど、でも本人は悪気があるわけではなさそうですし、むしろ後半では窓を細長くして曇りガラスにする提案を受け入れてるし、聞く耳を持つ人ではあるわけです。論理的にどうこうというよりも、主人公とは住む世界の違う下層の人、そういう人は生理的に嫌いだ、みたいな、好き嫌いの部類でもあったりするわけですね。そんでまた家族との関係も同時に描かれていて、娘ともうまくいかないし、なにより妻が相当な頑固者で、その狭間で苦悩する彼の気持ちもよくわかる。終盤は急展開でしたが、等身大の人間模様が描かれていて見応えはありました。[DVD(字幕)] 6点(2013-10-15 00:44:23)

43.  デッドガール 《ネタバレ》 全然期待してはいなかったのですが、 他のB級ホラーものと比べるとドラマ性が しっかりしていて、最後まで飽きることなく見れました。 ホラーといっても全然怖くなくて、それよりも 男性が持つ支配欲、所有欲、SM的欲求というものが 物語としてうまく形になっていて、 そういう意味で大変共感が持てました。 謎の全裸女性の怪演も見事だし、 主人公リッキーの葛藤している時の表情も巧いし、 相棒JTのヤバいときの表情も巧かった。 ちょっとおまけで7点つけてきます。[DVD(字幕)] 7点(2013-08-30 00:21:26)《改行有》

44.  12ラウンド 《ネタバレ》 ポップコーン片手にサクッと見れる疾走系アクションムービー。そんなにお金かかってない感じだけど、暇つぶしにはなる佳作。監督がレニー・ハーリンということで、彼のアクション映画はほんと久々なんですけど、やっぱりこの人はアクションの人だよな、てのを再認識。お金がなくとも爆発シーンにはやはりこだわりがあるようで、美しく爆発するアクションの美を見て取ることが出来る。人間ドラマとしては良くも悪くもあっさりしてる。ラストのハッピーエンドで清く終わるそのあっさり感がまたたまらない。あまり知的そうには見えないけども正義感は感じることの出来る主人公のキャラクターも嫌いじゃない。[DVD(字幕)] 6点(2013-08-07 21:19:27)(良:1票)

45.  オンディーヌ 海辺の恋人 《ネタバレ》 ある日、引き上げた網の中に女が 入っているのを見つける。 娘はその女を人魚だと信じる。という、 ツカミはOKみたいな設定ではあるんですが、 そのオンディーヌが人魚にも見えず、 そして神秘的にも見えず、 普通の一人の女性なんですよね。 歌を唄ってたら大漁になるみたいな描写は あるけど、それだってたまたまでしょ、 の一言で片付けられる程度のことだし。 最初の時点で「病院に連れてかないで。 誰にも言わないで」て言うてる時点で、 まともな過去ではなさそうだなっていうのも わかっちゃう。 雰囲気的には嫌いじゃないけど、 たいした深みのある話でもない。[DVD(字幕)] 5点(2013-07-03 22:15:46)《改行有》

46.  ボス その男シヴァージ 《ネタバレ》 一言で言えば、「1秒先でさえも予測出来ない映画」でしょうか。そうです、あまりにもフリーダムすぎるのです。ストーリーはいたってシンプルで、アメリカで成功しインドに戻ってきた実業家が病院や学校を建てようとするも悪徳企業家にはめられて身ぐるみはがされてしまう。そして復讐して夢の実現に奔走する、というものなんですが、それだけで3時間はもたせられない。なので、本筋と関係ないところで歌や踊り、インドジョークが繰り広げられるんですが、これがすこぶる面白い!なんたって「ロボット」の監督ですから、ミュージカルの完成度の高さは文句無しなんです。エンドレスにず~っと見ていたいぐらい楽しい。風景やセット、衣装にメイク、音楽にダンス、そしてカット割りやカメラの動きなど、そのどれもが「インド映画」らしさに溢れている。やりたい放題の映像をずっと見ていると、なぜか元気が湧いてくるから不思議(笑)。これぞ、インド映画の魅力といったところか。悪徳企業家は文字通り嫌な奴なので、形勢逆転の時はカタルシス味わえるのだけど、後半のシヴァージはそれこそ悪人顔負けの暴力し放題で、そんなんでいいんかい!と思わず突っ込んでしまう。でもおかまいなし。終盤のカーアクションなんて、「んなバカな!」の連続。でもやっぱりおかまいなし。フリーダム。変にマトリックス意識したアクションもあるけど、これはこれで完成度高いよ。おっちゃん、COOL。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-14 01:45:28)(良:1票)

47.  最終目的地 《ネタバレ》 真田広之が好きで借りてみてみたのですが、 まさかアンソニー・ホプキンスと真田さんが チュッチュし合う映像を見るとは思いませんでした(笑)。 亡き作家の家で暮らす家族は、複雑な関係ではありますが いわゆるブルジョア風な隠居生活をおくっている。 特にアーデンは、寂しさを感じながら生きていたはず。 そんなところに、若いイケメンが現れる。 家族が水面で、主人公の彼はそこに落とされた一滴の水滴。 彼が落とした波紋が、それぞれの生きる道を問い直していく。 主人公の最終目的地はやはりそこだったのですね。 静かで、けれども飽きさせずに興味深く拝見出来ました。[DVD(字幕)] 6点(2013-04-28 22:29:52)《改行有》

48.  極道の妻たち リベンジ 《ネタバレ》 極道の妻たちをまともに見たのはこれが初めてかも、、、。印象深い台詞はいつくかあります。「女には女の戦争があるんや!」「すべては夢やったんやと思わんと~」でも沙知子さん、別に旦那さんに浮気のこと言わんでも良かったんちゃうかな、、、。個人的には、池上季実子の迫力ある演技が良かったですね。すねて部屋にとじこもったのに、全力で後を追いかける裕木奈江の女心も良かった(笑)。終盤は凄まじいドンパチ。あの多勢で弾があたらないのはありえんやろ!とか、その銃は弾が永遠に撃てるんかい!とかいちいち突っ込んでしまったけど、リアリティよりも女の復讐劇という様式美が大事なんですよね、このシリーズは。[地上波(邦画)] 6点(2013-04-08 02:53:52)

49.  人体実験 EX-6 《ネタバレ》 ヴァル・キルマーの演技はなかなか巧くて、 「静かな狂人」の役を見せてくれる。 序盤の落ち着き払った様相、 特に刑事のことを知能指数がどうたら言って 馬鹿にするあたり、自分はものすごい知性の持ち主で この計画も秀逸なものであるかのようにアピールしてくる。 しかし、「地球温暖化を警告する為に6人を殺す」という 計画それ自体があまりに馬鹿丸出しで、 「私を狂人扱いして満足か?」なんて言ってたけど あんたは十分狂人ですから~!って思わず突っ込んじゃった。 そこの計画自体に説得力がないので、 このオチも驚きとかでなく「あぁ、やっぱりそうなのね、、」 という印象でしかなかった。 実験体にされる6人も、暑さでイカレていってるとはいえ その行動自体には疑問が多い。 見どころは水着美女ぐらいかな、、、[DVD(字幕)] 5点(2013-04-07 22:16:02)《改行有》

50.  陰陽師Ⅱ 《ネタバレ》 主要面々はともかく、周りの若い役者陣が実に大根、、、。まぁ、この内容のお話に、気持ちを入れこんでいくのはなかなか難しいのかもしれないけど、演技の下手さが気になって見てる側が入り込めなかった。CGはまずまずだけど、特撮もショボさ全開なシーンが度々あったりしてやはり不満の残る内容であった。[地上波(邦画)] 4点(2013-03-14 18:26:05)

51.  ONE PIECE FILM STRONG WORLD ファンでもマニアでもなく、なんの予備知識もなしに観たのですが、人気があるのもなんとなくわかるような気がします。敵のシキや海賊船だけでなく、いろいろな景色をごった煮にしたような風景、様々な巨大生物との闘い等、子ども達が観てワクワクするような要素が盛りだくさん。そして友情を核にしたストーリー。きっちりツボを押さえてる。私はマニアではないのでこの点数ですけど。竹中直人は意外にも巧かったと思う。[地上波(邦画)] 5点(2013-02-19 22:51:44)

52.  くるみ割り人形(2009) 《ネタバレ》 かなりの子供向け作品なので、 少なくとも大人が観て楽しめるような内容ではありません。 製作国はイギリスとハンガリーということで、 ハリウッド資本ではない映画としては 結構お金かかっている感があります。 ですが、どうにも中途半端なんですよね。 チャイコフスキー作曲のバレエ音楽の内容に 忠実ではあるんだけど、もっと幻想的に 出来なかったのかとか、ナチを連想させるネズミ軍団たちも もっと異彩を放つキャラに作れなかったのかなとか。 時折入るミュージカルもとってつけたようなレベルです。 唯一よかったのは、エル・ファニングちゃんの熱演でしょうか。[ブルーレイ(吹替)] 5点(2013-01-02 23:24:14)《改行有》

53.  やじきた道中 てれすこ 《ネタバレ》 勘三郎さんの追悼ということでテレビで放映していたので拝見致しました。心がほっこりするような、とても面白い人情喜劇でした。たぬきの小僧が恩返しにやってきて、サイコロに化けるシーン、喜多八さんが酒を飲みまくり、豹変するシーン、お喜乃が死んだと思い込み、供養中に色々と口走ってそれをお喜乃が聞いてるシーンなど、一つ一つのエピソードが実に愉快。それでいて、終盤の「ダメな父ちゃんで悪かったな~」と弥次郎兵衛が涙するシーンなんてほろっとしてしまった。そしてまたラストの3人の笑顔。勘三郎さん、柄本明さん、キョンキョンの個性が発揮された、笑いあり涙ありの素晴らしい作品です。[地上波(吹替)] 7点(2012-12-20 21:46:50)

54.  ミラ・クニス 監禁島 《ネタバレ》 実話に基づいたお話だということですが、 まぁ確かに、一昔前はスパルタな更生施設とか、 教育現場とかがありましたよね。 最近はそういうの少なくなったみたいだけど。 もし自分が施設に送られた一人だったとして、 はたして更正するだろうかと考えると、 なかなか難しいものがあるなと。 同年代から罵られ、棒で殴られることで 本音を吐かせる儀式みたいなのあったけど、 逆に恨みつらみが溜まって後々に問題起こしちゃいそう。 レイプ魔のおっさんに天誅が下ったのには スカッとしたけど、なんにせよラストは暴走しすぎちゃった。 そうなる前に、きちんと解決出来る能力を 持たせるのが、本当の教育というものだろう。[DVD(字幕)] 6点(2012-12-13 12:21:17)《改行有》

55.  ヴァルハラ・ライジング 《ネタバレ》 「ドライヴ」を見て、なんとも言えないアートなセンスを感じたので、その監督の前の作品ということで観てみました。なるほど、やはり非凡なセンスを感じますな。極力説明を排した台詞と、北欧神話をベースにした内容なので、予備知識がないと飲み込むのに難しいシーンもあるのですが、少なくとも、映像の凄みはしっかりと伝わってきました。たぶん予算はそんなにかかってないんだろうけど、だからといって安っぽいわけでなく、画面いっぱいに神話的世界が広がっています。そして「ドライヴ」でも感じましたが、映像だけでなく付随音楽の使い方もうまい。この雰囲気を出すために、音楽がきっちりと仕事している。この監督さん、これから要注目です。[DVD(字幕)] 6点(2012-11-19 00:00:52)

56.  ワイルド・スピード/MAX 《ネタバレ》 これまでの3作とは違い、刑事捜査ものみたいな内容になってます。4作目ということもあって、新路線が必要との判断でしょうが、カーレースのシーンはその分控えめな印象。冒頭のタンクローリー回転シーンとか、やりすぎるぐらいのアクションを見せてはくれるのですが、いかにもCGといった感じで、実写派の人には不評かも。でも坑道?のシーンは割とスピード感あって良かったと思います。[地上波(吹替)] 5点(2012-11-11 21:01:09)

57.  コネクション マフィアたちの法廷 《ネタバレ》 巨匠シドニー・ルメット晩年の作品ということで 鑑賞致しました。 往年の名作のような映像的重厚さはないものの、 彼の作家性は本作でも貫かれています。 それは言うならば、人間というのはそんな単純な ものじゃないんだから、簡単に白黒つけたり 偏見の目で見たりするのは良くないよ、 ありのままを見てくださいよっていうことです。 だからこそ、社会的には悪人のレッテルを貼られても おもわず肩入れしたくなる登場人物がルメットの作品には 出てくるわけで。本作の主人公、ディノーシオもやはり そんな人物。悪名高いファミリーの一員でありながらも、 彼の「仲間を裏切らない」忠誠心というものが、 やはり胸を打たれる。 ただ、原告側のおっちゃんも言っていたように、 ディノーシオのキャラだけで裁判が有利になったのも また事実だと思うし、あれだけ長い裁判だと陪審員たちも 被告人たちにだんだんと思い入れを強くしていくのでは ないかと思う。彼らが無罪になり心から喜んでいる様は 見ていて微笑ましいし、誰だって人の家族を バラバラにしたいとは思わないので、 情に訴える弁論させられると辛い判決は出しにくい。 裁判というものの難しさもまた現れていたように思う。[DVD(字幕)] 6点(2012-11-04 17:59:45)《改行有》

58.  尻怪獣 アスラ 《ネタバレ》 文字通りのお馬鹿映画で、しかもZ級のクオリティですから、 これは栄光の0点を捧げたいと思います。 こういう作品に0点をきちんとつけてあげるのは、 素晴らしいことだと思います。 それは言って見ればイグ・ノーベル賞みたいなもんです。 同様の気持ちで0点を捧げた作品としては「死霊の盆踊り」があります。 演技に難ありとか、「アスラ~や♩」ってアンタ、 本家にちゃんと許可取ってるのかとか、 そういう突っ込みはこの際もうどうでもいいです。 おっさんのきったねぇケツが巨大化し、 下劣な攻撃で人々を襲い、街を破壊し、 画面いっぱい元気に暴れまくる光景を見ているだけで、 なにか人間の創造力の素晴らしさみたいなものを 感じ、勇気をもらったような気さえします。 あまりの下品さに、見ているうちは 穴があったら入りたい(下ネタじゃないよ!)気分に なっていましたが、見終わるとむしろ清々しい 気分になります。小さなことでくよくよしている 自分こそが恥ずかしいって気持ちになります。 あ、一つ申し上げれば、 「誰もがうらやむ桃尻」は看板に偽りありです。 アップシーンにはモザイクが必要です。合掌。[インターネット(字幕)] 0点(2012-10-27 23:00:24)《改行有》

59.  デスティニー 未来を知ってしまった男 可もなく不可もなくの佳作だと思います。 凄く地味で、なにかサスペンスフルなものが あるわけではないんですが、しいていえば、 「運命」というキーワードが好きな方、 そして一人の男がその運命に翻弄される様を 見るのが好きな方におすすめです。 恋人との幸せな日々、新しい事業の立ち上げという いわば「未来」の構築に対し、ムショでの約束事や 悪い友人といった「過去」がそうはさせんぞ 逃がさんぞという、そういう攻防みたいなストーリー。 一つ考え深いのは、占い師が「君は死ぬ。 いつかはわからないが、初雪までは持たない」と 言っていたけど、初雪が降った後も彼は生きてるし、 友人と心中させられそうになるも運良く助かる。 だけど帰り道での事故で結局死んでしまう。 死ぬという運命は変えられなかったけど、 その経緯は変更出来てるような気もする。 果たして運命とはなんなのだろうか、と 色々考えさせられる。[DVD(字幕)] 6点(2012-10-22 14:27:48)《改行有》

60.  ドッグヴィル 《ネタバレ》 セットがなく、スタジオ内に線が引いてあるだけという様相に最初は面食らうかもしれませんが、だんだんとそれが気にならなくなり、最終的にはこのスタイルが功を奏しているんだということがわかる。町並みや風景といったものはこのお話にとって二次的な要素なので、いっそのこと全て省略してしまうことにより、人の内面だけにスポットを当てられる。いって見れば観客を、人間の醜く汚い内面世界に閉じ込めてしまうわけだ。その醜い監獄は実に居心地が悪いので、嫌悪感を抱く人も多いだろう。ただ個人的には大いに共感も出来たし、また面白かった。「あぁ、その気持ちかるわ~」「こういうこともあるよね~」なんて思いながら。子守りをさせてたお母さんが怒りに震え次々とグレースの陶器を割ったり、男たちがグレースを性奴隷のように扱ったり、トムがグレースを裏切る局面であったりと、リアルなエピソードが積み重ねられていく。そして観客にとっては、ある種の鬱憤も積み重なっていく。街の人たちの理不尽な態度に。だからラストはやはりカタルシスを感じてしまうのだが、だからといって全て皆殺しにする必要があったのかなという気もする。皆殺しにしなきゃ目撃者を作ることになるし、後の復讐を恐れてのことなのかもしれないけど。犬は復讐が出来ないから、情けをかけて助けられたのだろうか。まぁそんなわけで面白かった事は事実なんですが、個人的には続編の「マンダレイ」のほうが好みでした。あちらは作りとしては二番煎じだけど、内容は経営者と労働者の関係というテーマがあったので興味深く拝見出来たのに対し、本作はただただ嫌らしいだけで、深いテーマが見えづらかった気もします。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-12 11:08:01)

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