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41.  星降る夜のリストランテ 《ネタバレ》 何ともお洒落なタイトルに惹かれて観たのですが、その期待を裏切らない素晴らしいものでした。初めはロバート・アルトマンのような群像劇を連想させ、ちょっと身構えてしまったのですが、実際はレストランに集う人々全体の一つの話だったので混乱せずに分かり易く観ることが出来ました。まずは何と言ってもレストランという所の目の付け所が良い!自分もよくファミリーレストランに行くとどうしても横や斜めにいる客が気になってしまうので、そこをネタにしたかーと唸ってしまいました。それから本当かどうか分からないけど劇中の台詞でファニー・アルダンが50歳って…本当ですか?いやはや、お美しい…と映画とは関係の無いところで驚いてしまいました。そしてラストの余韻がこれまた素晴らしい。本編でやたら必要以上にゲームボーイの画面が映し出されていたのはこういう訳ですか。「特別な一日」なんかもそうだけど、エットーレ・スコラ監督の作品には職人性を感じさせる作りがありもっと評価されても良いと思います。[地上波(字幕)] 6点(2006-01-17 10:54:28)

42.  ボディ・スナッチャー/恐怖の街 《ネタバレ》 カラー版を観ちまいました。オリジナルの方も探したのですが結局見付からなかったので…。感想としては例のサヤエンドウ及び、その中身のグジュグジュが着色化されたことにより、より気色悪さが倍増されたように思えるのですが、全体的にはやはりモノクロの方が50年代ホラーの作風にマッチしていて良かったと思います。映画自体は低予算ながらも煮詰めに煮詰められた脚本と的確な演出によりなかなか良質な作品に仕上がっていたと思います。侵略の規模が小さすぎるという突っ込みも逆にリアリティがあって良かったし、一見安易そうに見えるラストも、あの後果たして本当に異性人の侵略を食い止められたのか?という想像力を刺激されます。意外とパロディ作品「パラサイト」(ロバート・ロドリゲス監督)なんかと見比べてみると面白いかもしれません。もう一点はいつかオリジナル版を観た時の為に残しておきます。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-17 10:36:38)

43.  ケス 《ネタバレ》 相変わらずケン・ローチ先生の授業は厳しいですね。学校教師の行いは体罰以外の何者でもないし、最後には最愛の小鳥まで殺してしまう。それでもサッカーのシーンで「Manchester United 2」なんてテロップを挿入するところはユーモアがあるし、心寂しい田舎の風景も少年とケスが戯れている時だけはこの上なく美しく感じられました。そんな訳で僕は今のところ彼の作品の中では『SWEET SIXTEEN』を越えて、本作が一番好きです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-12 14:26:04)

44.  バイオハザードII アポカリプス これならまだ前作の方が良かったかもしれません。次から次へと怪物ちゃん達を登場させてくれるのは嬉しいのですが、その分ほとんどストーリー性が感じられず完全に脚本が等閑状態になっています。またアクションシーンもカット割が多すぎて何をやっているのかイマイチよく分からないし、どれも同じシーンの繰り返しに見えます。更にもう一つ欠点を挙げるとすれば、それはこの作品のオリジナリティの無さでしょうか。既存ゾンビ映画のパクリ(パロディ?)と思しき描写や展開もあれば、ネメシスなんてまんま「ターミネーター」だし、敵部隊との戦いは差し詰め「リベリオン」と言うところでしょうか。最もSF関係には詳しくないので、僕の憶測もあるでしょうが(て言うかほとんどそう)。ポール・W・S・アンダーソン、「エイリアンVSプレデター」の撮影で忙しかったのは分かるけど、もうちょっと真面目にやってくれない?ただジル役のシエンナ・ギロリーはなかなか勇ましくて良かったです。確かこの映画は予告編の作りがかなりユニークで面白かった記憶があるのですが、本編の方は完全にそれに負けていますね。え、パート3?もう良いですよ…。[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-01-11 14:41:30)

45.  キートンのハード・ラック(悪運) 《ネタバレ》 「キートンの自殺マニュアル」、台無しで自力で首を吊るところは笑った。それから有り得ない釣りのシーンも好き。最後は地球の反対側まで行って中国へと辿り着いてしまいました。これぞ正しくキートンの不死身さを証明した一本だと思います。これにて「キートンのハード・ラック」、一巻の終わり(澤登さんのパクリ)。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-09 14:36:07)

46.  ミンボーの女 《ネタバレ》 基本的にヤクザが絡んでいる映画って嫌いなんだけど、これは面白かった!ヤクザとプロフェッショナルの真剣勝負、撮影現場はさぞや凄い唾の嵐だったでしょう(笑)。マルサよりも強く、「スーパーの女」が子供騙しに思えてくる程の迫力。ただこの映画の本当の主人公は宮本信子ではなく、従業員役の大地康雄と村田雄浩でしょう。最後にヤクザに向かって反撃するところ、そして今まで逃げ隠れしていた総支配人が言い返すところはスカッ!としました。相変わらず伊丹監督はこういう凡人の知らない世界を見事に娯楽化するのが上手く、観客を引き付けるコツを心得ていたんだろうなぁ~とつくづく思います。[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-09 13:51:02)

47.  ハットしてキャット うん、確かにこれはつまらないし酷いと思います。はっきり言って子供騙しにもならないんじゃないでしょうか。ただ監督のボー・ウェルチは流石ティム・バートン作品の美術などを担当していただけあって、その強烈な色彩感覚は圧巻です。ある種観ていて目が痛くなる程の映像は、結果的には失敗に終わってもその才能は遺憾無く発揮されたと言っても良いんじゃないでしょうかね(反論は受け付けません、笑)。また終始お嬢様風な洋服姿のダコタ・ファニングも可愛く、「HANG IN THERE BABY」のシーンは『オースティン・パワーズ~』を想起させ不覚にも笑いました。マイク・マイヤーズのメイクはスティーブン・キングの『IT』に並ぶ気色悪さ、そうそうさり気なくパリス・ヒルトンも出ていましたよ。余談ですが原作のドクター・スースは世界的に有名な児童文学作家だそうなので、今度読んでみようと思います。愛を込めての5点(これは嘘)。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-04 18:02:17)

48.  マルサの女 《ネタバレ》 新年一発目に脱税映画というのも何ですが、なかなか面白かったです。「お葬式」はイマイチだったけど、これは良いですね。何と言っても国税局という悪役のイメージを逆手に取ったようなアイディアがお見事!前半で悪徳実業家・ヤクザ・銀行家などに散々丸め込まれておきながら、後半で"マルサ"となった主人公が一気にその巻き返しを図るこのカタルシス。また最後の宮本信子と山崎努の対話にも情緒がありました。ところで伊丹監督の映画って妙にエロいシーンがいっぱい出てくるのですが、どういう訳かちっともエロスを感じさせませんね。突っ込んで良いのかどうか分からないけど…。[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-01 13:34:23)

49.  刑事コロンボ/構想の死角<TVM> 原作者のリチャード・レビンソン、ウィリアム・リンクを始め、脚本のスティーブン・ボチコなど製作スタッフが全シリーズの中でも最も気に入っているエピソードがこの作品らしいですが、そういう事実を踏まえた上で観たら以前より面白かったです。実質上コロンボの第一作目でもある本作は、監督の若き日のスティーブン・スピルバーグがその才能の片鱗を見せ付けます。ヒッチコックを意識した緊迫感ある犯行シーン、丁寧な描写。そして犯人役のジャック・キャシディの如何にも楽しそうな、ある種応援さえもしたくなる軽快な悪役ぶり。新鮮さに満ちたアイディアから、まさしく傑作と呼ぶに相応しい一本だと思いますが、こういう予備知識を仕込んだ上での鑑賞はやはり正当ではないと思うので、元のままの点数で採点させて頂きます。[地上波(吹替)] 7点(2005-12-30 15:47:34)

50.  お葬式 《ネタバレ》 観る前からあまり乗り気ではなかったのですが…、何せタイトルが「お葬式」って暗すぎる!内容は杞憂していた通り如何にも日本人らしいジメジメしたブラックコメディで、最初はギャグも薄ら寒いとしか思えなかったのですが、観ていく内にだんだんそのナンセンスがこの映画の魅力だと分かってきて後半以降は逆に心地良く感じられました。特に中盤のサイレントシーンとお通夜の客を必死に帰そうとするシーンが好きです。突如挿入される山崎努と高瀬春奈の絡みは気色悪い以外の何者でもありませんでしたが…。唯一嬉しい誤算は住職役の笠智衆の登場でしょうか。御前様、柴又から出張して来たのですか?まあいつか自分も身内の葬式を出す時の為に、予備知識として観ておいて損は無い一本じゃないでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-12-29 14:33:55)

51.  舞踏会の手帖 《ネタバレ》 2005年、最後の最後に素晴らしいものを観させて頂きました。これはもう兎に角美しいとしか言いようがない…。他の作品のレビューでも「美しい」を連発しているけど、この作品に限ってはそれ以外言葉が見つからない。優雅なオープニングから舞踏会での乱舞、灰色のワルツの曲、そして極め付けは主演のマリー・ベルの容姿。てっきりもっと頻繁に舞踏会が出てくる映画かと思いきや、実際は過去に舞踏会で踊った相手の亡霊を探しに行くという(中には本当に亡霊になっている人もいたりして)なかなか倒錯したストーリーではありますが、過去に思いを馳せる登場人物たちの心情が丁寧に描かれていて良かったです。また中盤の『第三の男』を彷彿とさせるような印象的なカメラワークも、その場の不穏な空気を駆り立てていて効果的でした。ラストは一瞬何が起きたのか分からなかったけど、巨匠デュヴィヴィエの卓越した演出センスを感じさせます。9点に近い8点。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-29 14:26:15)

52.  第七のヴェール 《ネタバレ》 おいおいジェームズ・メイソン、ロリータでまだ懲りてないのかよ…と思ってしまいます。実際はあの作品から15年以上も前の作品なんですね。1945年と言えばヒッチコックが傑作「白い恐怖」を世に生み出し、ビリー・ワイルダーが「失われた週末」でアカデミー賞を受賞した年ですが、いずれの作品も登場人物の心理描写を売りにしているのに対して、この「第七のヴェール」はそれらの作品と比べるとややインパクトが弱いように思えます。冒頭のスリリングな導入シーンは勢いがあって良かったのですが、その後のドラマ部分はやけに単調さが目立つし、ラストのオチに至っては肩透かしな感が否めません。とは言え主演のアン・トッドの異様な美しさ、そして現実から記憶の世界へとオーバーラップしていくところの手法の巧みさなど、ミステリアスで見事な雰囲気を創り上げています。そもそも巨匠たちの作品と比較すること自体が酷な訳で(お前が言うなよ!)、普通の映画として観ればなかなかだと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-26 19:13:44)

53.  ニュールンベルグ裁判 《ネタバレ》 これは何もかもが素晴らしいと言わざるを得ません。三時間という長さをものともさせない息詰まる展開。緊迫感溢れる一方で、主演のスペンサー・トレイシーの人柄の良さも感じさせる。バート・ランカスターの威厳に満ちた演技、リチャード・ウィドマークとマクシミリアン・シェルの対決、そして華のあるマレーネ・ディートリッヒ。その他証人役として登場するジュディ・ガーランドやモンゴメリー・クリフトも、出演シーンが僅かながら流石名優というだけあって強烈な存在感を放っています。また撮影のアーネスト・ラズロの緩急を巧みに利用したカメラワークが素晴らしく、特に法廷シーンでの迫力は相当なものです。映画は最後にナチスの悪行から話を乗り越え、世界の"正義と悪"の本質に迫る。非常に意義深い作品です。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-26 19:03:56)(良:1票)

54.  エルフ ~サンタの国からやってきた~ 《ネタバレ》 「オイオイ、二年も待たせておいて漸くお目見えかよ」…と言っても僕もそれほど心待ちにしていた訳ではないのですが、これぐらいのレベルの作品だったら日本で公開してもそこそこ収益を上げられたのでは?と思います。他にももっと公開しなくてもいいようなどうでも良い作品が沢山公開されているというのに、『ショーン・オブ・ザ・デッド』と言い、日本の配給会社って本当に信じられない!と、配給会社への恨みはこの辺にしておいて映画のレビューをすると、まずオープニングの「NEW LINE CINEMA」のロゴマークから愛らしかったです。絵本と人形アニメをモチーフにしたタイトルバック、ストップモーションの技術は未熟も良いところだけどその代わり"愛"が篭っています。ウィル・フェレルのニューヨークでの奇行も笑えたし、最後のサンタクロースの「Merry Christmas!!」も心に残りました。ただスパゲッティのシーンは確かにゲーですけどね。比較的コンパクトにまとまっていて良かったし、面白かったです。メリー・クリスマス![CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-24 11:37:02)

55.  美女と野獣(1946) ジャン・コクトーの映画を初めて観ました。いや~、実に美しい。映像の質が良いとかそういうんじゃなくて、照明やカメラワーク、俳優の演技に言い回しと何もかもが気品に満ちています。醜いはずの野獣でさえもエレガント。「美女と野獣」と言うと今までディズニーのアニメしか観たことがなかったので、こういう描き方もあるのかと新鮮な衝撃を受けました(と言うかこっちの方が正当?)。マイナス一点は夢のような世界に本当に寝入りそうになってしまったので…、しかしあの腕はインパクト絶大です。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-21 22:42:57)

56.  クイーン・コング 《ネタバレ》 「ヤリはやりすぎよ!」から嫌な予感はしていたのですが…。しかしまあ、ジャクソン版『キング・コング』公開日にこれを放送するとはテレ東も良い度胸してるぜ(笑)。そしてその出来は雲泥の差(当然だけど)。もう最初から真面目にやる気ゼロなんですね。だからと言って開き直れば面白いかと言うとそうでもなく、どこをどう楽しめば良いのやらサッパリ。これならまだ『ジュラシック・ボーイ』の方がマシです。主人公とコングが結ばれるハッピーエンド版(偽)『キング・コング』を観たい方はどうぞ。個人的にはこんな映画を作る金がどこから湧き出てくるのかマジで不思議なんですけど…。[地上波(吹替)] 2点(2005-12-19 15:06:37)(笑:1票)

57.  キング・コング(2005) 《ネタバレ》 言いたいことは沢山あるが、まずは一言。ブラボー!ジャクソン監督、よくやった。いろいろ異論はあるだろうけど、とりあえず名作映画のリメイクでここまでやれれば十分なんじゃないですかね。自分としてはもうコングとティラノの戦闘シーンで早くも「これは8点付けちゃる!」と決意してしまいましたが(笑)。何だか微妙にCGと役者が噛み合っていないように見える(気のせい気のせい!)カーチェイスならぬ"恐竜チェイス"も迫力があったし、伝説の"クモガニ"らしき物体も観られたので個人的には満足です。映画バカのカール・デナム役のジャック・ブラックが、途中で一瞬改心するのかと思いきや最後までバカを突き通してくれたのもGOOD。そして今回何より驚いたのがコングの表情豊かな感情表現。アンを苛めて悦に入るコング、黄昏に思いを馳せるコング。アンディ・サーキス、ゴラムから更に精進しています。ウィリス・H・オブライエンのコングがスクリーンに姿を現してから約70年、特撮技術が極限にまで進化した今、もはや映画に不可能なことは無いんだということを実感しました。最後にこれはエンドロールが始まっても最後の最後まで見なければなりません、理由はとにかく観れば分かります。[映画館(字幕)] 8点(2005-12-19 13:59:18)(良:1票)

58.  男はつらいよ 寅次郎相合い傘 《ネタバレ》 この作品だけBS2の放送で見逃してしまったので、DVDを借りてきての鑑賞です。まずオープニングから面白い、始まっていきなり「THE END」って(爆笑)。しかも観ている映画が『シンドバッド黄金の航海』というのがこれまた何とも…寅さんも通ですなぁ。今回のテーマは差し詰め「人は見かけによらず苦労している」というところでしょうか。冒頭のエリザベス女王のエピソードが早くも伏線になっていて、毎度ながら「男はつらいよ」に於ける山田洋次監督の演出力はこういうさり気ないところが上手いなあと感じさせられます。物語は前半は珍道中、後半はメロドラマ。そして何と言っても名シーンはリリーが寅さんを説教するところ!あそこは観ている誰もがスカッとしたことでしょう。相手が友達だからと言って、今回はいつものように寅さんの失恋姿を見ずに済むと油断していると思わぬ竹箆返しを食らう。これはもう「男はつらいよ」という枠組みを越えて、一つのラブストーリーとして高い完成度を誇っている作品だと思います。【余談】ところで今回DVDの特典で初めて「男はつらいよ」の予告編を観たのですが、こちらもよく出来ていますね。本編で使われなかったシーンが挿入されていたりと他のも観てみたくなりました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-15 22:21:04)

59.  SAYURI 《ネタバレ》 これは何とも不思議な作品でした。登場人物たちの会話が日本人同士が喋っている時でも英語、しかも中途半端に日本語まで話すし…。そりゃあハリウッドが作っている映画なのだから当然だけど、個人的にこういう日本物は珍しかったので最初は違和感を覚えました。物語は芸者版「イヴの総て」とでも言うべく、一人の少女が芸者へと成長していく姿を鋭い視点で描いていきます。一人前の芸者になるためには肉体的にも精神的にも苦労を重ねなければならない、芸者は娼婦ではない。と言ったことから製作者の芸者に対する敬意も感じられるのですが、その一方「ラスト・サムライ」等にあったエンターテイメント性が希薄に思え、果たしてこれは本当にアメリカで稼げるのかな?と余計な心配をしてしまいます。事実もっと華やかなものを期待していたら、実際はかなりドロドロした業界裏を見せられたのでちょっと閉口してしまった嫌いがあります。(アジアの中で)出演陣は極めて豪華で、特に桃井かおり演じる置屋のおかあさんが最高でした、ハマリ役です。ミシェル・ヨーは妖艶、コン・リーはよく最後まであの憎まれ役をやり通したなと思います。それから何と言ったってチャン・ツィイーが凄い!拙い日本語はあるものの完璧に日本人に成り切っていましたね。最初は日本人の役を中国人が演じるのに抵抗があったけど、今では彼女以外考えられません。[映画館(字幕)] 6点(2005-12-15 13:05:29)(良:1票)

60.  恋は青空の下 《ネタバレ》 これは隠れた競馬映画の傑作です。監督のフランク・キャプラもこれまで一貫して描いてきた「人生賛美」「絶対正義」等のテーマが希薄なので、肩も凝らずに楽しめます(別にそういうテーマが嫌いな訳じゃないけど…)。最も過去に自作した作品のセルフリメイクらしいのですが。物語はビング・クロスビー演じる馬主とそれを支える令嬢のコリーン・グレイ、黒人の調教師ホワイティと愛馬のビル、そして一羽の鶏が織り成す愉快な喜劇です。ジャンルはスポーツ・コメディですが、コメディ部分は主人公のダンとその友人の教授とレストランで無銭飲食を試みるシーンは爆笑しました。また、資金を調達するために偽のレース情報を流したところ、逆に群集心理で自分で罠に掛かってしまうなどまるでマルクス兄弟のようなコメディが面白いです。主役三人のミュージカルシーンも爽快で、クライマックスの競争シーンも迫力がありました。ギャンブルだけれど思わず競馬に夢を抱いてしまう一本です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-12 19:40:34)

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